JP2005040281A - 運動靴 - Google Patents
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Abstract
【課題】急発進及び急停止を伴う運動に好適に使用される運動靴の提供。
【解決手段】本発明に係る運動靴1は、ソール3とアッパー5とを備え、このソール3は、ソール3の後半部9において上層11と下層13とからなる。この下層13が上層11及びソール3の前半部7の少なくともいずれかと接合されている。運動靴1の前後方向に荷重が負荷されると、この下層13がスライドしてソールの前半部7との間にずれを生じ、この荷重が除去されるとずれが復元する構造を備えている。接合部15はソール3よりも低弾性の弾性体からなる。この接合部15は、600Nの引張荷重を加えたときの変位量が1mm以上30mm以下であることがより好ましい。この運動靴1は、急発進しやすさと急停止したときの緩衝機能とを合わせ備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明に係る運動靴1は、ソール3とアッパー5とを備え、このソール3は、ソール3の後半部9において上層11と下層13とからなる。この下層13が上層11及びソール3の前半部7の少なくともいずれかと接合されている。運動靴1の前後方向に荷重が負荷されると、この下層13がスライドしてソールの前半部7との間にずれを生じ、この荷重が除去されるとずれが復元する構造を備えている。接合部15はソール3よりも低弾性の弾性体からなる。この接合部15は、600Nの引張荷重を加えたときの変位量が1mm以上30mm以下であることがより好ましい。この運動靴1は、急発進しやすさと急停止したときの緩衝機能とを合わせ備えている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主にテニス、アメリカンフットボール、ラグビー、ジョギング等の運動に使用される運動靴に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
テニス等、球技用の運動では、急発進及び急停止が繰り返される。急発進や急停止は、人体に大きな衝撃を与える。そのため、この種の運動に使用される運動靴には、衝撃吸収性能が要求される。運動靴は、そのため柔軟な構造が用いられている。その構造は、主として柔軟な材料を用いたり、ソールの厚さを厚くする等からなる。その一方で、この運動靴は、急発進しやすいことが必要である。しかし、衝撃吸収性能を高めた運動靴は、柔軟性が高いため、急発進性能において劣る傾向がある。
【0003】
特開2000−236909号公報には、底部の後端から前側に向かって切り込み部が形成された運動靴が記載されている。急発進のときは、地面を蹴る力が主として運動靴の爪先側にかかる。急停止の衝撃力は、主として踵側で受ける。この運動靴では、急停止したときに上記の切り込み部が横ずれを生じさせられる。この横ずれにより緩衝時間が延長されて衝撃が緩和される。また、この運動靴は、地面の種類等の影響を受けにくく横方向の衝撃を吸収できるとされている。この運動靴では発進性能はよいが、なお急停止時の緩衝機能において改善の余地がある。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−22909号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
横方向への移動が多いテニスプレーにおいても、直進移動が多いことが最近分かってきた。すなわち、プレーヤーは、横方向に移動する場合にも、体幹全体を進行方向に向けて直進運動していることが多い。したがって、横移動が多いといわれている球技用の運動靴においても、直進の衝撃力を緩衝することが重要である。本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、急発進及び急停止を伴う運動に好適に使用される運動靴の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る運動靴は、ソールとアッパーとを備え、このソールは、ソールの後半部が上層と下層とからなる。この下層が上層及びソールの前半部の少なくともいずれかと接合されている。靴の前後方向に荷重が負荷されると、この下層とソールの前半部との間にずれ(変位)が生じ、この荷重が除去されるとずれが復元する構造を備えている。この運動靴は、上記の構造を備えているため、急発進しやすさと急停止したときの緩衝機能を合わせ備えている。
【0007】
この運動靴では、上記下層が下層よりも低弾性の接合部を介してソールの前半部と接合されていることが好ましい。この運動靴は運動の衝撃緩和効果が大きい。
【0008】
この運動靴の上記接合部は、600Nの引張荷重を加えたときの変位量が1mm以上30mm以下であることがより好ましい。この運動靴は、緩衝効果が高く、履き心地がよい。
【0009】
また、上記上層が、上記の下層及びソールの前半部よりも弾性の低い材質からなることも好ましい。この運動靴は、急発進に違和感がなく、急停止時の緩衝性がよい。
【0010】
さらに、上記上層と下層とは、この両層間で上下方向には離間されることなく、靴の前後方向には互いにずれることができる構造を備えていることが好ましい。この運動靴は、急発進と急停止を伴う運動のプレー性能に優れている。
【0011】
さらに、上記構造が、上層又は下層のいずれか一方に基部より頂部が大きい突条を備え、この他方に、この突条を納める溝を備えるスライダー・スライドベース構造であることが好ましい。この運動靴は、急発進と急停止を伴う運動のプレー性能により優れている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、適宜図面が参照されつつ好ましい実施形態に基づいて、本発明が詳細に説明される。
【0013】
図1は、本発明の一実施形態に係る運動靴1が示された断面図である。図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。図3は、図1のIII−III線に沿った断面図である。この運動靴1は、ソール3とアッパー5とを備えている。ソール3は、爪先部を含むソールの前半部7と踵部を含むソールの後半部9を備えている。図1の左右方向が靴の前後方向である。アッパー5の材質、形状、寸法等は、既知の靴のアッパーと同等である。また運動靴1は、ミッドソールを備えてもよい。ミッドソールの材質、形状、寸法等は、既知の靴のものと同等である。インソールを取り付けることも可能である。
【0014】
ソール3には、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ウレタンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、熱可塑性樹脂とゴムの複合エラストマー等が好適に用いられる。これらの2種以上が併用されてもよい。また、ゴム以外の樹脂等のポリマーは、目的又は用途に応じて適宜基材ゴムに添加されて用いられる。ソール3の硬度は、ショアA硬度で40以上85以下であることが好ましい。硬度が40未満では、着用者の歩行にふらつき感を生じる。硬度が90を超えると着用者の足に突き上げ感を生じる。より好ましくは、硬度は50以上80以下である。60以上75以下の硬度がさらに好ましい。
【0015】
運動靴1では、ソール3の後半部9が上層11と下層13とからなる。この下層13は、ソール3の土踏まずから踵の後端まで達している。上層11と下層13とが靴の前後方向にアッパーに対して略平行な面で区分されている。この面には、靴の前後方向に延在しておれば接地面に対して小さな角度で交わるような傾斜があってもよい。この面は、ずれに対する抵抗の大きさの観点から靴の前後方向には直線的、かつ平滑であることが好ましい。
【0016】
この下層13は、接合部15を介してソール3の前半部7と接合されている。接合部15は弾性体からなる。この弾性体は、下層13の材質よりも低弾性の材質からなる。この接合部15には、運動中の着地時又は停止時に下層13により引張荷重が加えられる。この荷重で接合部15が伸ばされることにより、下層13と前半部7との間にずれが生じる。この荷重が除去されると接合部15のずれが復元される。この運動靴1は、厚いソールが用いられることなく十分な緩衝効果を備えている。また、この運動靴1は、急発進もしやすい。
【0017】
この接合部15は、繰り返し疲労及び経時変化に対する耐久性が高いことが好ましい。また、この材質は、緩衝効率の観点から、ある程度の振動減衰性を備えているものが好ましい。振動減衰性の付与は、ポリマー組成物の選択等公知の手段が用いられる。
【0018】
このポリマーには、上記ソール3に使用される基材ゴムが用いられ得る。この場合は、配合剤の種類や量をソール3とは異ならせたゴム組成物が使用される。より好ましい接合部15用の基材としては、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム、エチレン酢酸ビニル共重合体及びポリウレタンが例示される。この接合部15による下層13とソール前半部7との接合には、接着剤の使用、結合部材の使用、ポリマー架橋等、公知の方法が選択できる。この接合部15の弾性率の調節には、ポリマーの種類又は架橋剤、充填剤、軟化剤、発泡剤等の種類や量の選択、架橋条件の選択等、公知の手段が用いられる。
【0019】
この運動靴1の下層13は、上層11との間の粘着性や摩擦力により、運動中に靴の前後方向には、ずれることができるが上下には離れにくい。しかし、実際の衝撃は、あらゆる方向から種々の速度や強さで加えられる。特に踵後方で下層13が上層11と離間しない構造を採ることが好ましい。例えば、上層11と下層13の対向する位置で引き合う磁石の埋設、粘着剤の使用等も可能である。
【0020】
より好ましくは、後半部9がスライダー・スライドベース構造を備えている。図2には、この構造の例の断面図が示されている。この構造は、突条17と溝19とが靴の前後方向に平行に延在している。スライダーの突条17は、頂部Aが基部Bより大きく形成されている。スライドベースの溝19は、この突条17に納められる相似形に形成されている。スライダー・スライドベース構造において、上層が溝を備え下層が突条を備えてもよい。
【0021】
この構造では、下層13が靴の前後方向に平行にスライドする。しかし、この前後方向と交わる方向には下層13の移動が制限される。すなわち、下層13は、上層11に沿ってスライドすることができる。この運動靴1は、あらゆる運動の場面で違和感がなく、急停止したときの緩衝効果が高い。この運動靴1は、急発進と急停止を伴う運動のプレー性能に優れている。
【0022】
図3には、接合部15の断面図が示されている。この接合部15の物性は、600Nの引張荷重が加えられたときに変位量が1mm以上30mm以下であることが好ましい。この引張荷重は、運動においてかかる靴の前後方向の荷重に基づいている。変位量が1mm未満では、緩衝効果が十分でない。また、30mm以上では、運動中の履き心地に違和感を生じる場合がある。この変位量が2mm以上10mm以下であることがより好ましい。この変位量の範囲では、運動靴1と地面との間で滑りが生じても、運動者が全くこれを感じない。緩衝効果は、この無感滑りの範囲でも大きいことが知られている。この運動靴1は緩衝効果が大きい上に履き心地もよい。
【0023】
図4は、本発明のさらに他の実施形態に係る運動靴23の一部が示された断面図である。この運動靴23は、図1の運動靴1と同様、アッパー25とソール27とからなる。ソール27の後半部29は、上層31と下層33とからなる。上層31はソール27の前半部35と一体に形成されている。この下層33と前半部35とは、接合部39で接合されている。この接合部39は、引張荷重に対して下層33よりも伸びが大きいバネ37を含む。上層31と下層33とは、上述の図2と同様のずれることができる構造を備えることが好ましい。
【0024】
バネ37は、これが配置されるスペース節約の観点から、小型の高弾性バネが少数用いられることが好ましい。バネ37は、コイルバネ、板バネ、竹の子バネ等が好適に用いられる。バネ37の材質は、バネ鋼、硬鋼線、ピアノ線、オイルテンパ線、ステンレス線等が弾性率の観点から好ましく用いられる。バネは、前半部35と下層33とに埋め込まれたリブに係止される等により、一本又は複数本が使用される。バネ37の弾性率は、上記バネの種類及び本数等により調節される。このバネ37による接合部分39は、バネ37に異物が噛み込まれること等を防止するため、ポリマー等の被覆材41で覆われる方が好ましい。運動中に、後半部29に引張荷重が加えられると、バネ37がその弾性により伸びて下層33にずれが生じる。このずれにより衝撃時間が延長されて緩衝される。この運動靴23も発進と緩衝とに好適である。
【0025】
図5は、本発明のさらに他の実施形態に係る運動靴43の一部が示された断面図である。この運動靴43は、アッパー45とソール47とを備え、ソール47の後半部49は、上層51と下層53とからなる。この上層51は、下層53よりも低弾性の材質からなる。この上層51には、上述の接合部15に使用されるポリマーが使用できる。下層53は、接合部57及び上層51と一体に接合されている。この上層51と接合部57とは同じ材質であり、上層51の一部が接合部57を兼ねている。
【0026】
なお、下層53が、この接合部57で前半部55と接合されておれば、下層53はこの上層51と必ずしも接合されていなくてもよい。下層53が上層51と接合されておれば、必ずしも接合部57で前半部55と接合されていなくてもよい。この運動靴43では、急停止等のときに低弾性の上層51又は接合部57が伸びて下層53と前半部55との間にずれが生じる。これにより、緩衝時間が延長される。この運動靴43は、急発進と急停止を伴う運動に好適である。
【0027】
図6は、本発明のさらに他の実施形態に係る運動靴59の一部が示された断面図である。この運動靴59は、アッパー61とソール63とを備えている。ソール63は、前半部65と後半部67とからなり、切り込み69により分離されている。この後半部67は、上層71と下層73とからなる。この上層71は、下層73よりも低弾性の材質からなる。この上層71にも、上述の接合部15に使用されるポリマーが使用できる。この下層73は、上層71と一体に接合されている。この上層71は、前半部65と接合されてもよい。また、上層71は、単層でなくてもよい。例えば、上層71が二層からなり、アッパー61に隣接する側は、前半部65と同じ材質で、下層73に隣接する側は低弾性の材質から形成されてもよい。この運動靴59は、急発進や急停止を伴うプレー性能に優れている。
【0028】
【実施例】
以下、実施例にもとづいて本発明の効果が明らかにされるが、この記載により本発明が限定的に解釈されるべきではない。
【0029】
[実施例1]
ソールをスチレン−ブタジエン共重合体を基材とするゴム組成物を用いて成形した。ソールの前半部(厚さ10mm)とソールの後半部の上層基部(厚さ4mm)とが一体にされたソール部材を成形した。別途成形した断面略台形状の突条(高さ3mm、基部50mm、頂部60mm、長さ120mm)を上層基部の所定位置に接着した。この突条と相似形の溝を備えたソールの下層(厚さ6mm)を上記ゴム組成物で成形して準備した。この溝に離型処理を施して上記上層の突条に差し込み、ソールの後半部の下層用とした。この下層とソール前半部との間に設けた20mm幅の接合部にエチレン酢酸ビニル共重合体の発泡性組成物を充填して加硫接着して実施例1のソールを得た。なお、上記発泡性組成物は、横90mm、縦20mm、厚み10mmの架橋された試料を用いて600Nの引張荷重をかけたときに1mmの伸びが得られるように予め配合を調整されたものを用いた。このソールに、エチレン酢酸ビニル共重合体からなるミッドソールと、綿からなるアッパーを取り付けて、図1に記載した実施例1の運動靴を得た。
【0030】
[実施例2、実施例3及び比較例3]
接合部用のエチレン酢酸ビニル共重合体組成物に、この架橋成形体に600Nの引張荷重をかけたときに表1に示されている変位量が得られるように調整されたものが用いられた他は実施例1と同様にして、実施例2、実施例3及び比較例3の運動靴を得た。
【0031】
[比較例1]
市販のテニスシューズを入手した。
【0032】
[比較例2]
ソール後半部において、溝と突条の組み合わせに離型処理せず、また上記接合部に上記接合部用の組成物を用いる代わりに、ソール用ゴム組成物を充填してソールを得た他は、実施例1と同様にして比較例2の運動靴を得た。
【0033】
【表1】
【0034】
表1において、各評価方法はつぎのとおりである。
(a)軽快感:5人の被験者の着用感及びデザイン外観により、良いを5点とし、悪いを1点として、それぞれの靴を5段階官能評価させた。
(b)着地緩衝性能:5人の被験者によるジョギングにより、良いを5点とし、悪いを1点として、それぞれの靴を5段階官能評価させた。
(c)発進時ずれの違和感:上記同様に、被験者に良いを5点、悪いを1点として、それぞれの靴を5段階官能評価させた。
【0035】
表1において、比較例の靴は、ソール厚さによる軽快感、着地時緩衝性能及び発進時ずれの違和感のいずれかに難があり、履き心地が悪い。これに対して、実施例の運動靴は、運動による衝撃緩衝性がよく、発進時のずれによる違和感もない。実施例の運動靴は、履き心地もよく、これらの評価結果より、本発明の優位性が確認された。
【0036】
【発明の効果】
以上の評価結果から明らかなように、本発明の靴は、急発進において違和感なく、急停止時の緩衝性能に優れている。したがって、球技等の運動靴に好適である。この靴は、ソールの厚みが厚くされることなく履き心地がよいため、デザイン上の自由度も高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態に係る運動靴が示された断面図である。
【図2】図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。
【図3】図3は、図1のIII−IIIに沿った断面図である。
【図4】図4は、本発明の他の実施形態に係る運動靴の一部が示された断面図である。
【図5】図5は、本発明のさらに他の実施形態に係る運動靴の一部が示された断面図である。
【図6】図6は、本発明のさらに他の実施形態に係る運動靴の一部が示された断面図である。
【符号の説明】
1、21、23、43、59・・・運動靴
3、27、47、63・・・ソール
5、25、45、61・・・アッパー
7、35、55、65・・・ソールの前半部
9、29、49、67・・・ソールの後半部
11、31、51、71・・・上層
13、33、53、73・・・下層
15、39、57・・・接合部
17・・・突条
19・・・溝
37・・・バネ
【発明の属する技術分野】
本発明は、主にテニス、アメリカンフットボール、ラグビー、ジョギング等の運動に使用される運動靴に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
テニス等、球技用の運動では、急発進及び急停止が繰り返される。急発進や急停止は、人体に大きな衝撃を与える。そのため、この種の運動に使用される運動靴には、衝撃吸収性能が要求される。運動靴は、そのため柔軟な構造が用いられている。その構造は、主として柔軟な材料を用いたり、ソールの厚さを厚くする等からなる。その一方で、この運動靴は、急発進しやすいことが必要である。しかし、衝撃吸収性能を高めた運動靴は、柔軟性が高いため、急発進性能において劣る傾向がある。
【0003】
特開2000−236909号公報には、底部の後端から前側に向かって切り込み部が形成された運動靴が記載されている。急発進のときは、地面を蹴る力が主として運動靴の爪先側にかかる。急停止の衝撃力は、主として踵側で受ける。この運動靴では、急停止したときに上記の切り込み部が横ずれを生じさせられる。この横ずれにより緩衝時間が延長されて衝撃が緩和される。また、この運動靴は、地面の種類等の影響を受けにくく横方向の衝撃を吸収できるとされている。この運動靴では発進性能はよいが、なお急停止時の緩衝機能において改善の余地がある。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−22909号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
横方向への移動が多いテニスプレーにおいても、直進移動が多いことが最近分かってきた。すなわち、プレーヤーは、横方向に移動する場合にも、体幹全体を進行方向に向けて直進運動していることが多い。したがって、横移動が多いといわれている球技用の運動靴においても、直進の衝撃力を緩衝することが重要である。本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、急発進及び急停止を伴う運動に好適に使用される運動靴の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る運動靴は、ソールとアッパーとを備え、このソールは、ソールの後半部が上層と下層とからなる。この下層が上層及びソールの前半部の少なくともいずれかと接合されている。靴の前後方向に荷重が負荷されると、この下層とソールの前半部との間にずれ(変位)が生じ、この荷重が除去されるとずれが復元する構造を備えている。この運動靴は、上記の構造を備えているため、急発進しやすさと急停止したときの緩衝機能を合わせ備えている。
【0007】
この運動靴では、上記下層が下層よりも低弾性の接合部を介してソールの前半部と接合されていることが好ましい。この運動靴は運動の衝撃緩和効果が大きい。
【0008】
この運動靴の上記接合部は、600Nの引張荷重を加えたときの変位量が1mm以上30mm以下であることがより好ましい。この運動靴は、緩衝効果が高く、履き心地がよい。
【0009】
また、上記上層が、上記の下層及びソールの前半部よりも弾性の低い材質からなることも好ましい。この運動靴は、急発進に違和感がなく、急停止時の緩衝性がよい。
【0010】
さらに、上記上層と下層とは、この両層間で上下方向には離間されることなく、靴の前後方向には互いにずれることができる構造を備えていることが好ましい。この運動靴は、急発進と急停止を伴う運動のプレー性能に優れている。
【0011】
さらに、上記構造が、上層又は下層のいずれか一方に基部より頂部が大きい突条を備え、この他方に、この突条を納める溝を備えるスライダー・スライドベース構造であることが好ましい。この運動靴は、急発進と急停止を伴う運動のプレー性能により優れている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、適宜図面が参照されつつ好ましい実施形態に基づいて、本発明が詳細に説明される。
【0013】
図1は、本発明の一実施形態に係る運動靴1が示された断面図である。図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。図3は、図1のIII−III線に沿った断面図である。この運動靴1は、ソール3とアッパー5とを備えている。ソール3は、爪先部を含むソールの前半部7と踵部を含むソールの後半部9を備えている。図1の左右方向が靴の前後方向である。アッパー5の材質、形状、寸法等は、既知の靴のアッパーと同等である。また運動靴1は、ミッドソールを備えてもよい。ミッドソールの材質、形状、寸法等は、既知の靴のものと同等である。インソールを取り付けることも可能である。
【0014】
ソール3には、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ウレタンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、熱可塑性樹脂とゴムの複合エラストマー等が好適に用いられる。これらの2種以上が併用されてもよい。また、ゴム以外の樹脂等のポリマーは、目的又は用途に応じて適宜基材ゴムに添加されて用いられる。ソール3の硬度は、ショアA硬度で40以上85以下であることが好ましい。硬度が40未満では、着用者の歩行にふらつき感を生じる。硬度が90を超えると着用者の足に突き上げ感を生じる。より好ましくは、硬度は50以上80以下である。60以上75以下の硬度がさらに好ましい。
【0015】
運動靴1では、ソール3の後半部9が上層11と下層13とからなる。この下層13は、ソール3の土踏まずから踵の後端まで達している。上層11と下層13とが靴の前後方向にアッパーに対して略平行な面で区分されている。この面には、靴の前後方向に延在しておれば接地面に対して小さな角度で交わるような傾斜があってもよい。この面は、ずれに対する抵抗の大きさの観点から靴の前後方向には直線的、かつ平滑であることが好ましい。
【0016】
この下層13は、接合部15を介してソール3の前半部7と接合されている。接合部15は弾性体からなる。この弾性体は、下層13の材質よりも低弾性の材質からなる。この接合部15には、運動中の着地時又は停止時に下層13により引張荷重が加えられる。この荷重で接合部15が伸ばされることにより、下層13と前半部7との間にずれが生じる。この荷重が除去されると接合部15のずれが復元される。この運動靴1は、厚いソールが用いられることなく十分な緩衝効果を備えている。また、この運動靴1は、急発進もしやすい。
【0017】
この接合部15は、繰り返し疲労及び経時変化に対する耐久性が高いことが好ましい。また、この材質は、緩衝効率の観点から、ある程度の振動減衰性を備えているものが好ましい。振動減衰性の付与は、ポリマー組成物の選択等公知の手段が用いられる。
【0018】
このポリマーには、上記ソール3に使用される基材ゴムが用いられ得る。この場合は、配合剤の種類や量をソール3とは異ならせたゴム組成物が使用される。より好ましい接合部15用の基材としては、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム、エチレン酢酸ビニル共重合体及びポリウレタンが例示される。この接合部15による下層13とソール前半部7との接合には、接着剤の使用、結合部材の使用、ポリマー架橋等、公知の方法が選択できる。この接合部15の弾性率の調節には、ポリマーの種類又は架橋剤、充填剤、軟化剤、発泡剤等の種類や量の選択、架橋条件の選択等、公知の手段が用いられる。
【0019】
この運動靴1の下層13は、上層11との間の粘着性や摩擦力により、運動中に靴の前後方向には、ずれることができるが上下には離れにくい。しかし、実際の衝撃は、あらゆる方向から種々の速度や強さで加えられる。特に踵後方で下層13が上層11と離間しない構造を採ることが好ましい。例えば、上層11と下層13の対向する位置で引き合う磁石の埋設、粘着剤の使用等も可能である。
【0020】
より好ましくは、後半部9がスライダー・スライドベース構造を備えている。図2には、この構造の例の断面図が示されている。この構造は、突条17と溝19とが靴の前後方向に平行に延在している。スライダーの突条17は、頂部Aが基部Bより大きく形成されている。スライドベースの溝19は、この突条17に納められる相似形に形成されている。スライダー・スライドベース構造において、上層が溝を備え下層が突条を備えてもよい。
【0021】
この構造では、下層13が靴の前後方向に平行にスライドする。しかし、この前後方向と交わる方向には下層13の移動が制限される。すなわち、下層13は、上層11に沿ってスライドすることができる。この運動靴1は、あらゆる運動の場面で違和感がなく、急停止したときの緩衝効果が高い。この運動靴1は、急発進と急停止を伴う運動のプレー性能に優れている。
【0022】
図3には、接合部15の断面図が示されている。この接合部15の物性は、600Nの引張荷重が加えられたときに変位量が1mm以上30mm以下であることが好ましい。この引張荷重は、運動においてかかる靴の前後方向の荷重に基づいている。変位量が1mm未満では、緩衝効果が十分でない。また、30mm以上では、運動中の履き心地に違和感を生じる場合がある。この変位量が2mm以上10mm以下であることがより好ましい。この変位量の範囲では、運動靴1と地面との間で滑りが生じても、運動者が全くこれを感じない。緩衝効果は、この無感滑りの範囲でも大きいことが知られている。この運動靴1は緩衝効果が大きい上に履き心地もよい。
【0023】
図4は、本発明のさらに他の実施形態に係る運動靴23の一部が示された断面図である。この運動靴23は、図1の運動靴1と同様、アッパー25とソール27とからなる。ソール27の後半部29は、上層31と下層33とからなる。上層31はソール27の前半部35と一体に形成されている。この下層33と前半部35とは、接合部39で接合されている。この接合部39は、引張荷重に対して下層33よりも伸びが大きいバネ37を含む。上層31と下層33とは、上述の図2と同様のずれることができる構造を備えることが好ましい。
【0024】
バネ37は、これが配置されるスペース節約の観点から、小型の高弾性バネが少数用いられることが好ましい。バネ37は、コイルバネ、板バネ、竹の子バネ等が好適に用いられる。バネ37の材質は、バネ鋼、硬鋼線、ピアノ線、オイルテンパ線、ステンレス線等が弾性率の観点から好ましく用いられる。バネは、前半部35と下層33とに埋め込まれたリブに係止される等により、一本又は複数本が使用される。バネ37の弾性率は、上記バネの種類及び本数等により調節される。このバネ37による接合部分39は、バネ37に異物が噛み込まれること等を防止するため、ポリマー等の被覆材41で覆われる方が好ましい。運動中に、後半部29に引張荷重が加えられると、バネ37がその弾性により伸びて下層33にずれが生じる。このずれにより衝撃時間が延長されて緩衝される。この運動靴23も発進と緩衝とに好適である。
【0025】
図5は、本発明のさらに他の実施形態に係る運動靴43の一部が示された断面図である。この運動靴43は、アッパー45とソール47とを備え、ソール47の後半部49は、上層51と下層53とからなる。この上層51は、下層53よりも低弾性の材質からなる。この上層51には、上述の接合部15に使用されるポリマーが使用できる。下層53は、接合部57及び上層51と一体に接合されている。この上層51と接合部57とは同じ材質であり、上層51の一部が接合部57を兼ねている。
【0026】
なお、下層53が、この接合部57で前半部55と接合されておれば、下層53はこの上層51と必ずしも接合されていなくてもよい。下層53が上層51と接合されておれば、必ずしも接合部57で前半部55と接合されていなくてもよい。この運動靴43では、急停止等のときに低弾性の上層51又は接合部57が伸びて下層53と前半部55との間にずれが生じる。これにより、緩衝時間が延長される。この運動靴43は、急発進と急停止を伴う運動に好適である。
【0027】
図6は、本発明のさらに他の実施形態に係る運動靴59の一部が示された断面図である。この運動靴59は、アッパー61とソール63とを備えている。ソール63は、前半部65と後半部67とからなり、切り込み69により分離されている。この後半部67は、上層71と下層73とからなる。この上層71は、下層73よりも低弾性の材質からなる。この上層71にも、上述の接合部15に使用されるポリマーが使用できる。この下層73は、上層71と一体に接合されている。この上層71は、前半部65と接合されてもよい。また、上層71は、単層でなくてもよい。例えば、上層71が二層からなり、アッパー61に隣接する側は、前半部65と同じ材質で、下層73に隣接する側は低弾性の材質から形成されてもよい。この運動靴59は、急発進や急停止を伴うプレー性能に優れている。
【0028】
【実施例】
以下、実施例にもとづいて本発明の効果が明らかにされるが、この記載により本発明が限定的に解釈されるべきではない。
【0029】
[実施例1]
ソールをスチレン−ブタジエン共重合体を基材とするゴム組成物を用いて成形した。ソールの前半部(厚さ10mm)とソールの後半部の上層基部(厚さ4mm)とが一体にされたソール部材を成形した。別途成形した断面略台形状の突条(高さ3mm、基部50mm、頂部60mm、長さ120mm)を上層基部の所定位置に接着した。この突条と相似形の溝を備えたソールの下層(厚さ6mm)を上記ゴム組成物で成形して準備した。この溝に離型処理を施して上記上層の突条に差し込み、ソールの後半部の下層用とした。この下層とソール前半部との間に設けた20mm幅の接合部にエチレン酢酸ビニル共重合体の発泡性組成物を充填して加硫接着して実施例1のソールを得た。なお、上記発泡性組成物は、横90mm、縦20mm、厚み10mmの架橋された試料を用いて600Nの引張荷重をかけたときに1mmの伸びが得られるように予め配合を調整されたものを用いた。このソールに、エチレン酢酸ビニル共重合体からなるミッドソールと、綿からなるアッパーを取り付けて、図1に記載した実施例1の運動靴を得た。
【0030】
[実施例2、実施例3及び比較例3]
接合部用のエチレン酢酸ビニル共重合体組成物に、この架橋成形体に600Nの引張荷重をかけたときに表1に示されている変位量が得られるように調整されたものが用いられた他は実施例1と同様にして、実施例2、実施例3及び比較例3の運動靴を得た。
【0031】
[比較例1]
市販のテニスシューズを入手した。
【0032】
[比較例2]
ソール後半部において、溝と突条の組み合わせに離型処理せず、また上記接合部に上記接合部用の組成物を用いる代わりに、ソール用ゴム組成物を充填してソールを得た他は、実施例1と同様にして比較例2の運動靴を得た。
【0033】
【表1】
【0034】
表1において、各評価方法はつぎのとおりである。
(a)軽快感:5人の被験者の着用感及びデザイン外観により、良いを5点とし、悪いを1点として、それぞれの靴を5段階官能評価させた。
(b)着地緩衝性能:5人の被験者によるジョギングにより、良いを5点とし、悪いを1点として、それぞれの靴を5段階官能評価させた。
(c)発進時ずれの違和感:上記同様に、被験者に良いを5点、悪いを1点として、それぞれの靴を5段階官能評価させた。
【0035】
表1において、比較例の靴は、ソール厚さによる軽快感、着地時緩衝性能及び発進時ずれの違和感のいずれかに難があり、履き心地が悪い。これに対して、実施例の運動靴は、運動による衝撃緩衝性がよく、発進時のずれによる違和感もない。実施例の運動靴は、履き心地もよく、これらの評価結果より、本発明の優位性が確認された。
【0036】
【発明の効果】
以上の評価結果から明らかなように、本発明の靴は、急発進において違和感なく、急停止時の緩衝性能に優れている。したがって、球技等の運動靴に好適である。この靴は、ソールの厚みが厚くされることなく履き心地がよいため、デザイン上の自由度も高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態に係る運動靴が示された断面図である。
【図2】図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。
【図3】図3は、図1のIII−IIIに沿った断面図である。
【図4】図4は、本発明の他の実施形態に係る運動靴の一部が示された断面図である。
【図5】図5は、本発明のさらに他の実施形態に係る運動靴の一部が示された断面図である。
【図6】図6は、本発明のさらに他の実施形態に係る運動靴の一部が示された断面図である。
【符号の説明】
1、21、23、43、59・・・運動靴
3、27、47、63・・・ソール
5、25、45、61・・・アッパー
7、35、55、65・・・ソールの前半部
9、29、49、67・・・ソールの後半部
11、31、51、71・・・上層
13、33、53、73・・・下層
15、39、57・・・接合部
17・・・突条
19・・・溝
37・・・バネ
Claims (6)
- ソールとアッパーとを備え、
このソールは、ソールの後半部が上層と下層とからなり、この下層が上層及びソールの前半部の少なくともいずれかと接合され、靴の前後方向に荷重が負荷されると、この下層とソールの前半部との間にずれが生じ、この荷重が除去されるとずれが復元する構造を備えている運動靴。 - 上記下層が下層の材質より低弾性の接合部を介してソールの前半部と接合されている請求項1に記載の運動靴。
- 上記接合部の、600N引張荷重を加えたときの変位量が1mm以上30mm以下である請求項2に記載の運動靴。
- 上記上層が、上記下層及びソールの前半部よりも低弾性の材質からなる請求項1に記載の運動靴。
- 上記上層と下層とは、この両層間で上下方向には離間されることなく、靴の前後方向には互いにずれることができる構造を備えている請求項1又は2に記載の運動靴。
- 上記構造が、上層又は下層のいずれか一方に基部より頂部が大きい突条を備え、この他方に、この突条を納める溝を備えるスライダー・スライドベース構造である請求項5に記載の運動靴。
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- 2004-06-30 CN CN 200410063284 patent/CN1575680A/zh active Pending
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