JP2005052266A - 水中玩具及びそれを備える観賞用水槽 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本水中玩具1Bは、中空部12及び仕切り部(材質は、例えば、プラスチック、ゴム等)14を有する基体(材質は、例えば、プラスチック、ゴム等)11と、この仕切り部14に仕切られた中空部を移動可能に配設された錘(材質は、例えば、金属、セラミックス等)13と、を備えている。本観賞用水槽は、液体(例えば、水、水/アルコール混合水溶液等)が貯留された水槽と、水槽内に水流を発生させる水流発生装置と、上記水中玩具とを備えている。
【選択図】 図2
Description
一方、より活発な動きをするものとして、気泡を利用して水槽内を浮沈させることができる水中玩具が知られている(特許文献1及び2参照。)。
しかしながら、特許文献1及び2の各玩具の水槽内の動作においても、まだ十分とはいえず、更に変化に富んだ動きをする水中玩具が求められていた。
(1)中空部を有する基体と、該中空部を移動可能に配設された錘と、を備えることを特徴とする水中玩具。
(2)上記中空部の形状が長穴状である上記(1)に記載の水中玩具。
(3)上記基体の形状が長尺状である上記(1)又は(2)に記載の水中玩具。
(4)上記基体の形状が長尺状であり、上記中空部の形状が長穴状であり、且つ該基体の長手方向と、該中空部の長手方向とが同方向となっている上記(1)に記載の水中玩具。
(5)上記基体の形状が人形形状である上記(1)乃至(4)のうちのいずれかに記載の水中玩具。
(6)上記錘の形状が球状である上記(1)乃至(5)のうちのいずれかに記載の水中玩具。
(7)上記錘の外径(L1)と、上記中空部の一端から他端までの長さ(L2)との比(L2/L1)が20以下である上記(1)乃至(6)のうちのいずれかに記載の水中玩具。
(8)上記錘の移動により水中での向きが反転する上記(1)乃至(7)のうちのいずれかに記載の水中玩具。
(9)液体が貯留された水槽と、該水槽内に水流を発生させる水流発生装置と、上記(1)乃至(8)のうちのいずれかに記載の水中玩具と、を備え、上記水槽内を上記水中玩具が上記水流により遊泳し、且つ該水中玩具の基体の中空部に移動可能に配設された錘の移動により、水中での該水中玩具の向きが変化しながら遊泳することを特徴とする観賞用水槽。
(10)上記水槽の形状が柱状である上記(9)に記載の観賞用水槽。
(11)上記水流発生装置は、気泡を発生することにより水流を発生させるものである上記(9)又は(10)に記載の観賞用水槽。
(12)上記気泡を上記水槽の水面側の一端、又は底面側の一端から発生させ、上記水流を発生させる上記(11)に記載の観賞用水槽。
(13)上記水中玩具は、上記水流により、〔1〕上記錘が上記中空部の一端側に位置する状態で、上記水槽の底面側から水面側へ移動する工程と、〔2〕上記水面側において、上記錘が上記中空部の一端側から他端側へ移動し、上記水中玩具の向きが反転する工程と、〔3〕上記錘が上記中空部の他端側に位置する状態で、上記水面側から底面側へ移動する工程と、〔4〕上記底面側において、上記錘が上記中空部の他端側から一端側へ移動し、上記水中玩具の向きが反転する工程と、を繰り返しながら遊泳する上記(12)に記載の観賞用水槽。
また、上記中空部の形状が長穴状である場合には、錘の移動可能な距離が長くなり、水中での水中玩具の向きの変化等の動きが大きくなる。
更に、上記基体の形状が長尺状である場合には、錘の移動により生じる、水中での水中玩具の向きの変化等の動きが大きくなる。
また、上記中空部の形状が長穴状であり、上記基体の形状が長尺状であり、且つ中空部の長手方向と、基体の長手方向とが同方向となっている場合には、錘の移動により生じる、水中での水中玩具の向きの変化等の動きが大きくなる。
更に、上記錘の形状が球状である場合には、中空部での移動が円滑となり、錘の移動により生じる、水中での水中玩具の向きの変化等の動きが大きくなる。
また、上記錘の外径(L1)と、上記中空部の一端から他端までの長さ(L2)との比(L2/L1)が20以下である場合には、錘の移動距離が十分にあり、水中において水中玩具がより変化に富む動きをする。
更に、気泡等により発生された水流による水圧により、中空部の錘が移動し、基体のバランスが変動して、水中での向きが反転するため、従来にない面白みがあり、興味深い水中玩具となる。
本発明の観賞用水槽は、本発明の変化に富んだ動きをする水中玩具を備えているため、面白みがある。
また、上記水槽の形状が柱状である場合には、水中玩具を良好に遊泳させることができる。
更に、上記水流発生装置は、気泡を発生することにより水流を発生させるものである場合には、容易に安定した水流を得ることができる。
また、上記気泡を上記水槽の水面側の一端、又は底面側の一端から発生させ、上記水流を発生させる場合には、水中玩具を遊泳させるのに適した水流が得られ、且つ気泡の存在により美観により優れる観賞用水槽となる。
更に、上記水流により、上記水中玩具の向きを反転させながら遊泳させることができるため、従来にない非常に面白みのある観賞用水槽となる。
本発明の水中玩具の一例を図1及び図2に示す。尚、本発明は、この図面に記載された具体的に示すものに限られず、目的、用途に応じて種々変更したものとすることができる。
本発明の水中玩具1Bは、例えば、図2に示すように、中空部12及び仕切り部14を有する基体11と、この仕切り部14に仕切られた中空部を移動可能に配設された錘13と、を備えている。
これらの各水中玩具は、錘13が基体11における中空部12を移動することによりバランスが変動し、水中での向きが変化する。更には、錘13が中空部12の一端側から他端側に、又は他端側から一端側に移動することで、水中での向きが反転する。
また、基体の形状は特に限定されないが、長尺状であることが好ましい。形状が長尺状である場合、錘の移動により生じる、水中での水中玩具の向きの変化等の動きが大きくなる。
具体的な形状としては、例えば、人やキャラクター等を模した人形形状、動物を模した形状、植物を模した形状、乗り物を模した形状などが挙げられる。これらのうち、人形形状であることが好ましい。特に、長尺状の人形形状であることが好ましい。
また、この基体は、水中で遊泳させた際に、動きを大きくしたり、容易に浮き上がるようにしたりするため等に、基体が気泡などの水流等による水圧を受ける部位、特に上下方向に水圧を受ける部位の面積や角度が調整されたもの、或いは、水圧を受ける部分が配設されたものとすることができる。具体的には、例えば、基体が人形形状の場合には、横方向への手、腕、脚等の広がりや大きさを調整して水圧を受けやすくしたり、帽子やスカート等を装着させることで水圧を受ける面積を増大させたものとすることができる。
また、この基体の一部、例えば、人形形状であれば、頭部、腕部、脚部等が可動するようになっていてもよい。
この中空部が形成される位置は特に限定されないが、前記基体の重心を通るように形成されていることが好ましい。特に、水中玩具を水中に入れた際の基体の上下方向と、中空部の長手方向とが、同方向となっていることが好ましい。
更に、前記基体が長尺形状であり、この中空部が長穴状である場合、基体及び中空部における各々の長手方向が同方向となっていることが好ましい。この場合、錘の移動により生じる、水中での水中玩具の向きの変化等の動きが大きくなる。
仕切り部の材質は特に限定されず、例えば、塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂、ABS樹脂及びアクリル樹脂等のプラスチック、SBR、ウレタンゴム、クロロプレンゴム、イソプレンゴム及び天然ゴム等のゴム、真鍮、アルミニウム等の金属、アルミナ、シリカ等のセラミックスなどが挙げられる。また、この仕切り部の材質と、基体の材質とは、同一であっても、異なっていてもよい。
また、仕切り部の形状は、中空部において錘を円滑に移動させることができるものであれば特に限定されない。例えば、板状、円筒状、角筒状等の形状が挙げられる。尚、この形状が円筒状又は角筒状の場合、両端が開放又は閉鎖しているものであってもよいし、一端が開放しており、他端が閉鎖しているものであってもよい。
更に、仕切り部の錘側の表面(例えば、仕切り部が円筒、角筒状の形状であればその内面)には、錘が仕切り部により仕切られた中空部を円滑に移動できるようにするため、コーティング処理等の表面処理が施されていてもよい。
更に、錘の形状は、前記基体における中空部を移動可能であれば特に限定されず、例えば、球状、楕円球状、円柱状、角柱状、立方体状及び直方体状等の形状が挙げられる。これらのうち、球状であることが好ましい。この場合、中空部での移動が円滑となり、錘の移動により生じる、水中での水中玩具の向きの変化等の動きが大きくなる。
また、この錘の重さは特に限定されず、所望の比重の水中玩具を得るために適宜調整することができる。
更に、前記中空部の一端から他端までの長さ(L2)と、前記基体の一端から他端までの長さとの比(L3/L2)が10以下であることが好ましく、より好ましくは1.1〜10、更に好ましくは1.1〜7、特に好ましくは1.1〜5である。この比が1.1〜10である場合、錘の移動により、水中玩具のバランスを十分に変動させることができ、水中での水中玩具の向きの変化等の動きが大きくなる。
尚、錘が錘収納部材を介して配設されている場合、錘収納部材の一端から他端までの長さ(錘が移動可能な長さ)が上記L2となる。
本発明の観賞用水槽の一例を図3に示す。尚、本発明は、この図面に記載された具体的に示すものに限られず、目的、用途に応じて種々変更したものとすることができる。
そして、この観賞用水槽においては、水中玩具が上記水流により遊泳し、且つ、水中玩具の基体の中空部に移動可能に配設された錘の移動により、水中での水中玩具の向きが変化しながら遊泳する。更に、水中玩具における錘が中空部の一端側から他端側に、又は他端側から一端側に移動することで、水中での向きが反転しながら遊泳する。
また、水槽の形状は特に限定されず、例えば、柱状、箱状、角又は円錐台状、異形状等が挙げられる。これらのうち、柱状であることが好ましい。この場合、本発明の水中玩具を良好に遊泳させることができる。
更に、水槽の大きさは特に限定されないが、水槽が柱状形状には、水槽の高さ(h)と、水槽の幅(w)との比(h/w)が、通常2以上であり、好ましくは2〜20、より好ましくは3〜20、更に好ましくは3〜15、特に好ましくは3〜10である。
一方、水槽が箱状形状[水槽の高さ(h)と、水槽の幅(w)との比(h/w)が通常2未満]である場合には、水槽内に本発明の水中玩具を良好に遊泳させることができるだけの高さ(h)があれば問題ないが、水中玩具の全長(L3)の3倍以上、特に5倍以上の高さがあることが好ましい。
また、水槽の横断面形状は特に限定されず、例えば、円形状や楕円形状等の略円形状、四角形、五角形及び六角形等の多角形状などが挙げられる。これらのうち、光の拡散(プリズム効果)によりディスプレイ効果をより高め得るといった観点から、四角形、五角形及び六角形等の多角形状であることが好ましい。
更に、この水槽は、透明であれば着色されたものであってもよい。また、着色フィルム等が表面(例えば、外表面、内表面、底面等)の一部又は全体に貼着されたものであってもよい。これにより、水槽の内部を、後述する照明手段によって、色調の濃淡変化を伴って照明でき、ディスプレイ効果を高めることができる。
また、この液体には、殺菌剤、減菌剤及び防腐剤等の水質を保つ助剤が配合されていてもよい。
尚、水流を発生させることができれば、上記気泡は常時発生していてもよいし、間欠的に発生していてもよい。更には、ランダムに発生していてもよい。また、上記ファン等の回転も常時回転していてもよいし、間欠的に回転していてもよい。更には、ランダムに回転していてもよい。
尚、この場合、水流の発生を阻害しない限り、水流を発生させるために気泡を発生させている一端の反対側等で気泡を発生させてもよい。この場合、観賞用水槽の美観をより向上させることができる。
上記気泡発生機構は、以下に述べるノズル部材及び気体溜め手段を備えている。
上記ノズル部材は、水槽の底壁部に設けられ且つ気体(例えば、空気等)を吹出し得る限り、その吹出形態、配設形態、個数等は特に限定されない。このノズル部材は、通常、送気チューブを介してポンプに連絡されている。また、このノズル部材の外観形状としては、例えば、ブロック状、棒状、リング状、異形状等のものを挙げることができる。また、このノズル部材は、例えば、水槽の底壁部及び側壁部の所定位置に取着されていたり、水槽の底壁部に載置されていたりできる。外観の見栄えを高めるといった観点から、このノズル部材が、水槽の底部に形成された貫通孔に嵌合され、このノズル部材に連なる上記送気チューブが底壁部の下側に延びていることが好ましい。更に、このノズル部材は、例えば、後述する傾斜上面部の低位側と対向する位置に配設されていることができる。
この傾斜上面部の形状、大きさ、傾斜角等は特に限定されない。また、この傾斜上面部の平面投影形状は、例えば、上記水槽の底壁部の平面形状と略同じであることができる。特に、この傾斜上面部は、その傾斜方向の長さが傾斜方向と直交する方向の長さより長い値に設定された平板状に形成されていることが好ましい。これは、水槽内の液体に流動変化(循環流)を与えるためである。この流動変化は、例えば、水槽の一方の側面側において水槽の底面側から水面側へ、且つ他方の側面側において水槽の水面側から底面側へ、回流するような流れであることができる(図3参照)。尚、上記傾斜上面部は、例えば、多数の段差部を有して階段状に形成されていることができる。また、この傾斜上面部は、例えば、透明であることができる。
また、上記通気孔の形状、大きさ、配設形態等は特に限定されない。この通気孔は、例えば、この傾斜上面部の少なくとも高位側に形成されていることができる。特に、多数の通気孔が所定の間隔でもって形成されていることが好ましい。また、この通気孔は、例えば、傾斜上面部の低位側にも形成されていることができる。特に、多数の通気孔が所定の間隔でもって形成されていることが好ましい。尚、上記傾斜上面部の高位側の頂上付近には1又は2以上の空気抜き用の孔が形成されていることが好ましい。これにより、傾斜上面部の高位側の頂上付近に溜まる空気を抜くことができ、この傾斜上面部に対する苔、藻等の不純物の付着を抑制することができる。
尚、上記高位側及び低位側とは、傾斜上面部を傾斜方向に沿って略2等分してなる高位領域及び低位領域を意味するものとする。
この気体溜め部材は、例えば、その側面部の下端側が傾斜状に形成されていることができる。これにより、気泡溜め部材の側面部の下端側を水槽の底壁部に載置すると、その傾斜上面部を所定の角度で容易に傾斜させることができる。また、この気体溜め部材は、例えば、その側面部の下端側に下方に向って突出する突出部が設けられていることができる。これにより、この気泡溜め部材の側面部の突起部を水槽の底壁部に載置すると、その傾斜上面部を所定の角度で容易に傾斜させることができ、しかも、気泡溜め部材の下端側と水槽の底壁部との間に適当な微小隙間が形成されるので、この微小隙間から液体を気泡溜め部材内に容易に流入させることができ、より適当な大きさの気泡をより適当なタイミングで間欠放出させることができる。更に、この気体溜め部材は、例えば、透明材料よりなることができる。
また、水槽の水面側及び/又は底面側に照明手段等を備えるものであってもよい。この場合、より美観に優れる観賞用水槽となる。更には、水槽が柱状等の長尺形状である場合には、色調の濃淡変化を伴って水槽の内部をライトアップでき、より美観に優れる観賞用水槽となる。
(1)水中玩具の構成
実施例1
本実施例1の水中玩具1Bを説明する縦断面の模式図を図2に示す。本実施例1の水中玩具1Bは、図2に示すように、中空部12及び仕切り部14を有する基体11と、この仕切り部14に仕切られた中空部を移動可能に配設された錘13と、を備えている。
実施例2
本実施例2の観賞用水槽を説明する縦断面の模式図を図3に示す。本実施例2の観賞用水槽2は、透明な水槽21と、この水槽21の下側に設けられる支持台22(「下側収納部」として例示する。)と、水槽21の上側に設けられる上側収納部23と、水槽21内の底部に設けられる気体発生機構3(水流発生装置)と、前記実施例1の水中玩具1Bと、を備えている。
上記支持台22は、略矩形箱状に形成され、その内壁には、水槽21の下面を支持する支持部5が設けられている。また、この支持台22の内壁には、紫外線を照射可能な蛍光管6aと照明用の蛍光管6bとが、互いの軸心を交差させて配設されている。
上記上側収納部23は、水槽21の側壁部21aの上端部に載置され且つその上部開口を塞ぐ蓋部材71を有している。この蓋部材71の上面には、支持壁72を介してポンプ73が載置支持されている。このポンプ73に連なる電源コード76(図4参照)及び送気チューブ74が上記保護チューブ4を通って支持台22の内部まで延びている(図3参照)。また、上記蓋部材71には、略六角筒状のカバー部材75が設けられ、ポンプ73等が目隠しされている。
次に、以上のように構成された観賞用水槽2の作用について説明する。尚、水槽21内には所定量の水(40リットル)が貯留されている。
先ず、ポンプ73及び蛍光管6a、6bの電源をON状態とすると、送気チューブ74を介してポンプ73からノズル部材77に空気が供給されると共に、一方の蛍光管6aから紫外線が水槽21内に照射され、更に他方の蛍光管6bによって水槽21が下方から照明される。そして、図5及び6に示すように、ノズル部材77から吹出される気泡のうち僅かな気泡が、このノズル部材77の上方に配設された通気孔32を通って小径気泡として水槽21内に放出され浮上していく。また、ノズル部材77から吹出される大部分の気泡が、傾斜上面部78aの下面に沿って高位側へ移動していく。その移動の途中で、細かな気泡同士が合流して徐々に大きな気泡となり、その大きな気泡が傾斜上面部78aの頂上部付近に溜められることとなる。その後、頂上部で所定量の気泡が溜められると、その浮力によって、通気孔31を通って大径気泡として水槽21内に放出され浮上していく。そして、この大径気泡の間欠的な放出によって、水槽21内に水流(回流)が発生されると共に、水中玩具1Bがその流れにのって遊泳することとなる(図3参照)。
以上のように、本実施例2では、水槽21の底部にノズル部材77を設けると共に、このノズル部材77を覆うように気体溜め部材78を設け、この気体溜め部材78を構成する透明な傾斜上面部78aの低位領域(L)にノズル部材77を対向させると共に、その高位領域(H)に大径気泡放出用の通気孔31を形成したので、ノズル部材77から吹出される気泡を傾斜上面部78aの下面に沿って高位側へ移動させて溜め、その後、大きな気泡として水槽21内に一気に放出させることができる。従って、傾斜上面部78aに沿った気泡の移動、及び大きな気泡の間欠的な放出を演出することができ、美観をより向上させることができる。また、傾斜上面部78aに沿った気泡の移動によって、藻、苔等の不純物の気体溜め部材78への付着を抑制できる。更に、大きな気泡の発生によって水槽21内に貯留される水に流動変化(循環流)が与えられるので、この観賞用水槽21に入れられた本実施例1の水中玩具1Bを十分に遊泳させることができる。
また、本実施例2では、傾斜上面部78aの低位領域(L)に小径気泡放出用の通気孔32が形成されているので、ノズル部材77から吹出される気泡を、この通気孔32を介して小径気泡として水槽21内に常時放出させることができ、美観をより向上させることができる。
更に、本実施例2では、水槽21の底壁部21bの下面に着色フィルムを貼着し、支持台22に収納された蛍光灯6bで水槽21を下方から照明するようにしたので、水槽21内を色調の濃淡変化を伴って照明でき、美観をより向上させることができる。更には、支持台22に収納された蛍光灯6aで水槽21内に紫外線を照射するようにしたので、水槽21内で発生する苔、藻等の不純物を殺菌してその発生を抑制することができる。
また、本実施例2では、水槽21の上端側にポンプ73を載置支持し、水槽21の水面の上端位置より上方にポンプ73を位置させるようにしたので、ポンプ73に対する水の逆流を防止することができる。
更に、本実施例2では、水槽21の側壁部21aの交差角部211に沿って保護チューブ4を設け、この保護チューブ4の内部に、ポンプ73に連なる送気チューブ74及び電源コード76を通すようにしたので、観賞用水槽2の外観の見栄えをよくすることができる。
Claims (13)
- 中空部を有する基体と、該中空部を移動可能に配設された錘と、を備えることを特徴とする水中玩具。
- 上記中空部の形状が長穴状である請求項1に記載の水中玩具。
- 上記基体の形状が長尺状である請求項1又は2に記載の水中玩具。
- 上記基体の形状が長尺状であり、上記中空部の形状が長穴状であり、且つ該基体の長手方向と、該中空部の長手方向とが同方向となっている請求項1に記載の水中玩具。
- 上記基体の形状が人形形状である請求項1乃至4のうちのいずれか1項に記載の水中玩具。
- 上記錘の形状が球状である請求項1乃至5のうちのいずれか1項に記載の水中玩具。
- 上記錘の外径(L1)と、上記中空部の一端から他端までの長さ(L2)との比(L2/L1)が20以下である請求項1乃至6のうちのいずれか1項に記載の水中玩具。
- 上記錘の移動により水中での向きが反転する請求項1乃至7のうちのいずれか1項に記載の水中玩具。
- 液体が貯留された水槽と、該水槽内に水流を発生させる水流発生装置と、請求項1乃至8のうちのいずれかに記載の水中玩具と、を備え、
上記水槽内を上記水中玩具が上記水流により遊泳し、且つ該水中玩具の基体の中空部に移動可能に配設された錘の移動により、水中での該水中玩具の向きが変化しながら遊泳することを特徴とする観賞用水槽。 - 上記水槽の形状が柱状である請求項9に記載の観賞用水槽。
- 上記水流発生装置は、気泡を発生することにより水流を発生させるものである請求項9又は10に記載の観賞用水槽。
- 上記気泡を上記水槽の水面側の一端、又は底面側の一端から発生させ、上記水流を発生させる請求項11に記載の観賞用水槽。
- 上記水中玩具は、上記水流により、(1)上記錘が上記中空部の一端側に位置する状態で、上記水槽の底面側から水面側へ移動する工程と、(2)上記水面側において、上記錘が上記中空部の一端側から他端側へ移動し、上記水中玩具の向きが反転する工程と、(3)上記錘が上記中空部の他端側に位置する状態で、上記水面側から底面側へ移動する工程と、(4)上記底面側において、上記錘が上記中空部の他端側から一端側へ移動し、上記水中玩具の向きが反転する工程と、を繰り返しながら遊泳する請求項12に記載の観賞用水槽。
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