JP2005045980A - 電動式パワーステアリング装置 - Google Patents

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【課題】モータ内、特にブラシ付近で発生する熱の放熱性を向上させることにより、低コストでブラシの急激な温度上昇を防止し、ブラシの限界温度に達するまでの時間を延ばすようにした電動式パワーステアリング装置を提供することにある。
【解決手段】ブラシ付モータの駆動によって減速機構を介してステアリングシャフトを操舵補助する電動式パワーステアリング装置において、前記ブラシ付モータのブラケットに、ブラシホルダを固定するブラシホルダステーが取り付けられていて、該ブラシホルダと前記ブラケットとの間に充填剤を介在させるようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、電動式パワーステアリング装置に関し、特に操舵補助用のブラシ付モータの改良に関する。
電動式パワーステアリング装置は、操舵補助力を発生させるモータとしてブラシ付モータを使用することがある。その場合、ECUで、モータ内の温度を推定し、モータへの供給電流を制御して、モータの過熱保護をするようになっている。
このようなブラシ付モータは、例えば特許文献1に開示され、図4は、特許文献1のモータの概略構成を示す。同図において、モータ100内には、円筒状のヨーク101内に対向して配された4極の永久磁石102と、軸受103,104によって回転自在に支持されたシャフト105に配されたアーマチュア(回転子)106と、シャフト105の一端にアーマチュア106に隣接して設けられたコミュテータ(整流子)107と、このコミュテータ107と回転自在に接触してアーマチュア106のコイル108に電流を供給するためのブラシ109とが内蔵されている。また、ブラシ109は、ブラシホルダ110により保持されており、ブラシホルダ110内に配されたスプリング111の弾性力によって、コミュテータ107側を押圧するようになっている。このブラシホルダ110は、ブラシホルダステー112に保持され、ブラシホルダステー112は、ネジ113によってブラケット114に固定されている。
このようなブラシ付きモータでは、ブラシ109とコミュテータ107との接触部において、発熱量が大きい。この発熱を逃がすために、ブラケット114は、ブラシホルダステー112およびブラシホルダ110を介してブラシ109に連結されるが、ブラシホルダステー112とブラケット114とは、ネジ113部以外では隙間があるため、ブラシ109の放熱性はよくなかった。
そのため、モータの過熱を抑えるため、ブラシ109の発熱対策として、ブラシ109の形状や材質を工夫して、ブラシ110の温度上昇を抑え、電力ロスを低減させるような構造を採用している。
また、特許文献2では、モータの過熱状態を推定する過熱状態推定手段として、モータの電流値からモータに常時通電したときに過熱状態にならない電流値を減算したバランス化後電流値を求め、この電流値を2乗することで2乗電流値を求める。そして、この2乗電流値に基づいて、モータの過熱状態を推定するようになっている。つまり、バランス化後電流値は、モータの放熱特性が加味された値であり、これを2乗した値は、平衡温度からの温度変化分と強い相関関係を有するため、モータの過熱状態を推定することができる。
特開2002−335652号公報 特開2001−138929号公報
ところが、特許文献1では、モータ100内の過熱状態を推定する場合、モータ100内各部のうち、アーマチュア106の温度推定には強い相関関係を有しているが、ブラシ110は、アーマチュア106と比較して温度時定数が小さく、急激に温度上昇するため、温度の推定誤差が大きくなってしまう。そのため、モータ100を保護するためにモータ100の過熱保護を過剰に設定することになり、実際にはモータ100の限界温度に達していないのに、モータ100への電流を抑制し、操舵補助力を低下させる要因になっていた。また、ブラシ110の温度上昇を抑えるには、ブラシ110の形状や材質を工夫するだけでは、限界があって温度の推定誤差を小さくするのは、実際には難しかった。
また、特許文献2では、温度推定の誤差を小さくするために、モータに温度センサを取り付け、ECUなどに複雑な演算をする装置を組み込む必要があり、大掛かりな装置になって、コスト増の要因になり、本質的な解決策になり得ない。
そこで、本発明の目的は、モータ内、特にブラシ付近で発生する熱の放熱性を向上させることにより、低コストでブラシの急激な温度上昇を防止し、ブラシの限界温度に達するまでの時間を延ばすようにした電動式パワーステアリング装置を提供することにある。
そこで、本発明の上記目的は、ブラシ付モータの駆動によって減速機構を介してステアリングシャフトを操舵補助する電動式パワーステアリング装置において、ブラシ付モータのブラケットに、ブラシホルダを固定するブラシホルダステーが取り付けられていて、該ブラシホルダと前記ブラケットとの間に充填剤を介在させるようにしたことにより、達成される。
また、上記目的は、モータ内に、温度センサを配し、該温度センサによって検出されたモータ内温度に基づいてモータに供給する電流を制限するようにしたことにより、効果的に達成される。
さらに、上記目的は、前記充填剤を熱伝導率の大きなシリコンコンパウンドで構成したことにより、より効果的に達成される。
本発明に係る電動式パワーステアリング装置によると、モータのブラケットに、ブラシホルダを固定するブラシホルダステーが取り付けられるが、このブラケットとブラシホルダステーとの間に熱伝導性の優れた充填剤を介在させた。これにより、ブラシなどで発生する熱を効率よくブラケット側に逃がすことができるとともに、ブラケットは、ブラシなど他の部材に比べて、熱容量が大きいため、モータ内の急激な温度上昇を抑えることができ、モータの限界温度に達するまでの時間を延ばすことができる。よって、簡単な構造で、低コストでモータの放熱性を向上させることが可能である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明に係る電動式パワーステアリング装置Aの実施形態を示し、ステアリングホイール1の操舵力は、ラック軸2とピニオン軸3とからなるステアリングギア部4でステアリングシャフト5の回転運動を直線運動に変換させて、タイロッド6から車輪7に伝達させるようになっている。
また、コラム型の電動式パワーステアリング装置では、ステアリングシャフト5にモータ8による操舵補助機構が設けられていて、モータ8の駆動により、減速機構9を介してステアリングシャフト5の操舵補助を行うようになっている。ここで、モータ8は、トルクセンサ10などの各種センサからの信号を受け、ECU11によってモータ供給電流などを制御するようになっている。
また、ECU11は、モータ8内の雰囲気温度を検出する温度センサ12aと、モータ8に供給される電流を検出する電流検出センサ12bとからの信号を受け、モータ8に供給される電流に制限を加えて、モータ8の過熱保護を行うようになっている。ここで、温度センサ12aは、モータ8内の雰囲気温度を検出できるものであればよく、その構造や配置は限定されない。また、温度センサ12aは無くても、モータ電流から温度を推定してもよい。
また、モータ8は、図2に示すように、ブラシ付モータが図示されており、略円筒状のハウジング13と、該ハウジング13の端部にネジ14によって固定され、開口を封止するディスク状のブラケット15とから構成される。このハウジング13内には、両端に配された一対の軸受16,17によって回転自在に支持されるシャフト18が配され、該シャフト18には、コイル19を備えたアーマチュア20が設けられている。また、ハウジング13内周面に沿って、アーマチュア20を囲繞するように、界磁永久磁石21が固着されている。これにより、アーマチュア20を回転子とし、界磁永久磁石21を固定子として、永久磁石21からの磁界によってアーマチュア20を回転させるようになっている。
さらに、ハウジング13内のシャフト18の一端側(図2左側)には、アーマチュア20に隣接してコミュテータ22が固着されている。このコミュテータ22の周囲には、ブラシホルダ23内にブラシ24が配され、ブラシホルダ23に取り付けられたブラシスプリング25によって、ブラシ24をコミュテータ22の外周面に押し付け、ブラシ23とコミュテータ22とを摺動接触させるようになっている。
そして、ブラシホルダ23は、該ブラシホルダ23をカシメて固定したブラシホルダステー26を介して、ブラケット15にネジ27によって強固に固着されている。その際、ブラケット15とブラシホルダステー26との間には、充填剤28が充填されている。ここで、ブラケット15は、肉盗みの目的を兼ねて幾分か掘り込んだ構造になっているため、この掘り込んだ部分に充填剤28が入れられ、ブラケット15とブラシホルダステー26とを密着させるようになっている。
また、充填剤28は、例えば、熱伝導率が0.71[W/(m・K)]と高く、熱拡散用として最適なシリコンコンパウンドが用いられる。これにより、ブラシ24とコミュテータ22との摺動接触部などで発生する熱は、ブラシ24から、ブラシホルダ23およびブラシホルダステー26を介してブラケット15に伝達する。ここで、ブラケット15とブラシホルダステー26との間に充填剤28が配されているので、ブラシ24で発生する熱の放熱性が向上する。また、ブラケット15は、他の部材に比べて、比較的質量が大きいため、熱容量が大きく、ヒートシンクの役割を果たす。その結果、ブラシ24などで発生した熱をブラケット15である程度蓄積することができ、モータ8内の急激な温度上昇を抑えることができる。
すなわち、電動式パワーステアリング装置では、モータ8の駆動によってステアリングシャフト5の操舵補助を行うが、その際、モータ8内では、ブラシ24とコミュテータ22との接触部を介して電流を供給するので、その電気抵抗の分、熱が発生する。なお、コイル19でも発熱するが、ブラシ24とコミュテータとの接触部で発生する熱の方が遥かに大きい。そのため、ブラケット15とブラシホルダステー26との間に存在していた隙間に充填剤28を介在させることによって、ブラシ25付近で発生する熱をブラケット15に効率よく逃がすことを可能にした。図3は、充填剤28を介在させた場合(同図の実線)の温度特性を示す図であり、充填剤28を介在させることで、介在させない場合(同図の破線)に比べ、モータ8の時間に対する温度上昇が抑えられることがわかる。つまり、充填剤28を介在させることによって、モータ8内温度が限界温度に達するまでの時間を、T2−T1だけ延ばすことができる。ここで、T1は、充填剤28を介在しない場合にモータの限界温度に達するまでの時間であり、T2は、充填剤28を介在した場合にモータの限界温度に達するまでの時間である。
なお、ブラシホルダステー26とブラケット15との隙間に、ブラシ24とコミュテータ22との接触により生じるブラシ摩耗粉が堆積し、絶縁抵抗が低下することがある。絶縁抵抗が低下すると、モータ8の漏電が起こる可能性があり、それはすなわち、モータ8だけではなく、電動式パワーステアリング装置A全体の故障の原因となる。ここで、モータ8は、絶縁体である充填剤28で、ブラシ摩耗粉が堆積する隙間を埋めることにより、この故障を防止することができる構造になっている。
電動式パワーステアリング装置におけるステアリング系の概略構成を示す図である。 本発明に係る電動式パワーステアリング装置のブラシ付モータ内構造を示す断面図である。 上記ブラシ付モータで、ブラケットとブラシホルダステーの間に充填剤を介在させた場合のモータの時間に対する温度上昇割合を示す図である。 従来のブラシ付モータ内の概略構造を示す断面図である。
符号の説明
1 ステアリングホイール
5 ステアリングシャフト
8 モータ
15 ブラケット
23 ブラシホルダ
24 ブラシ
26 ブラシホルダステー
27 ネジ
28 充填剤

Claims (3)

  1. ブラシ付モータの駆動によって減速機構を介してステアリングシャフトを操舵補助する電動式パワーステアリング装置において、
    前記ブラシ付モータのブラケットに、ブラシホルダを固定するブラシホルダステーが取り付けられていて、該ブラシホルダステーと前記ブラケットとの間に充填剤を介在させるようにしたことを特徴とする電動式パワーステアリング装置。
  2. 前記モータ内には、温度センサが配され、該温度センサによって検出されたモータ内温度に基づいて前記モータに供給する電流を制限するようにした請求項1記載の電動式パワーステアリング装置。
  3. 前記充填剤は、熱伝導率の大きなシリコンコンパウンドである請求項1又は2記載の電動式パワーステアリング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006115092A1 (ja) * 2005-04-19 2006-11-02 Mitsuba Corporation 回転電機
JP2014107956A (ja) * 2012-11-28 2014-06-09 Hitachi Automotive Systems Ltd モータ、制御装置およびモータ駆動装置

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