JP2005049903A - アライメントマーク付きカラーフィルター - Google Patents

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Abstract

【課題】 遮光層と各着色画素のパターンを順次形成する際に用いる位置合わせ用のアライメントマークとして、カラーフィルター基板の搬送向きと表裏の誤りを容易にしかも同時にチェックできるアライメントマークを付したカラーフィルターを提供すること。
【解決手段】カラーフィルター基板10又はパターン部分11の中心線であって基板の進行方向とのなす角度が90度である中心線から進行方向の前又は後側にずれた位置でパターン部分の両脇に、各色用のアライメントマークの並びが対称なアライメントマーク群と並びが同方向のアライメントマーク群とを2組設ける。
【選択図】図8

Description

本発明は、液晶ディスプレイ用のカラーフィルターに係り、詳しくは遮光層のパターンとレッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の各着色画素のパターンとを形成する工程において各着色画素パターンを順次形成する際に用いられる位置合わせ用のアライメントマークを付してなるカラーフィルターに関するものである。
液晶ディスプレイに使用されている一般的なカラーフィルターの構造は図1の断面図に示すようであり、このカラーフィルターは、ガラス、プラスチック等の基板1の上にクロム等の薄膜で遮光層2のパターンを形成した後、その上に複数色(R,G,B)の微細な着色画素3のパターンを順次繰り返し形成し、さらにその上に保護膜4を設けるとともに、透明電極5としてITOを成膜することにより作製されている。そして、このカラーフィルターにおける着色画素3を形成する方法としては、染色法、顔料分散法、印刷法、電着法、転写法等があるが、いずれの方法においても遮光層2の形成された基板1上に各着色画素3を順次形成する工程でパターン同士の位置合わせが必要である。そして、この位置合わせを効果的に行う手段して、半導体の分野ではあるが、例えば次の特許文献に従来技術が開示されている。
特開昭61−61419号公報 特開昭56−109350号公報
このうち前者は、第1及び第2の合わせマークを、矩形の4つの頂部を削除した十字形形状のものとその外周を囲む大きさの矩形枠状のものとの組み合わせとし、パターン合わせ作業性を向上させるようにしたものである。また、後者では、複数の同一ターゲットよりなるパターン群が2組相互に対称にウェーハ上に形成されてマスク合わせに利用されている。
従来の技術で述べた位置合わせ方法は、半導体装置の製造工程においては有効ではあるが、これを液晶ディスプレイ用のカラーフィルターにおける遮光層のパターンと各着色画素のパターンとを順次形成する工程でのパターン合わせに利用しようとすると次のような問題点が発生する。
すなわち、前者の方法を利用すると、第1のマークを遮光層と同時にカラーフィルター基板上に形成し、当該マークに対して露光用マスク側に形成した各色用の第2のマークでパターン合わせをする時に、R,G,Bとも類似したパターンとなるために、形成する色を間違えてしまう可能性がある。さらにカラーフィルター基板の向きを逆にセットした場合は、図2〜5に示す種々のカラーフィルターのパターン配置から分かるように、逆向きになっていることを単にカラーフィルター基板だけからは判定できない。もちろん、検査工程を経ても見間違えてしまう危険性がある。これはマスク基板を逆にセットした場合も同様である。
また、後者の方法を利用すると、ターゲットパターンを遮光層と同時にカラーフィルター基板上に形成し、当該マークに対して露光用マスク側に形成した各色用の合わせマークでパターン合わせをすることになるため、露光用マスクを各色兼用として使用する場合には、当該マスク上に各色に対応したマークを一緒に形成する必要がある。つまり、一緒にすると露光用マスク上に形成する矩形状のマークが1色ごとに左右合わせて16個となり、3色では48個のマークが必要となる。これでは繁雑なパターン合わせとなり、間違いを誘う実用的でない構成になってしまう。
ここで、カラーフィルター基板の向きを逆にセットした場合、最初の1枚目のみはアライメントマークを目視確認して位置合わせを行うために、カラーフィルター基板の搬送向きのチェックはできる。しかしながら、カラーフィルター基板はカラーフィルターの製造装置のフィーダに複数枚セットされており、2枚目以降は1枚目の位置合わせに従って順次処理されていき、目視確認による位置合わせは行われないことから、誤って搬送向きを逆にしたカラーフィルター基板がフィーダの中に含まれていると、アライメントマークが小さいこともあり、単にカラーフィルター基板からでは判定できないという問題点が考えられる。特に、カラーフィルターの製造中には目視にてカラーフィルター基板の搬送向きを見ても判定はできない。もちろん検査工程を経ても見間違えてしまう危険性がある。これは両者の方法に共通の問題点と考えてよい。
また、両者の共通の問題点として、カラーフィルター基板を裏返しにセットした場合は、カラーフィルター基板はウェーハと異なり透明であるため、単にカラーフィルター基板だけからでは判定できない。もちろん、検査工程を経ても見間違えてしまう危険性がある。マスク基板を裏返しにセットした場合についても同様のことが言える。
一方、カラーフィルター製造時におけるカラーフィルター基板の搬送向きを示す工夫として、カラーフィルター基板の角を切り取った形状にすることが従来行われているが、この方法では精密に加工仕上げされたガラス基板の表面に切削クズが付着する可能性があり、また当然のことながらガラス基板の角を切り取るための工程を増やす必要があって好ましくない。
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、カラーフィルター基板に遮光層とR,G,Bの各着色画素のパターンを順次形成する際に用いる位置合わせ用のアライメントマークとして、カラーフィルター基板の搬送向きと表裏の誤りを容易にしかも同時にチェックできるアライメントマークを付したカラーフィルターを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明のアライメントマーク付きカラーフィルターは、各着色画素のパターンを重ね合わせる時に用いる位置合わせ用のアライメントマークが遮光層の形成時に付されたカラーフィルターにおいて、カラーフィルター基板又はパターン部分の中心線であって基板の進行方向とのなす角度が略90度である中心線から進行方向の前又は後側にずれた位置でパターン部分の両脇に、各色用のアライメントマークの並びが対称なアライメントマーク群と並びが同方向のアライメントマーク群とを2組設けたことを特徴とする。
そして、アライメントマークを「十」状とするのが望ましく、目視によるチェックを容易とするためには各アライメントマークの近傍に各色を識別する記号、例えば各色の頭文字を形成しておくことが望ましい。
本発明のアライメントマーク付きカラーフィルターは、アライメントマーク群が中心線からずれた位置にあることにより、カラーフィルター基板が逆向きで搬送された場合に、カラーフィルター基板とマスク基板のアライメントマークが重ならず、また、カラーフィルター基板が裏返しで搬送された場合に、カラーフィルター基板とマスク基板のアライメントマークの一部が重ならないことから、液晶ディスプレイ用のカラーフィルターにおける遮光層のパターンと各着色画素のパターンとを順次形成する工程において、基板の搬送向き間違いと表裏の設定間違いを容易にかつ同時にチェックすることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、本発明に係るアライメントマーク付きカラーフィルターのイメージを示す上面図を図6に示す。
カラーフィルター基板10は上面から見て長方形で、この基板10上の中央に遮光層とR,G,Bの各着色画素とで構成されるパターン部分11を中央に設けて1面付けとしている。パターン部分11における各着色画素のパターンは、前記した如く図2〜5に示すような種々の配置のものがある。このパターン部分11は、はじめに遮光層のパターン形成工程を経て、レッドの着色画素パターンの形成工程、グリーンの着色画素パターンの形成工程、ブルーの着色画素パターンの形成工程で形成されていく。そして、このパターン形成工程の位置合わせに利用するアライメントマーク領域12を遮光層の形成と同時にパターン部分11の両脇に設ける。この領域12を、カラーフィルター基板10又はパターン部分11の中心線であって、基板の進行方向とのなす角度が略90度である中心線αから進行方向の前又は後側にずらして形成することによりカラーフィルター基板10の進行方向を表示する。
図6ではカラーフィルターのパターン部分11を1面付けとしているが、図7(a)に示すようなカラーフィルター基板10の上下にパターン部分11を持つ2面付け、さらに図7(b)に示すような4隅寄りにパターン部分11を持つ4面付け等がある。なお、カラーフィルター基板10には320mm×300mm、400mm×300mm等があり、厚みも1.1mmのものがある。
次に、本発明に係るアライメントマーク付きカラーフィルターの具体的な一例を図8に示す。
図8のカラーフィルター基板10は、上面から見て大きさ350mm×300mmの長方形で厚みは0.7mmであり、材質はガラスである。この基板10上の中央にパターン部分11を中央に設けて1面付けとしてあり、カラーフィルター基板10の中心線とパターン部分11の中心線(横方向)は同じになっている。なお、各着色画素のパターンは100μm間隔である。そして、このカラーフィルター基板10には、図示の如く、パターン部分11の両脇に、各色用のアライメントマークの並びが対称なアライメントマーク群と並びが同方向のアライメントマーク群とが2組設けられている。この2組のアライメントマーク群のうち、各色用のアライメントマークの並びが対称なアライメントマーク群を示した図9を参照してさらに詳しく説明すると次のようである。
図9のカラーフィルター基板10では、パターン部分11の両脇に遮光層と同じ材料のアライメントマークを配置するアライメントマーク領域12(概ね6mm×6mm)が設けられており、これらを縦方向に3分割して第1の領域12a,第2の領域12b,第3の領域12c(それぞれ概ね6mm×2mm)としている。そして、このアライメントマーク領域12は、カラーフィルター基板10及びパターン部分11の中心線であって、基板10の進行方向とのなす角度が略90度である中心線αから進行方向(図の矢印方向)の前側にずらして形成されている。そして、この3分割した各領域12a〜12cに遮光層と同じ材料のアライメントマークを「十」状に形成している。ここでは、第1の領域12aの下部にレッド用のアライメントマークを、第2の領域12bの中央にグリーン用のアライメントマークを、第3の領域12cの上部にブルー用のアライメントマークをそれぞれ配置することで、図示の如く各アライメントマークの並びが対称となっている。この「十」状のマークの縦線及び横線の線幅は50μmで長さは1.5mmである。そして、これらのマークの近傍に各アライメントマークが何色の着色画素パターンの位置合わせに用いられるマークかを示すためにそれぞれ「R」「G」「B」の記号を設けてある。遮光層はブラックマトリクスと呼ばれ、主にクロムにより形成され、前記マーク「十」もクロムにて同時に形成される。このクロム層の厚みは通常0.05〜0.20μmである。
続いて、上記カラーフィルター基板10に着色画素のパターンを形成する工程にて使用するパターン転写用の露光用マスク基板について説明する。図10は図9のカラーフィルター基板に対応した露光用マスク基板を示す説明図である。
図10に示すようにマスク基板20にはパターン部分21が上下に渡って設けられており、その両脇にアライメントマーク領域22が設けられている。そして、アライメントマーク領域22には、図9のカラーフィルター基板10上に形成されているアライメントマーク「十」に対応するように「井」状のアライメントマークが形成されている。つまり、3分割したアライメントマーク領域22の第1の領域22aの下部に第1色用としてレッド用のマーク「井」を配置し、第2の領域22bの中央に第2色用としてグリーン用のマーク「井」を配置し、第3の領域22cの上部に第3色用としてブルー用のマーク「井」を配置してある。このマークは線幅50μmで、マーク中の閉ループ「□」は縦横それぞれ800μmに形成してある。さらに各マーク「井」の近傍にはそれぞれの色に対応した記号「R」「G」「B」を設けてある。これらの記号は位置合わせを行った場合にカラーフィルター基板上の記号と並んで確認できるように形成してもよいし、重なるようにしても構わない。
また、各マーク「井」における閉ループ「□」の縦1辺の長さと横1辺の長さをアライメントの許容値として設定しておくと、カラーフィルター基板10のマーク「十」の交差部分がこの「□」の中に存在するか否かで位置合わせの良否を確認することができる。許容値は±30μm程度であるが、それ以下が好ましい。このためには線幅をさらに細かくする必要がある。縦と横の許容値においてカラーフィルターによっては異なる許容値がある場合、各マーク「井」の内側の「□」の部分は長方形になる。
このように、マスク基板20におけるR,G,Bの色のマーク「井」とそれぞれの色に対応したカラーフィルター基板10のマーク「十」とが、それぞれ3分割したアライメントマーク領域12,22の第1の領域12a,22aの上部と第2の領域12b,22bの中央部と第3の領域12c,22cの下部とで、重ね合わさるように形成されるためにR,G,Bの色の抜け、入れ替わり等の誤りを容易にチェックでき、目視検査がしやすくなる。さらに、R,G,Bの色のマーク「井」の近傍にはそれぞれの色に対応した記号「R」「G」「B」を設けることにより目視確認の効率をアップしている。
なお、カラーフィルター基板10及びマスク基板20に用いるR,G,Bの色のマーク「井」はマーク「□」でもよい。また、これらの色のマーク「井」や「□」の近傍には、それぞれの色に対応した記号「R」「G」「B」に代わる他の記号を利用してもよい。もちろん、この時の記号は目視確認のとき容易に認識できるものであればよいのである。
次に、図11の工程図により本発明を使用したカラーフィルターの製造方法について説明する。カラーフィルターの製造方法には前記したように染色法、顔料分散法、印刷法、電着法、転写法等があり、本発明のアライメントマーク付きのカラーフィルター基板はこれらの製造方法のすべてに利用できるが、ここでは顔料分散法による製造工程を例にとって説明する。
まず、ステップ1においてガラス基板を洗浄する。次いで、ステップ2においてクロムを成膜した後、ステップ3でクロム薄膜を加工して遮光層のパターンを形成する。この時、併せてアライメントマークを3つ加工する。その形状は「十」であり、3分割したアライメントマーク領域12の第1の領域12aの下部、第2の領域12bの中央、第3の領域12cの上部にそれぞれアライメントマークを配置する。パターン加工そのものは通常の方法である。これにより図8に示したカラーフィルター基板10においてパターン部分に遮光層のみを形成したものが出来上がる。つまり、R,G,Bの各着色画素3で形成されるパターンを除いた基板が出来上がる。
続いて、ステップ4においてレッド(第1色目)の着色レジストを塗布し、ステップ5においてプリベークして溶剤のみを蒸発させる。そして、ステップ6において位置合わせを行った後、ステップ7において露光する。この時、パターン部分11に第1色目の着色パターンを露光すると同時に、パターン部分11の両脇に設けたアライメントマーク「井」と記号「R」は露光しないようにマスク処理する。このマスク処理を行わないと他の着色パターンを形成する時に、精度のよい位置合わせができないからである。
ステップ6の位置合わせについて図12を用いて説明する。前記カラーフィルター基板10に対して図10に示すマスク基板20をそれぞれのアライメントマークが重なるようにして上方に50μmの間隔を空けて重ねる。これらの基板10,20はそれぞれ図示しない保持具により支持されている。アライメントマークを監視できるように約25万画素のエリアセンサを持つCCDカメラ6と2つの光源7,7をアライメントマーク領域12,22の上方に設置してある。まずはじめに、カメラ6はアライメントマーク領域12,22である6mm×6mmの面積(1画素あたり144μm×144μmの面積)を撮影することで概ねの位置合わせを行う。つまり3組分の「十」と「井」のアライメントマークが重なるように各基板10,20の保持具を移動調整して両者のアライメントマーク領域12,22を重ねる。次に、カメラは1組の「十」と「井」のアライメントマークを撮影することで1画素あたり5μm×5μmの面積を撮影し、保持具を移動調整して精密な位置合わせを行う。さらに高解像度、高精度の位置合わせを行う場合とか線幅やマークの大きさを小さくする場合には、前記エリアセンサの画素数が多いセンサにするか、エリアサンサを複数配置したCCDカメラを利用すればよい。もちろん画像メモリ等もこれらのデータにしたがって増加する必要がある。
続いて、ステップ8においてこれらを現像することで露光されていない不要な領域のパターンを除去する。そして、ステップ9においてポストベークすることで露光されたパターンを固める。
さらに、第2色目としてグリーン、第3色目としてブルーの着色レジストを使用して上記のステップ4からステップ9までを繰り返して行う。ここでは第2色目の形成工程においてアライメントマーク領域の第2の領域の中央に第2色目のマークを配置しており、第3色目の形成工程においてアライメントマーク領域の第3の領域の上部に第3色目のマークを配置している。
ここで、ステップ6で行う位置合わせについて詳しく説明するが、はじめに図2〜5を用いて説明し、次に図14を用いて説明する。
図2〜5に示した種々のカラーフィルターのパターン配置図から分かるように、図2〜4のパターンではR,G,Bの各色は横方向に2着色画素分ずつ且つ大きめに形成したマスク基板を用いることにより1枚の露光用のマスク基板を兼用で使用することができる。また、図5のパターンではG用のパターンは兼用ができないので図13に示すように別途準備する必要があるが、R,B用のパターンは縦及び横方向に1着色画素分ずつ大きめに形成したマスク基板を兼用すればよい。このように形成することで露光マスクの数を減らすことができる。
ステップ6の位置合わせについて、まず、各色用のアライメントマークの並びが対称なアライメントマーク群について説明する。図14(a),(b)に重ねたアライメントマーク領域の拡大図を示してあり、これは第2色目のG用のアライメントマークについて位置合わせをすることの説明用の図である。図14(a)はパターン部分11の左側アライメントマーク領域であり、図14(b)は同じく右側アライメントマーク領域である。カラーフィルター基板10上に形成してある「十」状のアライメントマークのうち第2色目の中央にあるマークに対して、R,G,Bの各色兼用の露光用マスク基板20上に形成してある「井」状のアライメントマークのうち中央にあるマークを合わせる。ここで正常の場合、他の色のアライメントマークは各々±1着色画素分ずつずれることになる。そして、カラーフィルター基板10の搬送向きを逆に間違えた場合、基板の進行方向とのなす角度が略90度であるカラーフィルター基板の中心線で逆となるためアライメントマーク「十」(カラーフィルター基板)と「井」(マスク基板)は全く重ならなくなる。これを非常に大きく移動して重ねたとしてもG用のアライメントマークだけが重なり、これを交点にしてアライメントマーク領域内では「×」状にマーク群が形成される。この不良発生時のアライメントマーク群の「×」状のイメージとして、図15(a)はパターン部分11の左側アライメントマーク領域を示しており、図15(b)は同じく右側アライメントマーク領域を示している。いずれにしてもこれらによりカラーフィルター基板10の設定が不良であることを認識できるのである。
次いで、各色用のアライメントマークの並びが同方向のアライメントマーク群について説明する。図16(a)はパターン部分11の左側アライメントマーク領域であり、図16(b)は同じく右側アライメントマーク領域である。カラーフィルター基板10上に形成してある「十」状のアライメントマークのうち第2色目の中央にあるマークに対して、R,G,Bの各色兼用の露光用マスク基板20上に形成してある「井」状のアライメントマークのうち中央にあるマークを合わせる。ここで正常の場合、他の色のアライメントマークは各々±1着色画素分ずつずれることになる。そして、カラーフィルター基板10を裏返しに間違えた場合、G用のアライメントマーク「十」(カラーフィルター基板)と「井」(マスク基板)だけが重なり、これを交点にしてアライメントマーク領域内では「×」状にマーク群が形成される。この不良発生時のアライメントマーク群の「×」状のイメージとして、図17(a)はパターン部分の左側アライメントマーク領域であり、図17(b)は同じく右側アライメントマーク領域である。これにより基板の設定が不良であることを認識できるのである。
ここで、図14及び図16において左右のアライメントマークのズレ量が異なる時はガラス基板が捻れていることに原因があるため、各基板の保持具の移動調整を行う。もちろん、第1目のR、第3色目のBについても同様である。
3色目の着色を完了した後、ステップ10において着色画素を覆うようにオーバーコート層を設けて保護膜を形成し、次いでステップ11において透明導電層を形成する。
一般的なカラーフィルターの構造を示す断面図である。 カラーフィルターにおける各着色画素のパターン配置図である。 同じく別のパターン配置図である。 同じく別のパターン配置図である。 同じく別のパターン配置図である。 本発明の一実施例としてのアライメントマーク付きカラーフィルターのイメージを示す上面図である。 カラーフィルターの面付けの他の例を示す説明図である。 本発明に係るアライメントマーク付きカラーフィルターの具体的な一例を示す上面図である。 各色用のアライメントマークの並びが対称なアライメントマーク群を示す説明図である。 図9のカラーフィルター基板に対応した露光用マスク基板を示す説明図である。 カラーフィルターの製造工程を示す図である。 カラーフィルター基板とマスク基板の位置合わせ方法を示す説明図である。 グリーン用パターンの露光用マスク基板を示す説明図である。 各色用のアライメントマークの並びが対称なアライメントマーク群の使用説明図である。 各色用のアライメントマークの並びが対称なアライメントマーク群を使用した場合における不良発生時のアライメントマークの説明図である。 各色用のアライメントマークの並びが同方向のアライメントマーク群の使用説明図である。 各色用のアライメントマークの並びが同方向のアライメントマーク群を使用した場合における不良発生時のアライメントマークの説明図である。
符号の説明
10 カラーフィルター基板
11 パターン部分
12 アライメントマーク領域
12a 第1の領域
12b 第2の領域
12c 第3の領域
α 中心線

Claims (4)

  1. 各着色画素のパターンを重ね合わせる時に用いる位置合わせ用のアライメントマークが遮光層の形成時に付されたカラーフィルターにおいて、カラーフィルター基板又はパターン部分の中心線であって基板の進行方向とのなす角度が略90度である中心線から進行方向の前又は後側にずれた位置でパターン部分の両脇に、各色用のアライメントマークの並びが対称なアライメントマーク群と並びが同方向のアライメントマーク群とを2組設けたことを特徴とするアライメントマーク付きカラーフィルター。
  2. アライメントマークを「十」状としたことを特徴とする請求項1に記載のアライメントマーク付きカラーフィルター。
  3. 各アライメントマークの近傍に各色を識別する記号を形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載のアライメントマーク付きカラーフィルター。
  4. 各色を識別する記号を各色の頭文字としたことを特徴とする請求項3に記載のアライメントマーク付きカラーフィルター。
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