JP2005050705A - Static charge eliminator - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、誘電体バリア放電によってエキシマ分子を形成し、このエキシマ分子から放射される紫外線を放射する誘電体バリア放電ランプを備え、この紫外線によって除電対象物を除電する除電装置に関する。 The present invention relates to a static eliminator that includes a dielectric barrier discharge lamp that forms excimer molecules by dielectric barrier discharge and radiates ultraviolet rays emitted from the excimer molecules, and neutralizes an object to be neutralized by the ultraviolet rays.
従来、半導体製造やディスプレイなどの製造過程において、半導体や液晶などの精密基板に生じる静電気を除去する装置として除電装置(静電気除去装置)が用いられている。従来における除電装置としては、たとえば特開平9−69478号公報に開示された静電気除去装置がある。この静電気除去装置は、静電気を除去すべき対象物に紫外線を照射する紫外線ランプを備えており、この紫外線ランプの封体の表面に近接した位置に、アースされた導電性部材を備えるものである。このようなアースされた導電性部材を備えることにより、静電気を十分に除去することができるというものである。
ところで、この種の除電装置では、静電気の除去を十分に行うことはもちろん必要であるが、紫外線ランプの点灯による放射ノイズがあると、半導体デバイスの破損や周辺精密機器の誤作動を誘発するおそれがある。このため、電磁放射ノイズを極力少なくしたものが要求されている。 By the way, with this type of static eliminator, it is of course necessary to sufficiently remove static electricity. However, radiation noise caused by the lighting of an ultraviolet lamp may cause damage to semiconductor devices and malfunction of peripheral precision equipment. There is. For this reason, what reduced electromagnetic radiation noise as much as possible is required.
しかし、上記特許文献1に開示された静電気除去装置では、紫外線ランプの点灯による電磁放射ノイズの除去に関しては、特に対策がなされていないものであった。
However, in the static eliminator disclosed in the above-mentioned
そこで、本発明の課題は、紫外線ランプの点灯によって生じる電磁放射ノイズを効果的に遮蔽して、高い電磁放射ノイズ防止効果を発揮しうる除電装置を提供することにある。 Therefore, an object of the present invention is to provide a static eliminator that can effectively shield electromagnetic radiation noise caused by lighting of an ultraviolet lamp and exhibit a high effect of preventing electromagnetic radiation noise.
上記の課題を解決した本発明に係る除電装置は、管状の放電容器と、放電容器の中に設けられた内部電極と、放電容器の外周部に設けられた外部電極と、を備え、紫外線を照射する誘電体バリア放電ランプを有するとともに、誘電体バリア放電ランプから放射される紫外線により除電される除電対象物を配置する除電対象部を有しており、誘電体バリア放電ランプと、除電対象部に配置された除電対象物との間を仕切る仕切り部材が配設されており、仕切り部材が、紫外線を透過する光透過性材料からなる光透過部を有しており、仕切り部材に、接地された金属製メッシュが設けられているものである。 A static eliminator according to the present invention that has solved the above-described problems includes a tubular discharge vessel, an internal electrode provided in the discharge vessel, and an external electrode provided on the outer periphery of the discharge vessel, and provides ultraviolet light. A dielectric barrier discharge lamp for irradiating and a static elimination target portion for disposing a static elimination target to be eliminated by ultraviolet rays emitted from the dielectric barrier discharge lamp. A partition member that partitions the object to be neutralized is disposed, and the partition member has a light transmission portion made of a light transmissive material that transmits ultraviolet rays, and is grounded to the partition member. A metal mesh is provided.
本発明に係る除電装置は、誘電体バリア放電ランプと除電対象物との間に仕切り部材が配設されており、この仕切り部材に接地された金属製メッシュが設けられている。接地された金属製メッシュは、誘電体バリア放電ランプから放射される電磁放射ノイズを効果的に遮蔽するので、ノイズ防止効果を高いものとすることができる。ここでいう管状の放電容器は、管状であれば例えば単管でも、二重管でも良い。 In the static eliminator according to the present invention, a partition member is disposed between the dielectric barrier discharge lamp and the static elimination object, and a metal mesh grounded to the partition member is provided. Since the grounded metal mesh effectively shields electromagnetic radiation noise radiated from the dielectric barrier discharge lamp, the noise prevention effect can be enhanced. The tubular discharge vessel here may be, for example, a single tube or a double tube as long as it is tubular.
ここで、金属製メッシュが、仕切り部材における誘電体バリア放電ランプ側に配設されているのが好適である。このように、金属製メッシュが外管の内側に設けられていることにより、金属製メッシュが外部に曝されないようにすることができるので、金属製メッシュの破損等を防止することができる。 Here, it is preferable that the metal mesh is disposed on the dielectric barrier discharge lamp side of the partition member. As described above, since the metal mesh is provided on the inner side of the outer tube, the metal mesh can be prevented from being exposed to the outside, so that the metal mesh can be prevented from being damaged.
また、誘電体バリア放電ランプを冷却する冷却ガスが流通する冷却ガス流通口が設けられている態様とするのが好適である。このように、冷却ガスを流通させる冷却ガス流通口が形成されていることにより、誘電体バリア放電ランプを容易に冷却することができる。 Further, it is preferable that a cooling gas circulation port through which a cooling gas for cooling the dielectric barrier discharge lamp flows is provided. Thus, the dielectric barrier discharge lamp can be easily cooled by forming the cooling gas flow port through which the cooling gas flows.
さらに、除電対象部が、減圧させられている態様とするのが好適である。除電対象部が減圧させられていることにより、誘電体バリア放電ランプから放射される真空紫外線を用いた減圧下での除電を行うにあたり、その作業を容易に行うことができる。 Furthermore, it is preferable that the static elimination target portion is in a reduced pressure mode. Since the charge removal target portion is depressurized, the work can be easily performed when performing charge removal under reduced pressure using vacuum ultraviolet rays radiated from the dielectric barrier discharge lamp.
さらに、除電対象部が不活性ガス雰囲気である態様とするのが好適である。除電対象部が窒素ガスやアルゴンガス等による不活性ガス雰囲気であることにより、除電対象物を除電するためのイオンの発生源を十分に供給することができるとともに、除電対象物表面での酸化等による好ましくない反応を防ぐことができる。 Furthermore, it is preferable that the charge removal target portion has an inert gas atmosphere. When the static elimination target part is an inert gas atmosphere such as nitrogen gas or argon gas, it is possible to supply a sufficient source of ions for static elimination of the static elimination target, as well as oxidation on the static elimination target surface, etc. Undesirable reaction due to can be prevented.
本発明によれば、紫外線ランプの点灯によって生じる電磁放射ノイズを効果的に遮蔽して、高い電磁放射ノイズ防止効果を発揮しうる除電装置を提供することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the static elimination apparatus which can effectively shield the electromagnetic radiation noise produced by lighting of an ultraviolet lamp and can exhibit the high electromagnetic radiation noise prevention effect can be provided.
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、同一要素には同一符号を用いるものとし、重複する説明は省略する。 Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In addition, the same code | symbol shall be used for the same element and the overlapping description is abbreviate | omitted.
図1は本発明の第1の実施形態に係る除電装置のランプ部の一部破断側面図、図2は第1の実施形態に係る除電装置の下側平面図である。 FIG. 1 is a partially cutaway side view of a lamp portion of a static eliminator according to a first embodiment of the present invention, and FIG. 2 is a bottom plan view of the static eliminator according to the first embodiment.
図1に示すように、本実施形態に係る除電装置R1は、ランプ部1を備えており、図2にも示すように、ランプ部1には、複数、本実施形態では4本の発光装置2A〜2Dが設けられている。これらの発光装置2A〜2Dは、それぞれ細長い管状をなしており、互いに平行になるように配置されて金属材料からなる筐体枠3に取り付けられている。これらの発光装置2A〜2Dは、いずれも同一の構造をなしており、その構造を、図3ないし図5を参照して説明する。発光装置2は、図3および図4に示すように、誘電体バリア放電ランプ21および本発明の仕切り部材となる外管22を備えている。誘電体バリア放電ランプ21は、図5に示すように、細長い管状の光透過性放電容器(以下「放電容器」という)23を備えている。放電容器23は、外径10mm、内径8mm(肉厚1mm)、長さ400mmの筒状のガラス材からなるガラスバルブである。放電容器23の内部には、長尺材からなる内部電極24が設けられている。ここで、長尺材とは、長手方向の長さに対してその直交方向の長さが短い、いわば細長い部材であり、たとえば線材、棒材、管材、あるいは細長い板材などが含まれ、その断面形状等は問わないものである。
As shown in FIG. 1, the static eliminator R1 according to the present embodiment includes a
内部電極24は、たとえばタングステンからなる中実の金属線であり、放電容器23の長手方向に貫通して設けられている。内部電極24の一端側にはコイル部24Aが形成されている。このコイル部24Aにより、内部電極24に対して、その長さ方向に張力を作用させている。内部電極24の両端部には、それぞれモリブデンを含むモリブデン箔などからなる金属箔25,25が接続されている。金属箔25は横長の矩形表面を有する板状体であり、その一端側の表面における高さ方向中央部位に、内部電極24の両端部がたとえば溶接によって接続されている。
The
また、放電容器23における長手方向両端部は、ピンチシールされてそれぞれピンチシール部26,26とされており、放電容器23の中を密閉している。ピンチシール部26,26の内部には、金属箔25,25がそれぞれ配設されており、このピンチシール部26,26で金属箔25,25が内部電極24の両端部に接続されている。さらに、金属箔25,25の他端側の表面における高さ方向中央部には、それぞれたとえばモリブデン線からなるリード線27,27がたとえば溶接によって接続されている。なお、本実施形態においては、これらのリード線27,27は、それぞれ内部電極24が接続されている面と同じ面に溶接されているが、互いに異なる面で溶接されていてもよい。
Further, both end portions in the longitudinal direction of the
放電容器23における外周部には、その周方向の全域にわたって、シームレス金属網からなる外部電極28が設けられている。また、放電容器23における他端側には、放電容器23内にエキシマ放電用ガスを封入した後に封止切られた排気管29が形成されている。外部電極28は、この封止切った排気管29の近傍とタングステンのコイル部24Aの近傍で放電が発生しない位置との間に配置されている。
An
さらに、内部電極24および外部電極28には、それぞれ交流電源30が接続されており、この交流電源30からそれぞれ交流電流が供給されている。また、外部電極28は、接地電位に接続されている。
Further, an
この放電容器23内に主放電ガスであるキセノンを含む希ガス混合ガスを充填し、外部電極28と内部電極24との間に、交流電源30から周波数約65kHz、Vp−p〜3kVの交流電流を印加することにより放電用ガスが放電し、真空紫外線が放射される。
The
外管22は、誘電体バリア放電ランプ21が発する光としての真空紫外線を透過する透過性材料である。外管22は、たとえば合成石英で形成されており、たとえば外径25mm、内径22mm(肉厚1.5mm)の細長い管状をなしている。また、外管22の内側の面には、誘電体バリア放電ランプ21または点灯配線から放射される電磁放射ノイズを遮蔽するための金属製メッシュ31が全周にわたって設けられている。金属製メッシュ31は、誘電体バリア放電ランプ21の放射領域(外部電極28が設けられている範囲)だけでなく、誘電体バリア放電ランプ21の全体を覆う範囲に設けられている。なお、金属製メッシュ31は、メッシュであることから、外管22のほぼ全体を光透過部とすることができる。
The
この外管22の内部に誘電体バリア放電ランプ21が収容されており、外管22の内側両端部には、誘電体バリア放電ランプ保持部材32,32が設けられており、それぞれ誘電体バリア放電ランプ21の両端部を保持して固定している。また、外管22の両端部には、それぞれ金属材料からなる口金34,34が取り付けられており、外管22の内部は、これらの口金34,34によって気密状態で密封されている。この口金34,34は、金属製メッシュ31と接するようにして設けられており、口金34,34と金属製メッシュ31とは、電気的に接続されている。
A dielectric
また、外部電極金具33は、誘電体バリア放電ランプ21における外部電極28に接続されており、誘電体バリア放電ランプ21における外部電極28と口金34とが外部電極金具33を介して接続されている。さらに、口金34と金属製メッシュ31とは電気的に接続されているので、金属製メッシュ31および口金34は、外部電極金具33および外部電極28を通じてアース電位に接地されている。
The external electrode fitting 33 is connected to the
口金34には、誘電体バリア放電ランプ21を冷却するための冷却ガスを外管22の内部に流出入させる際の流通口となる冷却ガス流通口35、および接続端子36が形成されている。冷却ガス流通口35から外管22の内部に流通させられる冷却ガスとしては、たとえば誘電体バリア放電ランプ21から放射される真空紫外線を吸収しにくい、たとえば窒素ガスが用いられる。また、接続端子36には、誘電体バリア放電ランプ21の点灯用配線37が接続されている。
The
また、筐体枠3は、4枚の側板11〜14、天板15を備えており、縦長の略直方体形状をなしている。発光装置2A〜2Dは、筐体枠3における短尺の側板11,13に挟まれる長尺方向に沿って並設されており、広い範囲に真空紫外線を照射できるようになっている。
The
図1および図2に示すように、発光装置2A〜2Dは、それぞれ口金34が筐体枠3の側板11,13に固定されて取り付けられている。また、図1に示すように、ランプ部1の下方位置には、仮想線で示す照射台4が設けられており、照射台4の上が除電対象部となり、照射台4上に除電対象物5が載置され、除電対象物5が除電対象部に配置される。
As shown in FIGS. 1 and 2, each of the
以上の構成を有する本実施形態に係る除電装置R1においては、ランプ部1から照射される紫外線によって、照射台4上に載置された除電対象物5を除電する。このとき、ランプ部1における発光装置2A〜2Dの外管22に金属製メッシュ31が設けられている。この金属製メッシュ31が、発光装置2A〜2Dが発する電磁放射ノイズを効果的に遮蔽する。したがって、ランプ部1から放射されるノイズの防止効果を高いものとすることができる。なお、具体的なノイズ防止効果については、後に説明する。
In the static elimination apparatus R1 which concerns on this embodiment which has the above structure, the
また、本実施形態に係る除電装置R1に用いられる発光装置2では、金属製メッシュ31が外管22の内側の面に設けられている。このため、金属製メッシュ31が外部に曝されないようにすることができるので、金属製メッシュ31の破損等を防止することができる。また、仮に金属製メッシュ31が破損したとしても、その破損物が除電対象部に入り込まないようにすることができるので、除電対象部に異物が入り込まない状態を保つことができる。さらに、発光装置2では、口金34に冷却ガス流通口35が形成されており、外管22内に冷却ガスを容易に導入することができるようになっている。したがって、誘電体バリア放電ランプ21を容易に冷却することができる。また、発光装置2では、外管22の端部に口金34が設けられているので、外管22に対して誘電体バリア放電ランプ21を確実にしかも容易に固定することができるとともに、誘電体バリア放電ランプ21の長軸方向に対して電磁放射ノイズの遮蔽効果を高めることができる。さらに、金属製メッシュ31は、口金34を介して誘電体バリア放電ランプ21における外部電極28に接続され、外部電極28を介してアース電位に接地されているので、金属製メッシュ31を容易に接地させることができる。
In the
また、本実施形態に係る除電装置には、種々の誘電体バリア放電ランプを用いることができる。続いて、ここで用いることができる誘電体バリア放電ランプの種々の変形例について、順次説明する。 Moreover, various dielectric barrier discharge lamps can be used for the static eliminator according to the present embodiment. Next, various modifications of the dielectric barrier discharge lamp that can be used here will be described in order.
図6は本発明の第1の変形例に係る発光装置の側面図である。図6に示すように、変形例に係る発光装置MR1は、図3に示す上記発光装置2と比較して、外管の態様が異なる。本変形例に係る発光装置MR1における外管38は、真空紫外線を透過する透過性材料である合成石英で形成されている。この外管38は、一端側が開口し、他端側が閉口しており、開口する一端側には、口金34が取り付けられている。また、他端側は外管38自身で封止されている。
FIG. 6 is a side view of a light emitting device according to a first modification of the present invention. As shown in FIG. 6, the light emitting device MR <b> 1 according to the modification is different from the
外管38の内部には、上記第1の実施形態と同様の誘電体バリア放電ランプ21が収容されている。また、外管38の内部における両端部近傍位置には、それぞれ誘電体バリア放電ランプ保持部材32,32が設けられており、誘電体バリア放電ランプ21を保持して固定している。口金34には、外部電極金具33が設けられており、誘電体バリア放電ランプ21における外部電極28(図5)と口金34とを電気的に接続している。また、口金34には、外管38の内部に冷却ガスを流入する際の冷却ガス流通口35および点灯用配線37が接続された接続端子36が設けられている。
A dielectric
さらに、外管38の内側の面には、誘電体バリア放電ランプ21または点灯配線から放射される電磁放射ノイズを遮蔽するための金属製メッシュ31が全周にわたって設けられている。この金属製メッシュ31は、誘電体バリア放電ランプ保持部材32,32をつなぐ領域全体を含む領域に設けられており、誘電体バリア放電ランプ21の放射領域のみならず、誘電体バリア放電ランプ21の全体を覆う範囲に設けられている。外管38の他端側における金属製メッシュ31は、誘電体バリア放電ランプ保持部材32を覆うようにして閉じられている。なお、金属製メッシュ31は、メッシュであるので、外管38のほぼ全体を光透過部とすることができる。
Furthermore, a
この金属製メッシュ31は、口金34と接する位置に設けられており、口金34および外部電極金具33を介して誘電体バリア放電ランプ21の外部電極28と接続されている。そして、外部電極28が接地電位に接続されることにより、金属製メッシュ31は接地電位に接続される。
The
このような本変形例に係る発光装置MR1では、外管38に金属製メッシュ31が設けられている。この金属製メッシュ31が、誘電体バリア放電ランプ21が発する電磁放射ノイズを効果的に遮蔽する。したがって、この発光装置MR1を図1に示すランプ部に用いたとしても、ランプ部から発するノイズの防止効果を高いものとすることができる。また、外管38の閉口する他端側における誘電体バリア放電ランプ21の長軸方向に対する電磁放射ノイズに対しても、金属製メッシュ31で誘電体バリア放電ランプ保持部材32を覆って閉じることにより、電磁放射ノイズを遮蔽することができる。
In such a light emitting device MR1 according to this modification, a
次に、第2の変形例に係る発光装置について説明する。図7は第2の変形例に係る発光装置の側面図、図8は図7のB−B線断面図である。図7および図8に示すように、本変形例に係る発光装置MR2は、上記第1の実施形態と比較して、金属製メッシュ31が外管22の全周にわたって設けられているのに代えて、金属材料からなる反射部材39および金属製メッシュ31が設けられている。反射部材39は、外管22の内側に沿って配置され、外管22における上側半分よりやや下側までを覆って設けられており、断面円弧形状をなし、その下側が光透過部として開口するようにして設けられている。反射部材39は、たとえばアルミニウムからなり、誘電体バリア放電ランプ21が発した真空紫外線の放射強度を上げるとともに、放出光に方向性を持たせる。誘電体バリア放電ランプ21から発せられ、または反射部材39によって反射された真空紫外線は、反射部材39の下側に形成された開口した部分から出射する。
Next, a light emitting device according to a second modification will be described. FIG. 7 is a side view of a light emitting device according to a second modification, and FIG. 8 is a cross-sectional view taken along line BB of FIG. As shown in FIGS. 7 and 8, the light emitting device MR <b> 2 according to this modification is different from the first embodiment in that the
外管22の内側面における反射部材39の下側に形成された開口部分に対応する位置に、金属製メッシュ31が設けられている。この金属製メッシュ31は、反射部材39と接しており、反射部材39の下側に形成された開口部分の全体にわたって配設されている。また、金属製メッシュ31は、口金34に接続されており、外部電極金具33および誘電体バリア放電ランプ21に形成された外部電極28を介して、接地電位に接続されている。
A
以上の構成を有する本変形例に係る発光装置MR2では、反射部材39が設けられ、反射部材39の下側に形成された開口部分から真空紫外線が照射される。この反射部材39の作用により、放射強度を高めるとともに、方向性を持たせることができる。また、真空紫外線が出射する開口部分には金属製メッシュ31が設けられている。この金属製メッシュ31が、誘電体バリア放電ランプ21が発する電磁放射ノイズを効果的に遮蔽するので、ノイズ防止効果を高いものとすることができる。
In the light emitting device MR2 according to the present modification having the above-described configuration, the reflecting
また、誘電体バリア放電ランプとしても、異なる態様のものを用いることができる。以下に、それらの例について説明する。図9は、第1の変形例に係る誘電体バリア放電ランプの側面図である。図9に示すように、本変形例に係る誘電体バリア放電ランプML1は、上記の誘電体バリア放電ランプ21と比較して、内部電極の構成が異なっている。図9に示す誘電体バリア放電ランプML1は、放電容器23を備えており、放電容器23の内部には内部電極41が設けられている。
Also, a different embodiment of the dielectric barrier discharge lamp can be used. Examples thereof will be described below. FIG. 9 is a side view of a dielectric barrier discharge lamp according to a first modification. As shown in FIG. 9, the dielectric barrier discharge lamp ML <b> 1 according to this modification is different from the dielectric
内部電極41は、放電容器23の他端部から一端部近傍位置まで延在するたとえばタングステン線からなる本体部42を有している。本体部42の一端側には、たとえばNiスリーブからなるスリーブ43が取り付けられており、スリーブ43には張力保持線44が接続されている。こうして、スリーブ43は、本体部42と張力保持線44を連結している。張力保持線44は、コイル部と直線部とを備えている。コイル部は、引っ張り方向に付勢する付勢力を有している。
The
また、本体部42における他端部側および張力保持線44の直線部は、それぞれ放電容器23の両端部に設けられた金属箔25,25に固定されている。そして、張力保持線44におけるコイル部の付勢力により、本体部42が放電容器23の内部で緊張させられている。このような本体部42と張力保持線44とが断線され、これらをスリーブ43で接続した内部電極を有する誘電体バリア放電ランプML1を用いることができる。また、この誘電体バリア放電ランプML1を上記の発光装置2,MR1,MR2における外管22のいずれにも用いることができる。
Further, the other end portion side of the
さらに、図5に示す誘電体バリア放電ランプ21に代えて、第2の変形例として、図10に示す誘電体バリア放電ランプML2を用いることもできる。この誘電体バリア放電ランプML2は、上記第1の実施形態で用いていたシームレス金属網に代えて、アルミニウム蒸着膜からなる外部電極45を有している。外部電極45は、排気管29の近傍と、内部電極24のコイル部24Aの近傍で放電しないような位置との間で、排気管29が形成された位置を中心として外周の両側それぞれ120°の範囲に形成されている。
Furthermore, instead of the dielectric
このような誘電体バリア放電ランプML2では、外部電極45が反射鏡としても働いており、放電容器23の下側から光が出射される。放電容器23における下側の光が出射する位置の壁面には放電が発生しないので、特に光を出射する位置の放電容器の劣化を生じにくくすることができる。さらに、この誘電体バリア放電ランプML2を、図3に示す外管22に収容した場合には、誘電体バリア放電ランプML2における放電には寄与しないような位置にも金属製メッシュ31が存在することになるので、光の放射方向における放射ノイズを好適に低減することができる。
In such a dielectric barrier discharge lamp ML2, the
次に、第3の変形例に係る発光装置について説明する。図11は第3の変形例に係る発光装置の側面図、図12は図11のC−C線断面図、図13(a)は第3の変形例に係る発光装置に用いられる誘電体バリア放電ランプの一部破断側面図、(b)はその正面図である。 Next, a light emitting device according to a third modification will be described. 11 is a side view of the light emitting device according to the third modification, FIG. 12 is a cross-sectional view taken along the line CC of FIG. 11, and FIG. 13A is a dielectric barrier used in the light emitting device according to the third modification. The partially broken side view of a discharge lamp, (b) is the front view.
図11〜図13に示すように、本実施形態に係る発光装置MR3は、誘電体バリア放電ランプ50および外管51を備えている。誘電体バリア放電ランプ50は、図12に示すように、径の異なる2本の合成石英からなる発光内管52および発光外管53を備える、いわゆる二重管型ランプである。発光内管52および発光外管53は、互いに同軸に配置されており、誘電体バリア放電ランプ50は中空円筒状に形成されている。発光内管52の内側面には、誘電体バリア放電ランプ50の幅方向の全域にわたって光透過性の金属網からなる内部電極54が設けられている。また、発光外管53の外側面には、アルミニウム蒸着によって形成された反射膜を兼ねる外部電極55が設けられている。さらに、発光内管52と発光外管53の両端部は、それぞれ封止されており、発光外管53の一端部には、発光内管52と発光外管53との間にエキシマ放電用ガスを封入した後に封止切られた封止部56が形成されている。また、内部電極54および外部電極55には、交流電源57が接続されており、交流電源57からそれぞれ交流電流が供給されている。また、外部電極55は、接地電位に接続されている。
As shown in FIGS. 11 to 13, the light emitting device MR <b> 3 according to this embodiment includes a dielectric
外管51の内面には、金属製メッシュ31が設けられている。また、外管51の両端部には、それぞれ金属材料からなる口金58,58が取り付けられており、外管51の内部は、これらの口金58,58によって気密状態で密封されている。この口金58には、誘電体バリア放電ランプ取付部59が設けられており、これらの誘電体バリア放電ランプ取付部59,59に誘電体バリア放電ランプ50が取り付けられて保持されている。また、金属製メッシュ31は、口金58,58と接しており、口金58は、誘電体バリア放電ランプ50における外部電極55と電気的に接続されている。こうして、金属製メッシュ31は、口金58および外部電極55を介して接地電位に接続されている。さらに、外管51における一端側の口金58には、冷却ガスを外管51の内部に流出入させる際の流通口となる冷却ガス流通口35、および接続端子36が形成されており、接続端子36には、誘電体バリア放電ランプ50の点灯用配線37が接続されている。
A
このような本実施形態に係る誘電体バリア放電ランプのように、二重管型ランプである誘電体バリア放電ランプを用いた場合でも、外管51に金属製メッシュ31を形成することにより、金属製メッシュ31が、誘電体バリア放電ランプ50が発する電磁放射ノイズを効果的に遮蔽するので、ノイズ防止効果を高いものとすることができる。なお、金属製メッシュ31は、メッシュであることから、外管51のほぼ全体を光透過部とすることができる。
Even when a dielectric barrier discharge lamp that is a double-tube type lamp is used, such as the dielectric barrier discharge lamp according to the present embodiment, the
また、二重管型ランプからなる誘電体バリア放電ランプの変形例を図14に示す。に示す。図14(a)は第3の変形例に係る誘電体バリア放電ランプの一部破断側面図、(b)はその正面図である。図14に示すようにこの態様に係る誘電体バリア放電ランプML3は、図13に示す上記誘電体バリア放電ランプ50と比較して、内部電極および外部電極の態様が異なる。誘電体バリア放電ランプML3は、発光内管62および発光外管63を備えており、両者は互いに同軸に配置され、誘電体バリア放電ランプML3は中空円筒状に形成されている。発光内管62の内側面には、誘電体バリア放電ランプML3の幅方向の全域にわたって、アルミニウム蒸着によって形成された光反射膜を兼ねた内部電極64が設けられている。また、発光外管63の外側面には、光透過性の金属網からなる外部電極65が設けられている。発光内管62と発光外管63の両端部は、それぞれ封止されており、発光外管63の一端部には、発光内管62と発光外管63との間にエキシマ放電用ガスを封入した後に封止切られた封止部66が形成されている。これらの内部電極64と外部電極65には、交流電源67が接続されており、交流電源67からそれぞれ交流電流が供給されている。また、外部電極65は、接地電位に接続されている。
FIG. 14 shows a modification of the dielectric barrier discharge lamp made of a double tube lamp. Shown in FIG. 14A is a partially broken side view of a dielectric barrier discharge lamp according to a third modification, and FIG. 14B is a front view thereof. As shown in FIG. 14, the dielectric barrier discharge lamp ML3 according to this aspect is different from the dielectric
このように、内部電極がアルミニウム蒸着され、外部電極が金属網からなる二重管型ランプであっても、図11に示す外管51に収容し、外管51に金属製メッシュ31を形成することにより、金属製メッシュ31が、誘電体バリア放電ランプML3が発する電磁放射ノイズを効果的に遮蔽するので、ノイズの防止効果を高いものとすることができる。外管51に誘電体バリア放電ランプML3を収容する際には、金属製メッシュ31を接地させるために、口金58は、誘電体バリア放電ランプML3における外部電極65に接続させる。
Thus, even if the internal electrode is aluminum-deposited and the external electrode is a double tube lamp made of a metal mesh, it is accommodated in the
その他、図3に示す外管22に収容することにより、金属製メッシュ31の作用で電磁放射ノイズを好適に遮蔽することができる誘電体バリア放電ランプとしては、図15〜図18に示される種々の態様のものを用いることができる。これらの誘電体バリア放電ランプについて以下に説明する。
In addition, as a dielectric barrier discharge lamp that can be suitably shielded by electromagnetic radiation noise by the action of the
図15(a)は第4の変形例に係る誘電体バリア放電ランプの側面図、(b)は(a)のD−D線断面図である。図15に示すように、この態様に係る誘電体バリア放電ランプML4は、上記誘電体バリア放電ランプ21と比較して、内部電極の態様が異なる。本態様に係る誘電体バリア放電ランプML4は、放電容器23を備えており、放電容器23の内部に内部電極71が設けられている。内部電極71は、放電容器23の長手方向に沿って配置されており、その中央部のコイル状の連結部72として形成され、両端部が直線状部73,74として形成されている。
FIG. 15A is a side view of a dielectric barrier discharge lamp according to a fourth modification, and FIG. 15B is a sectional view taken along the line DD in FIG. As shown in FIG. 15, the dielectric barrier discharge lamp ML <b> 4 according to this aspect is different from the dielectric
コイル状の連結部72は、引張方向に対する付勢力を有している。放電容器23の両端部には、それぞれピンチシール部26,26が形成され、ピンチシール部26,26には、金属箔25,25が設けられている。内部電極71における直線状部73,74は、それぞれピンチシール部26,26に設けられた金属箔25,25に固定されて取り付けられている。また、内部電極71は、中央の連結部72の付勢力により、放電容器23内で緊張した状態で配置されている。また、金属箔25,25には、それぞれリード線27,27が接続されている。
The coil-shaped connecting
また、内部電極71は、直接放電に寄与する離間電極部75を備えている。離間電極部75は、放電容器23の長手方向に所定のピッチで略等間隔に離間して配置されており、放電容器23の内壁面に近接し、たとえば3mm以下の範囲に配置されている。このように離間電極部75を放電容器23の内壁面に近接した位置に配置することによって放電始動電圧を低下させている。これらの離間電極部75は、離間電極支持部76によって内部電極71のコイル状の連結部72に支持されている。そして、連結部72および直線状部73を経た電流が、離間電極支持部76を介して離間電極部75に供給される。
Further, the
放電容器23の外周部には、シームレス金属網からなる外部電極28が設けられており、外部電極28から外れた位置に排気管29が設けられている。また、内部電極71および外部電極28は、それぞれ交流電源30に接続されており、それぞれ交流電源が供給される。また、外部電極28は、接地電位に接続されている。内部電極71と外部電極28との間の放電状態は、それぞれの離間電極部75を中心とした放電容器23の内側での沿面放電となる。このような態様の誘電体バリア放電ランプML4を用いることができる。
An
また、第5の変形例として、図16に示す誘電体バリア放電ランプを用いることもできる。図16(a)は第5の変形例に係る誘電体バリア放電ランプの側面図、(b)は(a)のE−E線断面図である。図14に示すように、本実施形態に係る誘電体バリア放電ランプML5は、放電容器23を備えており、放電容器の内部には図15に示す態様の誘電体バリア放電ランプML4に用いた内部電極同様の内部電極77が設けられている。内部電極77は、引張方向に対する付勢力を有するコイル状の連結部78と、その両側に形成された直線状部79,80とを備えている。放電容器23の両端部には、ピンチシール部26,26が形成されており、ピンチシール部26,26には、金属箔25,25が設けられ、これらの金属箔25,25にそれぞれ内部電極77の両端に形成された直線状部79,80が固定されている。
Further, as a fifth modification, a dielectric barrier discharge lamp shown in FIG. 16 can be used. FIG. 16A is a side view of a dielectric barrier discharge lamp according to a fifth modification, and FIG. 16B is a cross-sectional view taken along line EE in FIG. As shown in FIG. 14, the dielectric barrier discharge lamp ML5 according to the present embodiment includes a
さらに、内部電極77は、直接放電に寄与する離間電極部81およびこの離間電極部81を支持する離間電極支持部82を備えている。放電容器23の外側面における内部電極77の離間電極部81に対応する位置には、アルミニウム蒸着によって形成されたアルミニウム蒸着膜からなる外部電極83が設けられている。また、外部電極83から外れた位置に排気管29が設けられており、外部電極83と内部電極77に図示しない交流電源から交流電流が供給される。また、外部電極83は、接地電位に接続されている。このような態様の誘電体バリア放電ランプML5を用いることもできる。
Further, the
次に、さらに第6の変形例に係る誘電体バリア放電ランプについて説明する。図17(a)は第6の変形例に係る誘電体バリア放電ランプの側面図、(b)は(a)のF−F線断面図である。図17に示すように、本態様に係る誘電体バリア放電ランプML6は、放電容器23を備えており、放電容器23の内部には、図17に示す態様の内部電極と同様の内部電極84が設けられている。この内部電極84は、中央のコイル状部85と、コイル状部85の両端側に設けられた直線状部86,87とを備えている。放電容器23の両端部には、ピンチシール部26,26が形成され、ピンチシール部26,26には金属箔25,25が設けられている。金属箔25,25には、それぞれ内部電極84における直線状部86,87が固定されて接続されている。さらに、内部電極84は、離間電極部88および離間電極支持部89を備えている。
Next, a dielectric barrier discharge lamp according to a sixth modification will be described. FIG. 17A is a side view of a dielectric barrier discharge lamp according to a sixth modification, and FIG. 17B is a sectional view taken along line FF in FIG. As shown in FIG. 17, the dielectric barrier discharge lamp ML6 according to this aspect includes a
また、放電容器23における内部電極84のコイル状部85に対応する位置には、放電容器23の周囲に巻き付けられたコイル状金属線からなる外部電極90が設けられている。また、放電容器23には、排気管29が設けられている。このような態様の誘電体バリア放電ランプML6を設けることもできる。
An
続いて、第7の変形例に係る誘電体バリア放電ランプについて説明する。図18(a)は、第7の変形例に係る誘電体バリア放電ランプの側面図、(b)は、(a)のG−G線断面図である。図18に示すように、本態様に係る誘電体バリア放電ランプML7は、放電容器23を備えており、放電容器23の内部には内部電極91が設けられている。内部電極91は、図15〜図17に示す誘電体バリア放電ランプにおける内部電極の離間電極部分に相当する部分が、コイル状に形成されたコイル状部92を有している。コイル状部92は、放電容器23の内側面に近傍位置に沿って形成されたコイル状をなしている。コイル状部92の両端部には、直線状部93,94が形成されており、それぞれ放電容器23の両端部に形成されたピンチシール部26,26に設けられた金属箔25,25に固定されて接続されている。また、放電容器23における内部電極91のコイル状部92が形成されている位置に対応する位置には、シームレス金属網からなる外部電極28が設けられている。さらに、放電容器23には排気管29が設けられている。このような態様の誘電体バリア放電ランプML7を用いることもできる。
Subsequently, a dielectric barrier discharge lamp according to a seventh modification will be described. FIG. 18A is a side view of a dielectric barrier discharge lamp according to a seventh modification, and FIG. 18B is a sectional view taken along line GG in FIG. As shown in FIG. 18, the dielectric barrier discharge lamp ML <b> 7 according to this aspect includes a
次に、本発明の第2の実施形態に係る除電装置について説明する。本実施形態に係る除電装置は、上記第1の実施形態と比較して、ランプ部の構成が異なるので、そのランプ部について主に説明する。 Next, a static eliminator according to a second embodiment of the present invention will be described. Since the static eliminator according to the present embodiment is different from the first embodiment in the configuration of the lamp unit, the lamp unit will be mainly described.
図19は、本発明の第2の実施形態に係る除電装置におけるランプ部の下側平面図、図20は、図19のH−H線断面図、図21は、ランプ部から仕切り部材を取り除いた状態の下側平面図である。 19 is a lower plan view of the lamp unit in the static eliminator according to the second embodiment of the present invention, FIG. 20 is a cross-sectional view taken along the line HH of FIG. 19, and FIG. 21 is a partition member removed from the lamp unit. FIG.
図19〜図21に示すように、本実施形態に係る除電装置におけるランプ部100は、金属材料からなる筐体枠101を備えており、筐体枠101には、複数、本実施形態では6本の誘電体バリア放電ランプ102A〜102Fが取り付けられている。筐体枠101の一端側には、筐体枠101に対して誘電体バリア放電ランプ102A〜102Fをそれぞれ位置決めする位置決め部材103が取り付けられている。誘電体バリア放電ランプ102A〜102Fには、それぞれ図10に示す誘電体バリア放電ランプML2を用いている。
As shown in FIGS. 19 to 21, the
位置決め部材103には、複数の長溝が形成されており、この長溝に対して、それぞれ誘電体バリア放電ランプ102A〜102Fのピンチシール部26(図10)が嵌め込まれる。位置決め部材103に6個の長溝が形成され、それぞれの長溝に誘電体バリア放電ランプ102A〜102Fが嵌め込まれている。
A plurality of long grooves are formed in the
また、筐体枠101には、誘電体バリア放電ランプ102A〜102Fをそれぞれ保持する導電性のランプ保持具104が設けられている。これらのランプ保持具104は、弾性を有する把持爪を備えており、この把持爪の弾性力によって誘電体バリア放電ランプ102A〜102Fのそれぞれの両端部を把持する。ランプ保持具104は、誘電体バリア放電ランプ102A〜102Fの外部電極28(図10)に当接している。誘電体バリア放電ランプ102A〜102Fは、このランプ保持具104に把持され、位置決め部材103に支持されることにより、筐体枠101に取り付けられる。
The
また、筐体枠101は、アース電位に接地されており、筐体枠101には、ランプ保持具104が接続されている。こうして、筐体枠101とランプ保持具104とを介して、誘電体バリア放電ランプ102A〜102Fにおける外部電極28がアース電位に接地されている。
The
さらに、筐体枠101は、側板101A、天板101B、および底板101Cを有しており、底板101Cの中央部には開口部101Dが形成されている。筐体枠101の天板101Bには、金属材料からなる放熱器105が設けられており、放熱器105は、金属材料からなる第一熱伝導板106に接触している。また、第一熱伝導板106は、誘電体バリア放電ランプ102A〜102Fと接触する金属材料からなる第二熱伝導板107と接触している。こうして、熱伝導板106,107を介して、誘電体バリア放電ランプ102A〜102Fの熱が放熱器105に伝導し、放熱器105によって放熱される。
Further, the
さらに、筐体枠101の側板101Aには、筐体枠101内に冷却ガスである不活性ガスを流入させる不活性ガス導入口108および不活性ガスを排出させる不活性ガス排出口109がそれぞれ形成されている。また、筐体枠101の底板101Cに形成された開口部101Dは、本発明の仕切り部材の光透過部となる光照射窓110によって覆われている。筐体枠101、放熱器105、および光照射窓110で囲まれた空間は、不活性ガス導入口108および不活性ガス排出口109を通じて、誘電体バリア放電ランプ102A〜102Fから放射される真空紫外線を吸収しにくい窒素ガスでパージされている。窒素ガスパージは、誘電体バリア放電ランプ102A〜102Fの冷却も兼ねている。
Further, the
筐体枠101における底板101Cには、金属メッシュ固定具111が設けられており、この金属メッシュ固定具111により、筐体枠101における開口部101Dの全面を覆うようにして、光透過部である光照射窓110が設けられている。光照射窓110は、誘電体バリア放電ランプ102A〜102Fが放射する紫外線を透過する光透過性材料であるたとえば合成石英で形成されている。この光照射窓110には、誘電体バリア放電ランプ102A〜102Fまたは点灯配線から放射される電磁放射ノイズを遮蔽するための金属製メッシュ112が設けられている。この金属製メッシュ112は、金属メッシュ固定具111を介して筐体枠101と電気的に接続されており、アース電位に接地されている。
A
以上の構成を有する本実施形態に係る除電装置では、ランプ部100の下方に配置された図示しない照射台上に載置された除電対象物に紫外線を放射することにより、除電対象物を除電する。このとき、ランプ部100における筐体枠101の光照射窓110には、金属製メッシュ112が設けられている。この金属製メッシュ112が、誘電体バリア放電ランプ102A〜102Fが発する電磁放射ノイズを効果的に遮蔽する。したがって、ランプ部100から照射されるノイズの防止効果を高いものとすることができる。
In the static eliminator according to the present embodiment having the above-described configuration, the static eliminator is neutralized by radiating ultraviolet rays to the static eliminator placed on the irradiation table (not shown) disposed below the
しかも、電磁放射ノイズを遮蔽する金属製メッシュ112を光照射窓110に設けているので、誘電体バリア放電ランプを覆う外管などを設けることなく、ノイズ防止効果を高めることができる。
Moreover, since the
次に、本発明の第3の実施形態に係る除電装置について説明する。本実施形態に係る除電装置は、上記第1の実施形態と比較して、ランプ部の構成が異なるので、そのランプ部について主に説明する。 Next, a static eliminator according to a third embodiment of the present invention will be described. Since the static eliminator according to the present embodiment is different from the first embodiment in the configuration of the lamp unit, the lamp unit will be mainly described.
図22は、本発明の第3の実施形態に係る除電装置におけるランプ部の下側平面図、図23は、その一部破断正断面図である。図22および図23に示すように、本実施形態に係る除電装置におけるランプ部120は、金属材料からなる筐体枠121を備えており、筐体枠121には、複数、本実施形態では4本の誘電体バリア放電ランプ122A〜122Dが取り付けられている。本実施形態では、誘電体バリア放電ランプ122A〜122Dとして、図13に示す誘電体バリア放電ランプ50を用いた。
FIG. 22 is a lower plan view of the lamp portion in the static eliminator according to the third embodiment of the present invention, and FIG. 23 is a partially broken front sectional view thereof. As shown in FIGS. 22 and 23, the
筐体枠121は、側板121Aおよび底板121Bを有している。側板121Aに囲まれた上部は開口しており、また、底板121Bの中央部には開口部121Cが形成されている。また、側板121Aに囲まれた上部の開口位置には、金属材料からなる冷却ブロック123が設けられており、冷却ブロック123は、上部の開口を塞いでいる。冷却ブロック123の下面には、断面半円状の切り欠き溝が4本形成されており、これらの切り欠き溝にそれぞれ誘電体バリア放電ランプ122A〜122Dが接触して嵌め込まれている。誘電体バリア放電ランプ122A〜122Dが冷却ブロック123に接触することにより、冷却ブロック123によって誘電体バリア放電ランプ122A〜122Dが冷却される。
The
さらに、筐体枠121の側板121Aには、筐体枠121内に冷却ガスである不活性ガスを流入させる不活性ガス導入口124および不活性ガスを排出させる不活性ガス排出口125がそれぞれ形成されている。また、筐体枠121の底板121Bに形成された開口部121Cは、光照射窓126によって覆われている。筐体枠121、冷却ブロック123、および光照射窓126で囲まれた空間は、不活性ガス導入口124および不活性ガス排出口125を通じて、誘電体バリア放電ランプ122A〜122Dから放射される真空紫外線を吸収しにくい窒素ガスでパージされている。窒素ガスパージは、誘電体バリア放電ランプ122A〜122Dの冷却も兼ねている。
Further, the
筐体枠121における底板121Bには、金属メッシュ固定具127が設けられており、この金属メッシュ固定具127により、筐体枠121における開口部121Cの全面を覆うようにして、光透過部である光照射窓126が設けられている。光照射窓126は、誘電体バリア放電ランプ122A〜122Dが放射する紫外線を透過する光透過性材料であるたとえば合成石英で形成されている。この光照射窓126には、誘電体バリア放電ランプ122A〜122Dまたは点灯配線から放射される電磁放射ノイズを遮蔽するための金属製メッシュ128が設けられている。この金属製メッシュ128は、金属メッシュ固定具127を介して筐体枠121と電気的に接続されており、アース電位に接地されている。
A
以上の構成を有する本実施形態に係る除電装置では、ランプ部120の下方に配置された図示しない照射台上に載置された除電対象物に紫外線を放射することにより、除電対象物を除電する。このとき、ランプ部120における筐体枠121の光照射窓126には、金属製メッシュ128が設けられている。この金属製メッシュ128が、誘電体バリア放電ランプ122A〜122Dが発する電磁放射ノイズを効果的に遮蔽する。したがって、ランプ部120から照射されるノイズの防止効果を高いものとすることができる。
In the static eliminator according to the present embodiment having the above configuration, the static eliminator is neutralized by radiating ultraviolet rays to the static eliminator placed on the irradiation table (not shown) disposed below the
しかも、電磁放射ノイズを遮蔽する金属製メッシュ128を筐体枠光照射窓126に設けているので、誘電体バリア放電ランプを覆う外管などを設けることなく、ノイズ防止効果を高めることができる。さらには、冷却ブロック123が筐体枠121に設けられていることから、筐体枠121を含めたランプ部120の全体を小型化することができる。
In addition, since the
続いて、本発明の第4の実施形態について説明する。図24は、本発明の第4の実施形態に係る除電装置の正断面図、図25は、その側断面図、図26は、そのランプ部の正断面図である。図24および図25に示すように、本実施形態に係る除電装置R2は、略立方体形状をなす中空の金属材料からなる筐体枠131を備えている。筐体枠131の中空部における高さ方向中央よりもやや上側の部位には、ランプ部132が配設されている。また、図26に示すように、本実施形態における除電装置R2に用いるランプ部132としては、図10に示す誘電体バリア放電ランプML2を図3に示す外管22に収容した態様の発光装置が用いられている。誘電体バリア放電ランプML2は放電容器23を有しており、放電容器23の内側には内部電極24が設けられ、放電容器23の外側には外部電極45が設けられている。外部電極45は、放電容器23の上側およそ240°の範囲を覆うアルミニウム蒸着膜によって形成されており、下方にスリット状の開口部が形成されている。誘電体バリア放電ランプML2から照射される紫外線は、スリット状に形成された開口部から、およそ120°の範囲に広がるようになる。
Subsequently, a fourth embodiment of the present invention will be described. FIG. 24 is a front sectional view of a static eliminator according to a fourth embodiment of the present invention, FIG. 25 is a side sectional view thereof, and FIG. 26 is a front sectional view of a lamp portion thereof. As shown in FIGS. 24 and 25, the static eliminator R2 according to the present embodiment includes a
また、筐体枠131の一方の側板には、ランプ部132を取り付けるための取付用フランジ133が取り付けられており、筐体枠131の対向する側板には、固定具134が取り付けられている。これら取付用フランジ133および固定具134によって、ランプ部132が固定されて支持されている。取付用フランジ133からは、ランプ部132における口金34が筐体枠131の外側に飛び出しており、冷却ガス流通口35および接続端子36が筐体枠131の外側に配置される。
Further, an
さらに、筐体枠131の側板には、不活性ガス導入口135が形成されており、筐体枠131の底板には、不活性ガス排出口136が形成されている。不活性ガス導入口135からは、除電対象物を除電するためのイオン発生源である不活性ガスが導入される。また、不活性ガス排出口136は、排気ポンプ137に接続されており、排気ポンプ137を作動させることにより、不活性ガス排出口136を介して筐体枠131内の不活性ガスが排出され。筐体枠131内は所望の不活性ガスでの減圧状態とされる。筐体枠131内は、不活性ガス導入口135および不活性ガス排出口136を除いた位置では気密状態に維持されている。
Further, an inert
また、筐体枠131内におけるランプ部132から照射される紫外線の照射範囲内には、照射台138が設けられており、照射台138の上が除電対象部となり、照射台138上に除電対象物139が載置され、除電対象物139が除電対象部に配置される。
Further, an
以上の構成を有する本実施形態に係る除電装置R2では、ランプ部132の下方に配置された照射台138上に載置された除電対象物139に紫外線を放射することにより、除電対象物139を除電する。このとき、ランプ部132における外管22には、金属製メッシュ31が設けられている。この金属製メッシュ31が、誘電体バリア放電ランプML2が発する電磁放射ノイズを効果的に遮蔽する。したがって、ランプ部132から照射されるノイズの防止効果を高いものとすることができる。
In the static eliminator R2 according to the present embodiment having the above-described configuration, the
しかも、排気ポンプ137を作動させることにより、筐体枠131内を減圧状態とすることができる。したがって、ランプ部132(誘電体バリア放電ランプML2)から放射される真空紫外線を用いた減圧下での除電に有効である。その際、イオン発生源として不活性ガス流入口から窒素ガスやアルゴンガスのような不活性ガスを流入し、筐体枠131内を不活性ガス減圧雰囲気にすることにより、帯電物体を効果的に除電することができる。
In addition, by operating the
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。図27は、本発明の第5の実施形態に係る除電装置の側断面図である。図27に示すように、本実施形態に係る除電装置R3は、金属材料からなるトンネル筐体141を備えている。トンネル筐体141における上方位置には、ランプ部142が設けられている。本実施形態においては、ランプ部142として、上記第4の実施形態と同様、図10に示す誘電体バリア放電ランプML2を誘電体バリア放電ランプとして、図3に示す外管22に収納したものを用いている。
Next, a fifth embodiment of the present invention will be described. FIG. 27 is a side sectional view of the static eliminator according to the fifth embodiment of the present invention. As shown in FIG. 27, the static eliminator R3 according to the present embodiment includes a
また、トンネル筐体141の上枠には、不活性ガスを導入するための不活性ガス導入口143が形成されており、下枠には、不活性ガスを排出するための不活性ガス排出口144が形成されている。不活性ガス排出口144には、排気ポンプ145が接続されており、排気ポンプ145を作動させることにより、トンネル筐体141内を減圧状態とすることができる。
In addition, an
さらに、トンネル筐体141の下面には、トンネル筐体141の長手方向に移動する搬送コンベア146が設けられている。搬送コンベア146には、その移動方向に離間してほぼ等間隔で照射台147が載置されており、照射台147には、除電対象物148が載置されている。搬送コンベア146は、ランプ部142から照射される真空紫外線の照射範囲内に配置されており、搬送コンベア146によって搬送される照射台147に載置される除電対象物148には、ランプ部142から照射される真空紫外線が照射されるようになっている。
Further, a
以上の構成を有する本実施形態に係る除電装置R3では、ランプ部142の下方に配置された照射台147上に載置された除電対象物148に紫外線を放射することにより、除電対象物148を除電する。このとき、ランプ部142における外管22には、金属製メッシュ31が設けられている。この金属製メッシュ31が、誘電体バリア放電ランプML2が発する電磁放射ノイズを効果的に遮蔽する。したがって、ランプ部142(誘電体バリア放電ランプML2)から照射されるノイズの防止効果を高いものとすることができる。
In the static eliminator R3 according to the present embodiment having the above-described configuration, the
また、排気ポンプ145を作動させることにより、トンネル筐体141内を減圧状態とすることができる。したがって、誘電体バリア放電ランプML2から放射される真空紫外線を用いた減圧下での除電に有効となる。さらに、本実施形態に係る除電装置R3は、搬送コンベア146を有しており、搬送コンベア146によって、照射台147および除電対象物148を搬送している。このため、複数の除電対象物148を連続的に除電することができる。
In addition, by operating the
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。図28は、本発明の第6の実施形態に係る除電装置の側断面図である。図28に示すように、本実施形態に係る除電装置R4は、金属材料からなるトンネル筐体151を備えている。トンネル筐体151の上枠には開口部151Aが形成されており、この開口部151Aの上方にはランプ部152が設けられている。このランプ部152は、金属材料からなる筐体152Aを備えており、筐体152Aの内部に、図10に示す誘電体バリア放電ランプML2が配設されている。筐体152Aの底板には、開口部が形成されており、この開口部を塞ぐようにして光透過部である光照射窓152Bが設けられている。光照射窓152Bにおける筐体152Aの内側には、金属製メッシュ152Cが取り付けられている。
Next, a sixth embodiment of the present invention will be described. FIG. 28 is a side sectional view of a static eliminator according to the sixth embodiment of the present invention. As shown in FIG. 28, the static eliminator R4 according to this embodiment includes a
また、トンネル筐体151の上枠には、不活性ガスを導入するための不活性ガス導入口153が形成されており、下枠には、不活性ガスを排出するための不活性ガス排出口154が形成されている。不活性ガス排出口154には、排気ポンプ155が接続されており、排気ポンプ155を作動させることにより、トンネル筐体151内を減圧状態とすることができる。
In addition, an
さらに、トンネル筐体151の下面には、トンネル筐体151の長手方向に移動する搬送コンベア156が設けられている。搬送コンベア156には、その移動方向に離間してほぼ等間隔で照射台157が載置されており、照射台157には、除電対象物158が載置されている。搬送コンベア156は、ランプ部152から照射される真空紫外線の照射範囲内に配置されており、搬送コンベア156によって搬送される照射台157に載置される除電対象物158には、ランプ部152から照射される真空紫外線が照射されるようになっている。
Further, a
以上の構成を有する本実施形態に係る除電装置R4は、上記第5の実施形態と同様、ランプ部152の下方に配置された照射台157上に載置された除電対象物158に紫外線を放射することにより、除電対象物158を除電する。このとき、ランプ部152の光照射窓152Bには、接地された金属製メッシュ152Cが設けられている。この金属製メッシュ152Cが、誘電体バリア放電ランプML2が発する電磁放射ノイズを効果的に遮蔽する。したがって、ランプ部152(誘電体バリア放電ランプML2)から照射されるノイズの防止効果を高いものとすることができる。
The static eliminator R4 according to the present embodiment having the above configuration radiates ultraviolet rays to the
また、排気ポンプ155を作動させることにより、トンネル筐体151内を減圧状態とすることができる。したがって、誘電体バリア放電ランプML2から放射される真空紫外線を用いた減圧下での除電に有効となる。さらに、搬送コンベア156によって、照射台157および除電対象物148を搬送しているため、複数の除電対象物158を連続的に除電することができる。
In addition, by operating the
本発明で提案した電磁放射ノイズ遮蔽手段の効果を検証した結果を以下に示す。この実験では、第1の実施形態で説明した図3に示す外管に、図10に示したタイプの誘電体バリア放電ランプML2を配置し、そのユニットから放射される電磁ノイズ電界強度を調べた。評価は、ランプ−電界プローブ間の距離と電界プローブによる検出電界強度(相対強度)の相関を調べることによって行った。また、第一従来例として、外管が設けられていない誘電体バリア放電ランプのみからなり、外部電極が接地された図5に示す誘電体バリア放電ランプ21を用いた。また、第二従来例として、外部電極としてアルミニウム蒸着膜を形成した図10に示す誘電体バリア放電ランプML2を用いた。その結果を図29に示す。
The result of verifying the effect of the electromagnetic radiation noise shielding means proposed in the present invention is shown below. In this experiment, the dielectric barrier discharge lamp ML2 of the type shown in FIG. 10 was arranged in the outer tube shown in FIG. 3 described in the first embodiment, and the electromagnetic noise electric field intensity radiated from the unit was examined. . The evaluation was performed by examining the correlation between the distance between the lamp and the electric field probe and the electric field intensity detected by the electric field probe (relative intensity). Further, as the first conventional example, the dielectric
図29において、第一従来例は一点鎖線で示され、第二従来例は破線で示されている。また、本発明例は実線で示されている。図29からわかるように、第一従来例および第二従来例に係る誘電体バリア放電ランプでは、いずれも十分に電磁放射ノイズが遮蔽されなかった。一方、本発明例のように、放電には寄与しない金属網を電磁放射ノイズ遮蔽手段とした誘電体バリア放電ランプでは、ノイズが効果的に遮蔽された。以上の結果により、本発明に係る誘電体バリア放電ランプでは、従来の誘電体バリア放電ランプと比較して、非常に高いノイズ遮蔽効果を発揮することが判った。 In FIG. 29, the first conventional example is indicated by a one-dot chain line, and the second conventional example is indicated by a broken line. The example of the present invention is shown by a solid line. As can be seen from FIG. 29, in the dielectric barrier discharge lamps according to the first conventional example and the second conventional example, electromagnetic radiation noise was not sufficiently shielded. On the other hand, in the dielectric barrier discharge lamp in which the metal net that does not contribute to the discharge is used as the electromagnetic radiation noise shielding means as in the present invention example, the noise is effectively shielded. From the above results, it was found that the dielectric barrier discharge lamp according to the present invention exhibits a very high noise shielding effect as compared with the conventional dielectric barrier discharge lamp.
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。たとえば、上記第4〜第6の実施形態に係る除電装置では、1本のランプ部のみを用いているが、複数の誘電体バリア放電ランプを有するランプ部を設ける態様とすることもできる。 The preferred embodiments of the present invention have been described above, but the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications can be made. For example, in the static eliminator according to the fourth to sixth embodiments, only one lamp unit is used. However, a lamp unit having a plurality of dielectric barrier discharge lamps may be provided.
また、本発明による電磁放射ノイズは、同じく電磁放射ノイズの影響があると思われる、ガラスや半導体基板、あるいはプラスチック等の有機物体表面の洗浄装置および改質装置等にも応用可能と考えられる。 The electromagnetic radiation noise according to the present invention can also be applied to a cleaning device and a reforming device for the surface of an organic object such as glass, a semiconductor substrate, or plastic, which are also considered to be affected by the electromagnetic radiation noise.
1,100,120,132,142,152…ランプ部、2(2A〜2D),102A〜102F,122A〜122D,MR1〜MR3…発光装置、3,101,121,131…筐体枠、4,138,147,157…照射台、5,139,148,158…除電対象物、11〜14…側板、15…天板、21,50,ML1〜ML7…誘電体バリア放電ランプ、22,38,51…外管、23…放電容器、24,54,64,71,77,84,91…内部電極、25…金属箔、26…ピンチシール部、27…リード線、28,45,55,65,83,90…外部電極、29…排気管、30,57,67…交流電源、31,112,128,152C…金属製メッシュ、32…誘電体バリア放電ランプ保持部材、33…外部電極金具、34,58…口金、35…冷却ガス流通口、36…接続端子、37…点灯用配線、39…反射部材、41…内部電極、42…本体部、43…スリーブ、44…張力保持線、52,62…発光内管、53,63…発光外管、56,66…封止部、59…誘電体バリア放電ランプ取付部、72,78…連結部、73,74,79,80,86,87,93,94…直線状部、75,81,88…離間電極部、76,82,89…離間電極支持部、85,92…コイル状部、101A,121A…側板、101B…天板、101C,121B…底板、101D,121C…開口部、103…位置決め部材、104…ランプ保持具、105…放熱器、106…第一熱伝導板、107…第二熱伝導板、108,124,135,143,153…不活性ガス導入口、109,125,136,144,154…不活性ガス排出口、110,126,152B…光照射窓、111,127…金属メッシュ固定具、123…冷却ブロック、133…取付用フランジ、134…固定具、137,145,155…排気ポンプ、141,151…トンネル筐体、146,156…搬送コンベア、151A…開口部、152A…筐体、R1〜R4…除電装置。
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1,100,120,132,142,152 ... Lamp part, 2 (2A-2D), 102A-102F, 122A-122D, MR1-MR3 ... Light-emitting device, 3,101,121,131 ... Housing frame, 4 , 138, 147, 157 ... irradiation table, 5, 139, 148, 158 ... neutralization object, 11-14 ... side plate, 15 ... top plate, 21, 50, ML1-ML7 ... dielectric barrier discharge lamp, 22, 38 51 ... Outer tube, 23 ... Discharge vessel, 24, 54, 64, 71, 77, 84, 91 ... Internal electrode, 25 ... Metal foil, 26 ... Pinch seal part, 27 ... Lead wire, 28, 45, 55, 65, 83, 90 ... external electrode, 29 ... exhaust pipe, 30, 57, 67 ... AC power supply, 31, 112, 128, 152C ... metal mesh, 32 ... dielectric barrier discharge lamp holding member, 33 ... external electrode gold , 34, 58, base, 35, cooling gas flow port, 36, connection terminal, 37, wiring for lighting, 39, reflecting member, 41, internal electrode, 42, main body, 43, sleeve, 44, tension holding wire, 52, 62 ... luminous inner tube, 53, 63 ... luminous outer tube, 56, 66 ... sealing portion, 59 ... dielectric barrier discharge lamp mounting portion, 72, 78 ... connecting portion, 73, 74, 79, 80, 86 , 87, 93, 94 ... linear portion, 75, 81, 88 ... spaced electrode portion, 76, 82, 89 ... spaced electrode support portion, 85, 92 ... coiled portion, 101A, 121A ... side plate, 101B ... top plate , 101C, 121B ... bottom plate, 101D, 121C ... opening, 103 ... positioning member, 104 ... lamp holder, 105 ... radiator, 106 ... first heat conduction plate, 107 ... second heat conduction plate, 108, 124, 135, 143, 153 ... Not good 110, 125, 136, 144, 154 ... inert gas outlet, 110, 126, 152B ... light irradiation window, 111, 127 ... metal mesh fixture, 123 ... cooling block, 133 ... flange for mounting 134, 155, 155 ... exhaust pump, 141, 151 ... tunnel housing, 146, 156 ... transport conveyor, 151A ... opening, 152A ... housing, R1-R4 ... static eliminator.
Claims (5)
前記誘電体バリア放電ランプから放射される紫外線により除電される除電対象物を配置する除電対象部を有しており、
前記誘電体バリア放電ランプと、前記除電対象部に配置された除電対象物との間を仕切る仕切り部材が配設されており、
前記仕切り部材が、紫外線を透過する光透過性材料からなる光透過部を有しており、
前記仕切り部材に、接地された金属製メッシュが設けられていることを特徴とする除電装置。 A tubular discharge vessel, an internal electrode provided in the discharge vessel, and an external electrode provided on the outer periphery of the discharge vessel, and having a dielectric barrier discharge lamp for irradiating ultraviolet rays,
A static elimination target portion for disposing a static elimination target to be eliminated by ultraviolet rays emitted from the dielectric barrier discharge lamp;
A partition member is disposed to partition between the dielectric barrier discharge lamp and a charge removal object disposed in the charge removal target portion;
The partition member has a light transmission part made of a light transmissive material that transmits ultraviolet rays,
A static eliminator, wherein the partition member is provided with a grounded metal mesh.
The static elimination apparatus according to claim 1, wherein the static elimination target portion is an inert gas atmosphere.
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