JP2005038598A - 光学ピックアップ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 光ビームを出射する光源11と、光ビームを、透明樹脂基板を有する光磁気ディスクMOの信号記録面上に合焦させる対物レンズ15と、光11源から出射された光ビームと対物レンズ15を介した光磁気ディスクの信号記録面からの戻り光ビームとを分離する偏光ビームスプリッタ13と、ビームスプリッタ13によって分離された信号記録面からの戻り光ビームを受光する光検出器19と、光源から光磁気ディスクに至る光路中に配置され、光磁気ディスクに形成したプリグルーブによって光ビームに与えられる非点収差を打ち消す光学素子14,22を備える。
【選択図】 図2
Description
W22:前記非点収差相殺手段により相殺される非点収差のRMS値[λrms]、
k :係数
Tp:前記ディスク状記録媒体のトラックピッチ、
λ :前記光源から出射される光ビームの波長、
NA:前記光集束手段の開口数、
ψ :前記ディスク状記録媒体のプリグルーブによる回折作用により回折された0次光と、0次光及び±一次光との合成波面との位相差[deg]、
φ :前記ディスク状記録媒体のプリグルーブの往復位相深さ、
a :前記ディスク状記録媒体のプリグルーブのグルーブ幅を前記トラックピッチTpで割ったもの(グルーブ幅/Tp)、
Arg:偏角(argument)[deg][degree]
である。
W22:前記非点収差相殺手段により相殺される非点収差のRMS値[λrms]、
NA:前記光集束手段の開口数、
ΔZ:非点隔差、
λ :前記光源から出射される光ビームの波長、
k :係数、
Tp:前記ディスク状記録媒体のトラックピッチ、
t :前記ディスク状記録媒体のディスク基板の厚さ、
n :前記ディスク基板の半径方向及び接線方向の屈折率、
nz:前記ディスク基板の垂直方向の屈折率、
ψ :前記ディスク状記録媒体のプリグルーブによる回折作用により回折された0次光 と、0次光及び±一次光との合成波面との位相差[deg]、
φ :前記ディスク状記録媒体のプリグルーブの往復位相深さ、
a :前記ディスク状記録媒体のプリグルーブのグルーブ幅を前記トラックピッチTPで割ったもの(グルーブ幅/Tp)、
である。
Claims (32)
- 光ビームを出射する光源と、
前記光ビームを、プリグルーブを備えたディスク状記録媒体の信号記録面上に合焦させる光集束手段と、
前記光源から出射された光ビームと前記光集束手段を介したディスク状記録媒体の信号記録面からの戻り光ビームとを分離する光分離手段と、
前記光分離手段によって分離された前記信号記録面からの戻り光ビームを受光する光検出器と、
前記光源から前記ディスク状記録媒体に至る光路中に配置される非点収差相殺手段とを有し、
前記非点収差相殺手段は、前記光集束手段を介してディスク状記録媒体に対して出射される光ビームに、ディスク状記録媒体のプリグルーブにより前記光ビームが回折する際に生ずる位相分布に含まれる非点収差を相殺する非点収差を発生させることを特徴とする光学ピックアップ。 - 前記非点収差相殺手段は、前記光源からの光ビームを平行光ビームに変換するコリメータレンズであり、
前記コリメータレンズは、前記光集束手段を介してディスク状記録媒体に対して出射される光ビームに、ディスク状記録媒体のプリグルーブにより前記光ビームが回折する際に生ずる位相分布に含まれる非点収差を相殺する非点収差を発生させるように、前記光ビームの光軸に対して傾斜させて配置されていることを特徴とする請求項1記載の光学ピックアップ。 - 前記非点収差相殺手段は、円筒レンズであり、
前記円筒レンズは、前記光集束手段を介してディスク状記録媒体に対して出射される光ビームに、ディスク状記録媒体のプリグルーブにより前記光ビームが回折する際に生ずる位相分布に含まれる非点収差を相殺する非点収差を発生させるように入射面が形成されていることを特徴とする請求項1記載の光学ピックアップ。 - 前記非点収差相殺手段は、ビームスプリッタであり、
前記ビームスプリッタは、前記光集束手段を介してディスク状記録媒体に対して出射される光ビームに、ディスク状記録媒体のプリグルーブにより前記光ビームが回折する際に生ずる位相分布に含まれる非点収差を相殺する非点収差を発生させるように構成されている特徴とする請求項1記載の光学ピックアップ。 - 前記非点収差相殺手段は、ホログラム素子であり、
前記ホログラム素子は、前記光集束手段を介してディスク状記録媒体に対して出射される光ビームに、ディスク状記録媒体のプリグルーブにより前記光ビームが回折する際に生ずる位相分布に含まれる非点収差を相殺する非点収差を発生させるように構成されている特徴とする請求項1記載の光学ピックアップ。 - 前記非点収差相殺手段は、平行平板であり、
前記平行平板は、前記光集束手段を介してディスク状記録媒体に対して出射される光ビームに、ディスク状記録媒体のプリグルーブにより前記光ビームが回折する際に生ずる位相分布に含まれる非点収差を相殺する非点収差を発生させるように入射面が傾斜されていることを特徴とする請求項1記載の光学ピックアップ。 - 前記非点収差相殺手段は、前記光集束手段であり、
前記光集束手段は、前記光集束手段に入射する光ビームの光軸が傾斜されていることを特徴とする請求項1記載の光学ピックアップ。 - 前記光源からの光ビームを前記光集束手段の配置される方向へ折り曲げる光路折り曲げミラーを備え、
前記光路折り曲げミラーは、前記ディスク状記録媒体のプリグルーブにより前記光ビームが回折される際に生ずる位相分布に含まれる非点収差を相殺する非点収差を発生させるように、前記光ビームの光軸に対して所定角度傾斜させて配置されていることを特徴とする請求項7記載の光学ピックアップ。 - 光ビームを出射する光源と、
前記光ビームを、プリグルーブを備えたディスク状記録媒体の信号記録面上に合焦させる光集束手段と、
前記光源から出射された光ビームと前記光集束手段を介したディスク状記録媒体の信号記録面からの戻り光ビームとを分離する光分離手段と、
前記光分離手段によって分離された前記信号記録面からの戻り光ビームを受光する光検出器と、
前記光源から前記ディスク状記録媒体に至る光路中に配置され、前記ディスク状記録媒体のプリグルーブにより前記光ビームが回折される際に生ずる位相分布に含まれる非点収差を相殺する非点収差相殺手段とを有し、
前記非点収差相殺手段により相殺される非点収差のRMS値は、以下の式(1)〜(2)を満足することを特徴とする光学ピックアップ。
W22:前記非点収差相殺手段により相殺される非点収差のRMS値[λrms]、
k :係数
Tp:前記ディスク状記録媒体のトラックピッチ、
λ :前記光源から出射される光ビームの波長、
NA:前記光集束手段の開口数、
ψ :前記ディスク状記録媒体のプリグルーブによる回折作用により回折された0次光と、0次光及び±一次光との合成波面との位相差[degree]、
φ :前記ディスク状記録媒体のプリグルーブの往復位相深さ、
a :前記ディスク状記録媒体のプリグルーブのグルーブ幅を前記トラックピッチTpで割ったもの(グルーブ幅/Tp)、
Arg:偏角(argument)[degree]
である。 - 前記非点収差相殺手段として、前記光源からの光ビームを平行光ビームに変換するコリメータレンズを備え、前記コリメータレンズは、前記ディスク状記録媒体のプリグルーブにより前記光ビームが回折される際に生ずる位相分布に含まれる非点収差を相殺するように、前記光ビームの光軸に対して傾斜させて配置されていることを特徴とする請求項8記載の光学ピックアップ。
- 前記非点収差相殺手段として、前記ディスク状記録媒体のプリグルーブにより前記光ビームが回折される際に生ずる位相分布に含まれる非点収差を相殺するように入射面が形成された円筒レンズを有していることを特徴とする請求項9記載の光学ピックアップ。
- 前記非点収差相殺手段として、前記ディスク状記録媒体のプリグルーブにより前記光ビームが回折される際に生ずる位相分布に含まれる非点収差を相殺するように構成されたビームスプリッタを有していることを特徴とする請求項9記載の光学ピックアップ。
- 前記非点収差相殺手段として、前記ディスク状記録媒体のプリグルーブにより前記光ビームが回折される際に生ずる位相分布に含まれる非点収差を相殺するように構成されたホログラム素子を有していることを特徴とする請求項9記載の光学ピックアップ。
- 前記非点収差相殺手段として、前記ディスク状記録媒体のプリグルーブにより前記光ビームが回折される際に生ずる位相分布に含まれる非点収差を相殺するように、入射面が傾斜された平行平板を有していることを特徴とする請求項9記載の光学ピックアップ。
- 前非点収差相殺手段は、前記光集束手段であり、
前記光集束手段は、前記光集束手段に入射する光ビームの光軸が傾斜されていることを特徴とする請求項9記載の光学ピックアップ。 - 前記光源からの光ビームを前記光集束手段の配置される方向へ折り曲げる光路折り曲げミラーを備え、
前記光路折り曲げミラーは、前記ディスク状記録媒体のプリグルーブにより前記光ビームが回折される際に生ずる位相分布に含まれる非点収差を相殺するように、前記光ビームの光軸に対して所定角度傾斜させて配置されていることを特徴とする請求項15記載の光学ピックアップ。 - 光ビームを出射する光源と、
前記光ビームを、プリグルーブを備えた透明樹脂からなるディスク状記録媒体の信号記録面上に合焦させる光集束手段と、
前記光源から出射された光ビームと前記光集束手段を介したディスク状記録媒体の信号記録面からの戻り光ビームとを分離する光分離手段と、
前記光分離手段によって分離された前記信号記録面からの戻り光ビームを受光する光検出器と、
前記光源から前記ディスク状記録媒体に至る光路中に配置され、前記ディスク状記録媒体の透明樹脂の複屈折性によって光ビームに与えられる非点収差及び前記ディスク状記録媒体のプリグルーブにより前記光ビームが回折される際に生ずる位相分布に含まれる非点収差を相殺する非点収差相殺手段とを
備えることを特徴とする光学ピックアップ。 - 前記非点収差相殺手段として、光源からの光ビームを平行光ビームに変換するコリメータレンズを備え、
前記コリメータレンズは、前記ディスク状記録媒体の透明樹脂の複屈折性によって光ビームに与えられる非点収差及び前記ディスク状記録媒体のプリグルーブにより前記光ビームが回折される際に生ずる位相分布に含まれる非点収差を相殺するように、前記光ビームの光軸に対して傾斜させて配置されていることを特徴とする請求項17記載の光学ピックアップ。 - 前記非点収差相殺手段として、前記光源から前記光検出器に至る光路に配置され、前記ディスク状記録媒体の透明樹脂の複屈折性によって光ビームに与えられる非点収差及び前記ディスク状記録媒体のプリグルーブにより前記光ビームが回折される際に生ずる位相分布に含まれる非点収差を相殺するように、入射面が形成された円筒レンズを有していることを特徴とする請求項17記載の光学ピックアップ。
- 前記非点収差相殺手段として、前記光源から前記光検出器に至る光路に配置され、前記ディスク状記録媒体の透明樹脂の複屈折性によって光ビームに与えられる非点収差及び前記ディスク状記録媒体のプリグルーブにより前記光ビームが回折される際に生ずる位相分布に含まれる非点収差を相殺するように構成されたビームスプリッタを有していることを特徴とする請求項17記載の光学ピックアップ。
- 前記非点収差相殺手段として、前記光源から前記光検出器に至る光路に配置され、前記ディスク状記録媒体の透明樹脂の複屈折性によって光ビームに与えられる非点収差及び前記ディスク状記録媒体のプリグルーブにより前記光ビームが回折される際に生ずる位相分布に含まれる非点収差を相殺するように構成されたホログラム素子を有していることを特徴とする請求項17記載の光学ピックアップ。
- 前記非点収差相殺手段として、前記光源から前記光検出器に至る光路に配置され、前記ディスク状記録媒体の透明樹脂の複屈折性によって光ビームに与えられる非点収差及び前記ディスク状記録媒体のプリグルーブにより前記光ビームが回折される際に生ずる位相分布に含まれる非点収差を相殺するように、入射面が傾斜された平行平板を有することを特徴とする請求項17記載の光学ピックアップ。
- 前記非点収差相殺手段は、前記光集束手段であり、
前記光集束手段は、前記光集束手段に入射する光ビームの光軸が傾斜されていることを特徴とする請求項17記載の光学ピックアップ。 - 前記光源からの光ビームを前記光集束手段の配置される方向へ折り曲げる光路折り曲げミラーを備え、
前記光路折り曲げミラーは、前記ディスク状記録媒体のプリグルーブにより前記光ビームが回折される際に生ずる位相分布に含まれる非点収差を相殺するように、前記光ビームの光軸に対して所定角度傾斜させて配置されていることを特徴とする請求項23記載の光学ピックアップ。 - 光ビームを出射する光源と、
前記光ビームを、プリグルーブを備えた透明樹脂からなるディスク状記録媒体の信号記録面上に合焦させる光集束手段と、
前記光源から出射された光ビームと前記光集束手段を介したディスク状記録媒体の信号記録面からの戻り光ビームとを分離する光分離手段と、
前記光分離手段によって分離された前記信号記録面からの戻り光ビームを受光する光検出器と、
前記光源から前記ディスク状記録媒体に至る光路中に配置され、前記ディスク状記録媒体の透明樹脂の複屈折性によって光ビームに与えられる非点収差及び前記ディスク状記録媒体のプリグルーブにより前記光ビームが回折される際に生ずる位相分布に含まれる非点収差を相殺する非点収差相殺手段とを有し、
前記非点収差相殺手段により相殺される非点収差のRMS値は、以下の式(3)〜(4)を満足することを特徴とする光学ピックアップ。
W22:前記非点収差相殺手段により相殺される非点収差のRMS値[λrms]、
NA:前記光集束手段の開口数、
ΔZ:非点隔差、
λ :前記光源から出射される光ビームの波長、
k :係数、
Tp:前記ディスク状記録媒体のトラックピッチ、
t :前記ディスク状記録媒体のディスク基板の厚さ、
n :前記ディスク基板の半径方向及び接線方向の屈折率、
nz:前記ディスク基板の垂直方向の屈折率、
ψ :前記ディスク状記録媒体のプリグルーブによる回折作用により回折された0次光 と、0次光及び±一次光との合成波面との位相差[degree]、
φ :前記ディスク状記録媒体のプリグルーブの往復位相深さ、
a :前記ディスク状記録媒体のプリグルーブのグルーブ幅を前記トラックピッチTPで割ったもの(グルーブ幅/Tp)、
Arg:偏角(argument)[degree]
である。 - 前記非点収差相殺手段として、光源からの光ビームを平行光ビームに変換するコリメータレンズを備え、
前記コリメータレンズは、前記ディスク状記録媒体の透明樹脂の複屈折性によって光ビームに与えられる非点収差及び前記ディスク状記録媒体のプリグルーブにより前記光ビームが回折される際に生ずる位相分布に含まれる非点収差を相殺するように、前記光ビームの光軸に対して傾斜させて配置されていることを特徴とする請求項25記載の光学ピックアップ。 - 前記非点収差相殺手段として、前記光源から前記光検出器に至る光路に配置され、前記ディスク状記録媒体の透明樹脂の複屈折性によって光ビームに与えられる非点収差及び前記ディスク状記録媒体のプリグルーブにより前記光ビームが回折される際に生ずる位相分布に含まれる非点収差を相殺するように、入射面が形成された円筒レンズを有していることを特徴とする請求項25記載の光学ピックアップ。
- 前記非点収差相殺手段として、前記光源から前記光検出器に至る光路に配置され、前記ディスク状記録媒体の透明樹脂の複屈折性によって光ビームに与えられる非点収差及び前記ディスク状記録媒体のプリグルーブにより前記光ビームが回折される際に生ずる位相分布に含まれる非点収差を相殺するように構成されたビームスプリッタを有していることを特徴とする請求項25記載の光学ピックアップ。
- 前記非点収差相殺手段として、前記光源から前記光検出器に至る光路に配置され、前記ディスク状記録媒体の透明樹脂の複屈折性によって光ビームに与えられる非点収差及び前記ディスク状記録媒体のプリグルーブにより前記光ビームが回折される際に生ずる位相分布に含まれる非点収差を相殺するように構成されたホログラム素子を有していることを特徴とする請求項25記載の光学ピックアップ。
- 前記非点収差相殺手段として、前記光源から前記光検出器に至る光路に配置され、前記ディスク状記録媒体の透明樹脂の複屈折性によって光ビームに与えられる非点収差及び前記ディスク状記録媒体のプリグルーブにより前記光ビームが回折される際に生ずる位相分布に含まれる非点収差を相殺するように、入射面が傾斜された平行平板を有することを特徴とする請求項25記載の光学ピックアップ。
- 前記非点収差相殺手段は、前記光集束手段であり、
前記光集束手段は、前記光集束手段に入射する光ビームの光軸が傾斜されていることを特徴とする請求項25記載の光学ピックアップ。 - 前記光源からの光ビームを前記光集束手段の配置される方向へ折り曲げる光路折り曲げミラーを備え、
前記光路折り曲げミラーは、前記ディスク状記録媒体のプリグルーブにより前記光ビームが回折される際に生ずる位相分布に含まれる非点収差を相殺するように、前記光ビームの光軸に対して所定角度傾斜させて配置されていることを特徴とする請求項31記載の光学ピックアップ。
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2004
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