JP2005044062A - 自動車の販売支援装置、及び自動車の販売支援プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】顧客使用車1において検出すべき使用状況を、予め設定するとともに、この設定された設定使用状況と、顧客使用車1の実際に検出された実使用状況とを、所定の期間毎比較する。この比較の結果、実使用状況が設定使用状況と一致した時には、この情報と、これに対応したメッセージテンプレートとを販売店端末3に出力し、販売店の販売員は、出力されたメッセージを、顧客端末5に送信する。
【選択図】図6
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、顧客が使用する顧客使用車における情報を、自動車を販売する販売店に設置された販売店端末に出力可能に構成された自動車の販売支援装置及び、当該販売支援装置を制御するプログラムに関する技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車製造会社や自動車販売会社は、これらの会社が販売する自動車、つまり新車の情報を、ネットワークを介して顧客に提供しており、自動車を購入しようとする顧客が、ネットワークを介して、こうした新車情報の内、購入を希望する購入対象車の情報を入手することは、一般に行われている。(下記特許文献1参照)
また、下記に示す特許文献2には、自動車の走行距離や自動車に搭載した故障診断装置による部品の故障情報等を、情報センターに送信し、情報センターでは、送信された走行距離や自動車部品の故障情報から当該自動車の整備の要否を判断するシステムが開示されている。このようなシステムによれば、情報センターは、自動車の実際の状況に応じて適切にメンテナンスの要否を判断することが可能となる。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−297954号公報
【特許文献2】
特開2002−73853号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、自動車は顧客の行動に密接に関係し使用されている。例えば、顧客が個人の場合であればその個人のライフスタイルに合わせて利用されており、あるいは顧客が企業や会社等であればその企業活動等に合わせて利用される。従って、そのようなライフスタイルや企業活動等が大きく変更した時には、早めに現状のライフスタイル等に合った自動車に買い替えることで、自動車を活用した快適な生活や企業活動等を行うことが可能である。
また、例えば、顧客が使用している顧客使用車で遠方に出かけ、その後戻ってきた場合などには、顧客は、顧客使用車を通常使用している時には感じないが長距離の走行を行った場合に感じる程度の経年的な劣化を強く認識することがある。このような場合にも、早めに自動車を買い替えることで、快適で安全な自動車の利用を図ることが可能である。
【0005】
そこで、上述の特許文献1によれば、このような自動車の買い替えが必要と感じた顧客は、顧客が使用している顧客端末から、インターネットを介して自動車製造会社等のサーバに接続することで、いつでも新車情報を入手することが可能である。
しかしながら、いつも忙しくしている顧客等の場合、このようにインターネットを介して各自動車製造会社や各自動車販売会社から、顧客のライフスタイル等に合致した新車の情報を収集するような時間の余裕がなかったり、あるいは、こうした情報収集が煩わしいと感じてしまう等の理由により、顧客自身は、買い替えが必要と感じながらも、タイムリーに新車に関する情報を入手することはできていないのが実状であった。
【0006】
一方、上述する特許文献2には、顧客使用車から送信された走行距離や自動車部品の故障情報などから、自動車の整備の要否を判断する点が記載されている。
しかしながら、これは顧客使用車の部品の異常などを判断する技術であり、このような技術では、顧客のライフスタイルや企業活動等の変化を判断することは当然ながら不可能であり、長距離の走行を行った場合に感じる程度の経年的な劣化についての判断も不可能である。
したがって、特許文献2に記載する技術であっても、買い替えが必要と感じる顧客に対して、タイムリーな新車情報等の提供はできていなかった。
【0007】
本発明は、以上のような課題に勘案してなされたもので、その目的は、顧客が使用する顧客使用車の使用状況が、予め設定された使用状況と一致する状態や、使用状況が変化する状態となった時に、販売店に設置された販売店端末に対して、顧客使用車に関する使用状況情報を出力することで、その使用状況情報に応じて販売店の販売員は、顧客に対してタイムリーに新車情報等を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明の請求項1記載の発明においては、自動車を販売する販売店に設置された販売店端末に、顧客が使用する顧客使用車における情報を出力可能に構成された自動車の販売支援装置において、該顧客使用車の使用に関して、所定の使用状況について予め設定する使用状況設定手段と、 該顧客使用車から、該顧客使用車の使用状態に関する使用データを受付ける使用データ受付手段と、該使用データ受付手段により受付られた使用データに基づいて、該使用状況設定手段で設定された使用状況と一致する使用状況の有無を判定する使用判定手段と、該使用判定手段により判定された、所定の使用状況に関する使用状況情報を、上記販売店端末に出力する出力手段とを備えたことを特徴としている。
このような構成により、顧客が使用する顧客使用車の使用状況が、予め設定された使用状況と一致する状態となった時に、こうした顧客使用車に関する使用状況情報を、販売店に設置された販売店端末に出力できる。このような使用状況情報に応じて、販売店の販売員は顧客に対してタイムリーに新車情報等を提供でき、顧客満足度を向上できる。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1において、上記使用状況設定手段は、外部の端末にて、任意に設定された上記所定の使用状況を受付けて設定することを特徴としている。
このような構成により、所定の使用状況は、例えば顧客に応じて任意に設定できるので、販売店の販売員は、顧客に応じた新車情報等をタイムリーに提供でき、顧客満足度を向上できる。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項1において、上記使用状況設定手段において設定される所定の使用状況とは、上記顧客使用車が、顧客の住所から所定距離離れた場所から該顧客の住所に移動した移動状況であることを特徴としている。
このような構成により、顧客が顧客使用車に乗車して遠方に出かけた後に帰宅した時などに販売店の販売員が顧客に新車情報等を提供できるので、販売員は顧客に対しタイムリーに新車情報等を提供できる。
【0011】
請求項4記載の発明は、請求項1において、上記使用状況設定手段において設定される所定の使用状況とは、上記顧客使用車が、上記販売店端末が設置された上記販売店以外であって、自動車に関連する商品を販売する販売店への移動状況であることを特徴としている。
このような構成により、顧客使用車が自動車に関連する商品を販売する販売店に移動した時は、この顧客使用車を使用する顧客は自動車への関心が高い時であると判断し、顧客に対し新車情報等を提供するので、販売員はこのような新車情報等の提供をタイムリーに行うことができる。
【0012】
請求項5記載の発明は、自動車を販売する販売店に設置された販売店端末に、顧客が使用する顧客使用車における情報を出力可能に構成された自動車の販売支援装置において、該顧客使用車から、該顧客使用車の使用状態に関する使用データを受付ける使用データ受付手段と、該使用データ受付手段により受付られた使用データに基づいて、使用状況の変化を判定する使用判定手段と、該使用判定手段により判定された、所定の使用状況に関する使用状況情報を、上記販売店端末に出力する出力手段とを備えたことを特徴としている。
このような構成により、このような構成により、顧客が使用する顧客使用車の使用状況が変化した状態となった時に、こうした顧客使用車に関する使用状況情報を、販売店に設置された販売店端末に出力できる。このような使用状況情報に応じて、販売店の販売員は顧客に対してタイムリーに新車情報等を提供でき、顧客満足度を向上できる。
【0013】
請求項6記載の発明は、請求項1あるいは請求項5において、上記出力手段は、上記顧客使用車を使用する顧客によって使用される顧客端末に対しても、予め設定された所定のメッセージ情報を出力することを特徴としている。
このような構成により、顧客への新車情報等の提供処理を簡略化することができる。
【0014】
請求項7記載の発明は、請求項1あるいは請求項5において、上記出力手段は、使用状況情報を上記販売店端末に出力するとともに、該販売店端末により上記顧客端末への上記所定のメッセージ情報の出力が指示された後、該顧客端末へ該所定のメッセージ情報を出力することを特徴としている。
このような構成により、販売店の販売員が、販売支援装置から顧客へ新車情報等が提供される予定であることを認識した後に、顧客への新車情報等の提供処理が行われるため、販売員は、顧客への情報提供後のフォローを確実に行うことが可能となる。
【0015】
請求項8記載の発明は、自動車を販売する販売店に設置された販売店端末に、顧客が使用する顧客使用車における情報を出力可能に構成された自動車の販売支援装置において、該顧客使用車の使用状態に関して、所定の使用状況について予め設定する使用状況設定手段と、該顧客使用車の使用状態に関する使用データに基づいて、該使用状況設定手段で設定された使用状況と一致する使用状況の有無を判定する使用判定手段と、該使用判定手段により判定された、所定の使用状況に関する使用状況情報を、上記販売店端末に出力する出力手段とを備えたことを特徴としている。
このような構成により、請求項1と同様に、販売店の販売員は、顧客に対してタイムリーに新車情報等を提供でき、顧客満足度を向上できる。
【0016】
請求項9記載の発明は、自動車を販売する販売店に設置された販売店端末に、顧客が使用する顧客使用車における情報を出力可能に構成された自動車の販売支援装置を制御するための自動車の販売支援プログラムにおいて、上記販売支援装置に対し、該顧客使用車の使用に関して、所定の使用状況について予め設定する使用状況設定処理と、該顧客使用車から、該顧客使用車の使用状態に関する使用データを受付ける使用データ受付処理と、該使用データ受付処理により受付られた使用データに基づいて、該使用状況設定処理で設定された使用状況と一致する使用状況の有無を判定する使用判定処理と、該使用判定処理により判定された、所定の使用状況に関する使用状況情報を、上記販売店端末に出力する出力処理とを実行させることを備えたことを特徴としている。
このような構成により、請求項1と同様に、販売店の販売員は、顧客に対してタイムリーに新車情報等を提供でき、顧客満足度を向上できる。
【0017】
請求項10記載の発明は、自動車を販売する販売店に設置された販売店端末に、顧客が使用する顧客使用車における情報を出力可能に構成された自動車の販売支援装置を制御するための自動車の販売支援プログラムにおいて、該販売支援装置に対し、該顧客使用車から、該顧客使用車の使用状態に関する使用データを受付ける使用データ受付処理と、該使用データ受付処理により受付られた使用データに基づいて、使用状況の変化を判定する使用判定処理と、該使用判定処理により判定された、所定の使用状況に関する使用状況情報を、上記販売店端末に出力する出力処理とを実行させることを特徴としている。
このような構成により、請求項7と同様に、販売店の販売員は、顧客に対してタイムリーに新車情報等を提供でき、顧客満足度を向上できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
【0019】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0020】
図1は、本実施形態における自動車の販売支援ネットワーク・システムの概略構成を示す図であり、本システムは、顧客が現在、頻繁に使用している顧客使用車1に搭載された車載機2と、自動車販売会社の販売店に設置された販売店端末3と、販売支援装置4と、顧客使用車1を所有する顧客が所有する顧客端末5とを備え、これらは、それぞれインターネット6(ネットワーク)等の通信回線を介して接続されている。尚、車載機2は、通信回線に接続されたアンテナ7と無線通信により信号の授受を行うようになっている。
【0021】
また、顧客端末5は、本実施形態では、顧客の自宅等に設置されたパーソナルコンピュータとしているが、顧客が携帯する携帯電話や携帯情報端末(PDA)等であってもよく、または、車載機2と兼用であっても良い。
また、販売支援装置4は、自動車販売会社や自動車製造会社、あるいは販売店が管理可能な情報センターに設置されるものであるが、販売店端末3と兼用であっても良い。
【0022】
販売支援装置4は、サーバ8と、販売店が販売している複数種類の新車(図示せず)について、それぞれの新車における諸元等のデータを含む新車データ情報を記憶する新車データベース9と、販売店端末3や顧客端末5にメッセージを送信する際の複数のメッセージテンプレートを記憶したメッセージテンプレートデータベース10とから構成されている。また、サーバ8と、新車データベース9a及びメッセージテンプレートデータベース9bとは、互いに情報の伝送可能に接続されている。
【0023】
図2は、顧客使用車1の車載機2について、具体的に示す図であり、車載機2は、主要な制御を行う車載CPU10を備えている。また、顧客使用車1は、顧客使用車1の車速を検出する車速センサ11、顧客使用車1の乗員が受ける加減速を検出可能なGセンサ12、顧客使用車1の走行により発生し、乗員が感じる振動を検出できるように、乗員の着座位置近傍に配置された振動センサ13、乗員が認識可能な顧客使用車1の雑音(ノイズ)を検出できるように一般のマイクロフォンと同様に構成され、例えば運転席付近に配置された雑音検出センサ14、顧客使用車1の車室内に設置されたアクセルペダル(図示せず)の開度を検出するアクセル開度センサ15、顧客使用車1に搭載されたエンジン(図示せず)の燃料噴射制御等を行うECU(Electronic Control Unit)16、及び顧客使用車1の車室内に設置されたブレーキペダル(図示せず)の踏込み状態(例えば、踏力)を検出するプレーキセンサ17、顧客使用車の車室内の各シート(図示せず)に設置された、乗員の着座の有無とチャイルドシートの設置の有無とを検出する乗員検出センサ18、更に、顧客使用車1の地図上での存在位置(現在位置)を検出可能な車両ナビゲーション装置19を備えており、車載CPU10は、これら各センサ、又は装置からの出力信号を入力可能に接続されている。
【0024】
また、車載CPU10は、インターネット6との無線による通信を可能にするための車載通信機20に接続されるとともに、車載CPU10自体を制御するプログラム等を記憶した車載メモリ21にも接続されている。
また、車載CPU10は、図示しないが、日時を判断する時計の機能も備えている。
尚、Gセンサ12と振動センサ13とを1つのGセンサに統合して、このGセンサにより加減速と振動とを同時に検出してもよい。
【0025】
図3は、販売店端末3について、具体的に示す図であり、主要な制御を行う販売店端末CPU22aは、販売員(つまり端末使用者)に対し、自動車に関する情報を視覚可能に表示したり、端末使用者による入力操作を補助するためのディスプレイ22b、販売員による入力操作を可能とするキーボードやマウスなどの入力デバイス22c、及び販売員に音で情報を伝達するためのスピーカー22dにそれぞれ接続されている。また、販売店端末CPU22aと、車載機2、後述する顧客端末5及びサーバ8の各CPU等とを接続可能とするため、販売店端末CPU22aは、インターネット6と通信可能に接続された通信インターフェイス22eとも接続されている。また、販売店端末CPU22aに接続されるとともに、販売店端末CPU22aを制御可能なプログラムを記憶する販売店端末メモリ22fも設けられている。
【0026】
図4は、顧客端末3について、具体的に示す図であり、主要な制御を行う顧客端末CPU23aは、顧客(つまり、顧客端末3を使用する端末使用者)に自動車に関する情報を視覚可能に表示するディスプレイ23b、顧客による入力操作を可能とするキーボードやマウスなどの入力デバイス23c、及び顧客に音で情報を伝達させるためのスピーカー23dにそれぞれ接続されている。また、顧客端末CPU23aと、車載機2、販売店端末3、及びサーバ8の各CPU等とを接続可能とするため、顧客端末CPU23aは、インターネット6と通信可能に接続された通信インターフェイス23eと接続されている。また、顧客端末CPU23aを制御可能なプログラムを記憶するとともに、顧客端末CPU23aに接続された顧客端末メモリ23fも設けられている。
【0027】
図5は、販売支援装置4について、具体的に示す図であり、サーバ8は、主要な制御を行う販売支援用CPU8aを備えるとともに、この販売支援用CPU8aは、インターネット6と通信可能に接続された通信インターフェイス8bに接続されており、これにより、販売支援用CPU8aは、通信インターフェイス8bを介して、車載機2、販売店端末3、及び顧客端末5の各CPU等との信号やデータの授受が可能となる。また、販売支援用CPU8aは、これらを制御可能なプログラムを記憶するサーバメモリ8cにも接続されている。
また、販売支援用CPU8aは、上述の新車データベース9aとメッセージテンプレートデータベース9bに接続されている。
【0028】
新車データベース9aには、具体的に、販売店が販売を取り扱う複数種の新車のデータとして、各新車についての外形や車室内の諸元情報や、カタログ等に記載される程度の基本的な走行性能情報、あるいは、新車の特徴的な装備品の情報や価格情報について記憶されている。
【0029】
次に、本実施形態における動作について説明する。
(顧客使用車1の車載機2の動作)
先ずは、顧客が現在使用している顧客使用車1の車載機2の動作について説明すると、車載CPU10は、顧客使用車1の運転中において、各種センサからの情報を入力する。車載CPU10では、これらのセンサからの情報に基づいて後述する演算処理を行うが、その前処理として、これらのセンサの内、車速センサ11からの信号に基づいて顧客使用車1の走行状態を算出するとともに、Gセンサ12からの信号に基づいて顧客使用車1の加減速度(つまり、加速度あるいは減速度)を算出し、ECU16の燃料噴射制御からの信号に基づいて所定期間毎の燃料消費量を算出し、乗員検出センサ18からの信号に基づいて乗車人数やチャイルドシートを設置したシート数を算出している。
【0030】
これらの情報は、車載CPU10により、車両ナビゲーション装置19によって算出される車両の走行位置(存在位置)に対応して、車載メモリ21に記憶処理される。つまり、顧客使用車1がある日時に、ある特定の位置を走行している場合において、その日時情報(つまり、時刻情報)と走行している位置情報が記憶されるとともに、更に、この日時と位置情報とに対応して、この時の走行における車速、加減速度を表す値、振動を表す値、雑音を表す値、アクセル開度量、燃料消費量、ブレーキ踏力、及び乗車人数やチャイルドシートの設置状況が記録される。
この内、加減速度を表す値、振動を表す値、雑音を表す値、及び燃料消費量を表す値は、走行性能を表す実走行性能データであり、また、車速、アクセル開度量、ブレーキ踏力は、走行状態を表す実走行状態データである。そして、実走行データは、これら実走行性能データと実走行状態データとを含むとともに、この実走行データは、日時と位置情報と乗車人数とチャイルドシートの設置状況のデータとを合わせて実車両データ(特許請求の範囲の「使用データ」に相当)として、車載メモリ21に記録される。
また、こうした実車両データは、顧客使用車1の運転中において、所定期間毎、例えば数秒から数分毎、あるいは、数百mから数kmの走行毎、順次記憶される。
【0031】
このようにして記録された実車両データは、車載メモリ21に順次記憶され、そのデータ量が所定容量以上となると、最も過去に記録された実車両データを消去してその上に最新の走行性能データを書込むような処理を行なっており、これにより、数週間から数ヶ月程の期間における実車両データを一時的に記憶可能となる。
【0032】
(販売支援装置4、顧客端末5及び販売店端末3の動作)
以下に、販売支援装置4と、顧客の自宅などに設置され端末使用者によって使用される顧客端末5と、販売店に設置され端末使用者によって使用される販売店端末3との動作について説明する。
販売支援装置4は、販売店の販売員が販売店端末3を操作することにより、あるいは顧客が顧客端末5を操作することにより、新車についての一般的な情報を提供する新車情報提供機能と、顧客が顧客端末5を操作して顧客端末5に設定入力した顧客使用車1における設定使用状況と、顧客使用車1における実際の使用状況である実使用状況とが一致した時に、これを販売店端末3に連絡する販売支援機能とを含んでいる。
先ずは、新車情報提供機能について説明すると、販売員は端末使用者として販売店端末3を操作し、販売店端末3と販売支援装置4のサーバ8とを送受信可能に接続させ、その後、新車情報データベース9から要求する新車情報を抽出し、これを販売店端末3に送信するように、サーバ8を動作させることで、一般的な新車情報の入手が可能である。
【0033】
また、この新車情報提供機能は、顧客端末5からも動作可能であり、この場合顧客は、販売店にわざわざ出向かなくても新車についての情報を顧客端末5から入手することができ、これにより顧客端末5で購入を希望する自動車を選択することが可能である。こうしたサービスは、特に販売店に出向くのを躊躇する傾向にある顧客や、販売店に出向くような時間に余裕がない顧客に有効である。
【0034】
次に、本発明に係る販売支援機能について、図6から図9を参照して詳細に説明する。
図6は、販売支援用CPU8aの動作処理を表すプログラムであり、このプログラムをスタートした後、ステップS1において、顧客端末5の端末使用者が顧客端末5の入力デバイス23cを操作することにより、顧客使用車1における設定使用状況の設定登録処理を行う。
具体的には、図7に一例を示す「設定使用状況等の設定登録」画面において、先ずは、顧客は、「販売店」の表示の右に、顧客が新車情報を得たいと考えている販売店の氏名を入力し、「担当販売員」の表示の右に、上に表示した販売店の担当販売員の氏名を入力し、その下の「顧客名」の表示の右には顧客使用車1を使用する顧客の氏名を入力し、その下の「車両番号」の表示の右には、顧客使用車1の車両番号を入力する。
【0035】
次に、下段には、「検出する使用状況の設定」が表示されており、その下に、具体的な使用状況の観点として「乗員人数の変更」、「チャイルドシートの設置状況の変更」、「運転パターンの変化」、「来訪地の変化」、「運転時間帯の変化」、「運転時間の長さ」が表示されている。各観点の表示の左にはチェックボックス(白抜き四角:□)が表示されており、顧客は、このチェックボックスをマウスなどの入力デバイス23cを操作してチェック(v印を入力)することにより、該当する観点が選択されることになる。
【0036】
例えば、図7は、顧客により「乗車人数の変更」が選択されて、現状の乗車人数として「3人」と、検出すべき変化後の使用状況として「増加」とが入力されるとともに、更に、顧客により「チャイルドシートの検出状況の変化」が選択されている状態が示されている。
【0037】
図7の下段には、「OK」ボタンと、「キャンセル」ボタンと、「顧客パスワード」ボタンが設定されており、「OK」ボタンを選択すると、この画面により設定された内容を登録してステップS2に進み、「キャンセル」ボタンを選択すると、この画面により設定された内容をキャンセルし、これにより再設定あるいは販売支援装置4のプログラムを終了する。
また、「顧客パスワード」ボタンは、この「設定使用状況等の設定登録」画面を、顧客以外の者に対し表示することを防止するためのものである。具体的には、この販売支援装置4を作動させた後、「設定使用状況等の設定登録」画面を顧客端末5のディスプレイ23bや販売店端末3のディスプレイ22bで、最初に表示させた時は、前回、販売支援装置4を作動させた時までに設定登録された内容には全てマスク処理がされて、画面に表示されない状態となるよう画像制御されている。この状態に対し、「顧客パスワード」ボタンを選択して、所定の入力欄(図示せず)に顧客が登録済のパスワードを入力すると、前回、販売支援装置4を作動させた時までにおいて設定登録された「設定使用状況等の設定登録」画面の内容が表示され、これにより再登録などの処理が可能となる。
尚、このステップS1の設定処理は、販売店端末3にて、販売員がおこなってもよい。
【0038】
次にステップS2では、実使用状況の判定を所定期間毎行うために、予め設定された判定時期か否かを判定する。この判定時期とは、顧客使用車1の車載機2の車載メモリに記憶された実車両データの消去状態に関連して設定されている。
つまり、車載機2においてある時点で検出された実車両データは、その後次々に新しい実車両データが上書きされることによって、徐々に古いデータとなり、やがては消去されるが、このステップS2の判定時期と次の判定時期との間の期間は、このある時点で検出された実車両データが新しく記憶された時から消去されるまでの期間よりも短い期間に設定される。これは、車載機2からサーバ8に対しこのような時期になったことを示す信号を出力することで、判定時期の判断を行ってもよい。
この判定により、判定時期と判断された時は、ステップS3に進み、判定時期ではない時は、判定時期となるまで待機する処理が行われる。
ステップS3では、顧客使用車1の車載機2の車載メモリ21に記憶された上述の実車両データの全てが読み出され、ステップS4に進む。
【0039】
ステップS4では、ステップS3で読込まれた実車両データからステップS1で設定登録された設定使用状況の観点に対応する実使用状況を求め、この実使用状況と、設定使用状況との一致が判断される。
具体的には、図7を参照して説明すると、顧客が「乗車人数の変更」を選択し、現状の乗車人数として「3人」を入力し、検出すべき変化後の使用状況として「増加」が入力された場合には、実車両データの内、乗員検出センサ18により検出された乗車人数データに基づいて、乗車人数が3人から4人以上に変化した時は、使用状況が変化して、実使用状況が設定使用状況と一致したと判断する。
一方、乗車人数が3人から変化しなかった場合、あるいは3人から2人以下に変化した時は、実使用状況は設定使用状況と不一致であると判断する。
【0040】
また、顧客が「チャイルドシートの検出状況の変化」を選択した場合には、実車両データの内、乗員検出センサ18によるチャイルドシートを設置したシートの数を時系列に並べたデータに基づいて、チャイルドシートを設置するシート数の変化を判断する。これにより、チャイルドシートを設置するシート数が変化した時に、チャイルドシートの検出状況における実使用状況が変化して、実使用状況が設定使用状況と一致したと判断し、チャイルドシートを設置するシート数が変化しなかった時には、実使用状況は設定使用状況に対し不一致と判断する。
【0041】
また、顧客が「運転パターンの変化」を選択した場合には、実車両データの内、同じ走行路を走行した場合の走行中における、アクセル開度センサ15、ブレーキセンサ17、それぞれの操作量の平均値を算出し、この値に基づいて、運転パターンの変化を判断する。この場合、両センサの内、少なくとも一方のセンサの操作量による平均値が所定値以上大きく変化するような状態となる頻度が急増した時、運転者がそれまでとは異なる運転者に変更され、「運転パターン」における実使用状況が変化して、実使用状況が設定使用状況と一致したと判断する。
一方、双方のセンサの操作量による平均値とも、変化が所定値より小さい時、あるいは、少なくとも一方のセンサの操作量による平均値が所定値以上大きく変化したが、このように大きく変化する頻度は多くは発生しないと判断した時、運転者は変更されておらず、実使用状況は設定使用状況に対し不一致と判断する。
【0042】
また、顧客が「来訪地の変化」を選択した場合には、実車両データの内、位置情報による時系列の走行経路情報を算出し、この走行経路情報に基づいて、来訪地、つまり目的地の変化を判断する。この場合、高い頻度で訪問される目的地の場所が変更された時「来訪地」における実使用状況が変化して、実使用状況が設定使用状況と一致したと判断し、目的地の場所の変更が見られない時には、実使用状況は設定使用状況に対し不一致と判断する。
【0043】
また、顧客が、「運転時間帯の変化」の変化を選択した場合には、実車両データの内、日時情報に基づいて、「運転時間帯の変化」を判断する。この場合、運転時間帯が変更された時、運転時間帯における実使用状況が変化して、実使用状況が設定使用状況と一致したと判断し、運転時間帯が変化していなければ、実使用状況は設定使用状況に対し不一致と判断する。
【0044】
その後、ステップS5に進み、ステップS4で判断した実使用状況と設定使用状況との一致があったかを判断し、実使用状況の一致ありと判断された場合には、ステップS6に進み、一致なしと判断された場合にはステップS7に進む。
【0045】
ステップS6では、ステップS4で判断された結果により、メッセージテンプレートデータベース9bに記憶されたメッセージテンプレートに基づいて図8に一例として示すようなメッセージを作成して、販売店端末3に送信する。
図8では、「顧客使用車の使用状態変更連絡」画面が示されており、この画面には、図7の「設定使用状況の設定登録」画面で入力された「担当販売員」、「顧客名」、「車両番号」が表示されるとともに、ステップS4での判断結果として、乗車人数が3人から4人に変更されたことと、チャイルドシートが設置されるシートが増加したことをが表示される。
【0046】
また、下段には、「OK」ボタン、「キャンセル」ボタン、「メッセージ送信」ボタンが表示されており、販売店の担当販売員が、「OK」ボタンを選択すると、この使用状態変更連絡に対して販売員は、直ぐには対応せず、対応待ちの状態となり、サーバ8は次の指示があるまで待機する。「キャンセル」ボタンが選択されると、顧客に対するメッセージは送付されずに、このプログラムの動作を終了する(ステップS6から進んだステップS8で、NOに進んだ場合に相当)。担当販売員が「メッセージ送信」ボタンを選択すると、顧客に対して所謂、インターネットを利用したeメールによるメッセージの送信を行うために、販売店端末3に、メッセージテンプレートを送信する。このメッセージの内容は、メッセージテンプレートデータベース9bに記憶されたメッセージテンプレートから、ステップS4で判定された使用状態の内容に応じて、適宜、最適なものが読み出されてメッセージが作成される。
【0047】
例えば図9にメッセージテンプレートの一例を示すが、この図9に示す場合では、ステップS4において、乗車人数が増え、更に、チャイルドシートの追加装着が検出されたことに対して、販売店が販売する新車の内、乗車人数が比較的多い新車を勧めるような内容のメッセーテンプレートが選択されて、送信されることになる。
このメッセージテンプレートの画像データの下段には、「送信」ボタン、「キャンセル」ボタン、「編集」ボタンが設定されており、販売員が「送信」ボタンを選択すると、ステップS6から進んだステップS8で、YESと判断されてことになり、これによりステップS9に進んで、図9で示したような内容のメッセージを顧客端末5、あるいは顧客使用車1の車載機2に送信し、このプログラムを終了する。販売員が「キャンセル」ボタンを選択すると顧客端末5や顧客使用車1の車載機2へのメッセージの送信は行われずに、本プログラムを終了する。(ステップS8でNOと判断してプログラムが終了される場合に相当。)販売員が「編集」ボタンを選択すると、このメッセージテンプレートに対して、編集処理が可能となり、これにより、販売員は任意にこのメッセージテンプレートに対する修正を行って、メッセージの送信が可能となる。
このように、サーバ8からメッセージ用メールを顧客に送信する前に、一旦、販売店端末3に出力し、販売店端末3による送信操作により顧客にメッセージが送信されるので、販売員は顧客を確実にサポートできる。
【0048】
上述したように、ステップS5において、実使用状況と設定使用状況との一致がないと判断した場合には、ステップS7に進むが、この場合、ステップS1において「設定使用状況の設定登録」画面の「検出する使用状況の設定」において選択されなかった各種項目について、ステップS1の設定当時の使用状況に対して実使用状況が変更された項目があったかが判断される。この判定方法は、ステップS4で示したような手法と同様に判定される。(請求項5記載の使用判定手段、請求項10記載の使用判定処理に相当)
次に、ステップS10に進んで、ステップS7の判定の結果、設定時の使用状況に対して実使用状況が変更された項目があった場合には、ステップS6に進み、上述するような処理が行われ、変更された項目がなかった場合には、ステップS11に進む。
【0049】
ステップS11では、顧客使用車1の実車両データの位置情報に基づく顧客使用車1の移動状況が読み出されてステップS12に進み、ステップS12では、読み出された移動状況に基づいて遠方からの帰宅があったことが抽出された場合、つまり、顧客使用車1が、顧客の住所から例えば半径300km以上離れた場所から、顧客の住所の位置に戻ったような走行状況が、全実車両データ中に存在していた場合には、YESと判断してステップS6に進む。なお、この場合には、上述のメッセージテンプレートとしては、新車に関する情報として、顧客使用車1の調子を伺う内容のメッセージが選択される。これにより、顧客使用車1が長距離走行したことによる顧客使用車1の経年的な劣化を、顧客が感じた場合にタイムリーに新車情報を提供できる(請求項3記載の発明に係る実施形態に相当)
【0050】
ステップS12において、NOと判断された場合には、ステップS13に進み、ステップS11で読み出された移動状況から、顧客使用車1が、他の自動車販売店や自動車部品販売店等へ移動していたことが、全実車両データから抽出された場合には、YESと判断してステップS6に進む。尚、この場合も、上述のメッセージテンプレートとしては、新車に関する情報として、顧客使用車1の調子を伺う内容のメッセージが選択される。これにより、顧客使用車1が、新車に興味を示している時期であると判断して、顧客に対してタイムリーに新車情報を提供できる。(請求項4記載の発明に係る実施形態に相当)
ステップS13において、NOと判断された場合には、顧客は、現時点では新車については、興味がないと判断して、プログラムを終了する。
【0051】
以上のような構成により、本実施形態においては、顧客等が予め設定した顧客使用車1の設定使用状況と、実使用状況とが一致する状態となった時、あるいは実使用状況が変化する状態となった時に、顧客使用車1に関する実使用状況情報を、販売店に設置された販売店端末3に出力できる。これにより、このような使用状況情報に応じて、販売店の販売員は顧客に対してタイムリーに新車情報を提供でき、顧客満足度を向上できる。
また、販売店の販売員にとっても、顧客が新車に高い関心を抱いている状況を、顧客使用車1の使用状況から判断することができ、顧客に対して適切な購入サポートを行うことができる。
【0052】
(他の実施形態)
本実施形態においては、設定する使用状況の種類としては、乗車人数、チャイルドシートの検出状況、運転パターン、来訪地、運転時間帯などとしたが、例えば、他に運転時間の長さや、実走行性能データ等に基づく加減速、振動、騒音などであってもよい。
また、本実施形態においては、本販売支援装置において図6で示したステップS1からステップS5、ステップS7からステップS13までの処理は、サーバ8で行ったが、これに代えて、顧客使用車1の車載機2の車載CPU10にこれらの処理を行わせて、これにより、顧客使用車1の車載機2に販売支援装置の主要機能を行うよう構成してもよい。この場合ステップS5、S10、S12、S13でYESと判断した場合には、その結果を、一旦サーバ8に出力し、サーバ8からステップS6で示すように、販売店端末3に送信する。(請求項5記載の発明に係る実施形態に相当。)
これにより、必要以上の実車両データが、顧客使用車1から外部に送信されることがないので、不必要な私的情報の外部への流出を防止できる。
また、本実施形態においては、商談対象車を新車とし、販売店を、新車販売を行う自動車販売店としたが、商談対象車が中古車で、販売店は中古車販売店の場合でも、本実施形態のシステムは適用可能である。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る発明においては、顧客が使用する顧客使用車の使用状況が、予め設定された使用状況と一致する状態となった時、あるいは実使用状況が変化する状態となった時に、こうした顧客使用車に関する使用状況情報を、販売店に設置された販売店端末に出力できる。このような使用状況情報に応じて、販売店の販売員は顧客に対してタイムリーに新車に関する情報等を提供でき、顧客満足度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る自動車の販売支援ネットワーク・システムの全体概略構成図。
【図2】顧客使用車1の車載機2の構成を示すブロック図。
【図3】販売店端末3の構成を示すブロック図。
【図4】顧客端末5の構成を示すブロック図。
【図5】販売支援装置4の構成を示すブロック図。
【図6】サーバ8の販売支援用CPU8aで行われる販売支援プログラムの動作を示すフローチャート。
【図7】設定使用状況等の設定登録を表示する表示画面を例示する図。
【図8】顧客使用車の使用状態変更連絡を表示する表示画面を例示する図。
【図9】メッセージテンプレートを表示する表示画面を例示する図。
【符号の説明】
1:顧客使用車
2:車載機
3:販売店端末
4:販売支援装置
5:顧客端末
6:インターネット
8:サーバ
Claims (10)
- 自動車を販売する販売店に設置された販売店端末に、顧客が使用する顧客使用車における情報を出力可能に構成された自動車の販売支援装置において、
該顧客使用車の使用に関して、所定の使用状況について予め設定する使用状況設定手段と、
該顧客使用車から、該顧客使用車の使用状態に関する使用データを受付ける使用データ受付手段と、
該使用データ受付手段により受付られた使用データに基づいて、該使用状況設定手段で設定された使用状況と一致する使用状況の有無を判定する使用判定手段と、
該使用判定手段により判定された、所定の使用状況に関する使用状況情報を、上記販売店端末に出力する出力手段とを備えたことを特徴とする自動車の販売支援装置。 - 上記使用状況設定手段は、外部の端末にて、任意に設定された上記所定の使用状況を受付けて設定することを特徴とする請求項1記載の自動車の販売支援装置。
- 上記使用状況設定手段において設定される所定の使用状況とは、上記顧客使用車が、顧客の住所から所定距離離れた場所から該顧客の住所に移動した移動状況であることを特徴とする請求項1記載の自動車の販売支援装置。
- 上記使用状況設定手段において設定される所定の使用状況とは、上記顧客使用車が、上記販売店端末が設置された上記販売店以外であって、自動車に関連する商品を販売する販売店への移動状況であることを特徴とする請求項1記載の自動車の販売支援装置。
- 自動車を販売する販売店に設置された販売店端末に、顧客が使用する顧客使用車における情報を出力可能に構成された自動車の販売支援装置において、
該顧客使用車から、該顧客使用車の使用状態に関する使用データを受付ける使用データ受付手段と、
該使用データ受付手段により受付られた使用データに基づいて、使用状況の変化を判定する使用判定手段と、
該使用判定手段により判定された、所定の使用状況に関する使用状況情報を、上記販売店端末に出力する出力手段とを備えたことを特徴とする自動車の販売支援装置。 - 上記出力手段は、上記顧客使用車を使用する顧客によって使用される顧客端末に対しても、予め設定された所定のメッセージ情報を出力することを特徴とする請求項1、あるいは請求項5記載の自動車の販売支援装置。
- 上記出力手段は、使用状況情報を上記販売店端末に出力するとともに、該販売店端末により上記顧客端末への上記所定のメッセージ情報の出力が指示された後、該顧客端末へ該所定のメッセージ情報を出力することを特徴とする請求項1あるいは請求項5記載の自動車の販売支援装置。
- 自動車を販売する販売店に設置された販売店端末に、顧客が使用する顧客使用車における情報を出力可能に構成された自動車の販売支援装置において、
該顧客使用車の使用状態に関して、所定の使用状況について予め設定する使用状況設定手段と、
該顧客使用車の使用状態に関する使用データに基づいて、該使用状況設定手段で設定された使用状況と一致する使用状況の有無を判定する使用判定手段と、
該使用判定手段により判定された、所定の使用状況に関する使用状況情報を、上記販売店端末に出力する出力手段とを備えたことを特徴とする自動車の販売支援装置。 - 自動車を販売する販売店に設置された販売店端末に、顧客が使用する顧客使用車における情報を出力可能に構成された自動車の販売支援装置を制御するための自動車の販売支援プログラムにおいて、
上記販売支援装置に対し、
該顧客使用車の使用に関して、所定の使用状況について予め設定する使用状況設定処理と、
該顧客使用車から、該顧客使用車の使用状態に関する使用データを受付ける使用データ受付処理と、
該使用データ受付処理により受付られた使用データに基づいて、該使用状況設定処理で設定された使用状況と一致する使用状況の有無を判定する使用判定処理と、
該使用判定処理により判定された、所定の使用状況に関する使用状況情報を、上記販売店端末に出力する出力処理とを実行させることを備えたことを特徴とする自動車の販売支援プログラム。 - 自動車を販売する販売店に設置された販売店端末に、顧客が使用する顧客使用車における情報を出力可能に構成された自動車の販売支援装置を制御するための自動車の販売支援プログラムにおいて、
該販売支援装置に対し、
該顧客使用車から、該顧客使用車の使用状態に関する使用データを受付ける使用データ受付処理と、
該使用データ受付処理により受付られた使用データに基づいて、使用状況の変化を判定する使用判定処理と、
該使用判定処理により判定された、所定の使用状況に関する使用状況情報を、上記販売店端末に出力する出力処理とを実行させることを特徴とする自動車の販売支援プログラム。
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JP2014229145A (ja) * | 2013-05-23 | 2014-12-08 | トヨタホーム株式会社 | 車両選定シミュレーションシステム |
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-
2003
- 2003-07-25 JP JP2003201544A patent/JP4265323B2/ja not_active Expired - Lifetime
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