JP2005046214A - マッサージ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】人によるマッサージ動作と同じようにマッサージを行うことのできるマッサージ装置を提供する。
【解決手段】装置本体のベース部材に取り付けられ利用者の肩側に向けて前後に進退可能な可動支持板と、可動支持板に設けられ利用者の首の左右側部後側に向けて進退可能な一対の挟持用支持板と、各挟持用支持板に突設された指圧部材と、ベース部材と可動支持板との間に配設された第1エアバッグと、可動支持板と挟持用支持板との間に配設された第2エアバッグと、各エアバッグに対するエアの供給および排気を行うエア給排気手段と、エア給排気手段の作動を制御する制御手段とを備え、制御手段は、エア給排気手段を制御して、第1エアバッグに時間T1エアを供給し、その後、時間T2の間に第1エアバッグのエアを排気しながら第2エアバッグにエアを供給する。
【選択図】 図9
【解決手段】装置本体のベース部材に取り付けられ利用者の肩側に向けて前後に進退可能な可動支持板と、可動支持板に設けられ利用者の首の左右側部後側に向けて進退可能な一対の挟持用支持板と、各挟持用支持板に突設された指圧部材と、ベース部材と可動支持板との間に配設された第1エアバッグと、可動支持板と挟持用支持板との間に配設された第2エアバッグと、各エアバッグに対するエアの供給および排気を行うエア給排気手段と、エア給排気手段の作動を制御する制御手段とを備え、制御手段は、エア給排気手段を制御して、第1エアバッグに時間T1エアを供給し、その後、時間T2の間に第1エアバッグのエアを排気しながら第2エアバッグにエアを供給する。
【選択図】 図9
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、首および肩をマッサージする機能を有するマッサージ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のマッサージ装置としては、左右一対の揉み玉(指圧部材)をエアバッグの膨張により利用者の肩や首等に対して進出させて、利用者の肩や首等を左右一対の揉み玉で押圧してマッサージするようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−235369号公報(第4−5頁、図5)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のマッサージ装置では、単に左右一対の揉み玉で利用者の首を挟持したり、左右一対の揉み玉で単に利用者の肩を押圧したりするマッサージ動作しかできず、実際に人によるマッサージ動作と同じようなマッサージを行うことは難しい。
【0005】
人によるマッサージ動作では、肩や首を指圧するだけでなく、首の左右側部後側を上下方向に線状に柔捏する、いわゆる線状柔捏も行っているが、従来のマッサージ装置の中には、首部に対して線状柔捏を行う機能を備えたものは皆無である。
【0006】
本発明の課題は、人によるマッサージ動作と同じようなマッサージを行うことのできるマッサージ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、第1エアバッグと第2エアバッグに対するエア給排気のタイミングに工夫を凝らして、人によるマッサージ動作と同じようなマッサージ動作の実現を図ったところに特徴がある。例えば、本発明は、装置本体のベース部材に取り付けられ利用者の肩側に向けて前後に進退可能な可動支持板と、前記可動支持板に設けられ前記利用者の首の左右側部後側に向けて進退可能な一対の挟持用支持板と、前記各挟持用支持板に突設された指圧部材と、前記ベース部材と前記可動支持板との間に配設された第1エアバッグと、前記可動支持板と前記挟持用支持板との間に配設された第2エアバッグと、前記各エアバッグに対するエアの供給および排気を行うエア給排気手段と、前記エア給排気手段の作動を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記エア給排気手段を制御して、前記第1エアバッグにエアを供給した後、当該第1エアバッグのエアを排気しながら、前記第2エアバッグにエアを供給することを特徴としている。
【0008】
第1エアバッグにエアを供給すると、第1エアバッグが膨張し、可動支持板は利用者の肩側に向けて首部後側から進出する。これにより、挟持用支持板に突設された指圧部材は、利用者の首の付け根付近の肩部を押圧する。上記構成によれば、第1エアバッグにエアを供給した後、第1エアバッグのエアを排気しながら、第2エアバッグにエアを供給するので、指圧部材は利用者の首の側部後側を押圧しながら利用者の頭部方向へ移動し、利用者の首の側部後側を線状に柔捏することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明に係るマッサージ装置の一例としてのマッサージ椅子の外観斜視図である。図1において、マッサージ椅子1は、脚部2,2に支持された座部3を有するとともに、座部3の後縁部にリクライニング可能に取り付けられた背凭れ4を有する。
【0010】
座部3の前側には下腿(脹ら脛)マッサージ用のマッサージ台5が装着され、マッサージ台5に設けられた左右の脚配設溝6,7には下腿マッサージ用のエアバッグ8,8及び9,9がそれぞれ取り付けられている。座部3の上面(人体当接面)の前側には上腿(もも)マッサージ用のエアバッグ10が取り付けられ、この座部3の上面の後部側には臀部(尻)マッサージ用のエアバッグ11が取り付けられている。
【0011】
背凭れ4の前面(人体当接面)下部には腰マッサージ用のエアバッグ12,12が取り付けられ、背凭れ4の前面の左右方向中央には上下に延びる背筋マッサージ用のエアバッグ13が取り付けられている。このエアバッグ13は、エアバッグ12,12より上部側に配置され、利用者の背中の背筋に対応するようになっている。背凭れ4の前面には、エアバッグ13の上端部に位置し且つ左右に延びる背中用のエアバッグ14が取り付けられている。
【0012】
図2は図1の背凭れ4の表皮を取り外した状態を示したものである。背凭れ4の上部には、図2に示すように、利用者の首・肩に対応させて方形状の凹部15が形成され、この凹部15内には首・肩用のマッサージ機構16が設けられている。
【0013】
凹部15内の左右には、上下に延びるガイドロッド17,17が配設されており、これらガイドロッド17,17は背凭れ4のフレーム18に固定されている。ガイドロッド17,17には板状のベース部材19が上下動可能に設けられ、このベース部材19は、図示しない上下位置調整機構によって上下方向に移動可能である。
【0014】
次に、マッサージ機構16の詳細構成について、図3〜図6を用いて説明する。
マッサージ機構16は、図3および図4に示すように、ベース部材19と、ベース部材19上に配設された可動支持板20と、可動支持板20上の左右に配設された挟持用支持板21,21を有する(図5参照)。
【0015】
ベース部材19の一側縁部と可動支持板20の一側縁部はヒンジ22,22を介して互いに結合され、可動支持板20はヒンジ22,22を中心にして回動可能である。また、可動支持板20には、挟持用支持板21,21間に配設されたブラケット23がネジ24により固定されている。なお、ヒンジ22,22の軸線は左右方向に向けて延びている。
【0016】
ブラケット23には、ヒンジ25,25を介して挟持用支持板21,21の対向縁部が回動可能に取り付けられている。このヒンジ25は、図6に示すように、ブラケット23と一体に設けられた筒体26と、筒体26に回動自在に保持され且つ挟持用支持板21に保持された回動軸27を有する。この筒体26および回動軸27の軸線はヒンジ22の回動軸線に対して間隔をおいて垂直に交差している。これにより、挟持用支持板21,21は、自由端部同士が相対接近・離反可能に回動できるようになっている。この挟持用支持板21,21の自由端部側の部分には、軸状の指圧部材(揉み部材)28,28が一体的に突設されている。
【0017】
また、マッサージ機構16は、ベース部材19と可動支持板20との間に配設された第1エアバッグ29と、可動支持板20と挟持用支持板21との間に介装された第2エアバッグ30を備えている。第1エアバッグ29は、それらの一側縁部のヒンジ部31がネジ32によりベース部材19に固定されている。また、第2エアバッグ30は、対向縁部側のヒンジ部33がブラケット23と可動支持板20の間で挟持固定されている。
【0018】
さらに、図2に示したように、挟持用支持板21はゴムバンド34で可動支持板20側に回動付勢され、可動支持板20はゴムバンド35でベース部材19側に回動付勢されている。そして、第1エアバッグ29は、ベース部材19と可動支持板20との間に介装されているので、エア排気時にゴムバンド35の付勢力で強制的に収縮させられる。また、エアバッグ30は、可動支持板20と挟持用支持板21との間に介装されているので、エア排気時にゴムバンド34の付勢力で強制的に収縮させられる。これにより、エアバッグ29,30に対するエアの給排気を迅速且つスムーズに行うことが可能となる。なお、ゴムバンド34,35の代わりにバネを用いることもできる。
【0019】
マッサージ機構16としては、図7に示すようなものでもよい。このマッサージ機構16においては、ベース部材19と可動支持板20との間に3つの第1エアバッグ29a,29b,29cが設けられ、また可動支持板20と挟持用支持板21との間に2つの第2エアバッグ30a,30bが設けられている。他の構成は図3〜図6に示したマッサージ機構と同じである。
【0020】
図8は、図3〜図6に示したマッサージ機構16のエアバッグ29,30に給排気を行うエア制御回路40を示している。第1エアバッグ29にはホース41が設けられ、このホース41はエア切換弁42に接続されている。また、エアバッグ30にはホース43が設けられ、このホース43はエア切換弁44に接続されている。エア切換弁42,44にはホース45が接続され、このホース45はT字管45aを介してエアポンプ46に連結されている。
【0021】
また、制御回路47が設けられ、この制御回路47は、操作器48から入力される操作信号に基づいて、エア切換弁42,44およびエアポンプ46の作動を制御する。なお、ここでは、エア切換弁42,44およびエアポンプ46はエア給排気手段を、制御回路47は制御手段をそれぞれ構成している。
【0022】
次に、本実施の形態におけるマッサージ装置の動作について説明する。
エアポンプ46を作動させて、エア切換弁42を一側に切り換えると第1エアバッグ29にエアが供給され、エア切換弁42を他側に切り換えると第1エアバッグ29内のエアが排気され、さらにエア切換弁42を中立位置に維持すると第1エアバッグ29内のエア圧が適宜保持される。同様に、エアポンプ46を作動させて、エア切換弁44を一側に切り換えると第2エアバッグ30にエアが供給され、エア切換弁44を他側に切り換えると第2エアバッグ30内のエアが排気され、さらにエア切換弁44を中立位置に維持すると第2エアバッグ30内のエア圧が適宜保持される。
【0023】
第1エアバッグ29および第2エアバッグ30はエアが供給されると、それぞれ膨張する。第2エアバッグ30の膨張により、指圧部材28,28を支持する挟持用支持板21,21がヒンジ33,33を中心に利用者の首側に回動するので、指圧部材28,28は利用者の首を挟むように押圧する。また、第1エアバッグ29の膨張により、可動支持板20がヒンジ22を中心に利用者の肩側に回動させられて、指圧部材28,28は利用者の肩側に押圧する。
【0024】
本実施の形態では、制御回路47がエア切換弁42,44およびエアポンプ46を制御して、第1エアバッグ29にエアを供給した後、第1エアバッグ29のエアを排気しながら、第2エアバッグ30にエアを供給するようにする。すなわち、図9に示すように、先ず第1エアバッグ29にある時間T1エアを供給する。その後、第1エアバッグ29のエアを排気している時間T2の間に第2エアバッグ30にエアを供給し、第1エアバッグ29のエアを排気し終えると、今度は第2エアバッグ30のエアをある時間T3排気しながら第1エアバッグ29にエアを供給する。
【0025】
時間T2および時間T3における操作を繰り返すことで、指圧部材28,28は利用者の首上部から肩に沿って往復運動することになり、図13(A)および(B)に示すように、第1エアバッグ29のエアを排気しながら第2エアバッグ30にエアを供給している時(時間T2)は、肩から首上部に沿って線状柔捏しながらの揉み上げ動作を、第2エアバッグ30のエアを排気しながら第1エアバッグ29にエアを供給している時(時間T3)は、首上部から肩に沿って線状柔捏しながらの揉み下げ動作をそれぞれ行うことになる。
【0026】
また、制御回路47は、図8のようにエア切換弁42,44およびエアポンプ46を制御してもよい。図10においては、先ず第2エアバッグ30にエアを供給し、その後、第2エアバッグ30のエアを排気しながら、第1エアバッグ29にエアを供給するようにする。すなわち、先ず第2エアバッグ30にある時間T1エアを供給する。その後、第2エアバッグ30のエアを排気している時間T2の間に第1エアバッグ29にエアを供給し、第2エアバッグ30のエアを排気し終えると、今度は第1エアバッグ29のエアをある時間T3排気しながら第2エアバッグ30にエアを供給する。
【0027】
そして、時間T2および時間T3における動作を繰り返すことにより、図13(A)および(B)に示すような首から肩に沿っての線状柔捏を、利用者に対して実施する。
【0028】
なお、図9および図10において、第1エアバッグ29または第2エアバッグ30からエアを排気する場合、第1エアバッグ29内のエアまたは第2エアバッグ30内のエアをすべて排気しなくてもよい。
【0029】
(実施の形態2)
本実施の形態では、第1エアバッグ29または第2エアバッグ30にエアを供給したときに、エアバッグ29,30内のエアを直ぐに排気せず、ある時間エアを保持するようにしている。例えば、図11に示すように、第1エアバッグ29にある時間T1エアを供給し、その後、ある時間T4だけ第1エアバッグ29内のエア圧を一定に保持する。そして、時間T4経過したら、第1エアバッグ29内のエアを排気している時間T2の間に第2エアバッグ30にエアを供給し、その後、ある時間T4だけ第2エアバッグ30内のエア圧を一定に保持する。時間T4経過したら、第2エアバッグ30内のエアをある時間T3排気しながら第1エアバッグ29にエアを供給する。
【0030】
そして、時間T4、時間T2、時間T4および時間T3における動作を繰り返すことで、図13(A)および(B)に示すように、首から肩に沿っての線状柔捏を利用者に対して実施する。
【0031】
また、図12に示すように制御してもよい。すなわち、先ず第2エアバッグ30にある時間T1エアを供給する。その後、ある時間T4だけ第2エアバッグ30内のエア圧を一定に保持し、時間T4経過したら、第2エアバッグ30内のエアを排気している時間T2の間に第1エアバッグ29にエアを供給し、その後、ある時間T4だけ第1エアバッグ29内のエア圧を一定に保持する。時間T4経過したら、第1エアバッグ29内のエアをある時間T3排気しながら第2エアバッグ30にエアを供給する。
【0032】
そして、時間T4、時間T2、時間T4および時間T3における操作を繰り返すことで、図13(A)および(B)に示すように、首から肩に沿っての線状柔捏を利用者に対して実施する。
【0033】
本実施の形態によれば、時間T4において、指圧部材28,28は動きが一旦停止して、図13(C)に示すように、利用者の首上部Aまたは肩Bを押圧する力が強くなるため、十分な指圧効果を得ることができる。
【0034】
なお、図11および図12において、第1エアバッグ29または第2エアバッグ30からエアを排気する場合、第1エアバッグ29内のエアまたは第2エアバッグ30内のエアをすべて排気しなくてもよい。
【0035】
(実施の形態3)
図14は実施の形態3を示している。本実施の形態では、第1エアバッグ29および第2エアバッグ30にある時間T5,T6エアを供給し、その後、第1エアバッグ29のエアを排気している時間と同じ長さもしくはそれより短い時間T8は第2エアバッグ30内にエア圧を一定に保持するようにしている。
【0036】
すなわち、本実施の形態においては、第1エアバッグ29だけにエアを供給している時間をT5、第1エアバッグ29と第2エアバッグ30の双方にエアを供給している時間をT6、第1エアバッグ29内のエアを一定に保持するとともに第2エアバッグ30にエアを供給している時間をT7、第1エアバッグ29内のエアを排気するとともに第2エアバッグ30内のエア圧を一定に保持している時間をT8、第1エアバッグ29内にエアを供給するとともに第2エアバッグ30内のエア圧を排気している時間をT9、第1エアバッグ29と第2エアバッグ30の双方を排気している時間をT10、および第2エアバッグ30だけを排気している時間をT11として、時間T5,T6,T7,T8,T9,T7,T8,T9,T7,T8,T10,T11を1サイクルとして、エアの給排気が制御される。なお、時間T8,T9においては、第1エアバッグ29または第2エアバッグ30内のエアは、一定に保持したときのエア圧(最大エア圧)の略半分のエア圧になるまで排気される。
【0037】
本実施の形態によれば、利用者の肩から首上部に沿って移動する際の指圧部材28,28の動きを三次元的に細かく制御することが可能となり、揉み上げ時の動作を更に強化することができる。
【0038】
なお、制御回路47には、図9〜図12および図14に示したタイミングで動作するモードがマッサージコースとして予め内蔵されており、利用者は操作器48から任意のマッサージコースを選択することができるようになっている。
【0039】
また、上記各実施の形態ではマッサージ装置をマッサージ椅子を例に説明してきたが、本発明のマッサージ装置はマット式マッサージ機であってもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、指圧部材は利用者の首の側部後側を押圧しながら利用者の頭部方向へ移動し、利用者の首の側部後側を線状に柔捏することができる。その結果、人によるマッサージ動作と同じようなマッサージを実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマッサージ装置の一例を示すマッサージ椅子の斜視図である。
【図2】図1のマッサージ椅子の背凭れ部に内蔵された首・肩用のマッサージ機構の要部説明図である。
【図3】首・肩用のマッサージ機構の拡大斜視図である。
【図4】首・肩用のマッサージ機構の作用説明図である。
【図5】首・肩用のマッサージ機構の作用説明図である。
【図6】図4のSA−SA線に沿った断面図である。
【図7】他の例による首・肩用のマッサージ機構の拡大斜視図である。
【図8】エアバッグに対するエアの給排気を制御するエア制御回路の構成図である。
【図9】実施の形態1によるエア給排気のタイミングチャートである。
【図10】実施の形態1の変形例によるエア給排気のタイミングチャートである。
【図11】実施の形態2によるエア給排気のタイミングチャートである。
【図12】実施の形態2の変形例によるエア給排気のタイミングチャートである。
【図13】(A)は指圧部材による揉み上げ動作を示す図、(B)は指圧部材による揉み下げ動作を示す図、(C)は指圧部材による揉み上げ動作と揉み下げ動作を示す図である。
【図14】実施の形態3によるエア給排気のタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 マッサージ椅子(マッサージ装置)
16 マッサージ機構
19 ベース部材
20 可動支持板
21 挟持用支持板
22,25 ヒンジ
28 指圧部材
29 第1エアバッグ
30 第2エアバッグ
40 エア制御回路
42,44 エア切換弁(エア給排気手段)
46 エアポンプ(エア給排気手段)
47 制御回路(制御手段)
【発明の属する技術分野】
本発明は、首および肩をマッサージする機能を有するマッサージ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のマッサージ装置としては、左右一対の揉み玉(指圧部材)をエアバッグの膨張により利用者の肩や首等に対して進出させて、利用者の肩や首等を左右一対の揉み玉で押圧してマッサージするようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−235369号公報(第4−5頁、図5)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のマッサージ装置では、単に左右一対の揉み玉で利用者の首を挟持したり、左右一対の揉み玉で単に利用者の肩を押圧したりするマッサージ動作しかできず、実際に人によるマッサージ動作と同じようなマッサージを行うことは難しい。
【0005】
人によるマッサージ動作では、肩や首を指圧するだけでなく、首の左右側部後側を上下方向に線状に柔捏する、いわゆる線状柔捏も行っているが、従来のマッサージ装置の中には、首部に対して線状柔捏を行う機能を備えたものは皆無である。
【0006】
本発明の課題は、人によるマッサージ動作と同じようなマッサージを行うことのできるマッサージ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、第1エアバッグと第2エアバッグに対するエア給排気のタイミングに工夫を凝らして、人によるマッサージ動作と同じようなマッサージ動作の実現を図ったところに特徴がある。例えば、本発明は、装置本体のベース部材に取り付けられ利用者の肩側に向けて前後に進退可能な可動支持板と、前記可動支持板に設けられ前記利用者の首の左右側部後側に向けて進退可能な一対の挟持用支持板と、前記各挟持用支持板に突設された指圧部材と、前記ベース部材と前記可動支持板との間に配設された第1エアバッグと、前記可動支持板と前記挟持用支持板との間に配設された第2エアバッグと、前記各エアバッグに対するエアの供給および排気を行うエア給排気手段と、前記エア給排気手段の作動を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記エア給排気手段を制御して、前記第1エアバッグにエアを供給した後、当該第1エアバッグのエアを排気しながら、前記第2エアバッグにエアを供給することを特徴としている。
【0008】
第1エアバッグにエアを供給すると、第1エアバッグが膨張し、可動支持板は利用者の肩側に向けて首部後側から進出する。これにより、挟持用支持板に突設された指圧部材は、利用者の首の付け根付近の肩部を押圧する。上記構成によれば、第1エアバッグにエアを供給した後、第1エアバッグのエアを排気しながら、第2エアバッグにエアを供給するので、指圧部材は利用者の首の側部後側を押圧しながら利用者の頭部方向へ移動し、利用者の首の側部後側を線状に柔捏することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明に係るマッサージ装置の一例としてのマッサージ椅子の外観斜視図である。図1において、マッサージ椅子1は、脚部2,2に支持された座部3を有するとともに、座部3の後縁部にリクライニング可能に取り付けられた背凭れ4を有する。
【0010】
座部3の前側には下腿(脹ら脛)マッサージ用のマッサージ台5が装着され、マッサージ台5に設けられた左右の脚配設溝6,7には下腿マッサージ用のエアバッグ8,8及び9,9がそれぞれ取り付けられている。座部3の上面(人体当接面)の前側には上腿(もも)マッサージ用のエアバッグ10が取り付けられ、この座部3の上面の後部側には臀部(尻)マッサージ用のエアバッグ11が取り付けられている。
【0011】
背凭れ4の前面(人体当接面)下部には腰マッサージ用のエアバッグ12,12が取り付けられ、背凭れ4の前面の左右方向中央には上下に延びる背筋マッサージ用のエアバッグ13が取り付けられている。このエアバッグ13は、エアバッグ12,12より上部側に配置され、利用者の背中の背筋に対応するようになっている。背凭れ4の前面には、エアバッグ13の上端部に位置し且つ左右に延びる背中用のエアバッグ14が取り付けられている。
【0012】
図2は図1の背凭れ4の表皮を取り外した状態を示したものである。背凭れ4の上部には、図2に示すように、利用者の首・肩に対応させて方形状の凹部15が形成され、この凹部15内には首・肩用のマッサージ機構16が設けられている。
【0013】
凹部15内の左右には、上下に延びるガイドロッド17,17が配設されており、これらガイドロッド17,17は背凭れ4のフレーム18に固定されている。ガイドロッド17,17には板状のベース部材19が上下動可能に設けられ、このベース部材19は、図示しない上下位置調整機構によって上下方向に移動可能である。
【0014】
次に、マッサージ機構16の詳細構成について、図3〜図6を用いて説明する。
マッサージ機構16は、図3および図4に示すように、ベース部材19と、ベース部材19上に配設された可動支持板20と、可動支持板20上の左右に配設された挟持用支持板21,21を有する(図5参照)。
【0015】
ベース部材19の一側縁部と可動支持板20の一側縁部はヒンジ22,22を介して互いに結合され、可動支持板20はヒンジ22,22を中心にして回動可能である。また、可動支持板20には、挟持用支持板21,21間に配設されたブラケット23がネジ24により固定されている。なお、ヒンジ22,22の軸線は左右方向に向けて延びている。
【0016】
ブラケット23には、ヒンジ25,25を介して挟持用支持板21,21の対向縁部が回動可能に取り付けられている。このヒンジ25は、図6に示すように、ブラケット23と一体に設けられた筒体26と、筒体26に回動自在に保持され且つ挟持用支持板21に保持された回動軸27を有する。この筒体26および回動軸27の軸線はヒンジ22の回動軸線に対して間隔をおいて垂直に交差している。これにより、挟持用支持板21,21は、自由端部同士が相対接近・離反可能に回動できるようになっている。この挟持用支持板21,21の自由端部側の部分には、軸状の指圧部材(揉み部材)28,28が一体的に突設されている。
【0017】
また、マッサージ機構16は、ベース部材19と可動支持板20との間に配設された第1エアバッグ29と、可動支持板20と挟持用支持板21との間に介装された第2エアバッグ30を備えている。第1エアバッグ29は、それらの一側縁部のヒンジ部31がネジ32によりベース部材19に固定されている。また、第2エアバッグ30は、対向縁部側のヒンジ部33がブラケット23と可動支持板20の間で挟持固定されている。
【0018】
さらに、図2に示したように、挟持用支持板21はゴムバンド34で可動支持板20側に回動付勢され、可動支持板20はゴムバンド35でベース部材19側に回動付勢されている。そして、第1エアバッグ29は、ベース部材19と可動支持板20との間に介装されているので、エア排気時にゴムバンド35の付勢力で強制的に収縮させられる。また、エアバッグ30は、可動支持板20と挟持用支持板21との間に介装されているので、エア排気時にゴムバンド34の付勢力で強制的に収縮させられる。これにより、エアバッグ29,30に対するエアの給排気を迅速且つスムーズに行うことが可能となる。なお、ゴムバンド34,35の代わりにバネを用いることもできる。
【0019】
マッサージ機構16としては、図7に示すようなものでもよい。このマッサージ機構16においては、ベース部材19と可動支持板20との間に3つの第1エアバッグ29a,29b,29cが設けられ、また可動支持板20と挟持用支持板21との間に2つの第2エアバッグ30a,30bが設けられている。他の構成は図3〜図6に示したマッサージ機構と同じである。
【0020】
図8は、図3〜図6に示したマッサージ機構16のエアバッグ29,30に給排気を行うエア制御回路40を示している。第1エアバッグ29にはホース41が設けられ、このホース41はエア切換弁42に接続されている。また、エアバッグ30にはホース43が設けられ、このホース43はエア切換弁44に接続されている。エア切換弁42,44にはホース45が接続され、このホース45はT字管45aを介してエアポンプ46に連結されている。
【0021】
また、制御回路47が設けられ、この制御回路47は、操作器48から入力される操作信号に基づいて、エア切換弁42,44およびエアポンプ46の作動を制御する。なお、ここでは、エア切換弁42,44およびエアポンプ46はエア給排気手段を、制御回路47は制御手段をそれぞれ構成している。
【0022】
次に、本実施の形態におけるマッサージ装置の動作について説明する。
エアポンプ46を作動させて、エア切換弁42を一側に切り換えると第1エアバッグ29にエアが供給され、エア切換弁42を他側に切り換えると第1エアバッグ29内のエアが排気され、さらにエア切換弁42を中立位置に維持すると第1エアバッグ29内のエア圧が適宜保持される。同様に、エアポンプ46を作動させて、エア切換弁44を一側に切り換えると第2エアバッグ30にエアが供給され、エア切換弁44を他側に切り換えると第2エアバッグ30内のエアが排気され、さらにエア切換弁44を中立位置に維持すると第2エアバッグ30内のエア圧が適宜保持される。
【0023】
第1エアバッグ29および第2エアバッグ30はエアが供給されると、それぞれ膨張する。第2エアバッグ30の膨張により、指圧部材28,28を支持する挟持用支持板21,21がヒンジ33,33を中心に利用者の首側に回動するので、指圧部材28,28は利用者の首を挟むように押圧する。また、第1エアバッグ29の膨張により、可動支持板20がヒンジ22を中心に利用者の肩側に回動させられて、指圧部材28,28は利用者の肩側に押圧する。
【0024】
本実施の形態では、制御回路47がエア切換弁42,44およびエアポンプ46を制御して、第1エアバッグ29にエアを供給した後、第1エアバッグ29のエアを排気しながら、第2エアバッグ30にエアを供給するようにする。すなわち、図9に示すように、先ず第1エアバッグ29にある時間T1エアを供給する。その後、第1エアバッグ29のエアを排気している時間T2の間に第2エアバッグ30にエアを供給し、第1エアバッグ29のエアを排気し終えると、今度は第2エアバッグ30のエアをある時間T3排気しながら第1エアバッグ29にエアを供給する。
【0025】
時間T2および時間T3における操作を繰り返すことで、指圧部材28,28は利用者の首上部から肩に沿って往復運動することになり、図13(A)および(B)に示すように、第1エアバッグ29のエアを排気しながら第2エアバッグ30にエアを供給している時(時間T2)は、肩から首上部に沿って線状柔捏しながらの揉み上げ動作を、第2エアバッグ30のエアを排気しながら第1エアバッグ29にエアを供給している時(時間T3)は、首上部から肩に沿って線状柔捏しながらの揉み下げ動作をそれぞれ行うことになる。
【0026】
また、制御回路47は、図8のようにエア切換弁42,44およびエアポンプ46を制御してもよい。図10においては、先ず第2エアバッグ30にエアを供給し、その後、第2エアバッグ30のエアを排気しながら、第1エアバッグ29にエアを供給するようにする。すなわち、先ず第2エアバッグ30にある時間T1エアを供給する。その後、第2エアバッグ30のエアを排気している時間T2の間に第1エアバッグ29にエアを供給し、第2エアバッグ30のエアを排気し終えると、今度は第1エアバッグ29のエアをある時間T3排気しながら第2エアバッグ30にエアを供給する。
【0027】
そして、時間T2および時間T3における動作を繰り返すことにより、図13(A)および(B)に示すような首から肩に沿っての線状柔捏を、利用者に対して実施する。
【0028】
なお、図9および図10において、第1エアバッグ29または第2エアバッグ30からエアを排気する場合、第1エアバッグ29内のエアまたは第2エアバッグ30内のエアをすべて排気しなくてもよい。
【0029】
(実施の形態2)
本実施の形態では、第1エアバッグ29または第2エアバッグ30にエアを供給したときに、エアバッグ29,30内のエアを直ぐに排気せず、ある時間エアを保持するようにしている。例えば、図11に示すように、第1エアバッグ29にある時間T1エアを供給し、その後、ある時間T4だけ第1エアバッグ29内のエア圧を一定に保持する。そして、時間T4経過したら、第1エアバッグ29内のエアを排気している時間T2の間に第2エアバッグ30にエアを供給し、その後、ある時間T4だけ第2エアバッグ30内のエア圧を一定に保持する。時間T4経過したら、第2エアバッグ30内のエアをある時間T3排気しながら第1エアバッグ29にエアを供給する。
【0030】
そして、時間T4、時間T2、時間T4および時間T3における動作を繰り返すことで、図13(A)および(B)に示すように、首から肩に沿っての線状柔捏を利用者に対して実施する。
【0031】
また、図12に示すように制御してもよい。すなわち、先ず第2エアバッグ30にある時間T1エアを供給する。その後、ある時間T4だけ第2エアバッグ30内のエア圧を一定に保持し、時間T4経過したら、第2エアバッグ30内のエアを排気している時間T2の間に第1エアバッグ29にエアを供給し、その後、ある時間T4だけ第1エアバッグ29内のエア圧を一定に保持する。時間T4経過したら、第1エアバッグ29内のエアをある時間T3排気しながら第2エアバッグ30にエアを供給する。
【0032】
そして、時間T4、時間T2、時間T4および時間T3における操作を繰り返すことで、図13(A)および(B)に示すように、首から肩に沿っての線状柔捏を利用者に対して実施する。
【0033】
本実施の形態によれば、時間T4において、指圧部材28,28は動きが一旦停止して、図13(C)に示すように、利用者の首上部Aまたは肩Bを押圧する力が強くなるため、十分な指圧効果を得ることができる。
【0034】
なお、図11および図12において、第1エアバッグ29または第2エアバッグ30からエアを排気する場合、第1エアバッグ29内のエアまたは第2エアバッグ30内のエアをすべて排気しなくてもよい。
【0035】
(実施の形態3)
図14は実施の形態3を示している。本実施の形態では、第1エアバッグ29および第2エアバッグ30にある時間T5,T6エアを供給し、その後、第1エアバッグ29のエアを排気している時間と同じ長さもしくはそれより短い時間T8は第2エアバッグ30内にエア圧を一定に保持するようにしている。
【0036】
すなわち、本実施の形態においては、第1エアバッグ29だけにエアを供給している時間をT5、第1エアバッグ29と第2エアバッグ30の双方にエアを供給している時間をT6、第1エアバッグ29内のエアを一定に保持するとともに第2エアバッグ30にエアを供給している時間をT7、第1エアバッグ29内のエアを排気するとともに第2エアバッグ30内のエア圧を一定に保持している時間をT8、第1エアバッグ29内にエアを供給するとともに第2エアバッグ30内のエア圧を排気している時間をT9、第1エアバッグ29と第2エアバッグ30の双方を排気している時間をT10、および第2エアバッグ30だけを排気している時間をT11として、時間T5,T6,T7,T8,T9,T7,T8,T9,T7,T8,T10,T11を1サイクルとして、エアの給排気が制御される。なお、時間T8,T9においては、第1エアバッグ29または第2エアバッグ30内のエアは、一定に保持したときのエア圧(最大エア圧)の略半分のエア圧になるまで排気される。
【0037】
本実施の形態によれば、利用者の肩から首上部に沿って移動する際の指圧部材28,28の動きを三次元的に細かく制御することが可能となり、揉み上げ時の動作を更に強化することができる。
【0038】
なお、制御回路47には、図9〜図12および図14に示したタイミングで動作するモードがマッサージコースとして予め内蔵されており、利用者は操作器48から任意のマッサージコースを選択することができるようになっている。
【0039】
また、上記各実施の形態ではマッサージ装置をマッサージ椅子を例に説明してきたが、本発明のマッサージ装置はマット式マッサージ機であってもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、指圧部材は利用者の首の側部後側を押圧しながら利用者の頭部方向へ移動し、利用者の首の側部後側を線状に柔捏することができる。その結果、人によるマッサージ動作と同じようなマッサージを実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマッサージ装置の一例を示すマッサージ椅子の斜視図である。
【図2】図1のマッサージ椅子の背凭れ部に内蔵された首・肩用のマッサージ機構の要部説明図である。
【図3】首・肩用のマッサージ機構の拡大斜視図である。
【図4】首・肩用のマッサージ機構の作用説明図である。
【図5】首・肩用のマッサージ機構の作用説明図である。
【図6】図4のSA−SA線に沿った断面図である。
【図7】他の例による首・肩用のマッサージ機構の拡大斜視図である。
【図8】エアバッグに対するエアの給排気を制御するエア制御回路の構成図である。
【図9】実施の形態1によるエア給排気のタイミングチャートである。
【図10】実施の形態1の変形例によるエア給排気のタイミングチャートである。
【図11】実施の形態2によるエア給排気のタイミングチャートである。
【図12】実施の形態2の変形例によるエア給排気のタイミングチャートである。
【図13】(A)は指圧部材による揉み上げ動作を示す図、(B)は指圧部材による揉み下げ動作を示す図、(C)は指圧部材による揉み上げ動作と揉み下げ動作を示す図である。
【図14】実施の形態3によるエア給排気のタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 マッサージ椅子(マッサージ装置)
16 マッサージ機構
19 ベース部材
20 可動支持板
21 挟持用支持板
22,25 ヒンジ
28 指圧部材
29 第1エアバッグ
30 第2エアバッグ
40 エア制御回路
42,44 エア切換弁(エア給排気手段)
46 エアポンプ(エア給排気手段)
47 制御回路(制御手段)
Claims (4)
- 装置本体のベース部材に取り付けられ利用者の肩側に向けて前後に進退可能な可動支持板と、前記可動支持板に設けられ前記利用者の首の左右側部後側に向けて進退可能な一対の挟持用支持板と、前記各挟持用支持板に突設された指圧部材と、前記ベース部材と前記可動支持板との間に配設された第1エアバッグと、前記可動支持板と前記挟持用支持板との間に配設された第2エアバッグと、前記各エアバッグに対するエアの供給および排気を行うエア給排気手段と、前記エア給排気手段の作動を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記エア給排気手段を制御して、前記第1エアバッグにエアを供給した後、当該第1エアバッグのエアを排気しながら、前記第2エアバッグにエアを供給することを特徴とするマッサージ装置。 - 装置本体のベース部材に取り付けられ利用者の肩側に向けて前後に進退可能な可動支持板と、前記可動支持板に設けられ前記利用者の首の左右側部後側に向けて進退可能な一対の挟持用支持板と、前記各挟持用支持板に突設された指圧部材と、前記ベース部材と前記可動支持板との間に配設された第1エアバッグと、前記可動支持板と前記挟持用支持板との間に配設された第2エアバッグと、前記各エアバッグに対するエアの供給および排気を行うエア給排気手段と、前記エア給排気手段の作動を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記エア給排気手段を制御して、前記第2エアバッグにエアを供給した後、当該第2エアバッグのエアを排気しながら、前記第1エアバッグにエアを供給することを特徴とするマッサージ装置。 - 装置本体のベース部材に取り付けられ利用者の肩側に向けて前後に進退可能な可動支持板と、前記可動支持板に設けられ前記利用者の首の左右側部後側に向けて進退可能な一対の挟持用支持板と、前記各挟持用支持板に突設された指圧部材と、前記ベース部材と前記可動支持板との間に配設された第1エアバッグと、前記可動支持板と前記挟持用支持板との間に配設された第2エアバッグと、前記各エアバッグに対するエアの供給および排気を行うエア給排気手段と、前記エア給排気手段の作動を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記エア給排気手段を制御して、前記第1エアバッグにエアを供給した後、当該第1エアバッグのエアを排気しながら、前記第2エアバッグにエアを供給する第1制御機能と、前記エア給排気手段を制御して、前記第2エアバッグにエアを供給した後、当該第2エアバッグのエアを排気しながら、前記第1エアバッグにエアを供給する第2制御機能とを有し、前記第1制御機能と前記第2制御機能とを繰り返し実行することを特徴とするマッサージ装置。 - 請求項1,2又は3に記載のマッサージ装置において、
前記制御手段は、前記第1エアバッグまたは前記第2エアバッグにエアを供給した後、当該第1エアバッグ内のエア圧または当該第2エアバッグ内のエア圧を所定時間だけ一定値に保持することを特徴とするマッサージ装置。
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-
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