JP2005038536A - チップ、光ピックアップおよび光ディスク記録再生装置 - Google Patents

チップ、光ピックアップおよび光ディスク記録再生装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005038536A
JP2005038536A JP2003275682A JP2003275682A JP2005038536A JP 2005038536 A JP2005038536 A JP 2005038536A JP 2003275682 A JP2003275682 A JP 2003275682A JP 2003275682 A JP2003275682 A JP 2003275682A JP 2005038536 A JP2005038536 A JP 2005038536A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
receiving element
light receiving
signal
light
optical pickup
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003275682A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4296869B2 (ja
Inventor
Toru Nagara
徹 長良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2003275682A priority Critical patent/JP4296869B2/ja
Publication of JP2005038536A publication Critical patent/JP2005038536A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4296869B2 publication Critical patent/JP4296869B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Abstract

【課題】
トラッキング性能に優れた光ピックアップ及び光ピックアップを用いた光ディスク記録再生装置、及び光ピックアップと光ディスク記録再生装置とに用られるチップを提供する。
【解決手段】
光ディスク記録再生装置1は、光ピックアップ部4が4分割PD22の領域A〜Dの信号からFPD24の信号を夫々減じてノイズを除去する4個のLNC38を有しているので、トラッキングエラー信号の品位を向上させて、DPD法の精度、すなわち、トラッキングの精度を向上させることができると共に、SUM39により加算されたRF信号からFPD24の信号を減じてノイズを除去するRF−LNC41を有しているので、RF信号中のノイズ成分もFPD24の信号と同相除去することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えば、フォトディテクタを配設するためのチップ、光ディスクに記憶されたデータを再生等するための光ピックアップおよび該光ピックアップを用いた光ディスク記録再生装置に関する。
従来、光ディスク記録再生装置の光ピックアップの光源からのレーザ光のノイズをキャンセルする技術として、光ディスクに反射して得られた反射光を受光する受光素子と光ディスクに反射させないで受光する受光素子とを別個に設け、反射光を受光する受光素子からの再生高周波信号(再生RF信号)から、反射させないで受光する受光素子からのAPC(Automatic Power Contorol)用のモニタ出力信号を減算する方法が採られている。
また、再生RF信号生成用のRFPD(RF Photo Detector)と別個にAPC用のモニタ出力信号を生成するFPD(Front Photo Detector)を設け、レーザノイズの加法的ノイズ成分と変調ノイズ成分との両方をキャンセルすることができるようにしたものもある。(例えば、特許文献1参照。)
特開2002−183970号公報(段落[0029]、[0030]及び[0074]、図1)
しかしながら、近年光ディスクの高密度化に伴い記録されるドメインが小さくなってきているため、DVD等再生で安定なREAD動作を確保するために、メインスポットの4分割PDの各出力信号を用いてトラッキングエラーを検出するDPD(Differential Phase Detection)法が用いられている。ところが特許文献1の技術では、RF信号についてのSN比を改善することは出来るが、例えばメインスポットの4分割PDの各領域からの信号のSN比(信号対雑音比)を改善することは出来ないので、SN比が悪いためにトラッキングエラー信号の品位が悪く、うまく再生を行なえない問題があった。
また、特許文献1の技術では、FPDと4分割PDとが別々に構成されており、FPD信号と再生RF信号がそれぞれ別のPDIC(Photo Detector IC)で処理されるため、例えばプロセス的なバラツキやこの二つの信号の群遅延特性のずれによって広い帯域での充分なLDノイズキャンセルが不可能であった。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされるもので、トラッキング性能に優れた光ピックアップ及び光ピックアップを用いた光ディスク記録再生装置、及び光ピックアップと光ディスク記録再生装置とに用られるチップを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の主たる観点に係る光ピックアップは、光ディスクにレーザ光を照射する光源と、前記光ディスクからの前記レーザ光の反射光を受光する複数の領域に分割された第1の受光素子と、前記第1の受光素子の近傍に配置され、前記光源からのレーザ光を直接受光する第2の受光素子と、前記第1の受光素子の各領域で生成された夫々の信号から前記第2の受光素子の信号を夫々減ずる第1の演算手段と、前記第1の受光素子の各領域で生成された夫々の信号から夫々分流した信号を加算する第2の演算手段と、前記第2の演算手段により加算されて生成された信号から前記第2の受光素子の信号を減ずる第3の演算手段とを具備することを特徴とする。
ここで、「直接受光する」とは、光ディスクに反射させないでという意味であり例えば光源から射出されたレーザ光をグレーティングやビームスプリッタなどを介して、第2の受光素子に照射させ、受光するものである。
本発明では、第1の演算手段により、第1の受光素子の各領域で生成された夫々の信号から第2の受光素子の信号を夫々減ずることができるので、例えば第1の受光素子の各領域で生成された夫々の信号中のノイズ成分を除去しトラッキング性能を向上させることができる。また、第3の演算手段により、第2の演算手段で加算されて生成された信号から第2の受光素子からの信号を減ずることができるので、例えば再生信号の品位も向上させることができる。
本発明の一の形態によれば、前記第1の受光素子および前記第2の受光素子が同一チップ上に配設されていることを特徴とする。これにより、信号のプロセスのバラツキを低減することができると共に、広帯域のレーザノイズをキャンセルすることができる。
本発明の一の形態によれば、前記第2の受光素子からの信号、前記第1の受光素子の各領域で生成された夫々の信号、および前記第1の受光素子の各領域で生成され前記第2の演算手段により加算されて生成された信号の遅延特性が同一であることを特徴とする。これにより、遅延特性の違いによる影響を抑制することができるので、ノイズ成分をより正確に除去することができる。
本発明の一の形態によれば、前記第1の受光素子の各領域で生成され前記第2の演算手段により加算されて生成された信号と前記第2の受光素子からの信号との間の遅延誤差は0.5ns以下、前記第1の受光素子の各領域で生成された夫々の信号と前記第2の受光素子からの信号との間の遅延誤差は1ns以下であることを特徴とする。これにより、充分なノイズキャンセル量を確保することができる。
本発明の他の観点に係る光ピックアップは、光ディスクにレーザ光を照射する光源と、前記光ディスクからの前記レーザ光の反射光を受光する複数の領域に分割された第1の受光素子と、前記第1の受光素子の近傍に配置され、前記光源からのレーザ光を直接受光する第2の受光素子と、前記第1の受光素子の各領域で生成された夫々の信号から前記第2の受光素子の信号を夫々減ずる第1の演算手段と、前記第1の演算手段で生成された夫々の信号を加算する第2の演算手段とを具備することを特徴とする。
本発明では、第1の演算手段により、第1の受光素子の各領域で生成された夫々の信号から第2の受光素子の信号を夫々減ずることができるので、例えば第1の受光素子の各領域で生成された夫々の信号中のレーザノイズ成分などを除去しトラッキング性能を向上させることができる。
本発明の一の形態によれば、前記第1の受光素子および前記第2の受光素子が同一チップ上に配設されていることを特徴とする。これにより、信号のプロセスのバラツキを低減することができる。
本発明の一の形態によれば、前記第2の受光素子からの信号と前記第1の受光素子の各領域で生成された夫々の信号との遅延特性が同一であることを特徴とする。これにより、遅延特性の違いの影響を抑制することができるので、ノイズ成分をより正確に除去することができる。
本発明の一の形態によれば、前記第1の受光素子の各領域で生成された夫々の信号と前記第2の受光素子からの信号との間の遅延誤差は1ns以下であることを特徴とする。これにより、より確実にノイズ成分を除去することができる。
本発明の他の観点に係る光ディスク記録再生装置は、光ディスクにレーザ光を照射する光源と、前記光ディスクからの前記レーザ光の反射光を受光する複数の領域に分割された第1の受光素子と、前記第1の受光素子の近傍に配置され、前記光源からのレーザ光を直接受光する第2の受光素子と、前記第1の受光素子の各領域で生成された夫々の信号から前記第2の受光素子の信号を夫々減ずる第1の演算手段と、前記第1の受光素子の各領域で生成された夫々の信号から夫々分流した信号を加算する第2の演算手段と、前記第2の演算手段により加算されて生成された信号から前記第2の受光素子の信号を減ずる第3の演算手段とを具備する光ピックアップを備えることを特徴とする。
本発明では、光ディスク記録再生装置は、第1の演算手段により、第1の受光素子の各領域で生成された夫々の信号から第2の受光素子の信号を夫々減ずることができるので、例えば第1の受光素子の各領域で生成された夫々の信号中のノイズ成分を除去しトラッキング性能を向上させることができる。また、第3の演算手段により、第2の演算手段で加算されて生成された信号から第2の受光素子からの信号を減ずることができるので、例えば再生信号の品位も向上させることができる。
本発明の一の形態によれば、前記光ピックアップは、前記第1の受光素子および前記第2の受光素子が同一チップ上に配設されていることを特徴とする。これにより、信号のプロセスのバラツキを低減することができると共に、広帯域のレーザノイズをキャンセルすることができる。
本発明の一の形態によれば、前記光ピックアップは、前記第2の受光素子からの信号、前記第1の受光素子の各領域で生成された夫々の信号、および前記第1の受光素子の各領域で生成され前記第2の演算手段により加算されて生成された信号の遅延特性が同一であることを特徴とする。これにより、遅延誤差の影響を抑制することができるので、ノイズ成分をより正確に除去することができる。
本発明の一の形態によれば、前記光ピックアップの前記第1の受光素子の各領域で生成され前記第2の演算手段により加算されて生成された信号と前記第2の受光素子からの信号との間の遅延誤差は0.5ns以下、前記第1の受光素子の各領域で生成された夫々の信号と前記第2の受光素子からの信号との間の遅延誤差は1ns以下であることを特徴とする。これにより、充分なノイズキャンセル量を確保することができる。
本発明の他の観点に係る光ディスク記録再生装置は、光ディスクにレーザ光を照射する光源と、前記光ディスクからの前記レーザ光の反射光を受光する複数の領域に分割された第1の受光素子と、前記第1の受光素子の近傍に配置され、前記光源からのレーザ光を直接受光する第2の受光素子と、前記第1の受光素子の各領域で生成された夫々の信号から前記第2の受光素子の信号を夫々減ずる第1の演算手段と、前記第1の演算手段で生成された夫々の信号を加算する第2の演算手段とを具備する光ピックアップを備えることを特徴とする。
本発明では、光ディスク記録再生装置は、第1の演算手段により、第1の受光素子の各領域で生成された夫々の信号から第2の受光素子の信号を夫々減ずることができるので、例えば第1の受光素子の各領域で生成された夫々の信号中のノイズ成分を除去しトラッキング性能を向上させることができる。
本発明の一の形態によれば、前記光ピックアップは、前記第1の受光素子および前記第2の受光素子が同一チップ上に配設されていることを特徴とする。これにより、信号のプロセスのバラツキを低減することができる。
本発明の一の形態によれば、前記光ピックアップは、前記第2の受光素子からの信号と前記第1の受光素子の各領域で生成された夫々の信号との遅延特性が同一であることを特徴とする。これにより、遅延特性の影響を抑制することができるので、ノイズ成分をより正確に除去することができる。
本発明の一の形態によれば、前記光ピックアップの前記第1の受光素子の各領域で生成された夫々の信号と前記第2の受光素子からの信号との間の遅延誤差は1ns以下であることを特徴とする。これにより、より確実にノイズ成分を除去することができる。
本発明の他の観点に係るチップは、光ディスクからの反射光を受光する複数の領域に分割された第1の受光素子と、前記第1の受光素子の近傍に配置され、前記光源からのレーザ光を直接受光する第2の受光素子とが配設されたことを特徴とする。これにより、第1の受光素子及び第2の受光素子からの信号のプロセスバラツキを低減できる。
以上のように、本発明によれば、容易にトラッキング性能を向上させることができると共に、再生信号の品位も向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。なお、以下実施形態を説明するにあたっては、光ピックアップを用いた光ディスク記録再生装置のCD及びDVDの再生を中心に説明するが、これに限られるものではない。
図1は本発明の第1の実施形態に係る光ディスク記録再生装置のブロック図、図2は光ピックアップの概略説明図、図3は光ピックアップのフォトディテクタIC(PDIC)の模式図、図4は光ピックアップの各PD及びFPDの配置説明図、図5はLNC効果量と周波数との群遅延(誤差)特性を示すグラフである。
図1に示すように、光ディスク記録再生装置1は、例えば音楽情報や映像情報などが記録された光ディスク2がセットされており、光ディスク2を回転させるスピンドルモータ3、光ディスク2にレーザ光を照射させ電気信号に変換させたりする光ピックアップ部4、スピンドルモータ3などを駆動などさせるドライバ5、ドライバ5を制御するドライバ制御部6、例えばRF信号を復調、誤り検出及び訂正などの処理をして音楽情報などの信号を再生したり、トラッキング信号などを生成する信号処理部9、信号処理部9からの信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバータ10、D/Aコンバータ10によりアナログ信号に変換された信号を音響情報などに変換し出力すると共に、操作ボタンなどによる操作情報を入力する入出力部11、例えば入出力部11から入力された音響情報などの図示しないエンコード処理手段や変調回路などを有する記録制御回路12及び光ディスク記録再生装置1全体の動作の制御をする制御部13などから構成されている。
ここで、光ディスク2は音響情報などが記録されたCD(Compact Disc)、映像情報などが記録されたDVD(Digital Versatile Disc)などの記録媒体である。
図1に示すように、光ピックアップ部4は、レーザ光を受光する光ピックアップ34と、光ピックアップ34からのFPD信号とPD信号とを増幅などするアンプ7と、FPD信号、PD信号のノイズキャンセルなどの処理をするノイズキャンセル回路8などを有する。尚、ノイズとは、半導体レーザ素子14のレーザ射出時に含まれるノイズ成分をいう。
図2に示すように、光ピックアップ部4は、例えばレーザ光を射出する半導体レーザ素子(光源)14、そのレーザ光を3ビームに回折分離するグレーティング15、分離された3ビームを光ディスク2に照射するレーザ光と光ディスク2に照射しないレーザ光に分離するビームスプリッタ16、そのビームスプリッタ16を透過したレーザ光を平行光にするコリメータレンズ17、コリメータレンズ17により平行光にされたレーザ光を光ディスク2上に集光する対物レンズ18、グレーティング15を射出しビームスプリッタ16で屈折されたレーザ光を所定の受光素子に照射させるミラー19、光ディスク2からの反射光がビームスプリッタ16で屈折され入射する例えばシリンドリカルレンズにより構成されている検出レンズ20、及びその検出レンズ20からのレーザ光を受光する4分割PD(第1の受光素子)22とミラー19により反射されたレーザ光を検出レンズ20を介して受光する後述するFPD(第2の受光素子)24とが基板21に実装されたフォトディテクタIC(以下、PDICという。)23などを有する。なお、光ピックアップ34は、光ピックアップ部4のうち、アンプ7、後述する4分割PD22からの4個の信号を加算する演算回路(以下、「SUM」という。)及びノイズキャンセル回路8を除いた部分である。
半導体レーザ素子14は、例えば波長780nmのレーザ光を射出する。また、グレーティング15は半導体レーザ素子14から射出されたレーザ光を1つのメインビームと2つのサブビームの3つのビームに分離するための回析格子である。
また、ビームスプリッタ16は、グレーティング15からのレーザ光の一部をそのまま透過させ、残りをミラー19の方向に屈折させることができるものであり、更に透過したレーザ光が光ディスク2に反射して戻ってきたときは、その反射光を全て、もしくは大半を屈折することができるものである。
更に、ミラー19は、ビームスプリッタ16により屈折されたグレーティング15からのレーザ光を、ビームスプリッタ16に対しミラー19と反対側に配置されたPDIC23上のFPD24に照射するためのものである。ミラー19の設置角度を調節することにより、半導体レーザ素子14からのレーザ光がFPD24に照射される。PDIC23は、光ディスク2からの反射光を受光する4分割PD22と光ディスク2に反射させないで受光するFPD24とが、1枚の基板21上に配設されて構成されている。
次に、図3及び図4に基づいてPDIC23について説明する。図3に示すように、PDIC23は、4個の領域A〜領域Dに分割された4分割PD22、2分割されたフォトディテクタである2分割PD28、30、APC用のモニタ出力信号を生成するFPD(Front Photo Detector)24、4分割PD22、FPD24からの出力を増幅するアンプ7、領域A〜Dからの各出力を加算するSUM39、各領域A〜Dの出力信号中のノイズ成分を除去する4個のレーザノイズキャンセル回路(以下、「LNC」という。)38及びSUM39で加算されて生成されたRF信号中のノイズ成分を除去するRF―LNC回路(以下、「RF−LNC」という。)41を有する。尚、図3に示すFPD24は、回路の説明の都合上の配置であり、実際の配置ではない。実際の配置例については図4に示す。
図3に示すように、4分割PD22の領域A〜Dは、アンプ7を構成する各I/Vアンプ37に接続されている。各I/Vアンプ37の信号は、SUM39およびLNC38にそれぞれ供給される。SUM39はRF−LNC41に接続されている。なお、ノイズキャンセル回路8を構成するLNC38、RF−LNC41には、公知の演算回路が用いられている。FPD24は、I/Vアンプ37を介して各LNC38およびRF−LNC41に接続されている。LNC38及びRF−LNC41からの出力信号は、信号処理部9に供給される。また、2分割PD28、30は、それぞれ図示しないI/Vアンプを介して信号処理部9に接続されている。
また、図4に示すように、4分割PD22の上下方向(図4中のY軸方向)両隣には、2分割PD28、30が近接して基板21上に配設されている。また、2分割PD28、30と4分割PD22の配列方向と直交する方向(図4中のX軸方向)右隣りには、FPD24が配置されている。
図3に示すように、4分割PD22は、4個の分割出力信号を生成することができる。4個の分割出力信号は、DPD法によるトラッキングエラー信号の生成に用いられる。なお、例えばCD/DVD記録時にはピット列がないため、DPD法ではトラッキングをすることができないので、2分割PD28、30がDPP(Differential Push Pull Method)法によるトラッキングエラー信号の生成に利用されている。また、2分割PD28、30は、CD再生時には3ビーム法によるトラッキングエラー信号の生成に利用してもよい。
更に、アンプ7を構成する各I/Vアンプ37は、例えば制御部13のコントロールの下、4分割PD22の領域A〜Dからの出力信号及びFPD24からの出力信号を所定の大きさまで増幅することができる。
また、SUM39は、4分割PD22の領域A〜Dからの出力信号を加算しノイズ除去前のRF信号を生成することができる。
更に、各LNC38は、各領域A〜Dの出力信号からFPD24の信号を減じて、各領域A〜Dの出力信号中のノイズ成分を除去するために用いられる。
また、RF−LNC41は、SUM39により加算され生成された信号からFPD24の信号を減じて、SUM39により加算されて生成された信号中のノイズ成分を除去するために用いられる。
RF−LNC41のノイズレベルは、各LNC38より低く設定されている。すなわち、RF−LNC41は、各LNC38より高精度のノイズキャンセルが可能に設計されている。また、FPD24と、4分割PD22とを同一基板21上に実装することで、FPD24の信号、4分割PDの領域A〜Dの信号、RF信号の各群遅延特性がほぼ同一となるように構成されている。
ここで、群遅延特性とは、素子に所定周波数の信号が入力してから出力するまでの遅延時間の特性を表している。また、異なる素子における群遅延時間の差を群遅延誤差という。
ノイズのキャンセル(削減)量と群遅延誤差Tとの間には、キャンセル(削減)量(以下、「LNC効果量」という。)={(1−cosωT)+(sinωT)1/2の関係があり、縦軸をLNC効果量、横軸をレーザ光の周波数とすると、図5に示す曲線E(群遅延誤差0.5ns)、曲線F(群遅延誤差1.0ns)などで表される群遅延特性がある。
例えば、DVD16倍速再生時に必要とされるノイズレベルは−125dB/Hz程度である。ノイズレベルが−100dB/Hz程度の安価なLDを使用する場合には、RF信号及び4分割PD22からの信号のノイズレベルを下げるために、100MHzの帯域でそれぞれ20、10dB程度ノイズを除去する必要がある。図5により、例えば100MHzのRF信号中のノイズを20dB程度削減するためには、RF信号−FPD信号間での群遅延誤差が0.5ns以下であればよいことが分かる。また、例えば100MHzの領域A〜Dの信号中のノイズを10dB程度削減するためには、4分割PD22の領域A〜D信号−FPD信号間での群遅延誤差が1ns以下であればよいことが分かる。
以上から、光ピックアップ部4は、RF信号−FPD信号間での群遅延誤差が0.5ns以下、4分割PD22の領域A〜D信号−FPD信号間での群遅延誤差が1ns以下に設計されている。尚、群遅延誤差は光学上可能であれば、可能な限り0に近いことが望ましい。
図1に示すように、信号処理部9では、ノイズ成分が除去された各LNC38からの出力信号を用いてトラッキングエラー信号及びフォーカシングエラー信号が生成されると共に、RF−LNC41でノイズキャンセルされたRF信号に復調、誤り検出及び訂正などの処理が施され音楽情報などの信号が再生される。
ドライバ5は、例えば図示しないフォーカスドライバ、トラッキングドライバ及びスピンドルドライバなどを有し、光ピックアップ34の対物レンズ18をフォーカス方向及びトラッキング方向などに動かすことができる。また、スピンドルドライバは、スピンドルモータ3の回転を制御することができる。
また、ドライバ制御部6は例えば図示しないフォーカス制御回路やトラッキング制御回路などを有し、制御部13のコントロール下、信号処理部9からのフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号などに基づいて、ドライバ5を制御することができる。
更に、入出力部11は図示しない音響部、表示部、撮像部及び操作部などを有し、例えば制御部13のコントロールの下、D/Aコンバータ10から供給されるアナログ信号に変換された音楽情報などを音響部のスピーカなどにより音声などにして出力することができる。
また、入出力部11は、操作部の操作ボタンなどからの操作情報を制御部13に受け渡すことができる。
また、制御部13は例えば図示しない演算と制御とをするCPU(Central Processing Unit)、必要に応じて一時的に情報を記録し光ディスク記録再生装置1の制御をより円滑に行うRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)及びデータ格納部などを有する。
次に、以上のように構成された光ディスク記録再生装置1の動作についてCDの再生を中心に説明する。
まず、図1に示すように光ディスク記録再生装置1に光ディスク2がセットされ入出力部11のボタン操作などにより電源が投入されると、制御部13はドライバ制御部6及びドライバ5によりスピンドルモータ3を所定の回転数で回転させる。
また、制御部13はドライバ制御部6及びドライバ5により図示しないスレッドモータを駆動させ、所定の光ディスク2の位置に光ピックアップ部4を移動させると共に、ドライバ制御部6及びドライバ5により半導体レーザ素子14に電流をリードパワーレベルに調節して、供給させる。
更に、必要な電流が供給された半導体レーザ素子14は、例えば波長780nmのレーザ光を射出する。射出されたレーザ光は例えば図2に示す実線のようにまず、グレーティング15に入射し3つのビームに分離されビームスプリッタ16に入射する。すなわち、回折格子であるグレーティング15により、メインビームとサブビームに分離され、サブビームは信号を読み取るためのメインビームからトラックの左右方向に1/2トラックだけずれた位置に照射されるように回折される。
また、ビームスプリッタ16に入射した3つのビームからなるレーザ光は一部はそのまま透過し、コリメータレンズ17に入射する。残りは、図2で示すようにミラー19のほうへ屈折させられる。ミラー19に入射したレーザ光はミラー19で反射されFPD24に照射される。
一方、コリメータレンズ17に入射したレーザ光はコリメータレンズ17により平行光にされ、対物レンズ18に入射する。そして、対物レンズ18でレーザ光は光ディスク2の情報記録面に集光される。
更に、情報記録面で反射された3つのビームからなるレーザ光は、対物レンズ18及びコリメータレンズ17を逆に戻り、ビームスプリッタ16に入射する。ビームスプリッタ16に入射した光ディスク2からの反射光は、全て、もしくは一部が屈折され、4分割PD22に照射されることとなる。
図3に示すように、4分割PD22、すなわち、領域A〜Dに入射したレーザ光は、4個の信号に分割される。各信号は、例えば制御部13のコントロール下、I/Vアンプ37により増幅され、SUM39により加算され、RF−LNC41に供給される。また、領域A〜Dの4個の信号は、各LNC38にも供給される。
一方、FPD24に入射したレーザ光は、FPD24により電気信号に変換される。この電気信号は、I/Vアンプ37により増幅され、各LNC38およびRF−LNC41に供給される。
LNC38は、例えば領域Aの信号からFPD24の信号を減じて領域Aの信号中のノイズを除去する。他の領域B〜Dの信号中のノイズも同様に除去される。各LNCでノイズが除去された4個の信号は、信号処理部9に供給され、信号処理部9は例えばDPD法によりトラッキングエラー、非点収差法によりフォーカシングエラー信号を生成する。生成されたトラッキングエラー及びフォーカシングエラー信号は制御部13を介してドライバ制御部6に供給される。
ドライバ制御部6は、トラッキングエラー信号をドライバ5に伝える。ドライバ5は、トラッキングドライバにより光ピックアップ部4の図示しない例えば2軸アクチュエータのトラッキングコイルによって、トラッキングを行なう。
また、ドライバ制御部6は、フォーカスエラー信号をドライバ5に伝える。ドライバ5は、フォーカスドライバにより光ピックアップ部4の図示しない例えば2軸アクチュエータのフォーカスコイルによって、フォーカシングを行なう。
これによって、対物レンズ18を常に適正な位置に保つことができ、再生の精度を確保できる。
また、RF−LNC41は、SUM39の信号からFPD24の信号を減じてSUM39の信号中のノイズを除去し、RF信号を生成する。その後RF信号を信号処理部9に供給する。
信号処理部9は例えば制御部13のコントロール下、供給されたノイズキャンセル済みのRF信号を復調、誤り検出及び訂正などの処理をして音楽情報などの信号を生成し、D/Aコンバータ10に供給する。
更に、D/Aコンバータ10は、例えば制御部13のコントロール下、供給された音楽情報などの信号をアナログ信号に変換し、入出力部11に供給する。
入出力部11は、例えば制御部13のコントロール下、供給された音響情報などを図示しない音響部のスピーカなどにより音声などにして出力し、光ディスク2に記録された音楽情報等が再生されることとなる。
以上で光ディスク記録再生装置1の動作の説明を終了する。
このように本実施形態によれば、光ディスク記録再生装置1は、光ピックアップ部4が4分割PD22の領域A〜Dの信号からFPD24の信号を夫々減じてノイズを除去する4個のLNC38を有しているので、トラッキングエラー信号の品位を向上させて、DPD法の精度、すなわち、トラッキングの精度を向上させることができると共に、SUM39により加算されたRF信号からFPD24の信号を減じてノイズを除去するRF−LNC41を有しているので、RF信号中のノイズ成分もFPD24の信号と同相除去することができる。
また、光ディスク記録再生装置1は、RF信号のノイズを除去するためのRF−LNC41と、トラッキング、フォーカシングエラー信号を生成するために用いられる4個のLNC38とを有しているので、精度のよいRF信号を得るためのRF−LNC41を1個にすることができる。
更に、FPD24と、4分割PD22とが同一基板21上に実装されているので、プロセスバラツキを抑制でき、問題となるのは回路設計の誤差のみとなり、安定した広帯域レーザノイズキャンセルを可能にできる。
また、FPD24と、4分割PD22とを同一基板21上に実装することで、プロセスのバラツキを抑制し、FPD24の信号、4分割PD22の領域A〜Dの信号、RF信号を同一のPDIC23上の各素子で受信し、各信号の各群遅延特性がほぼ同一に設計されている。これにより、群遅延特性の違いによる影響を抑制することができるので、ノイズ成分をより正確に除去することができる。
更に、FPD24と、4分割PD22とを同一基板21上に実装し、RF信号−FPD信号間での群遅延誤差は0.5ns以下、4分割PDの領域A〜D信号−FPD信号間での群遅延誤差は1ns以下に設定されている。このため、必要なLNC効果量を確保することができる。また、再生ジッタを軽減でき、システムマージンを拡大できる。このため、部品の組み立て精度や加工精度を緩和できる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る光ピックアップを用いた光ディスク記録再生装置について説明する。なお、本実施形態では第1の実施形態と同一の構成には同一の符号を付しその説明を省略し異なる箇所を説明する。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る光ピックアップのPDIC23を示す模式図である。
本実施形態では、4個のLNC38の出力から夫々分流された4個の信号を加算する演算回路(以下、「SUM」という。)39を有しており、第1の実施形態のRF−LNC41を有していない。4個のLNC38は、SUM39だけでなく信号処理部9にも接続されている。また、4個のLNC38は、第1の実施形態のRF−LNC41と同性能に設定されている。
次に、以上のように構成された光ディスク記録再生装置の動作について説明する。なお、I/Vアンプ37で信号が増幅されるまでと、信号が信号処理部9に供給された後は、第1の実施形態と同じなので、信号の増幅以降から信号処理部9供給までについて説明する。
制御部13は、各LNC38に、4分割PD22の各領域A〜Dで出力され各I/Vアンプ37で増幅された信号からFPD24の信号を減じさせ、ノイズキャンセルした信号を出力させる。ノイズキャンセルされた4個の信号は、夫々信号処理部9に供給される。一方、制御部13は、SUM39に、各LNC38でノイズキャンセルされた4個の出力信号を加算させて、RF信号を出力させる。RF信号も信号処理部9に供給される。
このように本実施形態によれば、光ディスク記録再生装置1は、光ピックアップ部4が4分割PD22の領域A〜Dの信号からFPD24の信号を夫々減じてノイズを除去する4個のLNC38を有しているので、トラッキングエラー信号の品位を向上させて、DPD法の精度、すなわち、トラッキングの精度を向上させることができると共に、4個のLNC38の出力から夫々分流された4個の信号を加算するSUM39を有しているので、RF信号中のノイズ成分もFPD24の信号と同相除去することができる。
また、4個のLNC38の出力から夫々分流された4個の信号を加算するSUM39を有しているので、第1実施形態のRF−LNC41が不要となり、例えば、PDIC23の小型化を図ることができる。
尚、本発明は上述したいずれの実施形態にも限定されず、本発明の技術思想の範囲内で適宜変更して実施できる。
例えば上述した実施形態では、光ディスク2の再生の場合について主に説明したがこれに限られるものではなく、レーザ光を用いて記録再生するものであれば他の記録媒体であってもよい。これにより、よりカスタマイズ化が図れることとなる。
本発明の第1の実施形態に係る光ディスク記録再生装置のブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る光ピックアップの概略説明図である。 第1の実施形態の光ピックアップのPDICの模式図である。 第1の実施形態の光ピックアップの各PD及びFPDの配置説明図である。 LNC効果量と周波数との群遅延(誤差)特性を示すグラフである。 第2の実施形態の光ピックアップのPDICの模式図である。
符号の説明
1 光ディスク記録再生装置
2 光ディスク
3 スピンドルモータ
4 光ピックアップ部
5 ドライバ
6 ドライバ制御部
7 アンプ
8 ノイズキャンセル回路
9 信号処理部
10 D/Aコンバータ
11 入出力部
12 記録制御回路
13 制御部
14 半導体レーザ素子
15 グレーティング
16 ビームスプリッタ
17 コリメータレンズ
18 対物レンズ
19 ミラー
20 検出レンズ
21 基板
22 4分割PD
23 PDIC
24 FPD
34 光ピックアップ
A、B、C、D 領域
37 I/Vアンプ
38 LNC
39 SUM
41 RF−LNC

Claims (17)

  1. 光ディスクにレーザ光を照射する光源と、
    前記光ディスクからの前記レーザ光の反射光を受光する複数の領域に分割された第1の受光素子と、
    前記第1の受光素子の近傍に配置され、前記光源からのレーザ光を直接受光する第2の受光素子と、
    前記第1の受光素子の各領域で生成された夫々の信号から前記第2の受光素子の信号を夫々減ずる第1の演算手段と、
    前記第1の受光素子の各領域で生成された夫々の信号から夫々分流した信号を加算する第2の演算手段と、
    前記第2の演算手段により加算されて生成された信号から前記第2の受光素子の信号を減ずる第3の演算手段とを具備することを特徴とする光ピックアップ。
  2. 請求項1に記載の光ピックアップであって、
    前記第1の受光素子および前記第2の受光素子が同一チップ上に配設されていることを特徴とする光ピックアップ。
  3. 請求項1に記載の光ピックアップであって、
    前記第2の受光素子からの信号、前記第1の受光素子の各領域で生成された夫々の信号、および前記第1の受光素子の各領域で生成され前記第2の演算手段により加算されて生成された信号の遅延特性が同一であることを特徴とする光ピックアップ。
  4. 請求項1に記載の光ピックアップであって、
    前記第1の受光素子の各領域で生成され前記第2の演算手段により加算されて生成された信号と前記第2の受光素子からの信号との間の遅延誤差は0.5ns以下、前記第1の受光素子の各領域で生成された夫々の信号と前記第2の受光素子からの信号との間の遅延誤差は1ns以下であることを特徴とする光ピックアップ。
  5. 光ディスクにレーザ光を照射する光源と、
    前記光ディスクからの前記レーザ光の反射光を受光する複数の領域に分割された第1の受光素子と、
    前記第1の受光素子の近傍に配置され、前記光源からのレーザ光を直接受光する第2の受光素子と、
    前記第1の受光素子の各領域で生成された夫々の信号から前記第2の受光素子の信号を夫々減ずる第1の演算手段と、
    前記第1の演算手段で生成された夫々の信号を加算する第2の演算手段とを具備することを特徴とする光ピックアップ。
  6. 請求項5記載の光ピックアップであって、
    前記第1の受光素子および前記第2の受光素子が同一チップ上に配設されていることを特徴とする光ピックアップ。
  7. 請求項5に記載の光ピックアップであって、
    前記第2の受光素子からの信号と前記第1の受光素子の各領域で生成された夫々の信号との遅延特性が同一であることを特徴とする光ピックアップ。
  8. 請求項5に記載の光ピックアップであって、
    前記第1の受光素子の各領域で生成された夫々の信号と前記第2の受光素子からの信号との間の遅延誤差は1ns以下であることを特徴とする光ピックアップ。
  9. 光ディスクにレーザ光を照射する光源と、
    前記光ディスクからの前記レーザ光の反射光を受光する複数の領域に分割された第1の受光素子と、
    前記第1の受光素子の近傍に配置され、前記光源からのレーザ光を直接受光する第2の受光素子と、
    前記第1の受光素子の各領域で生成された夫々の信号から前記第2の受光素子の信号を夫々減ずる第1の演算手段と、
    前記第1の受光素子の各領域で生成された夫々の信号から夫々分流した信号を加算する第2の演算手段と、
    前記第2の演算手段により加算されて生成された信号から前記第2の受光素子の信号を減ずる第3の演算手段とを具備する光ピックアップを備えることを特徴とする光ディスク記録再生装置。
  10. 請求項9に記載の光ディスク記録再生装置であって、
    前記光ピックアップは、前記第1の受光素子および前記第2の受光素子が同一チップ上に配設されていることを特徴とする光ディスク記録再生装置。
  11. 請求項9に記載の光ディスク記録再生装置であって、
    前記光ピックアップは、前記第2の受光素子からの信号、前記第1の受光素子の各領域で生成された夫々の信号、および前記第1の受光素子の各領域で生成され前記第2の演算手段により加算されて生成された信号の遅延特性が同一であることを特徴とする光ディスク記録再生装置。
  12. 請求項9に記載の光ディスク記録再生装置であって、
    前記光ピックアップの前記第1の受光素子の各領域で生成され前記第2の演算手段により加算されて生成された信号と前記第2の受光素子からの信号との間の遅延誤差は0.5ns以下、前記第1の受光素子の各領域で生成された夫々の信号と前記第2の受光素子からの信号との間の遅延誤差は1ns以下であることを特徴とする光ディスク記録再生装置。
  13. 光ディスクにレーザ光を照射する光源と、
    前記光ディスクからの前記レーザ光の反射光を受光する複数の領域に分割された第1の受光素子と、
    前記第1の受光素子の近傍に配置され、前記光源からのレーザ光を直接受光する第2の受光素子と、
    前記第1の受光素子の各領域で生成された夫々の信号から前記第2の受光素子の信号を夫々減ずる第1の演算手段と、
    前記第1の演算手段で生成された夫々の信号を加算する第2の演算手段とを具備する光ピックアップを備えることを特徴とする光ディスク記録再生装置。
  14. 請求項13に記載の光ディスク記録再生装置であって、
    前記光ピックアップは、前記第1の受光素子および前記第2の受光素子が同一チップ上に配設されていることを特徴とする光ディスク記録再生装置。
  15. 請求項13に記載の光ディスク記録再生装置であって、
    前記光ピックアップは、前記第2の受光素子からの信号と前記第1の受光素子の各領域で生成された夫々の信号との遅延特性が同一であることを特徴とする光ディスク記録再生装置。
  16. 請求項13に記載の光ディスク記録再生装置であって、
    前記光ピックアップの前記第1の受光素子の各領域で生成された夫々の信号と前記第2の受光素子からの信号との間の遅延誤差は1ns以下であることを特徴とする光ディスク記録再生装置。
  17. 光ディスクからの反射光を受光する複数の領域に分割された第1の受光素子と、前記第1の受光素子の近傍に配置され、前記光源からのレーザ光を直接受光する第2の受光素子とが配設されたことを特徴とするチップ。
JP2003275682A 2003-07-16 2003-07-16 光ピックアップおよび光ディスク記録再生装置 Expired - Fee Related JP4296869B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003275682A JP4296869B2 (ja) 2003-07-16 2003-07-16 光ピックアップおよび光ディスク記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003275682A JP4296869B2 (ja) 2003-07-16 2003-07-16 光ピックアップおよび光ディスク記録再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005038536A true JP2005038536A (ja) 2005-02-10
JP4296869B2 JP4296869B2 (ja) 2009-07-15

Family

ID=34212256

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003275682A Expired - Fee Related JP4296869B2 (ja) 2003-07-16 2003-07-16 光ピックアップおよび光ディスク記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4296869B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8619523B2 (en) 2011-10-31 2013-12-31 Panasonic Corporation Optical pickup and optical read/write apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8619523B2 (en) 2011-10-31 2013-12-31 Panasonic Corporation Optical pickup and optical read/write apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP4296869B2 (ja) 2009-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3566701B2 (ja) 光ディスク記録再生装置
KR20080017807A (ko) 광픽업
JP4296869B2 (ja) 光ピックアップおよび光ディスク記録再生装置
JP2004310988A (ja) トラッキングエラー信号の発生方法及び装置、これに適した光学保存ドライブ、そしてこれを利用したリードイン制御方法
JP2008146690A (ja) 光ディスク装置
US7068571B2 (en) Optical recording apparatus and control method thereof
JP2007520833A (ja) 2波長レーザダイオード使用のための光検出器
JP2006286077A (ja) 光ディスク装置及び光ディスク再生方法
JP2005293637A (ja) 光ディスク記録再生装置及びその信号検出方法
US8374066B2 (en) Optical pickup
US5802035A (en) Optical pickup apparatus compatible with disks of various formats
JP2005038521A (ja) 光ピックアップ及び光ディスク記録再生装置
JP2007164910A (ja) 光ピックアップ装置
JP2986639B2 (ja) 光情報再生装置のクロストーク低減装置
JP4193030B2 (ja) 光ヘッドおよび記録再生装置
JP3337210B2 (ja) 光ディスク装置
KR20040036580A (ko) 광 디스크 장치
JP2007213636A (ja) 光ピックアップ、および、光ディスク装置
JP2005038523A (ja) 光ピックアップ及び光ディスク記録再生装置
JP2007226901A (ja) 光ピックアップおよび光ディスク装置
JPWO2008114406A1 (ja) 光ピックアップ、及び再生装置
JP2005293809A (ja) 光ディスク記録/または再生装置及びその信号検出方法
JP2004164828A (ja) 光ディスク装置
JP2005063614A (ja) 光ピックアップおよび光ディスク記録再生装置
JP2004220632A (ja) 光ディスク読み取り装置および光ディスクドライブ

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060424

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060517

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081111

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090324

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090406

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120424

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees