JP2005037663A - トナーカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 カップリング部から発生する異物を減少させる。
【解決手段】 トナーカートリッジの組立時において、アジテーター200の第1折曲部204を第1係合溝104に、第2折曲部206を第2係合溝106に差し込んで係合する。差し込む際には、アジテーター200の端面200Aは、第1係合溝104、第2係合溝106と接触しない。また差し込み後も連結部102の底面部102Aと接触しない。アジテーター200は金属製の線状部材からなっているので、その端面200Aと樹脂からなるカップリング部100とが接触し擦ると削れて異物(削り粉)が発生するが、アジテーター200の端面200Aは、第1係合溝104、第2係合溝106と接触しないので、トナーカートリッジの組立時に異物(削り粉)は発生しない。従って、組立時に削れによる異物(削り粉)が発生し、この異物(削り粉)がトナーに混入し、トナーと共に現像装置に搬送されて印字品位を低下する等の問題を生じさせることもない。
【選択図】 図6

Description

本発明は、電子写真方式を適用した複写機、プリンタ、ファクシミリあるいはこれらの複合機等の画像形成装置に使用するトナーを収容したトナーカートリッジとこのトナーカートリッジを使用する画像形成装置に関する。
画像形成装置には、その取り扱いが簡便で周囲にトナーを飛散させることなく容易にトナーの補給を行なうことができるトナーカートリッジが用いられる。このトナーカートリッジは、画像形成装置に装着されるまではトナーの搬送用容器として機能するほか、画像形成装置に装着された後にはトナーの補給槽として機能する。
図10に示すように、このトナーカートリッジ600には、トナーカートリッジ本体510の端部512に回転自在に設けられたカップリング部500を有している。
また、このトナーカートリッジ本体510の内部には、断面円形の金属製の線状部材を螺旋状に湾曲して形成したアジテーター(攪拌搬送部材)506が、カップリング部500の連結部502の係合穴504に差し込まれている。
そして、このアジテーター506は、カップリング部500によって回転力を付与されて回転し、トナーを攪拌しながらトナーカートリッジ本体510に形成された搬出口(図示せず)に向けてトナーを搬送する。(例えば、特許文献1参照)
特開平10−149006号公報
しかしながら、図10のように、アジテーター506の端部508をカップリング部500の連結部502の係合穴504に差し込む際に、アジテーター506の端部508の端面508Aと係合穴504の内壁504Aとが当って擦れ、削れることがあった。
また、カップリング部506が回転する際にもアジテーター506の端部508の端面508Aと係合穴504の底面504Bとが擦れ削れることがあった。
このような削れによって異物(削り粉)が発生しトナーに混入する。トナーに混入した異物はトナーと共に現像装置に搬送され、印字品位を低下する等の問題を生じさせる原因となる。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、カップリング部から発生する異物を減少させることを目的とする。
請求項1に記載のトナーカートリッジは、トナーが充填されたトナーカートリッジ本体と、前記トナーカートリッジ本体内部に配設され、前記トナーを攪拌しながら、前記トナーカートリッジ本体に形成された搬出口に向けて搬送する攪拌搬送部材と、前記トナーカートリッジ本体の端部に回転自在に設けられたカップリング部と、前記カップリング部に設けられ、前記攪拌搬送部材の端部に係合して該攪拌搬送部材に回転力を付与する連結部と、を有するトナーカートリッジにおいて、前記攪拌搬送部材の端部は棒状で、前記攪拌搬送部材の回転中心に対して曲げられた折曲部とされ、前記カップリング部の前記連結部には前記折曲部が外周面から差し込まれる係合溝が形成されていることを特徴としている。
請求項1に記載のトナーカートリッジによれば、攪拌搬送部材の端部は棒状で、攪拌搬送部材の回転中心に対して曲げられた折曲部となっており、カップリング部の連結部に形成された係合溝には、折曲部の外周面から差し込まれるため、攪拌搬送部材の端部の端面が係合溝に擦ることはない。このため、差し込むときに連結部が擦れて削れることがなく、異物が発生しない。また、係合溝に差し込まれた後も、攪拌搬送部材の端部の端面は、カップリング部の連結部に接触していないので、カップリング部が回転しても、攪拌搬送部材の端部の端面とカップリング部の連結部とが擦れて削れることがなく、異物が発生しない。従って、異物による不具合も発生しない。
請求項2に記載のトナーカートリッジは、請求項1に記載の構成において、前記折曲部は、前記攪拌搬送部材の回転中心に向かって折り曲げられた第1折曲部と、前記攪拌搬送部材の回転中心の外側に向かって曲げられた第2折曲部とで構成され、前記係合溝は、前記第1折曲部が係合する第1係合溝と、前記第2折曲部が係合する第2係合溝と、で構成されていることを特徴としている。
請求項2に記載のトナーカートリッジは、第1係合溝に第1折曲部が係合し、第2係合溝に第2折曲部が係合する。このように2箇所で攪拌搬送部材とカップリング部が係合するので、攪拌搬送部材の回転中心がずれにくい。従って、回転力が効率良く付与され、攪拌搬送部材がスムーズに回転する。また、攪拌搬送部材も外れにくい。
請求項3に記載のトナーカートリッジは、請求項2に記載の構成において、前記第1折曲部に対する前記第2折曲部の折り曲げ角度が、60°から120°であることを特徴としている。
請求項3に記載のトナーカートリッジによれば、請求項2と同様の作用を奏すが、第2折曲部の折り曲げ角度が、60°から120°であるので、より攪拌搬送部材の回転中心がずれにくい。従って、回転力が効率良く付与され、スムーズに回転する。また、攪拌搬送部材も外れにくい。
請求項4に記載のトナーカートリッジは、請求項2又は請求項3に記載の構成において、前記第1係合溝には、第1折曲部の軸径より狭くなったスナップ部を有していることを特徴としている。
請求項4に記載のトナーカートリッジによれば、請求項2又は請求項3と同様の作用を奏すが、第1折曲部が係合する第1係合溝にスナップ部を有しているので、容易に抜けでることはない。また、ガタつきが無いので回転力が効率良く付与され、攪拌搬送部材がスムーズに回転する。
また、第1折曲部を第1係合溝の途中(スナップ部手前)まで差し込み、その後スナップ部に係合させるために力を加えるが、この際差し込み方向がまっすぐでなく、斜めであると攪拌搬送部材及び第1係合溝に力がかかり、攪拌搬送部材及び第1係合溝が変形することがある。しかし、第2係合溝に第2折曲部が途中まで差し込まれガイドされているので、第1折曲部はまっすぐに正確に差し込まれる。従って、攪拌搬送部材及び第1係合溝が変形することはない。
請求項5に記載のトナーカートリッジは、請求項2から請求項4に記載の構成において、前記第1係合溝及び前記第2係合溝は、筒状の前記連結部の周壁を切り取って形成され、切り取られた周壁の大きい方で、前記第1折曲部に回転力を付与することを特徴としている。
請求項5に記載のトナーカートリッジによれば、請求項2から請求項4と同様の作用を奏すが、第1係合溝及び第2係合溝で切り取られた周壁の大きい方に力が加わるので、カップリング部の連結部が変形しにくい。従って、攪拌搬送部材への回転力が効率的に付与され、攪拌搬送部材がスムーズに回転する。
請求項6に記載の画像形成装置は、請求項1から請求項5のいずれか記載のトナーカートリッジを使用することを特徴としている。
請求項6に記載の画像形成装置は、請求項1から請求項5のいずれかに記載のトナーカートリッジを使用しているので、トナーカートリッジで発生した異物によって、印字品位を低下する等の問題を生じることがない。また、攪拌搬送部材がスムーズに回転するので、トナーの攪拌搬送がスムーズに行われる。
以上、説明したように、本発明によれば、トナーカートリッジのカップリング部から発生する異物を減少させることができる。
以下、本発明に係るトナーカートリッジの一の実施形態を図面に基づき説明する。
図1には、本発明の実施形態に係るトナーカートリッジ70を使用した画像形成装置の一例としてレーザープリンター10が示されている。このレーザープリンター10は、公知の電子写真プロセスにより、外部装置から入力した画像情報に基づいて画像(トナー像)を形成し、この画像を記録紙等に記録するものである。
電子写真プロセスとは、電子写真感光体に対する帯電、露光による静電潜像の形成、トナーによる静電潜像の現像を経て電子写真感光体上に形成されたトナー像を記録材に転写し、これを加熱定着することで記録材に画像を記録する一連のプロセスを言う。
尚、本発明の本質とは直接関係しないものについては、詳細な説明を省略する。
レーザープリンター10は、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、クロ(K)及びシアン(C)のトナーを用いてカラー画像の形成が可能とされたものである。尚、以下、各色に応じて特に区別して説明するときは、符号の後にK、Y、M、又はCを付して表示することとする。(例えば、現像装置20Y等)
このレーザープリンター10によるフルカラー画像のプリントは、概略、次のように行われる。
まず、感光ドラムユニット12において4つの感光ドラム11が帯電ロール(図示せず)により一様に帯電された後、その帯電された各感光ドラム11の表面に露光ユニット16からY、M、K、Cの各色に対応した各レーザビーム光Bmが別々に照射され、現像ユニット18の隙間を通して各感光ドラム11上に走査露光され、入力情報に応じた各色の静電潜像が各感光ドラム11に形成される。
次いで、その各感光ドラム11上の静電潜像は、現像ユニット18の各色の現像装置20によってそれぞれ現像され、Y、M、K、Cの各色のトナー像となる。
続いて、各感光ドラム11上に形成された各色のトナー像は、第1中間転写ドラム21、22上に静電的に一次転写される。すなわち、感光ドラム11Y、11Mに形成されたイエローおよびマゼンタのトナー像はマゼンタ、イエローの順で第1中間転写ドラム21上に、感光ドラム11K、11Cに形成されたブラックおよびシアンのトナー像はシアン、ブラックの順で第1中間転写ドラム22上にそれぞれ重ね合わせられるように順次転写される。これにより、第1中間転写ドラム21上にはマゼンタのトナー像とイエローのトナー像とからなる多重トナー像が形成され、一方、第1中間転写ドラム22上にはシアンのトナー像とブラックのトナー像とからなる多重トナー像が形成される。
続いて、第1中間転写ドラム21、22上にそれぞれ形成された各多重トナー像は、二次中間転写ドラム23上に静電的に二次転写される。これにより、二次中間転写ドラム23上には、第1中間転写ドラム21上のトナー像(下層側からM、Y)と第1中間転写ドラム22上のトナー像(下層側からC、K)とが、この順にそれぞれ転写されて下層側からY、M、K、Cの順で重ね合わせられた多重トナー像が形成される。
一方、このようなトナー像の形成に合わせて給紙ユニット32から記録紙Pが記録紙搬送機構34によって所定のタイミングで転写ロール50に向けて送られる。転写ロール50に送られた記録紙Pは、転写ロール50と二次中間転写ドラム23に把持され、二次中間転写ドラム23の多重トナー像が静電的に転写される。
次いで、多重トナー像が転写された記録紙Pは、定着ユニット40に送られ、その定着ユニット40の加熱ロール42と加圧ロール44の間の定着ニップ部を通過することにより、加熱及び加圧されて定着処理された後、レーザープリンター10の上部の排紙部46に排出される。
以上のような一連の画像形成プロセスが実行されることにより、1枚の記録紙P上にフルカラー画像が形成される。
尚、各現像装置20には、4色のトナーが収容された各トナーカートリッジ70(Y、M、K、C)から各トナー搬送機構72によりトナーが必要に応じて補給されるようになっている。また、各トナーカートリッジ70は着脱可能となっており、トナーが無くなると、新しいトナーカートリッジ70に交換することができる。
トナー搬送機構72は、トナーカートリッジ70が接続されるジョイント部74に可撓性を有する軟質な合成樹脂等によって円筒状に形成されたパイプ部76が取り付けられている。このパイプ部76の内部には、搬送用スクリュー部材(図示省略)が配設されている。パイプ部76は、このスクリュー部材によって、後述するトナーカートリッジ本体80の搬出口90(図3参照)からジョイント部74に搬出されたトナーを搬送し、現像装置20に供給する。
図2に示すように、トナーカートリッジ70は円筒状のトナーカートリッジ本体80と、このトナーカートリッジ本体80の両端に嵌合する側壁部82、84とから構成されている。
そして、一端側のトナーカートリッジ本体80の周面にはトナーを現像装置20に向けて搬出するための搬出口90(図3参照)が設けられている。また、トナーカートリッジ本体80に対してスライド自在に帯部86が取付けられている。この帯部86には、搬出口90の外側に搬出口90を格納する格納部88が設けられている。
従って、トナーカートリッジ70がレーザープリンター10に装着されていない状態(或いは装着直後)は、搬出口90は格納部88に格納され、搬出口90からトナーカートリッジ本体80内のトナーが外に漏れ出ないようになっている。
図7はトナーカートリッジ70がレーザープリンター10に装着された後、トナーカートリッジ本体80に形成された搬出口90とトナー搬送機構72のジョイント部74の搬入口96との位置が揃う過程を模式的に表す図である。尚、点線部は、搬出口90と搬入口96を表している。
さて、図7(A)に示すように、トナーカートリッジ70をレーザープリンター10に装着するとトナー搬送機構72のジョイント部74に形成された固定リブ78が、格納部88に形成された固定溝94に係合し格納部88(帯部86)は固定される。
そして、側壁部82に設けらているつまみ部92を持って回すとトナーカートリッジ本体80が回転し、搬出口90が格納部88から出て、トナー搬送機構72のジョイント部74の搬入口96と位置が合うようになっている。
図3に示すように、トナーカートリッジ本体80の他端側の側壁部84の中央部分には孔98が開けられており、カップリング部100の連結部102が、この側壁部84の孔98からトナーカートリッジ本体80内部に貫通している。また、これにより、カップリング部100は側壁部84に対して、回転自在となっている。
図4、図5(C)に示すようにカップリング部100の連結部102は筒状とされており、周壁には中心から放射方向に第1係合溝104と第2係合溝106とが形成されている。尚、第1係合溝104と第2係合溝106との溝中心線が中心部で交わる角度は、本実施形態では、約90°となっている。また、第1係合溝104に後述するアジテーター200の第1折曲部204が係合し、第2係合溝106に第2折曲部206が係合する。
更に、図5(A)に示すように第1係合溝104には、第1折曲部204の軸径より狭い入り口となった、第1折曲部204の軸径より僅かに狭い略円形のスナップ部120が形成さている。このスナップ部120に第1折曲部204が係合するため、容易にアジテーター200は抜けない。
また、カップリング部100は、トナーカートリッジ70をレーザープリンター10に装着した際に、レーザープリンター10本体側に配設された回転駆動力部材(図示せず)と連結する。そして、この回転駆動力部材によってカップリング部100がS方向に回転し、トナーカートリッジ本体80内のアジテーター200へと回転力が伝達される。
尚、カップリング部100は合成樹脂、例えば、POM(ポリアセタール樹脂)からできている。
図4に示すように、カップリング部100の連結部102が貫通する孔の回りにはシール部材150が貼着されている。このシール部材150はトナーカートリッジ本体80の側壁部84とカップリング部100との間をシールして、側壁部84の孔98(図3参照)とカップリング部100との隙間からトナーカートリッジ本体80内のトナーが外部に漏れ出すのを防止している。尚、このシール部材150はゴム材、例えば、クロロプレンゴムからできている。
図3に示すように、アジテーター200は、トナーカートリッジ本体80の略全域に亘って配設されており、図3(B)に示すような、断面円形の金属製の線状部材、例えば、ステンレス(SUS304WP)からなり、螺旋状に湾曲部202が形成されている。また、一方のアジテーターの螺旋状の湾曲部202の先には、回転軸(回転中心)Mに向かって垂直方向に曲げられ、第1係合溝104に係合する第1折曲部204が形成されている。また、第1折曲部204の先には、アジテーター200の回転軸(回転中心M)に対して外側へ約90°に曲げられ、第2係合溝106に係合する第2折曲部206が形成されている。尚、他方の端部の先は、拘束されていない自由端となっている。
図4に示すように、アジテーター200はカップリング部100の連結部102から回転力を付与されてS方向に回転し、トナーカートリッジ本体80内のトナーを攪拌しながら搬出口90(図3(A)参照)の方に搬送する。
尚、図3(A)に示すように、アジテーター200の第1折曲部204は、トナーカートリッジ本体80の側壁部84の内面84Aの近傍を沿うように配設されており、その第1折曲部204から螺旋状の湾曲部202が形成されているので、螺旋状の湾曲部202はトナーカートリッジ本体80の側壁部84の内面84Aの近傍まで配設されている。トナーカートリッジ本体80内のトナーを攪拌しながら搬送する部分は螺旋状の湾曲部202であるので、トナーカートリッジ本体80の側壁部84の内面84Aの近傍のトナーも攪拌搬送できる。
さて、トナーカートリッジ70の組立時においては、図6に示すように、アジテーター200の第1折曲部204を外周面側から第1係合溝104に、第2折曲部206を第2係合溝106に差し込んで係合する。差し込む際には、アジテーター200の端面200Aは、第1係合溝104、第2係合溝106とは接触しない。また、差し込み後も連結部102の底面部102Aと接触しない。
アジテーター200は前述したように金属製の線状部材からなっているので、その端面200Aと樹脂からなるカップリング部100とが接触し擦ると削れて異物(削り粉)が発生するが、アジテーター200の端面200Aは、第1係合溝104、第2係合溝106と接触しないので、トナーカートリッジ70の組立時に異物(削り粉)は発生しない。従って、組立時に削れによる異物(削り粉)が発生し、この異物(削り粉)がトナーに混入し、トナーと共に現像装置20(図1参照)に搬送されて印字品位を低下する等の問題を生じさせることもない。
また、第1係合溝104の途中(スナップ部120手前)まで差し込み、その後、スナップ部120に係合させるために力を加えるが、この際差し込み方向がまっすぐでなく、斜めであると、アジテーター200及び第1係合溝104に力がかかり、アジテーター200及び第1係合溝104が変形することがある。しかし、第2係合溝106に第2折曲部206が途中まで差し込まれガイドされているので、第1折曲部204は、まっすぐ正確に差し込むことができる。従って、アジテーター200及び第1係合溝104が変形することはない。
更に、アジテーター200の第1折曲部204及び第2折曲部206を第1係合溝104及び第2係合溝106に差し込む際にミスをしてアジテーター200の第1折曲部204及び第2折曲部206がシール部材150に当っても、アジテーター200の端面200Aはシール部材150には当らないのでシール部材150を傷つけることはない。従って、差し込みミスをしても、シール部材150が傷ついてトナー漏れが発生することはなく、やり直しが可能である。
次に本発明に係るトナーカートリッジの作用を説明する。
トナーカートリッジ70は、カップリング部100がレーザープリンター10の本体側に配設された回転駆動力部材(図示せず)と連結し、この回転駆動力部材によってカップリング部100が回転する。
カップリング部100は、連結部102の第1係合溝104に係合しているアジテーター200の第1折曲部204に回転力を付与する。回転力が付与されたアジテーター200は回転し、螺旋状の湾曲部202でトナーを攪拌しながら、搬出口90(図3参照)に向かってトナーを搬送する。
尚、図4に示すように、アジテーター200が回転してもアジテーター200端面200Aは、カップリング部100に接触しないので、カップリング部100が回転しても、アジテーター200の端面200Aとカップリング部100とが擦れることはない。従って、擦れて削れることによる異物は発生しない。このため、異物の発生による不具合も発生しない。
また、第1係合溝104にはスナップ部120が形成されているので、第1折曲部204の係合にはガタつきが無く、さらに第2折曲部206が第2係合溝106に係合しているので、H方向へのガタつきも少ない。このため、アジテーター200は、しっかり固定されており、またアジテーター200の回転中心もずれにくい。
さらに、図5に示すように、第1係合溝104と第2係合溝106の溝中心線がカップリング部100の中心部で交じわって形成する角度の大きい方、すなわち連結部102の周壁の大きいの部分102Bで第1折曲部204(図4参照)に力を加えるので、カップリング部100の連結部102は変形しにくい。
従って、アジテーター200への回転力が効率的に付与され、アジテーター200がスムーズに回転する。また、アジテーター200も外れにくい。従って、トナーの攪拌搬送がスムーズに行われる。
尚、本実施形態では、第2折曲部206が曲げられた角度(第1係合溝104と第2係合溝106との溝中心線が中心部で交わる角度)は、約90°であったが、本出願人の実験結果からは、60°から120°の間(図5参照)であればアジテーター200はしっかりと固定され、また、アジテーター200の回転中心もずれにくく、従って、アジテーター200への回転力が効率的に付与され、スムーズに回転することが判っている。
尚、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、第1係合溝104と第2係合溝106とは、カップリング部100の連結部102の中心から放射方向に形成されていたが、この限りではない。例えば、図8に示すように、カップリング部700の連結部702の中心以外で、第1係合溝704及び第2係合溝706の溝中心線が交わるようにし、それらにアジテーター750の第1折曲部754と第2折曲部756とが係合するようにしても良い。
また、例えば、上記実施の形態では、アジテーター200には第1折曲部204と第2折曲部206とが形成されていたが、これに限定されされない。例えば図9のように、アジテーター850には、第2折曲部は形成されず第1折曲部854のみ形成され、また、カップリング部800の連結部802の第1係合溝804のみが形成された構成で、第1折曲部854が第1係合溝804と、筒状の連結部802の筒内壁に形成された第2係合溝806に係合する構成としても良い。
本発明の一の実施形態に係るトナーカートリッジを使用したレーザープリンターを模式的に表した断面図である。 本発明の一の実施形態に係るトナーカートリッジを示す図である。 (A)は本発明の一の実施形態に係るトナーカートリッジの内部構造を模式的に表した図である。(B)はアジテーターを示す図である。 本発明の一の実施形態に係るトナーカートリッジの内部を示し、図3のX−X断面で切り取った図である。 本発明の一の実施形態に係るトナーカートリッジのカップリング部を示し(A)は第1係合溝の溝中心線に対し垂直に見た図であり、(B)は第1係合溝及び第2係合溝の溝中心線方向に見た図であり、(C)は第2係合溝の溝中心線に対し垂直に見た図である。 本発明の一の実施形態に係るトナーカートリッジを示し、アジテーターの第1折曲部と第2折曲部とをカップリング部の連結部の第1係合溝と第2係合溝に差し込む工程を説明する図である。 本発明の一の実施形態に係るトナーカートリッジがレーザープリンターに装着された後、トナーカートリッジ本体に形成された搬出口とトナー搬送機構の搬入口との位置が揃う過程を模式的に表す図である。 本発明のその他の実施形態に係るトナーカートリッジのカップリングの連結部とアジテーターとを模式的に示す図である。 本発明のその他の実施形態に係るトナーカートリッジのカップリングの連結部とアジテーターとを模式的に示す図である。 従来のトナーカートリッジのカップリング部とアジテーターとを示し、アジテーターをカップリング部に差し込む工程を説明する図である。
符号の説明
10 レーザープリンター(画像形成装置)
70 トナーカートリッジ
80 トナーカートリッジ本体
90 搬出口
120 スナップ部
100 カップリング部
102 連結部
104 第1係合溝
106 第2係合溝
200 アジテーター(攪拌搬送部材)
204 第1折曲部
206 第2折曲部

Claims (6)

  1. トナーが充填されたトナーカートリッジ本体と、
    前記トナーカートリッジ本体内部に配設され、前記トナーを攪拌しながら、前記トナーカートリッジ本体に形成された搬出口に向けて搬送する攪拌搬送部材と、
    前記トナーカートリッジ本体の端部に回転自在に設けられたカップリング部と、
    前記カップリング部に設けられ、前記攪拌搬送部材の端部に係合して該攪拌搬送部材に回転力を付与する連結部と、
    を有するトナーカートリッジにおいて、
    前記攪拌搬送部材の端部は棒状で、前記攪拌搬送部材の回転中心に対して曲げられた折曲部とされ、前記カップリング部の前記連結部には前記折曲部が外周面から差し込まれる係合溝が形成されていることを特徴とするトナーカートリッジ。
  2. 前記折曲部は、前記攪拌搬送部材の回転中心に向かって折り曲げられた第1折曲部と、前記攪拌搬送部材の回転中心の外側へ曲げられた第2折曲部とで構成され、
    前記係合溝は、前記第1折曲部が係合する第1係合溝と、前記第2折曲部が係合する第2係合溝と、で構成されていることを特徴とする請求項1に記載のトナーカートリッジ。
  3. 前記第1折曲部に対する前記第2折曲部の折り曲げ角度が、60°から120°であることを特徴とする請求項2に記載のトナーカートリッジ。
  4. 前記第1係合溝には、第1折曲部の軸径より狭くなったスナップ部を有していることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のトナーカートリッジ。
  5. 前記第1係合溝及び前記第2係合溝は、筒状の前記連結部の周壁を切り取って形成され、切り取られた周壁の大きい方で、前記第1折曲部に回転力を付与することを特徴とする請求項2から請求項4に記載のトナーカートリッジ。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載のトナーカートリッジを使用することを特徴とする画像形成装置。
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