JP2005047556A - ロータリー式自動包装機におけるトップシール機構の位置調整機構 - Google Patents
ロータリー式自動包装機におけるトップシール機構の位置調整機構 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】
包装フィルムの幅に応じてトップシールに関する各機構を的確に位置調整するができるロータリー式自動包装機を提供することを目的とする。
【解決手段】
本発明にかかるロータリー式自動包装機は、ロータリー式自動包装機1であって、当該トップシール機構9は、包装フィルム131の上縁を加熱する予熱シールバー91と、当該予熱シールバー91によって加熱された上縁を加圧してトップシールを形成するトップシールローラ92と、当該予熱シールバー91及びトップシールローラ92が一体的に取付けられ、当該予熱シールバー91及びトップシールローラ92を同時に位置調整する位置調整機構10とを備えたものである。
【選択図】 図1
包装フィルムの幅に応じてトップシールに関する各機構を的確に位置調整するができるロータリー式自動包装機を提供することを目的とする。
【解決手段】
本発明にかかるロータリー式自動包装機は、ロータリー式自動包装機1であって、当該トップシール機構9は、包装フィルム131の上縁を加熱する予熱シールバー91と、当該予熱シールバー91によって加熱された上縁を加圧してトップシールを形成するトップシールローラ92と、当該予熱シールバー91及びトップシールローラ92が一体的に取付けられ、当該予熱シールバー91及びトップシールローラ92を同時に位置調整する位置調整機構10とを備えたものである。
【選択図】 図1
Description
本発明は、包装フィルムの袋部に粉剤の内容物を充填した包装物を製造するロータリー式自動包装機に関する。
従来、長尺樹脂フィルム(包装フィルム)を使用して、定量の粉剤等の内容物を多数の包装体に区分して包装する自動包装機の一つにロータリー式自動包装機がある。このロータリー式自動包装機では、フィルムコイルから巻き戻した長尺の樹脂フィルムを水平方向に移動させながらフィルムガイドで折りたたみ、ターンテーブルへと樹脂フィルムを導入する。ターンテーブル上の周囲に配置した多数のシーリングバー(サイドシール機構)は、この導入された樹脂フィルムに、一定間隔の幅シール(サイドシール)を形成しながら保持する。そして、順次折りたたんだ樹脂フィルムの間に、袋が形成される。
この袋に互いに隣り合うシーリングバーの間で旋回する多数のシュートを挿入して所定量の内容物を充填し、充填後にはシュートを抜き、シーリングバーを外す。内容物が充填された袋フィルムは、案内(ガイド)を通って、予熱シールバーとトップシールローラとからなるトップシール機構に移送される。トップシール機構が充填後の袋フィルムの上縁を熱シール(トップシール)して密封した後、幅シール部分は、切断されたり、ミシン目切れ込みがなされたりする。これによって、樹脂フィルムは所要の包装形態となる。このような従来のロータリー型自動包装機は、例えば、特許文献1、特許文献2等に開示されている。
従来のロータリー式自動包装機においては、基本的にサイドシール間隔が一定であるため、内容物の量的変更(充填量変更)をする場合には、包装フィルムの幅を変更し、トップシール機構を通過する包装フィルムの高さ(フィルム幅)、つまりトップシールの高さを変更する。このように包装フィルムの高さが変わると、トップシールを形成する位置が変更され、トップシール機構の予熱シールバー、トップシールローラ両方の位置を調整する必要性が生じる。さらに、包装フィルムにノッチを入れる場合には、トップシールの高さが変わるため、予熱シールバー、トップシールローラに加えて、ノッチカッターの位置も調整しなければならない。このため、包装フィルムの高さが変わる度に、予熱シールバー、トップシールローラ、ノッチカッター等のトップシールに関する各機構の複数の位置を別個に調整することが必要となる。これによって、ロータリー式自動包装機のセッティングに時間がかかるだけでなく、トップシールの状況を確認するために無駄なテストフィルムが大量に発生する。
特開2001−199402号公報
特開2001−122208号公報
このように、従来のロータリー式自動包装機では、包装フィルムのフィルム幅が変わった場合にトップシールに関する各機構の位置を個別に位置調整するため、包装フィルムの幅に応じてトップシールに関する各機構を的確に位置調整することができないという問題点があった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、包装フィルムの幅に応じてトップシールに関する各機構を的確に位置調整するができるロータリー式自動包装機を提供することを目的とする。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、包装フィルムの幅に応じてトップシールに関する各機構を的確に位置調整するができるロータリー式自動包装機を提供することを目的とする。
本発明にかかるロータリー式自動包装機は、水平方向に移送しながら中央部分を折り曲げた包装フィルムに対して幅方向に熱圧着してサイドシールを形成するサイドシール機構と、当該サイドシール間の複数の袋に内容物を投入する充填シュート機構と、前記サイドシール機構及び充填シュート機構を回転作動するターンテーブルと、充填後の袋の上縁を熱圧着してトップシールを形成するトップシール機構と、ノッチカッターによって当該トップシールにノッチを入れるノッチ機構とを連動させてノッチが入った多数の包装体を連続的に作るロータリー式自動包装機であって、当該トップシール機構は、前記上縁を加熱する予熱シールバーと、当該予熱シールバーによって加熱された上縁を加圧してトップシールを形成するトップシールローラと、当該予熱シールバー及びトップシールローラが一体的に取付けられ、当該予熱シールバー及びトップシールローラを同時に位置調整する位置調整機構とを備えたものである。このような構成により、包装フィルムの幅に応じて前記トップシール機構を的確に位置調整するができる。
さらに、前記ノッチカッターは、前記予熱シールバー及びトップシールローラと一体的に取付けられ、前記位置調整機構は、当該予熱シールバー及びトップシールローラの位置調整と同時に前記ノッチカッターを位置調整する。これにより、包装フィルムの幅に応じて前記トップシール機構とともに前記ノッチ機構を的確に位置調整するができる。
また、前記位置調整機構は、電動で前記位置調整の操作をする電動手段(例えば、本発明を実施するための最良に実施の形態におけるパルスモータ71)と、予め設定された前記包装フィルムの幅に応じて、前記電動装置による前記位置調整の操作量を制御する制御手段(例えば、本発明を実施するための最良に実施の形態における制御部74)とを有する。これにより、包装フィルムの幅に応じてトップシールに関する各機構を簡便に位置調整するができる。
またさらに、前記制御手段は、前記包装フィルムが移送されている状態で前記位置調整の操作量を制御し、前記電動手段は、当該包装フィルムが移送されている状態で前記位置調整の操作をする。これにより、包装フィルムの幅に応じてトップシールに関する各機構を効率良く位置調整するができる。
本発明によれば、包装フィルムの幅に応じてトップシールに関する各機構を的確に位置調整するができるロータリー式自動包装機を提供することができる。
以下、本発明を実施の形態について図を参照して説明する。
本発明の実施の形態におけるロータリー式自動包装機は、トップシール機構に、トップシール機構の予熱シールバー、トップシールローラの位置を同時に調整する位置調整機構が設けられたものである。さらに、この位置調整機構は、トップシール機構とともに、ノッチ機構のノッチカッターやノッチガイドも同時に位置調整することができる。
本発明の実施の形態におけるロータリー式自動包装機は、トップシール機構に、トップシール機構の予熱シールバー、トップシールローラの位置を同時に調整する位置調整機構が設けられたものである。さらに、この位置調整機構は、トップシール機構とともに、ノッチ機構のノッチカッターやノッチガイドも同時に位置調整することができる。
発明の実施の形態1.
まず、図1及び図2を用いて、本発明にかかるロータリー式自動包装機の全体構成について説明する。図1は、本発明にかかるロータリー式自動包装機を示す断面図である。図2は、本発明にかかるロータリー式自動包装機1の要部を示す上面模式図である。
図1において、符号1によって、本発明にかかるロータリー式自動包装機(以下、自動包装機と略す)が全体的に示されている。また、図1において、2は巻き戻しリール、3はフィルムガイド、4はターンテーブル、5はサイドシール機構、6は内容物充填機構、7は案内シュート、8はガイドロール、9はトップシール機構、10は位置調整機構、11はノッチ機構、12はカッター機構を示している。
まず、図1及び図2を用いて、本発明にかかるロータリー式自動包装機の全体構成について説明する。図1は、本発明にかかるロータリー式自動包装機を示す断面図である。図2は、本発明にかかるロータリー式自動包装機1の要部を示す上面模式図である。
図1において、符号1によって、本発明にかかるロータリー式自動包装機(以下、自動包装機と略す)が全体的に示されている。また、図1において、2は巻き戻しリール、3はフィルムガイド、4はターンテーブル、5はサイドシール機構、6は内容物充填機構、7は案内シュート、8はガイドロール、9はトップシール機構、10は位置調整機構、11はノッチ機構、12はカッター機構を示している。
また、フィルムコイル130は、同一軸の周りに、包装フィルム131を多重にコイル状に巻き取ったものである。包装フィルム131は、透明又は半透明な材料から構成され、例えば、PET等のベースフィルム、このベースフィルムよりも融点の低いポリエチレン等のヒートシールフィルムから構成される。また、包装フィルム131は、ベースフィルム、中間フィルム、ヒートシールフィルムの3層構造を有してもよい。
自動包装機1の設計・組立の際、包装フィルム131の幅に応じて、トップシール機構9の大体の位置が設定される。このような自動包装機1を用いて包装体133を製造するとき、トップシール機構9に設けられた位置調整機構10によって、トップシール機構9の詳細な位置を調整する。すなわち、包装フィルム131の幅に応じて、トップシール機構9の予熱シールバー91、トップシールローラ92の高さが詳細に調整される。また、このトップシール機構9の位置調整は、例えば、包装フィルム131と同じ幅のテストフィルムを用いて、トップシール機構9のみを動作させながら行われる。かかる位置調整機構10については、後に詳述する。トップシール機構9の詳細な位置調整が行われた後、実際の包装フィルム131を用いて、以下のようにして包装体133が製造される。
図1に示すように、包装フィルム131は、コイル巻き戻しリール2によりバックテンションを掛けられながら、フィルムコイル130から引き出される。引き出された包装フィルム131は、図中上方向に連続的に流れ、フィルムガイド3によって中央部でU字状に二つに折り曲げられる。この折り曲げられた包装フィルム131は、図2に示すように、ターンテーブル4の接線方向からターンテーブル4に導入される。
ターンテーブル4上には、サイドシール134を形成するサイドシール機構5が一定距離だけ離れて配置されている。サイドシール機構5は、包装フィルム131が所定の位置に位置決めされると、包装フィルム131の幅方向に熱シールを施して局部的にヒートシールフィルムを溶融する。これにより、二つ折りの包装フィルム131の溶融したヒートシールフィルム同士が圧着し、サイドシール134が形成される。このようにして、二つ折りの包装フィルム131には、サイドシール134により挟まれた複数の袋部132が形成される。
内容物充填機構6は、開閉板が案内シュート7上に位置するように、図示しない回転容器を水平回転させる。内容物充填機構6は、この回転容器が所定の場所に配置されると、回転容器の底部下側の開閉板(図示せず)を回転させる。これによって、回転容器内の枡(図示せず)の下端面が開放され、枡内の内容物140が案内シュート7へ落下する。案内シュート7が袋部132上に配置されているので、内容物140は、案内シュート7を通って袋部132に充填される。
内容物140が充填された袋部132は、図2に示すように、ターンテーブル4の回転動作により図中反時計回りに回転し、ガイドロール8によって移送方向を変更されてトップシール機構9へと直線移送される。トップシール機構9が予熱シールバー91により包装フィルム131の上縁部を加熱すると、包装フィルム131上縁部のヒートシールフィルムが溶融する。この状態でトップシールローラ92がその縁部を加圧することにより、二つ折りの包装フィルム131のヒートシールフィルム同士が圧着し、トップシール135が形成される。これにより、袋部132が密封される。
その後、袋部132は、トップシールローラ92の押し出しによってノッチ機構11へと送られる。包装フィルム131は、ノッチ機構11のノッチガイド110に狭持され、この狭持状態で、ノッチカッター111によってトップシール135は部分的に切断される。これにより、包装フィルム131にノッチが入れられる。カッター機構12は、サイドシール134を切断したり、サイドシール134にミシン目を入れたりすることにより、複数の袋部132は、内容物140を包装する包装体133に分包される。
次に、本発明にかかる自動包装機1において、トップシール機構9に設けられた位置調整機構10について詳細に説明する。本実施形態における位置調整機構10は、トップシール機構9の予熱シールバー91、トップシールローラ92の高さを同時に調整するものである。この位置調整機構10はノッチ機構11とは別個に設けられ、トップシール機構9の位置調整のみを行う。
図3に、位置調整機構10が設けられたトップシール機構9を正面から観察した正面図が示されている。ここで、図3において、包装フィルム131は図中右側から左側へと移送され、この包装フィルム131の移送方向を見て左側を正面側(紙面表面側)、その右側を背面側(紙面裏側)と呼ぶ。
図3において、21は予熱シールバー取付部材、22はトップシールローラ取付部材(以下、これらを取付部材21,22と略す)、23は連結部材を示す。本実施形態における位置調整機構10は、これら取付部材21,22、連結部材23を含むものである。
取付部材21は、トップシール機構9の予熱シールバー91を取付けるための部材である。取付部材22は、トップシール機構9のトップシールローラ92を取付けるための部材である。連結部材23は、これら取付部材21,22を繋ぐ部材である。
図3において、21は予熱シールバー取付部材、22はトップシールローラ取付部材(以下、これらを取付部材21,22と略す)、23は連結部材を示す。本実施形態における位置調整機構10は、これら取付部材21,22、連結部材23を含むものである。
取付部材21は、トップシール機構9の予熱シールバー91を取付けるための部材である。取付部材22は、トップシール機構9のトップシールローラ92を取付けるための部材である。連結部材23は、これら取付部材21,22を繋ぐ部材である。
取付部材21は、長寸の略平板形状を有する。この取付部材21において、予熱シールバー91は、この取付部材21の長手方向に沿って、固定器具211,212によって固定される。これら固定器具211,212は、取付部材21の短手方向に予熱シールバー91の位置が調整可能な構造を有する。この固定器具211,212による位置調整によって、予熱シールバー91は、トップシール135が形成されるトップシール部分の移送経路に沿って固定されている。
取付部材21の左右両端には、その短手方向に長寸の貫通孔213,214が形成されている。これら貫通孔213,214それぞれにネジ215,216が貫着され、これによって取付部材21が自動包装機1の所定の場所に固定される。このとき、ネジ215,216は緩められており、取付部材21とネジ215,216それぞれとの間に図示しないバネが挟み込まれている。これらバネは、取付部材21を自動包装機1に対して押し付けて固定している。このため、貫通孔213,214が取付部材21の短手方向に長寸の形状を有するので、ネジ215,216を螺動進退させることなく、取付部材21は略鉛直方向に可動となっている。また、図示しないバネを設けることなく、ネジ215,216を緩めることによって取付部材21が略鉛直方向に可動となるように、ネジ215,216のみによって取付部材21を固定してもよい。
取付部材21の左右両端には、その短手方向に長寸の貫通孔213,214が形成されている。これら貫通孔213,214それぞれにネジ215,216が貫着され、これによって取付部材21が自動包装機1の所定の場所に固定される。このとき、ネジ215,216は緩められており、取付部材21とネジ215,216それぞれとの間に図示しないバネが挟み込まれている。これらバネは、取付部材21を自動包装機1に対して押し付けて固定している。このため、貫通孔213,214が取付部材21の短手方向に長寸の形状を有するので、ネジ215,216を螺動進退させることなく、取付部材21は略鉛直方向に可動となっている。また、図示しないバネを設けることなく、ネジ215,216を緩めることによって取付部材21が略鉛直方向に可動となるように、ネジ215,216のみによって取付部材21を固定してもよい。
取付部材22は、平面形状が凸状である略平板状の形状を有する。この取付部材22の本体部分220上部には、突出部分221が略鉛直上方に向かって突設されている。取付部材22の本体部分220には、トップシールローラ92が、略鉛直上方を向いた状態で取付けられている。このトップシールローラ92は、例えば、回転軸921によって本体部分220に軸支されている。トップシールローラ92は、長寸形状を有し、その上端にトップシール135を形成するためのローラ部922が設けられている。トップシールローラ92の下端部には、その短手方向に長寸の貫通孔923が設けられ、この貫通孔923にネジ222が螺着されることによって固定される。トップシールローラ92は、このネジ222を緩めることによって回転軸921を軸として回転し、所定の傾きで固定される。
取付部材22の本体部分220の四隅付近には、略鉛直方向に長寸の貫通孔223,224,225,226が形成されている。これら貫通孔223〜226それぞれにネジ227,228,229,230が貫着され、自動包装機1の所定の場所に固定される。このとき、ネジ227〜230は緩められており、取付部材22とネジ227〜230それぞれとの間に図示しないバネが挟み込まれている。これらバネは、取付部材22を自動包装機1に対して押し付けて固定している。このため、これら貫通孔223〜226が略鉛直方向に長寸の形状を有するので、ネジ227〜230を螺動進退させることなく、本体部分220は略鉛直方向に可動となっている。また、図示しないバネを設けることなく、ネジ227〜230を緩めることによって取付部材22が略鉛直方向に可動となるように、ネジ227〜230のみによって取付部材22を固定してもよい。
連結部材23は、平面形状が略矩形状の形状を有する。この連結部材23は、取付部材21が取付部材22の突出部分221の長手方向に略垂直となるように、取付部材21を突出部分221に連結している。すなわち、取付部材21は、連結部材23を介して突出部分221に略水平に固定されている。この連結部材23は、ネジ231,232によって取付部材21に固定され、それとともにネジ233,234によって取付部材22の突出部分221に固定されている。
図3に示すように、取付部材22の本体部分220には、さらに、予熱シールバー91、トップシールローラ92の位置を調整するための機構が設けられている。図3において、31は操作部材、32は固定部材、33は連結部材、34は摺動部材、35は鉛直側回動部材(以下、これを回動部材35と略す)、36は下側支持部材、37は上側支持部材を示す。これらの各部材は、本実施形態における位置調整機構10を構成するものである。
操作部材31は、自動包装機1の操作者がトップシール機構9の位置調整のために操作する部材である。固定部材32は、位置調整機構10を本体部分220に固定するための部材である。連結部材33は、位置調整機構10を本体部分220に繋ぐための部材である。摺動部材34は、固定部材32を上下に摺動させるための部材である。回動部材35は、摺動部材34を上下させるための部材である。下側支持部材36、上側支持部材37は、回動部材35を支持するための部材である。
操作部材31は、自動包装機1の操作者がトップシール機構9の位置調整のために操作する部材である。固定部材32は、位置調整機構10を本体部分220に固定するための部材である。連結部材33は、位置調整機構10を本体部分220に繋ぐための部材である。摺動部材34は、固定部材32を上下に摺動させるための部材である。回動部材35は、摺動部材34を上下させるための部材である。下側支持部材36、上側支持部材37は、回動部材35を支持するための部材である。
操作部材31は、略円盤状の形状を有し、その外周付近に操作者が把持する把持部分311が正面側に突設されている。自動包装機1の操作者は、この操作部材31を紙面に平行な面内で回転させることによって、取付部材22の本体部分220を上下に移動させる。
固定部材32は、枝321,322を略垂直に連結した略L字状の形状を有し、その一方の枝321は、その長手方向が略鉛直方向に本体部分220に連結されている。また、この固定部材32の枝321は、ネジ323,324によって本体部分220と固定されている。
連結部材33は、略平板状の形状を有し、略水平となるように取付部材22の本体部分220に取付けられている。連結部材33は、その右端付近においてネジ331によって取付部材22の本体部分220に固定され、連結部材33の左側は、本体部分220の縁部から競り出ている。この連結部材33の右端付近の上面には、取付部材の枝321が正面方向に向いた状態で連結されている。また、連結部材33は、ネジ325によって固定部材32の枝321に固定されている。
連結部材33は、略平板状の形状を有し、略水平となるように取付部材22の本体部分220に取付けられている。連結部材33は、その右端付近においてネジ331によって取付部材22の本体部分220に固定され、連結部材33の左側は、本体部分220の縁部から競り出ている。この連結部材33の右端付近の上面には、取付部材の枝321が正面方向に向いた状態で連結されている。また、連結部材33は、ネジ325によって固定部材32の枝321に固定されている。
摺動部材34は、連結部材33の本体部分220から競り出た部分において、連結部材33に埋設されている。この摺動部材34には、筒状に切り抜かれた貫通孔341が形成されている。摺動部材34は、この貫通孔341と連結部材33の長手方向とが略垂直となるように、固定部材32に埋め込まれている。すなわち、この埋め込み状態で貫通孔341は略鉛直方向を向いている。また、貫通孔341の内側面は、ネジ切りされている。
回動部材35は、摺動部材34の貫通孔341に貫装されている。回動部材35の側面はネジ切りされ、その貫装状態で、回動部材35側面のネジ切りと貫通孔341内側面のネジ切りとが噛み合っている。
回動部材35は、摺動部材34の貫通孔341に貫装されている。回動部材35の側面はネジ切りされ、その貫装状態で、回動部材35側面のネジ切りと貫通孔341内側面のネジ切りとが噛み合っている。
下側支持部材36は、回動部材35の下端を下方から支持している。下側支持部材36の上面には嵌合部361が形成され、この嵌合部361に回動部材35下端が回動可能に嵌め込まれている。
上側支持部材37は、回動部材35が略鉛直方向に直立するように、回動部材35の上側を支持している。この上側支持部材37は、貫通孔371を有し、この貫通孔371に回動部材35が遊貫される。これによって、上側支持部材37は、回動部材35を回動可能に支持する。これら支持部材36,37は、自動包装機1の所定の場所に固定され、回動部材35が略鉛直に保持されている
上側支持部材37は、回動部材35が略鉛直方向に直立するように、回動部材35の上側を支持している。この上側支持部材37は、貫通孔371を有し、この貫通孔371に回動部材35が遊貫される。これによって、上側支持部材37は、回動部材35を回動可能に支持する。これら支持部材36,37は、自動包装機1の所定の場所に固定され、回動部材35が略鉛直に保持されている
図4に、この位置調整機構10を包装フィルム131の移送方向から観察した平面図が示されている。図4において、38は水平側回動部材(以下、これを回動部材38と略す)、39は水平側支持部材(以下、これを支持部材39と略す)、40はギアボックスを示す。これら各部材もまた、上記各部材とともに、本実施形態における位置調整機構10を構成している。
回動部材38は、操作部材31の回転を伝達するための部材である。支持部材39は、回動部材38を支持するための部材である。ギアボックス40は、回転の方向を変えるためのものである。
回動部材38は、操作部材31の回転を伝達するための部材である。支持部材39は、回動部材38を支持するための部材である。ギアボックス40は、回転の方向を変えるためのものである。
回動部材38は、操作部材31背面に略垂直に固着されている。回動部材38は、正面から背面に向かって略水平に設けられている。支持部材39は、この回動部材38を支持する。詳細には、この支持部材39は、貫通孔391を有し、この貫通孔391に回動部材38を遊貫することによって回動部材38を回動可能に支持する。また、支持部材39は、自動包装機1の所定の場所に固定され、これによって回動部材38は、正面から背面に向かって略水平に保持されている。
ギアボックス40は、自動包装機1の所定の場所に固定されている。この固定状態で、ギアボックス40は、回動部材38の先端付近に配置され、この回動部材38先端は、ギアボックス40正面を背面方向に向けて貫いている。このギアボックス40内において、回動部材38先端には水平側ギア381が連結されている。この水平側ギア381は、円錐台形状を有し、その斜面の直線方向に沿って歯が設けられている。回動部材38は、この水平側ギア381の回動にともなって、略鉛直な面内で回動する。
さらに、ギアボックス40は、回動部材35の上端付近に配置され、この回動部材35上端は、ギアボックス40底面を上方に向けて貫いている。このギアボックス40内において、回動部材35先端には鉛直側ギア351が連結されている。この鉛直側ギア351は、水平側ギア381と同様に、円錐台形状を有し、その斜面の直線方向に沿って歯が設けられている。回動部材35は、この鉛直側ギア351の回動にともなって略水平な面内で回動する。
このような回動部材35,38のギア351,381は、ギアボックス40内において噛み合い、連動して回転する。
このような回動部材35,38のギア351,381は、ギアボックス40内において噛み合い、連動して回転する。
上記のように構成された位置調整機構10は、以下のように包装フィルム131の幅に応じて予熱シールバー91、トップシールローラ92の位置調整を行う。
操作者は、まず、取付部材21,22がネジ215,216,227〜230との間のバネ(図示せず)によって押し付けられた状態で、自動包装機1を駆動させる。操作者は、この自動包装機1の駆動時に、包装フィルム131の幅に応じて、操作部材31の把持部分311を持って所定の方向に操作部材31を回転させる。操作部材31の回転にともなって回動部材38が回転すると、回動部材38先端の水平側ギア381が回転する。水平側ギア381に噛み合った鉛直側ギア351は回転し、この鉛直側ギア351に連結された回動部材35が回転する。
操作者は、まず、取付部材21,22がネジ215,216,227〜230との間のバネ(図示せず)によって押し付けられた状態で、自動包装機1を駆動させる。操作者は、この自動包装機1の駆動時に、包装フィルム131の幅に応じて、操作部材31の把持部分311を持って所定の方向に操作部材31を回転させる。操作部材31の回転にともなって回動部材38が回転すると、回動部材38先端の水平側ギア381が回転する。水平側ギア381に噛み合った鉛直側ギア351は回転し、この鉛直側ギア351に連結された回動部材35が回転する。
回動部材35が支持部材36,37間で固定されているので、ネジ切り同士が噛み合う摺動部材34が上下に移動する。これにともなって、摺動部材34が埋め込まれた連結部材33が上下に摺動し、これに連結された固定部材32は取付部材22の本体部分220を上下に移動させる。そして、取付部材22の突出部分221に連結された取付部材21が上下に移動し、予熱シールバー91、トップシールローラ92が同時に上下に動くことができる。このようにして操作部材31を所定の量だけ回転させ、予熱シールバー91、トップシールローラ92が所定の量だけ移動させる。その後、予熱シールバー91、トップシールローラ92は、取付部材21,22とネジ215,216,227〜230との間のバネ(図示せず)によって、所定の高さに固定される。このように、取付部材21,22をネジ215,216,227〜230との間のバネ(図示せず)によって押し付けて固定する場合には、取付部材21,22の位置調整を容易かつ効率よく行うことができる。
以上のように、本実施形態における位置調整機構10は、包装フィルム131のフィルム幅が変更されたとしても、連結部材23によって一体に連結された取付部材21,22の位置を調整することによって、予熱シールバー91、トップシールローラ92の位置を同時に調整することができる。これにより、位置調整機構10は、予熱シールバー91、トップシールローラ92で高さにバラツキが生じることなく、これらを的確に位置調整することができる。したがって、テストフィルムや包装フィルム131を無駄なく利用することが可能となり、包装体133の生産コストを低減することができる。
さらに、予熱シールバー91、トップシールローラ92の位置調整を同時に行うことができるので、これらの位置調整を素早く行うことが可能となる。そのため、包装フィルム131を用いた包装体133の製造時も、自動包装機1の動作を停止してトップシール機構9の位置を素早く調整することができる。これによって、自動包装機1は、包装体133を効率良く製造することができる。
なお、本実施形態においては、位置調整機構10は、トップシールローラ92が取付けられた取付部材22に設けられているが、これに限らず、予熱シールバー91が取付けられた取付部材21に設けてもよく、連結部材23を介して予熱シールバー91、トップシールローラ92が一体に取付けられた取付部材21,22のいずれに設けてもよい。
発明の実施の形態2.
発明の実施の形態2において、位置調整機構10が、トップシール機構9の予熱シールバー91、トップシールローラ92の高さと、ノッチ機構11の高さとを同時に調整する場合について、図5を用いて説明する。
図5に、位置調整機構10が設けられたノッチ機構11を正面から観察した正面図が示されている。図5において、51はノッチ機構取付部材(以下、これらを取付部材51と略す)、52は連結部材を示す。本実施形態における位置調整機構10は、上記取付部材21,22、連結部材23に加えて、取付部材51、連結部材52を含むものである。また、図5において、上記位置調整機構10と同じ部材については同じ符号を付し、ここでは、それらの説明を省略する。
取付部材51は、ノッチ機構11のノッチガイド110、ノッチカッター111を取付けるための部材である。連結部材52は、取付部材51と取付部材22の突出部分221とを繋ぐ部材である。
発明の実施の形態2において、位置調整機構10が、トップシール機構9の予熱シールバー91、トップシールローラ92の高さと、ノッチ機構11の高さとを同時に調整する場合について、図5を用いて説明する。
図5に、位置調整機構10が設けられたノッチ機構11を正面から観察した正面図が示されている。図5において、51はノッチ機構取付部材(以下、これらを取付部材51と略す)、52は連結部材を示す。本実施形態における位置調整機構10は、上記取付部材21,22、連結部材23に加えて、取付部材51、連結部材52を含むものである。また、図5において、上記位置調整機構10と同じ部材については同じ符号を付し、ここでは、それらの説明を省略する。
取付部材51は、ノッチ機構11のノッチガイド110、ノッチカッター111を取付けるための部材である。連結部材52は、取付部材51と取付部材22の突出部分221とを繋ぐ部材である。
取付部材51は、略鉛直方向に長寸の略平板形状を有する。この取付部材51には、固定器具511によって、ノッチガイド110、ノッチカッター111が固定される。固定器具511は、取付部材51におけるノッチガイド110、ノッチカッター111の位置が調整可能な構造を有する。この固定器具511による位置調整によって、ノッチガイド110は、トップシール135を覆うように固定されている。すなわち、ノッチガイド110は、取付部材51上で略水平に保持され、その長手方向がトップシール135の移送経路に沿っている。また、ノッチカッター111は、ノッチガイド110の長手方向に略垂直に保持されている。
取付部材51の四隅付近には、略鉛直方向に長寸の貫通孔512,513,514,515が形成されている。これら貫通孔512〜515それぞれにネジ516,517,518,519が貫着され、自動包装機1の所定の場所に固定される。このとき、ネジ516〜519は緩められており、取付部材51とネジ516〜519それぞれとの間に図示しないバネが挟み込まれている。これらバネは、取付部材51を自動包装機1に対して押し付けて固定している。このため、これら貫通孔512〜515が略鉛直方向に長寸の形状を有するので、ネジ516〜519を螺動進退させることなく、取付部材51は略鉛直方向に可動となっている。また、図示しないバネを設けることなく、ネジ516〜519を緩めることによって取付部材51が略鉛直方向に可動となるように、ネジ516〜519のみによって取付部材51を固定してもよい。
連結部材52は、平面形状が略矩形状の形状を有する。この連結部材52は、取付部材22の突出部分221の長手方向に略垂直となるように、取付部材51を突出部分221に連結されている。この連結部材52は、ネジ521,522によって取付部材51に固定されるとともに、ネジ523,524によって取付部材22の突出部分221に固定される。
このように、本実施形態においては、トップシール機構9、ノッチ機構11が、連結部材23,52によって一体に連結された取付部材21,22,51に取付けられる。したがって、本実施形態における位置調整機構10は、包装フィルム131のフィルム幅に応じて、連結部材23,52によって一体に連結された取付部材21,22,51を位置調整することにより、トップシール機構9、ノッチ機構11の位置を同時に素早くかつ的確に調整することが可能となる。
なお、本実施形態においては、位置調整機構10は、トップシールローラ92が取付けられた取付部材22に設けられているが、これに限らず、ノッチ機構11が取付けられた取付部材51に設けてもよく、連結部材23,52を介してトップシール機構9、ノッチ機構11が一体に取付けられた取付部材21,22,51のいずれに設けてもよい。
発明の実施の形態3.
発明の実施の形態3において、図6を用いて、位置調整機構の他の構成例について説明する。本実施形態において説明する位置調整機構は、自動包装機1の駆動開始時に予め入力された情報に基づいて、トップシール機構9の位置を自動的に調整するものである。
図6に、位置調整機構の他の構成例が示されている。図6に示す平面図は、位置調整機構を包装フィルム131の移送方向から観察したものである。また、図6では、この位置調整機構は、符号70により全体的に示されている。
発明の実施の形態3において、図6を用いて、位置調整機構の他の構成例について説明する。本実施形態において説明する位置調整機構は、自動包装機1の駆動開始時に予め入力された情報に基づいて、トップシール機構9の位置を自動的に調整するものである。
図6に、位置調整機構の他の構成例が示されている。図6に示す平面図は、位置調整機構を包装フィルム131の移送方向から観察したものである。また、図6では、この位置調整機構は、符号70により全体的に示されている。
図6において、71はパルスモータ、72はモータ側ギア、73はモータ支持部材(以下、これを支持部材73と略す)、74は制御部を示す。これら各部材は、上記各部材とともに、本実施形態における位置調整機構70を構成している。また、図6では、図3及び図4に示す位置調整機構10の各部材と同じ部材については同じ符号を付し、以下、その同じ部材についての説明を省略する。
パルスモータ71は、供給された電力によって駆動し、回転軸711を回転させる。モータ側ギア72は、パルスモータ71の回転軸711の先端に設けられ、回転軸711とともに紙面に垂直な面上で回転する。モータ側ギア72は、円錐台形状を有し、その斜面の直線方向に沿って歯が設けられている。このモータ側ギア72は、ギアボックス40内において鉛直側ギア351と噛み合っている。支持部材73は、パルスモータ71を支持するための部材である。この支持部材73上で、パルスモータ71は回転軸711が略水平となるように保持されている。
制御部74は、操作パネルボックス(図示せず)内に収納された自動包装機1を操作するためのハードウェアから構成される。この制御部74の構成例が、図7に示されている。図7は、制御部74の構成例を示すブロック図である。
図7において、741はCPU、742はメモリ、743は入力装置、744は表示装置、745は各種のLED、746はインターフェイス回路、747はバスを示す。また、図7において、符号1は、上記パルスモータ71等を含む自動包装機1の駆動装置全体を総括的に示している。
図7において、741はCPU、742はメモリ、743は入力装置、744は表示装置、745は各種のLED、746はインターフェイス回路、747はバスを示す。また、図7において、符号1は、上記パルスモータ71等を含む自動包装機1の駆動装置全体を総括的に示している。
CPU741は、種々の演算処理を行う中央処理装置である。メモリ742は、自動包装機1を動作させるシステムプログラム等の各種プログラムを格納し、これらのプログラムに従ってCPU741が各種動作を制御する。さらに、メモリ742には、摺動部材34の上下移動の操作量が予め数値化された状態で、各種包装仕様設定に対応して格納されている。
入力装置743は、図示しない操作パネルボックスに設けられたキーボード等である。表示装置744は、操作パネルボックス(図示せず)に設けられたLEDディスプレイや液晶ディスプレイ等である。LED745は、自動包装機1の駆動状態等を簡易に知らせる。
入力装置743は、図示しない操作パネルボックスに設けられたキーボード等である。表示装置744は、操作パネルボックス(図示せず)に設けられたLEDディスプレイや液晶ディスプレイ等である。LED745は、自動包装機1の駆動状態等を簡易に知らせる。
インターフェイス回路746は、入力装置743、表示装置744、LED745に加えて、自動包装機1の各駆動部に接続されている。それとともに、インターフェイス回路746は、バス747を介してCPU741とメモリ742に接続されている。CPU741で生成されたパルスモータ71を制御する信号は、バス747、インターフェイス回路746を介してCPU741から自動包装機1のパルスモータ71へと出力される。
上記のように構成された位置調整機構70は、以下のように包装フィルム131の幅に応じてトップシール機構9の位置を調整する。
操作者は、まず、制御部74の表示装置744を見ながら入力装置743から所定の数値、各種包装仕様設定を入力する。例えば、包装フィルム131の幅、製造する包装体133の個数、自動包装機1の駆動時間等が入力される。入力されたこれらのデータは、制御部74に格納される。それとともに、制御部74は、入力されたデータを処理し、このデータに基づいて自動包装機1を駆動開始させる。自動包装機1は、取付部材21,22がネジ215,216,227〜230との間のバネ(図示せず)によって押し付けられた状態で駆動する。
操作者は、まず、制御部74の表示装置744を見ながら入力装置743から所定の数値、各種包装仕様設定を入力する。例えば、包装フィルム131の幅、製造する包装体133の個数、自動包装機1の駆動時間等が入力される。入力されたこれらのデータは、制御部74に格納される。それとともに、制御部74は、入力されたデータを処理し、このデータに基づいて自動包装機1を駆動開始させる。自動包装機1は、取付部材21,22がネジ215,216,227〜230との間のバネ(図示せず)によって押し付けられた状態で駆動する。
制御部74は、操作者により入力されたデータに基づいて、格納された摺動部材34の上下移動の操作量を示す数値を読み出す。制御部74は、この読み出した操作量からパルスモータ71の回転量、具体的には回転方向、回転数を算出し、この回転方向、回転数を示す制御信号を生成する。この制御信号は、自動包装機1のパルスモータ71に入力され、パルスモータ71は、入力された制御信号に基づいて、回転軸711を所定の回転数だけ正転もしくは逆転させる。これにより、回転軸711に連結されたモータ側ギア72が回転し、これに噛み合う鉛直側ギア351が回転する。
回動部材35は、この鉛直側ギア351の回動にともなって略水平な面内で回動し、摺動部材34が上下に移動する。これにともなって、取付部材22が上下に移動し、さらには取付部材21が上下に移動する。これによって、これら取付部材21,22に取付けられた予熱シールバー91、トップシールローラ92が所定の量だけ上下に移動することができる。その後、予熱シールバー91、トップシールローラ92は、取付部材21,22とネジ215,216,227〜230との間のバネ(図示せず)によって、所定の高さに固定される。
以上のように、本実施形態における位置調整機構70は、予め設定された包装フィルム131のフィルム幅に応じて、連結部材23によって一体に連結された取付部材21,22の位置を自動で調整することができる。これによって、予熱シールバー91、トップシールローラ92の位置を同時に簡便に調整することができる。
さらに、包装フィルム131が移送されている最中に、制御部74に包装フィルム131の幅やトップシール機構9(摺動部材34)の上下移動の操作量が入力された場合、取付部材21,22に取付けられたトップシール機構9の位置調整を自動で行うことが可能である。これにより、包装対133を製造している最中であっても、トップシール機構9の位置を効率良く調整することができる。
さらに、包装フィルム131が移送されている最中に、制御部74に包装フィルム131の幅やトップシール機構9(摺動部材34)の上下移動の操作量が入力された場合、取付部材21,22に取付けられたトップシール機構9の位置調整を自動で行うことが可能である。これにより、包装対133を製造している最中であっても、トップシール機構9の位置を効率良く調整することができる。
なお、自動包装機1に包装フィルム131の上下方向のずれを自動で検出するセンサ等の検出手段を設け、位置調整機構70が、この検出結果をフィードバックしてトップシール機構9の位置を自動的に調整するように構成してもよい。これにより、位置調整機構70は、常時最適な量だけトップシール機構9を位置調整し、トップシール135を所定の箇所に確実に形成することが可能となる。
1 ロータリー式自動包装機、2 巻き戻しリール、3 フィルムガイド、4 ターンテーブル、5 サイドシール機構、6 内容物充填機構、7 案内シュート、8 ガイドロール、9 トップシール機構、91 予熱シールバー、92 トップシールローラ、10 位置調整機構、11 ノッチ機構、110 ノッチガイド、111 ノッチカッター、12 カッター機構
130 フィルムコイル、131 包装フィルム、132 袋部、133 包装体、134 サイドシール、135 トップシール、140 内容物
130 フィルムコイル、131 包装フィルム、132 袋部、133 包装体、134 サイドシール、135 トップシール、140 内容物
Claims (4)
- 水平方向に移送しながら中央部分を折り曲げた包装フィルムに対して幅方向に熱圧着してサイドシールを形成するサイドシール機構と、当該サイドシール間の複数の袋に内容物を投入する充填シュート機構と、前記サイドシール機構及び充填シュート機構を回転作動するターンテーブルと、充填後の袋の上縁を熱圧着してトップシールを形成するトップシール機構と、ノッチカッターによって当該トップシールにノッチを入れるノッチ機構とを連動させてノッチが入った多数の包装体を連続的に作るロータリー式自動包装機であって、
当該トップシール機構は、前記上縁を加熱する予熱シールバーと、
当該予熱シールバーによって加熱された上縁を加圧してトップシールを形成するトップシールローラと、
当該予熱シールバー及びトップシールローラが一体的に取付けられ、当該予熱シールバー及びトップシールローラを同時に位置調整する位置調整機構とを備えたロータリー式自動包装機。 - 前記ノッチカッターは、前記予熱シールバー及びトップシールローラと一体的に取付けられ、
前記位置調整機構は、当該予熱シールバー及びトップシールローラの位置調整と同時に前記ノッチカッターを位置調整することを特徴とする請求項1記載のロータリー式自動包装機。 - 前記位置調整機構は、電動で前記位置調整の操作をする電動手段と、
予め設定された前記包装フィルムの幅に応じて、前記電動装置による前記位置調整の操作量を制御する制御手段とを有することを特徴とする請求項1又は2記載のロータリー式自動包装機。 - 前記制御手段は、前記包装フィルムが移送されている状態で前記位置調整の操作量を制御し、
前記電動手段は、当該包装フィルムが移送されている状態で前記位置調整の操作をすることを特徴とする請求項3記載のロータリー式自動包装機。
Priority Applications (1)
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JP2003281762A JP2005047556A (ja) | 2003-07-29 | 2003-07-29 | ロータリー式自動包装機におけるトップシール機構の位置調整機構 |
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CN107878802A (zh) * | 2017-11-08 | 2018-04-06 | 邓泽仲 | 一种五金配件包装设备 |
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-
2003
- 2003-07-29 JP JP2003281762A patent/JP2005047556A/ja active Pending
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