JP2005051883A - スイッチング定電流電源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】負荷(例えば、LEDを含む表示装置等)に流れる電流が断続を繰返す場合でも当該負荷電流を安定化することのできるスイッチング定電流電源装置を提供する。
【解決手段】制御回路4と電力変換回路3の間に接続したスイッチ回路7は、負荷電流ILが流れる電流流通期間には駆動信号SDを通過させて、負荷電流ILが流れない電流遮断期間には駆動信号SDの通過を遮断する。このスイッチ回路7の動作により電流遮断期間にはスイッチングトランジスタQ1はフルオフ状態となり、電力変換回路3の動作は停止する。その結果、電流遮断期間に平滑コンデンサC1の端子間電圧は上昇せず、次の電流流通期間に移行した時に大きな電流が流れるのが防止される。
【選択図】 図1
【解決手段】制御回路4と電力変換回路3の間に接続したスイッチ回路7は、負荷電流ILが流れる電流流通期間には駆動信号SDを通過させて、負荷電流ILが流れない電流遮断期間には駆動信号SDの通過を遮断する。このスイッチ回路7の動作により電流遮断期間にはスイッチングトランジスタQ1はフルオフ状態となり、電力変換回路3の動作は停止する。その結果、電流遮断期間に平滑コンデンサC1の端子間電圧は上昇せず、次の電流流通期間に移行した時に大きな電流が流れるのが防止される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、断続が繰り返される負荷に安定した電流を供給するためのスイッチング式定電流電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にスイッチング方式の電源装置は負荷に安定した電圧を供給する定電圧源として使用されることが多い。しかしスイッチング方式の電源装置は、図3に示すように接続構成し、帰還信号を出力電流に応じたものにすることで、負荷にほぼ一定の電流を供給する定電流源として使用することも可能である。
図3において、1は外部のバッテリー等から電力の供給を受けるための入力端子であり、2a、2bは、その間に接続された負荷6に所定の電流を安定供給するための出力端子である。入力端子1と一方の出力端子2aとの間にはチョークコイルL1、スイッチングトランジスタQ1、整流ダイオードD1および平滑コンデンサC1が昇圧チョッパコンバータを形成するように接続構成された電力変換回路3が接続されている。
【0003】
他方の出力端子2bと回路の基準電位点としてのグランドとの間には、負荷6に流れる電流IL(以下、負荷電流という)を検出し、当該負荷電流ILに応じた帰還信号SFを発生するための電流検出回路5が接続されている。
電流検出回路5の帰還信号SFを出力する端子には、当該帰還信号SFの信号レベルに応じて電力変換回路3を駆動するための制御回路4の帰還信号入力端子(FB)が接続され、制御回路4の駆動信号出力端子(OUT)は電力変換回路3内に設けられたスイッチングトランジスタQ1のベースに接続されている。
【0004】
これら電力変換回路3、制御回路4および検出回路5により、スイッチング定電流電源装置が構成されている。なお、入力端子1とグランドとの間に接続されたコンデンサC0は入力フィルタ用コンデンサである。
なお、制御回路4には、ごく一般的な他励PWM制御方式の制御用ICが適用されているものとし、制御回路4の内部に構成されている制御ロジックの表示およびその説明は省略する。
【0005】
図3のスイッチング定電流電源装置の動作を簡単に説明すると、電力変換回路3内に設けられたスイッチングトランジスタQ1は制御回路4から供給される駆動信号SDに従ってオン、オフ動作を行う。(オン、オフ動作の周波数は数百kHz程度)このスイッチングトランジスタQ1のオン、オフ動作に伴ってチョークコイルL1から整流ダイオードD1を介して平滑コンデンサC1に電流が流入する。これにより平滑コンデンサC1は入力端子1に供給される入力電圧よりも高い電圧に充電され、このコンデンサC1の端子間電圧に応じた負荷電流ILが負荷6および電流検出回路5に流れる。そして、電流検出回路5において負荷電流ILに応じた帰還信号SFが生成され、この帰還信号SFは制御回路4の帰還信号入力端子(FB)にフィードバックされる。
【0006】
電流検出回路5から制御回路4に提供される帰還信号SFは通常のスイッチング電源装置のような出力電圧に応じた値ではなく、出力電流(=負荷電流IL)に応じた値となっている。このため制御回路4は、その内部に形成された制御ロジックに従って帰還信号SF(あるいは負荷電流IL)に応じたオンデューティのパルス状の信号を生成し、それを駆動信号出力端子(OUT)からスイッチングトランジスタQ1に供給する。するとスイッチングトランジスタQ1は負荷電流ILに応じたオンデューティにてオン、オフ動作を行い、例えば、負荷電流ILが安定化目標値よりも低い場合、平滑コンデンサC1の端子間電圧を上昇させて負荷電流ILが増加するように誘導する。このような動作が行われることにより、図3の電源装置では負荷電流ILが安定化される。
【0007】
ところで、近年の電子機器には大小様々な表示装置や照明装置が取り付けられており、その表示装置や照明装置の光源として発光ダイオード(以下、LEDという)が使用されるケースが増えている。LEDを光源として利用する場合、その発光量や輝度等を一定にするために、LEDへの供給電流を安定化することが要求される。そこで近年の電子機器の中には、表示装置や照明装置に付随して図3に示すような構成を持つスイッチング定電流電源装置を設け、当該電源装置からLEDに安定化した電流を供給するように構成するものが存在した。(特許文献1乃至特許文献3参照)
【0008】
【特許文献1】
特開平11−068161号公報
【特許文献2】
特開2001−215913号公報
【特許文献3】
特開2002−203988号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
近年のLEDを光源として使用する表示装置や照明装置の中には、人間の目では認識できない速度(具体的には数百Hz)でLEDの点灯と消灯を繰り返し、調光を行うようにしたものが存在する。このような表示装置や照明装置では、LEDに電流が流れている期間(以下、電流流通期間と言う)と流れていない期間(以下、電流遮断期間と言う)が当然に生じる。すると、LEDへ電流を供給するための電源が図3に示すようなスイッチング定電流電源装置である場合、負荷の断続によって生じる電流遮断期間には、電流検出回路5から制御回路4に供給される帰還信号SFがほぼゼロレベルとなってしまう。
【0010】
このような帰還信号SFが供給された制御回路4は、電流遮断期間にはスイッチングトランジスタQ1のオン、オフ動作のオンデューティを最大に設定しようとし、その次に現れる電流流通期間には負荷6を通過する電流(=負荷電流IL)の大きさに応じたオンデューティに設定しようとする。ここで電流遮断期間中にオンデューティが最大になると、平滑コンデンサC1の端子間電圧が急激かつ必要以上に上昇し、次の電流流通期間には比較的長い間、安定化目標値以上の負荷電流が流れるという電流不安定化の現象を生じる。
【0011】
このような電流不安定化への対策の一つとしては、例えば、帰還信号SFを比較的大きな静電容量を持つコンデンサで平滑した上で制御回路4に供給することが考えられる。しかし、電流遮断期間の間、帰還信号SFを有意な大きさに維持できるだけの大容量のコンデンサを設けると、制御回路4で処理される信号は比較的長い期間の平均値となってしまう。このため非周期的な負荷の断続、あるいは断続とは別の原因によって負荷電流ILに変動が生じた時には、安定化目標値から外れた負荷電流ILを速やかに復帰させることが出来なくなり、その結果、電流遮断期間とは別の原因で負荷電流の不安定化が引き起こされてしまう。
【0012】
このように、図3に示すような構成の電源装置を使用した場合、負荷が断続される条件下では制御回路4からスイッチングトランジスタQ1、平滑コンデンサC1、負荷6、電流検出回路5を経て再び制御回路4に戻るフィードバックループの制御動作の応答速度が負荷の変化に追従できず、負荷電流ILを安定化できなくなる可能性があった。
そこで本発明は、負荷が断続を繰返す条件下においても負荷電流を安定化することのできるスイッチング定電流電源装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、負荷に所定の電流を供給するスイッチング方式の電力変換回路、負荷電流に応じた帰還信号を発生する電流検出回路および、帰還信号に応じて負荷電流を安定化するように電力変換回路を駆動する制御回路を備えたスイッチング定電流電源装置において、電力変換回路と制御回路の間に設けられ、負荷電流が流れなくなった時、該制御回路から該電力変換回路への駆動信号の供給を遮断し、該電力変換回路の動作を停止させるスイッチ回路を備えることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
負荷に安定した電流を供給する電力変換回路と、負荷電流に応じた帰還信号を発生する電流検出回路と、帰還信号に応じて電力変換回路を駆動する制御回路により基本的なスイッチング定電流電源装置を構成する。そして、制御回路の駆動信号出力端子と電力変換回路を構成するスイッチグ素子の制御端子の間に、負荷の状態に応じて制御回路から電力変換回路に供給される駆動信号を通過させ、あるいは制御回路から電力変換回路への駆動信号の供給を遮断するスイッチ回路を設置する。
このような構成のスイッチング定電流電源装置では、電流遮断期間、すなわち負荷電流が流れていない時にはスイッチ回路は駆動信号の通過を遮断する。すると電力変換回路は動作を停止し、平滑コンデンサの端子間電圧が必要以上に上昇することを防止する。
【0015】
【実施例】
本発明によるスイッチング定電流電源装置の実施例を図1に示した。
図1のスイッチング定電流電源装置は、制御回路4の駆動信号出力端子(OUT)と電力変換回路3を構成するスイッチングトランジスタQ1のベースの間に、負荷6の状態に応じて駆動信号SDを通過させる、あるいは遮断するスイッチ回路7を設置している。この点を除けば図1の回路は図3の従来の回路とほぼ同じ構成となっている。
【0016】
以上のような構成とした電源装置では、負荷6に負荷電流ILが流れている電流流通期間の間、スイッチ回路7は信号の通過が可能な状態となる。すると電力変換回路3には制御回路4からの駆動信号SDが供給され、スイッチングトランジスタQ1は帰還信号SF(あるいは負荷電流IL)に応じたオンディーティにてオン、オフ動作を行う。このようにして、電流流通期間における図1の電源装置は図5の従来回路と全く同じ動作を行い、負荷電流ILを安定化目標値に等しい値に誘導し、安定化することになる。
【0017】
一方、負荷6に負荷電流ILが流れない電流遮断期間の間、スイッチ回路7は信号の通過を遮断する状態となる。すると制御回路4から電力変換回路3への駆動信号SDの供給が絶たれ、スイッチングトランジスタQ1はフルオフ状態になる。つまり、電力変換回路3は動作を停止する。スイッチングトランジスタQ1のオン、オフ動作が停止すると電流遮断期間に平滑コンデンサC1の端子間電圧は上昇せず、次の電流流通期間に安定化目標値以上の負荷電流ILが流れない。その結果、負荷が断続を繰返す場合にも負荷電流を安定化できるようになる。
【0018】
図2には本発明によるスイッチング定電流電源装置の具体的な回路を示した。
図2の実施例の回路は、入力端子1と一方の出力端子2aの間にチョークコイルL1と整流ダイオードD1が直列に接続され、出力端子2aとグランドの間に平滑コンデンサC1が接続されている。チョークコイルL1と整流ダイオードD1のアノードの接続点とグランドの間にはスイッチングトランジスタQ1の主電流路が接続され、このスイッチングトランジスタQ1、チョークコイルL1、整流ダイオードD1および平滑コンデンサC1により、昇圧チョッパコンバータの回路構成を持つ電力変換回路3が構成されている。
【0019】
出力端子2a、2b間には断続動作を行う負荷6が接続されている。
出力端子2bとグランドとの間には抵抗R1が接続され、抵抗R1の出力端子2b側の端子は増幅器EA1の非反転入力端子(+)に接続されている。増幅器EA1の反転入力端子(−)とグランドとの間には抵抗R2が接続され、増幅器EA2の出力端子と反転入力端子(−)との間には抵抗R3が接続されている。これら抵抗R1、R2、R3と増幅器EA1により電流検出回路5が構成されている。
【0020】
電流検出回路5の増幅器EA1の出力端子は制御回路4の帰還信号入力端子(FB)に接続されている。
制御回路4の駆動信号出力端子(OUT)とスイッチングトランジスタQ1のベースの間には抵抗R4が接続され、抵抗R4とスイッチングトランジスタQ1のベースの接続点とグランドの間にトランジスタQ2の主電流路が接続される。トランジスタQ2のベースはインバータInvの出力端子に接続され、インバータInvの入力端子は増幅器EA1の出力端子に接続されている。これら抵抗R4、トランジスタQ2およびインバータInvによりスイッチ回路7が構成されている。
【0021】
このような構成の回路では、電流流通期間において負荷電流ILが流れると電流検出回路5内の抵抗R1の端子間に所定の電圧が発生する。この電圧は増幅器EA1において適当な大きさに増幅された後、帰還信号SFとして制御回路4に供給される。
増幅器EA1から出力された帰還信号SFはスイッチ回路7のインバータInvにも供給される。インバータInvは負荷電流ILに応じた有意な大きさの帰還信号SFが供給されるとトランジスタQ2をオフさせる。すると制御回路4から出力された駆動信号SDはスイッチ回路7を介して電力変換回路3のスイッチングトランジスタQ1に供給され得る状態になる。
【0022】
ここで駆動信号SDは、制御回路4の内部に構成された制御ロジックによって帰還信号SF、すなわち負荷電流ILの大きさに応じたパルス幅を持つパルス状の信号になっている。このためスイッチングトランジスタQ1は負荷電流ILの大きさに応じたオンデューティにてオン、オフ動作を行う。その結果、負荷6に負荷電流ILが流れる電流流通期間においては、図2の電源装置は負荷電流ILを安定化目標値に等しい値に誘導し、安定化するように動作する。
【0023】
負荷6に負荷電流ILが流れない電流遮断期間に移行すると、抵抗R1の端子間電圧はほぼゼロとなり、増幅器EA1から出力される帰還信号SFもほぼゼロレベルとなる。
帰還信号SFがほぼゼロレベルになるとインバータInvはトランジスタQ2をオンさせる。すると制御回路4から電力変換回路3への駆動信号SDの供給は実質的にスイッチ回路7において遮断され、トランジスタQ2によってベース、エミッタ間が短絡されたスイッチングトランジスタQ1はフルオフ状態になる。つまり、電力変換回路3の動作は停止する。その結果、負荷電流ILが流れない電流遮断期間の間、平滑コンデンサC1の端子間電圧が上昇することが無くなり、次の電流流通期間に安定化目標値以上の負荷電流ILが流れるという不都合な現象が発生しなくなる。
【0024】
なお、以上までの各実施例の説明では、電力変換回路3に昇圧チョッパ型のDC−DCコンバータ回路、制御回路4に他励PWM型の制御用ICを想定して説明したが、本発明を適用するスイッチング定電流電源装置はこれに限定されるものではない。また、電流検出回路5も抵抗検出以外の検出方法を用いても良く、本発明の要旨を変更しない範囲であれば具体的な回路構成の変形が可能であることは言うまでも無い。
【0025】
【発明の効果】
本発明によるスイッチング定電流電源装置は、制御回路と電力変換回路の間に接続したスイッチ回路によって、電流遮断期間には制御回路から電力変換回路への駆動信号の供給を遮断する。これにより、電力変換回路を構成するスイッチング素子をフルオフ状態とし、電力変換回路の動作を停止させることを特徴としている。
このような本発明によれば、電流遮断期間中に平滑コンデンサの端子間電圧が上昇することが無くなり、フィードバックループの電流制御動作の応答速度が負荷変動に追従できなくなる事態が防止される。その結果、負荷が断続される場合にも負荷電流を安定化できるスイッチング定電流電源装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスイッチング定電流電源装置の実施例を示すブロック図。
【図2】本発明の実施例の具体的な回路図。
【図3】従来のスイッチング定電流電源装置の一例の回路図。
【符号の説明】
1:入力端子 2a、2b:出力端子 3:電力変換回路 4:制御回路 5:電流検出回路 6:負荷(断続を繰り返す負荷) 7:スイッチ回路 IL:負荷電流 SD:駆動信号 SF:帰還信号 (OUT):駆動信号出力端子 (FB):帰還信号入力端子
【発明の属する技術分野】
本発明は、断続が繰り返される負荷に安定した電流を供給するためのスイッチング式定電流電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にスイッチング方式の電源装置は負荷に安定した電圧を供給する定電圧源として使用されることが多い。しかしスイッチング方式の電源装置は、図3に示すように接続構成し、帰還信号を出力電流に応じたものにすることで、負荷にほぼ一定の電流を供給する定電流源として使用することも可能である。
図3において、1は外部のバッテリー等から電力の供給を受けるための入力端子であり、2a、2bは、その間に接続された負荷6に所定の電流を安定供給するための出力端子である。入力端子1と一方の出力端子2aとの間にはチョークコイルL1、スイッチングトランジスタQ1、整流ダイオードD1および平滑コンデンサC1が昇圧チョッパコンバータを形成するように接続構成された電力変換回路3が接続されている。
【0003】
他方の出力端子2bと回路の基準電位点としてのグランドとの間には、負荷6に流れる電流IL(以下、負荷電流という)を検出し、当該負荷電流ILに応じた帰還信号SFを発生するための電流検出回路5が接続されている。
電流検出回路5の帰還信号SFを出力する端子には、当該帰還信号SFの信号レベルに応じて電力変換回路3を駆動するための制御回路4の帰還信号入力端子(FB)が接続され、制御回路4の駆動信号出力端子(OUT)は電力変換回路3内に設けられたスイッチングトランジスタQ1のベースに接続されている。
【0004】
これら電力変換回路3、制御回路4および検出回路5により、スイッチング定電流電源装置が構成されている。なお、入力端子1とグランドとの間に接続されたコンデンサC0は入力フィルタ用コンデンサである。
なお、制御回路4には、ごく一般的な他励PWM制御方式の制御用ICが適用されているものとし、制御回路4の内部に構成されている制御ロジックの表示およびその説明は省略する。
【0005】
図3のスイッチング定電流電源装置の動作を簡単に説明すると、電力変換回路3内に設けられたスイッチングトランジスタQ1は制御回路4から供給される駆動信号SDに従ってオン、オフ動作を行う。(オン、オフ動作の周波数は数百kHz程度)このスイッチングトランジスタQ1のオン、オフ動作に伴ってチョークコイルL1から整流ダイオードD1を介して平滑コンデンサC1に電流が流入する。これにより平滑コンデンサC1は入力端子1に供給される入力電圧よりも高い電圧に充電され、このコンデンサC1の端子間電圧に応じた負荷電流ILが負荷6および電流検出回路5に流れる。そして、電流検出回路5において負荷電流ILに応じた帰還信号SFが生成され、この帰還信号SFは制御回路4の帰還信号入力端子(FB)にフィードバックされる。
【0006】
電流検出回路5から制御回路4に提供される帰還信号SFは通常のスイッチング電源装置のような出力電圧に応じた値ではなく、出力電流(=負荷電流IL)に応じた値となっている。このため制御回路4は、その内部に形成された制御ロジックに従って帰還信号SF(あるいは負荷電流IL)に応じたオンデューティのパルス状の信号を生成し、それを駆動信号出力端子(OUT)からスイッチングトランジスタQ1に供給する。するとスイッチングトランジスタQ1は負荷電流ILに応じたオンデューティにてオン、オフ動作を行い、例えば、負荷電流ILが安定化目標値よりも低い場合、平滑コンデンサC1の端子間電圧を上昇させて負荷電流ILが増加するように誘導する。このような動作が行われることにより、図3の電源装置では負荷電流ILが安定化される。
【0007】
ところで、近年の電子機器には大小様々な表示装置や照明装置が取り付けられており、その表示装置や照明装置の光源として発光ダイオード(以下、LEDという)が使用されるケースが増えている。LEDを光源として利用する場合、その発光量や輝度等を一定にするために、LEDへの供給電流を安定化することが要求される。そこで近年の電子機器の中には、表示装置や照明装置に付随して図3に示すような構成を持つスイッチング定電流電源装置を設け、当該電源装置からLEDに安定化した電流を供給するように構成するものが存在した。(特許文献1乃至特許文献3参照)
【0008】
【特許文献1】
特開平11−068161号公報
【特許文献2】
特開2001−215913号公報
【特許文献3】
特開2002−203988号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
近年のLEDを光源として使用する表示装置や照明装置の中には、人間の目では認識できない速度(具体的には数百Hz)でLEDの点灯と消灯を繰り返し、調光を行うようにしたものが存在する。このような表示装置や照明装置では、LEDに電流が流れている期間(以下、電流流通期間と言う)と流れていない期間(以下、電流遮断期間と言う)が当然に生じる。すると、LEDへ電流を供給するための電源が図3に示すようなスイッチング定電流電源装置である場合、負荷の断続によって生じる電流遮断期間には、電流検出回路5から制御回路4に供給される帰還信号SFがほぼゼロレベルとなってしまう。
【0010】
このような帰還信号SFが供給された制御回路4は、電流遮断期間にはスイッチングトランジスタQ1のオン、オフ動作のオンデューティを最大に設定しようとし、その次に現れる電流流通期間には負荷6を通過する電流(=負荷電流IL)の大きさに応じたオンデューティに設定しようとする。ここで電流遮断期間中にオンデューティが最大になると、平滑コンデンサC1の端子間電圧が急激かつ必要以上に上昇し、次の電流流通期間には比較的長い間、安定化目標値以上の負荷電流が流れるという電流不安定化の現象を生じる。
【0011】
このような電流不安定化への対策の一つとしては、例えば、帰還信号SFを比較的大きな静電容量を持つコンデンサで平滑した上で制御回路4に供給することが考えられる。しかし、電流遮断期間の間、帰還信号SFを有意な大きさに維持できるだけの大容量のコンデンサを設けると、制御回路4で処理される信号は比較的長い期間の平均値となってしまう。このため非周期的な負荷の断続、あるいは断続とは別の原因によって負荷電流ILに変動が生じた時には、安定化目標値から外れた負荷電流ILを速やかに復帰させることが出来なくなり、その結果、電流遮断期間とは別の原因で負荷電流の不安定化が引き起こされてしまう。
【0012】
このように、図3に示すような構成の電源装置を使用した場合、負荷が断続される条件下では制御回路4からスイッチングトランジスタQ1、平滑コンデンサC1、負荷6、電流検出回路5を経て再び制御回路4に戻るフィードバックループの制御動作の応答速度が負荷の変化に追従できず、負荷電流ILを安定化できなくなる可能性があった。
そこで本発明は、負荷が断続を繰返す条件下においても負荷電流を安定化することのできるスイッチング定電流電源装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、負荷に所定の電流を供給するスイッチング方式の電力変換回路、負荷電流に応じた帰還信号を発生する電流検出回路および、帰還信号に応じて負荷電流を安定化するように電力変換回路を駆動する制御回路を備えたスイッチング定電流電源装置において、電力変換回路と制御回路の間に設けられ、負荷電流が流れなくなった時、該制御回路から該電力変換回路への駆動信号の供給を遮断し、該電力変換回路の動作を停止させるスイッチ回路を備えることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
負荷に安定した電流を供給する電力変換回路と、負荷電流に応じた帰還信号を発生する電流検出回路と、帰還信号に応じて電力変換回路を駆動する制御回路により基本的なスイッチング定電流電源装置を構成する。そして、制御回路の駆動信号出力端子と電力変換回路を構成するスイッチグ素子の制御端子の間に、負荷の状態に応じて制御回路から電力変換回路に供給される駆動信号を通過させ、あるいは制御回路から電力変換回路への駆動信号の供給を遮断するスイッチ回路を設置する。
このような構成のスイッチング定電流電源装置では、電流遮断期間、すなわち負荷電流が流れていない時にはスイッチ回路は駆動信号の通過を遮断する。すると電力変換回路は動作を停止し、平滑コンデンサの端子間電圧が必要以上に上昇することを防止する。
【0015】
【実施例】
本発明によるスイッチング定電流電源装置の実施例を図1に示した。
図1のスイッチング定電流電源装置は、制御回路4の駆動信号出力端子(OUT)と電力変換回路3を構成するスイッチングトランジスタQ1のベースの間に、負荷6の状態に応じて駆動信号SDを通過させる、あるいは遮断するスイッチ回路7を設置している。この点を除けば図1の回路は図3の従来の回路とほぼ同じ構成となっている。
【0016】
以上のような構成とした電源装置では、負荷6に負荷電流ILが流れている電流流通期間の間、スイッチ回路7は信号の通過が可能な状態となる。すると電力変換回路3には制御回路4からの駆動信号SDが供給され、スイッチングトランジスタQ1は帰還信号SF(あるいは負荷電流IL)に応じたオンディーティにてオン、オフ動作を行う。このようにして、電流流通期間における図1の電源装置は図5の従来回路と全く同じ動作を行い、負荷電流ILを安定化目標値に等しい値に誘導し、安定化することになる。
【0017】
一方、負荷6に負荷電流ILが流れない電流遮断期間の間、スイッチ回路7は信号の通過を遮断する状態となる。すると制御回路4から電力変換回路3への駆動信号SDの供給が絶たれ、スイッチングトランジスタQ1はフルオフ状態になる。つまり、電力変換回路3は動作を停止する。スイッチングトランジスタQ1のオン、オフ動作が停止すると電流遮断期間に平滑コンデンサC1の端子間電圧は上昇せず、次の電流流通期間に安定化目標値以上の負荷電流ILが流れない。その結果、負荷が断続を繰返す場合にも負荷電流を安定化できるようになる。
【0018】
図2には本発明によるスイッチング定電流電源装置の具体的な回路を示した。
図2の実施例の回路は、入力端子1と一方の出力端子2aの間にチョークコイルL1と整流ダイオードD1が直列に接続され、出力端子2aとグランドの間に平滑コンデンサC1が接続されている。チョークコイルL1と整流ダイオードD1のアノードの接続点とグランドの間にはスイッチングトランジスタQ1の主電流路が接続され、このスイッチングトランジスタQ1、チョークコイルL1、整流ダイオードD1および平滑コンデンサC1により、昇圧チョッパコンバータの回路構成を持つ電力変換回路3が構成されている。
【0019】
出力端子2a、2b間には断続動作を行う負荷6が接続されている。
出力端子2bとグランドとの間には抵抗R1が接続され、抵抗R1の出力端子2b側の端子は増幅器EA1の非反転入力端子(+)に接続されている。増幅器EA1の反転入力端子(−)とグランドとの間には抵抗R2が接続され、増幅器EA2の出力端子と反転入力端子(−)との間には抵抗R3が接続されている。これら抵抗R1、R2、R3と増幅器EA1により電流検出回路5が構成されている。
【0020】
電流検出回路5の増幅器EA1の出力端子は制御回路4の帰還信号入力端子(FB)に接続されている。
制御回路4の駆動信号出力端子(OUT)とスイッチングトランジスタQ1のベースの間には抵抗R4が接続され、抵抗R4とスイッチングトランジスタQ1のベースの接続点とグランドの間にトランジスタQ2の主電流路が接続される。トランジスタQ2のベースはインバータInvの出力端子に接続され、インバータInvの入力端子は増幅器EA1の出力端子に接続されている。これら抵抗R4、トランジスタQ2およびインバータInvによりスイッチ回路7が構成されている。
【0021】
このような構成の回路では、電流流通期間において負荷電流ILが流れると電流検出回路5内の抵抗R1の端子間に所定の電圧が発生する。この電圧は増幅器EA1において適当な大きさに増幅された後、帰還信号SFとして制御回路4に供給される。
増幅器EA1から出力された帰還信号SFはスイッチ回路7のインバータInvにも供給される。インバータInvは負荷電流ILに応じた有意な大きさの帰還信号SFが供給されるとトランジスタQ2をオフさせる。すると制御回路4から出力された駆動信号SDはスイッチ回路7を介して電力変換回路3のスイッチングトランジスタQ1に供給され得る状態になる。
【0022】
ここで駆動信号SDは、制御回路4の内部に構成された制御ロジックによって帰還信号SF、すなわち負荷電流ILの大きさに応じたパルス幅を持つパルス状の信号になっている。このためスイッチングトランジスタQ1は負荷電流ILの大きさに応じたオンデューティにてオン、オフ動作を行う。その結果、負荷6に負荷電流ILが流れる電流流通期間においては、図2の電源装置は負荷電流ILを安定化目標値に等しい値に誘導し、安定化するように動作する。
【0023】
負荷6に負荷電流ILが流れない電流遮断期間に移行すると、抵抗R1の端子間電圧はほぼゼロとなり、増幅器EA1から出力される帰還信号SFもほぼゼロレベルとなる。
帰還信号SFがほぼゼロレベルになるとインバータInvはトランジスタQ2をオンさせる。すると制御回路4から電力変換回路3への駆動信号SDの供給は実質的にスイッチ回路7において遮断され、トランジスタQ2によってベース、エミッタ間が短絡されたスイッチングトランジスタQ1はフルオフ状態になる。つまり、電力変換回路3の動作は停止する。その結果、負荷電流ILが流れない電流遮断期間の間、平滑コンデンサC1の端子間電圧が上昇することが無くなり、次の電流流通期間に安定化目標値以上の負荷電流ILが流れるという不都合な現象が発生しなくなる。
【0024】
なお、以上までの各実施例の説明では、電力変換回路3に昇圧チョッパ型のDC−DCコンバータ回路、制御回路4に他励PWM型の制御用ICを想定して説明したが、本発明を適用するスイッチング定電流電源装置はこれに限定されるものではない。また、電流検出回路5も抵抗検出以外の検出方法を用いても良く、本発明の要旨を変更しない範囲であれば具体的な回路構成の変形が可能であることは言うまでも無い。
【0025】
【発明の効果】
本発明によるスイッチング定電流電源装置は、制御回路と電力変換回路の間に接続したスイッチ回路によって、電流遮断期間には制御回路から電力変換回路への駆動信号の供給を遮断する。これにより、電力変換回路を構成するスイッチング素子をフルオフ状態とし、電力変換回路の動作を停止させることを特徴としている。
このような本発明によれば、電流遮断期間中に平滑コンデンサの端子間電圧が上昇することが無くなり、フィードバックループの電流制御動作の応答速度が負荷変動に追従できなくなる事態が防止される。その結果、負荷が断続される場合にも負荷電流を安定化できるスイッチング定電流電源装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスイッチング定電流電源装置の実施例を示すブロック図。
【図2】本発明の実施例の具体的な回路図。
【図3】従来のスイッチング定電流電源装置の一例の回路図。
【符号の説明】
1:入力端子 2a、2b:出力端子 3:電力変換回路 4:制御回路 5:電流検出回路 6:負荷(断続を繰り返す負荷) 7:スイッチ回路 IL:負荷電流 SD:駆動信号 SF:帰還信号 (OUT):駆動信号出力端子 (FB):帰還信号入力端子
Claims (2)
- 負荷に所定の電流を供給するスイッチング方式の電力変換回路、負荷電流に応じた帰還信号を発生する電流検出回路および、該帰還信号に応じて該負荷電流を安定化するように該電力変換回路を駆動する制御回路を備えたスイッチング定電流電源装置において、
該電力変換回路と該制御回路の間に設けられ、該負荷電流が流れなくなった時、該制御回路から該電力変換回路への駆動信号の供給を遮断し、該電力変換回路の動作を停止させるスイッチ回路
を備えることを特徴とするスイッチング定電流電源装置。 - 前記スイッチ回路が、該帰還信号に応じてオンオフするトランジスタを備えることを特徴とする、請求項1に記載したスイッチング定電流電源装置。
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2003
- 2003-07-31 JP JP2003204419A patent/JP2005051883A/ja active Pending
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