JP2005050450A - 磁気テープカートリッジ - Google Patents

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Akihiko Fujii
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Abstract

【課題】 リールロックの摺接部が磨耗した際に、リールロックが傾くのを防止することができる磁気テープカートリッジを提供する。
【解決手段】 磁気テープMTが巻装され、カートリッジケース内に回転自在に収容されるリール20と、常時弾性体により前記リール20側に押圧されることで前記リール20を前記カートリッジケースに対して回転不能に係止するリールロック30と、このリールロック30を前記弾性体の付勢力に対して押し上げることで、前記係止を解除して前記リール20を回転可能とするリリースパッド50とを備えた磁気テープカートリッジであって、前記リールロック30の前記リリースパッド50側には、前記リリースパッド50の摺接面52と摺接して前記リリースパッド30の回転を支持するピボット31が設けられているとともに、前記ピボット31の周囲に前記ピボット31より後退した位置に傾動防止突起32が設けられている。
【選択図】 図3

Description

本発明は磁気テープカートリッジに関し、詳しくはリールロックの摺接部が磨耗した際に、リールロックが傾くのを防止することができる磁気テープカートリッジに関する。
従来、コンピュータ等のデータバックアップ用の外部記録媒体として、いわゆるLTO(Linear Tape‐Open)規格に準拠した磁気テープカートリッジが知られている。前記磁気テープカートリッジは、カートリッジケース内に磁気テープが巻装されたリールを回転自在に収容しており、未使用時は、リールが不用意に回転しないように、リールロックによりリールの回転をロックし、使用時にのみリールのロック状態をリリースパッドにより解除するように構成されている。なお、リールロック及びリリースパッドは、リールの中心部に形成されたカップ状のハブ内に収容されている。
図5(a)は、従来の磁気テープカートリッジにおけるリールロックとリリースパッドとの摺接状態を拡大して示す概略断面図である。なお、図5(a)では、磁気テープカートリッジの使用時の状態を示している。図5(a)を参照して、磁気テープカートリッジの使用時、すなわちドライブのリール駆動機構Dによりリール200を回転させた際には、リール200のハブ201内に収容されているリリースパッド500は、リール200と共に回転する。このとき、リールロック300の下面中央部に形成された球面状の突起301が、リリースパッド500の上面中央部に形成された摺接面501と摺接する。なお、リールロック300は、圧縮コイルバネ400により、リリースパッド500に向けて付勢されている。
しかし、磁気テープカートリッジを長期に渡って使用すると、リールロック300の突起301が、リリースパッド500の摺接面501との摺接により磨耗する。このとき、突起301が偏磨耗すると、リールロック300が傾くという問題があった(図5(b)参照)。そして、リールロック300が傾くと、リールロック300の周縁302が、リール200のハブ201内に形成されている係合部202と接触し、その接触により異音が発生する。そこで、リールロック300の突起301の磨耗を防止することを目的として、リリースパット500の摺接面501に金属板を貼り付けるという従来技術が特許文献1に開示されている。なお、前記係合部202は、リールロック300がリール200の回転をロックする際に、リールロック300の下面に形成された係合面303と係合するためのものである。
特開2002−197833号公報(段落0016、図5)
しかしながら、特許文献1に開示されている従来技術では、リリースパッドの摺接面に金属板を貼り付ける工程を別途設ける必要があるため、製造コストが高くなるという問題があった。また、重要なことは、磁気テープカートリッジの使用時にリールロックが傾くのを防止することであり、リールロックの摺接部の磨耗を防止することではない。
そこで、本発明は、前記した問題を解決し、リールロックの摺接部が磨耗した際に、リールロックが傾くのを防止することができる磁気テープカートリッジを提供することを目的とする。
前記問題を解決するため、本発明に係る磁気テープカートリッジは、磁気テープが巻装され、カートリッジケース内に回転自在に収容されるリールと、常時弾性体により前記リール側に押圧されることで前記リールを前記カートリッジケースに対して回転不能に係止するリールロックと、このリールロックを前記弾性体の付勢力に対して押し上げることで、前記係止を解除して前記リールを回転可能とするリリースパッドとを備えた磁気テープカートリッジであって、前記リールロックの前記リリースパッド側には、前記リリースパッドの摺接面と摺接して前記リリースパッドの回転を支持するピボットが設けられているとともに、前記ピボットの周囲に前記ピボットより後退した位置に傾動防止突起が設けられていることを特徴とする磁気テープカートリッジ。
このように構成された磁気テープカートリッジによれば、磁気テープカートリッジを長期に渡って使用し、リールロックの摺接部がリリースパッドの摺接面との摺接により磨耗した際は、リールロックの傾動防止突起がリリースパッドの上面と当接することにより、リールロックが傾くのを防止し、偏磨耗を防止する。また、前記傾動防止突起は、樹脂成形等により、リールロックと一体に形成することができるので、磁気テープカートリッジを製造する際の製造コストが高くなるという問題も生じない。
なお、前記傾動防止突起は、摺接部の周囲に、複数個、好ましくは等間隔で3個形成することが好ましい。また、前記傾動防止突起は、摺接部の周囲に、金属または樹脂製のボールを埋設することにより形成することもできる。さらに、前記傾動防止突起は、摺接部の周囲に、帯状に形成することもできる。
本発明に係る磁気テープカートリッジによれば、リールロックの摺接部が磨耗した際に、リールロックが傾くのを防止することができる。
以下、本発明に係る磁気テープカートリッジの実施の形態について、適宜図面を参照して説明する。参照する図面において、図1は、磁気テープカートリッジの構成部品を示す分解斜視図である。また、図2は、図1に示した磁気テープカートリッジに含まれるリールロック30を示す拡大斜視図である。なお、図2では、図1で示すリールロック30を上下逆に示している。
まず、磁気テープカートリッジの構成について説明する。図1に示す磁気テープカートリッジは、いわゆるLTO規格に準拠した磁気テープカートリッジであり、下ハーフ10Aと上ハーフ10Bとに分割して構成されたカートリッジケース10の内部に、磁気テープMTが巻装されたリール20、リール20の回転をロックするためのリールロック30および圧縮コイルばね40、リール20のロック状態を解除するためのリリースパッド50、下ハーフ10Aおよび上ハーフ10Bに跨ってカートリッジケース10に形成された磁気テープ引出口11を開閉するスライドドア60、スライドドア60を磁気テープ引出口11の閉位置に付勢するねじりコイルばね70、誤消去防止爪80、カートリッジメモリチップ90などを組み込んで構成されている。また、下ハーフ10Aの底面中央部には、リール20のハブ21の底部22外面(図示せず)が露出するリール駆動用の開口12が設けられている。
リール20は、図1に示すように、上ハーフ10B側に開口するカップ状のハブ21を中心部に有し、ハブ21の底部22の内面周辺部には、リリースパッド50の下面に突設されたロック解除ピン51を導出させる3個(図1では1個のみ図示する)の導出孔23が等間隔で形成されている。また、ハブ21の底部22の内面周辺部には、各導出孔23の中間に、係合部24が3個所突設されている(図1では2箇所のみ図示する)。なお、各係合部24の上面には、放射状の刃筋を有する断面三角形の凹凸が形成されている。さらに、ハブ21の壁部25には、上下に延びる複数の補強用リブ26が各導出孔23の開口個所をよけて形成されている。このように構成されたハブ21の内部には、リリースパッド50、リールロック30、圧縮コイルばね40が順次組み付けられる。
リールロック30は、図2に示すように、略円板状に形成されており、その下面中央部(図2においては上面中央)には、球面状のピボット31が形成されている。そして、ピボット31の周囲には、3つの凸状の傾動防止突起32,32,32が等間隔で形成されている。これらの傾動防止突起32,32,32は、リールロック30と一体に形成されている。なお、傾動防止突起32,32の高さは、突起31よりも低く設定されている。
また、リールロック30の下面周辺部(図2においては上面周辺部)には、リール20のハブ21内に形成された係合部24に係脱可能な放射状の刃筋を有する断面三角形の係合面33が形成されている。また、リールロック30の上面中央部(図2においては下面中央部)には、上ハーフ10Bの内面中央部に突設された係合突起13(図1参照)が挿入される十字状の係合筒部34が突設されている。このリールロック30は、係合筒部34に外装されて上ハーフ10Bとの間に介設される圧縮コイルばね40により下方のリリースパッド50に向けて付勢され、下面に形成された係合面33がハブ21の底部22に形成された係合部24と係合する。
リリースパッド50は、略三角形の板状に形成されており、各角部の下面には、ハブ21の底部22を貫通するロック解除ピン51(図1では2個のみ図示する)が突設されている。また、リリースパッド50の上面中央部には、リールロック30の下面中央部に形成されたピボット31(図2参照)と摺接する凸状の摺接面52が形成されている。このリリースパッド50は、ハブ21の底部22の内面とリールロック30との間に介設される。
次に、以上のように構成された磁気テープカートリッジの使用時におけるリールロック30とリリースパッド50との摺接状態について、図3を参照して説明する。参照する図面において、図3は、図1に示した磁気テープカートリッジにおけるリールロック30とリリースパッド50との摺接状態を拡大して示す概略断面図であり、(a)はリールロック30の摺接部が磨耗する前の状態を示し、(b)はリールロック30の摺接部が磨耗した状態を示す。なお、図3(a),(b)では、磁気テープカートリッジの使用時の状態を示している。
図3(a)に示すように、磁気テープカートリッジの使用時に、ドライブのリール駆動機構Dによりリール20を回転させた際には、リールロック30のピボット31は、リール20と共に回転するリリースパッド50の摺接面52と摺接する。このとき、ピボット31の周囲に形成された傾動防止突起32(図3(a)では2個のみ図示する)は、ピボット31よりも高さが低く、後退しているので、リリースパッド50の摺接面52とは当接しない。つまり、傾動防止突起32は、ピボット31がリリースパッド50の摺接面52と摺接する際の邪魔にはならない。
そして、図3(b)に示すように、磁気テープカートリッジを長期に渡って使用し、リールロック30のピボット31が、リリースパッド50の摺接面52との摺接により磨耗した際は、ピボット31の周囲に形成された傾動防止突起32,32,32がリリースパッド50の上面と当接することにより、リールロック30が傾くのを防止し、偏磨耗することを防止できる。
次に、リールロック30の下面に形成される傾動防止突起の変形例について図4(a)及び図4(b)を参照して説明する。
図4(a)に示すように、リールロック30の下面に、インサート成形により金属または樹脂製のボールを埋設することにより傾動防止突起35,35,35を形成することができる。
ピボット31の周囲には、3つのボールの傾動防止突起35,35,35が等間隔で形成されている。また、傾動防止突起35,35,35の高さは、ピボット31よりも低く設定されている。従って、傾動防止突起35,35,35がリリースパット50に摺接するときには、この傾動防止突起35,35,35は少ない接触面積でバランス良くリリースパット50と摺接する。なお、このボールは、リールロック30に回転自在に埋設するのが望ましい。そうすることで、傾動防止突起35,35,35がリリースパット50に当接した際、ボールがリリースパット50上で転動し、リールロック30がリリースパット50に対して傾くことなく、かつ、滑らかに回転できる。
また、図4(b)に示すように、ピボット31の周囲の全周に渡って傾動防止突起36を帯状に形成することもできる。
この傾動防止突起36は、リールロック30と一体に形成されている。また、傾動防止突起36の高さは、ピボット31よりも低く設定されている。従って、ピボット31の如何なる偏磨耗の状態に関わらず、リールロック30がリリースパット50に対して傾くことがない。
磁気テープカートリッジの構成部品を示す分解斜視図である。 リールロックを示す拡大斜視図である。 本発明に係る磁気テープカートリッジにおけるリールロックとリリースパッドとの摺接状態を拡大して示す概略断面図であり、(a)はリールロックの摺接部が磨耗する前の状態を示し、(b)はリールロックの摺接部が磨耗した状態を示す。 リールロックを示す拡大斜視図であり、(a)はピボットの周囲に金属または樹脂製のボールを埋設することにより傾動防止突起を形成した例を示し、(b)はピボットの周囲に傾動防止突起を帯状に形成した例を示す。 従来の磁気テープカートリッジにおけるリールロックとリリースパッドとの摺接状態を拡大して示す概略断面図であり、(a)はリールロックの摺接部が磨耗する前の状態を示し、(b)はリールロックの摺接部が磨耗した状態を示す。
符号の説明
20 リール
30 リールロック
31 ピボット
32 傾動防止突起
50 リリースパッド
52 摺接面

Claims (5)

  1. 磁気テープが巻装され、カートリッジケース内に回転自在に収容されるリールと、常時弾性体により前記リール側に押圧されることで前記リールを前記カートリッジケースに対して回転不能に係止するリールロックと、このリールロックを前記弾性体の付勢力に対して押し上げることで、前記係止を解除して前記リールを回転可能とするリリースパッドとを備えた磁気テープカートリッジであって、
    前記リールロックの前記リリースパッド側には、前記リリースパッドの摺接面と摺接して前記リリースパッドの回転を支持するピボットが設けられているとともに、前記ピボットの周囲に前記ピボットより後退した位置に傾動防止突起が設けられていることを特徴とする磁気テープカートリッジ。
  2. 前記傾動防止突起は、前記ピボットの周囲に、複数個形成されていることを特徴とする請求項1に記載の磁気テープカートリッジ。
  3. 前記傾動防止突起は、前記ピボットの周囲に、等間隔で3個形成されていることを特徴とする請求項1に記載の磁気テープカートリッジ。
  4. 前記傾動防止突起は、前記ピボットの周囲に、ボールを埋設することで形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の磁気テープカートリッジ。
  5. 前記傾動防止突起は、前記ピボットの周囲に帯状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の磁気テープカートリッジ。
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