JP2005046099A - 肥料散布機 - Google Patents

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敬士 小笠原
Shiyuuichi Tenma
修一 天間
Masasuki Yokohama
雅透 横浜
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Abstract

【課題】 散布作業時にトラクタの姿勢が前後に変化しても散布作業部を一定の肥料散布高さ及び一定の散布作業姿勢に保持制御する肥料散布機を提供する。
【解決手段】 トラクタ後部の作業機昇降装置に昇降可能に装着した肥料散布機において、圃場面に対する作業高さを検出する作業高さ検出装置を備え、この作業高さ検出装置にて検出された作業高さはトラクタに備えられた作業高さ制御装置へ伝達され散布作業時の肥料散布部高さを圃場面に対し一定高さに保持することにより、トラクタの作業機昇降装置を適宜に昇降動作させながら肥料散布部高さを一定高さに保持し均一な散布作業が行える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、肥料散布機における散布作業時の肥料散布高さと作業姿勢の制御に関する。
背景技術として同一出願人により、シャッタを開閉動作させるための電動モータを設け、この電動モータの駆動歯車の移動量あるいはこの駆動歯車により移動する伝動部材の移動量をセンサによって感知測定することによりシャッタの開閉量を任意に制御し、シャッタから吐出される肥料の量を調整し正確な散布作業を行える構成が提案され公知である。(特許文献1)
特許第3122923号明細書
しかしながら上記背景技術では、シャッタから吐出される肥料の量を調整して一定の肥料吐出量で正確な散布作業ができるようになったが、散布作業のトラクタ走行中に圃場の凹凸による肥料散布部高さの変化やトラクタの前後の傾きによる散布作業姿勢の変化により、散布方向が安定せず散布ムラが発生し作物の成育に影響するという課題があった。
そこで本発明は、散布作業時にトラクタの姿勢が前後に変化しても散布作業部を一定の肥料散布高さ及び一定の散布作業姿勢に保持制御する肥料散布機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、トラクタ後部の作業機昇降装置に昇降可能に装着した肥料散布機において、圃場面に対する作業高さを検出する作業高さ検出装置を備え、この作業高さ検出装置にて検出された作業高さはトラクタに備えられた作業高さ制御装置へ伝達され散布作業時の肥料散布部高さを圃場面に対し一定高さに保持するものである。
作業高さ検出装置は、肥料散布機を構成する機枠の下部に軸支され回動自在とし圃場面に接地し追従動作する接地体と、接地体の回動量を検出しトラクタに備えられた作業高さ制御装置へ伝達するフィードバックワイヤとから構成され、接地体の回動量はフィードバックワイヤを介してトラクタの作業高さ制御装置に伝達され、接地体の回動量に基づいて作業機昇降装置を上下動させ肥料散布機の肥料散布部高さを一定高さに保持するものである。
又、散布作業時の進行方向に対する肥料散布部の作業姿勢を、トラクタに対し独立させ一定姿勢に保持する姿勢制御装置を備えたものである。
肥料散布機は、肥料を広巾散布する散布部を有した散布装置と、散布装置を備えた機枠と、この機枠の前方にトラクタの作業機昇降装置に装着される装着マストを有したマストフレームと、機枠の上部に配置した肥料を貯留するホッパから構成し、姿勢制御装置は、機枠に配置した姿勢検出センサと、機枠とマストフレームに架設した伸縮手段にて構成され、制御ボックスにより姿勢検出センサから出力される信号を演算し伸縮手段を伸縮動作させ、散布作業時の散布装置の肥料散布部をトラクタに対し独立させ一定姿勢に保持するものである。
架設した伸縮手段には電動油圧シリンダを用いたものである。
以上のように構成した肥料散布機は、トラクタの作業機昇降装置を適宜に昇降動作させながら肥料散布部高さを一定高さに保持し均一な散布作業が行える。又、トラクタに備えられる作業高さ制御装置に連結するだけの簡単な構成で肥料散布部高さを制御することができる。さらに、伸縮手段の伸縮動作により肥料散布部の作業姿勢を一定に保持することができるので簡単な構成で肥料散布部の姿勢を制御でき、より均一な散布作業が可能となる。さらに、伸縮手段に電動油圧シリンダを用いることで簡単な電気配線で電気制御が可能となる。
以下、図面に基づいて本発明を実施するための最良の形態を説明する。図1は本発明を実施した肥料散布機の側面図、図2はシャッタ装置及びシャッタ開閉装置を示す断面図、図3はシャッタ開閉装置の作動フロー図、図4及び図5は作業高さ検出装置及び姿勢制御装置の作動フロー図、図6は作業高さ検出装置の作用図、図7は姿勢制御装置の作用図、図8は姿勢制御された肥料散布機の側面図である。
図1において本発明における肥料散布機の構成について説明する。Aは肥料散布機を示し、Tはトラクタを示す。肥料散布機Aは、機枠1と、機枠1に対し前方に回動自在に設けトラクタの作業機昇降装置に装着されるマストフレーム2と、機枠1に載置され肥料を広巾散布する散布部と駆動部を有した散布装置3と、機枠1の上部に配置した肥料を貯留するホッパ4と、ホッパ4の下部で散布装置3の上部に配置され肥料の吐出量を調整するシャッタ装置5と、シャッタ装置5を開閉動作させるシャッタ開閉装置6と、肥料散布高さを制御する作業高さ検出装置7と、散布作業姿勢を制御する姿勢制御装置8と、シャッタ装置5の開閉操作等を行うコントローラ9から構成される。
機枠1は、側面視後方に開口するよう枠組みしたパイプフレーム11と、パイプフレーム11より前方に突設させたフレームブラケット12と、ホッパ4の左右を支持するホッパブラケット13,13より構成される。
マストフレーム2は、山型状に曲げたマストパイプ21と、マストパイプ21の左右両端部に設けたマストブラケット22,22と、マストブラケット22,22に架設したサポートフレーム23の中間部に前後方向に突出させ回転自在に設けた入力軸24と、マストパイプ21の山型頂点部より前方に突設させたトップリンクブラケット25と、ロアリンクブラケット26,26とから構成され、トップリンクブラケット25及びロアリンクブラケット26,26は、トラクタTの作業機昇降装置T1に装着される。
機枠1とマストフレーム2は、機枠1を構成するフレームブラケット12の前方端部と、マストフレーム2を構成するマストブラケット22の後方端部とを左右方向の支点軸27,27にて軸支し前後方向に回動自在に連結してある。
肥料散布部と駆動部にて構成される散布装置3は、ミッション入力軸31aを前方に突設し出力軸31bを上方に突設したミッションケース31と、前記出力軸31bに嵌合されミッションケース31の上部に配置したサブホッパ32と、サブホッパ32に基部が固定された散布筒33から構成される。
ミッションケース31の前方に突設したミッション入力軸31aは、前記マストフレーム2に設けた入力軸24の後端とダブルジョイント28にて連結され、入力軸24は、トラクタTの後部より突出したトラクタPTO軸T2とユニバーサルジョイントT3にて連結され、トラクタPTO軸T2の回転動力をミッションケース31内へ伝達し、出力軸31bを左右水平方向に揺動させ、出力軸31bに嵌合したサブホッパ32及びサブホッパ32に基部を固定した散布筒33を左右水平方向に揺動運動させる。
ホッパ4は、円錐を逆さにし上部を開口した形状で機枠1の上部に設けたホッパブラケット13に着脱自在に配置される。ホッパ4の上部開口部より肥料が投入され内部に肥料を貯留することができる。又、このホッパ4内の底部にはアジテータ41が前記出力軸31bの上端部と連結され設けられる。このアジテータ41は、ホッパ4内を水平方向に揺動し貯留した肥料のブリッチ現象を解消するものである。
シャッタ装置5は、図2に示すように、前記ホッパ4の底部に設けたアジテータ41の下部で前記散布装置3のサブホッパ32の上部に配置され、シャッタ開口部51aを開口した底板51と、底板51のシャッタ開口部51a下部に摺動自在に設けたシャッタ板52にて構成される。
シャッタ開閉装置6は、前記機枠1の前方上部に配置される。これは図示されていないが、手動シャッタ開閉レバーの取付ブラケット14に取り付けることが可能で、前記シャッタ装置5の開閉動作を電気的に行うものである。図2に示すように、モータギヤ61を備えた電動モータMと、水平方向に軸支され前記モータギヤ61と歯合し、モータギヤ61を回動することにより前後方向に回動する回動プレート62と、回動プレート62の軸支部に設けられ、回動量に応じて電気抵抗値を変化させる回動量検出器63と、回動プレート62の下端と前記シャッタ装置5のシャッタ板52を連結する連結ロット64と、外周部を覆うカバー65から構成され、シャッタ板52を開閉動作させる。
シャッタ装置5のシャッタ板52の開閉動作は、回動プレート62が前後方向に回動することによりシャッタ板52を摺動させ、底板51とシャッタ板52にて肥料吐出口aを形成し、この肥料吐出口aの開口面積を変化させ肥料の吐出量すなわち散布量を変化させる。
そして、ホッパ4内に貯留した肥料が肥料吐出口aより下方で揺動するサブホッパ32に落下し、落下した肥料は揺動し、肥料散布点となる散布筒33を通過し遠心力を与えられ後方に向け広域に散布される。
作業高さ検出装置7は、機枠1のパイプフレーム11の下部に配置され、水平方向に挿通された支点軸71aにて上端を軸支され回動自在とした支持アーム71bと、この支持アーム71bの下端部に水平方向に挿通された車輪軸71cにて回転自在に軸支された接地輪71dから構成される接地体71と、接地体71の回動量を検出しトラクタTに備えられた作業高さ制御装置T4へ伝達するフィードバックワイヤ72から構成される
接地体71は、散布作業時に圃場面に接地させ圃場面の凹凸に対し回動しながら追従動作し、接地体71の回動量はフィードバックワイヤ72を介し作業高さ制御装置T4へ伝達され作業機昇降装置T1を昇降動作させ散布装置3の散布筒33の圃場面からの高さ、すなわち、肥料散布部高さhを自動的に一定高さに保持することが可能となる。
姿勢制御装置8は、機枠1のパイプフレーム11に配置した姿勢検出センサ81と、機枠1と機枠1に対し前後方向に回動自在としたマストフレーム2に架設した伸縮手段82から構成される。伸縮手段82には、伸縮自在なアクチュエータである電動油圧シリンダ82aを用いる。
コントローラ9は、操作部91と制御ボックス92から構成され、前記シャッタ開閉装置6と姿勢制御装置8の動作を遠隔操作するもので、トラクタTの座席で運転者近傍に配置されるとともに、トラクタTに備えられたバッテリT6に連結し、電源供給させる。
操作部91は、主電源をON,OFFするメインスイッチ91a、シャッタ52の開度量を調整する散布量調整ダイヤル91b、シャッタの開閉動作を指示するシャッタ開閉スイッチ91c、シャッタ全閉時点灯するシャッタ全閉ランプ91d及び姿勢制御切替スイッチ91eを備えてある。制御ボックス92は、内部にCPUを設けてあり、散布量調整ダイヤル91bにて設定されたシャッタ開度量になるよう前記シャッタ開閉装置6に備えたモータギヤ61の回動量、すなわち、シャッタ装置5のシャッタ52の開閉量の制御と、姿勢検出センサ81より出力される信号を演算し伸縮手段82に用いた電動油圧シリンダ82aの伸縮量の制御を行なう。このように構成することで、簡単な電気配線でシャッタ開閉装置6及び姿勢製鋸装置8は電気制御で行える。
以下、シャッタ開閉装置6、作業高さ検出装置7及び姿勢制御装置8の作用について説明する。
図3の作動フロー図に基づいてシャッタ開閉装置6を説明する。図6に示すメインスイッチ91aをONにし、コントローラ9の操作部91に設けた散布量調整ダイヤル91bを回動させ刻まれた目盛に合わせ任意の散布量となるよう調整する。調整された散布量調整ダイヤル91bは、シャッタ装置5に形成される肥料吐出口aの開口面積を設定する電気抵抗値を出力する。シャッタ開閉スイッチ91cを開側にすると散布量調整ダイヤル91bにて設定された電気抵抗値を制御ボックス92へ出力し、制御ボックス92は、シャッタ開閉装置6に備えた電動モータMを始動させ、この電動モータMに設けたモータギヤ61と歯合する回動プレート62を回動させる。
回動プレート62の軸支部に設けた回動量検出器63が、回動プレート62の回動にともない電気抵抗値を変位させながら装置ボックス92へ出力し、装置ボックス92は前記散布量調整ダイヤル91bにより設定された電気抵抗値との比較を行い、同じ値になるまで電動モータMを回動させ、設定された散布量となるようシャッタ52を摺動させ肥料吐出開口部aを形成し肥料散布作業が開始される。又、シャッタ開閉スイッチ91cを閉側にすると、シャッタ装置5が肥料吐出開口部aを形成する開状態となっている場合でも、肥料吐出口aを閉じることができる。この時全閉となったことが分かるようシャッタ全閉ランプ91dが点灯する。
このシャッタ開閉スイッチ91cを設けることにより、枕地旋回時や肥料の補給時など散布作業を一時中断する場合に、散布量調整ダイヤル91bを「0」に戻すことなく散布作業を停止することが可能となる。
図4及び図5の作動フロー図に基づいて作業高さ検出装置7と姿勢制御装置8の作用について説明する。前記シャッタ開閉装置6にて散布量が設定され肥料散布作業を開始すると、散布作業をしながら走行するトラクタTが図6に示すように圃場の凹部に移動すると、散布装置3の肥料散布点となる散布筒33が下降し、圃場面からの肥料散布部高さhが適正散布作業高さHではなくなる。この時、機枠1の下部に配置された作業高さ検出装置7の接地体71は、後方に回動しトラクタTに備えられた作業高さ制御装置T4の検出ブラケットT5へ連結したフィードバックワイヤ72を引張り、検出ブラケットT5を回動させ現在の肥料散布部高さhを作業高さ制御装置T4へ伝達する。
現在の肥料散布部高さhが伝達された作業高さ制御装置T4は、接地体71の回動量すなわち検出ブラケットT5の回動量に基づいて、図7に示すように作業機昇降装置T1を上昇させ、連結された肥料散布機Aが上昇する。機枠1の下部に設けた作業高さ検出装置7の接地体71は前方に回動しフィードバックワイヤ72は戻り動作し、作業高さ制御装置T4の検出ブラケットT5を元の位置、すなわち作業高さ制御装置T4が適正散布作業高さHを検出する基準位置位置まで戻す。検出ブラケットT5が基準位置となると作業機昇降装置T1の上昇が停止し、肥料散布部高さhは、適正散布作業高さHとなり散布装置3の肥料散布部は、圃場面に対し常に一定高さに保持される。
姿勢制御装置8の作用は、コントローラ9の操作部91に備えた姿勢制御切替スイッチ91eをONにすることで姿勢制御装置8が起動し、機枠1のパイプフレーム11に配置した姿勢検出センサ81がコントローラ9の制御ボックス92へ姿勢変化の信号を出力し、制御ボックス92は、機枠1と機枠1に対し前後方向に回動自在としたマストフレーム2に架設した伸縮手段82である電動油圧シリンダ82aの伸縮量を制御しマストフレーム2に対し機枠1を回動させ散布装置3の肥料散布部をトラクタに対し独立させ一定姿勢に保持する。
図7に示すように、作業高さ検出装置7にて検出された圃場面に対する肥料散布部高さを作業高さ制御装置T4にて制御され、作業機昇降装置T1の昇降動作にて適正散布作業高さに一定保持される肥料散布機Aの肥料散布部は、昇降動作にともないα°の前傾姿勢となり、姿勢検出センサ81が前傾である信号を制御ボックス92へ出力する。この信号を受けた制御ボックス92は、電動油圧シリンダ82aを伸長動作させ作業機昇降装置T1に連結されたマストフレーム2に対し機枠1を後方に回動させ、機枠1に備えた散布装置3の肥料散布点である散布筒33を図8に示すように圃場面に対し適正な散布作業姿勢に保持することができる。
本発明における肥料散布機の散布装置は、左右に揺動する揺動型散布装置を用いたが、水平方向に回転する回転羽根を備えた回転型散布装置を用いた構成でも発明の主旨は変わらない。
本発明を実施した肥料散布機の側面図 シャッタ装置及びシャッタ開閉装置を示す断面図 シャッタ開閉装置の作動フロー図 作業高さ検出装置及び姿勢制御装置の作動フロー図(1) 作業高さ検出装置及び姿勢制御装置の作動フロー図(2) 作業高さ検出装置の作用図 姿勢制御装置の作用図 姿勢制御された肥料散布機の側面図
符号の説明
1 機枠
11 パイプフレーム
12 フレームブラケット
13 ホッパブラケット
14 取付ブラケット
2 マストフレーム
21 マストパイプ
22 マストブラケット
23 サポートフレーム
24 入力軸
25 トップリンクブラケット
26 ロアリンクブラケット
27 支点軸
3 散布装置
31 ミッションケース
31a ミッション入力軸
31b 出力軸
32 サブホッパ
33 散布筒
4 ホッパ
41 アジテータ
5 シャッタ装置
51 底板
51a シャッタ開口部
52 シャッタ板
6 シャッタ開閉装置
61 モータギヤ
62 回動プレート
63 回動量検出器
64 連結ロット
65 カバー
7 作業高さ検出装置
71 接地体
71a 支点軸
71b 支持アーム
71c 車輪軸
71d 接地輪
72 フィードバックワイヤ
8 姿勢制御装置
81 姿勢検出センサ
82 伸縮手段
82a 電動油圧シリンダ
9 コントローラ
91 操作部
91a メインスイッチ
91b 散布量調整ダイヤル
91c シャッタ開閉スイッチ
91d シャッタ全閉ランプ
91e 姿勢制御切替スイッチ
92 制御ボックス
A 肥料散布機
H 適正散布作業高さ
h 肥料散布高さ
M 電動モータ
T トラクタ
T1 作業機昇降装置
T2 トラクタPTO軸
T3 ユニバーサルジョイント
T4 作業高さ制御装置
T5 検出ブラケット

Claims (5)

  1. トラクタ後部の作業機昇降装置に昇降可能に装着した肥料散布機において、圃場面に対する作業高さを検出する作業高さ検出装置を備え、この作業高さ検出装置にて検出された作業高さはトラクタに備えられた作業高さ制御装置へ伝達され散布作業時の肥料散布部高さを圃場面に対し一定高さに保持することを特徴とした肥料散布機。
  2. 作業高さ検出装置は、肥料散布機を構成する機枠の下部に軸支され回動自在とし圃場面に接地し追従動作する接地体と、接地体の回動量を検出しトラクタに備えられた作業高さ制御装置へ伝達するフィードバックワイヤとから構成され、接地体の回動量はフィードバックワイヤを介してトラクタの作業高さ制御装置に伝達され、接地体の回動量に基づいて作業機昇降装置を上下動させ肥料散布機の肥料散布部高さを一定高さに保持することを特徴とした請求項1記載の肥料散布機。
  3. 散布作業時の進行方向に対する肥料散布部の作業姿勢を、トラクタに対し独立させ一定姿勢に保持する姿勢制御装置を備えたことを特徴とした請求請1記載の肥料散布機。
  4. 肥料散布機は、肥料を広巾散布する散布部を有した散布装置と、散布装置を備えた機枠と、この機枠の前方にトラクタの作業機昇降装置に装着される装着マストを有したマストフレームと、機枠の上部に配置した肥料を貯留するホッパから構成し、姿勢制御装置は、機枠に配置した姿勢検出センサと、機枠とマストフレームに架設した伸縮手段にて構成され、制御ボックスにより姿勢検出センサから出力される信号を演算し伸縮手段を伸縮動作させ、散布作業時の散布装置の肥料散布部をトラクタに対し独立させ一定姿勢に保持することを特徴とした請求項3記載の肥料散布機。
  5. 架設した伸縮手段には電動油圧シリンダを用いたことを特徴とした請求項4記載の肥料散布機。
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