JP2005047009A - 印刷装置、印刷方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像内に日付け情報を挿入印刷できる装置において、縁あり、縁なしモードに関係なく、同一の日付け挿入処理を行うことにより、画像から日付けがはみださないよう、且つ、日付け印刷を可能とすることを特徴とするダイレクト印刷装置における日付け挿入方式。
【解決手段】日付け挿入方法は、出力結果画像の右下、左上2原点からの日付け枠原点へのオフセットを参照することを特徴とする。
【選択図】 なし
【解決手段】日付け挿入方法は、出力結果画像の右下、左上2原点からの日付け枠原点へのオフセットを参照することを特徴とする。
【選択図】 なし
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
画像内に日付け情報を挿入印刷できる印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、日付情報を画像のどこに印刷するかを設定することが行われていた(特許文献1参照)。
【0003】
また、画像内に日付け情報を挿入印刷できるダイレクト印刷装置において、縁ありモードでの日付けを画像内からはみだして印刷しないようにする為に、出力画像の右下原点から日付け枠へのx方向相対値とy方向相対値を与え、参照することで、画像枠内に日付けが収まるようにして印刷する装置は開発されていた。
【0004】
また、従来から、画像内に日付け情報を挿入印刷できるダイレクト印刷装置において、縁なしモード時に、縁なしモードでの日付け印字位置を、左右上下のはみ出し量の違いを吸収して、出力画像内の適切な位置に印刷できるようにする為に、出力矩形に加えて、出力実画像領域(はみだし量を省いた領域)および、出力矩形内相対位置を与え、参照することで、縁なしモードにおける日付け挿入処理を適切に行えるようにした装置は開発されていた。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−135560号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術における縁ありモードでの日付け挿入処理は、縁ありモードにおいては、日付けを画像内に納め、印刷することはできたが、これを縁なし印刷時にも適用すると、左右上下のはみ出し量が異なる場合、日付けを回転して印刷する状況下において、出力画像の右下原点から日付け枠へのx方向相対値とy方向相対値の情報しか存在しないことから、画像内の適切な位置に印刷できないという問題を残していた。
【0007】
また、従来技術における縁なしモードにおける日付け挿入処理は、縁なしモード専用処理であるために、縁ありモードにおいては、適用して使用することができなかった。よって、縁なしモードの処理と縁ありモードの日付け挿入処理を2系統用意し実装しておく必要性があり、プログラムコード上における無駄が生じていた。
【0008】
さらに、出力矩形に加えて出力実画像領域(はみだし量を省いた領域)を与え参照する必要性、そして、縁なし/縁ありモードフラグを与え参照する必要性があり、RAMを多く使用することを生じていた。
【0009】
よって本発明の目的は、上記の従来装置の欠点を取り除くこと。即ち、縁ありモードにおいても縁なしモードにおいても不具合なく、共通に適切に使用できる日付け挿入処理を提供することであり、同時に、プログラムコード、使用RAMを削減を行うことを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
出力結果画像の右下原点からの日付け枠へのx方向相対値およびy方向相対値と、出力結果画像の左上原点からの日付け枠へのx方向相対値およびy方向相対値の2情報を、与え参照する手段を具備したものである。
【0011】
与える情報は、デジタルカメラ側もしくはダイレクトプリンタ上位モジュール側で、縁なしと縁あり時の区別を行い適切な値を設定する手段を具備したものである。
【0012】
参照する情報は、画像形成日付け挿入処理側で、縁なしと縁あり時のモードで区別するなく参照し、縁ありと縁なしで、同一の日付け挿入処理を行う手段を具備したものである。
【0013】
(作用)
本発明によれば、縁ありモード、縁なしモードに関係なく同一の日付け挿入処理で、画像から日付けがはみ出さないよう、且つ適切な位置に、日付け印刷を行うことが可能となる。
【0014】
また、日付けを画像に対して、90度、180度、270度回転して印刷する場合においても、画像から日付けがはみ出さないよう、且つ適切な位置に、日付け印刷を行うことが可能となる。
【0015】
また、シングルレイアウト、マルチレイアウト印刷においても、画像から日付けがはみ出さないよう、且つ適切な位置に、日付け印刷を行うことが可能となる。
【0016】
さらに、縁なしモードに無関係に同一の処理で日付け挿入処理を行うことにより、プログラムコード、使用RAMを削減を行うことが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明を詳細に説明する。
【0018】
図1は、デジカメダイレクト接続形態を示す構成図である。
【0019】
ダイレクトプリンタ1、デジタルカメラ2、ダイレクトケーブル3で構成され、ダイレクトプリンタ1内にはカードスロット4、操作パネル部5、View用液晶表示部6が含まれている。
【0020】
図2は、ダイレクトプリンタを構成する主要機器のブロック図である。
【0021】
CPU21によってReadOnlyであるROM22や、書き換え可能なFlush ROM23に格納される制御プログラムまたは制御手順が実行されるとき、RAM24がCPU21の演算、論理判断における各種データを一時的に記憶するワークメモリとして用いられる。
【0022】
本発明の画像処理プログラムや日付け挿入プログラムは、ROMあるいはFlush ROMに格納されており、図5の日付け挿入処理の制御情報管理テーブルなどは、操作パネルI/F27を経由して得られた情報、あるいは、カメラダイレクトI/F29を経由して受信した情報をベースに作成され、RAM内のテーブル保存領域に保存される。
【0023】
CF I/F25は、コンパクトフラッシュ(登録商標)カードのインターフェースであり、CFコントローラにより駆動制御され、コンパクトフラッシュ(登録商標)カードに格納されたデジタルカメラ撮影JPEG画像の情報を、RAM上に読み出し、ROM内に格納されたJPEGデコーダプログラムにより解析され、画像処理を実行して、最終的に印刷制御データを、RAM上に格納されるよう処理される。
操作パネルI/F27は、操作者の指示を伝えるための入力インターフェースであり、操作した内容は、操作パネル28に表示され、印刷実行ボタン押下にて、ダイレクト印刷処理が起動される。
【0024】
カメラダイレクトI/F29は、デジタルカメラとダイレクトプリンタ間の通信を行うためのインターフェースであり、カメラダイレクト通信コントローラ30で駆動制御され、デジタルカメラからの操作およびデータを受信すると共に、ダイレクトプリンタからの応答ステータスを返信する目的で使用される。ダイレクト印刷の指示は、前記操作パネル部からに加えて、デジタルカメラからの印刷実行ボタン押下によっても、行なえるようなシステム構成となっている。
【0025】
表示装置32は、表示コントローラ31で駆動制御され、CFより読み出された画像やエラーメッセージなどを表示するための出力装置であり、小型カラー液晶などが使用されている。
【0026】
印字装置34は装着された用紙に対して、装置内のヘッド、インクを使用して記録出力する装置部である。
【0027】
操作パネルあるいはデジタルカメラからの印刷処理は、各インターフェースから受信した情報により、CPU21がROM22内あるいはFlush ROM23内の印刷制御プログラムを実行し、印字コントローラ33を駆動制御することにより、印字装置内のインクヘッドを動作させ、用紙に対してインクヘッド内のインクを噴射することを繰り返すことにより行われる。
【0028】
内部バス35は、CPU21から印字装置34までの機器間で通信するための、共通通信路であり、ダイレクトプリンタ内の全ての機器間の通信は。この内部バスを経由して行われる。
【0029】
図3は、従来機における、縁あり印刷時の日付け挿入処理方法を示すための説明図である。
【0030】
図3−1は、従来の縁あり印刷モードにおける日付け挿入方法と印字結果を示す説明図であり、出力矩形領域の左上原点を基準として、そこからの日付け印字矩形左上原点へのx方向相対値、y方向相対値を与えることで、画像内に日付けを印字させるよう考案された方式である。この方式においては、ソース画像のアスペクト比と出力矩形のアスペクト比が合わない場合、出力画像が出力矩形一杯に印刷されず、結果として、出力画像領域を越えて日付け印字が行われてしまう問題が発生することがあることを示している。
【0031】
図3−2は、従来の日付け挿入方法1の問題への対策を施した方式2であり、出力矩形領域ではなく、出力結果画像の右下原点を基準として、そこからの日付け印字矩形右下原点へのx方向相対値、y方向相対値を与えることで、画像内に日付け印字させるように考案された方式である。この方式においては、ソース画像のアスペクト比と出力矩形のアスペクト比が合わない場合においても、出力結果画像の右下原点から日付け印字右下原点への相対値を指定しているので、図3−1の方式のように、日付けが画像の右方にはみ出すような現象は発生しなくなる。
【0032】
図3−3は、従来の日付け挿入方式2の日付けを画像に対して回転する場合の印刷結果例を示す、説明図である。
【0033】
日付け回転は、画像内のExif Orientationタグを参照して行われ、その内容によって、右下に回転しないで日付けを挿入する場合、左下に90度回転して日付けを挿入する場合、左上に180度回転して日付け挿入する場合、右上に270度回転して日付け挿入する場合が発生する。縁あり印刷の場合は、日付け印刷位置によらず、各隅原点からの日付け枠原点への相対値は変わらないので、どの位置に日付けを印字する場合においても、右下原点からの相対値を参照して印刷することにより、適切な位置に印字することができることを示している。
【0034】
図4は、従来機における、縁なし印刷時の日付け挿入処理方法を示すための説明図である。
【0035】
図4−1図は、従来の縁なし印刷モードにおける日付け挿入方法と印字結果を示す説明図であり、基本的には、図2−2、図2−3と同じで、出力結果画像の右下原点を基準として、そこからの日付け印字矩形右下原点へのx方向相対値、y方向相対値を与えることで、画像内に日付け印字させるように考案された方式である。縁あり印刷の場合は、この方式で問題を生じることはなかったが、縁なし印刷の場合には、上下左右のはみ出し量が、プリンタの仕様上、各々異なることが通常であることから、右下位置には正しく印刷されるが、それ以外の場合は、図に示すように、少しずつ正規の位置から、ずれて印刷されてしまう不具合が発生しまうこととなる。
【0036】
図4−2は、従来機における、図4−1における問題点への対策を施した方式と印字結果について示すための説明図である。この方式では、今までに述べた方式とは全く異なる新たな方式であり、出力矩形の左上原点から、あるいは、出力結果画像の右下原点からの、日付け矩形への相対値を与え、参照して処理するのではなく、出力矩形左上原点(ふちなし領域を含む)からユーザーが結果として得る画像枠の左上原点へのx方向相対値、y方向相対値と、ユーザーが結果として得る画像枠の幅、高さ情報、さらに、ユーザーが結果として得る画像枠の各隅原点からの日付け枠原点へのx方向相対値、y方向相対値を与え、日付け挿入処理側では、これらの値を全て参照し、演算した上で、最終的に日付け挿入して印字する位置を決めて印刷する方式を示すための説明図である。機能的には、縁なし印刷モードにおける、日付け挿入位置の矛盾は回転も含めて無くなるが、縁ありの場合と縁なしの場合の場合に対して、それぞれ独立した日付け挿入処理を用意して実装しなければならないという問題点が生じてしまう。また、日付け挿入処理側に与える情報も多くなり、処理が複雑になり、且つROM使用量、RAM使用量が増加してしまうという課題も残してしまう。
【0037】
図5は、本発明における、日付け挿入処理方法と印字結果を示すための説明図である。
【0038】
特徴として、日付け印字の位置決めとなる領域は、縁ありモードの場合、縁なしモードに関係なく、どちらの場合においても出力結果画像を基本とするものであり、さらに従来の図3−2の方式と同様に、出力結果画像の右下原点からの日付け枠右下原点への相対値に与えるのに加えて、出力結果画像の左上原点からの日付け枠左上原点への相対値を、上位モジュールから日付け挿入処理に対して与え、日付け挿入処理においては、Exif内Orientationタグ情報と、上位モジュールから与えられた出力結果画像の右下、左上原点からの両情報を参照して、縁ありの場合も、縁なしの場合も、同じプログラムで、シングルレイアウト、マルチレイアウトの全ての場合を、適切に処理することを特徴とするものである。
【0039】
図5−1は、本発明における、縁あり印刷モードにおける日付け挿入方法と印字結果を示す説明図であり、出力結果画像の右下原点からの日付け枠右下原点への相対値と、出力結果画像の左上原点からの日付け枠左上原点への相対値を上位モジュールから渡し、日付け挿入処理では、その両方を参照して、日付けの位置決めを行って印刷することを示している。縁あり印刷の場合においては、基本的には、右下原点からの相対値と、左上原点からの相対値は同じ値になるが、本発明によると、値を変更することも可能とすることができる。
【0040】
図5−2は、本発明における、縁なし印刷モードにおける日付け挿入方法と印字結果を示す説明図であり、上位モジュールから与える情報、および、日付け挿入モジュールの処理方法は、縁ありの場合と同じである。
【0041】
異なる点としては、上位モジュール側で与える相対値の情報が、縁なしはみ出し量を考慮した値になることがあげられるが、あくまで、日付け挿入モジュールの処理は同じで単一化されることになる。当然印字結果は、縁なしの場合においても、日付け回転に関係なく、適切な位置に印刷される結果となる。
【0042】
図5−3は、本発明における、縁なし6UP マルチレイアウト印刷の場合の日付け挿入方法と印字結果を示す説明図である。上位モジュール、日付け挿入モジュール共に、図5−1、図5−2で説明したシングルレイアウトの場合と、同様の処理が行われ、6upの位置に関係なく、適切な位置に印字される結果となることを示している。左上画像に対しては、出力結果画像の左上原点からx,y相対値が左、上のはみ出し量を加味した値となる。左中画像に対しては、出力結果画像の左上原点からx相対値が左はみ出し量を加味した値となる。左下画像に対しては、出力結果画像の左上原点からx相対値が左はみ出し量を加味した値、右下原点からのy相対値が右はみだし量を加味した値となる。右上画像に対しては、出力結果画像の左上原点からy相対値が上のはみ出し量を加味した値、右下原点からのx相対値が右のはみ出し量を加味した値となる。右中画像に対しては、出力結果画像の右下原点からx相対値が右はみ出し量を加味した値となる。右下画像に対しては、出力結果画像の右下原点からx,y相対値が右、下はみ出し量を加味した値となる。
【0043】
図6は、日付け挿入処理の制御情報テーブルの説明図である。
【0044】
図6−1は、図3−2、図3−3、図4−1に相当する、従来方式の日付け挿入処理で必要となる、制御情報テーブルの一覧を示すための説明図である。テーブル内の変数としては、第1番目にソース画像情報として、「ファイル名」「ソース画像の幅」「高さ」が、上位モジュール側で設定されてくる。第2番目に出力矩形情報として、「出力矩形の幅」「出力矩形の高さ」が、上位モジュール側で設定されてくる。第3番目に挿入日付け情報として、「日付け年月日データ」「出力結果画像右下原点からの日付け枠右下原点へのx相対位置」「出力結果画像右下原点からの日付け枠右下原点へのy相対位置」が上位モジュールで設定されてくる。日付け挿入モジュールでは、これらのテーブル変数群を参照して、日付け挿入処理を行うが、結果として、前述したように、縁なし印刷時で日付けが回転して印刷される場合において、日付けが適切な位置に印刷されない問題が残ってしまうのである。
【0045】
図6−2は、図3−2、図3−3、図4−2に相当する、従来方式の日付け挿入処理で必要となる、制御情報テーブルの一覧を示すための説明図である。図6−1の方式と比較して、追加される情報として、第1番目に縁なしフラグ情報として「あり/なし」が、上位モジュール側で設定されてくる。第2番目に縁なし時出力情報として、「出力枠左上原点からの実出力結果画像矩形左上原点へのx相対値」「出力枠左上原点からの実出力結果画像矩形左上原点へのy相対値」「実出力画像矩形の幅」「実出力画像矩形の高さ」が、上位モジュール側で設定されてくる。日付け挿入モジュールでは、これらのテーブル変数群を参照して、日付け挿入処理を行うが、結果として、前述したように、縁あり時と、縁なし時で、個別に日付け挿入処理を用意して実装し、縁なしフラグを参照して、処理の切り分けを行わなければならないという問題が生じてしまう欠点があった。また、プログラム容量が増加すると共に、図6−1の方式と比較して、RAM容量も多く使用するという問題が生じてしまう欠点が残ってしまうのである。
【0046】
図6−3は、図5−1、図5−2、図5−3に相当する、本発明の方式の日付け挿入処理で必要となる、制御情報テーブルの一覧を示すための説明図である。図6−1から比較して追加される情報として、「出力結果画像左上原点からの日付け枠へのx相対値」「出力結果画像左上原点からの日付け枠へのy相対値」が追加される。本発明では、縁あり時と、縁なし時で、個別に日付け挿入処理を用意して実装する必要性はなくなり、図6−1の方式とほぼ同様の日付け挿入処理を実装することで、全ての場合に、適切な日付け挿入印刷を実現できるようになる。また、プログラムサイズの増加、および、使用RAMサイズの増加も、従来の図6−2の方式に比べて、少ない容量で処理できるようになる。
【0047】
図7図から図10は、本発明の日付け挿入制御方式を説明する為のフローチャート図である。
【0048】
図7は、画像オープン処理の処理手順を説明するためのフローチャート図であり、デジタルカメラあるいは、ダイレクトプリンタの操作パネルから、画像の印刷実行操作が行われた場合に、ダイレクトプリンタの上位モジュールから起動されるプログラムである。入力パラメータとしては、図6−3の制御テーブル情報がセットされた状態で、起動がかかる。起動がかかると、まず、S01でそのファイルのイメージデータを生成するために必要な、ワークメモリの確保を行う。実際は、ファイル内ヘッダのファイルサイズや入力情報である、ソース画像のサイズ情報、出力矩形情報などを参照して、必要なワークサイズを算出して、そのサイズ分のメモリを確保する処理を行う。ここでは、確保できないときのエラー処理については省略しているが、実装時はエラー処理も当然追加されることが必須となる。次に、S02で、上位モジュールから与えられた、ソース画像のサイズ情報、出力矩形情報などを参照して画像の縮小率、拡大率を計算し、内部ワークに記憶する処理を行う。
【0049】
また、画像ファイル内のヘッダ情報を解析し、Exif Orientationタグ情報を抽出し記憶する処理もここで行われる。そして、最後にS03で、日付け挿入位置算出関数をコールすることで、画像内のどの位置( x方向挿入開始位置、y方向挿入開始位置)に日付けを挿入するかを、求め、内部ワークに記憶する。以上のように、本プログラムにて、当該画像に関する共通処理を一括して行い、この中で日付け挿入に関する初期化処理も同時に行われるようになっている。
【0050】
図8は、日付け挿入位置算出処理の処理手順を説明するためのフローチャート図であり、このプログラムは、既に説明した、画像オープン関数より起動が行われる。ます、S21にて、画像オープン処理で得た、Exif Orientationタグ情報の内容を判断する処理を行う。タグ=1/2の場合は、画像の右下に日付けを挿入すると判定し、S22の処理が実行される。タグ=3/4の場合は、画像の左下に日付けを挿入すると判定し、S23の処理が実行される。タグ=5/6の場合は、画像の左上に日付けを挿入すると判定し、S24の処理が実行される。タグ=7/8の場合は、画像の左上に日付けを挿入すると判定し、S25の処理が実行される。S22からS25では、挿入位置に応じた、画像内日付けx方向挿入開始位置と画像内日付けy方向挿入開始位置が演算され、内部ワークにその情報が記憶される。具体的には、図12で示すような位置関係から、図11で記述した通りの、演算処理が行われる。ここで、図12で使用した変数について説明を行っておく。ImageWidthは出力される実画像の幅であり、プリンタの解像度などを単位とするものである。以下で記述する変数の単位は全て同様で、プリンタの解像度などを単位とするものである。ImageHeightは出力される実画像の高さ、DateWidthは日付け枠の幅、DateHeightは日付け枠の高さ、XRBOffsetToDateは出力結果画像右下原点からの日付け枠右下原点へのx相対値、YRBOffsetToDateは、出力結果画像右下原点からの日付け枠右下原点へのy相対値、XLTOffsetToDateは出力結果画像左上原点からの日付け枠左上原点へのx相対値、YLTOffsetToDateは出力結果画像左上原点からの日付け枠左上原点へのy相対値、XLTOffsetToImageは出力矩形左上原点から出力結果画像原点へのx相対値、YLTOffsetToImageは出力矩形左上原点から出力結果画像原点へのy相対値である。
【0051】
XLTOffsetToDate、YLTOffsetToDate、XRBOffsetToDate、YRBOffsetToDateについては、上位モジュール側から与えられる情報であり、それ以外は、前述の画像オープン処理の中で、与えられた情報から演算を行って算出される情報である。
【0052】
図9は、画像展開処理の処理手順を説明するためのフローチャート図であり、このプログラムは、画像オープン処理実行後、1ラスターごとに、出力画像枠の高さを超えるまで、コールされ起動される。このプログラム内では、指定された当該1ラスタに対応した画像データおよび日付けデータをデコードして、指定された出力バッファに書き込む処理が行われる。まず、S31で指定されたラスターが、出力矩形高さ以内であるかどうかの判定処理を行う。ここで範囲外の場合は、戻り値エラーで呼び出し元にリターンする。範囲内であれば、S32で、当該ラスターのイメージデータを生成し、出力バッファに格納する処理を行う。もう少し詳細に処理を記述すると、JPEGデコードモジュールを起動し、当該ラスターの1ラスター分もデータを取得し、次に色処理モジュールを起動して、色補正色変換処理を行った後、最後に縮小拡大処理を行い、その最終結果を、上位モジュールが指定したバッファに書き込み処理を行うが、本発明とは直接関係ないので、フローチャート上では詳細処理については省略してある。次いて、S33で、指定されたラスターに対して、日付け挿入を行う位置かどうかを、画像オープン処理で算出した画像内日付けy方向挿入開始位置から判定を行う。そして、指定されたラスターが、画像内日付けy方向挿入開始位置から日付け枠高さの範囲内でなければ、呼び元モジュールにリターンする。範囲内であった場合は、フォントデコーダを起動し、当該ラスターの日付けデータ1ラスター分を生成し、呼び出し側で用意され、画像データが出力された上に、フォントパターンのある部分のみ上書きする処理を行う。以上で、1ラスター分の画像データおよび日付けデータを生成できる結果となる。
【0053】
図10は、画像クローズ処理の処理手順を説明するためのフローチャート図であり、このプログラムは、出力画像枠分の画像データが生成完了した後に、呼び出しモジュールよりコールされ起動される。本プログラムでは、S41で示すように、画像オープン処理で確保したワークメモリの開放処理などの、画像後処理が行われるのみである。
【0054】
以上、本発明の詳細について、図7から図10までのフローチャートおよび、図11、図12を使用して説明を終了する。
【0055】
最後に図13で示す別実施系についての説明を行う。
【0056】
本発明では、出力結果画像の右下原点と左上原点からの日付け矩形原点への相対値を与え、参照することで、縁あり、縁なしに関係なく、日付け回転にも関係なく、適切な位置に印字することを可能とするものであり、この方式で製品に搭載する場合の問題はない。
【0057】
しかし、右下、左下、左上、右上への日付けを挿入位置を、例えばユーザー操作によって、微妙に印字位置を調整できるような装置があった場合においては、そういった環境への対応はできないことになってしまう。
【0058】
本発明の別実施系では、このような仕様への対応を可能とするためのもので、右下と左上の2原点からの日付け枠原点への相対値ではなく、右下、左下、左上、右上の4原点からの日付け枠原点への相対値を上位モジュールから日付け挿入モジュールに対して与え、日付け挿入モジュール側では、Exif内Orientationタグの値を参照し、タグ値に対応した印字位置に対する、原点からの相対位置から、最終的な印字位置を算出して、その位置に日付けを挿入するようにしたものである。この手段により、ユーザー操作によって、微妙に印字位置を調整できるような環境への対応も可能となる。
【0059】
また、上記の日付の挿入処理は、プリンタ内のCPUの制御の元、プリンタ内の計算処理により行われていたが、直接接続される(無線の場合は、直接データを授受する場合も含む。)デジタルカメラが上記の日付挿入処理と同様の計算処理を行って、日付挿入用のデータを画像データと合わせて送信するように構成してもよい。
【0060】
このような処理は、プリンタ側の能力とデジタルカメラの能力との比較により、デジタルカメラとプリンタとのどちらで日付挿入処理を行うかを決めると、あまり細かな補正処理等を行えない場合、例えばコンピュータを介さないでプリントしようとする場合に、より高画質プリントを提供する為に都合がよい。
【0061】
【発明の効果】
本発明を実施することにより、以下に述べる格別の効果が得られる。
【0062】
(1)発明によれば、出力結果画像の右下原点からの日付け枠右下原点へのx方向相対値およびy方向相対値と、出力結果画像の左上原点からの日付け枠左上原点へのx方向相対値およびy方向相対値とを、参照して日付け挿入処理を行う手段を備えることにより、縁ありモード、縁なしモードに関係なく同一の処理で日付け挿入処理で、画像から日付けがはみ出さないよう、且つ適切な位置に、日付け印刷を行うことが可能となる効果が得られる。
【0063】
(2)また、日付けを画像に対して、90度、180度、270度回転して印刷する場合においても、画像から日付けがはみ出さないよう、且つ適切な位置に、日付け印刷を行うことが可能となる効果が得られる。
【0064】
(3)また、また、シングルレイアウト、マルチレイアウト印刷においても、画像から日付けがはみ出さないよう、且つ適切な位置に、日付け印刷を行うことが可能となる効果が得られる。
【0065】
(4)さらに、縁なしモードに無関係に同一の処理で日付け挿入処理を行うことにより、プログラムコード、使用RAMを削減を行うことが可能となる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジカメダイレクト接続形態の一例を示す構成図。
【図2】ダイレクトプリンタの内部構成を示すブロック図。
【図3】従来方式での、縁あり印刷時の日付け挿入処理および出力結果を示す説明図。
【図4】従来方式での、縁なし印刷時の日付け挿入処理および出力結果を示す説明図。
【図5】本発明方式での、縁あり縁なし印刷時の日付け挿入処理および出力結果を示す説図。
【図6】従来方式、本発明方式での、日付け挿入処理制御情報テーブルの構成説明図。
【図7】本発明の主たる処理を説明する為の制御方式を示すフローチャート図。
【図8】本発明の主たる処理を説明する為の制御方式を示すフローチャート図。
【図9】本発明の主たる処理を説明する為の制御方式を示すフローチャート図。
【図10】本発明の主たる処理を説明する為の制御方式を示すフローチャート図。
【図11】日付け挿入位置演算方法に関する説明図。
【図12】日付け挿入レイアウト詳細を示すレイアウト図。
【図13】本発明、別実施例の日付け挿入処理に関する説明図。
【符号の説明】
1 ダイレクトプリンタ
2 デジタルカメラ
3 ダイレクトケーブル
4 カードスロット
5 操作パネル部
6 View用液晶表示部
【発明の属する技術分野】
画像内に日付け情報を挿入印刷できる印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、日付情報を画像のどこに印刷するかを設定することが行われていた(特許文献1参照)。
【0003】
また、画像内に日付け情報を挿入印刷できるダイレクト印刷装置において、縁ありモードでの日付けを画像内からはみだして印刷しないようにする為に、出力画像の右下原点から日付け枠へのx方向相対値とy方向相対値を与え、参照することで、画像枠内に日付けが収まるようにして印刷する装置は開発されていた。
【0004】
また、従来から、画像内に日付け情報を挿入印刷できるダイレクト印刷装置において、縁なしモード時に、縁なしモードでの日付け印字位置を、左右上下のはみ出し量の違いを吸収して、出力画像内の適切な位置に印刷できるようにする為に、出力矩形に加えて、出力実画像領域(はみだし量を省いた領域)および、出力矩形内相対位置を与え、参照することで、縁なしモードにおける日付け挿入処理を適切に行えるようにした装置は開発されていた。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−135560号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術における縁ありモードでの日付け挿入処理は、縁ありモードにおいては、日付けを画像内に納め、印刷することはできたが、これを縁なし印刷時にも適用すると、左右上下のはみ出し量が異なる場合、日付けを回転して印刷する状況下において、出力画像の右下原点から日付け枠へのx方向相対値とy方向相対値の情報しか存在しないことから、画像内の適切な位置に印刷できないという問題を残していた。
【0007】
また、従来技術における縁なしモードにおける日付け挿入処理は、縁なしモード専用処理であるために、縁ありモードにおいては、適用して使用することができなかった。よって、縁なしモードの処理と縁ありモードの日付け挿入処理を2系統用意し実装しておく必要性があり、プログラムコード上における無駄が生じていた。
【0008】
さらに、出力矩形に加えて出力実画像領域(はみだし量を省いた領域)を与え参照する必要性、そして、縁なし/縁ありモードフラグを与え参照する必要性があり、RAMを多く使用することを生じていた。
【0009】
よって本発明の目的は、上記の従来装置の欠点を取り除くこと。即ち、縁ありモードにおいても縁なしモードにおいても不具合なく、共通に適切に使用できる日付け挿入処理を提供することであり、同時に、プログラムコード、使用RAMを削減を行うことを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
出力結果画像の右下原点からの日付け枠へのx方向相対値およびy方向相対値と、出力結果画像の左上原点からの日付け枠へのx方向相対値およびy方向相対値の2情報を、与え参照する手段を具備したものである。
【0011】
与える情報は、デジタルカメラ側もしくはダイレクトプリンタ上位モジュール側で、縁なしと縁あり時の区別を行い適切な値を設定する手段を具備したものである。
【0012】
参照する情報は、画像形成日付け挿入処理側で、縁なしと縁あり時のモードで区別するなく参照し、縁ありと縁なしで、同一の日付け挿入処理を行う手段を具備したものである。
【0013】
(作用)
本発明によれば、縁ありモード、縁なしモードに関係なく同一の日付け挿入処理で、画像から日付けがはみ出さないよう、且つ適切な位置に、日付け印刷を行うことが可能となる。
【0014】
また、日付けを画像に対して、90度、180度、270度回転して印刷する場合においても、画像から日付けがはみ出さないよう、且つ適切な位置に、日付け印刷を行うことが可能となる。
【0015】
また、シングルレイアウト、マルチレイアウト印刷においても、画像から日付けがはみ出さないよう、且つ適切な位置に、日付け印刷を行うことが可能となる。
【0016】
さらに、縁なしモードに無関係に同一の処理で日付け挿入処理を行うことにより、プログラムコード、使用RAMを削減を行うことが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明を詳細に説明する。
【0018】
図1は、デジカメダイレクト接続形態を示す構成図である。
【0019】
ダイレクトプリンタ1、デジタルカメラ2、ダイレクトケーブル3で構成され、ダイレクトプリンタ1内にはカードスロット4、操作パネル部5、View用液晶表示部6が含まれている。
【0020】
図2は、ダイレクトプリンタを構成する主要機器のブロック図である。
【0021】
CPU21によってReadOnlyであるROM22や、書き換え可能なFlush ROM23に格納される制御プログラムまたは制御手順が実行されるとき、RAM24がCPU21の演算、論理判断における各種データを一時的に記憶するワークメモリとして用いられる。
【0022】
本発明の画像処理プログラムや日付け挿入プログラムは、ROMあるいはFlush ROMに格納されており、図5の日付け挿入処理の制御情報管理テーブルなどは、操作パネルI/F27を経由して得られた情報、あるいは、カメラダイレクトI/F29を経由して受信した情報をベースに作成され、RAM内のテーブル保存領域に保存される。
【0023】
CF I/F25は、コンパクトフラッシュ(登録商標)カードのインターフェースであり、CFコントローラにより駆動制御され、コンパクトフラッシュ(登録商標)カードに格納されたデジタルカメラ撮影JPEG画像の情報を、RAM上に読み出し、ROM内に格納されたJPEGデコーダプログラムにより解析され、画像処理を実行して、最終的に印刷制御データを、RAM上に格納されるよう処理される。
操作パネルI/F27は、操作者の指示を伝えるための入力インターフェースであり、操作した内容は、操作パネル28に表示され、印刷実行ボタン押下にて、ダイレクト印刷処理が起動される。
【0024】
カメラダイレクトI/F29は、デジタルカメラとダイレクトプリンタ間の通信を行うためのインターフェースであり、カメラダイレクト通信コントローラ30で駆動制御され、デジタルカメラからの操作およびデータを受信すると共に、ダイレクトプリンタからの応答ステータスを返信する目的で使用される。ダイレクト印刷の指示は、前記操作パネル部からに加えて、デジタルカメラからの印刷実行ボタン押下によっても、行なえるようなシステム構成となっている。
【0025】
表示装置32は、表示コントローラ31で駆動制御され、CFより読み出された画像やエラーメッセージなどを表示するための出力装置であり、小型カラー液晶などが使用されている。
【0026】
印字装置34は装着された用紙に対して、装置内のヘッド、インクを使用して記録出力する装置部である。
【0027】
操作パネルあるいはデジタルカメラからの印刷処理は、各インターフェースから受信した情報により、CPU21がROM22内あるいはFlush ROM23内の印刷制御プログラムを実行し、印字コントローラ33を駆動制御することにより、印字装置内のインクヘッドを動作させ、用紙に対してインクヘッド内のインクを噴射することを繰り返すことにより行われる。
【0028】
内部バス35は、CPU21から印字装置34までの機器間で通信するための、共通通信路であり、ダイレクトプリンタ内の全ての機器間の通信は。この内部バスを経由して行われる。
【0029】
図3は、従来機における、縁あり印刷時の日付け挿入処理方法を示すための説明図である。
【0030】
図3−1は、従来の縁あり印刷モードにおける日付け挿入方法と印字結果を示す説明図であり、出力矩形領域の左上原点を基準として、そこからの日付け印字矩形左上原点へのx方向相対値、y方向相対値を与えることで、画像内に日付けを印字させるよう考案された方式である。この方式においては、ソース画像のアスペクト比と出力矩形のアスペクト比が合わない場合、出力画像が出力矩形一杯に印刷されず、結果として、出力画像領域を越えて日付け印字が行われてしまう問題が発生することがあることを示している。
【0031】
図3−2は、従来の日付け挿入方法1の問題への対策を施した方式2であり、出力矩形領域ではなく、出力結果画像の右下原点を基準として、そこからの日付け印字矩形右下原点へのx方向相対値、y方向相対値を与えることで、画像内に日付け印字させるように考案された方式である。この方式においては、ソース画像のアスペクト比と出力矩形のアスペクト比が合わない場合においても、出力結果画像の右下原点から日付け印字右下原点への相対値を指定しているので、図3−1の方式のように、日付けが画像の右方にはみ出すような現象は発生しなくなる。
【0032】
図3−3は、従来の日付け挿入方式2の日付けを画像に対して回転する場合の印刷結果例を示す、説明図である。
【0033】
日付け回転は、画像内のExif Orientationタグを参照して行われ、その内容によって、右下に回転しないで日付けを挿入する場合、左下に90度回転して日付けを挿入する場合、左上に180度回転して日付け挿入する場合、右上に270度回転して日付け挿入する場合が発生する。縁あり印刷の場合は、日付け印刷位置によらず、各隅原点からの日付け枠原点への相対値は変わらないので、どの位置に日付けを印字する場合においても、右下原点からの相対値を参照して印刷することにより、適切な位置に印字することができることを示している。
【0034】
図4は、従来機における、縁なし印刷時の日付け挿入処理方法を示すための説明図である。
【0035】
図4−1図は、従来の縁なし印刷モードにおける日付け挿入方法と印字結果を示す説明図であり、基本的には、図2−2、図2−3と同じで、出力結果画像の右下原点を基準として、そこからの日付け印字矩形右下原点へのx方向相対値、y方向相対値を与えることで、画像内に日付け印字させるように考案された方式である。縁あり印刷の場合は、この方式で問題を生じることはなかったが、縁なし印刷の場合には、上下左右のはみ出し量が、プリンタの仕様上、各々異なることが通常であることから、右下位置には正しく印刷されるが、それ以外の場合は、図に示すように、少しずつ正規の位置から、ずれて印刷されてしまう不具合が発生しまうこととなる。
【0036】
図4−2は、従来機における、図4−1における問題点への対策を施した方式と印字結果について示すための説明図である。この方式では、今までに述べた方式とは全く異なる新たな方式であり、出力矩形の左上原点から、あるいは、出力結果画像の右下原点からの、日付け矩形への相対値を与え、参照して処理するのではなく、出力矩形左上原点(ふちなし領域を含む)からユーザーが結果として得る画像枠の左上原点へのx方向相対値、y方向相対値と、ユーザーが結果として得る画像枠の幅、高さ情報、さらに、ユーザーが結果として得る画像枠の各隅原点からの日付け枠原点へのx方向相対値、y方向相対値を与え、日付け挿入処理側では、これらの値を全て参照し、演算した上で、最終的に日付け挿入して印字する位置を決めて印刷する方式を示すための説明図である。機能的には、縁なし印刷モードにおける、日付け挿入位置の矛盾は回転も含めて無くなるが、縁ありの場合と縁なしの場合の場合に対して、それぞれ独立した日付け挿入処理を用意して実装しなければならないという問題点が生じてしまう。また、日付け挿入処理側に与える情報も多くなり、処理が複雑になり、且つROM使用量、RAM使用量が増加してしまうという課題も残してしまう。
【0037】
図5は、本発明における、日付け挿入処理方法と印字結果を示すための説明図である。
【0038】
特徴として、日付け印字の位置決めとなる領域は、縁ありモードの場合、縁なしモードに関係なく、どちらの場合においても出力結果画像を基本とするものであり、さらに従来の図3−2の方式と同様に、出力結果画像の右下原点からの日付け枠右下原点への相対値に与えるのに加えて、出力結果画像の左上原点からの日付け枠左上原点への相対値を、上位モジュールから日付け挿入処理に対して与え、日付け挿入処理においては、Exif内Orientationタグ情報と、上位モジュールから与えられた出力結果画像の右下、左上原点からの両情報を参照して、縁ありの場合も、縁なしの場合も、同じプログラムで、シングルレイアウト、マルチレイアウトの全ての場合を、適切に処理することを特徴とするものである。
【0039】
図5−1は、本発明における、縁あり印刷モードにおける日付け挿入方法と印字結果を示す説明図であり、出力結果画像の右下原点からの日付け枠右下原点への相対値と、出力結果画像の左上原点からの日付け枠左上原点への相対値を上位モジュールから渡し、日付け挿入処理では、その両方を参照して、日付けの位置決めを行って印刷することを示している。縁あり印刷の場合においては、基本的には、右下原点からの相対値と、左上原点からの相対値は同じ値になるが、本発明によると、値を変更することも可能とすることができる。
【0040】
図5−2は、本発明における、縁なし印刷モードにおける日付け挿入方法と印字結果を示す説明図であり、上位モジュールから与える情報、および、日付け挿入モジュールの処理方法は、縁ありの場合と同じである。
【0041】
異なる点としては、上位モジュール側で与える相対値の情報が、縁なしはみ出し量を考慮した値になることがあげられるが、あくまで、日付け挿入モジュールの処理は同じで単一化されることになる。当然印字結果は、縁なしの場合においても、日付け回転に関係なく、適切な位置に印刷される結果となる。
【0042】
図5−3は、本発明における、縁なし6UP マルチレイアウト印刷の場合の日付け挿入方法と印字結果を示す説明図である。上位モジュール、日付け挿入モジュール共に、図5−1、図5−2で説明したシングルレイアウトの場合と、同様の処理が行われ、6upの位置に関係なく、適切な位置に印字される結果となることを示している。左上画像に対しては、出力結果画像の左上原点からx,y相対値が左、上のはみ出し量を加味した値となる。左中画像に対しては、出力結果画像の左上原点からx相対値が左はみ出し量を加味した値となる。左下画像に対しては、出力結果画像の左上原点からx相対値が左はみ出し量を加味した値、右下原点からのy相対値が右はみだし量を加味した値となる。右上画像に対しては、出力結果画像の左上原点からy相対値が上のはみ出し量を加味した値、右下原点からのx相対値が右のはみ出し量を加味した値となる。右中画像に対しては、出力結果画像の右下原点からx相対値が右はみ出し量を加味した値となる。右下画像に対しては、出力結果画像の右下原点からx,y相対値が右、下はみ出し量を加味した値となる。
【0043】
図6は、日付け挿入処理の制御情報テーブルの説明図である。
【0044】
図6−1は、図3−2、図3−3、図4−1に相当する、従来方式の日付け挿入処理で必要となる、制御情報テーブルの一覧を示すための説明図である。テーブル内の変数としては、第1番目にソース画像情報として、「ファイル名」「ソース画像の幅」「高さ」が、上位モジュール側で設定されてくる。第2番目に出力矩形情報として、「出力矩形の幅」「出力矩形の高さ」が、上位モジュール側で設定されてくる。第3番目に挿入日付け情報として、「日付け年月日データ」「出力結果画像右下原点からの日付け枠右下原点へのx相対位置」「出力結果画像右下原点からの日付け枠右下原点へのy相対位置」が上位モジュールで設定されてくる。日付け挿入モジュールでは、これらのテーブル変数群を参照して、日付け挿入処理を行うが、結果として、前述したように、縁なし印刷時で日付けが回転して印刷される場合において、日付けが適切な位置に印刷されない問題が残ってしまうのである。
【0045】
図6−2は、図3−2、図3−3、図4−2に相当する、従来方式の日付け挿入処理で必要となる、制御情報テーブルの一覧を示すための説明図である。図6−1の方式と比較して、追加される情報として、第1番目に縁なしフラグ情報として「あり/なし」が、上位モジュール側で設定されてくる。第2番目に縁なし時出力情報として、「出力枠左上原点からの実出力結果画像矩形左上原点へのx相対値」「出力枠左上原点からの実出力結果画像矩形左上原点へのy相対値」「実出力画像矩形の幅」「実出力画像矩形の高さ」が、上位モジュール側で設定されてくる。日付け挿入モジュールでは、これらのテーブル変数群を参照して、日付け挿入処理を行うが、結果として、前述したように、縁あり時と、縁なし時で、個別に日付け挿入処理を用意して実装し、縁なしフラグを参照して、処理の切り分けを行わなければならないという問題が生じてしまう欠点があった。また、プログラム容量が増加すると共に、図6−1の方式と比較して、RAM容量も多く使用するという問題が生じてしまう欠点が残ってしまうのである。
【0046】
図6−3は、図5−1、図5−2、図5−3に相当する、本発明の方式の日付け挿入処理で必要となる、制御情報テーブルの一覧を示すための説明図である。図6−1から比較して追加される情報として、「出力結果画像左上原点からの日付け枠へのx相対値」「出力結果画像左上原点からの日付け枠へのy相対値」が追加される。本発明では、縁あり時と、縁なし時で、個別に日付け挿入処理を用意して実装する必要性はなくなり、図6−1の方式とほぼ同様の日付け挿入処理を実装することで、全ての場合に、適切な日付け挿入印刷を実現できるようになる。また、プログラムサイズの増加、および、使用RAMサイズの増加も、従来の図6−2の方式に比べて、少ない容量で処理できるようになる。
【0047】
図7図から図10は、本発明の日付け挿入制御方式を説明する為のフローチャート図である。
【0048】
図7は、画像オープン処理の処理手順を説明するためのフローチャート図であり、デジタルカメラあるいは、ダイレクトプリンタの操作パネルから、画像の印刷実行操作が行われた場合に、ダイレクトプリンタの上位モジュールから起動されるプログラムである。入力パラメータとしては、図6−3の制御テーブル情報がセットされた状態で、起動がかかる。起動がかかると、まず、S01でそのファイルのイメージデータを生成するために必要な、ワークメモリの確保を行う。実際は、ファイル内ヘッダのファイルサイズや入力情報である、ソース画像のサイズ情報、出力矩形情報などを参照して、必要なワークサイズを算出して、そのサイズ分のメモリを確保する処理を行う。ここでは、確保できないときのエラー処理については省略しているが、実装時はエラー処理も当然追加されることが必須となる。次に、S02で、上位モジュールから与えられた、ソース画像のサイズ情報、出力矩形情報などを参照して画像の縮小率、拡大率を計算し、内部ワークに記憶する処理を行う。
【0049】
また、画像ファイル内のヘッダ情報を解析し、Exif Orientationタグ情報を抽出し記憶する処理もここで行われる。そして、最後にS03で、日付け挿入位置算出関数をコールすることで、画像内のどの位置( x方向挿入開始位置、y方向挿入開始位置)に日付けを挿入するかを、求め、内部ワークに記憶する。以上のように、本プログラムにて、当該画像に関する共通処理を一括して行い、この中で日付け挿入に関する初期化処理も同時に行われるようになっている。
【0050】
図8は、日付け挿入位置算出処理の処理手順を説明するためのフローチャート図であり、このプログラムは、既に説明した、画像オープン関数より起動が行われる。ます、S21にて、画像オープン処理で得た、Exif Orientationタグ情報の内容を判断する処理を行う。タグ=1/2の場合は、画像の右下に日付けを挿入すると判定し、S22の処理が実行される。タグ=3/4の場合は、画像の左下に日付けを挿入すると判定し、S23の処理が実行される。タグ=5/6の場合は、画像の左上に日付けを挿入すると判定し、S24の処理が実行される。タグ=7/8の場合は、画像の左上に日付けを挿入すると判定し、S25の処理が実行される。S22からS25では、挿入位置に応じた、画像内日付けx方向挿入開始位置と画像内日付けy方向挿入開始位置が演算され、内部ワークにその情報が記憶される。具体的には、図12で示すような位置関係から、図11で記述した通りの、演算処理が行われる。ここで、図12で使用した変数について説明を行っておく。ImageWidthは出力される実画像の幅であり、プリンタの解像度などを単位とするものである。以下で記述する変数の単位は全て同様で、プリンタの解像度などを単位とするものである。ImageHeightは出力される実画像の高さ、DateWidthは日付け枠の幅、DateHeightは日付け枠の高さ、XRBOffsetToDateは出力結果画像右下原点からの日付け枠右下原点へのx相対値、YRBOffsetToDateは、出力結果画像右下原点からの日付け枠右下原点へのy相対値、XLTOffsetToDateは出力結果画像左上原点からの日付け枠左上原点へのx相対値、YLTOffsetToDateは出力結果画像左上原点からの日付け枠左上原点へのy相対値、XLTOffsetToImageは出力矩形左上原点から出力結果画像原点へのx相対値、YLTOffsetToImageは出力矩形左上原点から出力結果画像原点へのy相対値である。
【0051】
XLTOffsetToDate、YLTOffsetToDate、XRBOffsetToDate、YRBOffsetToDateについては、上位モジュール側から与えられる情報であり、それ以外は、前述の画像オープン処理の中で、与えられた情報から演算を行って算出される情報である。
【0052】
図9は、画像展開処理の処理手順を説明するためのフローチャート図であり、このプログラムは、画像オープン処理実行後、1ラスターごとに、出力画像枠の高さを超えるまで、コールされ起動される。このプログラム内では、指定された当該1ラスタに対応した画像データおよび日付けデータをデコードして、指定された出力バッファに書き込む処理が行われる。まず、S31で指定されたラスターが、出力矩形高さ以内であるかどうかの判定処理を行う。ここで範囲外の場合は、戻り値エラーで呼び出し元にリターンする。範囲内であれば、S32で、当該ラスターのイメージデータを生成し、出力バッファに格納する処理を行う。もう少し詳細に処理を記述すると、JPEGデコードモジュールを起動し、当該ラスターの1ラスター分もデータを取得し、次に色処理モジュールを起動して、色補正色変換処理を行った後、最後に縮小拡大処理を行い、その最終結果を、上位モジュールが指定したバッファに書き込み処理を行うが、本発明とは直接関係ないので、フローチャート上では詳細処理については省略してある。次いて、S33で、指定されたラスターに対して、日付け挿入を行う位置かどうかを、画像オープン処理で算出した画像内日付けy方向挿入開始位置から判定を行う。そして、指定されたラスターが、画像内日付けy方向挿入開始位置から日付け枠高さの範囲内でなければ、呼び元モジュールにリターンする。範囲内であった場合は、フォントデコーダを起動し、当該ラスターの日付けデータ1ラスター分を生成し、呼び出し側で用意され、画像データが出力された上に、フォントパターンのある部分のみ上書きする処理を行う。以上で、1ラスター分の画像データおよび日付けデータを生成できる結果となる。
【0053】
図10は、画像クローズ処理の処理手順を説明するためのフローチャート図であり、このプログラムは、出力画像枠分の画像データが生成完了した後に、呼び出しモジュールよりコールされ起動される。本プログラムでは、S41で示すように、画像オープン処理で確保したワークメモリの開放処理などの、画像後処理が行われるのみである。
【0054】
以上、本発明の詳細について、図7から図10までのフローチャートおよび、図11、図12を使用して説明を終了する。
【0055】
最後に図13で示す別実施系についての説明を行う。
【0056】
本発明では、出力結果画像の右下原点と左上原点からの日付け矩形原点への相対値を与え、参照することで、縁あり、縁なしに関係なく、日付け回転にも関係なく、適切な位置に印字することを可能とするものであり、この方式で製品に搭載する場合の問題はない。
【0057】
しかし、右下、左下、左上、右上への日付けを挿入位置を、例えばユーザー操作によって、微妙に印字位置を調整できるような装置があった場合においては、そういった環境への対応はできないことになってしまう。
【0058】
本発明の別実施系では、このような仕様への対応を可能とするためのもので、右下と左上の2原点からの日付け枠原点への相対値ではなく、右下、左下、左上、右上の4原点からの日付け枠原点への相対値を上位モジュールから日付け挿入モジュールに対して与え、日付け挿入モジュール側では、Exif内Orientationタグの値を参照し、タグ値に対応した印字位置に対する、原点からの相対位置から、最終的な印字位置を算出して、その位置に日付けを挿入するようにしたものである。この手段により、ユーザー操作によって、微妙に印字位置を調整できるような環境への対応も可能となる。
【0059】
また、上記の日付の挿入処理は、プリンタ内のCPUの制御の元、プリンタ内の計算処理により行われていたが、直接接続される(無線の場合は、直接データを授受する場合も含む。)デジタルカメラが上記の日付挿入処理と同様の計算処理を行って、日付挿入用のデータを画像データと合わせて送信するように構成してもよい。
【0060】
このような処理は、プリンタ側の能力とデジタルカメラの能力との比較により、デジタルカメラとプリンタとのどちらで日付挿入処理を行うかを決めると、あまり細かな補正処理等を行えない場合、例えばコンピュータを介さないでプリントしようとする場合に、より高画質プリントを提供する為に都合がよい。
【0061】
【発明の効果】
本発明を実施することにより、以下に述べる格別の効果が得られる。
【0062】
(1)発明によれば、出力結果画像の右下原点からの日付け枠右下原点へのx方向相対値およびy方向相対値と、出力結果画像の左上原点からの日付け枠左上原点へのx方向相対値およびy方向相対値とを、参照して日付け挿入処理を行う手段を備えることにより、縁ありモード、縁なしモードに関係なく同一の処理で日付け挿入処理で、画像から日付けがはみ出さないよう、且つ適切な位置に、日付け印刷を行うことが可能となる効果が得られる。
【0063】
(2)また、日付けを画像に対して、90度、180度、270度回転して印刷する場合においても、画像から日付けがはみ出さないよう、且つ適切な位置に、日付け印刷を行うことが可能となる効果が得られる。
【0064】
(3)また、また、シングルレイアウト、マルチレイアウト印刷においても、画像から日付けがはみ出さないよう、且つ適切な位置に、日付け印刷を行うことが可能となる効果が得られる。
【0065】
(4)さらに、縁なしモードに無関係に同一の処理で日付け挿入処理を行うことにより、プログラムコード、使用RAMを削減を行うことが可能となる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジカメダイレクト接続形態の一例を示す構成図。
【図2】ダイレクトプリンタの内部構成を示すブロック図。
【図3】従来方式での、縁あり印刷時の日付け挿入処理および出力結果を示す説明図。
【図4】従来方式での、縁なし印刷時の日付け挿入処理および出力結果を示す説明図。
【図5】本発明方式での、縁あり縁なし印刷時の日付け挿入処理および出力結果を示す説図。
【図6】従来方式、本発明方式での、日付け挿入処理制御情報テーブルの構成説明図。
【図7】本発明の主たる処理を説明する為の制御方式を示すフローチャート図。
【図8】本発明の主たる処理を説明する為の制御方式を示すフローチャート図。
【図9】本発明の主たる処理を説明する為の制御方式を示すフローチャート図。
【図10】本発明の主たる処理を説明する為の制御方式を示すフローチャート図。
【図11】日付け挿入位置演算方法に関する説明図。
【図12】日付け挿入レイアウト詳細を示すレイアウト図。
【図13】本発明、別実施例の日付け挿入処理に関する説明図。
【符号の説明】
1 ダイレクトプリンタ
2 デジタルカメラ
3 ダイレクトケーブル
4 カードスロット
5 操作パネル部
6 View用液晶表示部
Claims (7)
- 画像内に日付け情報を挿入印刷できる装置において、縁ありモード、縁なしモードに無関係に同一の処理で日付け挿入処理を行い、画像から日付けがはみ出さないよう、且つ適切な位置に、日付け印刷を可能とすることを特徴とする印刷装置。
- 請求項1において、出力画像の右下原点からの日付け枠へのx方向相対値およびy方向相対値と、出力画像の左上原点からの日付け枠へのx方向相対値およびy方向相対値とを、参照して日付け挿入処理を行うことを特徴とする印刷装置。
- 出力画像の右下原点からの日付け枠へのx方向相対値およびy方向相対値と、出力画像の左上原点からの日付け枠へのx方向相対値およびy方向相対値と、出力画像の左下原点からの日付け枠へのx方向相対値およびy方向相対値と、出力画像の右上原点からの日付け枠へのx方向相対値およびy方向相対値とを、参照して日付け挿入処理を行うことを特徴とする印刷装置。
- 請求項1、請求項2において、日付けを90度、180度、270度回転して印刷する場合においても、画像から日付けがはみ出さないよう、且つ適切な位置に、日付け印刷を可能とすることを特徴とする印刷装置。
- 請求項1、請求項2、請求項3は、シングルレイアウト、マルチレイアウト印刷においても、画像から日付けがはみ出さないよう、且つ適切な位置に、日付け印刷を可能とすることを特徴とする印刷装置。
- 出力画像の右下原点からの日付け枠へのx方向相対値およびy方向相対値と、出力画像の左上原点からの日付け枠へのx方向相対値およびy方向相対値とを、参照して日付け挿入処理を行うことを特徴とする印刷方法。
- 日付の挿入処理は、前記出力画像を出力するデジタルカメラの制御により行われることを特徴とする請求項6に記載の印刷方法。
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