JP2005049787A - ビュアー及びそれを添付した冊子体 - Google Patents

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Abstract

【課題】
簡易な構造で、かつ、透過物品と反射物品の両方を立体視できるビュアーを提示することを課題とする。
【解決手段】
レンズ基板と、画像掲示基板と、画像固定部と、表下支持基板と、裏下支持基板と、表上支持基板と、裏上支持基板と、表右支持基板と、裏右支持基板と、表左支持基板と、裏左支持基板によって構成され、表右支持基板と裏右支持基板を連接する右折曲線部と、表左支持基板と裏左支持基板を連接する左折曲線部を谷折、若しくは、山折に折曲可能とし、裏上支持基板に採光窓部を設け、表右支持基板と右折曲線部と裏右支持基板に渡って右窓部を設け、表左支持基板と左折曲線部と裏左支持基板に渡って左窓部を設けたことを特徴とするビュアーである。
【選択図】
図1

Description

本発明は、同一被写体を、角度を変えて表した少なくとも2つの画像を用いて立体視を行うためのビュアーに関する。
従来より、同一被写体を、角度を変えて表した画像を、立体視するためのビュアーが提案されている。すなわち、人間が物を立体として認識するのは、そのものを左右の目で、角度を変えて見ているからであり、このように、人間の両眼の視差と同じ角度になるように、同一被写体の角度を変えて表した少なくとも2つの画像を、左右の目にそれぞれ振り分けて提示すれば、両眼の画像が脳内で同時に知覚・合成されるため、立体的な感覚を得ることができるのである。
ここで、立体視するために使用される同一被写体を角度を変えて表した少なくとも2つの画像(以下、同一被写体を、角度を変えて表した少なくとも2つの画像と「画像」と称す。)は、透過物品と反射物品に大別される。透過物品として主なものは、フィルム、すなわち、写真画像をポジで現像したものがあり、反射物品として主なものは、写真をネガで現像したものや紙等に概念駆動型可視情報を印刷した印刷物等が挙げられる。また、画像が反射物品と透過物品とに分かれていることに伴い、ビュアーは、反射物品用と透過物品用に分かれていた。なぜなら、透過物品を立体視する際は、透過物品に、光を透過させなければ立体に見え難くなってしまうため、反射光が入らないように、画像を掲示する画像掲示部とレンズ以外からは光が入らないような構成にしなければならないが、反射物品を立体視する際は、反射光によって立体に見えるようにするため、反射光が入るように、画像掲示部とレンズ以外からも光が入るような構成にしなければならないからである。
しかし、これでは、反射物品と透過物品の両方を立体視したい場合に、それぞれのビュアーを使用しなければならないため、使い勝手が悪いという問題を有していた。
更に、透過物品を立体視する従来のビュアーは金属製やプラスチック製の箱状のものであるため、付録として冊子体(例えば本、書籍、雑誌、パンフレット、カタログ、小冊子などがあるが、これに限定しない。)に添付することが困難という問題を有していた。冊子体に添付するには、1枚のシート状に展開することが可能であり、用意に組み立てられるものでなければならない。また、金属製やプラスチック製であるため、製造コスト方が高くなってしまっていた。よって、安価で用意に組み立てが可能であり、更に、反射物品と透過物品の両方を立体視することが可能なステレオビュアーが求められていた。
特願平7−281127号
本願発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、その課題とするところは、簡易な構造で、かつ、透過物品と反射物品の両方を立体視できるビュアーを提示することを課題とする。
上記課題を解決するため本願発明の請求項1は、少なくとも2つのレンズが設けられたレンズ基板と、前記レンズ基板と対向し、同一被写体を異なる視点で表した少なくとも2つの画像を掲示する、少なくとも1つの画像掲示部を有する画像掲示基板と、前記画像掲示部に画像を掲示させるため、画像を固定する画像固定部と、前記レンズ基板の下辺と、レンズ基板下山折線部を介して連接する表下支持基板と、前記表下支持基板の、レンズ基板下山折線部と対向する辺と、下方向に突出する下突出山折線部を介して連接し、かつ、前記画像掲示基板の下辺と、画像掲示基板下山折線部を介して連接する裏下支持基板と、前記レンズ基板の上辺と、レンズ基板上山折線部を介して連接する表上支持基板と、前記表上支持基板の、レンズ基板上山折線部と対向する辺と、上方向に突出する上突出山折線部を介して連接し、かつ、前記画像掲示基板の上辺と、画像掲示基板上山折線部を介して連接する裏上支持基板と、を有するビュアーにおいて、前記レンズ基板の右辺と、レンズ基板右山折線部を介して連接する表右支持基板と、前記表右支持基板の、レンズ基板右山折線部と対向する辺と、山折、及び、谷折に折曲自在な右折曲線部を介し、かつ、前記画像掲示基板の右辺と、画像掲示基板右山折線部を介して連接する裏右支持基板と、前記表右支持基板、右折曲線部、及び、裏右支持基板に渡って設けられ、その縦方向の長さの最大がレンズの直径以上、その横方向の長さの最大がレンズの直径以上である右窓部と、前記レンズ基板の左辺と、レンズ基板左山折線部を介して連接する表左支持基板と、前記表左支持基板の、レンズ基板左山折線部と対向する辺と、山折、及び、谷折に折曲自在な左折曲線部を介して連接する裏左支持基板と、前記表左支持基板、左折曲線部、及び、裏左支持基板に渡って設けられ、その縦方向の長さの最大がレンズの直径以上、その横方向の長さの最大がレンズの直径以上である左窓部と、前記裏上支持基板に設けられ、開閉自在な採光窓部と、前記画像掲示基板、表下支持基板、裏下支持基板、表上支持基板、裏上支持基板、表右支持基板、裏右支持基板、表左支持基板、及び、裏左支持基板の各基板の内側に設けられ、光を吸収する吸収層と、を有することを特徴とするビュアーである。
本願請求項1記載の発明では、表右支持基板と、前記表右支持基板と折曲自在な右折曲線部を介して連接する裏右支持基板と、右窓部と、表左支持基板と、前記表左支持基板と折曲自在な左折曲線部を介して連接する裏左支持基板と、左窓部と、採光窓部と、吸収層と、を有しているため、反射物品を立体視する際は山折にし、透過物品を立体視する際は、谷折に折ることによって、透過物品と反射物品の、両方の物品を一つのビュアーで立体視することが可能になる。
すなわち、反射物品を立体視する際は、反射光を反射物品に当てなければならない。本願発明では、右折曲線部と左折曲線部とが山折に折ることが可能であるため反射物品を容易に立体視することが可能になる。つまり、右折曲線部と左折曲線部とを山折に折ることで、表下支持基板、裏下支持基板、表上支持基板、裏上支持基板、表右支持基板、裏右支持基板、表左支持基板、及び、裏左支持基板の各基板が外側に突出するようになり、その結果、表右支持基板の上辺と表上支持基板の右辺との間、裏右支持基板の上辺と裏上支持基板の右辺との間、表右支持基板の下辺と表下支持基板の右辺との間、裏右支持基板の下辺と裏下支持基板の右辺との間、表左支持基板の上辺と表上支持基板の左辺との間、裏左支持基板の上辺と裏上支持基板の左辺との間、表左支持基板の下辺と表下支持基板の左辺との間、及び、表左支持基板の下辺と裏下支持基板の左辺との間(以下、表右支持基板の上辺と表上支持基板の右辺との間、裏右支持基板の上辺と裏上支持基板の右辺との間、表右支持基板の下辺と表下支持基板の右辺との間、裏右支持基板の下辺と裏下支持基板の右辺との間、表左支持基板の上辺と表上支持基板の左辺との間、裏左支持基板の上辺と裏上支持基板の左辺との間、表左支持基板の下辺と表下支持基板の左辺との間、及び、表左支持基板の下辺と裏下支持基板の左辺との間を「支持基板間」と称す)に間隙を形成することが可能になり、ここから反射光を取り入れることが可能になるため、画像掲示部に掲示されている画像に反射光を当てる事が可能になり、反射物品を立体視することが可能になる。
また、本願発明のビュアーでは、右折曲線部と左折曲線部を山折に折るため、反射光をよりビュアー内部に取り入れることが可能になる。なお、右折曲線部と左折曲線部とを谷折にしても支持基板間に間隙が形成される。しかし、右折曲線部と左折曲線部とを谷折にした場合に形成される間隙の大きさは、右折曲線部と左折曲線部とを山折にした場合に形成される間隙の大きさよりも小さいため、反射光が入りにくくなってしまい、反射物品を立体視することが困難になってしまう。更に、右折曲線部と左折曲線部とを谷折にしてしまうと、表右支持基板、裏右支持基板、表左支持基板、及び、裏左支持基板によって、反射光が遮断されてしまうことも考えられる。また、一般的にビュアーを用いて立体視する際は、ビュアーの左右を持つ場合が多いため、右折曲線部と左折曲線部を谷折にしてしまうと、ビュアーを持つ手によって支持基板間にできる間隙が塞がれてしまい、反射光が遮断されてしまうことも考えられる。つまり、右折曲線部と左折曲線部を谷折にしてしまうと、表右支持基板、裏右支持基板、表左支持基板、及び、裏左支持基板がビュアーの内側に向けられるため、ビュアーを持つ際は、レンズ基板右山折線部のレンズ基板側の近傍と、レンズ基板左山折線部のレンズ基板側の近傍を、左右の手の親指でそれぞれ押さえ、画像掲示基板右山折線部の画像掲示基板側の近傍と、画像掲示基板左山折線部の画像掲示基板側の近傍を、左右の手の親指以外のいずれかの指でそれぞれ押さえてビュアーを持つようになるため、手のひら、若しくは、指で間隙をふさいでしまい、反射光がビュアー内部に入るのを遮ってしまうのである。結局、右折曲線部と左折曲線部を谷折に折ると、上述したような理由によって、反射光が十分に入らず、立体物品を立体視することが困難になってしまう。しかし、右折曲線部と左折曲線部とを山折にすれば、表右支持基板、裏右支持基板、表左支持基板、及び、裏左支持基板が外側に向くため、この外側に出た表右支持基板、裏右支持基板、表左支持基板、及び、裏左支持基板を持つことによって、支持基板間に形成される間隙を手のひらや指でふさぐことを防ぐことが可能になり、反射光を十分にビュアー内部に取り入れることが可能になる。すなわち、右折曲線部と左折曲線部を山折に折ることによって、表右支持基板、裏右支持基板、表左支持基板、及び、裏左支持基板がビュアーの外側に向くため、表右支持基板を右手の親指で押さえ、表左支持基板を左手の親指で押さえ、裏右支持基板を少なくとも表右支持基板を押さえる親指以外の指で押さえ、裏左支持基板を少なくとも表左支持基板を押さえる親指以外の指で押さえれば、間隙を指や手のひらでふさぐことなく、ビュアーを持つことが可能になるため、反射光をより取り入れることが可能になり、反射物品をより立体視することが可能になる。なお、本願発明のビュアーは、右折曲線部と左折曲線部を山折に折ることが可能であるため、レンズ基板と画像掲示基板とを近づけたり遠ざけたりすることが可能になり、容易に焦点を合わせることが可能になる。
なお、表上支持基板、裏上支持基板、表下支持基板、裏下支持基板、表右支持基板、裏右支持基板、表左支持基板、及び、裏左支持基板のそれぞれの大きさによって、支持基板間に形成される間隙は小さくなり、その結果、反射光を十分に取り入れることが困難になってしまう場合も考えられる。例えば、子供用のビュアーを提供しようとすると、子供の手で持つ事が可能で、更に、立体視が可能な大きさにする必要があるため、表右支持基板、裏右支持基板、表左支持基板、裏左支持基板、表上支持基板、裏上支持基板、表下支持基板、及び、裏下支持基板が小さくなることによって、支持基板間にできる間隙も小さくなってしまい、その結果、反射光を十分に取り入れることが困難になることが考えられる。しかし、本願発明では、裏上支持基板に開閉自在な採光窓部が設けられているため、支持基板間に形成される間隙だけでは反射光が十分ではない場合は、採光窓部を空けることにより、反射光を十分に取り入れることが可能になるため、反射物品を容易に立体視することが可能になる。
更に、本願発明のビュアーは、採光窓部を裏上支持基板に設けているため、反射光をよりビュアーの内部に取り込むことが可能になる。すなわち、採光窓部を表上支持基板に設けた場合は、採光窓部が開いた状態であっても、人間の額が採光窓部に当たるため、反射光が人間の頭部で遮られてしまうという場合も考えられる。しかし、本願発明請求項1記載のビュアーは、採光窓部を裏上支持基板に設けているため、人間の頭部によって反射光を遮ってしまうことを防ぐことが可能になり、より反射光をビュアーの内部に取り入れることが可能になる。
また、透過物品を立体視する際は、透過光を透過物品に当てなければならないため、反射光を遮る必要がある。本願発明のビュアーでは、右折曲線部と左折曲線部とを折曲させないように平坦にする、若しくは、右折曲線部と左折曲線部とを谷折に折ることが可能であるため、反射光を遮ることが可能になり、透過物品を立体視することが可能になる。
すなわち、透過物品を立体視する際は、右折曲線部と左折曲線部を折曲せずに、表下支持基板、裏下支持基板、表上支持基板、裏上支持基板、表右支持基板、裏右支持基板、表左支持基板、及び、裏左支持基板の各基板を平坦にすることで、ビュアーが略筒状となり、支持基板間に間隙が形成されることを防ぐことが可能になるため、反射光がビュアーの内部に入る事を遮断することが可能になり、透過物品を立体視することが可能になる。もちろん、支持基板間はつながっていないため、ビュアーの持ち方によっては、支持基板間に間隙が形成されて反射光が入ってしまうことも考えられる。よって、例えば、支持基板間に間隙が形成されないようにそれぞれの基板をテープ等で固定するようにしてもよいし、更には、表上支持基板、裏上支持基板、表下支持基板、及び、裏下支持基板のそれぞれの右辺近傍で表右支持基板と裏右支持基板を挟持し、かつ、表上支持基板、裏上支持基板、表下支持基板、及び、裏下支持基板のそれぞれの左辺近傍で表左支持基板と裏左支持基板を挟持するようにしてもよい。なお、挟持する際は、上突出山折線部、及び、下突出山折線部を固定するようにするとよい。
なお、右折曲線部と左折曲線部とを折曲させないように平坦にすると、焦点が合わず、立体視できない場合も考えられる。しかし、本願発明のビュアーは、右折曲線部と左折曲線部を谷折に折ることが可能であるため、右折曲線部と左折曲線部を谷折に折ることによって、上突出山折線部と下突出山折線部も山折されるようになるため、レンズ基板と画像掲示基板を近づけたり遠ざけたりすることが可能になり、容易に焦点を合わせることが可能になる。なお、右折曲線部と左折曲線部を谷折に折ると、支持基板間に間隙が形成されるため、反射光がビュアー内部に入ってしまう。しかし、本願発明では、前述したように、谷折に折ると、支持基板間に形成される間隙を小さく形成することが可能である上に、表右支持基板、裏右支持基板、表左支持基板、及び、裏左支持基板がビュアー内部に入り、反射光を遮断する役割を果たすため、透過物品を立体視することが困難になることはない。更に、一般的にビュアーを用いて立体視する際は、ビュアーの左右を持つ場合が多いため、右折曲線部と左折曲線部を谷折に折ると、レンズ基板内のレンズ基板右山折線部近傍を右手の親指で押さえ、レンズ基板内のレンズ基板左山折線部近傍を左手の親指で押さえ、画像掲示基板内の画像掲示基板右山折線部近傍を右手の親指以外のいずれかの指で押さえ、画像掲示基板内の画像掲示基板左山折線部近傍を左手の親指以外のいずれかの指で押さえてビュアーを持つようになるため、手のひら、若しくは、指で支持基板間に形成される間隙をふさぐことが可能になり、より反射光がビュアー内部に入ることを防ぐことが可能になる。なお、透過物品を立体視する際は、裏上基板に設けられた採光窓部は閉じておく必要がある。
なお、採光窓部の開閉の仕方は任意の方法を採用することが可能である。例えば、採光窓部を、裏上支持基板を任意の形状に打ち抜いた窓部と、前記窓部に蓋をする蓋部とで構成し、反射物品を立体視する場合は、蓋部を取り外すことで反射光がビュアー内部に入るようにし、透過物品を立体視する場合は、蓋部によって当該窓部に蓋をして反射光を遮るようにしてもよい。また例えば、採光窓部の任意の辺が、裏上支持基板と連接するように設けてもよい。裏支持基板と採光窓部とを連接させる場合は、採光窓部のうち裏支持基板と連接する部分である採光窓部折曲線部を山折にすることによって採光窓部を開くことが可能になり、前期採光窓部折曲線部を何も折らないようにすること、もしくは、谷折にすることによって採光窓部を閉じることが可能になる。なお、採光窓部の任意の辺が裏上支持基板と連接するように設ける場合において、どちらの方向に開閉可能とするかは任意の方向を選択することが可能である。例えば、右開きとしてもよいし、左開きとしてもよいが、本願発明では、透過物品を立体視する際は、採光窓部を閉じておく必要があるため、下向きに開くようにすれば、容易に閉じることが可能になるだけでなく、開き難くすることが可能になるため、好ましい。なお、採光窓部を開けた状態、及び、閉じた状態を保つことができるように、採光窓部、若しくは、裏上支持基板に、採光窓部を係止することが可能な係止手段を設けておくのが好ましいが、これに限定するわけではない。
更に、本願発明では、画像掲示基板、表下支持基板、裏下支持基板、表上支持基板、裏上支持基板、表右支持基板、裏右支持基板、表左支持基板、及び、裏左支持基板の各基板の内側に光を吸収する吸収層が設けられているため、谷折にして支持基板間に間隙が形成されることによって反射光がビュアー内部に入っても、光を吸収することが可能であり、透過物品を立体視することが可能になる。すなわち、右折曲線部と左折曲線部を谷折にして透過物品を立体視する際に、例えば、周囲の環境がとても明るい場合等は、強い反射光がビュアー内部に入ってしまい、その結果、透過物品の立体視が困難になってしまう場合が考えられる。しかし、本願発明のビュアーは、画像掲示基板、表下支持基板、裏下支持基板、表上支持基板、裏上支持基板、表右支持基板、裏右支持基板、表左支持基板、及び、裏左支持基板の各基板の内側に光を吸収する吸収層が設けられているため、右折曲線部と左折曲線部を谷折にしてもビュアー内部に反射光が入ってしまっても、吸収層によって反射光を吸収するため、透過物品を立体視することが可能である。なお、レンズ基板の内面にも吸収層を設けることが好ましいが、設けなくてもよい。
ここで、吸収層は、反射光を吸収することが可能であればいずれのものでもよい。一般的に色が濃い方が光を吸収しやすいため、紺、紫、または、こげ茶等の濃い色であることが好ましく、より好ましくは黒い色がよい。また、吸収層の設け方は、任意の方法を採用することが可能である。例えば、黒く塗った紙を貼り付けてもよいし、黒い塗料を印刷方式で設けることも可能である。印刷方式によって吸収層を設ける場合は、オフセット印刷、グラビア印刷、スクリーン印刷など、公知の印刷方法を採用することが可能であるが、一般的にグラビア印刷や水無オフセット印刷の方が、インキをより盛ることが可能であるため、より塗料をより濃く印刷すること可能になる。
なお、右折曲線部と左折曲線部を谷折にすると、表右支持基板、裏右支持基板、表左支持基板、及び、裏左支持基板がビュアーの内側に入るため、立体視する際に視界を遮り、立体視したい画像の少なくとも右側、又は、左側が、表右支持基板、裏右支持基板、表左支持基板、及び、裏左支持基板によって隠されてしまい、その結果、立体視する画像の大きさを制限する必要が生じることが考えられる。しかし、本願発明では、右窓部と左窓部とを有するため、表右支持基板、裏右支持基板、表左支持基板、及び、裏左支持基板が立体視する際の障害となることを防ぐことが可能になる。すなわち、本願発明のビュアーでは、右窓部と左窓部とを有するため、右折曲線部と左折曲線部を谷折にすることにより、表右支持基板、裏右支持基板、表左支持基板、及び、裏左支持基板がビュアー内側に入り視界を遮るようになっても、右窓部と左窓部から立体視したい画像の左右を見ることが可能なるため、表右支持基板、裏右支持基板、表左支持基板、及び、裏左支持基板が立体視する際の障害となることを防ぐことが可能になる。その結果、画像の大きさを制限する必要がなくなり、任意の形状の画像を立体視することが可能になるため、使用者にとってより面白みを与えることが可能なビュアーを提供することが可能になる。
また、右窓部と左窓部の大きさは、その縦方向の長さの最大がレンズの直径以上、その横方向の長さの最大がレンズの直径以上であるため、レンズから見える視界を、表右支持基板、裏右支持基板、表左支持基板、及び、裏左支持基板によって遮ってしまうことはない。なお、右窓部及び左窓部の縦方向の長さとは、表下支持基板と、裏下支持基板を下にして置いたときの高さ方向、すなわち、水平方向の長さであり、横方向の長さとは、表下支持基板と、裏下支持基板を下にして置いたときの水平方向の長さ、すなわち、縦方向の長さに垂直に交わる方向の長さである。なお、右折曲線部と左折曲線部を谷折にした際に、もっとも視界を遮りやすいのは、レンズに目を当てたとき、それぞれの瞳の略中央が位置する点から画像掲示基板に向かって引いた水平線が、右折曲線部、及び、左折曲線部に交わる点(以下、レンズ基板の中心から画像掲示基板に向かって引いた水平線が、右折曲線部と交わる点を「右側障害点」、及び、レンズ基板の中心から画像掲示基板に向かって引いた水平線が、左折曲線部と交わる点を「左側障害点」と称す)、及び、その近傍であるため、この右側障害点、左側障害点、及び、それぞれの近傍が、谷折にした際に障害にならないように右窓部と左窓部をそれぞれ設けるのが好ましく、具体的には、それぞれの窓部の、縦方向に最も長い部分と横方向に最も長い部分の交点が、右側障害点及び左側障害点近傍に位置し、かつ、縦方向に最も長い部分が、右折曲線部と左折曲線部にそれぞれ位置するように設けるのが好ましい。なお、これに限定するわけではない。
なお、右窓部と左窓部は、表右支持基板と右折曲線部と裏右支持基板に渡って、及び、表左支持基板と左折曲線部と裏左支持基板に渡って、それぞれ任意の形状で設けることが可能であるが、右窓部と左窓部の各辺が、右折曲線部と左折曲線部を谷折にしたときに略一致するように設けると、立体視する際の美観を向上することが可能になるので好ましい。つまり、表右表右支持基板に設けられる右窓部の一部と、裏右支持基板に設けられる右窓部の一部が、右折曲線部を谷折にした際に略一致するようにし、表左支持基板に設けられる左窓部の一部と、裏左支持基板に設けられる左窓部の一部が、左折曲線部を谷折にした際に略一致するようにすると、立体視する際の美観を向上することが可能である。例えば、表右支持基板、裏右支持基板、表左支持基板、及び、裏左支持基板の大きさが同一である場合は、右窓部は、右折曲線部をその中央として、左右対称になるように、表右支持基板と右折曲線部と裏右支持基板に渡って設けた方が、谷折にしたときに各辺が略一致するため立体視する際の美観を向上することが可能になる。左窓部も同様に、左折曲線部をその中央として、左右対称になるように、表左支持基板と左折曲線部と裏左支持基板に渡って設けた方が、谷折にしたときに各辺が略一致するため立体視する際の美観を向上することが可能になる。
また、本願発明のビュアーは、簡易な構造であるため、容易に組み立てることが可能であり、冊子体にも添付することが可能である。なお、表右支持基板、裏右支持基板、表左支持基板及び裏左支持基板は、谷折と山折をすることが可能であれば、任意の材料を採用することが可能であるが、紙で形成することが好ましい。更に、レンズ基板、画像掲示基板、画像固定部、表下支持基板、裏下支持基板、表上支持基板、及び、裏上支持基板も、任意の材料を採用することが可能であるが、紙で形成すれば、製造コストを下げることが可能になるため好ましい。すなわち、紙製のレンズ基板、紙製のレンズ基板、紙製の画像掲示基板、紙製の画像固定部、紙製の表下支持基板、紙製の裏下支持基板、紙製の表上支持基板、紙製の表下支持基板、紙製の表右支持基板、紙製の裏右支持基板、紙製の表左支持基板、及び、紙製の裏左支持基板にすることによって、容易に組み立てが可能で、製造コストを安くすることが可能なビュアーを提供することが可能になり、また、付録として冊子体に添付することが可能になる。また、表右支持基板、裏右支持基板、表左支持基板及び裏左支持基板を紙で形成すれば、紙の柔軟性によって、左折曲線部が磨耗して表左支持辺と裏左支持辺が分離してしまうこと、及び、右折曲線部が磨耗して表右支持辺と裏右支持辺が分離してしまうことを防ぐことが可能になる。すなわち、本願発明のビュアーは、反射物品を立体視する際は右折曲線部と左折曲線部を山折に折ることによって行い、透過物品を立体視する際には右折曲線部と左折曲線部を谷折に折ることによって行うため、右折曲線部と左折曲線部を山折から谷折に折り返す、若しくは、谷折から山折に折り返す動作が必要になるため、右折曲線部と左折曲線部は磨耗しやすい場所である。よって、折り返すことを何度も行った結果、左折曲線部が磨耗して表左支持辺と裏左支持辺が分離してしまうこと、及び、未義折曲線部が磨耗して表右支持辺と裏右支持辺が分離してしまうことが考えられる。しかし、表右支持基板、裏右支持基板、表左支持基板及び裏左支持基板を紙で形成すれば、紙の柔軟性によって、右折曲線部と左折曲線部が磨耗することを最小限に抑えることが可能になり、それぞれの支持辺が分離してしまうことを防ぐことが可能になる。結局、本願発明のビュアーを紙で形成すれば、冊子体に容易に添付することが可能で、更に、右折曲線部と左折曲線部の劣化を最小限に抑えることが可能なビュアーを提供することが可能になる。
なお、ビュアーを紙で形成する場合は、例えば、アート紙やコート紙等、任意の紙を採用することが可能であるが、弾力がある紙を採用した方が、ビュアーが固定されるため好ましい。例えば、アート紙であれば、その連量が180g/mm以上であれば、弾力があるため好ましく、また、コート紙であれば、その連量が180g/mm以上であれば、弾力があるため好ましい。なお、アート紙、コート紙に限定する必要はなく、任意の種類の紙を採用することが可能であり、その連量も任意の連量の紙を採用することが可能である。なお、本願発明のビュアーの展開したものを冊子体に添付する際は、その厚みが、3mm以下、更には、2mm以上3mm以下にすることによって綴じ方を問わず、いかなる冊子体にも添付することが可能になるため好ましい。
また、レンズ基板に設けるレンズは、少なくとも2つ必要である。これは、右目と左目による錯視を利用して立体視を行うためであり、右目用のレンズと左目用のレンズが必要になることに起因する。ここで、レンズ基板を形成する際に、少なくとも2枚のレンズを基板に直接設けるよりも、レンズの外周と貼着してレンズを固定するレンズ外側固定部にレンズを固定させ、レンズが固定された前記レンズ外側固定部を基板に設けるようにしてレンズ基板を形成したほうが、確実に立体視が可能なレンズ基板を、コストを抑えて形成することが可能になる。すなわち、立体視を実現するためには、右目が位置する右目用のレンズの中心と、左目が位置する左目用のレンズの中心が水平になるようにレンズ基板を形成しなければならない。しかし、右目用のレンズと左目用のレンズを直接基板に設ける場合では、それぞれのレンズの中心が水平になるようにレンズ基板を形成するのに高度な技術を必要とするため、製造効率が下がるだけでなく、製造コストを上げる要因になってしまうという問題を有している。この問題は、基板に紙を採用した場合に特に顕著に生じてしまう。すなわち、紙は歪みやすいため、右目用のレンズと左目用のレンズの中心が水平になるようにレンズ基板を形成することは、とても高度な技術を必要とするため製造効率が下がり、その結果、製造コストがあがってしまっていた。そこで、レンズの外周と貼着してレンズを固定するレンズ外側固定部にレンズを固定し、レンズが固定されたレンズ外側固定部を基板に設けるようにしてレンズ基板を整形すれば、レンズ外側固定部の材料費が必要になるが、レンズはレンズ外側固定部によって右目用レンズの中心と左目用レンズの中心が略水平になるよう固定されているため、高度な技術を必要とせずにレンズ基板を形成することが可能になり、製造効率を向上させることが可能になるため、結局、製造コストをかけずにレンズ基板を製造することが可能になる。なお、レンズ外側固定部は、レンズを形成する際に、一緒に形成することによって、右目用のレンズの中心と左目用のレンズの中心をより水平にすることが可能であるため好ましい。ここで、一緒に形成するとは、レンズとレンズ外側固定部を形成するそれぞれの金型を一体にし、一回の流し込みによってレンズ外側固定部にレンズが設けられている状態を形成するということである。このようにすることによって、右目用のレンズの中心と左目用のレンズの中心をより水平にすることが可能である。更に、レンズ外側固定部にレンズを固定するという工程を減らす事が可能になるため、レンズを触る回数を減らすことが可能になり、レンズに傷が付くことを防ぐことが可能になる。また、レンズ外側固定部にレンズを設ける工程を減らすことが可能になるため、製造コストを抑える事が可能になる。なお、レンズを形成する際は公知の材料を採用して形成することが可能である。また、レンズ外側固定部もレンズを固定することが可能であれば公知の材料を採用して形成することが可能である。
また、透過物品として主なものは、フィルム、すなわち、写真画像をポジで現像したものがあり、反射物品として主なものは、写真をネガで現像したものや紙等に概念駆動型情報を印刷した印刷物等がある。また、反射物品に印刷物を採用する場合は、レンズによって拡大された際に網点が見えないように、網点スクリーンの線数が、1インチ辺り500本以上、更に好ましくは、750本以上の高密度のものを採用することが好ましいがこれに限定するわけではない。また、反射物品を印刷方式で形成する場合では、任意の印刷方式を採用することが可能であり、例えば、グラビア印刷、オフセット印刷等がある。なお、立体視する画像は、立体視が可能であれば、どのような形状でもよい。一般的に立体視する際の画像は、正方形や長方形等の矩形内に表されることが多いが、例えば、ハート型や円等、任意の形状内に表すことが可能である。
また、本願発明請求項2は、前記レンズ基板は、少なくとも2つのレンズが設けられたレンズ支持基板と、前記レンズ支持基板と貼着し、少なくとも1つのレンズ穴が設けられたレンズ形成基板を有することを特徴とする請求項1記載のビュアーである。
すなわち、本願請求項2記載の発明によれば、レンズ基板は、レンズ支持基板と、レンズ形成基板を有するため、レンズをより固定することが可能であり、更に、レンズ基板をより強固にすることが可能になるため、右折曲線部と左折曲線部を山折と谷折に折る際にレンズ基板にかかる圧力、若しくは、立体視する際のビュアーを抑える力によってレンズ基板が変形するのを抑えることが可能になる。つまり、本願請求項1に包含される形態である、レンズ基板が一枚の基板である場合は、レンズ基板が、レンズを支持し固定する役割と、その上下左右それぞれ辺で他の基板と連接してビュアーを構成する役割の二つの役割を担うため、レンズの重みに耐えられなくなってしまう場合も考えられる。例えば、レンズが厚い方が加工しやすくなるため、作業効率を上げようとすると、レンズが厚くなることが多い。しかし、レンズを暑くすると、その分レンズは重くなるため、その結果、レンズ基板がレンズの重みに耐えられず、ビュアーを使用する際に、レンズがレンズ基板から外れてしまうといったことが考えられる。しかし、本願発明請求項2記載のビュアーでは、レンズ基板は、互いに貼着するレンズ支持基板とレンズ形成基板をしているため、レンズ支持基板が、レンズを支持し固定する役割を担い、レンズ形成基板が、その上下左右の辺で他の基板と連接してビュアーを構成する役割を担うため、レンズをより固定することが可能になり、どのような大きさのレンズを採用しても、レンズが取れてしまうことを防ぐことが可能になる。
更に、本願請求項2記載の発明では、レンズ基板は、レンズ支持基板とレンズ形成基板が互いに貼着し、更に、それぞれの役割が分かれているため、レンズ基板をより強固にすることが可能になる。
すなわち、本願請求項1に包含される形態である、レンズ基板が一枚の基板である場合は、レンズ基板が、レンズを支持し固定する役割と、その上下左右それぞれ辺で他の基板と連接してビュアーを構成する役割の二つの役割を担っていたため、設けるレンズによっては立体視する際にレンズ基板が曲がってしまう場合があるという問題を有していた。それは、本願発明のビュアーが、反射物品と透過物品の両方を立体視することが可能なビュアーであること、及び、右折曲線部と左折曲線部を山折若しくは谷折に折り、レンズ基板と画像掲示基板とを近づけたり、遠ざけたりすることによって焦点を合わせることが可能であることに起因する。すなわち、本願本願発明のビュアーは、反射物品と透過物品の両方を立体視することが可能なビュアーであり、反射物品を立体視する際は右折曲線部と左折曲線部を山折に折ることによって行い、透過物品を立体視する際には右折曲線部と左折曲線部を谷折に折ることによって行うため、右折曲線部と左折曲線部を山折から谷折に折り返す、若しくは、谷折から山折に折り返す動作が必要になる。このとき、表右支持基板、裏右支持基板、表左支持基板、及び、裏左支持基板のみを持って折り返すのであれば問題は無いが、レンズ基板右山折線部とレンズ基板左山折線部の近傍を押さえながら折り返す場合も考えられる。つまり、それぞれの手の親指でレンズ基板右山折線部とレンズ基板左山折線部の近傍をそれぞれ押さえ、それぞれの手の親指以外のいずれかの指で画像掲示基板右山折線部と画像掲示基板左山折線部の近傍をそれぞれ押さえた後、右手は表右支持基板又は裏右支持基板、及び、左手は表左支持基板又は裏左支持基板を、それぞれの中指または人差し指で引っ張ることによって谷折に折られている右折曲線部と左折曲線部を山折に折り返す場合が考えられる。また、山折に折られている右折曲線部と左折曲線部を谷折に折り返す場合は、右手は中指または人差し指で表右支持基板又は裏右支持基板を押すことによって、左手は中指または人差し指で表左支持基板又は裏左支持基板を押すことによって、山折に折られている右折曲線部と左折曲線部を谷折に折り返すという場合が考えられ、このような場合では、折り返す際にレンズ基板に圧力がかかり、その結果、レンズ基板が曲がってしまうことが考えられる。
また、本願発明のビュアーは、右折曲線部と左折曲線部を山折、若しくは、谷折に折ると同時に上突出山折線部と下突出山折線部を山折に折ることによって、レンズ基板と画像掲示基板とを近づけたり、遠ざけたりすることが可能になり、焦点を合わせることが可能である。このとき、レンズ基板と画像掲示基板とを近づけるには、レンズ基板右山折線部のレンズ基板側の近傍と、レンズ基板左山折線部のレンズ基板側近傍をそれぞれ右手と左手の親指で押さえ、画像掲示基板右山折線部の画像掲示基板側の近傍と、画像掲示基板左山折線部の画像掲示基板側の近傍を右手と左手の親指以外のいずれかの指でそれぞれ押さえて、レンズ基板を画像掲示基板に近づくように押す必要がある。その結果、レンズ基板に圧力がかかり、レンズ基板が曲がってしまうことが考えられる。
レンズ基板が曲がってしまうと、右目が位置する右目用のレンズの中心と左目が位置する左目用のレンズの中心が水平にならなくなってしまうため、焦点がうまく合わなくなり、立体視が困難になってしまう。しかし、本願請求項2記載の発明では、レンズ基板は、レンズ基板を構成するレンズ支持基板とレンズ形成基板が互いに貼着し、更に、それぞれの役割が分かれているため、レンズ基板をより強固にすることが可能になる。すなわち、レンズ基板を構成するレンズ支持基板がレンズを支持し固定する役割を担い、また、レンズ基板を構成するレンズ形成基板がその上下左右の辺で他の基板と連接してビュアーを構成する役割を担うため、レンズ基板をより強固にすることが可能になる。その結果、右折曲線部と左折曲線部を山折又は谷折にする際や、焦点を合わせる際にレンズ基板に圧力がかかってもレンズ基板が曲がってしまうことを防ぐことが可能になる。
なお、レンズ支持基板とレンズ形成基板の大きさは、任意の大きさにすることが可能であるが、レンズ支持基板とレンズ形成基板の大きさと略同じ、若しくは、レンズ支持基板の方がレンズ形成基板よりも小さい方が、レンズ形成基板下山折線部と、レンズ形成基板上山折線部と、レンズ形成基板右山折線部と、レンズ形成基板左山折線部を、容易に山折に折ることが可能になるため好ましい。
更に、レンズ支持基板とレンズ形成基板は略同じ大きさであれば、上述した効果をより顕著にすることが可能になる。すなわち、レンズ支持基板とレンズ形成基板とを略同じ大きさにすれば、立体視する際に、レンズ基板のレンズ基板上山折線部、及び、レンズ基板下山折線部を持つことによる圧力がレンズ基板にかかっても、レンズ基板が曲がることをより防ぐことが可能になる。つまり、本願発明のビュアーを使用する際は、ビュアーの左右を持つ事が好ましいが、ビュアーをはじめて使用したり、手が小さいために左右を持つことでビュアーを支えることができない幼児がビュアーを使用する際は、ビュアーのレンズ基板の上辺と下辺を持ってビュアーを持つ場合が考えられる。例えば、レンズ基板上山折線部の表上支持基板側の近傍と、レンズ基板下山折線部の表下支持基板側の近傍をそれぞれ人差し指と親指で持った結果、レンズ基板を縦方向に挟むように持つ場合等が考えられる。この場合、本願請求項1記載の発明に包含される形態であるレンズ基板が一枚の場合であれば、レンズ基板を縦方向に押す力が働くため、レンズ基板が縦方向に曲がってしまうことが考えられる。しかし、レンズ基板が、互いに貼着するレンズ支持基板とレンズ形成基板を有し、更にレンズ支持基板とレンズ形成基板との大きさが略同じであれば、レンズ基板を縦方向に挟むように持つことによって、レンズ基板を縦方向に押す力が働いても、レンズ基板が曲がってしまうことを防ぐことが可能になる。結局、レンズ基板が、少なくとも2つのレンズ基板が設けられたレンズ支持基板と、前記レンズ支持基板と貼着し、少なくとも1つのレンズ穴が設けられた、前記レンズ基板と略同型のレンズ形成基板を有することによって、レンズをより固定することが可能であり、かつ、レンズ基板にどのように圧力がかかってもレンズ基板を曲げることを防ぐことが可能になる。
ここで、レンズ穴とは、レンズ支持基板に設けられた少なくとも2つのレンズを覗くことが可能になるように設けられる穴である。そして、このレンズ穴は、少なくとも一つあればよい。例えば、レンズ支持基板に設けられた少なくとも2つのレンズが一つのレンズ穴に位置するように、レンズ穴を楕円状に設けてもよいし、また例えば、一つのレンズ穴に一つのレンズが位置するように、レンズ形成基板に少なくとも二つのレンズ穴を設けるようにしてもよい。なお、レンズ形成基板に設けるレンズ穴の大きさは、レンズ支持基板に設けられた少なくとも2つのレンズを覗いて立体視することが可能であれば任意の大きさにすることが可能である。例えば、レンズ形成基板の、レンズ支持基板に設けられたレンズと相当する位置にレンズ穴を少なくとも2つ設ける場合は、それぞれのレンズ穴をレンズと略同じ大きさにしてもよいし、レンズよりも大きくしてもよい。また、レンズを覗いて立体視することが可能であれば、レンズよりも小さくすることも可能である。例えば、レンズは直径3cmの円とし、レンズ形成基板に設けるレンズ穴を直径1cm円とし、レンズの中心とレンズ穴の中心をそれぞれ合わせるように貼着することも可能である。また、レンズ穴の形状も円や楕円に限定する必要はなく、任意の形状を採用することが可能である。
なお、レンズ支持基板とレンズ形成基板は、容易に剥離することが可能になるように貼着させることも可能である。レンズ支持基板とレンズ形成基板が容易に剥離可能になるように貼着させることによって、レンズ基板のみを保護することが可能になるため、レンズに傷がつかないように保護することを、より容易に行うことが可能になる。また、レンズ支持基板とレンズ形成基板は、任意のものを採用して形成することが可能であるが、上述した理由の通り、紙で形成することが好ましい。
また、本願発明請求項3は、前記右窓部と左窓部は、それぞれ2つの台形を下底で合わせた6角形であり、前記下底が右折曲線部と左折曲線部にそれぞれ位置することを特徴とする請求項1乃至請求項2いずれか一つに記載のビュアーである。
すなわち、本願請求項3記載の発明によれば、前記右窓部と左窓部が、それぞれ2つの台形を下底で合わせた6角形であり、前記下底が右折曲線部と左折曲線部にそれぞれ位置するため、最小の面積で、十分な視界を得ることが可能な右窓部と左窓部を形成することが可能になるため、反射光が右窓部と左窓部からビュアー内部に入る事をより防ぐことが可能であり、透過物品をより鮮明に立体視することが可能になる。
つまり、本願発明の請求項1に包含される形態である、その縦方向の長さと横方向の長さをレンズの直径以上の任意の長さにした右窓部と左窓部を設けた場合は、右折曲線部と左折曲線部を谷折にしたことによって視界を遮ってしまうことをより防ぐことが可能であるが、右窓部と左窓部が大きいため、右窓部と左窓部から反射光がビュアー内部に入ってしまい、透過物品を美しく立体視することが困難になってしまう場合も考えられる。本願請求項3記載のビュアーは、右窓部と左窓部を、それぞれ2つの台形を下底で合わせた6角形とし、前記下底が右折曲線部と左折曲線部にそれぞれ位置するように設けるため、視界を遮ることなく、右窓部と左窓部を最小の面積にすることが可能になり、右窓部と左窓部から反射光がビュアー内部に入ってしまうことをより防ぐことが可能になる。
なお、右窓部及び左窓部の6角形は、それぞれ2つの台形を下底で合わせたものであるが、2つの台形のそれぞれの上底は、右窓部側では表右支持基板と裏右支持基板に位置し、左窓部側では表左支持基板と裏左支持基板に位置する。また、それぞれの台形の高さは、レンズの半径以上であり、下底の長さはレンズの直径以上である。結局、本願請求3記載の発明では、上底が、右窓部と左窓部の縦方向の最大を形成して、表右支持基板、裏右支持基板、表左支持基板、及び、裏左支持基板が画像の少なくとも右側、又は、左側を隠してしまうという問題を解決するという役割を担い、下底が、右窓部と左窓部の面積を最小にするという役割を担っている。その結果、視界を遮ることなく、右窓部と左窓部を最小の面積にすることが可能になり、右窓部と左窓部から反射光がビュアー内部に入ってしまうことをより防ぐことが可能になる。なお、それぞれの基板に設ける台形は、それぞれ左右対称である必要はなく、立体視する画像の形状や、ビュアーの使用目的によって非対称にすることも可能である。また、上底と下底を結ぶものは、それぞれ直線である必要はなく、立体視する画像の形状や、ビュアーの使用目的によって任意の形状にすることが可能である。例えば、円弧や自由曲線のように曲線でもよいし、折れ線でもよい。結局、本願発明の請求項3において、台形とは、右窓部と左窓部の縦方向の長さの最大を形成して、表右支持基板、裏右支持基板、表左支持基板、及び、裏左支持基板が画像の少なくとも右側、又は、左側を隠してしまうという問題を解決するという役割を担う上底と、右窓部と左窓部の面積を最小にするという役割を担う下底に対応する部分が存在すれば、いずれのものでもよく、例えば、上底と下底は並行でなくてもよく、上底と下底に対応する部分が曲線であってもよい。なお、表右支持基板、裏右支持基板、表左支持基板、及び、裏左支持基板に設けられる台形の形は、立体視する画像の形状やビュアーの使用目的によって、それぞれの基板ごとに任意の形状にすることが可能である。たとえば、それぞれの基板に別々の形状の台形を設けてもよいし、全ての基板に同じ形状の台形を設けてもよい。なお、概観を美しくしたい場合は、表左支持基板と表左支持基板に設ける台形は同じ形状であり、かつ、裏左支持基板と裏左支持基板に設ける台形は同じ形状である事が好ましく、更には、すべての基板に設ける台形が同じ形状であることがより好ましい。なお、それぞれの台形の高さは、レンズの半径以上であれば、視界が遮られてしまうことを防ぐことが可能である。なお、それぞれの台形の高さは任意に定めることが可能であり、例えば、全ての高さを同じにしなくてもよいが、より高くすることは、反射光を不要にビュアー内に取り入れることになるため、それぞれの高さは同一であることが好ましい。なお、台形の高さとは、下底の任意の点から上底に向かって垂直に伸ばした直線が上底と交わる点で切った線分の長さの最大値をさす。
また、本願発明請求項4は、前記レンズ基板下山折線部の略中心に、レンズ基板と、表下支持基板に渡って設けられ、鼻を挿入することが可能な大きさの鼻窓を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれか一つに記載のビュアーである。
すなわち、本願請求項4記載の発明によれば、立体視をする際に、鼻穴に鼻を入れることが可能になるため、画像観察者の目とレンズをより近接させることが可能になり、より鮮明に立体視することが可能になる。更に、鼻穴に鼻を入れることが可能になるため、ビュアーの表面を汚してしまうことを防ぐことが可能になる。
すなわち、鼻の頭というのは油分が多いため、ビュアーを何度も使用し、鼻の頭が何度もビュアーに付くようになると、鼻の頭がついた部分のみ変色してしまい、ビュアーの外観が低下してしまう。本願請求項4記載の発明では、鼻を挿入できる鼻穴を設け、鼻を挿入することが可能になるため、鼻の頭がビュアーに直接接する事が可能になるため、ビュアーの表面を汚してしまうことを防ぐことが可能である。
また、本願発明請求項5は、前記請求項1乃至請求項5いずれか一つに記載のビュアーを添付した冊子体である。
すなわち、本願請求項5記載の発明によれば、より興味を持たせる冊子体を提供することが可能である。
本願発明の請求項1によれば、簡易な構造で、透過物品と反射物品の、両方の物品を一つのビュアーで立体視することが可能なビュアーを提示することが可能になるという作用効果を奏する。
また、本願発明の請求項2によれば、レンズ基板は、レンズ支持基板と、レンズ形成基板を有するため、レンズをより固定することが可能であり、更に、レンズ基板をより強固にすることが可能になるため、右折曲線部と左折曲線部を山折と谷折に折る際にレンズ基板にかかる圧力、若しくは、立体視する際のビュアーを抑える力によってレンズ基板が変形するのを抑えることが可能になるという作用効果を奏する。
また、本願発明の請求項3によれば、前記右窓部と左窓部が、それぞれ2つの台形を下底で合わせた6角形であり、前記下底が右折曲線部と左折曲線部にそれぞれ位置するため、最小の面積で、十分な視界を得ることが可能な右窓部と左窓部を形成することが可能になるため、反射光が右窓部と左窓部からビュアー内部に入る事をより防ぐことが可能であり、透過物品をより鮮明に立体視することが可能になるという作用効果を奏する。
また、本願発明の請求項4によれば、立体視をする際に、鼻穴に鼻を入れることが可能になるため、画像観察者の目とレンズをより近接させることが可能になり、より鮮明に立体視することが可能になる。更に、鼻穴に鼻を入れることが可能になるため、ビュアーの表面を汚してしまうことを防ぐことが可能になるという作用効果を奏する。
また、本願発明の請求項5によれば、より興味を持たせる冊子体を提供することが可能である。
また、本願発明の請求項5によれば、より興味を持たせる冊子体を提供することが可能である。
以下、本願発明を図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本願発明におけるビュアーの斜視図である。なお、図1において、実践部は、ビュアーを図1の角度から見た際に見える部分であり、点線部は、ビュアーを図1の角度から見た際に見えないが、存在する部分である。
図1において、1はビュアー、2は右目用レンズ、3は左目用レンズ、4はレンズ外側固定部、5はレンズ基板、6はレンズ支持基板、7はレンズ形成基板、8はレンズ穴、9画像掲示部、10は画像掲示基板、11は画像固定部、12はレンズ基板下山折線部、13は表下支持基板、14は下突出山折線部、15は画像掲示基板下山折線部、16は裏下支持基板、17はレンズ基板上山折線部、187は表上支持基板、19は上突出山折線部、20は画像掲示基板上山折線部、21は裏上支持基板、22はレンズ基板右山折線部、23は表右支持基板、24は右折曲線部、25は画像掲示基板右山折線部、26は裏右支持基板、27はレンズ基板左山折線部、28は表左支持基板、29は左折曲線部、30は画像掲示基板左山折線部、31は裏左支持基板、32は右窓部、33は左窓部、34は採光窓部、35は鼻穴、36はレンズ支持基板中心、37は右目用レンズ2の中心、38は左目用レンズ3の中心、39は右目用レンズ2の中心37から左目用レンズ3の中心38までの距離、40は右目用レンズの直径、41は左目用レンズの直径、42採光窓部のうち開閉可能な蓋部、43は採光窓部のうち反射光を取り入れる窓部、44は採光窓部折曲線部、45は支持基板間、46はビュアー1の内部である。
図1において、ビュアー1は、レンズ基板5と、画像掲示基板10と、画像固定部11と、表下支持基板13と、裏下支持基板16と、表上支持基板18と、裏上支持基板21と、表右支持基板23と、裏右支持基板26と、表左支持基板28と、裏左支持基板31によって構成されている。
レンズ基板5は、右目が位置する右目用レンズ2、左目が位置する左目用レンズ3、及び、右目用レンズ2と左目用レンズ3を固定するレンズ外側固定部4を有する長方形のレンズ支持基板6と、レンズ支持基板6に貼着し1つのレンズ穴8を有するレンズ支持基板6と略同型のレンズ形成基板7よりなる。また、レンズ支持基板6は、右目用レンズ2と、左目用レンズ3と、右目用レンズ2と左目用レンズ3の外側を固定するレンズ外側固定部4を有しており、右目用レンズ2は、レンズ支持基板6の2つの対角線の交点であるレンズ支持基板中心36から水平右方向に略3.15cm離れた点である右目用レンズの中心37にその中心が位置するように設けられており、その形状は直径39が2.8cmの円である。左目用レンズも同様に、レンズ支持基板中心36から水平左方向に略3.15cm離れた点である左目用レンズの中心38にその中心が位置するように設けられており、その形状は直径40が2.8cmの円である。なお、右目用レンズ2の中心37から左目用レンズ3の中心38までの距離39は、本実施の形態では、人間の右目と左目の間隔の標準値である6.3cmになるようにしているが、これに限定する必要は無く、ビュアーを使用する対象者に合わせて任意の数値にすることが可能である。また、本実施の形態では、右目用レンズ2と左目用レンズ3は、その直径が2.8cmの円であるがこれに限定する必要は無く任意の大きさにすることが可能である。また、それぞれのレンズの材料は公知のものを採用することが可能である。また、本実施の形態では、レンズの倍率は、右目用レンズ2と左目用レンズ3共に3倍である。レンズの倍率を3倍にしたのは本願発明のビュアーが、透過物品と反射物品の両方を立体視するため、3倍よりも大きくなるよう倍率を上げてしまうと、反射物品を構成する網点が見えてしまうことに起因する。なお、より倍率の高いレンズを採用することも可能である。ただし、倍率の高いレンズを採用した場合は、反射物品を構成する網点がより見えやすくなってしまうため、例えば、網点スクリーンの線数が1インチ辺り、500本以上、更に好ましくは750本以上の高密度で印刷された反射物品を採用することが好ましいがこれに限定する必要はない。
また、本実施の形態では、レンズ支持基板6に設けられている右目用レンズ2と左目用レンズ3は、レンズ外側固定部4に固定されている。つまり、レンズの外周と貼着してレンズを固定するレンズ外側固定部4に右目用レンズ2と左目用レンズ3をそれぞれ固定させた後、それぞれのレンズが固定されたレンズ外側固定部4がレンズ支持基板6に設けられている。このことによって、右目用レンズ2の中心37と、左目用レンズ3の中心38を容易に略水平にすることが可能になり、製造コストを下げることが可能になる。更に、本実施の形態では、右目用レンズ2と左目用レンズ3はレンズ外側固定部4を形成する際に一緒に形成されており、右目用レンズ2と左目用レンズ3とレンズ外側固定部4を一緒に形成した後、それぞれのレンズが設けられたレンズ外側固定部4を基板に設けることによってレンズ支持基板6を形成している。このことによって、それぞれのレンズをレンズ外側固定部4に固定するという工程を減らすことが可能になり、レンズを触る機会を減らすことが可能になるため、レンズに傷が付くことを防ぐことが可能になる。なお、レンズ支持基板6を形成する方法は任意の方法を採用することが可能であり、本実施の形態のように、右目用レンズと左目用レンズとレンズ外側固定部の金型を一体にして、右目用レンズ2と左目用レンズ3を形成するのと一緒にレンズ外側固定部4を形成してしまうようにすることも可能であるし、例えば、右目用レンズ2と左目用レンズ3は、レンズ外側固定部4とは別に形成し、それぞれのレンズをレンズ外側固定部4の所定の位置に固定させた後、基板にレンズが設けられたレンズ外側固定部4を設けてレンズ支持基板6を形成するようにしてもよい。なお、レンズ外側固定部4を使用しないで、例えば、レンズ支持基板4に直接右目用レンズ2と左目用レンズ3を設けるようにすることも可能である。また、本実施の形態では、レンズ基板5は、レンズ支持基板6とレンズ形成基板7より形成されるが、これに限定する必要は無く、レンズ基板5は一枚の基板から形成することも可能である。レンズ基板5を一枚の基板にすると、レンズ基板5の強度は弱くなるものの、基板を一枚にすることが可能であるため、材料費を抑えることが可能になるという利点を有する。なお、レンズ外側固定部4を使用してもしなくても、右目用レンズ2と左目用レンズ3をレンズ基板5、又は、レンズ支持基板4に設ける際は、右目用レンズ2の中心と左目用レンズ3の中心が略水平になるように設ける必要がある。
また、レンズ形成基板7は、レンズ支持基板6と貼着しており、レンズ支持基板6に設けられたレンズを覗くことが可能になるよう、レンズ穴8が設けられている。本実施の形態では、レンズ穴8は、レンズ支持基板6に設けられた右目用レンズ2と左目用レンズ3とレンズ外側固定部4が見えるように、レンズ外側固定部の外周と略同じ形状の穴である。なお、これに限定する必要は無く、例えば、一つのレンズ穴8に一つのレンズが位置するように、レンズ形成基板7にレンズ穴8を少なくとも2つ設けることも可能である。
また、本実施の形態では、レンズ基板5を形成するレンズ形成基板7の上下左右の辺は、それぞれ他の支持基板と連接されている。レンズ形成基板7の下辺はレンズ基板下山折線部12を介して表下支持基板13と連接し、レンズ形成基板7の上辺はレンズ基板上山折線部17を介して表上支持基板18と連接し、レンズ基板形成7の右辺はレンズ基板右山折線部22を介して表右支持基板23と連接し、レンズ基板形成7の左辺はレンズ基板左山折線部26を介して表左支持基板23と連接している。また、表下支持基板13は、レンズ基板下山折線部12と対向する辺で、下方向に突出する下突出山折線部14を介して裏下支持基板16と連接し、裏下支持基板16は、下突出山折線部14と対向する辺で、画像掲示基板下山折線部15を介して画像掲示基板10の下辺と連接している。同様に、表上支持基板18は、前記レンズ基板上山折線部17と対向する辺で、上方向に突出する上突出山折り線部19を介して裏上支持基板21と連接し、裏上支持基板21は、上突出山折線部19と対向する辺で、画像掲示基板上山折線部20を介して画像掲示基板10の上辺と連接している。また、表右支持基板23は、レンズ基板右山折線部22と対向する辺で、山折、及び、谷折に折曲自在な右折曲線部24を介して裏右支持基板26と連接し、裏右支持基板26は、右折曲線部24と対向する辺と、画像掲示基板右山折線部25を解して画像掲示基板10の右辺と連接している。同様に、表左支持基板28は、レンズ基板左山折線部30と対向する辺で、山折、及び、谷折に折曲自在な左折曲線部29を介して裏左支持基板31と連接し、裏左支持基板31は、左折曲線部29と対向する辺と、画像掲示基板左山折線部30を解して画像掲示基板10の左辺と連接して、ビュアー1を構成している。
そして、レンズ基板下山折線部12、レンズ基板上山折線部17、画像掲示基板上山折線部20、画像掲示基板下山折線部15、上突出山折線部19、及び、下突出山折線部14はそれぞれ同じ長さであり、レンズ基板右山折線部22、レンズ基板左山折線部27、画像掲示基板右山折線部25、画像掲示基板左山折線部30、右折曲線部24、及び、左折曲線部29もそれぞれ同じ長さである。また、レンズ基板5と画像掲示基板9は略同じ形状であり、長方形をしている。また、表上支持基板18、裏上支持基板21、表下支持基板13、及び、裏下指示基板16の形状も略同じであり、これらの長辺がレンズ基板5と画像掲示基板10の長辺と略同じ長さである長方形をしている。また、表右支持基板23、裏右支持基板26、表左支持基板28、及び、裏左支持基板31も同じ形状であり、これらの長辺が表上支持基板18、裏上支持基板21、表下支持基板13、及び、裏下指示基板16の短辺と略同じ長さであり、これらの短辺がレンズ基板5と画像掲示基板10の短辺と略同じ長さである長方形をしている。すなわち、本実施の形態では、ビュアー1は、上突出山折線部19と下突出山折線部14と右折曲線部24と左折曲線部29を折らずに延ばし、支持基板間45に間隙を形成しないようにすると、略直方体を形成するように構成されている。また、上突出山折線部19と下突出山折線部14と右折曲線部24と左折曲線部29が、ビュアー1の同一外周上に位置しているため、右山折線部24と左山折線部29を山折、若しくは、谷折に折曲させると、上突出山折線部19と下突出山折線部14が抵抗無く上方向、及び下方向にそれぞれ突出することが可能になる。なお、本実施の形態のビュアー1では、画像掲示基板10とレンズ基板5がそれぞれ同じ形状であり、表上支持基板18と裏上支持基板21と表下支持基板13と裏下支持基板16がそれぞれ同じ形状であり、表右支持基板23と裏右支持基板26と表左支持基板28と裏左支持基板31がそれぞれ同じ形状であるが、これに限定する必要は無く、例えば、画像掲示基板10をレンズ基板5よりも大きくし、上突出山折線部19と下突出山折線部14と右折曲線部24と左折曲線部29を折らずに延ばした場合に略角錐を形成するように、表上支持基板18、裏上支持基板21、表下支持基板13、裏下支持基板16、表右支持基板23、裏右支持基板26、表左支持基板28、及び、裏左支持基板31を設けることも可能である。なお、レンズ基板5と画像掲示基板10を連接する、表上支持基板18、裏上支持基板21、表下支持基板13、裏下支持基板16、表右支持基板23、裏右支持基板26、表左支持基板28、及び、裏左支持基板31が、上突出山折線部19と下突出山折線部14と右折曲線部24と左折曲線部30を折らずに延ばしたとき、略筒状になるように形成したほうが、反射光をより遮断することが可能になるため好ましいがこれに限定するわけではない。また、本実施の形態では、上突出山折線部19と下突出山折線部14と右折曲線部24と左折曲線部29が、レンズ基板5と画像掲示基板10の間の略中央で折曲するがこれに限定する必要は無く、レンズ基板5と画像掲示基板10の間で折曲すれば任意の位置に設けることが可能である。例えば、レンズ基板5と画像掲示基板10の間を3等分した場合のレンズ基板5寄りの位置で折曲するようにしてもよい。なお、本実施の形態のように、上突出山折線部19と下突出山折線部14と右折曲線部24と左折曲線部29が、ビュアー1の同一外周上に位置するようにそれぞれの基板を形成したほうが、右折曲線部24と左折曲線部29を山折、若しくは、谷折にした際に上突出山折線部19と下突出山折線部14を抵抗なく山折することが可能になるため好ましい。
採光窓部34は、裏上支持基板21に設けられており、開閉可能な蓋部42と、反射光を取り入れる窓部43よりなる。また本実施の形態では、採光窓部34は、裏上支持基板21にこの字型に切り込みを入れたものであるため、蓋部42はこの字型に切り取られた裏上支持基板21であり、また、窓部43は長方形をしている。そして、窓部43から反射光をビュアー1の内部46に取り入れる際は、裏上支持基板21と蓋部42とを連接している採光窓部折曲線部44を折曲することによってなされる。また、蓋部42によって窓部43を閉じる場合は、折曲されていた採光窓折曲線部43を元に戻すことによってなされる。なお、採光窓部34の大きさや形状は、任意の大きさや形状とすることが可能である。例えば、表上支持基板18、裏上支持基板21、表下支持基板13、裏下支持基板16、表右支持基板23、裏右支持基板26、表左支持基板28、及び、裏左支持基板31が大きく、支持基板間45に形成される間隙が大きくなった結果、支持基板間45に形成される間隙だけで十分な反射光をビュアー1の内部46に取り入れることが可能な場合は、採光窓部34を小さく形成するほうが好ましく、逆に、表上支持基板18、裏上支持基板21、表下支持基板13、裏下支持基板16、表右支持基板23、裏右支持基板25、表左支持基板28、及び、裏左支持基板31が小さいため、支持基板間45に形成される間隙が小さくなってしまった結果、支持基板間45に形成される間隙だけでは十分な反射光をビュアー1の内部46に取り入れることができない場合は、採光窓部34を大きく形成するほうが好ましい。また、形状に関しても、開閉可能であれば、任意の形状を採用することが可能である。例えば、多角形や円やこれらの組み合わせ等でもよい。また採光窓部34は2つ以上存在してもよい。なお、採光窓部34をあまりにも大きくしたり、数を多くすると、反射光をより取り入れることが可能になるが、採光窓部34が開き易くなってしまい、透過物品を立体視することが困難になってしまうため、採光窓部34は透過物品を立体視することが可能な程度の大きさ、及び、数であることが好ましい。なお、図示しないが、蓋部42若しくは窓部43若しくは裏上支持基板に蓋部42を係止する係止部を設ければ、採光窓部34を閉じた状態、及び、明けた状態を保つことが可能になるため好ましい。また、採光窓部34は、表上支持基板18に設けることも可能である。
図2は、採光窓部34を表上支持基板18に設けた状態を示した斜視図である。図2において、図1と同じ番号を付したものは同じものであるため説明を割愛する。図2に示すように、採光窓部34を表上支持基板18に設ければ、人間の額が採光窓部34に当たるようになるため、蓋部42によって採光窓部34に蓋をしてもなお、その隙間から反射光が入ろうとする事を防ぐことが可能になり、透過物品をより容易に立体視することが可能になる。すなわち、少なくとも2つのレンズが設けられたレンズ基板と、前記レンズ基板と対向し、同一被写体を異なる視点で表した少なくとも2つの画像を掲示する、少なくとも1つの画像掲示部を有する画像掲示基板と、前記画像掲示部に画像を掲示させるため、画像を固定する画像固定部と、前記レンズ基板の下辺と、レンズ基板下山折線部を介して連接する表下支持基板と、前記表下支持基板の、レンズ基板下山折線部と対向する辺と、下方向に突出する下突出山折線部を介して連接し、かつ、前記画像掲示基板の下辺と、画像掲示基板下山折線部を介して連接する裏下支持基板と、前記レンズ基板の上辺と、レンズ基板上山折線部を介して連接する表上支持基板と、前記表上支持基板の、レンズ基板上山折線部と対向する辺と、上方向に突出する上突出山折線部を介して連接し、かつ、前記画像掲示基板の上辺と、画像掲示基板上山折線部を介して連接する裏上支持基板と、を有するビュアーにおいて、前記レンズ基板の右辺と、レンズ基板右山折線部を介して連接する表右支持基板と、前記表右支持基板の、レンズ基板右山折線部と対向する辺と、山折、及び、谷折に折曲自在な右折曲線部を介し、かつ、前記画像掲示基板の右辺と、画像掲示基板右山折線部を介して連接する裏右支持基板と、前記表右支持基板、右折曲線部、及び、裏右支持基板に渡って設けられ、その縦方向の長さの最大がレンズの直径以上、その横方向の長さの最大がレンズの直径以上である右窓部と、前記レンズ基板の左辺と、レンズ基板左山折線部を介して連接する表左支持基板と、前記表左支持基板の、レンズ基板左山折線部と対向する辺と、山折、及び、谷折に折曲自在な左折曲線部を介して連接する裏左支持基板と、前記表左支持基板、左折曲線部、及び、裏左支持基板に渡って設けられ、その縦方向の長さの最大がレンズの直径以上、その横方向の長さの最大がレンズの直径以上である左窓部と、前記表上支持基板に設けられ、開閉自在な採光窓部と、前記画像掲示基板、表下支持基板、裏下支持基板、表上支持基板、裏上支持基板、表右支持基板、裏右支持基板、表左支持基板、及び、裏左支持基板の各基板の内側に設けられ、光を吸収する吸収層と、を有することを特徴とするビュアーでは、山折、谷折に折曲自在な右折曲線部と左折曲線部を有するため、簡易な構造で、透過物品と反射物品の両方を立体視することが可能であるという本願発明請求項1と同じ効果を有することが可能である。
更に、採光窓部34を表上支持基板18に設けているため、人間の頭部によって、採光窓部34に蓋をしてもなお、反射光が隙間から入り込もうとするのを遮ることが可能になるという優れた効果を奏する。なお、採光窓部34を表上支持基板18に設けた場合においても、前記レンズ基板5が、少なくとも2つのレンズが設けられたレンズ支持基板6と、前記レンズ支持基板6と貼着し、少なくとも1つのレンズ穴8が設けられたレンズ形成基板7を有するようにしてもよい。すなわち、前記レンズ基板は、少なくとも2つのレンズが設けられたレンズ支持基板と、前記レンズ支持基板と貼着し、少なくとも1つのレンズ穴が設けられたレンズ形成基板を有することを特徴とする請求項1記載のビュアーでは、頭部によって、閉じた採光窓部34の隙間から反射光が入り込もうとするのを遮ることが可能になるという問題を解決することが可能になる上に、本願請求項2記載の発明と同様の作用効果を得ることが可能になる。また、採光窓部34を表上支持基板18に設けた場合においても、右窓部32と左窓部33は、それぞれ2つの台形を下底で合わせた6角形であり、前記下底が右折曲線部24と左折曲線部29にそれぞれ位置するようにしてもよい。すなわち、前記右窓部と左窓部は、それぞれ2つの台形を下底で合わせた6角形であり、前記下底が右折曲線部と左折曲線部にそれぞれ位置することを特徴とする請求項1乃至請求項2いずれか一つに記載のビュアーでは、頭部によって、閉じた採光窓部34の隙間から反射光が入り込もうとするのを遮ることが可能になる上に、本願請求項3記載の発明と同様の作用効果を得ることが可能になる。また、採光窓部34を表上支持基板18に設けた場合においても、レンズ基板下山折線部12の略中心に、レンズ基板5と、表下支持基板13に渡って設けられ、鼻を挿入することが可能な大きさの鼻穴35を有するようにしてもよい。すなわち、前記レンズ基板下山折線部の略中心に、レンズ基板と、表下支持基板に渡って設けられ、鼻を挿入することが可能な大きさの鼻穴を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれか一つに記載のビュアーでは、頭部によって、閉じた採光窓部34の隙間から反射光が入り込もうとするのを遮ることが可能になる上に、本願請求項4記載の発明と同様の作用効果を得ることが可能になる。
なお、採光窓部34を表上支持基板18に設けるのか、それとも裏上支持基板21に設けるのかは、任意に決めることが可能である。例えば、ビュアー1によって立体視される画像が透過物品であることが多い場合は、採光窓部34の隙間から反射光がビュアー1の内部46に入り込もうとしても、頭部によって反射光を遮ることができるように採光窓部34を表上支持基板18に設けるとよい。また、ビュアー1によって立体視される画像が反射物品であることが多い場合は、頭部によって反射光を遮ってしまうことを防ぐことが可能なように、採光窓部34を裏上支持基板21に設けるほうがよい。
また、画像掲示基板10は、立体視するための画像を掲示する画像掲示部9を有している。本実施の形態では、画像掲示部9は、画像掲示基板10に設けられた縦方向の長さが2.5cm、横方向の長さが8.5cmの長方形をした穴であるが、これに限定する必要はない。画像掲示部9は、立体視する画像の大きさ、ビュアーの使用目的によって任意の大きさにすることが可能である。例えば、より多きな画像を立体視したい場合は、画像掲示部9をより大きくすることも可能である。また、画像掲示部9の形状も長方形に限定する必要は無く、任意の形状を採用することが可能である。例えば、正方形や円形でもよいし、星型やハート型でもよい。なお、画像掲示部9に掲示される画像の背面へと光が抜けるようにしなければ、透過物品を立体視することができなくなってしまうため、画像掲示部9の背後は図3に示すように、光拡散シート56を設けることが好ましく、光拡散シート56を設けない場合は、何も設けずに、画像の背面へと光が抜けるようにする必要がある。
図3は、図1のビュアーの背部、すなわち、画像固定部側を表した斜視図である。図3において同じ番号を付したものは、図1と同じものであり、50は画像背面支持基板、51は画像左側支持基板、52は画像右側支持基板、53は画像下側支持基板、54は画像挿し込み口、55は画像固定部糊付け部、56は光拡散フィルムである。
図3において、画像固定部11は、画像背面支持基板50と、画像左側支持基板51と、画像右側支持基板52と、画像下側支持基板53と、画像固定部糊付け部55よりなり、画像固定部糊付け部55によって画像掲示基板に貼着されている。画像は、画像挿し込み口54から差し込まれ、画像下側支持基板53と、画像右側支持基板52と、画像左側支持基板51と、画像背面支持基板50によって、画像掲示基板10画像掲示部9に掲示されるように固定される。画像背面支持基板50は、画像掲示部9と略同じ位置に、画像掲示部9と略同じ大きさの穴が設けられており、その穴を覆うように光拡散フィルム56が張られている。この拡散フィルム56を設けることで、透過物品を立体視する際に、光を均等に透過物品に透過することが可能になるため、より透過物品をより美しく立体視することが可能になる。なお、本実施の形態では、光拡散フィルム56はPET基材のものを採用したがこれに限定する必要は無く、光の濃度を均等にする役割を果たすものであれば、いずれのものを採用することが可能である。また、光拡散フィルム56は、光の濃度を均等にする役割を果たし、より美しく立体視することを可能にするために設けられるものであって、光拡散フィルム56を設けなくてもよい。光拡散フィルム56を設けない場合は、画像背面支持基板50には、画像掲示部と略同じ位置に、画像掲示部9と略同じ大きさの穴を設け、光が透過できるようにしておく必要がある。
なお、本実施の形態では、画像固定部11は、画像背面支持基板50と、画像左側支持基板51と、画像右側支持基板52と、画像下側支持基板53と、画像固定部糊付け部55よりなるがこれに限定する必要は無い。画像固定部11は、画像掲示部に立体視する画像を固定して掲示することが可能であれば、任意の形状にすることが可能である。また、図3に示すように、採光窓部34をビュアーの表上支持基板18に設けることで、頭部によって採光窓部34をふさいでしまうことを防ぐことが可能になる。
図4は、図2に示したのビュアーの背部、すなわち、画像固定部11側を表した斜視図である。図4において同じ番号を付したものは、図2、および、図3と同じものである。図4に示すように、採光窓部34を表上支持基板18に設けることによって、採光窓部34の隙間から反射光がビュアー1の内部46に入り込もうとしても、頭部によって反射光を遮ることができる。
図5は、図1におけるビュアー1のレンズ基板5と表下支持基板13のみを展開した展開図である。
図5において、図1と同じ番号を付したものは同じものである。60はレンズ基板下山折線部12の略中心、61は鼻穴35のうち、レンズ基板5側に設けられるレンズ基板側鼻穴、62は鼻穴35のうち、表下支持基板13側に設けられる表下支持基板側鼻穴、63は鼻穴35の短軸、64は鼻穴35の長軸である。
図5において、鼻穴35は、レンズ基板下山折線部12の略中心60に、レンズ基板5と表下支持基板13に渡って設けられている。なお、本実施の形態では、鼻穴は、レンズ基板5に設けられたレンズ外側固定部4の一部にも渡って設けられている。鼻穴の形状は、その長軸64を垂直に向けた楕円であり、長軸64と短軸63の交点がレンズ基板下山折線部12の略中心60に位置するように設けられている。なお、本実施の形態では、鼻穴35は上述したように設けられているため、鼻穴35のうちレンズ基板側5に設けられるレンズ基板側鼻穴61と、鼻穴35のうち表下支持基板側13に設けられる表下支持基板側鼻穴62は同じ形状であるがこれに限定する必要は無い。鼻穴の形状は任意の形状を採用することが可能であり、レンズ基板側鼻穴61と表支持基板側鼻穴62もそれぞれ任意の形状にすることが可能である。例えば、レンズ基板側鼻穴61と表支持基板側鼻穴62がそれぞれ別々の形状であってもよい。なお鼻穴35は、本実施の形態のように、短軸63、すなわち、横方向の長さが、レンズ基板下山折線部に位置するようにした方が、鼻を容易に入れることが可能であり、更に、反射光を必要以上にビュアー内部に反射光を入れないようにすることが可能になるため好ましい。また、一般的に鼻はその断面が略三角形であるため、レンズ基板側鼻穴61もその底辺がレンズ基板下山折線部12上に位置する略三角形とし、鼻を挿入した際に、鼻穴と鼻の間に隙間が形成されないようにすると、より反射光をビュアー1の内部46に入れないようにすることが可能になるため好ましい。ここで、横方向の長さとは、本実施の形態では、鼻穴35の短軸63の長さであり、鼻穴のうち、水平方向に最も長い部分の長さである。また、縦方向の長さとは、本実施の形態では、鼻穴35の長軸64の長さであり、横方向の長さに垂直に交わる長さのうち、最も長い部分の長さである。横方向の長さと縦方向の長さは任意の長さにすることが可能であるが、あまりにも長くすると、不必要に反射光をビュアー1の内部46に取り入れることになりかねないため、ビュアーの使用目的に沿った大きさにすることが好ましい。
図6は、図1のビュアーの右側面と左側面を表す側面図である。図6(a)は図1のビュアーの右側面、図6(b)は図1のビュアーの左側面を示している。
図6において、図1と同じ番号を付した部分は図1と同じであるため説明を割愛し、65は右目用レンズの中心37から画像掲示基板10に向かって引いた水平線、66は右側障害点、67は表右支持基板23に設けられた表右支持基板側台形、68は裏右支持基板26に設けられた裏右支持基板側台形、69は右折曲線部24に位置するそれぞれの台形の下底、70は表右支持基板側台形67の上底、71は裏右支持基板側台形68の上底、72は表右支持基板側台形67の高さ、73は裏右支持基板側台形68の高さ、74は左目用レンズ3の中心38から画像掲示基板10に向かって引いた水平線、75は左側障害点、76は表左支持基板28に設けられた表左支持基板側台形、77は裏左支持基板31に設けられた裏左支持基板側台形、78は左折曲線部29に位置するそれぞれの台形の下底、79は表左支持基板側台形76の上底、80は裏左支持基板側台形77の上底、81は表左支持基板側台形76の高さ、82は裏左支持基板側台形77の高さである。
図6(a)において、右窓部32は、表右支持基板23に設けられた表右支持基板側台形67と、裏右支持基板26に設けられた裏右支持基板側台形68よりなり、それぞれの台形の下底69で合わせた6角形をしている。また、本実施の形態では、表右支持基板側台形67と裏右支持基板側台形68の形状は同じであり、表右支持基板23に位置する表右支持基板側台形67の上底70と裏右支持基板26に位置する裏右支持基板側台形68の上底71の長さは、それぞれ右目用レンズ2の直径の略2/3の長さである。また、表右支持基板側台形67の高さ72と裏右支持基板側台形68高さ73は、それぞれ右目用レンズ2の半径の長さと同じである。また、右折曲線部24に位置するそれぞれの台形の下底69の長さは、右目用レンズ2の直径の長さとほぼ同じである。また、本実施の形態では、右窓部32は、右目用レンズの中心37から画像掲示基板10に向かって引いた水平線65と、下底69との交点である右側障害点66に、下底69のほぼ真ん中が位置するように配置されており、右折曲線部24を谷折にした際に、最も障害となる、右側障害点66近傍に右窓部32が位置するように設けられている。左窓部33も同様に、図6(b)に示すように、表左支持基板28に設けられた表右支持基板側台形76と、裏左支持基板31に設けられた裏左支持基板側台形77よりなり、それぞれの台形の下底78で合わせた6角形をしている。また、本実施の形態では、表左支持基板側台形76と裏左支持基板側台形77の形状は同じであり、表左支持基板28に位置する表左支持基板側台形76の上底79と裏左支持基板31に位置する裏右支持基板側台形77の上底80の長さは、それぞれ左目用レンズ3の直径の略2/3の長さである。また、表左支持基板側台形76の高さ81と裏左支持基板側台形77高さ82は、それぞれ左目用レンズ3の半径の長さと同じである。また、左折曲線部29に位置するそれぞれの台形の下底78の長さは、左目用レンズ3の直径の長さとほぼ同じである。また、本実施の形態では、左窓部33は、左目用レンズの中心38から画像掲示基板10に向かって引いた水平線74と、下底78との交点である左側障害点75に、下底75のほぼ真ん中が位置するように配置されており、左折曲線部29を谷折にした際に、最も障害となる、左側障害点75近傍に左窓部33が位置するように設けられている。
また、表右支持基板側台形67と、裏右支持基板側台形68と、表左支持基板側台形77と、裏左支持基板側台形78は、それぞれ左右対称な台形であり、それぞれの上底から下底までは、直線で結ばれている。また、右折曲線部24に位置する台形の下底69と、表右支持基板側台形67の上底70と、裏右支持基板側台形68の上底71はそれぞれ平行であり、左折曲線部29に位置するそれぞれの台形の下底78と、表左支持基板側台形76の上底79と、裏左支持基板側台形77の上底80はそれぞれ平行である。なお、本実施の形態では、表右支持基板側台形67と、裏右支持基板側台形68と、表左支持基板側台形76と、裏左支持基板側台形77は、それぞれ左右対称であり、更に、それぞれの上底と下底が平行であるが、これに限定する必要はなく、台形とは、右窓部32と左窓部33の縦方向の長さの最大を形成して、表右支持基板23、裏右支持基板26、表左支持基板28、及び、裏左支持基板31が、画像の少なくとも右側又は左側を隠してしまうという問題を解決するという役割を担う上底と、右窓部32と左窓部33の面積を最小にするという役割を担う下底に対応する部分が存在すれば、いずれのものでもよく、例えば、上底と下底は並行でなくてもよく、上底と下底に対応する部分が曲線であってもよい。また、表右支持基板側台形67と、裏右支持基板側台形68と、表左支持基板側台形76と、裏左支持基板側台形77は、それぞれ左右対称である必要はなく、立体視する画像の形状や、ビュアーの使用目的によって非対称にすることも可能である。また、上底と下底を結ぶものは、それぞれ直線である必要はなく、立体視する画像の形状や、ビュアーの使用目的によって任意の形状にすることが可能である。例えば、円弧や自由曲線のように曲線でもよいし、折れ線でもよい。
また、本実施の形態では、表右支持基板23に設けられた表右支持基板側台形67、裏右支持基板26に設けられた裏右支持基板側台形68、表左支持基板28に設けられた表左支持基板側台形76、及び、裏左支持基板31に設けられた裏左支持基板側台形77はすべて同じ形状にしたがこれに限定する必要はない。それぞれの基板に設ける台形は、任意の形状にすることが可能である。なお、それぞれの基板に設けた下底が立体視した際にそろうようにしたほうが、立体視した際の視界を美しく保つことが可能になるため好ましい。
なお、本実施の形態では、右窓部32と左窓部33は台形を下底で合わせた6角形としたが、これに限定する必要は無く、右窓部32と左窓部33には任意の形状を採用することが可能である。例えば、右窓部32と左窓部33は、長方形を長辺で合わせた正方形としてもよいし、2つの三角形を一辺で合わせたひし形であってもよいし、半円を直径で合わせた円でもよいし、楕円でもよい。なお、任意の形状にした場合においても、その縦方向の長さの最大がレンズの直径以上であり、横方向の長さの最大がレンズの直径以上にする必要がある。本実施の形態では、右折曲線部24に位置するそれぞれの台形の下底70と、左折曲線部29に位置するそれぞれの台形の下底80が縦方向の長さの最大に相当し、表右支持基板側台形67の高さ73と裏右支持基板側台形68の高さ73とを合わせた長さ、及び、表左支持基板側台形76の高さ81と裏左支持基板側台形77の高さ82を合わせた長さが横方向の長さの最大に相当する。なお、右折曲線部24と左折曲線部29を谷折にした際に、最も視界を遮ってしまうのは、右折曲線部24と左折曲線部29であるため、右窓部32と左窓部33のうち、右折曲線部24上と左折曲線部29上が縦方向の長さの最大となるように右窓部32と左窓部33を設けることが好ましく、また、右窓部32と左窓部33のうち、右側障害点66と左側障害点75の近傍が横方向の長さの最大になるように右窓部32と左窓部33を設けることが好ましいがこれに限定するわけではない。
図7は、図1のビュアーにおいて、画像掲示部9に画像を掲示し、右折曲線部24と左折曲線部29とを谷折にした際の、レンズからの視界を表した正面図である。図1、及び、図6と同じ番号を記した部分は同じものであるため、説明を割愛し、83は画像掲示部9に掲示された画像、84は画像掲示部9に掲示された画像83の右目用と左目用の境界線、85は画像遮蔽部、86は右目の焦点、87は左目の焦点、88は右目用画像主要部分、89は左目用画像主要部分である。
図7に示した視界は、図1のビュアーの画像掲示部9全面に画像を掲示し、右折曲線部24と左折曲線部29とを谷折にした際の視界である。図1に示すビュアーには、2つの台形を下底で合わせた略6角形の右窓部32と左窓部33がそれぞれ設けられており、表右支持基板23には、表右支持基板側台形67が、その下底が右折曲線部24に位置するように設けられ、裏右支持基板26には、裏右支持基板側台形68が、その下底が右折曲線部24に位置する表右支持基板側台形67の下底と重なるように設けられ、表左支持基板28には、表左支持基板側台形76が、その下底が左折曲線部29に位置するように設けられ、裏左支持基板31には、裏左支持基板側台形77が、その下底が左折曲線部29に位置する表左支持基板側台形76の下底と重なるように設けられている。また、右折曲線部24に位置するそれぞれの台形の下底69の長さと、左折曲線部29に位置するそれぞれの台形の下底78の長さはレンズの直径以上であり、表右支持基板側台形67の高さ72と裏右支持基板側台形68の高さ73と表左支持基板側台形76の高さ81と裏左支持基板側台形77の高さ82は、それぞれレンズの半径以上であるため、谷折にした際の視界は、画像掲示部9に掲示された画像83の右側と左側が、それぞれの基板に設けられた右窓部32と左窓部33を通じて見えるようになっている。また、表右支持基板側台形67、裏右支持基板側台形68、表左支持基板側台形76、及び、裏左支持基板側台形77がそれぞれ同じ形状であり、更に、その下底が一致するように設けられているため、右折曲線部24と左折曲線部29を谷折にした際は、表右支持基板側台形67と裏右支持基板側台形68のそれぞれの辺が略一致し、表右支持基板側台形67と裏右支持基板側台形68のそれぞれの辺が略一致するため、視界を美しくしている。なお、図7に示すように、右窓部32と左窓部33を設けた場合でも、右窓部32と左窓部33の上部分と下部分に画像掲示部9に掲示された画像83を隠してしまう画像遮蔽部分85が存在してしまう場合もあるが、一般的に立体視をする際は、右目用レンズ2の中心37から引いた水平線と画像掲示部9との交点である右目の焦点86と、左目用レンズ3の中心38から引いた水平線と画像掲示部9との交点である左目の焦点87が、画像掲示部9に掲示された画像83の右目用と左目用の境界線84近傍に近づくことによって立体視が可能になるので、右窓部32と左窓部33の上部と下部にできる画像遮蔽部分85は、右目と左目の角度のずれから、立体視した際に画像が歪んだり、右目には見えているが左目に見えないものがうつったり、逆に、左目には見えているが右目には見えないものがうつったりということが発生し、立体視する画像に障害が生じる部分であるため立体視する際の主要な部分とはならないことが多い。すなわち、立体視する際は、右目の焦点86の近傍である右目用画像主要部分88と左目の焦点876の近傍である左目用画像主要部分89は最も美しく立体視が可能な部分であり、画像隠蔽部分85は、立体視する際の主要な部分では無い場合が多いため、右目の焦点86の近傍である右目用画像主要部分88と、左目の焦点87の近傍である左目用画像主要部分89を見ることが可能であれば立体視が可能であり、右窓部32と左窓部33の上部分と下部分に存在する画像を隠してしまう画像遮蔽部分85は立体視する際に与える影響は少ないと考えられる。結局、本願発明のビュアー1では、右窓部32と左窓部33はその縦方向の最大がそれぞれレンズの直径以上であるため、立体視する際に必要な、右目用画像主要部分88と左目用画像主要部分89を見ることが可能になるため、ビュアー1を使用する使用者にとって違和感や不快感を与えずに、立体視を行わせることが可能になる。なお、右窓部32と左窓部33は、右目用画像主要部分88と左目用画像主要部分89を隠してしまわないよう設けることが好ましい。また、右目用画像主要部分88と左目用画像主要部分89とは、立体視する画像のうち、特に立体視したい部分をさし、立体視する画像によって任意に定める事が可能である。本実施の形態において、右目用画像主要部分88と左目用画像主要部分89を右目の焦点86と左目の焦点87の近傍としたのは、一般的に立体視する際は、右目の焦点86と左目の焦点87の近傍が、最も障害無く立体視することができる範囲であるためであり、この範囲に立体視させたい対象をそれぞれ配置させる場合が多いからであるが、これに限定する必要は無く、立体視する画像によって任意に定める事が可能である。なお、本実施の形態では、説明をわかりやすくするために、画像掲示部9全面に画像83を掲示したが、画像掲示部9に掲示する画像は、立体視用のもの、すなわち、同一被写体を異なる角度から表した少なくとも2つの画像であれば、画像掲示部9全面に掲示されるものでなくてもよい。
図8は、図1に示すビュアーをA―Aで切断した断面図である。図8において、図1と同じ番号を付した部分は同じものであるため、説明を割愛し、90はレンズ支持基板6の厚さ、91は画像固定部11の厚さ、92はレンズ基板5から画像掲示部9までの距離、93は右目用レンズの厚さ、94は左目用レンズの厚さ、95は右折曲線部を谷折にした際、ビュアー1の内部46に表右支持基板23と裏右支持基板26が入り込む長さ、96は左折曲線部を谷折にした際、ビュアー1の内部46に表左支持基板28と裏左支持基板31が入り込む長さである。
図8(A)は、図1のビュアー1において、右折曲線部24と左折曲線部29を谷折にした状態の線分A−Aでの断面の下側を示した断面図である。本願発明のビュアー1では、右折曲線部24と左折曲線部29を山折にすることによって、表右支持基板23、裏右支持基板26、表左支持基板28、及び、裏左支持基板31がビュアー1の外側に突出し、反射光をよりビュアー1の内部46に取り入れることが可能であるため、反射物品を立体視することが可能になる。すなわち、本願発明では、一つのビュアーで反射物品と透過物品の両方を立体視することが可能なビュアーの使用方法を提供することが可能であり、少なくとも2つのレンズが設けられたレンズ基板と、前記レンズ基板と対向し、同一被写体を異なる視点で表した少なくとも2つの画像を掲示する、少なくとも1つの画像掲示部を有する画像掲示基板と、前記画像掲示部に画像を掲示させるため、画像を固定する画像固定部と、前記レンズ基板の下辺と、レンズ基板下山折線部を介して連接する表下支持基板と、前記表下支持基板の、レンズ基板下山折線部と対向する辺と、下方向に突出する下突出山折線部を介して連接し、かつ、前記画像掲示基板の下辺と、画像掲示基板下山折線部を介して連接する裏下支持基板と、前記レンズ基板の上辺と、レンズ基板上山折線部を介して連接する表上支持基板と、前記表上支持基板の、レンズ基板上山折線部と対向する辺と、上方向に突出する上突出山折線部を介して連接し、かつ、前記画像掲示基板の上辺と、画像掲示基板上山折線部を介して連接する裏上支持基板と、を有するビュアーにおいて、前記レンズ基板の右辺と、レンズ基板右山折線部を介して連接する表右支持基板と、前記表右支持基板の、レンズ基板右山折線部と対向する辺と、山折、及び、谷折に折曲自在な右折曲線部を介し、かつ、前記画像掲示基板の右辺と、画像掲示基板右山折線部を介して連接する裏右支持基板と、前記表右支持基板、右折曲線部、及び、裏右支持基板に渡って設けられ、その縦方向の長さの最大がレンズの直径以上、その横方向の長さの最大がレンズの直径以上である右窓部と、前記レンズ基板の左辺と、レンズ基板左山折線部を介して連接する表左支持基板と、前記表左支持基板の、レンズ基板左山折線部と対向する辺と、山折、及び、谷折に折曲自在な左折曲線部を介して連接する裏左支持基板と、前記表左支持基板、左折曲線部、及び、裏左支持基板に渡って設けられ、その縦方向の長さの最大がレンズの直径以上、その横方向の長さの最大がレンズの直径以上である左窓部と、前記裏上支持基板に設けられ、開閉自在な採光窓部と、前記画像掲示基板、表下支持基板、裏下支持基板、表上支持基板、裏上支持基板、表右支持基板、裏右支持基板、表左支持基板、及び、裏左支持基板の各基板の内側に設けられ、光を吸収する吸収層と、を有するビュアーを組み立てた後、画像掲示部に画像が掲示されるように画像固定部に画像を固定し、採光窓部を開け、右折曲線部と左折曲線部を山折にしてビュアーを見ることを特徴とするビュアーの使用方法によって、反射物品を立体視することが可能になる。なお、画像掲示部に画像が掲示されるように画像固定部に画像を固定するという工程と、採光窓部を開けるという工程と、右折曲線部と左折曲線部を山折にするという工程と、ビュアーを見る工程は任意の順序で行うことが可能であるし、同時に行うことも可能である。例えば、ビュアーを見ながら、画像固定部に画像を固定して、採光窓部を開け、右折曲線部と左折曲線部を山折にするようにしてもよいし、画像固定部に画像を固定した後、採光窓部を開け、次に、ビュアーを見ながら右折曲線部と左折曲線部を山折にするようにしてもよい。
図8(B)は、図1のビュアー1において、右折曲線部24と左折曲線部29を谷折にした状態を、A−Aにおける断面の下側を示した断面図である。本願発明のビュアー1では、右折曲線部24と左折曲線部29を谷折にすることによって、表右支持基板23、裏右支持基板26、表左支持基板28、及び、裏左支持基板31がビュアーの内部に入り込んで反射光を遮る役割を果たすため、透過物品を立体視することが可能になる。すなわち、本願発明では、一つのビュアーで反射物品と透過物品の両方を立体視することが可能なビュアーの使用方法を提供することが可能であり、少なくとも2つのレンズが設けられたレンズ基板と、前記レンズ基板と対向し、同一被写体を異なる視点で表した少なくとも2つの画像を掲示する、少なくとも1つの画像掲示部を有する画像掲示基板と、前記画像掲示部に画像を掲示させるため、画像を固定する画像固定部と、前記レンズ基板の下辺と、レンズ基板下山折線部を介して連接する表下支持基板と、前記表下支持基板の、レンズ基板下山折線部と対向する辺と、下方向に突出する下突出山折線部を介して連接し、かつ、前記画像掲示基板の下辺と、画像掲示基板下山折線部を介して連接する裏下支持基板と、前記レンズ基板の上辺と、レンズ基板上山折線部を介して連接する表上支持基板と、前記表上支持基板の、レンズ基板上山折線部と対向する辺と、上方向に突出する上突出山折線部を介して連接し、かつ、前記画像掲示基板の上辺と、画像掲示基板上山折線部を介して連接する裏上支持基板と、を有するビュアーにおいて、前記レンズ基板の右辺と、レンズ基板右山折線部を介して連接する表右支持基板と、前記表右支持基板の、レンズ基板右山折線部と対向する辺と、山折、及び、谷折に折曲自在な右折曲線部を介し、かつ、前記画像掲示基板の右辺と、画像掲示基板右山折線部を介して連接する裏右支持基板と、前記表右支持基板、右折曲線部、及び、裏右支持基板に渡って設けられ、その縦方向の長さの最大がレンズの直径以上、その横方向の長さの最大がレンズの直径以上である右窓部と、前記レンズ基板の左辺と、レンズ基板左山折線部を介して連接する表左支持基板と、前記表左支持基板の、レンズ基板左山折線部と対向する辺と、山折、及び、谷折に折曲自在な左折曲線部を介して連接する裏左支持基板と、前記表左支持基板、左折曲線部、及び、裏左支持基板に渡って設けられ、その縦方向の長さの最大がレンズの直径以上、その横方向の長さの最大がレンズの直径以上である左窓部と、前記裏上支持基板に設けられ、開閉自在な採光窓部と、前記画像掲示基板、表下支持基板、裏下支持基板、表上支持基板、裏上支持基板、表右支持基板、裏右支持基板、表左支持基板、及び、裏左支持基板の各基板の内側に設けられ、光を吸収する吸収層と、を有するビュアーを組み立てた後、画像掲示部に画像が掲示されるように画像固定部に画像を固定し、採光窓部を閉じ、右折曲線部と左折曲線部を谷折にしてビュアーを見ることを特徴とするビュアーの使用方法によって、透過物品を立体視することが可能になる。なお、画像掲示部に画像が掲示されるように画像固定部に画像を固定するという工程と、採光窓部を閉じるという工程と、右折曲線部と左折曲線部を谷折にするという工程と、ビュアーを見る工程は任意の順序で行うことが可能であるし、同時に行うことも可能である。例えば、ビュアーを見ながら、画像固定部に画像を固定して、採光窓部を閉じ、右折曲線部と左折曲線部を谷折にするようにしてもよいし、画像固定部に画像を固定した後、採光窓部を閉じ、次に、ビュアーを見ながら右折曲線部と左折曲線部を谷折にするようにしてもよい。
なお、ビュアー1の組み立て方は、レンズ形成基板7の下辺は、レンズ基板下山折線部12を介して表下支持基板13と連接し、レンズ形成基板7の上辺は、レンズ基板上山折線部17を介して表上支持基板18と連接し、レンズ基板形成7の右辺は、レンズ基板右山折線部22を介して表右支持基板23と連接し、レンズ基板形成7の左辺は、レンズ基板左山折線部26を介して表左支持基板23と連接し、表下支持基板13は、レンズ基板下山折線部12と対向する辺で、下方向に突出する下突出山折線部14を介して裏下支持基板16と連接し、裏下支持基板16は、下突出山折線部14と対向する辺で、画像掲示基板下山折線部15を介して画像掲示基板10の下辺と連接し、表上支持基板18は、前記レンズ基板上山折線部17と対向する辺で、上方向に突出する上突出山折り線部19を介して裏上支持基板21と連接し、裏上支持基板21は、上突出山折線部19と対向する辺で、画像掲示基板上山折線部20を介して画像掲示基板10の上辺と連接し、表右支持基板23は、レンズ基板右山折線部22と対向する辺で、山折、及び、谷折に折曲自在な右折曲線部24を介して裏右支持基板26と連接し、裏右支持基板26は、右折曲線部24と対向する辺と、画像掲示基板右山折線部25を解して画像掲示基板10の右辺と連接し、表左支持基板28は、レンズ基板左山折線部30と対向する辺で、山折、及び、谷折に折曲自在な左折曲線部29を介して裏左支持基板31と連接し、裏左支持基板31は、左折曲線部29と対向する辺と、画像掲示基板左山折線部30を解して画像掲示基板10の左辺と連接すれば、任意の組み立て方を採用することが可能である。例えば、図示しないが展開図を作成し、その展開図から組み立てることも可能であるし、それぞれの基板をばらばらに作り、粘着テープ等で張り合わせてゆくことも可能である。
なお、図8において、右目用レンズ2の厚さ93と左目用レンズ3の厚さ94は2mmであり、レンズ支持基板6の厚さ90も2mmである。このように、レンズ支持基板6の厚さ90を右目用レンズ2の厚さ93と左目用レンズ3の厚さ94とほぼ同じ、もしくは、右目用レンズ2の厚さ93と左目用レンズ3の厚さ94よりも厚くすることによって、冊子体に添付した際、冊子体を重ねても、冊子体の重みによってレンズに傷が付いたり、レンズが割れてしまうことを防ぐことが可能になる。すなわち、レンズ支持基板6を右目用レンズ2の厚さ93と左目用レンズ3の厚さ94よりも厚くし、レンズ支持基板6からレンズが出ないようにレンズをそれぞれ設けることによって、ビュアー1を冊子体に添付し、冊子体を重ねた場合に、圧縮する力がレンズ支持基板6にかかるようになり、レンズに圧力がかかることを防ぐことが可能になるため、レンズに傷が付いたり、レンズが割れてしまうということを防ぐことが可能になる。このことは、レンズ基板5が一枚の基板によって形成されている場合でも同様であり、レンズ基板5が一枚の基板によって形成されるため、レンズ基板5に右目用レンズ2と左目用レンズ3が設けられる場合は、レンズ基板5の厚みを右目用レンズ2の厚さ93と左目用レンズ3の厚さ94よりも厚くし、レンズ基板5からレンズが出ないようにレンズをそれぞれ設けることによって、ビュアー1を冊子体に添付し、冊子体を重ねた場合に、圧縮する力がレンズ基板5にかかるようになり、レンズに圧力がかかることを防ぐことが可能になるため、レンズに傷が付いたり、レンズが割れてしまうということを防ぐことが可能になる。なお、レンズ基板5が一枚の基板の場合でも、レンズ基板5がレンズ形成基板6とレンズ支持基板7からなる場合でも、レンズ基板5の厚みが3mm以下であれば、中綴じの冊子体にも添付することが可能になるた好ましく、さらには、2mm以上3mm以下が好ましいがこれに限定する必要は無く、レンズ基板5、及び、レンズ支持基板6とレンズ形成基板7の厚みは任意の厚みにすることが可能である。また、右目用レンズ2の厚さ93と左目用レンズ3の厚さ94も上述したような理由から2mm以下が好ましいがこれに限定する必要は無く、任意の厚さにすることが可能である。なお、右目用レンズ2の厚さ93と左目用レンズ3の厚さ94とは、レンズのうち、最も厚いところの厚さを指す。
また、画像固定部11の厚さ91も任意の厚みにすることが可能である。本実施の形態では、この厚みは、3mmであるがこれに限定する必要は無く、少なくとも1枚の反射物品、または、透過物品が入れば、任意の厚みを採用することが可能である。なお一般的に立体視に使用される透過物品と反射物品は、シート状である場合が多いため、本実施の形態では、画像固定部11はシート状物が固定されるように形成されているが、これに限定する必要はなく、画像掲示部9に画像を掲示することが可能であれば、任意の形状にすることが可能である。
また本実施の形態では、レンズ基板5から画像掲示部9までの距離92は、右折曲線部24、左折曲線部29、下突出山折線部14、及び、上突出山折線部19を伸ばした状態で、10.5cmの長さであるがこれに限定する必要は無い。ただし、レンズ基板5から画像掲示部9までの距離92をあまりにも長すぎたり、短すぎたりすると、焦点が合わず立体視が困難になることが考えられるため、レンズ基板5から画像掲示部9までの距離92をあまりにも長すぎたり短すぎたりすることは好ましい実施の形態とはいえない。一般的に、立体視が可能な長さとは、数1によって定まる長さと言われている。よって、数1によって定まる長さ、若しくは、数1によって定まる長さに、好ましくは5cm以下加えた長さ、更に好ましくは略2cm〜3cm加えた長さにするとよい。数1によって定まる長さに、5cm以下加えた長さ、更に好ましくは、略2cm〜3cm加えた長さにすれば、右折曲線部24と左折曲線部29を谷折にした際に、容易に焦点を合わせることが可能であり、更に、ビュアー1の内部46に表右支持基板23と裏右支持基板26が入り込む長さ94と、ビュアー1の内部46に表左支持基板28と裏左支持基板31が入り込む長さ95を最小限に抑えることが可能になる。つまり、容易に焦点を合わることが可能になり、かつ、右折曲線部24と左折曲線部29を谷折にして焦点を合わせた際に、ビュアーの視界を遮ってしまうことを最小限にすることが可能になる。なお、数1にレンズの倍率とは、右目用レンズ2と左目用レンズ3の倍率であり、本実施の形態では、その数字は3になる。
本願発明におけるビュアーの斜視図である。 本願発明のビュアーにおいて、採光窓部34を裏上支持基板21に設けた状態を示した斜視図である。 図1のビュアーの背部の斜視図である 図2のビュアーの背部の斜視図である 図1におけるビュアー1のレンズ基板5と表下支持基板13のみを展開した展開図である。 (A)は図1のビュアーの右側の正面図である。
(B)は図1のビュアーの左側の正面図である。
図1のビュアーの画像掲示部9全面に画像を掲示し、右折曲線部24と左折曲線部29とを谷折にした際の視界を表した正面図である。 (A)は、図1のビュアー1において、右折曲線部24と左折曲線部29を山折にした状態の線分A−Aでの断面の下側を示した断面図である。
(B)は、図1のビュアー1において、右折曲線部24と左折曲線部29を谷折にした状態の線分A−Aでの断面の下側を示した断面図である。
符号の説明
1…ビュアー、2…右目用レンズ、3…左目用レンズ、4…レンズ外側固定部、5…レンズ基板、6…レンズ支持基板、7…レンズ形成基板、8…レンズ穴、9…画像掲示部、10…画像掲示基板、11…画像固定部、12…レンズ基板下山折線部、13…表下支持基板、14…下突出山折線部、15…画像掲示基板下山折線部、16…裏下支持基板、17…レンズ基板上山折線部、18…表上支持基板、19…上突出山折線部、20…画像掲示基板上山折線部、21…裏上支持基板、22…レンズ基板右山折線部、23…表右支持基板、24…右折曲線部、25…画像掲示基板右山折線部、26…裏右支持基板、27…レンズ基板左山折線部、28…表左支持基板、29…左折曲線部、30…画像掲示基板左山折線部、31…裏左支持基板、32…右窓部、33…左窓部、34…採光窓部、35…鼻穴、36…レンズ支持基板中心、37…右目用レンズ2の中心、38…左目用レンズ3の中心、39…右目用レンズ2の中心36から左目用レンズ3の中心37までの距離、40…右目用レンズの直径、41…左目用レンズの直径、42…採光窓部のうち開閉可能な蓋部、43…採光窓部のうち反射光を取り入れる窓部、44…採光窓部折曲線、45…支持基板間、46…ビュアー1の内部、50…画像背面支持基板、51…画像左側支持基板、52…画像右側支持基板、53…画像下側支持基板、54…画像挿し込み口、55…画像固定部糊付け部、56…光拡散フィルム、60…レンズ基板下山折線部12の略中心、61…鼻穴35のうちレンズ基板5側に設けられるレンズ基板側鼻穴、62…鼻穴35のうち表下支持基板13側に設けられる表下支持基板側鼻穴、63…鼻穴35の短軸、64…鼻穴35の長軸、65…右目用レンズの中心37から画像掲示基板10に向かって引いた水平線、66…右側障害点、67…表右支持基板23に設けられた表右支持基板側台形、68…裏右支持基板26に設けられた裏右支持基板側台形
69は右折曲線部24に位置するそれぞれの台形の下底、70…表右支持基板側台形67の上底、71…裏右支持基板側台形68の上底、72…表右支持基板側台形67の高さ、73…裏右支持基板側台形68の高さ、74…左目用レンズ3の中心38から画像掲示基板10に向かって引いた水平線、75…左側障害点
76は表左支持基板28に設けられた表左支持基板側台形、77…裏左支持基板31に設けられた裏左支持基板側台形、78…左折曲線部29に位置するそれぞれの台形の下底、79…表左支持基板側台形76の上底、80…裏左支持基板側台形77の上底、81…表左支持基板側台形76の高さ、82…裏左支持基板側台形77の高さ、83…画像掲示部9に掲示された画像、84…画像掲示部9に掲示された画像83の右目用と左目用の境界線、85…画像遮蔽部、86…右目の焦点、87…左目の焦点、88…右目用画像主要部分、89…左目用画像主要部分、90…レンズ支持基板6の厚さ、91…画像固定部11の厚さ、92…レンズ基板5から画像掲示部9までの距離、93…右目用レンズの厚さ、94…左目用レンズの厚さ、95…右折曲線部を谷折にした際、ビュアー1の内部46に表右支持基板23と裏右支持基板26が入り込む長さ、96…左折曲線部を谷折にした際、ビュアー1の内部46に表左支持基板28と裏左支持基板31が入り込む長さ

Claims (5)

  1. 少なくとも2つのレンズが設けられたレンズ基板と、
    前記レンズ基板と対向し、同一被写体を異なる視点で表した少なくとも2つの画像を掲示する、少なくとも1つの画像掲示部を有する画像掲示基板と、
    前記画像掲示部に画像を掲示させるため、画像を固定する画像固定部と、
    前記レンズ基板の下辺と、レンズ基板下山折線部を介して連接する表下支持基板と、
    前記表下支持基板の、レンズ基板下山折線部と対向する辺と、下方向に突出する下突出山折線部を介して連接し、かつ、前記画像掲示基板の下辺と、画像掲示基板下山折線部を介して連接する裏下支持基板と、
    前記レンズ基板の上辺と、レンズ基板上山折線部を介して連接する表上支持基板と、
    前記表上支持基板の、レンズ基板上山折線部と対向する辺と、上方向に突出する上突出山折線部を介して連接し、かつ、前記画像掲示基板の上辺と、画像掲示基板上山折線部を介して連接する裏上支持基板と、
    を有するビュアーにおいて、
    前記レンズ基板の右辺と、レンズ基板右山折線部を介して連接する表右支持基板と、
    前記表右支持基板の、レンズ基板右山折線部と対向する辺と、山折、及び、谷折に折曲自在な右折曲線部を介し、かつ、前記画像掲示基板の右辺と、画像掲示基板右山折線部を介して連接する裏右支持基板と、
    前記表右支持基板、右折曲線部、及び、裏右支持基板に渡って設けられ、その縦方向の長さの最大がレンズの直径以上、その横方向の長さの最大がレンズの直径以上である右窓部と、
    前記レンズ基板の左辺と、レンズ基板左山折線部を介して連接する表左支持基板と、
    前記表左支持基板の、レンズ基板左山折線部と対向する辺と、山折、及び、谷折に折曲自在な左折曲線部を介して連接する裏左支持基板と、
    前記表左支持基板、左折曲線部、及び、裏左支持基板に渡って設けられ、その縦方向の長さの最大がレンズの直径以上、その横方向の長さの最大がレンズの直径以上である左窓部と、
    前記裏上支持基板に設けられ、開閉自在な採光窓部と、
    前記画像掲示基板、表下支持基板、裏下支持基板、表上支持基板、裏上支持基板、表右支持基板、裏右支持基板、表左支持基板、及び、裏左支持基板の各基板の内側に設けられ、光を吸収する吸収層と、
    を有することを特徴とするビュアー。
  2. 前記レンズ基板は、
    少なくとも2つのレンズが設けられたレンズ支持基板と、
    前記レンズ支持基板と貼着し、少なくとも1つのレンズ穴が設けられたレンズ形成基板を有することを特徴とする請求項1記載のビュアー。
  3. 前記右窓部と左窓部は、それぞれ2つの台形を下底で合わせた6角形であり、前記下底が右折曲線部と左折曲線部にそれぞれ位置することを特徴とする請求項1乃至請求項2いずれか一つに記載のビュアー。
  4. 前記レンズ基板下山折線部の略中心に、レンズ基板と、表下支持基板に渡って設けられ、鼻を挿入することが可能な大きさの鼻窓を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれか一つに記載のビュアー。
  5. 前記請求項1乃至請求項5記載いずれか一つに記載のビュアーを添付した冊子体。
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