JP2005041417A - 鉄道用部材とその表面処理方法及び鉄道用部材の表面処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 鉄道用部材1は、摩擦抵抗を受ける接触面1aが表面処理された鉄道用車輪や鉄道用レールなどである。硬化処理層2は、鉄道用部材1の接触面1aを浸炭処理や窒化処理などによって硬化処理した部分であり、ショットピーニング処理面3は硬化処理層2の表面をショットピーニング処理した部分である。摩擦緩和層4は、摩擦抵抗を緩和する部分であり、ショットピーニング処理後の硬化処理層2の表面に二硫化モリブデンなどの摩擦緩和粒子4aを多数投射して形成されているため、硬化処理層2と摩擦緩和粒子4aとの密着性が向上する。その結果、車輪のフランジ面やレールの内側頭頂面の摩擦抵抗を減少させ高面圧、高滑り条件下における磨耗を低減し、きしみ割れを防止することができる。
【選択図】 図1
Description
図14及び図15に示す車輪Wは、レールRと回転接触する鉄道用部材であり、レールRの頭頂面R1と接触して摩擦抵抗を受ける踏面W1と、鉄道車両が急曲線を通過するときに外軌側のレールRの内側頭頂面R2と接触して摩擦抵抗を受けるフランジ面W2とを備えている。レールRは、車輪Wを案内する鉄道用部材であり、車輪Wを直接支持する頭頂面(頭部上面)R1と、この頭頂面R1と連続する内側頭頂面R2とを備えている。
なお、この発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、この実施形態に限定するものではない。
請求項1の発明は、摩擦抵抗を受ける接触面(1a;R2;W2)が表面処理された鉄道用部材であって、前記接触面にショットピーニング処理面(3)が形成されていることを特徴とする鉄道用部材(1;R;W)である。
以下、図面を参照して、この発明の第1実施形態について詳しく説明する。
図1は、この発明の第1実施形態に係る鉄道用部材を模式的に示す部分断面図であり、図1(A)は表面処理前の状態を示す部分断面図であり、図1(B)は表面処理後の状態を示す部分断面図である。
鉄道用部材1は、摩擦抵抗を受ける接触面1aが表面処理された鉄道用車輪や鉄道用レールなどの基幹部品である。接触面1aは、他の鉄道用部材の被接触面との間の相対運動により摩擦抵抗を受ける部分であり、図14及び図15に示すように、急曲線のレールRの内側頭頂面R2や、この内側頭頂面R2と回転接触する車輪Wのフランジ面W2などである。接触面1aには、図1(B)に示すように、硬化処理層2と、ショットピーニング処理面3と、摩擦緩和層4とが形成されている。
図2は、この発明の第1実施形態に係る鉄道用部材の表面処理方法の工程図である。図3は、この発明の第1実施形態に係る鉄道用部材の表面処理方法を説明するための模式図であり、図3(A)は表面処理前の断面図であり、図3(B)は表面硬化処理工程後の断面図であり、図3(C)はショットピーニング処理工程中の断面図であり、図3(D)は摩擦緩和処理工程中の断面図であり、図3(E)は表面処理後の断面図である。
(1) この第1実施形態では、鉄道用部材1の摩擦抵抗を受ける接触面1aにショットピーニング処理面3が形成されている。その結果、接触面1aが押し伸ばされて塑性変形し圧縮応力が残留するため硬さが上昇し、鉄道用部材1の疲れ寿命が向上して傷の発生を防止することができる。特に、従来の鉄道用車輪のように車輪全体を焼き入れなどによって熱処理する場合に比べて、接触面1aを簡単に短時間で表面処理することができる。
図4は、この発明の第2実施形態に係る鉄道用部材の表面処理方法の工程図である。図5は、この発明の第2実施形態に係る鉄道用部材の表面処理方法を説明するための模式図であり、図5(A)は表面処理前の断面図であり、図5(B)は表面硬化処理工程後の断面図であり、図5(C)はショットピーニング処理工程中の断面図であり、図5(D)は表面処理後の断面図である。なお、図2及び図3に示す部分と同一の部分については同一の番号を付して詳細な説明を省略する。
図6は、この発明の第3実施形態に係る鉄道用部材の表面処理装置の正面図である。図7は、この発明の第3実施形態に係る鉄道用部材の表面処理装置の側面図であり、図7(A)はショットピーニング処理装置の側面図であり、図7(B)は摩擦緩和処理装置の側面図である。
表面処理装置5は、摩擦抵抗を受けるフランジ面W2を表面処理する装置である。図6及び図7に示す表面処理装置5は、図14に示すような一対の車輪Wのそれぞれに対応して配置されており、以下では一方の側の表面処理について説明し、他方の側の表面処理については説明を省略する。表面処理装置5は、図6に示すように、回転装置6と、ショットピーニング処理装置(第1ショットピーニング処理装置)7と、摩擦緩和処理装置(第2ショットピーニング処理装置)8とを備えている。
図6及び図7に示すように、フランジ面W2を表面処理する場合には、レールRに沿って車輪Wが転がりながら移動してレール分断部R5に位置したときに、回転装置6を動作させる。その結果、昇降駆動部6dが回転体6a,6bを上昇させて車輪Wと接触させるとともに、この状態で回転駆動部6cが回転体6a,6bを回転させて車輪WをA方向に回転させる。次に、ショットピーニング処理装置7及び摩擦緩和処理装置8が退避位置から駆動を開始して、回収部7c,8cの先端開口部がフランジ面W2と密着する。回転装置6が車輪Wを回転させた状態でショットピーニング処理装置7が供給管路7bから噴射部7aにショット粒子3aを供給すると、図7(A)に示すように噴射部7aからフランジ面W2にショット粒子3aが投射されてショットピーニング処理面3が形成される。
(1) この第3実施形態では、ショットピーニング処理装置7がフランジ面W2にショット粒子3aを投射してショットピーニング処理面3を形成する。その結果、フランジ面W2の硬さが上昇するため、鉄道車両が急曲線を通過するときにフランジ面W2と内側頭頂面R2とが激しく接触しても、フランジ面W2に傷が発生するのを可能な限り防止することができる。
図8は、この発明の第4実施形態に係る鉄道用部材の表面処理装置の正面図である。以下では、図6に示す部分と同一の部分については同一の番号を付して詳細な説明を省略する。
図8に示すショットピーニング処理装置9は、フランジ面W2にショット粒子3a及び摩擦緩和粒子4aを投射してショットピーニング処理面3を形成するとともに、このショットピーニング処理面3に摩擦緩和層4を形成する。ショットピーニング処理装置9は、図8に示すように、混合状態のショット粒子3a及び摩擦緩和粒子4aをフランジ面W2に同時に噴射する噴射部9aと、ショット粒子3a及び摩擦緩和粒子4aを噴射部9aに供給する噴射管路9bと、噴射後のショット粒子3a及び摩擦緩和粒子4aを受け止めて回収する回収部9cと、ショット粒子3a及び摩擦緩和粒子4aを回収部9cから吸引する回収管路9dとを備えている。この第4実施形態では、第3実施形態の効果に加えて、車輪Wを回転させた状態でショット粒子3a及び摩擦緩和粒子4aをフランジ面W2に同時に投射して、ショットピーニング処理面3及び摩擦緩和層4を略同時に形成することができる。
図9は、この発明の第5実施形態に係る鉄道用部材の表面処理装置の平面図である。図10は、この発明の第5実施形態に係る鉄道用部材の表面処理装置の側面図であり、図10(A)はショットピーニング処理装置の側面図であり、図10(B)は摩擦緩和処理装置の側面図である。
表面処理装置10は、摩擦抵抗を受ける内側頭頂面R2を表面処理する装置である。図9及び図10に示す表面処理装置10は、図14に示すような一対のレールRのそれぞれに対応して配置されており、以下では一方の側の表面処理について説明し、他方の側の表面処理については説明を省略する。表面処理装置10は、図9及び図10に示すように、ショットピーニング処理装置11と、摩擦緩和処理装置12と、仕切部材13とを備えている。表面処理装置10は、原動機又は人力によって走行する保線作業車などに搭載されており、内側頭頂面R2と接触した状態でレールRの長さ方向に沿って移動する。
図9及び図10に示すように、表面処理装置10が退避位置から駆動を開始すると、回収部11c,12cの先端開口部が内側頭頂面R2に密着して、レールRの長さ方向に沿って表面処理装置10がB方向に移動する。レールRに沿って表面処理装置10を移動させた状態で移動方向に対して前側のショットピーニング処理装置11が供給管路11bから噴射部11aにショット粒子3aを供給すると、図9(A)に示すように噴射部11aから内側頭頂面R2にショット粒子3aが投射されてショットピーニング処理面3が形成される。次に、移動方向に対して後側の摩擦緩和処理装置12が供給管路12bから噴射部12aに摩擦緩和粒子4aを供給すると、図7(B)に示すように噴射部12aからショットピーニング処理面3に摩擦緩和粒子4aが投射されて摩擦緩和層4が形成される。回収部11c,12c内に回収されたショット粒子3a及び摩擦緩和粒子4aは、それぞれ回収管路11d,12dを通じて吸引され回収される。
(1) この第5実施形態では、ショットピーニング処理装置11が内側頭頂面R2にショット粒子3aを投射してショットピーニング処理面3を形成するため、鉄道車両が急曲線を通過するときに発生する内側頭頂面R2の傷を低減することができる。また、この第5実施形態では、摩擦緩和処理装置12がショットピーニング処理面3に摩擦緩和粒子4aを投射して摩擦緩和層4を形成するため、鉄道車両が急曲線を通過するときに発生する内側頭頂面R2の磨耗を低減することができる。
図11は、この発明の第6実施形態に係る鉄道用部材の表面処理装置の平面図である。
図11に示すショットピーニング処理装置14は、内側頭頂面R2にショット粒子3a及び摩擦緩和粒子4aを投射してショットピーニング処理面3を形成するとともに、このショットピーニング処理面3に摩擦緩和層4を形成する。ショットピーニング処理装置14は、図8に示すショットピーニング処理装置9と近似した構造であり、図11に示すようにショットピーニング処理装置9と対応する部分については対応する符号を付して詳細な説明を省略する。この第6実施形態では、第5実施形態の効果に加えて、表面処理装置10をレールRの長さ方向に沿って移動させながらショット粒子3aと摩擦緩和粒子4aとを同時に投射して、ショットピーニング処理面3及び摩擦緩和層4を略同時に形成することができる。
図12は、この発明の実施例に係る車輪試験片及びレール試験片の磨耗量を示すグラフである。図13は、この発明の実施例に係る車輪試験片及びレール試験片の摩擦係数の時間変化を示すグラフである。なお、図12に示す縦軸は磨耗量(g)であり、図13に示す縦軸は摩擦係数であり横軸は時間(s)である。
実施例1は、ショットピーニング処理された車輪試験片であり、比較例1はショットピーニング処理されていない車輪試験片である。実施例1については、50μm程度のアルミナ粒子を150m/s程度で30秒程度投射してショットピーニング処理面を形成した後に、10μm程度の二硫化モリブデン粒子を150m/s程度で30秒程度投射してショットピーニング処理面上に摩擦緩和層を形成した。車輪試験片は、現在使用されている実際の車輪の組成及び硬さと同じにするために、組成が炭素0.60〜0.75重量%、ケイ素0.15〜0.35重量%、マンガン0.50〜0.90重量%の炭素鋼であり、硬さが300〜320HV程度に調整されたものを使用した。比較例2,3はショットピーニング処理されていないレール試験片である。レール試験片は、車輪試験片と同様に、急曲線部に敷設され現在使用されている実際のレールの組成及び硬さと同じにするために、急曲線部の実際のレールの頭頂面から切り出したものを使用した。このレール試験片は、組成が炭素0.72〜0.82重量%、ケイ素0.10〜0.55重量%、マンガン0.70〜1.10重量%の炭素鋼であり、硬さが400HV程度に調整されたものを使用した。車輪試験片及びレール試験片は、直径30mm×厚さ8mmの円筒状であり、車輪試験片及びレール試験片の中央部には磨耗試験機に取り付けるために直径16mmの貫通孔が形成されている。
急曲線における車輪のフランジ面とレールの内側頭頂面との接触を模擬するために、2円筒西原式転がり磨耗試験機によってすべり率を9%(車輪試験片が9%多く回転する)、面圧を0.9GPaに設定して、レール試験片を5万回回転させて試験を終了した。試験は、ショットピーニング処理していない車輪試験片(比較例1)とショットピーニング処理していないレール試験片(比較例2)とを接触させた場合と、ショットピーニング処理した車輪試験片(実施例1)とショットピーニング処理していないレール試験片(比較例3)とを接触させた場合について実施した。そして、実施例1及び比較例1〜3の試験終了時の磨耗量を比較した。また、試験中に実施例1及び比較例1に加わるトルク(τ)を磨耗試験機から検出して、摩擦係数(μ)=トルク(τ(kgf・cm))/荷重(W(kgf))/試験片の半径(cm)により摩擦係数(μ)の変化を測定した。ここで、荷重(W)は、車輪試験片とレール試験片とを加圧接触させたときに加えた荷重である。
実施例1は、図12に示すように、比較例1に比べて磨耗量が減少しておりショットピーニング処理の効果が確認された。また、比較例3は、図12に示すように、比較例2に比べて磨耗量が減少しており、レール側をショットピーニング処理せずに車輪側のみショットピーニング処理した場合についてもレール側の磨耗を低減できる効果が確認された。図13に示すように、ショットピーニング処理した場合には、ショットピーニング処理しない場合に比べて摩擦係数が非常に低い値で推移し、車輪試験片及びレール試験片の接触領域の摩擦係数が低いことが確認された。
この発明は、以上説明した実施形態に限定するものではなく、以下に記載するように種々の変形又は変更が可能であり、これらもこの発明の範囲内である。
(1) この実施形態では、鉄道用部材1として鉄道用車輪及び鉄道用レールを例に挙げて説明したが、相対運動によって摩擦抵抗を受けるパンタグラフのピン及びピンブッシュなどの他の鉄道用部材についてもこの発明を適用することができる。また、この実施形態では、鉄道用車輪又は鉄道用レールのいずれか一方を表面処理した場合を例に挙げて説明したが、これらの両方を表面処理することもできる。さらに、この実施形態では、車輪Wのフランジ面W2又はレールRの内側頭頂面R2を接触面1aの例に挙げて説明したが、これらの箇所とは別に又はこれらの箇所とともに踏面W1又は頭頂面R1を表面処理することもできる。
1a 接触面
2 硬化処理層
3 ショットピーニング処理面
3a ショット粒子
4 摩擦緩和層
4a 摩擦緩和粒子
5 表面処理装置
6 回転装置
7 ショットピーニング処理装置
8 摩擦緩和処理装置
9 ショットピーニング処理装置
10 表面処理装置
11 ショットピーニング処理装置
12 摩擦緩和処理装置
14 ショットピーニング処理装置
W 車輪(鉄道用部材)
W1 踏面
W2 フランジ面(接触面)
R レール(鉄道用部材)
R1 頭頂面
R2 内側頭頂面(接触面)
A 回転方向
B 移動方向
Claims (17)
- 摩擦抵抗を受ける接触面が表面処理された鉄道用部材であって、
前記接触面にショットピーニング処理面が形成されていること、
を特徴とする鉄道用部材。 - 請求項1に記載の鉄道用部材において、
前記ショットピーニング処理面に摩擦緩和層が形成されていること、
を特徴とする鉄道用部材。 - 請求項1又は請求項2に記載の鉄道用部材において、
前記接触面の硬化処理層の表面に前記ショットピーニング処理面が形成されていること、
を特徴とする鉄道用部材。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の鉄道用部材において、
鉄道用車輪のフランジ面又は鉄道用レールの内側頭頂面に前記ショットピーニング処理面が形成されていること、
を特徴とする鉄道用部材。 - 摩擦抵抗を受ける接触面を表面処理する鉄道用部材の表面処理方法であって、
前記接触面にショット粒子を投射してショットピーニング処理面を形成するショットピーニング処理工程を含むこと、
を特徴とする鉄道用部材の表面処理方法。 - 請求項5に記載の鉄道用部材の表面処理方法において、
前記ショットピーニング処理面に摩擦緩和粒子を投射して摩擦緩和層を形成する摩擦緩和処理工程を含むこと、
を特徴とする鉄道用部材の表面処理方法。 - 摩擦抵抗を受ける接触面を表面処理する鉄道用部材の表面処理方法であって、
前記接触面にショット粒子及び摩擦緩和粒子を投射してショットピーニング処理面を形成するとともに、このショットピーニング処理面に摩擦緩和層を形成するショットピーニング処理工程を含むこと、
を特徴とする鉄道用部材の表面処理方法。 - 請求項5から請求項7までのいずれか1項に記載の鉄道用部材の表面処理方法において、
前記ショットピーニング処理工程は、前記接触面の硬化処理層の表面に前記ショットピーニング処理面を形成する工程であること、
を特徴とする鉄道用部材の表面処理方法。 - 請求項5から請求項8までのいずれか1項に記載の鉄道用部材の表面処理方法において、
前記ショットピーニング処理工程は、鉄道用車輪のフランジ面又は鉄道用レールの内側頭頂面に前記ショットピーニング処理面を形成する工程であること、
を特徴とする鉄道用部材の表面処理方法。 - 摩擦抵抗を受ける接触面を表面処理する鉄道用部材の表面処理装置であって、
前記接触面にショット粒子を投射してショットピーニング処理面を形成するショットピーニング処理装置を備えること、
を特徴とする鉄道用部材の表面処理装置。 - 請求項10に記載の鉄道用部材の表面処理装置において、
前記ショットピーニング処理面に摩擦緩和粒子を投射して摩擦緩和層を形成する摩擦緩和処理装置を備えること、
を特徴とする鉄道用部材の表面処理装置。 - 請求項11に記載の鉄道用部材の表面処理装置において、
前記ショットピーニング処理装置は、前記鉄道用部材を回転させた状態で前記接触面を表面処理するときに回転方向に対して上流側に配置されており、
前記摩擦緩和処理装置は、回転方向に対して下流側に配置されていること、
を特徴とする鉄道用部材の表面処理装置。 - 請求項11に記載の鉄道用部材の表面処理装置において、
前記ショットピーニング処理装置は、前記鉄道用部材に沿って移動した状態で前記接触面を表面処理するときに移動方向に対して前側に配置されており、
前記摩擦緩和処理装置は、移動方向に対して後側に配置されていること、
を特徴とする鉄道用部材の表面処理装置。 - 摩擦抵抗を受ける接触面を表面処理する鉄道用部材の表面処理装置であって、
前記接触面にショット粒子及び摩擦緩和粒子を投射してショットピーニング処理面を形成するとともに、このショットピーニング処理面に摩擦緩和層を形成するショットピーニング処理装置を備えること、
を特徴とする鉄道用部材の表面処理装置。 - 請求項10又は請求項14に記載の鉄道用部材の表面処理装置において、
前記ショットピーニング処理装置は、前記鉄道用部材を回転させた状態又は前記鉄道用部材に沿って移動した状態で前記接触面に前記ショットピーニング処理面を形成すること、
を特徴とする鉄道用部材の表面処理装置。 - 請求項10から請求項15までのいずれか1項に記載の鉄道用部材の表面処理装置において、
前記ショットピーニング処理装置は、前記接触面の硬化処理層の表面に前記ショットピーニング処理面を形成すること、
を特徴とする鉄道用部材の表面処理装置。 - 請求項10から請求項16までのいずれか1項に記載の鉄道用部材の表面処理装置において、
前記ショットピーニング処理装置は、鉄道用車輪のフランジ面又は鉄道用レールの内側頭頂面に前記ショットピーニング処理面を形成すること、
を特徴とする鉄道用部材の表面処理装置。
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Effective date: 20070703 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20071030 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |