JP2005043042A - 加熱冷却方法、画像表示装置の製造方法、加熱冷却装置および加熱冷却処理装置 - Google Patents

加熱冷却方法、画像表示装置の製造方法、加熱冷却装置および加熱冷却処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 基板の加熱および基板の冷却を高速で行うことが可能な加熱冷却方法、画像表示装置の製造方法、加熱冷却装置および加熱冷却処理装置を提供する。
【解決手段】 内部でワーク3を保持可能なチャンバー6、チャンバー6内に配置され、ワークを加熱する加熱手段4、加熱手段4からの熱をワークに向かって反射する熱反射部材8を具備する。そして、熱反射部材8のワークに対する熱放射率を、加熱手段4による加熱時に対して、加熱後の冷却時のほうが大きくなるように変更する。また、熱放射率を変更する方法としては、ワークに対する熱反射部材の角度を制御することによって変更する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、加熱冷却方法、画像表示装置の製造方法、加熱冷却装置および加熱冷却処理装置に関する。
従来、所定の装置を構成する基板を製造する際、該基板を加熱処理する場合がある。特許文献1(特開2003−59788号公報)には、該加熱処理を実行するための基板加熱装置が記載されている。
特許文献1に記載の基板加熱装置は、基板を加熱するための加熱プレートと、該加熱プレートを介して基板と対向するように配設された熱反射板と、該熱反射板を介して基板と対向するように配設されたステージとを含む。さらに、このステージには、冷却水が通るための通路が形成され、また、加熱プレートの周囲に熱反射リングが設けてある。
特許文献1に記載の基板加熱装置では、加熱プレートから発せられた熱が熱反射板で反射され、この反射された熱によっても基板が加熱されるので、基板の昇温速度を速くすることが可能となる。
また、特許文献2(特開平07−216550号公報)には、加熱後の冷却効率を改善するため、加熱された基板と平行に金属板を設け、この金属板の基板に対向する面に、輻射熱吸収層を設けることが記載されている。
特開2003−59788号公報 特開平07−216550号公報
しかしながら、特許文献1に記載の基板加熱装置では、基板を冷却する際、基板から放出された熱が熱反射板によって反射され、反射された熱が再び基板に向かってしまうので、基板の冷却速度が遅くなる。また、特許文献2に記載の装置では、加熱の際の加熱効率が著しく低下してしまう。
本発明の目的は、基板の加熱および基板の冷却を高速で行うことが可能な加熱冷却方法、画像表示装置の製造方法、加熱冷却装置および加熱冷却処理装置を提供することである。
上記目的を達成するために本発明の加熱冷却装置は、チャンバーと、前記チャンバー内に配置されたワークを加熱する加熱手段と、前記加熱手段からの熱を前記ワークに向かって反射する熱反射部材と、前記熱反射部材から前記ワークに向かって反射する反射熱量を、前記加熱手段による加熱時に対して、該加熱後の冷却時のほうが小さくなるように変更する変更手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の加熱冷却方法は、加熱冷却処理を施すワークに対して設けられた熱反射部材と、前記ワークを加熱する加熱手段とを用いて減圧雰囲気下において前記ワークの加熱および冷却を行う加熱冷却方法であって、前記ワークと対向する熱反射部材の熱反射面の面積を第1の大きさの状態として前記ワークと前記熱反射部材との間に配設されている加熱手段を発熱させて前記ワークを加熱する加熱工程と、前記加熱工程の終了後、前記ワークと対向する熱反射部材の熱反射面の面積を前記第1の大きさよりも小さな第2の大きさの状態として前記基板を冷却する冷却工程とを含むことを特徴とする。
また、本発明の他の加熱冷却方法は、加熱冷却処理を施すワークに対して設けられた熱反射部材と、前記ワークを加熱する加熱手段とを用いて減圧雰囲気下において前記ワークの加熱および冷却を行う加熱冷却方法であって、前記ワークと対向する熱反射部材の熱反射面の前記ワークに対する熱反射率を第1の熱反射率にした状態で前記ワークと前記熱反射部材との間に配設されている加熱手段を発熱させて前記ワークを加熱する加熱工程と、前記加熱工程の終了後、前記ワークと対向する熱反射部材の熱反射面の前記ワークに対する熱反射率を前記第1の熱反射率よりも小さい第2の熱反射率にした状態で前記ワークを冷却する冷却工程とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、基板の加熱と基板の冷却を高速に行うことが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
〔実施例1〕
図1は、本発明の第1の実施例の加熱冷却装置を模式的に示した断面図である。さらに言えば、図1は、加熱処理を実行する際の加熱冷却装置を模式的に示した断面図である。
図1において、加熱冷却装置は、発熱体4と、熱反射部材5と、チャンバー6と、冷却板7と、熱反射部材8とを含む。
チャンバー6内には、基材1の一方の面1aのみに部材2が設けられた基板3(ワーク)を支持するための複数の支持ピン(不図示)が設置されている。
加熱処理が施される基板3は、基材1の他方の面1bがチャンバー6内の支持ピンと接触するように、支持ピン上に載せられる。
発熱体4は、基材1の他方の面1bがチャンバー6内の支持ピンと接触するように基板3が支持ピン上に載せられた際に、基板3の他方の面1bと対向する位置に設置されている。
冷却板7は、基材1の他方の面1bがチャンバー6内の支持ピンと接触するように基板3が支持ピン上に載せられた際に、発熱体4を介して基板3の他方の面1bと対向する位置に配置される。また、冷却板7には水配管や空冷配管などの冷却機能(不図示)が設けられており、冷却板7を所定の温度に冷却することが可能である。
熱反射部材5は、冷却板7より熱反射率は高く(熱放射率は低い)、また、移動可能である。尚、ここで、放射率について簡単に説明する。物体の表面に放射された熱エネルギは、一部は反射され、一部が吸収される。反射される割合と吸収される割合をそれぞれ反射率r、吸収率αとすれば、一般に(金属などの非透明体においては)透過率はほとんど0であるため、r+α=1である。黒体の場合はα=1である。物体表面の放射率をεとすれば、同じ温度ではεとαは等しい。以下本明細書中では、放射率の大小関係で説明する場合もあるが、上記関係(熱放射率と熱反射率の和が1)を考慮されたい。
発熱体4が基板3に熱を与える際には、熱反射部材5は、発熱体4と冷却板7との間に配置される。よって、発熱体4が基板3に熱を与える際には、熱反射部材5は、発熱体4から発せられた熱を反射し、該反射熱によって基板3に熱を与え、かつ、発熱体4から発せられた熱が冷却板7に直接届くことを防止する。なお、この状態における基板3と対向する熱反射部材5の面(熱反射面)の面積の大きさを第1の大きさとする。
また、基板3を冷却する際には、熱反射部材5は、矢印A方向に移動させられ、熱反射部材5が発熱体4と冷却板7との間に存在しなくなる。よって、基板3を冷却する際には、冷却板7は発熱体4を介して基板3の他方の面1bと対向するようになる。なお、この状態における基板3と対向する熱反射部材5の面(熱反射面)の面積の大きさ(具体的には、この状態において基板3と対向する熱反射部材5の面は存在しないので、該面の面積の大きさは0となる。)を第2の大きさとする。
熱反射部材8は、チャンバー6内に固定されている。熱反射部材8は、基板3と発熱体4とを囲むように配設されている。
チャンバー6にはチャンバー内を減圧するための真空ポンプ(不図示)が附設されており、この真空ポンプの動作によりチャンバー6内の気体がチャンバー6外に排出され、チャンバー6内に減圧雰囲気が形成される。
図2は、冷却処理を実行する際の加熱冷却装置を模式的に示した断面図である。なお、図2において、図1に示したものと同一構成のものには同一符号を附してある。
図2において、熱反射部材5は、発熱体4と冷却板7との間に配置されておらず、冷却板7は基板3の他方の面1bと対向した状態となっている。
次に、図1および図2とを参照して第1の実施例の動作を説明する。
加熱処理が施される基板3は、基材1の他方の面1bがチャンバー6内の支持ピンと接触するようにチャンバー6内の支持ピン上に載せられる。また、熱反射部材5は、図1に示すように、発熱体4と冷却板7との間に配置される。よって、基板3と発熱体4とは、熱反射部材5と熱反射部材8とによって囲まれる。
チャンバー6に附設された真空ポンプにより、チャンバー6内の気体が排出され、チャンバー6内に減圧雰囲気が形成される。
続いて、発熱体4が発熱し、基板3を加熱処理する。発熱体4を発熱させた際、発熱体4から発せられた熱のうち熱反射部材5に向かった熱は、熱反射部材5によって反射され、反射された熱は基板3を加熱する。つまり、基板3は、発熱体4によって加熱されるとともに、熱反射部材5によっても加熱される。なお、基板3は、熱反射部材8によっても加熱される。
加熱処理が終了すると、熱反射部材5が、矢印A方向に移動し、図2に示したように、熱反射部材5が発熱体4と冷却板7との間に存在しなくなる。また、発熱体4の発熱が停止する。よって、基板3は、冷却板7により冷却される。
本実施例は、熱反射部材5により発熱体4が発する熱を反射させて基板3を加熱するので、熱反射部材5が存在しない状態よりも加熱効率が向上する。
さらに、基板3の冷却を行う際には、熱反射部材5を移動させることによって、基板3と対向する熱反射部材5の面の広さを加熱時の熱反射部材5の面の広さよりも狭くしているので、基板3から発せられた熱が熱反射部材5によって再び基板3に供給されることを少なくすることが可能となる。
特に、本実施例では、冷却工程は、熱反射部材5が基板3と対向しない位置に配置された状態で実行されるので、冷却工程中に基板3から発せられた熱が熱反射部材5によって再び基板3に供給されることを防止することが可能となる。
また、基板3の冷却を行う際に、基板3と対向する熱反射部材5の面の広さを加熱時の熱反射部材5の面の広さよりも狭くすることにより、熱反射部材5より熱放射率が大きい冷却板7により基板3を冷却することが可能となる。換言すると、基板3から発生する熱が、冷却板7で反射されて基板3に戻る熱量は、熱反射部材5で反射されて基板3に戻る熱量よりはるかに小さいため、結果、基板3の冷却が可能となる。また、冷却板7は、上述のとおり、水配管や空冷配管などの冷却機能(不図示)が設けられており、冷却板7を所定の温度に冷却することが可能であり、基板3の熱は冷却板7に急速に吸収される。
上述のとおり、本実施例では、冷却工程は、基板3と冷却板7との間に熱反射部材5が存在しない状態で実行されるので、冷却板7による基板3の冷却を効率よく行うことが可能となる。
したがって、本実施例によれば、基板3の加熱および冷却とのそれぞれを高速で行うことが可能となる。
以下、本実施例の具体的な一例を示す。なお、本実施例は、以下に示す一例に限られるものではない。
基材1として縦600mm、横900mm、厚さ2.8mmのガラスを用い、基材1上に設置された部材(後述のスペーサ)として縦800mm、横5mm、厚さ0.5mmのガラスを用いた。熱反射部材5、8として銅の表面をペーパー仕上げした部材を用い、熱反射部材5、8で囲まれた領域を幅1000mm奥行700mmとした。
冷却板7として、表面をブラスト処理したSUSを用い、この冷却板7は基板3と水平となる方向に移動可能であり、水配管(不図示)により常に冷却されている。基板3を加熱する発熱体4としては、シースヒーターを使用した。
次に、上記のような部材を用いた場合の具体的な動作の一例を説明する。なお、本実施例は、以下に示す一例に限られるものではない。
図1に示すように、基板3は位置決めをして支持ピン(不図示)の上に載せられる。基板3の載置後、チャンバー6内を2×10-6Paまで排気した。
チャンバー6内が減圧された後、ヒーター4を10分間発熱させて750℃まで加熱した。
ヒーター4の加熱により基板3は400℃まで加熱され、この状態で30分間保持し、基板3の脱ガスをした。
次に、基板3の他方の面に対向配置された熱反射部材5を基板3と水平となる方向(図1の矢印A方向)に移動させ、図2に示すように、基板3の他方の面と冷却板7とが対面するようにした。その後ヒーター4をオフにして基板3を冷却した。
以上の方法で基板3の加熱冷却処理を行ったところ、加熱工程中は熱反射部材5によりヒーター4の熱が反射され基板3の加熱効率が良く、熱反射部材5を設けない場合よりも基板3の昇温速度が速くなった。
また、冷却工程中は、基板3と対向する熱反射部材5の面の広さを加熱時の熱反射部材5の面の広さよりも狭くして熱反射部材5よりも熱吸収率の大きい冷却板7により基板3が冷却されるため、基板3の冷却効率が良く、基板3と対向する熱反射部材5の面の広さを加熱時の面の広さと同じにした場合に比べて基板3の冷却速度が速くなった。
さらに、上記の方法で基板3の加熱冷却処理を行ったところ、基板3は、表面状態の均一な面(本実施例では、部材2が設置されていない面1b)により熱の授受を行うため、基板3において部材2が設置されている側の面1aと部材2との間で温度差がつきにくく、基材1と部材2との熱膨張差による基板3の破損が起こらなかった。
したがって、本実施例によれば、基板3の破損がなく、昇温速度、冷却速度ともに速くすることができ、基板3の歩留まりが良く、加熱処理時間の短縮が可能となる。
なお、本実施例では、加熱工程時には熱反射部材5を発熱体4を介して基板3と対向する位置に配置し、冷却工程時には熱反射部材5を基板3と対向しない位置に配置することによって、冷却工程時において、基板3と対向する熱反射部材5の面の広さを加熱時の熱反射部材5の面の広さよりも狭くするようにしたが、冷却工程時において、基板3と対向する熱反射部材5の熱反射面の広さを加熱時の熱反射部材5の熱反射面の広さよりも狭くする手法は、上記に限らず適宜変更可能である。
〔実施例2〕
次に、本発明の第2の実施例を説明する。本実施例は、冷却工程時において、基板3と対向する熱反射部材の面の広さを加熱時の該面の広さよりも狭くする他の手法を示した例である。
図3および図4は、本発明の第2の実施例の加熱冷却装置を模式的に示した断面図である。さらに言えば、図3は、加熱処理を実行する際の加熱冷却装置を模式的に示した断面図であり、図4は、冷却処理を実行する際の加熱冷却装置を模式的に示した断面図である。なお、図3および図4において、図1に示したものと同一構成のものには同一符号を附してある。
図3および図4において、加熱冷却装置は、発熱体4と、チャンバー6と、冷却板7と、熱反射部材8と、熱反射部材9とを含む。
熱反射部材9は、熱反射面を有し、軸91を回転軸として矢印B方向(図4参照)に回転可能であり、また、冷却板7の上面より熱反射率が高く、熱放射率が小さい。
発熱体4が基板3に熱を与える際には、熱反射部材9は、発熱体4から発せられた熱が熱反射部材9によって最も多く基板3に反射されるように、図3に示したように熱反射部材9の一方の面9aが基板3の他方の面1bと水平となる位置に固定される。
また、基板3を冷却する際には、基板3と対向する熱反射部材9の実質的な反射面の広さを加熱時の該面の広さよりも狭くして、基板3が冷却板7によって冷却されるように、図4に示したように熱反射部材9の一方の面9aが基板3の他方の面1bと垂直となる位置に固定される。
次に、図3および図4を参照して第2の実施例の動作を説明する。
加熱処理が施される基板3は、基材1の他方の面がチャンバー6内の支持ピンと接触するようにチャンバー6内の支持ピン上に載せられる。また、熱反射部材9は、発熱体4から発せられた熱が熱反射部材9によって最も多く基板3に反射されるように、図3に示したように熱反射部材9の一方の面9aが基板3の他方の面1bと水平となる位置に固定される。
チャンバー6に附設された真空ポンプにより、チャンバー6内の気体が排出され、チャンバー6内に減圧雰囲気が形成される。
続いて、発熱体4が発熱し、基板3を加熱処理する。発熱体4を発熱させた際、発熱体4から発せられた熱のうち熱反射部材9に向かった熱は、熱反射部材9によって反射され、反射された熱は基板3を加熱する。つまり、基板3は、発熱体4によって加熱されるとともに、熱反射部材9によっても加熱される。
加熱処理が終了すると、基板3の熱が冷却板7によって冷却されるように、図4に示したように熱反射部材9の一方の面9aが基板3の他方の面1bと垂直となる位置に固定される。また、発熱体4の発熱が停止する。よって、基板3は、冷却板7により冷却される。
本実施例は、熱反射部材9により発熱体4が発する熱を反射させて基板3を加熱するので、熱反射部材9が存在しない状態よりも加熱効率が向上する。さらに、基板3の冷却を行う際には、軸91を中心に熱反射部材9を回転させることによって、熱反射部材9より熱反射率が小さく、熱放射率が大きい冷却板7を用いて基板3を冷却することが可能となる。したがって、加熱と冷却とのそれぞれを高速で行うことが可能となる。
〔実施例3〕
次に、本発明の第3の実施例を説明する。本実施例は、冷却工程時において、基板3と対向する熱反射部材の面の広さを加熱時の該面の広さよりも狭くする他の手法を示した例である。
図5および図6は、本発明の第3の実施例の加熱冷却装置を模式的に示した断面図である。さらに言えば、図5は、加熱処理を実行する際の加熱冷却装置を模式的に示した断面図であり、図6は、冷却処理を実行する際の加熱冷却装置を模式的に示した断面図である。なお、図5および図6において、図1に示したものと同一構成のものには同一符号を附してある。
図5および図6において、加熱冷却装置は、発熱体4と、チャンバー6と、冷却板7と、熱反射部材8と、第1の熱反射部材としての熱反射部材10aと、第2の熱反射部材としての熱反射部材10bとを含む。
熱反射部材10aは、チャンバー6内に固定され、冷却板7より熱放射率が小さい。
熱反射部材10bは、基板3の他方の面1bと水平な方向に移動可能であり、また、冷却板7より熱放射率が小さい。
発熱体4が基板3に熱を与える際には、発熱体4から発せられた熱が熱反射部材10aと熱反射部材10bによって最も多く基板3に反射されるように、図5に示したように熱反射部材10bは熱反射部材10a間に配置される。換言すると、発熱体4が基板3に熱を与える際には、熱反射部材10bは、熱反射部材10aを介さず発熱体4を介して基板3と対向する位置に配置される。
また、基板3を冷却する際には、基板3の熱が冷却板7によって冷却されるように、図6に示したように熱反射部材10bの基板3と対向する面10b1が熱反射部材10aと重なる位置に配置され、熱反射部材10aの間から基板3の熱が冷却板7に伝わる。
次に、図5および図6を参照して第3の実施例の動作を説明する。
加熱処理が施される基板3は、基材1の他方の面がチャンバー6内の支持ピンと接触するようにチャンバー6内の支持ピン上に載せられる。また、熱反射部材10bは、発熱体4から発せられた熱が熱反射部材10aおよび熱反射部材10bによって最も多く基板3に反射されるように、図5に示したように熱反射部材10bは熱反射部材10a間に配置される。
チャンバー6に附設された真空ポンプにより、チャンバー6内の気体が排出され、チャンバー6内に減圧雰囲気が形成される。
続いて、発熱体4が発熱し、基板3を加熱処理する。発熱体4を発熱させた際、発熱体4から発せられた熱のうち熱反射部材10aまたは熱反射部材10bに向かった熱は、熱反射部材10aまたは熱反射部材10bによって反射され、反射された熱は基板3を加熱する。つまり、基板3は、発熱体4によって加熱されるとともに、熱反射部材10aおよび熱反射部材10bによっても加熱される。
加熱処理が終了すると、基板3の熱が冷却板7によって冷却されるように、図6に示したように熱反射部材10bが熱反射部材10aと重なる位置に配置され、熱反射部材10aの間から基板3の熱が冷却板7に伝わる。
本実施例は、熱反射部材10aおよび熱反射部材10bにより発熱体4が発する熱を反射させて基板3を加熱するので、熱反射部材10aおよび熱反射部材10bが存在しない状態よりも加熱効率が向上する。さらに、基板3の冷却を行う際には、熱反射部材10bが熱反射部材10aと重なる位置に配置されることによって、熱反射部材10bより熱反射率が小さく、熱放射率が大きい冷却板7により基板3が冷却されることが可能となる。したがって、加熱と冷却とのそれぞれを高速で行うことが可能となる。
なお、本発明は上記の各実施例に限定されるものではなく、種々の変更が可能であることはいうまでもない。
例えば、基板3として、画像表示部を内包する容器を構成する基板を用いてもよい。換言すると、画像表示部と、該画像表示部を内包する容器とを含む画像表示装置の製造方法において、画像表示部を内包する容器を構成する基板を上記の方法によって加熱処理および冷却処理するようにしてもよい。この場合、画像表示部を内包する容器を構成する基板を高速で加熱および冷却でき、かつ、加熱時に基板が破損してしまう可能性を低くできる。尚、画像表示部を内包する容器が、対向する2枚の基板と、2枚の基板間にはさまれて位置し、基板間隔を規定するスペーサ部材及び、2枚の基板の周囲に位置する枠部材とで構成される形態においても本発明は適用可能である。つまり、スペーサの配置された基材を、上記実施例の基板3として加熱冷却処理するようにしてもよい。
また、例えば、各実施例において冷却板7を省略してもよい。この場合、冷却板7を設けてある場合に比べて基板3の冷却速度は遅くなるが、熱反射部材が加熱工程時の状態のままで冷却工程を行う場合に比べれば、基板3の冷却速度は速くなる。
〔実施例4〕
図7は本発明による加熱冷却装置の第4の実施例を示す斜視図である。なお、図7では一部を切欠して示す。図中16は真空で加熱冷却プロセスを行う真空チャンバーである。真空チャンバー16内にはワーク11とヒーター12が距離を空けて配置されている。ワーク11は処理対象であり、例えば、画像表示装置のガラス基板等である。
また、これらのワーク11とヒーター12を囲むように放射率の低いリフレクター(熱反射部材)14が配置されている。即ち、下面リフレクター14a、右面リフレクター14b、上面リフレクター14c、左面リフレクター14d、前面リフレクター14eが配置されている。
また、図7では省略しているが、前面リフレクター14eと同等の背面リフレクターが背面にも配置されている。前面リフレクター14eは便宜上図中において一部を切欠して示しているが、他のリフレクターと同様の形状である。図8は各リフレクター14の斜視図を示す。各リフレクターの形状は図8に示すように短冊状形状であり、回転軸15を中心に回転する。
また、リフレクター14の外側には冷却ユニット13が配置されている。冷却ユニット13はリフレクターよりも放射率が高いものとする。冷却ユニット13は熱容量の高い材質で作製され、内部に設けられた冷却管による冷却水等の循環等で、更に冷却効率を向上させることができる。
加熱時においては、図7に示すように各リフレクター14により内部を覆った状態でヒーター12により加熱を行い、熱反射率の高い(熱放射率の低い)リフレクター14の効果によりワーク11の加熱効率を向上させている。加熱後の冷却時においては図9に示すように各々のリフレクター14が回転軸15を中心に回転し、図9に示すように90度回転したところで停止する。従って、ワーク11の熱がリフレクター14ではなく、冷却ユニット13の表面に対して輻射される。冷却ユニット13は熱反射率が低く、熱放射率が高いため、ワーク11による放熱を吸収しやすくなっており、ワーク11の冷却効率を向上させることが可能である。
図10は加熱時の図7の装置を正面から示す図である。加熱時には、図10に示すようにワーク11、ヒーター12はそれぞれのリフレクター14によって隙間がほとんどないように囲まれている。図11は冷却時の状態を示す。冷却時には、図11に示すように下面リフレクター14a、右面リフレクター14b、上面リフレクター14c、左面リフレクター14d、前面リフレクター14e、及び図示しない背面リフレクターがそれぞれ回転軸15を中心に90度回転する。従って、加熱時にはワーク11の加熱効率を上げていたものが、冷却時には各リフレクター14が90度回転するため、ワーク11、ヒーター12の熱が冷却ユニット13へ輻射される。図17に示す曲線Bは本発明を使用した場合の冷却曲線を示す。また、曲線Aは、リフレクター14a〜14e及び上述不図示の背面リフレクターを回転させない場合を示したものである。本発明を適用した曲線Bは、本発明を適用しない曲線Aに比べて冷却特性が大幅に改善していることが分かる。
図12はリフレクターの駆動装置の一例を示す斜視図である。また、図13は平面図、図14は正面図である。各リフレクター14に付随している回転軸15にはそれぞれ先端にギア17が設けられている。また、モータ19の回転軸の先端には各リフレクター14に取り付けられたギア17と同様のギア17が取り付けられ、このギア17が他のリフレクターのギア17と一列に並べられている。また、これらのギア17にベルト18が巻回されており、モータ19が駆動されると、ベルト18が動くことで各ギア17が回転し、各リフレクター14が回転する。このようにして加熱時と冷却時で各リフレクターの回転制御を行う。
図12〜図14に示すリフレクター駆動装置は、下面リフレクター14a、右面リフレクター14b、上面リフレクター14c、左面リフレクター14d、前面リフレクター14e、背面リフレクターの各一列毎に駆動を行う。
〔実施例5〕
図15は本発明の第5の実施例を示す斜視図である。なお、図15では図7と同一部分は同一符号を付している。冷却真空チャンバー20内には、ワーク11とヒーター12が距離を空けて配置されている。ワーク11及びヒータ12は図7と同様に熱反射率が高く、熱放射率の低いリフレクター14で囲まれており、各リフレクター14は回転軸15を中心に回転する。冷却真空チャンバー20の内面は放射率の高い面となっている。
また、冷却真空チャンバー20は内部に冷却管21を具備し、冷却管21へ冷却水等を循環させることにより、図7における冷却ユニット13と同等の働きをする。本実施例においても、上述の図7を用いて説明した実施例4と同様に各リフレクター14を90度回転させることにより、ワーク11の加熱冷却補助を行う。本実施例では、図7の実施例4と比べて真空チャンバー20自体に冷却ユニットの機構を付加しなければならないが、真空チャンバー20内部に冷却ユニットを設置する必要がないため、真空チャンバーの更なる小型化が可能であり、コストダウン、タクト短縮にも効果が期待できる。
〔実施例6〕
図16は第4、第5の実施例に用いるリフレクターの他の実施例を示す。図16(a)は斜視図、図16(b)はその正面図である。リフレクター22は表裏の放射率が異なるものであり、回転軸15を中心に回転する。リフレクター22の面s1は高熱反射率で低放射率、面s2は低熱反射率で高放射率となっており、加熱時にはワーク11に対して面s1を向け、冷却時には回転軸15を中心に表裏放射率が異なるリフレクター22を180度回転させることで面s2を向ける。面s1は低放射率面のため加熱の補助を行い、面s2は高放射率のため冷却の補助を行う。このリフレクター22を図7、図15を用いて各々説明した実施例4、5のすべてのリフレクター14a〜14e(背面リフレクターも含む)として用いる。
リフレクター22の低放射率、高放射率を実現する方法としては、例えば、面s1を研磨面とし、面s2をセラミックコートとすることが、比較的簡易で高い効果を期待できるので好ましい。尚、この実施例においては、冷却ユニットの配置や真空チャンバーの冷却ユニット化等をする必要が無いため、比較的安価な設備となる。但し、表裏放射率が異なるリフレクター22が熱容量を満たしてしまうと、冷却補助としての機能は低下してしまうため、非常に高温となったワークを冷却するのではなく、比較的低い温度に加熱されたワークを冷却する場合に用いるのが望ましい。
尚、以下には、画像処理装置等の製造プロセスにおける導電ペースト材料や誘電体ペースト材料などの焼成工程に応用した場合を示す。
図18は加熱時の状態を、図19は冷却時の状態を示す正面図である。図18、図19では省略しているが、正面リフレクター14eと同等に背面リフレクターが背面にも配置されている。また、図18では正面リフレクター14eは便宜上、二点鎖線で透過図示した。さらに、図18、図19では省略しているが、ワーク11の正面側と背面側とに、導電ペースト材料や誘電体ペースト材料等の焼成・脱バインダーのために必要な給排気に供する給気管と排気管も配置されている。
冷却チャンバー30内にはワーク11とハロゲンランプヒーター32が距離を空けて配置されている。冷却チャンバー30内はワーク11の正面側と背面側とに配置された給気管と排気管とにより所定量の空気が換気されている。ワーク11とハロゲンランプヒーター32は図7と同様に放射率の低いリフレクター14で囲まれており、各リフレクター14は回転軸15を中心に回転する。
冷却チャンバー30の内面は放射率の高い面となっている。冷却チャンバー30は冷却管31を具備し、冷却管31へ冷却水等の冷却媒体を循環させることにより、図7における冷却ユニットと同等の働きをする。本実施例においても、上述の図7の実施例と同様に各リフレクター14を90度回転させることにより、ワーク11の放射加熱・放射冷却を効果的に行う。
熱反射率が高く、熱放射率の低いリフレクター14の材質としては、例えば、金、銀、銅、アルミ等の金属で、表面の加工状態としては研磨面が好ましい。
一方、放射率の高い冷却チャンバー30の内面は、例えば、セラミックコート面や、SUS310−S、インコネルなどの金属が高温加熱で十分に酸化処理された面が好ましい。
ここで、熱源にハロゲンランプヒーター32を用いたため、シースヒーターやホットプレートなどに比べて、熱容量が小さく、エネルギーの(立上り)立下りが俊敏であること、ランプが細い円筒形状であり、ワーク上方への放射冷却に有利なこと、などにより上述の実施形態に比べて冷却時の効率を向上させることが可能である。
上述の実施例においては、加熱と冷却とを異なる槽、すなわち従来の多槽の炉長の長い大型焼成炉で行う必要がないために、チャンバーの小型化が容易となり、さらには莫大な装置設置面積が不要となりコストダウンの効果も期待できる。
なお、上述のとおり、本発明は真空中での加熱冷却に限ることなく、例えば、不活性雰囲気、或いは大気雰囲気中の加熱冷却プロセスにおいても使用することができ、十分効果を得ることができる。即ち、本発明は、真空雰囲気、不活性雰囲気或いは大気雰囲気等に拘わらず、加熱冷却時の雰囲気を開放することなく、効率よく加熱冷却を行うことを特徴とするものである。
本発明の一実施例の加熱冷却装置を示した断面図である。 図1に示した加熱冷却装置の他の形態を示した断面図である。 本発明の他の実施例の加熱冷却装置を示した断面図である。 図3に示した加熱冷却装置の他の形態を示した断面図である。 本発明のさらに他の実施例の加熱冷却装置を示した断面図である。 図5に示した加熱冷却装置の他の形態を示した断面図である。 本発明による加熱冷却装置の第4の実施例を示す斜視図である。 リフレクターの斜視図である。 リフレクターが90度回転した状態を示す斜視図である。 図7の装置の加熱時の正面図である。 図7の装置の冷却時の正面図である。 リフレクターの回転駆動装置の一例を示す斜視図である。 図12の平面図である。 図12の正面図である。 本発明の第5の実施例を示す斜視図である。 リフレクターの他の実施例を示す斜視図及び正面図である。 本発明と比較例との加熱冷却特性を比較して示すグラフである。 本発明による加熱冷却装置の他の形態の加熱時を示す正面図である。 本発明による加熱冷却装置の他の形態の冷却時を示す正面図である。
符号の説明
1 基材
2 部材
3 基板
4 発熱体
5 熱反射部材
6 チャンバー
7 冷却板
8 熱反射部材
9 熱反射部材
10a、10b 熱反射部材
11 ワーク
12 ヒーター
13 冷却ユニット
14 リフレクター
14a 下面リフレクター
14b 右面リフレクター
14c 上面リフレクター
14d 左面リフレクター
14e 正面リフレクター
15 回転軸
16 真空チャンバー
17 ギア
18 ベルト
19 モータ
20 冷却真空チャンバー
21 冷却管
22 表裏放射率が異なるリフレクター
s1 低放射率面
s2 高放射率面
30 冷却チャンバー
31 冷却チャンバーに配置された冷却管
32 ハロゲンランプヒーター

Claims (15)

  1. チャンバーと、前記チャンバー内に配置されたワークを加熱する加熱手段と、前記加熱手段からの熱を前記ワークに向かって反射する熱反射部材と、前記熱反射部材から前記ワークに向かって反射する反射熱量を、前記加熱手段による加熱時に対して、該加熱後の冷却時のほうが小さくなるように変更する変更手段とを有することを特徴とする加熱冷却装置。
  2. 前記変更手段は、前記ワークに対する前記熱反射部材の角度を制御することによって変更することを特徴とする請求項1に記載の加熱冷却装置。
  3. 前記熱反射部材は、複数の短冊状部材で構成されることを特徴とする請求項1に記載の加熱冷却装置。
  4. 前記熱反射部材の周囲に前記加熱手段からの熱を吸熱するための機構を備えた冷却体を有することを特徴とする請求項1に記載の加熱冷却装置。
  5. 前記チャンバーは、前記加熱手段からの熱を吸熱するための機構を有することを特徴とする請求項1に記載の加熱冷却装置。
  6. 前記短冊状部材は一面が高熱反射率であり、もう一面が低熱反射率であることを特徴とする請求項3に記載の加熱冷却装置。
  7. 加熱冷却処理を施すワークに対して設けられた熱反射部材と、前記ワークを加熱する加熱手段とを用いて減圧雰囲気下において前記ワークの加熱および冷却を行う加熱冷却方法であって、
    前記ワークと対向する熱反射部材の熱反射面の面積を第1の大きさの状態として前記ワークと前記熱反射部材との間に配設されている加熱手段を発熱させて前記ワークを加熱する加熱工程と、
    前記加熱工程の終了後、前記ワークと対向する熱反射部材の熱反射面の面積を前記第1の大きさよりも小さな第2の大きさの状態として前記基板を冷却する冷却工程とを含むことを特徴とする加熱冷却方法。
  8. 加熱冷却処理を施すワークに対して設けられた熱反射部材と、前記ワークを加熱する加熱手段とを用いて減圧雰囲気下において前記ワークの加熱および冷却を行う加熱冷却方法であって、
    前記ワークと対向する熱反射部材の熱反射面の前記ワークに対する熱反射率を第1の熱反射率にした状態で前記ワークと前記熱反射部材との間に配設されている加熱手段を発熱させて前記ワークを加熱する加熱工程と、
    前記加熱工程の終了後、前記ワークと対向する熱反射部材の熱反射面の前記ワークに対する熱反射率を前記第1の熱反射率よりも小さい第2の熱反射率にした状態で前記ワークを冷却する冷却工程とを含むことを特徴とする加熱冷却方法。
  9. 請求項7に記載の加熱冷却方法において、前記ワークが基板であって、該基板は、一方の面にのみ部材が設けられており、他方の面の表面積が前記一方の面の表面積より小さく、前記加熱工程は、前記基板の他方の面が前記加熱手段および前記熱反射部材と対向した状態で実行されることを特徴とする加熱冷却方法。
  10. 請求項7に記載の加熱冷却方法において、前記加熱工程は、前記熱反射部材が前記加熱手段を介して前記ワークと対向する位置に配置された状態で実行され、前記冷却工程は、前記熱反射部材が前記ワークと対向しない位置に配置された状態で実行されることを特徴とする加熱冷却方法。
  11. 請求項7に記載の加熱冷却方法において、前記冷却工程は、前記熱反射部材の前記ワークに対する角度を前記加熱工程時の該角度から変えて前記ワークと対向する熱反射部材の面の面積を前記第2の大きさの状態として実行されることを特徴とする加熱冷却方法。
  12. 請求項7に記載の加熱冷却方法において、前記熱反射部材は、所定の間隔で配置された複数の第1の熱反射部材と、移動可能な複数の第2の熱反射部材とを含み、前記加熱工程は、前記第2の熱反射部材が前記加熱手段を介して前記ワークと対向する位置に配置された状態で実行され、前記冷却工程は、前記ワークと対向する第2の熱反射部材の面が前記第1の熱反射部材と重なる位置に配置された状態で実行されることを特徴とする加熱冷却方法。
  13. 請求項7に記載の加熱冷却方法において、前記発熱体を介して前記ワークと対向する位置に冷却板が配置され、前記加熱工程は、前記加熱手段と前記冷却板の間に前記熱反射部材が配置された状態で実行され、前記冷却工程は、前記冷却板を用いて前記ワークを冷却することを特徴とする加熱冷却方法。
  14. 画像表示手段を内包する容器を備える画像表示装置の製造方法であって、前記容器の構成部材である基板を、請求項7に記載の加熱冷却方法によって加熱冷却処理する工程を有することを特徴とする画像表示装置の製造方法。
  15. 画像表示手段を内包する容器を備える画像表示装置の製造方法であって、前記容器の構成部材である基板を、請求項1に記載の加熱冷却装置を用いて加熱冷却処理する工程を有することを特徴とする画像表示装置の製造方法。
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