JP2005049462A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Kunihiko Tomita
邦彦 富田
Naotaka Iwata
尚貴 岩田
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Abstract

【課題】ニップ部の大きさを広くとることができ、超音波振動部の形状に自由度を持たせることができる定着装置を提供する。
【解決手段】超音波振動体36を定着ベルト31の内側に配置し、この定着ベルト31と加圧ベルト32とにより記録材Sを挟持するためのニップ部33を形成する。これにより、定着ベルト31の張架構造に応じてニップ部33の長さを自由に設定することができ、これにより、超音波振動体36の形状に自由度を持たせることができる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、超音波振動エネルギーによりトナー像を発熱させて定着させる定着装置及びこれを備える画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真方式の画像形成においてトナー像を定着させる定着装置としては、例えば内部にヒータを有する定着ローラと加圧ローラとで形成したニップ部により、トナー像が形成された記録紙などの記録材を挟持して加熱・加圧して定着させる加熱式の定着方式が主流である。
【0003】
しかし、この加熱式の定着方式では、大きな熱容量の定着ローラを加熱するのに多大なエネルギーを必要とし、所定の温度に到達するまでには相当の時間が必要となっており、画像のプリント可能な時間を短くするために定着ローラを予熱するなど無駄なエネルギー消費があった。また、定着ローラの表面積が大きいがために、周囲環境への熱の拡散が激しく、この分の熱エネルギーを常に補給し続けなければならず、これについても非常に無駄なエネルギー消費があり問題となっていた。
【0004】
これに対して、振動を利用した定着装置の提案がある(例えば、特許文献1ないし4参照)。これは、振動エネルギーを熱エネルギーへ変換してトナー像を定着させる方式である。この方式の中には、未定着トナー像へ超音波振動を与えることにより、トナーを発熱させるものがある。このように未定着トナー像へ振動を与える方式の特徴として、必要なとき記録材の画像面に超音波振動エネルギーを与えれば良いわけであり、予熱の必要もなく、立ち上がりに必要な時間は零である。また、定着されるトナーの部分だけ振動させればトナーが自己発熱することになり、定着ローラや加圧ローラなどを暖める必要はなく、更に、記録材を暖める必要もないので省エネになる技術といえる。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−320625号公報
【特許文献2】
特開平10−78710号公報
【特許文献3】
特許第2705637号公報
【特許文献4】
米国特許第5,390,013号
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
記録材に形成された未定着トナー像への超音波振動の与え方としては、加圧ローラとの間でニップ部を形成する定着ローラ内に超音波振動子を内蔵させて、超音波振動子を駆動することにより、ニップ部を通過する記録材の未定着トナー像へ超音波振動を定着ローラを介して伝えている。
【0007】
しかしながら、このように一対のローラ間に形成したニップ部による超音波振動の未定着トナー像への伝達では、その構造上、ニップ部の大きさは定着ローラの形状に依存して決定されてしまい、ニップ部の大きさを大きくすることが難しく、このようにニップ部の大きさに制限があるので、超音波振動子の形状にも制限があった。
【0008】
また、このような超音波振動を利用した定着方法は、超音波振動子の振動がニップ部以外の記録材へ伝わりやすく、その振動によって定着前のトナー像が乱れるという問題があり、改良の必要があった。
【0009】
また比較的新しい技術であるために、必要な条件などまだ明らかになっていない部分が相当あり、未だ実用レベルに到達しているとはいいがたかった。
【0010】
本発明の目的は、ニップ部の大きさを広くとることができ、超音波振動部の形状に自由度を持たせることができる定着装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することである。
【0011】
本発明の目的は、高品質の画像が得られ省エネ性の高い定着装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することである。
【0012】
本発明の目的は、超音波振動を未定着トナーに伝達して定着させる定着装置の実用上の問題を解決し実用レベルの定着装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の定着装置は、回転駆動される張架構造の第一のベルトと、前記第一のベルトの内側に当接し記録材上の未定着トナー像に超音波振動エネルギーを与えて発熱させる超音波振動体と、前記記録材を挟持して未定着トナー像を定着させるためのニップ部を前記第一のベルトにおける前記超音波振動体が当接している部位の外側とにより形成する対向部材と、を備える。
【0014】
ここで、超音波振動体は、超音波振動エネルギーを発生する単一の超音波振動子から構成されていても良いし、複数の超音波振動子から構成されていても良い。
【0015】
したがって、第一のベルトの張架構造に応じてニップ部の長さを自由に設定することが可能である。これにより、超音波振動体の形状に自由度を持たせることができる。
【0016】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の定着装置において、前記対向部材は、前記ニップ部において内側を支持部材により支持され外側が前記第一のベルトに対向する第二のベルトである。
【0017】
したがって、対向部材が例えばローラの場合よりもさらにニップ部の長さの自由度が大きくなる。
【0018】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の定着装置において、表面側に弾性を有する弾性層を有し前記超音波振動体よりも上流側で前記ベルトを内側から支持するベルト上流側支持部を備える。
【0019】
したがって、ベルトに伝わった超音波振動体の超音波振動エネルギーによるニップ部以外でのベルトの振動が防止される。これにより、ニップ部へ搬送される前の記録材がベルトに接触しても記録材が振動することが防止される。これにより、未定着トナー像が乱れることが防止され、高品質な画像を得ることができる。
【0020】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の定着装置において、前記第一のベルトを支持する前記ベルト上流側支持部は、支持ローラである。
【0021】
したがって、請求項3記載の発明を簡単に実現することができる。
【0022】
請求項5記載の発明は、請求項3又は4記載の定着装置において、前記第二のベルトを支持する前記支持部材は、表面側に弾性を有する弾性層を有し、前記第二のベルトを支持する前記ベルト上流側支持部は、前記第二のベルトを支持する前記支持部材における前記ニップ部よりも上流側で前記第二のベルトに当接している部位である。
【0023】
したがって、第二のベルト用のベルト上流側支持部として特段に部材を設ける必要が無いので、構造が簡素である。
【0024】
請求項6記載の発明は、請求項3ないし5の何れか一記載の定着装置において、前記ベルト上流側支持部は、搬送方向で2ミリ以上の長さで前記ベルトに当接して前記ベルトを支持している。
【0025】
したがって、ベルトに伝わった超音波振動体の超音波振動エネルギーによるニップ部以外でのベルトの振動が確実に防止される。これにより、ニップ部へ搬送される前の記録材がベルトに接触しても記録材が振動することが確実に防止される。
【0026】
請求項7記載の発明は、請求項3ないし6の何れか一記載の定着装置において、前記ニップの上流側において前記第一のベルトと前記対向部材との間に形成され、前記ニップ部の上流側から前記ニップ部につながる延長ニップ部を備える。
【0027】
したがって、記録材がニップ部で超音波振動体から受けた超音波振動エネルギーが記録材におけるニップ部の上流側に伝達されるのが防止される。これにより、未定着トナー像が乱れることが防止され、高品質な画像を得ることができる。
【0028】
請求項8記載の発明は、請求項7記載の定着装置において、前記支持部材は、加圧ローラであり、前記第一のベルトを支持する前記ベルト上流側支持部は、径が前記加圧ローラの径の1/2以下に設定された支持ローラである。
【0029】
したがって、加圧ローラと支持ローラとの周速差による画像ズレの発生が防止される。
【0030】
請求項9記載の発明は、請求項1ないし8の何れか一記載の定着装置において、前記記録材が前記ニップ部よりも上流側で前記対向部材により案内されて前記ニップ部へ搬送される。
【0031】
したがって、対向部材側は、第一のベルト側に比べて超音波振動体の超音波振動エネルギーを受けないので、例えば記録材が第一のベルトによりニップ部へ案内されるものに比べて、記録材のニップ部前での超音波振動体の超音波振動エネルギーの影響を低減することができる。
【0032】
請求項10記載の発明は、請求項1ないし9の何れか一記載の定着装置において、前記ベルトの厚さが1μm以上300μm以下である。
【0033】
したがって、ベルトの十分な強度が得られるとともに、ニップ部においてトナー像へ伝達させる超音波振動体の超音波振動エネルギーをベルトによって減衰させてしまうことが防止される。
【0034】
請求項11記載の発明は、請求項1ないし10の何れか一記載の定着装置において、前記ベルトのテンションが0.003N/mm以上2N/mm以下である。
【0035】
したがって、ベルトが踊ってしまうことが防止されるとともに、ベルトが伸びたり破断することが防止される。
【0036】
請求項12記載の発明は、請求項1ないし11の何れか一記載の定着装置において、前記超音波振動体は、超音波振動エネルギーを発生する複数の超音波振動子から構成されている。
【0037】
したがって、トナー像に合わせて必要な超音波振動子だけを駆動することができ、これにより省エネが実現される。
【0038】
請求項13記載の発明は、請求項1ないし12の何れか一記載の定着装置において、前記ニップ部から排出される前記記録材のトナー像が形成された側を前記ニップ部から連続して前記第一のベルトに密着させる密着手段と、前記密着手段により前記第一のベルトに密着させた前記記録材のトナー像を冷却する冷却手段と、を備える。
【0039】
したがって、定着後のトナー像の光沢が高くなる。
【0040】
請求項14記載の発明は、記録材上に形成したトナー像を定着装置で定着させて前記記録材に画像を形成する画像形成装置において、前記定着装置を請求項1ないし13の何れか一記載の定着装置とした。
【0041】
したがって、請求項1ないし13の何れか一記載の発明と同様の作用を奏することが可能となる。
【0042】
【発明の実施の形態】
本発明の第一の実施の形態を図1及び図2に基づいて説明する。本発明は、画像形成装置としてレーザプリンタへの適用例である。図1は、本実施の形態のレーザプリンタの内部構造を示す縦断側面図である。このレーザプリンタ11の装置本体12内には、画像形成部13、光書込装置14、定着装置15、給紙カセット16等が配置されている。
【0043】
画像形成部13は、像担持体であるドラム状の感光体17、感光体17の周囲に画像形成プロセス順に配置された帯電器18、現像器19、転写器20、クリーニング器21等により構成されている。この画像形成部13では、感光体17の外周面が帯電器18により一様に帯電され、帯電された感光体17の外周面上を光書込装置14からの走査線で走査することにより感光体17の外周面上に静電潜像が形成され、この静電潜像が現像器19内のトナーにより現像されてトナー像となる。このトナー像は、給紙カセット16から給紙搬送された記録材S上に転写器20により転写される。
【0044】
図2は定着装置15を示す縦断側面図である。定着装置15は、回転駆動される第一のベルトである張架構造の定着ベルト31と対向部材であり第二のベルトである張架構造の加圧ベルト32とによりニップ部33を形成してそのニップ部33で記録材Sを挟持搬送する構造である。
【0045】
定着ベルト31の内側には、補助ローラ34,35と、これらの補助ローラ34,35間の加圧ベルト32側に位置する超音波振動体36及び補助ローラ37とが配置されており、定着ベルト31は、これらの補助ローラ34,35,37、超音波振動体36に張架されている。補助ローラ37は、ベルト上流側支持部であって支持ローラであり、超音波振動体36の上流側となる補助ローラ35側に配置されている。補助ローラ37が定着ベルト31の内面を支持している範囲の長さ、つまり、補助ローラ37と定着ベルト31とが接触している範囲の長さは、搬送方向(定着ベルト31の回転方向)の長さで2ミリ以上である。超音波振動体36は、複数の超音波振動体36から構成されており、各超音波振動子は、超音波振動エネルギーを発生する。補助ローラ37の表面部には、弾性を有する弾性層37aが形成されている。
【0046】
一方、加圧ベルト32の内側には、補助ローラ38,39と、これら補助ローラ38,39間の定着ベルト31側に位置する支持部材である加圧ローラ40とが配置されており、加圧ベルト32は、これらの補助ローラ38,39、加圧ローラ40に張架されている。加圧ローラ40は定着ベルト31及び加圧ベルト32を挟んで超音波振動体36に対向配置され、バネなどの図示しない弾性体により超音波振動体36に向けて付勢されている。これにより、加圧ローラ40と超音波振動体36との対向部の定着ベルト31と加圧ベルト32とによりニップ部33が形成されている。また、加圧ローラ40は、ニップ部33よりも搬送方向上流側においても加圧ベルト32の内面を支持しており、つまり、加圧ローラ40は、ニップ部33よりも搬送方向上流側においても加圧ベルト32の内面に接触しており、その接触範囲の長さは、搬送方向(加圧ベルト32の回転方向)の長さで2ミリ以上である。この接触部分が第二のベルトである加圧ベルトを支持するベルト上流側支持部70である。また、加圧ローラ40の表面部には、弾性を有する弾性層40aが形成されている。
【0047】
この定着装置15では、補助ローラ34が図示しない駆動モータにより回転駆動されることにより定着ベルト31が図2における時計回り方向に回転し、加圧ベルト32が定着ベルト31に連れ回されて図2における反時計周りに回転する。
【0048】
定着装置15は、転写器20を通過した後の記録材Sの先端が定着ベルト31ではなく加圧ベルト32に当接するように転写器20に対して配置されている。
【0049】
レーザプリンタ11には、各部を駆動制御するコンピュータ構成の制御部(図示せず)が設けられている。
【0050】
このような構成において、給紙カセット16から転写器20に搬送され、表面にトナー像T(未定着トナー像T)が形成された記録材Sは、そのトナー像Tが形成された面が定着ベルト31側になるように定着装置15へ搬送される。定着装置15へ搬送された記録材Sは、まず、その先端が加圧ベルト32に当接して、加圧ベルト32に案内されてニップ部33へ搬送される。ニップ部33では、記録材Sのトナー像Tは、定着ベルト31を介しての超音波振動体36からの超音波振動エネルギーを受ける。この超音波振動エネルギーによりトナー像Tは自己発熱する。このとき、トナー像Tは同時にニップ部33で加圧される。これらの発熱・加圧によりトナー像Tが記録材Sに定着させる。トナー像Tが定着した後の記録材Sは排紙トレイ22上に排紙される。
【0051】
このように本実施の形態においては、定着ベルト31の張架構造、例えば、補助ローラ37の配置に応じてニップ部33の長さを自由に設定することができ、ニップ部33の長さを長くしてニップ部33を広くすることができる。これにより、超音波振動体36の形状に自由度を持たせることができる。
【0052】
また、対向部材が加圧ベルト32であることにより、対向部材が例えばローラの場合よりもさらにニップ部33の長さの自由度が大きくなる。
【0053】
また、記録材Sが加圧ベルト32に案内されてニップ部33へ搬送されるので、加圧ベルト32側は、定着ベルト31側に比べて超音波振動体36の超音波振動エネルギーの影響を受けないので、例えば記録材Sが定着ベルト31によりニップ部33へ案内されるものに比べて、記録材Sのニップ部33上流側での超音波振動体36の超音波振動エネルギーの影響を低減することができる。
【0054】
また、超音波振動体36が複数の超音波振動子から構成されていることから、プリンタードライバーの情報に合わせトナー像Tの位置に対応した超音波振動子のみ振動させることにより消費電力を節約でき省エネを実現することができる。なお、複写機であればスキャナーで読み取った情報に応じて、トナー像Tの位置に対応した超音波振動子のみを振動させればよい。
【0055】
ここで、従来技術において述べたように超音波振動子を用いた従来の定着装置では、超音波振動子の超音波振動エネルギーがニップ部以外の記録材Sへ伝わりやすく、その振動によって定着前のトナー像Tが乱れるという問題があり、改良の必要があった。そこで、定着装置15において記録材Sへの振動の伝達を極力抑えるべく検討を重ねた結果、どのような経路から振動が記録材Sへ伝達されてトナー像Tの乱れに影響するかを調べることとし、その調査結果として、超音波振動子からベルトを伝わりそのベルト31,32のニップ部33以外で記録材Sへ伝っていく振動による影響、ニップ部33において記録材Sを伝わっていく振動による影響の2種類があることを掴んだ。このうちニップ部33以外でベルト31,32から記録材Sに伝わっていく振動による影響に関しては本実施の形態で説明し、ニップ部33で記録材Sに伝わっていく振動による影響に関しては後述する第二の実施の形態において説明する。
【0056】
ニップ部33以外でのベルト31,32の振動は特に問題ないように見えるが、実際にはニップ部33以外でベルト31,32が振動していると記録材Sがニップ部33以外でベルト31,32に接触した瞬間に記録材Sにビビリ振動が発生してしまう。この問題について検討の結果、加圧ベルト32を伝わっていく振動はニップ部33よりも上流側で加圧ローラ40の弾性層40aに加圧ベルト32を接触させることによりニップ部33以外での振動を抑えることができた。このとき、接触させる範囲は搬送方向(加圧ベルト32の回転方向)の長さで2ミリ以上が良い。ここで、このように加圧ベルト32をニップ部33よりも上流側で加圧ローラ40に接触させることにより、加圧ベルト32の振動を防止するのを目的に他の部材を特段に設ける必要がない。
【0057】
また、定着ベルト31については、定着ベルト31をニップ部33よりも上流側で補助ローラ37の弾性層37aに接触させることにより定着ベルト31のニップ部33以外の振動を抑えることができた。このとき、接触させる範囲は搬送方向(定着ベルト31の回転方向)の長さで2ミリ以上が良い。
【0058】
なお、接触させる長さは長ければ長い程効果が大きい。余裕を考慮すれば5mm以上、より好ましくは10mm以上、更に好ましくは20mm以上が良い。
【0059】
また、定着ベルト31及び加圧ベルト32の厚さは1μm以上300μm以下の厚さがよく、これ以上薄いと強度に問題が発生し、また厚すぎると超音波振動体36が発生した超音波振動エネルギーがベルト31,32により減衰してしまう。これら定着ベルト31及び加圧ベルト32の厚さに関しては、より好ましくは、10μm以上200μm以下、よりもっと好ましくは20μm以上100μm以下、更にもっと好ましくは30μm以上60μm以下が良い。
【0060】
定着ベルト31及び加圧ベルト32のテンションについては、テンションが弱すぎると、補助ローラ37の弾性層37a及び加圧ローラ40の弾性層40aでベルトが踊ってしまったり、振動が弾性層37a,40aにふれているところを超えて伝わったりする。またテンションが強すぎると、定着ベルト31及び加圧ベルト32が伸びたり、破断したりするので好ましくない。検討の結果、テンションは0.003N/mm以上2N/mm以下が好ましく、より好ましくは0.01N/mm以上1.5N/mm以下、更に好ましくは0.05N/mm以上1N/mm以下、更にもっと好ましくは0.1N/mm以上0.5N/mm以下が良い。
【0061】
なお、本実施の形態では、画像形成装置としてレーザプリンタ11への適用例を説明したが、これに限るものではない。画像形成装置としては、例えば、ファクシミリや複写機であってもよい。
【0062】
また、本実施の形態では、支持ローラとして補助ローラ37を例に説明したが、支持ローラとしては、補助ローラ35を適用してもよい。このとき補助ローラ37を設ける必要はない。
【0063】
次に、本発明の第二の実施の形態を図3に基づいて説明する。なお、前述した実施の形態と同じ部分は同一符号で示し説明も省略する。ここで、図3は本実施の形態の定着装置15を示す縦断側面図である。
【0064】
図3に示すように、本実施の形態の補助ローラ37は、定着ベルト31及び加圧ベルト32を介して加圧ローラ40に対向配置されている。これにより、補助ローラ37から超音波振動体36までの間の定着ベルト31と、これに対向する加圧ローラ40に支持された加圧ベルト32とによりニップ部51が形成されている。このニップ部51のうち、加圧ローラ40と超音波振動体36との対向部の定着ベルト31と加圧ベルト32とにより形成されているニップ部33以外の部位、つまり、ニップ部33の上流側の定着ベルト31と加圧ベルト32との間のニップ部は、ニップ部33の上流側からニップ部33につながる延長ニップ部52である。
【0065】
このような構成において、記録材Sは、延長ニップ部52及びニップ部33を通過して未定着トナー像Tが定着される。
【0066】
ここで、第一の実施の形態で述べた、どのような経路から振動が記録材Sへ伝達されてトナー像Tの乱れに影響するかの調査結果として得たニップ部で記録材Sに伝わっていく振動による影響に関して説明する。ニップ部33において超音波振動子から記録材Sに伝わる振動は、記録材Sの挟持されていない部分に伝わりトナー像の転写にまで悪い影響を及ぼしてしまうが、記録材Sの先端及び後端はフリーであるために振動が収まることがない。そこで、検討した結果、記録材Sがニップ部33に挟持される上流側で加圧ローラ40の弾性層40aと定着ベルト31用の補助ローラ37の弾性層37aでニップ部33よりも上流側を挟持すると記録材Sのニップ部33以外での振動は弾性層37a,40aの挟持によりキャンセルされることを見出した。これにより、未定着トナー像Tが乱れることを防止でき、高品質な画像を得ることができる。
【0067】
このとき、この超音波振動体36と補助ローラ37との間の距離は極力短いほうが良い。なぜなら、距離が長くなると加圧ローラ40の曲率により定着ベルト31と加圧ベルト32との周速差が発生してしまい好ましくない。検討の結果、画像のズレを考慮すると、加圧ローラ40の径に対して補助ローラ37の径は1/2以下にして補助ローラ37を超音波振動子に近接配置すると画像ズレが許容できることがわかった。
【0068】
次に、本発明の第三の実施の形態を図4に基づいて説明する。ここで、図4は本実施の形態の定着装置15を示す縦断側面図である。
【0069】
本実施の形態では、図4に示すように、補助ローラ34の代わりに冷却手段である冷却ローラ61が設けられていている。冷却ローラ61の内部には、熱媒を通したヒートパイプ(図示せず)が内蔵されており、このヒートパイプの作用により定着後のトナー像Tを冷却する。
【0070】
そして、冷却ローラ61は、加圧ローラ40とこの加圧ローラ40の下流側に位置する補助ローラ38の間の加圧ベルト32に定着ベルト31を介して当接するように配置されている。これにより、ニップ部33から冷却ローラ61間において定着ベルト31と加圧ベルト32とにより下流側ニップ部62が形成される。ここで、冷却ローラ61、補助ローラ38、加圧ベルト32により、ニップ部33から排出される記録材Sのトナー像Tが形成された側をニップ部33から連続して定着ベルト31に密着させる密着手段63が構成されている。
【0071】
このような構成により、ニップ部33でトナー像Tが定着されてニップ部33から排出された後の記録材Sは、トナー像Tが形成された面を定着ベルト31に密着させその反対の面を加圧ベルト32に密着させた状態で下流側ニップ部62を通り、冷却ローラ61に対向する部位を通過する。このとき、定着後のトナーは冷却ローラ61に内蔵されたヒートパイプの作用により冷却される。
【0072】
ここで、省エネの観点から、超音波振動エネルギーは必要最小限に絞る必要があり、この場合、トナー像は非光沢になりやすい。しかし最近はカラー画像で光沢が必要になる場合も多く、光沢をエネルギーを使わずにだす方法が必要となる。実際には超音波振動エネルギーを大きくしトナーを充分によく溶融すると高光沢になりやすいが消費電力が上昇するので好ましくない。そこで、検討した結果、本実施の形態のように、超音波振動エネルギーでトナー像Tを定着した後、そのトナー像Tを定着ベルト31に密着させた状態で冷却をかけ、その後、定着ベルト31から分離すると高光沢になることを見出した。
【0073】
なお、冷却手段の別の例としては、定着ベルト31に密着させた状態のトナー像Tへのファンによる強制的な空気の吹き付けや、下流側ニップ部62の記録材Sの通過時間を0.1sec以上として定着ベルト31及び加圧ベルト32への放熱により自然冷却しても良い。
【0074】
【実施例】
次に、本発明の第一の実施例を説明する。本実施例では、第一の実施の形態の定着装置15において、ニップ部33よりも上流側で加圧ローラ40に加圧ベルト32を20mm密着させ、また、同じくニップ部33よりも上流側で定着ベルト31を補助ローラ37に10mm密着させた。これにより、定着ベルト31及び加圧ベルト32の振動を抑えることができた。このときの両ベルト31,32の厚さは60μmでテンションは0.06N/mmとした。
【0075】
また、超音波振動体36の超音波振動子を画像に応じた部分だけ振動させる形態にし、画像密度6%のチャートを通して消費電力比を調べた。記録材Sの全面に対し超音波振動子を振動させる場合に比べて60%の消費電力を節約できた。なお、このとき、消費電力が94%ダウンにならない理由は、確実にトナー像Tを定着させるためには画素よりは広い範囲を振動させる必要があるからである。
【0076】
次に、本発明の第二の実施例を説明する。本実施例では、第二の実施の形態の定着装置15において、ニップ部33よりも上流側で加圧ローラ40に加圧ベルト32を20mm密着させ、また、延長ニップ部52を15mmとした。これにより、記録材Sのニップ部33以外での振動を抑えることができた。このときの両ベルト31,32の厚さは30μmでテンションは0.06N/mmとした。
【0077】
次に、本発明の第三の実施例を説明する。本実施例では、第三の実施の形態の定着装置15において、定着後のトナー像Tを定着ベルト31に密着させた状態で冷却してから定着ベルト31から分離した。これにより、光沢度39という高光沢度の画像が得られた。なお、第一及び第二の実施例のときのトナー像Tの光沢度は6であった。
【0078】
ここで、図4における冷却ローラ61をヒートパイプを内蔵しない通常の補助ローラにし、下流側ニップ部62での記録材Sの移動時間を0.15secとしたところ、トナー像Tの光沢度は24という高い光沢度が得られた。
【0079】
【発明の効果】
請求項1記載の発明の定着装置によれば、回転駆動される張架構造の第一のベルトと、前記第一のベルトの内側に当接し記録材上の未定着トナー像に超音波振動エネルギーを与えて発熱させる超音波振動体と、前記記録材を挟持して未定着トナー像を定着させるためのニップ部を前記第一のベルトにおける前記超音波振動体が当接している部位の外側とにより形成する対向部材と、を備えることにより、第一のベルトの張架構造に応じてニップ部の長さを自由に設定することができ、ニップ部の長さを長くしてニップ部を広くすることができる。これにより、超音波振動体の形状に自由度を持たせることができる。
【0080】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の定着装置において、前記対向部材は、前記ニップ部において内側を支持部材により支持され外側が前記第一のベルトに対向する第二のベルトであることにより、対向部材が例えばローラの場合よりもさらにニップ部の長さの自由度が大きくなる。
【0081】
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の定着装置において、表面側に弾性を有する弾性層を有し前記超音波振動体よりも上流側で前記ベルトを内側から支持するベルト上流側支持部を備えることにより、ベルトに伝わった超音波振動体の超音波振動エネルギーによるニップ部以外でのベルトの振動を防止することができる。これにより、ニップ部へ搬送される前の記録材がベルトに接触しても記録材が振動することを防止することができ、これにより、未定着トナー像が乱れることを防止でき、よって、高品質な画像を得ることができる。
【0082】
請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の定着装置において、前記第一のベルトを支持する前記ベルト上流側支持部は、支持ローラであることにより、請求項3記載の発明を簡単に実現することができる。
【0083】
請求項5記載の発明によれば、請求項3又は4記載の定着装置において、前記第二のベルトを支持する前記支持部材は、表面側に弾性を有する弾性層を有し、前記第二のベルトを支持する前記ベルト上流側支持部は、前記第二のベルトの前記支持部材にいて前記ニップ部よりも上流側で前記第二のベルトに当接している部位であることにより、第二のベルト用のベルト上流側支持部として特段に部材を設ける必要が無いので、構造を簡素にすることができる。
【0084】
請求項6記載の発明によれば、請求項3ないし5の何れか一記載の定着装置において、前記ベルト上流側支持部は、搬送方向で2ミリ以上の長さで前記ベルトに当接して前記ベルトを支持していることにより、ベルトに伝わった超音波振動体の超音波振動エネルギーによるニップ部以外でのベルトの振動を確実に防止することができる。これにより、ニップ部へ搬送される前の記録材がベルトに接触しても記録材が振動することを確実に防止することができる。
【0085】
請求項7記載の発明によれば、請求項3ないし6の何れか一記載の定着装置において、前記ニップの上流側において前記第一のベルトと前記対向部材との間に形成され、前記ニップ部の上流側から前記ニップ部につながる延長ニップ部を備えることにより、記録材がニップ部で超音波振動体から受けた超音波振動エネルギーが記録材におけるニップ部の上流側に伝達されるのを防止することができる。これにより、未定着トナー像が乱れることを防止でき、高品質な画像を得ることができる。
【0086】
請求項8記載の発明によれば、請求項7記載の定着装置において、前記支持部材は、加圧ローラであり、前記第一のベルトを支持する前記ベルト上流側支持部は、径が前記加圧ローラの径の1/2以下に設定された支持ローラであることにより、加圧ローラと支持ローラとの周速差による画像ズレが発生することを防止することができる。
【0087】
請求項9記載の発明によれば、請求項1ないし8の何れか一記載の定着装置において、前記記録材が前記ニップ部よりも上流側で前記対向部材により案内されて前記ニップ部へ搬送されることにより、対向部材側は、第一のベルト側に比べて超音波振動子の超音波振動エネルギーを受けないので、例えば記録材が第一のベルトによりニップ部へ案内されるものに比べて、記録材のニップ部前での超音波振動子の振動の影響を低減することができる。
【0088】
請求項10記載の発明によれば、請求項1ないし9の何れか一記載の定着装置において、前記ベルトの厚さが1μm以上300μm以下であることにより、ベルトの十分な強度が得ることができるとともに、ニップ部においてトナー像へ伝達させる超音波振動体の超音波振動エネルギーをベルトによって減衰させてしまうことを防止することができる。
【0089】
請求項11記載の発明によれば、請求項1ないし10の何れか一記載の定着装置において、前記ベルトのテンションが0.003N/mm以上2N/mm以下であることにより、ベルトが踊ってしまうことを防止することができるとともに、ベルトが伸びたり破断することを防止することができる。
【0090】
請求項12記載の発明によれば、請求項1ないし11の何れか一記載の定着装置において、前記超音波振動体は、超音波振動エネルギーを発生する複数の超音波振動子から構成されていることにより、トナー像に合わせて必要な超音波振動子だけを駆動することができ、これにより省エネを実現することができる。
【0091】
請求項13記載の発明によれば、請求項1ないし12の何れか一記載の定着装置において、前記ニップ部から排出される前記記録材のトナー像が形成された側を前記ニップ部から連続して前記第一のベルトに密着させる密着手段と、前記密着手段により前記第一のベルトに密着させた前記記録材のトナー像を冷却する冷却手段と、を備えることにより、定着後のトナー像の光沢を高くすることができる。
【0092】
請求項14記載の発明によれば、記録材上に形成したトナー像を定着装置で定着させて前記記録材に画像を形成する画像形成装置において、前記定着装置を請求項1ないし13の何れか一記載の定着装置としたことにより、請求項1ないし13の何れか一記載の発明と同様の効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態のレーザプリンタの内部構造を示す縦断側面図である。
【図2】定着装置を示す縦断側面図である。
【図3】本発明の第二の実施の形態の定着装置を示す縦断側面図である。
【図4】本発明の第三の実施の形態の定着装置を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
11 レーザプリンタ(画像形成装置)
15 定着装置
31 定着ベルト(第一のベルト)
32 加圧ベルト(対向部材、第二のベルト)
33 ニップ部
36 超音波振動体
37 補助ローラ(支持ローラ、ベルト上流側支持部)
37a 弾性層
40 加圧ローラ(支持部材)
40a 弾性層
52 延長ニップ部
61 冷却ローラ(冷却手段)
63 密着手段
70 ベルト上流側支持部
S 記録材
T トナー像

Claims (14)

  1. 回転駆動される張架構造の第一のベルトと、
    前記第一のベルトの内側に当接し記録材上の未定着トナー像に超音波振動エネルギーを与えて発熱させる超音波振動体と、
    前記記録材を挟持して未定着トナー像を定着させるためのニップ部を前記第一のベルトにおける前記超音波振動体が当接している部位の外側とにより形成する対向部材と、
    を備える定着装置。
  2. 前記対向部材は、前記ニップ部において内側を支持部材により支持され外側が前記第一のベルトに対向する第二のベルトである、請求項1記載の定着装置。
  3. 表面側に弾性を有する弾性層を有し前記超音波振動体よりも上流側で前記ベルトを内側から支持するベルト上流側支持部を備える、請求項1又は2記載の定着装置。
  4. 前記第一のベルトを支持する前記ベルト上流側支持部は、支持ローラである、請求項3記載の定着装置。
  5. 前記第二のベルトを支持する前記支持部材は、表面側に弾性を有する弾性層を有し、
    前記第二のベルトを支持する前記ベルト上流側支持部は、前記第二のベルトを支持する前記支持部材における前記ニップ部よりも上流側で前記第二のベルトに当接している部位である、請求項3又は4記載の定着装置。
  6. 前記ベルト上流側支持部は、搬送方向で2ミリ以上の長さで前記ベルトに当接して前記ベルトを支持している、請求項3ないし5の何れか一記載の定着装置。
  7. 前記ニップの上流側において前記第一のベルトと前記対向部材との間に形成され、前記ニップ部の上流側から前記ニップ部につながる延長ニップ部を備える、請求項3ないし6の何れか一記載の定着装置。
  8. 前記支持部材は、加圧ローラであり、
    前記第一のベルトを支持する前記ベルト上流側支持部は、径が前記加圧ローラの径の1/2以下に設定された支持ローラである、請求項7記載の定着装置。
  9. 前記記録材が前記ニップ部よりも上流側で前記対向部材により案内されて前記ニップ部へ搬送される、請求項1ないし8の何れか一記載の定着装置。
  10. 前記ベルトの厚さが1μm以上300μm以下である、請求項1ないし9の何れか一記載の定着装置。
  11. 前記ベルトのテンションが0.003N/mm以上2N/mm以下である、請求項1ないし10の何れか一記載の定着装置。
  12. 前記超音波振動体は、超音波振動エネルギーを発生する複数の超音波振動子から構成されている、請求項1ないし11の何れか一記載の定着装置。
  13. 前記ニップ部から排出される前記記録材のトナー像が形成された側を前記ニップ部から連続して前記第一のベルトに密着させる密着手段と、
    前記密着手段により前記第一のベルトに密着させた前記記録材のトナー像を冷却する冷却手段と、
    を備える請求項1ないし12の何れか一記載の定着装置。
  14. 記録材上に形成したトナー像を定着装置で定着させて前記記録材に画像を形成する画像形成装置において、
    前記定着装置を請求項1ないし13の何れか一記載の定着装置としたことを特徴とする画像形成装置。
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