JP2005036901A - フロート式ドレントラップ - Google Patents

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Abstract

【課題】 閉弁力を大きくして弁漏れが生じないようにする。
【解決手段】 入口２と弁室５と出口３を有するケーシング（本体１と蓋体４）と、出口の３弁室５側端に形成された弁口６と、弁室５内に支持された第１の軸１０と、第１の軸１０の周りに回転する主レバー８と、主レバー８に連結されたフロート９と、第１の軸１０から離れた点において主レバー８に支持され第１の軸１０と平行な第２の軸１１と、第２の軸１１の周りに回転する副レバー１２と、第１及び第２の軸１０，１１から離れた点において副レバー１２に支持され第１の軸１０と平行な第３の軸１３と、第３の軸１３の周りに回転し弁口６を開閉する球弁１４とを具備し、球弁１４が弁口６を閉じるときに主レバー８が副レバー１２の当接部１５に結合された調節部材１６に当接して球弁１４を弁口６に押し付ける。
【選択図】 図１

Description

本発明は、蒸気配管系や圧縮空気配管系に発生するドレンをフロートを用いて自動的に排出するフロート式ドレントラップに関する。
従来のフロート式ドレントラップは、入口と弁室と出口を有するケーシングと、出口の弁室側端に形成され弁室と出口を連通する弁口と、弁室内に支持された第１の軸と、第１の軸の周りに回転する主レバーと、主レバーに連結されたフロートと、第１の軸から離れた点において主レバーに支持され第１の軸と平行な第２の軸と、第２の軸の周りに回転する副レバーと、第１及び第２の軸から離れた点において副レバーに支持され第１の軸と平行な第３の軸と、第３の軸の周りに回転し弁口を開閉する球弁とを具備するものである。
上記従来のフロート式ドレントラップは、弁室内の液位に応じて上下動するフロートにより主レバーが回転し、この主レバーの回転により副レバーが上下動し、この副レバーの上下動により球弁が回転しながら上下動して弁口を開閉するものである。このフロート式ドレントラップにおいては、球弁が弁口を閉じた閉弁状態において、球弁に作用する閉弁力が入口側の流体圧力のみであるために、閉弁力が比較的弱く、弁漏れを生じやすいという問題点があった。
西ドイツ特許第１９６２３１７号公報
解決しようとする課題は、閉弁力を大きくして弁漏れが生じないようにすることである。
本発明は、入口と弁室と出口を有するケーシングと、出口の弁室側端に形成され弁室と出口を連通する弁口と、弁室内に支持された第１の軸と、第１の軸の周りに回転する主レバーと、主レバーに連結されたフロートと、第１の軸から離れた点において主レバーに支持され第１の軸と平行な第２の軸と、第２の軸の周りに回転する副レバーと、第１及び第２の軸から離れた点において副レバーに支持され第１の軸と平行な第３の軸と、第３の軸の周りに回転し弁口を開閉する球弁とを具備するフロート式ドレントラップにおいて、球弁が弁口を閉じるときに主レバーが副レバーに当接して球弁を弁口に押し付けることを特徴とする。
本発明は、フロートの自重が主レバーと副レバーを介して球弁に閉弁力として作用するので、閉弁力が大きく、弁漏れを生じることのないフロート式ドレントラップを提供できるという優れた効果を生じる。
本発明は、球弁が弁口を閉じるときに主レバーが副レバーに当接して球弁を弁口に押し付けるので、フロートの自重が主レバーと副レバーを介して球弁に閉弁力として作用する。そのため、閉弁力が大きくなり弁漏れを生じることがない。
上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明する（図１参照）。本発明のフロート式ドレントラップは、本体１に入口２と出口３を有する蓋体４をボルトで締結して内部に弁室５を有するケーシングを構成する。弁室５と出口３を連通する弁口６を有する弁座部材７を蓋体４下部の出口３の弁室５側端にねじ結合する。入口２は弁室５の上部に開口し、出口３は弁口６を介して弁室５の下部に開口する。
弁室５内に主レバー８の一端に連結された中空球形のフロート９を配置する。主レバー８の他端は弁室５内に支持された第１の軸１０に回転可能に支持される。第１の軸１０の左横に第１の軸１０と平行な第２の軸１１が主レバー８に支持され、第２の軸１１に副レバー１２の一端が回転可能に支持される。副レバー１２の他端に第１の軸１０と平行な第３の軸１３が回転可能に支持され、第３の軸１３に弁口６を開閉する球弁１４の球心が回転可能に支持される。副レバー１２に左方に突出する当接部１５を設け、当接部１５にボルト状の調節部材１６をねじ結合して取り付ける。主レバー８は、図１に示すように球弁１４が弁口６を閉じるときに、調節部材１６を介して副レバー１２の当接部１５に当接し、調節部材１６と副レバー１２の当接部１５を介して球弁１４を弁口６に押し付ける。調節部材１６の当接部１５へのねじ込み量を調節することにより、球弁１４が弁口６を閉じるときに、主レバー８が調節部材１６と副レバー１２の当接部１５を介して確実に球弁１４を弁口６に押し付ける。当接部１５は副レバー１２ではなく主レバー８に設けてもよい。あるいは副レバー１２と主レバー８の両方に設けてもよい。
弁室５内の液位が低い場合は、図１に示すようにフロート９は底部に位置し、球弁１４は弁口６を閉じている。このとき、主レバー８は副レバー１２の当接部１５に結合された調節部材１６に当接し、調節部材１６と副レバー１２の当接部１５を介して球弁１４を弁口６に押し付けている。入口２から流入するドレンによって弁室５内の液位が上昇すると、フロート９が上動して主レバー８が第１の軸１０を中心に時計回り方向に回転する。この主レバー８の回転により、第２の軸１１が上動して副レバー１２が上動する。この副レバーの１２の上動により、第３の軸１３が上動し、球弁１４が回転しながら上動して弁口６を開く。これにより、弁室５のドレンを出口３から排出する。
ドレンの排出により弁室５内の液位が低下すると、フロート９が下動して主レバー８が第１の軸１０を中心に反時計回り方向に回転する。この主レバー８の回転により、第２の軸１１が下動して副レバー１２が下動する。この副レバーの１２の下動により、第３の軸１３が下動し、球弁１４が回転しながら下動して弁口６を閉じる。このとき、主レバー８は副レバー１２の当接部１５に結合された調節部材１６に当接し、調節部材１６と副レバー１２の当接部１５を介して球弁１４を弁口６に押し付ける。
本発明のフロート式ドレントラップの断面図。
符号の説明
１ 本体
２ 入口
３ 出口
４ 蓋体
５ 弁室
６ 弁口
７ 弁座部材
８ 主レバー
９ フロート
１０ 第１の軸
１１ 第２の軸
１２ 副レバー
１３ 第３の軸
１４ 球弁
１５ 当接部
１６ 調節部材

Claims (1)

  1. 入口と弁室と出口を有するケーシングと、出口の弁室側端に形成され弁室と出口を連通する弁口と、弁室内に支持された第１の軸と、第１の軸の周りに回転する主レバーと、主レバーに連結されたフロートと、第１の軸から離れた点において主レバーに支持され第１の軸と平行な第２の軸と、第２の軸の周りに回転する副レバーと、第１及び第２の軸から離れた点において副レバーに支持され第１の軸と平行な第３の軸と、第３の軸の周りに回転し弁口を開閉する球弁とを具備するものにおいて、球弁が弁口を閉じるときに主レバーが副レバーに当接して球弁を弁口に押し付けることを特徴とするフロート式ドレントラップ。
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JP2014098419A (ja) * 2012-11-13 2014-05-29 Tlv Co Ltd フロート式ドレントラップ

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