JP2005039965A - 限流器 - Google Patents

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敦 澤田
Sadajiro Mori
貞次郎 森
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良浩 谷
Kazufumi Hayashi
和史 林
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Abstract

【課題】この発明に係る限流器は、磁石および磁芯が減少し、構造の簡単化、小型化および低コスト化が可能な限流器を得る。
【解決手段】この発明に係る限流器は、永久磁石1と、この永久磁石1とともに閉磁気回路を構成した磁芯2、永久磁石1により磁気飽和された磁芯2に導線が巻回されて構成されたコイル3とを備え、コイル3は、電流の流れにより生じる磁界が互いに打ち消し合う向きで直列に接続された、第1のコイル部3aおよび第2のコイル部3bを有している。
【選択図】図1

Description

この発明は、短絡事故等で発生する過電流を抑制する限流器に関するものである。
従来の限流器として、対向した一対の磁芯、これらの磁芯間に接合された永久磁石から構成された閉磁気回路と、永久磁石により発生する飽和磁束が環流する磁芯に導線が巻回されて構成されたコイルを備え、飽和磁束の方向が逆である二つの磁芯は、短絡事故等によって電流が増大した時にコイルに流れる電流により、交流電流の半周期ごとに交互に磁化反転することによって、事故電流が限流されるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−118956号公報
従来、この限流器では、交流半周期ごとに交互に磁芯の磁化反転を行っているため、永久磁石および磁芯がともに2つ必要になるため、装置全体が大きくなってしまうとともに、コストも高くなってしまうという問題点があった。
この発明は、かかる問題点を解決することを課題とするものであって、磁石および磁芯の数が減少でき、構造の簡単化、小型化および低コスト化が可能な限流器を得ることを目的とするものである。
この発明に係る限流器は、磁界が生じる磁界発生手段と、この磁界発生手段とともに閉磁気回路を構成した磁芯と、前記磁界発生手段により磁気飽和された磁芯に導線が巻回されて構成されたコイルとを備え、前記コイルは、電流の流れにより生じる磁界が互いに打ち消し合う向きで直列に接続された、第1のコイル部および第2のコイル部を有している。
この発明に係る限流器によれば、磁界発生手段と、この磁界発生手段とともに閉磁気回路を構成した磁芯と、前記永久磁石により磁気飽和された磁芯に導線が巻回されて構成されたコイルとを備え、前記コイルは、電流の流れにより生じる磁界が互いに打ち消し合う向きで直列に接続された、第1のコイル部および第2のコイル部を有しているので、磁界発生手段および磁芯の数が減少でき、構造の簡単化、小型化および低コスト化が可能になる。
以下、この発明の各実施の形態について説明するが、各実施の形態において同一部材、または相当部位については同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による限流器の側面図である。
この限流器は、磁界が生じる磁界発生手段である角柱状の永久磁石1と、この永久磁石1の両端面に接合されたコの字形状の磁芯2と、永久磁石1とともに閉磁気回路を構成した磁芯2に導線が巻回されたコイル3とを備えている。
永久磁石1は、希土類磁石(Nd−Fe−B系、Sm−Co系)、フェライト磁石(Ba系、Sr系、)、押し出し磁石(Mn−Al系)等から構成されており、保磁力、残留磁束密度の大きい磁気特性を有するものである。
磁芯2は、方向性珪素鋼、パーマロイ(50Ni−Fe)等の積層鉄心、フェライト(Mn−Zn、Ni−Zn)等の焼結磁芯から構成されており、高透磁率を有するものであり、永久磁石1によって十分に磁気飽和している。
コイル3は、第1のコイル部3aおよび第2のコイル部3bが直列に接続されている。第1のコイル部3aおよび第2のコイル部3bは、電流が流れたときに磁芯2内で第1のコイル部3aが作る磁界と第2のコイル部3bが作る磁界とが逆向きになるように、つまり導線が磁芯2の周りをそれぞれ反対方向に巻回されている。
上記構成の限流器では、コイル3に電流が流れるとき、負荷電流等の小電流の場合にはコイル3が作る磁界も小さいので、磁芯2は磁気飽和の状態を保つことになり、コイル3のインダクタンスは小さい状態が維持される。
しかし、コイル3の第1のコイル部3aと第2のコイル部3bとの磁界の向きが逆であるため、第1のコイル部3aもしくは第2のコイル部3bのいずれかが作る磁界が永久磁石1によって作られた磁芯2内の磁界と逆向きになるので、短絡事故発生時等の大電流が流れた場合には、例えば、図1の電流の向きにおいては、第1のコイル部3aの作る磁界により第1のコイル部3aが装着されている磁芯2の部位の磁気飽和が解かれる。その結果として、第1のコイル部3aのインダクタンスが大きくなって大電流が限流される。
また、図1に示した電流の流れと反対方向に電流が流れたときには、第2のコイル部3bが作る磁界の向きが磁芯2内を通る磁界の向きと逆向きになるために、第2のコイル部3bが装着されている磁芯2の部位の磁気飽和が解かれ、第2のコイル部3bのインダクタンスが大きくなって大電流が限流される。
このように、永久磁石1と磁芯2によって閉磁気回路を構成し、互いに作る磁界の向きが逆向きになるように第1のコイル部3aおよび第2のコイル部3bが直列に接続されたコイル3を磁芯2に装着することによって、交流電流の半周期ごとに第1のコイル部3aあるいは第2のコイル部3bのいずれかの磁芯2内の磁気飽和が解かれ、その結果コイル3のインダクタンスが大きくなり、短絡事故発生時などの大きな電流が限流される。
なお、コイル3を永久磁石1に装着した場合には、永久磁石1が減磁してしまい、磁芯2の磁気飽和が得られず、インダクタンスの大きな変化が得られず、限流性能は殆ど得られない。
実施の形態2.
図2はこの発明の実施の形態2の限流器の側面図である。
この限流器では、コイル3は、第1のコイル部3c、第2のコイル部3d、第3のコイル部3eおよび第4のコイル部3fがそれぞれ直列で接続されている。第1のコイル部3cおよび第2のコイル部3dでは、導線が同じ方向に磁芯2に巻回されており、同じ向きの磁界が発生するようになっている。また、第3のコイル部3eおよび第4のコイル部3fでは、導線が同じ方向に磁芯2に巻回されており、第1のコイル部3cおよび第2のコイル部3dとは反対方向ではあるが、同じ向きの磁界が発生するようになっている。
この実施の形態2の限流器では、実施の形態1の第1のコイル部3aが、第1のコイル部3cおよび第2のコイル部3dに相当し、実施の形態1の第2のコイル部3bが、第3のコイル部3eおよび第4のコイル部3fに相当している。
この実施の形態では、実施の形態1と比較して、磁芯2の広い領域にわたってコイル3が装着されているが、それぞれのコイル部3c、3d、3e、3fは限流動作をし、実施の形態1と同様の効果が得られる。
実施の形態3.
図3はこの発明の実施の形態3の限流器で、3相回路に組み込まれた限流器の側面図である。
この限流器では、磁芯10は、磁石1の両端部にそれぞれ固定されているとともに対向した一対の主部16と、この主部16間に互いに間隔をおいて設けられた、第1の分岐部21、第2の分岐部22および第3の分岐部23とを備えている。
第1の分岐部21、第2の分岐部22および第3の分岐部23には、それぞれ第1のコイル31、第2のコイル32、第3のコイル33が巻装されている。各第1のコイル31、第2のコイル32および第3のコイル33では、実施の形態1と同様に、第1のコイル31は、第1のコイル部31a、第2のコイル部31b同士は電流が流れたときに第1の分岐部21内で作る磁界の方向が逆向きになるように直列に接続されている。第2のコイル32、第3のコイル33についても、第1のコイル部31a、第2のコイル部31bと同様に、第1のコイル部32aと第2のコイル部32bとが直列に接続され、第1のコイル部33aと第2のコイル部33bとが直列に接続されている。
この実施の形態の限流器によれば、1つの永久磁石1に対して相の数だけの分岐部21、22、23を設け、この分岐部21、22、23にそれぞれ第1のコイル31、第2のコイル32および第3のコイル33を装着することで、短絡事故発生時などの大きな電流が限流される。
実施の形態4.
図4はこの発明の実施の形態4の限流器で、2相回路に組み込まれた限流器の側面図である。
この限流器では、2つの永久磁石11、12とそれらを挟み込むようにして配置された角柱形状の第1の磁芯40、第2の磁芯41によって閉磁気回路が形成されている。第1の磁芯40には第1のコイル31が装着されており、第2の磁芯41には第2のコイル32が装着されている。
この実施の形態の限流器によれば、永久磁石11、12の両側の第1の磁芯40、第2の磁芯41のそれぞれに磁気回路が形成されており、実施の形態1〜3の限流器と比較して磁気回路の磁路が短縮され、全体が小型化される。
なお、3相の場合には、さらに一対の永久磁石を介して第1の磁芯40または第2の磁芯41を挟むようにして角柱状の磁芯を設けて限流器を構成することができ、短絡事故発生時などの大きな電流が限流される。
実施の形態5.
図5はこの発明の実施の形態5の限流器で、3相回路に組み込まれた限流器の側面図である。
この限流器では、1つの永久磁石1とコの字形状の1つの磁芯2で閉磁気回路を構成し、磁芯2の各辺部に第1のコイル31、第2のコイル32および第3のコイル33がそれぞれ装着されている。
このような場合でも、それぞれのコイル31、32、33間の磁気結合が極めて小さいので、磁芯2が磁気飽和していることによってそれぞれのコイル31、32、33が大電流に対して限流動作を行うことになる。
なお、上記の実施の形態では、1つの永久磁石1および1つの磁芯2で閉磁気回路を構成したが、2つ以上の複数の永久磁石および磁芯で閉磁気回路を構成するようにしても、同様の効果を得ることができる。
なお、上記各実施の形態では、磁界発生手段として構成が簡単な永久磁石1を用いた場合について説明したが、勿論このものに限定されず、例えば電磁コイルであってもよい。
この発明の実施の形態1の限流器の側面図である。 この発明の実施の形態2の限流器の側面図である。 この発明の実施の形態3の限流器の側面図である。 この発明の実施の形態4の限流器の側面図である。 この発明の実施の形態5の限流器の側面図である。
符号の説明
1,11,12 永久磁石(磁界発生手段)、2,10,40,41 磁芯、3 コイル、3a 第1のコイル部、3b 第2のコイル部、3c 第1のコイル部、3d 第2のコイル部、3e 第3のコイル部、3f 第4のコイル部、16 主部、21 第1の分岐部、22 第2の分岐部、23 第3の分岐部、31 第1のコイル、32 第2のコイル、33 第3のコイル、31a 第1のコイル部、31b 第2のコイル部、31a 第1のコイル部、31b 第2のコイル部、32a 第1のコイル部、32b 第2のコイル部、33a 第3のコイル部、33b 第2のコイル部。

Claims (5)

  1. 磁界が生じる磁界発生手段と、この磁界発生手段とともに閉磁気回路を構成した磁芯と、前記磁界発生手段により磁気飽和された磁芯に導線が巻回されて構成されたコイルとを備え、前記コイルは、電流の流れにより生じる磁界が互いに打ち消し合う向きで直列に接続された、第1のコイル部および第2のコイル部を有している限流器。
  2. 複数相の回路に組み込まれた限流器であって、前記磁芯に、同相数の前記コイルが巻装されている請求項1に記載の限流器。
  3. 前記磁芯は、前記磁界発生手段の両端部にそれぞれ固定されているとともに対向した一対の主部と、この主部間に互いに間隔をおいて設けられた前記複数相と同数の分岐部とを備え、前記各分岐部には、各相の前記コイルが装着されている請求項2に記載の限流器。
  4. 前記磁界発生手段は、対向した前記磁芯間の両端部に一対対向して設けられている請求項2に記載の限流器。
  5. 前記磁界発生手段は、永久磁石である請求項1ないし請求項4の何れかに記載の限流器。
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