JP2005049237A - 連続シートの測定方法及び測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】連続シートから目的物を切断する前に、目的物における付属物を正確に測定し得る、連続シートの測定方法を提供する。
【解決手段】本発明の連続シートの測定方法は、連続シート20から目的物21を切断する前に、目的物21における付属物22の相対位置を測定する方法であって、次の第1〜第4ステップを含む。第1ステップでは、同期パルスs0を連続して発生し、同期パルスs0を計数する。第2ステップでは、検出した基準信号s1に基づいて、同期パルスs0の計数値を基準カウンタCに記憶する。第3ステップでは、検出した検出信号s2に基づいて、同期パルスs0の計数値を検出カウンタDに記憶する。第4ステップでは、基準カウンタC及び検出カウンタDの各値に基づいて、付属物22の相対位置Pを演算する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、付属物が所定の位置に付された目的物を連続シートから製造する際、連続シートから付属物を切断する前に、目的物における付属物の相対位置を測定する技術に関し、例えば、おむつ等のような吸収性物品に付された、ランディング用のテープや印刷柄等の相対位置を測定する技術に関する。
一般に、図3に示すように、例えば、使い捨てのおむつ等のように、吸収性を有する目的物21の製造ラインにおいては、表面シート原反と裏面シート原反との間に吸収体を間欠的に配置した状態で、これらを一体的に積層することにより、連続シート20を形成し、その連続シート20上に、おむつの前身頃の部分と着脱自在に接合する、ランディング用のテープ22を一定の間隔毎に貼付している。
この際、連続シート20上の目的物21をそれぞれ切断する前に、そのテープ22の位置が、連続シート20上で適正か否かを測定している。
従来、この測定方法においては、図5又は図6に示すように、ロータリカッタ101の駆動軸上に、目的物長さの指標となる基準位置に応じた検出板(ドグ)102を設け、この検出板102を基準センサ103により検出し、その基準信号(パルス波)S1’を周期的に発生させている。
一方、連続シート20上のテープ22を検出センサ104により検出し、その検出信号(パルス波)S2’を周期的に発生させている。
そして、基準信号S1’と、検出信号S2’とを同期させ、基準信号S1’がONしている間に、検出信号S2’がONになれば、その目的物21は良品と判定し、そうでなければ不良品と判定している。
他方、連続シート20上又は切断後の目的物21におけるテープ22の位置が適正か否かを測定するにあたって、画像処理を用いた技術の適用も考えられる。例えば、この種の技術には、特許文献1に示すように、ロータリカッタにより切断されたシートの対角長を測定する方法がある。
この測定方法においては、ロータリカッタの周辺に、シートの先端を検出するセンサと、シートの側縁を撮像するCCDカメラとを複数設け、センサの検出信号から求めたシートの移動量や、CCDカメラの撮像信号から求めたエッジ位置等に基づいて、切断されたシートの4隅の座標値を演算するようにしている。
特開2002−188906号公報
上述した従来の測定方法においては、基準信号S1’と検出信号S2’との時間的な重なりのみで、目的物21におけるテープ位置の良否を判定しているため、連続シート20上において、テープ22が折れている場合、あるいは、テープ22が多少ずれている場合であっても、基準信号S1’がONしている間に、検出信号S2’がONになりさえすれば、その目的物21は、良品と判定され、切断後に不良品として識別されないおそれがあった。
その一方で、連続シート20から切断した目的物21のうち、幾つかのサンプリングした目的物21を対象に、目的物におけるテープの位置、テープの長さを、人手により測定し、その測定値をパソコンを用いて解析していた。そして、測定値の解析に基づいて、製造ラインにおける種々の加工精度を検証し、その加工精度の調整を図るようにしているが、この際、測定値の解析に手間がかかるという問題があった。
他方、例えば、上記特許文献1に示すような従来の画像処理技術を、連続シート20上又は切断後の目的物21におけるテープ22の位置の測定に適用した場合には、目的物21におけるテープ22の位置や、テープ22の長さを測定することが可能になるものの、コスト高になることに加えて、製造ライン上に、CCDカメラの視野領域や照明装置の設置箇所を確保するスペースが必要になるという問題がある。
従って、本発明の目的は、連続シートから目的物を切断する前に、目的物における付属物を正確に測定し得ると共に、その測定値をオンライン上で自動的に解析し、ひいては、製造ラインにおける種々の加工精度の検証を容易に実現し得る、連続シートの測定方法及び測定装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、連続シート上の目的物における付属物の測定を、製造ラインにおいて低コスト且つ省スペースで実現し得る、連続シートの測定方法及び測定装置を提供することにある。
本発明は、所定の付属物が付された目的物を連続シートから製造する際、該連続シート上に該付属物を所定の間隔毎に付した後、該連続シートから該目的物を切断する前に、該目的物における該付属物の相対位置を、以下の第1ステップ〜第4ステップに従って測定する方法であって、前記第1ステップにおいて、同期パルスを連続して発生させ、前記連続シートの走行に伴い該同期パルスを計数し、前記第2ステップにおいて、前記目的物長さの指標となる基準位置を検出し、該基準位置に対応した基準信号を発生させ、該基準信号に基づいて、前記同期パルスの計数値を、順次、基準カウンタCに記憶し、前記第3ステップにおいて、前記付属物の検査位置を検出し、該検査位置に対応した検出信号を発生させ、該検出信号に基づいて、前記同期パルスの計数値を、順次、検出カウンタDに記憶し、前記第4ステップにおいて、前記基準カウンタC及び前記検出カウンタDの各値に基づいて、前記目的物における前記付属物の相対位置Pを、順次、演算する連続シートの測定方法を提供することにより、前記目的を達成したものである。
本出願において、「付属物」とは、連続シートに貼付されるテープ等のように、形状、大きさのある物に限られず、連続シートに印刷される文字、模様等のように、一定の範囲を占める領域をも含む。
本発明によれば、連続シートから目的物を切断する前に、目的物における付属物を正確に測定することができ、その結果、製造ラインにおいて、切断後のそれぞれの目的物について、良品と不良品との識別を確実且つ迅速に行うことができ、ひいては、製造ラインにおける種々の加工精度の検証及びその加工条件の調整を容易に行うことができる。
また、本発明によれば、製造ラインにおいて、良品と不良品との確実な識別や、加工精度の検証等を、低コスト且つ省スペースで実現することができる。
以下、本発明の連続シートの測定方法及び測定装置の最も好ましい一実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図4に示すように、本実施形態の連続シートの測定方法は、所定の付属物22が付された目的物21を連続シート20から製造する際、連続シート20上に付属物22を所定の間隔毎に付した後、連続シート20から目的物21を切断する前に、目的物21における付属物22の相対位置を、以下の第1ステップ〜第4ステップに従って測定する方法である。
第1ステップでは、同期パルスs0を連続して発生し、連続シート20の走行に伴い同期パルスs0を計数する。
第2ステップでは、目的物長さの指標となる基準位置を検出して基準信号s1を発生し、基準信号s1に基づいて、同期パルスs0の計数値を、順次、基準カウンタCに記憶する。
第3ステップでは、付属物22の検査位置を検出して検出信号を発生し、検出信号s2に基づいて、同期パルスs0の計数値を、順次、検出カウンタDに記憶する。
第4ステップでは、基準カウンタC及び検出カウンタDの各値に基づいて、目的物における付属物22の相対位置Pを、順次、演算する。
本実施形態の測定方法は、おむつの製造ラインに適用しており、この場合、「連続シート」は、表面シート原反と裏面シート原反との間に吸収体を間欠的に配置した状態で、これらを一体的に積層することにより、おむつの製造段階の中間体が、その長手方向に連続したシート状物であり、「付属物」は、連続シート上に一定の間隔毎に貼付された、ランディング用のテープである。
まず、かかる連続シートの測定方法に使用される測定装置の一例を詳細に述べる。
図1又は図2に示すように、本実施形態の連続シートの測定装置1は、おむつの製造ラインに設置されるもので、パルス発生器2と、基準センサ3と、検出センサ4と、パルスカウンタ5と、測定値演算回路6と、良否判定回路7と、測定値メモリ8とを備えている。これらの各構成等を具体的に説明する。
パルス発生器2は、基準信号s1と検出信号s2とを同期させる同期パルスs0を、連続して発生するものであり、本実施形態の場合、パルス発生器2には、放射状のスリットを複数有するロータリエンコーダが用いられる。このようなパルス発生器2は、連続シート20を走行させる搬送ローラ11の駆動軸に固定されており、1回転につき一定数のパルス信号を、連続シート20の走行速度に応じて発生するように構成されている。
なお、パルス発生器2には、後述するシーケンサ10に内蔵されたクロックパルス回路が用いられてもよい。
基準センサ3は、目的物22の基準位置を検出してその基準信号s1を発生するものであり、本実施形態の場合、基準センサ3には、振動する対象物でも検出し得る、非接触式の円柱型近接センサ(例えば、オムロン社製、型式:E2E−X5ME1)が用いられる。
ここに、「基準位置」は、連続シート20における、目的物22の1つ当たりの長さ(目的物長さ)の指標となる位置であり、例えば、切断されるべき見込み切断線23である(図3参照)。この基準位置に対応した被検出部13aを有する検出板13が、ロータリカッタ12の駆動軸に固定されている。
基準センサ3は、検出板13と近接する位置に配置されており、検出板13の被検出部13aを検出することにより、基準位置に対応した基準信号(矩形パルス波)s1を周期的に発生するように構成されている。基準信号s1の周期は、連続シート20における目的物22の1つ当たりの通過時間を示し、連続シート20の走行速度に対応している。
検出センサ4は、付属物22の検査位置を検出してその検出信号s2を発生するものであり、本実施形態の場合、検出センサ4には、微妙な色差でも検出し得る、反射式のデジタルカラー判別センサ(例えば、キーエンス社製、型式:CZ―41)が用いられる。
ここに、「検査位置」は、目的物21における付属物22を示す位置であり、本実施形態のように、送り方向に一定の領域を占めるテープを付属物とした場合、付属物22の始端に相当する「検査開始位置」22aと、付属物22の終端に相当する「検査終了位置」22bとに分けられる(図3参照)。
検出センサ4は、ロータリカッタ22より上流側且つ連続シート20の上方側に配置されており、付属物22の始端及び終端を検出することにより、検出開始信号s21及び検出終了信号s22を、矩形パルス波として周期的に発生するように構成されている。検出開始信号s21は、矩形パルス波の立ち上がりを示し、検出終了信号s22は、矩形パルス波の立ち下がりを示している。その矩形パルス幅(検出開始信号s21と検出終了信号s22との時間差)は、連続シート20における付属物22の1つ当たりの通過時間を示している。
上述のパルス発生器2、基準センサ3、及び検出センサ4は、それぞれ、シーケンサ10に電気的に接続されている。このシーケンサ10には、データ解析し得る、小型の高速コンパレータ(例えば、キーエンス社製、型式:KV−700)が用いられ、パルスカウンタ5、測定値演算回路6、良否判定回路7、及び測定値メモリ8が、内蔵されている。以下、シーケンサ10の内部構成を説明する。
パルスカウンタ5は、同期パルスs0をカウントする機能と、同期パルスs0のカウント値を、所定のタイミングで、それぞれ、基準カウンタC、検出カウンタD1、D2に記憶する機能とを有する。
測定値演算回路6は、目的物21における付属物22の相対位置Pを演算する機能と、目的物長さに対する付属物22の相対長さLrと演算する機能とを有する。
良否判定回路7は、相対位置Pの値と、その相対位置Pについての相対位置許容値とを比較する機能と、相対長さLrの値と、その相対長さLrについての相対長さ許容値とを比較する機能と、それぞれの比較において良否判定を行う機能とを有する。
ここで、シーケンサ10には、データ入力装置14が電気的に接続されており、データ入力装置14から入力された、相対位置許容値及び相対長さ許容値が、良否判定回路7に送信されるようになっている。
測定値メモリ8は、測定値演算回路により得られた、相対位置P及び相対長さLrを、一組の測定値として、記憶する所定のメモリ領域Mを有する。
ここで、シーケンサ10には、データ解析用のコンピュータ15が電気的に接続されている。このコンピュータ15は、シーケンサ10の測定値メモリ8から、シリアルポートを介してシリアル通信により受信した測定値を、所定のアプリケーションソフト(例えば、キーエンス社製、データビルダー、マイクロソフト社製、エクセル)の作動により、読み込み、保存、数値解析等を行うように構成されている。
次に、本実施形態の連続シートの測定方法を、図1〜図4を参照しつつ、上述した測定装置1を用いた形態で詳細に説明する。本実施形態の測定方法は、上記測定装置1に限定されるものでない。
ステップ1では、パルス発生器2により、同期パルスs0を連続的に発生させ、パルスカウンタ5により、同期パルスs0をカウントする(図4参照)。
ステップ2では、目的物21の切断順序1〜nに従い、基準センサ3により、順次、目的物21の基準位置(見込み切断線23の対応位置)を検出し、その基準信号に対応した基準信号s1を発生させる(図3、図4参照)。
その後、パルスカウンタ5により、基準センサ3から基準信号s1を受信した時点で、その同期パルスs0のカウンタ値を、それぞれ、基準カウンタC1〜Cnに記憶する(図4参照)。
ステップ3では、目的物21の切断順序1〜nに従い、検出センサ4により、順次、付属物22の始端及び終端を、それぞれ検出して検出開始信号s21及び検出終了信号s22を発生させる(図3、図4参照)。
その後、パルスカウンタ5により、検出センサ4から検出開始信号s21を受信した時点で、その同期パルスs0のカウンタ値を、検出カウンタD11〜D1nに記憶すると共に、検出センサ4から検出終了信号s22を受信した時点で、その同期パルスs0のカウント値を、検出カウンタD21〜D2nに記憶する(図4参照)。
ステップ4では、測定値演算回路6により、パルスカウンタ5から受信した基準カウンタC1〜Cn及び検出カウンタD11〜D1n、D21〜D2nの各値に基づいて、目的物21における付属物22の相対位置P1〜Pnと、目的物長さに対する付属物22の相対長さLr1〜Lrnとを演算する。
具体的には、目的物21の切断順序1〜nのうち、k番目の相対位置Pkを、次式(1)に従って演算する。
k=(D1k―Ck)/(Ck+1―Ck)×La+α [k=1、2…n]…式(1)
この式(1)では、基準カウンタCk、Ck+1、検出カウンタD1kの各値のほか、目的物長さLa、オフセット値αを用いている。
目的物長さLaは、連続シート20から切断した目的物21のすべての実測値にしてもよく、あるいは、そのうち幾つかサンプリングした目的物21については、実測値にし、その他の目的物については、その実測値及び時間的に隣接する基準カウンタCj、Cj+1[j=1、2…n]に基づいた演算値にしてもよい。
オフセット値αは、基準センサ3と検出センサ4との位置関係から、連続シート20において、見込み切断線23(基準位置に対応)に対し、検査開始位置22a及び検査終了位置22bを適正な位置に合わせる値である。
また、目的物21の切断順序1〜nのうち、k番目の相対長さLrkを、次式(2)に従って演算する。
Lrk=(D2k―D1k)/(Ck+1―Ck)×La [k=1、2…n]…式(2)
この式(2)では、基準カウンタCk、Ck+1、検出カウンタD1k、D2kの各値のほか、上記同様の目的物長さLaを用いている。
本実施形態の測定方法は、ステップ4の後に、良否判定回路7を用いたステップ5、及び測定値メモリ8を用いたステップ6を含み、このステップ5、6は、処理順序を問わず、同時に処理されてもよく、本実施形態の場合、ステップ5は、製造ラインの進行に従って行われ、ステップ6は、コンピュータからの所定の命令に従って開始される。
ステップ5では、予め、データ入力装置14から、相対位置Pについての相対位置許容値(上限値及び下限値)と、相対長さLrについての相対長さ許容値(上限値及び下限値)とを入力しておき、良否判定回路7により、測定値演算回路6から送信される相対位置P1〜Pnを、順次、相対位置許容値と比較すると共に、測定値演算回路6から送信される相対長さLr1〜Lrnを、順次、相対長さ許容値と比較する。
この場合、良否判定回路7は、連続シート20上の目的物21における付属物22の適正位置及び適正長さについて、目的物21毎に良否判定を行い、良好信号S1又は不良信号S2の何れかを、製造ラインにおける所定の搬送系統に送信し、その不良信号S2に基づき、ロータリカッタ12を通過して切断された目的物21を、不良品として製造ラインから分岐させる(図1参照)。
ここでは、不良信号S2は、相対位置P又は相対長さLrの何れか一方が、それぞれの許容値から外れた場合に発せられてもよく、相対位置P及び相対長さLrの双方が、それぞれの許容値から外れた場合にのみ発せられてもよい。
ステップ6では、コンピュータ15から保存開始命令S3を受信した時点で、目的物21の切断順序1〜nに従い、相対位置P1〜Pnと、相対長さLr1〜Lrnとを、一組の測定値1(相対位置P1、相対長さLr1)〜測定値n(相対位置Pn、相対長さLrn)として対応させ、測定値1〜測定値nを、順次、測定値メモリ8において、メモリアドレスがそれぞれ異なるメモリ領域M1〜Mnに記録し、その終了時点で、保存終了信号S4をコンピュータ15に発信する(図1、図2参照)。
その後、コンピュータ15から受信した転送開始命令S5に従い、測定値1〜測定値nを、測定値メモリ8からコンピュータ15に、一括して転送する。
そして、コンピュータ15は、読み込んだ測定値1〜測定値nを、所定のメモリ領域に保存し、測定値1〜測定値nについて、平均値、ばらつき等の数値解析を行う。
測定者は、コンピュータ15による数値解析の結果に基づいて、製造ラインにおける種々の加工精度を検証し、その加工条件を調整する。
この加工条件は、走行する連続シート20に対し、付属物(テープ)22の位置及び長さを決定する条件であり、例えば、テープをその原反シートから切断する位置、あるいは、連続シート20の送り速度に対するテープの相対速度や、テープを吸引するバキューム圧等である。
以上述べたように、本実施形態の連続シートの測定方法及び測定装置によれば、連続シート20における目的物21毎に、付属物22の相対位置Pと、付属物22の相対長さLrとを、それぞれ、パルスカウントにより演算して求めたため、連続シート20から目的物21を切断する前に、目的物21における付属物22を正確に測定することができ、その結果、製造ラインにおいて、切断後のそれぞれの目的物21について、良品と不良品との識別を確実且つ迅速に行うことができる。
特に、良品と不良品とを識別する点に関し、相対位置Pを、予め入力された相対位置許容値と比較すると共に、相対長さLrを、予め入力された相対長さ許容値と比較するようにしたため、製造ラインにおける種々の加工条件の変更や、付属物22の位置や長さの変更等に応じて、適宜、良品と不良品との識別条件を容易に設定及び変更することができる。
また、本実施形態の連続シートの測定方法及び測定装置によれば、目的物21の切断順序1〜nに従い、相対位置P1〜Pnと相対長さLr1〜Lrnとを対応させた、測定値1〜測定値nを、順次、メモリ領域M1〜Mnに記録するようにしたため、これらの測定値を一括してコンピュータ15に転送することが可能になり、その結果、その測定値をオンライン上で自動的に解析し、ひいては、製造ラインにおける種々の加工精度の検証及びその加工条件の調整を容易に行うことができる。
特に、測定値を一括してコンピュータ15に転送する点に関し、連続シート20上の1つの目的物21が検出センサ4を通過する時間(目的物のサイクル)が、コンピュータ15のデータ転送サイクルより短くても、コンピュータ15がシーケンサ10から測定値を漏れなく読み込むことができる。
さらに、本実施形態の連続シートの測定装置によれば、基準センサ3、検出センサ4及びシーケンサ10を、上記効果が奏されるように有機的に組み合わせたため、製造ラインにおいて、良品と不良品との確実な識別や、加工精度の検証等を、低コスト且つ省スペースで実現することができる。
本発明の連続シートの測定方法及び測定装置は、上記実施形態に限られず、種々の変更等を行うことができる。
本発明の測定方法及び測定装置は、おむつの製造ラインだけでなく、生理用ナプキンの製造ラインのほか、広くは、長尺シートに一定の間隔毎に付した物の製造ラインにも適用することができる。
本発明の測定方法及び測定装置において、付属物が、送り方向に一定の領域を占めない線状物である場合、連続シートにおける目的物毎に、相対位置Pのみを演算すれば足りる。
本発明の測定装置において、基準センサは、連続シートにおける目的物毎に、基準信号を検出するものであればよく、上記実施形態に限られない。
本実施形態の測定装置の概略構成を示す図である。 本実施形態のシーケンサの内部構成を示す図である 本実施形態の測定方法に用いられる連続シートを示す平面図である。 本実施形態の測定方法における、同期信号、基準信号及び検出パルスの関係を示す図である。 従来の測定装置の概略構成を示す図である。 従来の測定方法における基準信号及び検出信号の関係を示す図である。
符号の説明
2 パルス発生器
3 基準センサ
4 検出センサ
5 パルスカウンタ
6 測定値演算回路
7 良否判定回路
8 測定値メモリ
20 連続シート
21 目的物
22 付属物
22a 検査開始位置
22b 検査終了位置
0 同期パルス
1 基準信号
2 検出信号
21 検出開始信号
22 検出終了信号
C 基準カウンタ
D 検出カウンタ
P 相対位置
Lr 相対長さ

Claims (9)

  1. 所定の付属物が付された目的物を連続シートから製造する際、該連続シート上に該付属物を所定の間隔毎に付した後、該連続シートから該目的物を切断する前に、該目的物における該付属物の相対位置を、以下の第1ステップ〜第4ステップに従って測定する方法であって、
    前記第1ステップにおいて、同期パルスを連続して発生させ、前記連続シートの走行に伴い該同期パルスを計数し、
    前記第2ステップにおいて、前記目的物長さの指標となる基準位置を検出し、該基準位置に対応した基準信号を発生させ、該基準信号に基づいて、前記同期パルスの計数値を、順次、基準カウンタCに記憶し、
    前記第3ステップにおいて、前記付属物の検査位置を検出し、該検査位置に対応した検出信号を発生させ、該検出信号に基づいて、前記同期パルスの計数値を、順次、検出カウンタDに記憶し、
    前記第4ステップにおいて、前記基準カウンタC及び前記検出カウンタDの各値に基づいて、前記目的物における前記付属物の相対位置Pを、順次、演算する連続シートの測定方法。
  2. 前記第3ステップにおいて、前記検査位置を、検査開始位置と検査終了位置とに分けて検出し、該検査開始位置に対応した検査開始信号と、該検査終了位置に対応した検査終了信号とをそれぞれ発生させ、該検査開始信号に基づいて、前記同期パルスの計数値を、順次、検出カウンタD1に記憶すると共に、該検査終了信号に基づいて、前記同期パルスの計数値を、順次、検出カウンタD2に記憶し、
    前記第4ステップにおいて、前記基準カウンタC及び前記検出カウンタD1、D2の各値に基づいて、前記目的物長さに対する前記付属物の相対長さLrを、順次、演算する請求項1に記載の連続シートの測定方法。
  3. 前記相対位置Pについての相対位置許容値を予め入力しておき、前記ステップ4の後に、前記相対位置Pの値と該相対位置許容値とを比較することにより、前記目的物の良否判定を行うステップ5を含む請求項1又は2に記載の連続シートの測定方法。
  4. 前記相対長さLrについての相対長さ許容値を予め入力しておき、前記ステップ4の後に、前記相対長さLrの値と該相対長さ許容値とを比較することにより、前記目的物の良否判定を行うステップ5を含む請求項2に記載の連続シートの測定方法。
  5. 前記ステップ4の後に、前記目的物の切断順序1〜nに従い、前記相対位置P1〜Pnと、前記相対長さLr1〜Lrnとを、一組の測定値1(相対位置P1、相対長さLr1)〜測定値n(相対位置Pn、相対長さLrn)として対応させ、該測定値1〜測定値nを、順次、メモリ領域M1〜Mnに記録するステップ6を含む請求項2〜4の何れかに記載の連続シートの測定方法。
  6. 前記第4ステップにおいて、前記目的物の切断順序1〜nのうち、k番目の前記相対位置Pkを演算するにあたって、前記基準カウンタCk、Ck+1、前記検出カウンタDk、前記目的物長さLaの各値を用いた次式(1)に従い、該相対位置Pkを、
    k=(Dk―Ck)/(Ck+1―Ck)×La [k=1、2…n]…式(1)
    演算する請求項1〜5の何れかに記載の連続シートの測定方法。
  7. 前記第4ステップにおいて、前記目的物の切断順序1〜nのうち、k番目の前記相対長さLrkを演算するにあたって、前記基準カウンタCk、Ck+1、前記検出カウンタD1k、D2k、前記目的物長さLaの各値を用いた次式(2)に従い、該相対長さLrkを、
    Lrk=(D2k―D1k)/(Ck+1―Ck)×La [k=1、2…n]…式(2)
    演算する請求項2〜6の何れかに記載の連続シートの測定方法。
  8. 前記第4ステップにおいて、前記連続シート上における前記基準位置に対応する位置に対し、前記検査位置を適正な位置に合わせるオフセット値αを求め、前記相対位置Pに該オフセット値αを加算する請求項1〜7の何れかに記載の連続シートの測定方法。
  9. 請求項1〜8の何れかに記載の連続シートの測定方法に用いられる測定装置であって、
    同期パルスを連続して発生するパルス発生器と、
    前記目的物長さの指標となる基準位置を検出し、該基準位置に対応した基準信号を発生する基準センサと、
    前記付属物の検査位置を検出し、該検査位置に対応した検出信号を発生する検出センサと、
    前記パルス発生器から受信した前記同期パルスを計数しつつ、前記基準センサから前記基準信号を受信したとき、その前記同期パルスの計数値を、基準カウンタCに記憶し、前記検出センサから前記検出信号を受信したとき、その前記同期パルスの計数値を、検出カウンタDに記憶するパルスカウンタと、
    前記パルスカウンタから受信した前記基準カウンタC及び前記検出カウンタDの各値に基づいて、前記目的物における前記付属物の相対位置Pと、前記目的物長さに対する前記付属物の相対長さLrとを演算する測定値演算回路と、
    前記相対位置Pの値と該相対位置Pについての相対位置許容値とを比較すると共に、前記相対長さLrの値と該相対長さLrについての相対長さ許容値とを比較することにより、前記目的物の良否判定を行う良否判定回路と、
    前記目的物の切断順序1〜nにより対応させた一組の測定値(相対位置P、相対長さLr)を、所定のメモリ領域Mに記録する測定値メモリとを備えた連続シート測定装置。
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