JP2005042049A - 整髪用樹脂組成物およびその製造法 - Google Patents
整髪用樹脂組成物およびその製造法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】 一般式(I):
【化1】
で表されるベタイン系単量体3〜25重量%、一般式(II):
【化2】
で表される3級アミノ基含有単量体15〜60重量%、一般式(III):
【化3】
で表される(メタ)アクリレート系単量体15〜55重量%、及び一般式(IV):
【化4】
で表されるアルケニルエーテル単量体0〜30重量%を含有するモノマー組成物(式中、R1 は水素原子又はメチル基、R2 は炭素数4〜36のアルキル基、R3 及びR4 は、それぞれ独立して、炭素数2〜4のアルキレン基、R5 は水素原子、炭素数1〜10のアルキル基又はフェニル基、Aは酸素原子又は−NH−基、Bは酸素原子又は−NH−基、nは2又は3、p及びqは、オキシアルキレン基の平均重合度であり、独立して0〜50の数を示し、pとqの和は1〜100 である)を共重合させてなる共重合体を含有する整髪用樹脂組成物、並びにその製造法。
【選択図】 なし
Description
(1)(A) 一般式(I):
で表されるベタイン系単量体(以下、単に「ベタイン系単量体」という)3〜25重量%、
(B) 一般式(II):
で表される3級アミノ基含有単量体(以下、単に「3級アミノ基含有単量体」という)15〜60重量%、
(C) 一般式(III):
で表される(メタ)アクリレート系単量体(以下、単に「(メタ)アクリレート系単量体」という)15〜55重量%、および
(D) 一般式(IV):
で表されるアルケニルエーテル単量体(以下、「アルケニルエーテル単量体」という)0〜30重量%
を含有するモノマー組成物を共重合させてなる共重合体(以下、「共重合体X」という)を含有する整髪用樹脂組成物、ならびに
(2)(A) ベタイン系単量体3〜25重量%、(B) 3級アミノ基含有単量体15〜60重量%、(C) (メタ)アクリル系単量体15〜55重量%、および(D) アルケニルエーテル単量体0〜30重量%を含有するモノマー組成物を親水性溶媒中で共重合させることを特徴とする整髪用樹脂組成物の製造法
に関する。
X−CH2 −COOM (V)
(式中、Xはハロゲン原子、Mは水素原子またはアルカリ金属原子を示す)
で表されるハロ酢酸化合物などが挙げられる。
クロロ酢酸47.3部(重量部、以下同様)(0.5mol)をエタノール100部に溶解させた溶液に、水酸化カリウム(純度:85重量%)33部(0.5mol)をエタノール150部に溶解させた溶液を氷冷下(10℃以下)で撹拌しながら滴下した。滴下と同時に、クロロ酢酸カリウムの沈殿が生成した。この沈殿を減圧濾過し、イソプロピルアルコールですすぎ洗いしたものを次の反応に用いた。
コンデンサー、温度計、チッ素導入管および撹拌器を装備した反応器に、製造例1で得られたベタイン系単量体A26部、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート48部、ステアリルメタクリレート26部、エタノール233部および2,2´−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.2部を加え、チッ素気流下、75℃で18時間重合反応を行い、共重合体Xを含有する樹脂組成物を得た。
pH測定計〔(株)横河製作所製〕を用いてpHを測定した。
外観を目視で観察し、以下の評価基準に基づいて評価した。
(評価基準)
A:透明である。
B:ほぼ透明である。
C:やや濁りがある。
D:濁りがある。
希釈溶液または中和溶液に、長さ25cm、重さ2gの毛髪の束を浸し、過剰の溶液を指でしごき除去し、まっすぐにして乾燥させた。乾燥した毛髪の束の感触を指で下記の基準で判定した。
(評価基準)
A:しなやかで滑り感のある被膜が形成されている。
B:やや硬く、滑り感のある被膜が形成されている。
C:硬く、滑り感のある被膜が形成されている。
D:硬く、きしみ感のある被膜が形成されている。
コンデンサー、温度計、チッ素導入管および撹拌器を装備した反応器に、製造例1で得られたベタイン系単量体A15部、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート52部、ステアリルメタクリレート33部、エタノール233部および2,2´−アゾビスイソブチロニトリル0.2部を加え、チッ素気流下70℃で18時間重合反応を行い、共重合体Xを含有する樹脂組成物を得た。
コンデンサー、温度計、チッ素導入管および撹拌器を装備した反応器に、製造例1で得られたベタイン系単量体A15部、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート20部、ステアリルメタクリレート40部、アルケニルエーテル単量体(E-1)25部、エタノール233部および2,2´−アゾビスイソブチロニトリル0.2部を加え、チッ素気流下70℃で18時間重合反応を行い、共重合体Xを含有する樹脂組成物を得た。
コンデンサー、温度計、チッ素導入管および撹拌器を装備した反応器に、表2に示す量で、ベタイン系単量体A、3級アミノ基含有単量体、アルケニルエーテル単量体としてポリエチレングリコールA(数平均分子量:400)またはポリエチレングリコールB(数平均分子量:1000)、エタノールおよび2,2´−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)を加え、チッ素気流下で70〜80℃で18時間加熱することにより重合反応を行い、共重合体Xを含有する樹脂組成物を得た。
前記水溶液の外観を目視で観察し、以下の評価基準に基づいて評価した。
(評価基準)
A:透明で良好である。
B:ほぼ透明である。
C:ややカスミがある。
D:濁りがある。
前記水溶液のpHをpH測定計〔(株)横河製作所製〕を用いて測定した。
中和後の樹脂組成物10gをエタノール50gで希釈し、試験液を調製した。この試験液を長さ25cm、重量2gの毛髪の束に均一に塗布し、軽くしごき、直径が1.2cmのカーラーに巻きつけて24時間自然乾燥させた後、温度が30℃で相対湿度が90%となるように調湿された雰囲気中に3時間吊るし(調湿処理)、式:
〔カールリテンション(%) 〕=(25−L1)×100÷(25−L0)
(式中、L0 は調湿処理前のカールの全長、L1 は調湿処理後のカールの全長を示す)
に基づいてカールリテンションを測定し、以下の評価基準に基づいて評価した。
A:カールリテンションが90%以上(良好)
B:カールリテンションが85%以上90%未満(ほぼ良好)
C:カールリテンションが80%以上85%未満(やや不良)
D:カールリテンションが80%未満(不良)
前記整髪力を調べる際に毛髪の束を作製したのと同様にして毛髪の束を作製し、その毛髪の束をまっすぐに乾燥させ、黒色板の上で櫛で毛髪の束をといたときのフレーキングを目視で観察し、以下の評価基準に基づいて評価した。
(評価基準)
A:粉噴きが観察されない。
B:わずかに粉噴きが観察される。
C:粉噴きが目立つ。
D:著しく粉噴きが目立つ。
樹脂組成物をエタノールで希釈することによって得られたエタノール溶液(樹脂固形分:10重量%)を原液とし、この原液を室温で圧力ビンに入れた後、この圧力ビン内に噴射剤(LPG)を濁りが生じるまで圧入し、濁りが生じはじめたときの噴射剤の重量を計量し、式:
〔LPGとの相溶性〕
=〔(噴射剤の重量)÷(噴射剤の重量+原液の重量)〕×100
に基づいて、LPGとの相溶性を調べた。
樹脂組成物をエタノールで希釈することによって得られたエタノール溶液(樹脂固形分量:4.5重量%)を原液とし、この原液3.0gを満注量が100mLのエアゾール容器内に充填した後、噴射剤としてLPG2.0gを充填することによって製造した整髪用エアゾール製品からミストを実験用人頭モデル(ウィッグ)に噴射した後、髪のつやを目視にて観察し、以下の評価基準に基づいて評価した。その結果を表2に示す。
(評価基準)
A:髪の艶に優れている。
B:髪の艶が良好である。
C:髪の艶が普通である。
D:髪の艶が悪い。
前記(6) 髪の艶で髪の艶を調べた後の髪を水道水またはシャンプー水で洗った後、原液の落ち具合を調べ、以下の評価基準に基づいて評価した。その結果を表2に示す。
(評価基準)
AA:水道水のみで簡単に洗い流せる。
A:水道水のみで洗い流せる。
B:シャンプー水で洗い流せる。
C:シャンプー水でも洗い流せない。
Claims (4)
- (A) 一般式(I):
で表されるベタイン系単量体3〜25重量%、
(B) 一般式(II):
で表される3級アミノ基含有単量体15〜60重量%、
(C) 一般式(III):
で表される(メタ)アクリル系単量体15〜55重量%、および
(D) 一般式(IV):
で表されるアルケニルエーテル単量体0〜30重量%
を含有するモノマー組成物を共重合させてなる共重合体を含有する整髪用樹脂組成物。 - 一般式(II)で表される3級アミノ基含有単量体に由来する3級アミノ基を3〜8モル%中和してなる請求項1記載の樹脂組成物。
- 一般式(III) で表される(メタ)アクリル系単量体において、R2 が炭素数18〜36のアルキル基である請求項1または2記載の樹脂組成物。
- (A) 一般式(I):
で表されるベタイン系単量体3〜25重量%、
(B) 一般式(II):
で表される3級アミノ基含有単量体15〜60重量%、
(C) 一般式(III):
で表される単量体15〜55重量%、および
(D) 一般式(IV):
で表されるアルケニルエーテル単量体0〜30重量%
を含有するモノマー組成物を親水性溶媒中で共重合させることを特徴とする整髪用樹脂組成物の製造法。
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JP2008505242A (ja) * | 2004-07-02 | 2008-02-21 | ロレアル | 新規のエチレン性コポリマー、該コポリマーを含有する組成物、調製及び処理方法 |
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JP2016003185A (ja) * | 2014-06-13 | 2016-01-12 | 互応化学工業株式会社 | 化粧料組成物 |
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