JP2005035785A - 散乱防止用覆い - Google Patents

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Abstract

【課題】 無造作に投棄してもゴミ袋を確実に覆うことができ、本体がコンパクトで持ち運びや収納のし易い、簡単な構造の「散乱防止用覆い」を提供すること。
【解決手段】廃棄物等をまとめて、これを覆うことのできる網や布である布状体によって構成され、当該布状体内に、前記ごみ類等を投入するための投入口を設けたことを特徴とする覆いであって、前記覆いを広げ、ごみ袋や廃品である収集物を投入口から投入することで前記覆いが当該収集物を覆い、ごみ類が散乱することを防止できるようにした散乱防止用覆いを供する。立体的に縫製された前記覆いの、任意の場所における垂直方向の切断面において、下部開口部の幅が前記覆いの横幅最長部よりも短く、前記下部開口部が前記布状体の周縁部よりも平面的に見て内側に位置することを特徴とする散乱防止用覆いを供する。
【選択図】 図1

Description

本発明はごみ集荷場等に於けるごみの散乱を防止する散乱防止用覆いに関するものである。
近年、都市部ではカラスが生ごみの入ったゴミ袋を切り裂いて、中の残飯等を喰いあさり、袋の内容物を路上等に散乱させる被害が日常化している。強度のある大型ごみ収納箱が有れば、これらの被害は防げるが、ごみ集荷場を路上の一角に設定しなければならないという事情がこのごみ収納箱の設置を防げている。また、内部の見えない箱形ゴミ箱の設置は、内部の汚れを放置することにつながり、悪臭等非衛生的な結果を招きやすい欠陥を持っている。そこで、カラス等によるごみの散乱被害を食い止めるためにいくつもの発明がなされ、出願もされている。
特開2003−12104 特開2003−12104に示された発明は、水平支持枠と、複数のネット保持アームと、該アームを所定の間隔で前記水平支持枠に取り付ける結合具とよりなり、前記結合具は前記保持アームを上下方向に枢動可能にする枢着手段と、水平位置及び及び少なくとも1つの情報位置で固定するストッパを有しているごみ置き場のネット支持装置、である。
一般にごみの管理が、各町内会等等の取り組みに依存し、とりわけ年配者や婦人層の手にゆだねられていることを考えた時、この種の器具、装置類は重量が軽く、構成が単純であって扱いやすいものである必要がある。上記の意味において、この発明は部品数が多く、ここに記載された部材の構成は複雑であり、役員や当番の方が持ち帰って保管するという様な使い方をする場合には、全体の構成が大型で重い物になり、使いにくいと考えられる。
また、カラスのもたらす散乱被害は都市部を中心に起こっており、これらの地域では特定の専用集荷場を用意することは難しく、路上の一角に臨時設定されることが一般的であって、そのことからも更に軽量で、非使用時はコンパクトな収納形体のとれる、扱いの簡単な散乱防止用覆いが求められる。
特開平9−47214 特開平9−47214に示された発明は、ゴミ袋を投入するための投入口を有する、ゴム糸又はゴム紐からなる網目状ネットの外周に沿って設けて側面部を形成するための、化学繊維又は天然繊維からなる糸又は紐で編んだネットと、前記二つのネットをそれぞれ結節しこれら二つのネットを広げてごみ入り袋を集積する空間を形成するためのフレームと、該フレームを維持し又壁面などに固定するための保持具から構成されるごみ集積所散乱防止ネット装置である。
当該発明は異なる2種類のネットをフレームによって結束し、また、これら二つのネットを広げてごみ入り袋を集積する空間の形成を該フレームによって行う点で構成が複雑となり、また、フレームを有することから小さく折りたたんで地域役員や当番の方が持ち帰るという使い方には不自由が生じる。又、壁等に備え付ける構成について述べられているが、これも現時点での市中で行われている一般的な使用方法とは異なり、否使用時には路上に放置して置くことから、いたずら等による破損が懸念される。
特開2001−247203 特開2001−247203はごみ収集用ネットは正方形、長方形のネットシート(1)に重り(2)を取り付けたことを特徴とするものであって、上記の問題点を解決するものである。シートの周縁部に重りを着けたものであるから、ごみの回収が済み次第小さく折りたたんで持ち帰ることができる。しかし、使用方法として、シートを大きくめくり上げ、ゴミ袋を奥の方に投入する必要がある。急ぐあまりゴミ袋をシート下に十分押し込まずに立ち去る人も多い。
この結果ゴミ袋は外へ外へと広がり、重りがあっても床面とシート端部に隙間ができるようになる。鳥獣、特にカラスは路面に足で立ち、隙間を見つけては頭を侵入させ、くちばしで袋を摘ん引きずり出した上で袋を食いちぎることが知られている。このことから、重りをつけることが鳥獣の食い散らしを防ぐ上で万全とは言えない。ゴミ袋の無造作な投入によっても確実にゴミ袋を覆うことのできる覆いの実現が望まれる。
ゴミ袋に入れた生ごみ等をごみ集荷場等に搬入し、無造作に投棄しても前記投棄したゴミ袋を確実に覆うことができてカラスや野良猫等鳥獣の侵入を防ぎ、コンパクトに収容できて持ち運びや収納のし易い、簡単な構造の「散乱防止用覆い」を提供すること。
廃棄物等をまとめて、これを覆うことのできる網や布である布状体によって構成され、当該布状体内に、前記ごみ類等を投入するための投入口を設けたことを特徴とする覆いであって、前記覆いを広げ、ごみ袋や廃品である収集物を投入口から投入することで前記覆いが当該収集物を覆い、ごみ類が散乱することを防止できるようにした散乱防止用覆いを供する。
前記布状体を立体的に縫製し、収集したゴミ袋等の覆いとして使用する際に、覆いの内部に立体的な空間を形成しやすくした散乱防止用覆いを供する。立体的とは、縫製された布状体のそれぞれを広げた時に立体を呈するものの他、平面的な布状体を上下に2枚合わせ、該2枚の布状体の間に収集物が収まって、前記布状体のそれぞれが上と下に向かってふくらむことから立体的な外観を呈する構成を含むものとする。
立体的に縫製された前記覆いの、任意の場所における垂直方向の切断面において、下部開口部の幅が前記覆いの横幅最長部よりも短く、前記下部開口部が前記布状体の周縁部よりも平面的に見て内側に位置することを特徴とする散乱防止用覆いを供する。
前記投入口を設けた布状体を、支柱を設けてこれに掛着し、前記投入口を地上から浮かすことのできる構成である散乱防止用覆いを供する。
前記支柱に腕部を設けて前記布状体の一部を浮かせ、前記ゴミ袋を収容する内部空間を形成容易とした散乱防止用覆いを供する。
前記支柱に支柱と支柱を繋ぐ連結体を設けることで前記布状体の一部を浮かせ、前記ゴミ袋を収容する内部空間を形成容易とした散乱防止用覆いを供する。
前記支柱、前記腕部、前記連結体のいずれかの部材として使用する棒状体、あるいは前記支柱、前記腕部および前記連結体の内の複数による複合体が、複数の棒状体を曲折可能に接続した構成である散乱防止用覆いを供する。
前記布状体の少なくとも一部を透明あるいは半透明とし、当該布状体の周縁部を不透明にして目隠し部を形成した散乱防止用覆いを供する。
前記布状体の周縁部に、当該布状体周縁部と床との密着性を高める密着手段を配し、鳥獣の侵入を防止する構成である散乱防止用覆いを供する。
前記布状体の任意の場所に、威嚇用の模様を配すことで、鳥獣の侵入を防止する構成である散乱防止用覆いを供する。
本発明は、廃棄物等をまとめて、これを覆うことのできる網や布である布状体によって構成され、当該布状体内に、前記ごみ類等を投入するための投入口を設けたことを特徴とする覆いであって、前記覆いを広げ、ごみ袋や廃品である収集物を投入口から投入することで前記覆いが当該収集物を覆い、ごみ類が散乱することを防止できるようにした散乱防止用覆いであるため次の効果を奏する。
投入口よりゴミ袋等を投入するため、散乱防止用覆いの中央部から順にゴミ袋が集積することから、覆いの端がゴミ袋にかかってしまったことによって生じる路面と覆いとの隙間から鳥獣が侵入し、食い散らかすという被害を防ぐことができる。
前記布状体を立体的に縫製し、収集したゴミ袋等の覆いとして使用する際に、覆いの内部に立体的な空間を形成しやすくした散乱防止用覆いであるため次の効果を奏する。
覆いの内部に立体的な空間を形成しやすく、投入したゴミ袋等が内部で積み重なり、効率よく整然と集積できる。
立体的に縫製された前記覆いの、任意の場所における垂直方向の切断面において、下部開口部の幅が前記覆いの横幅最長部よりも短く、前記下部開口部が前記布状体の周縁部よりも平面的に見て内側に位置することを特徴とする散乱防止用覆いであるため次の効果を奏する。
下部開口部の幅が前記覆いの横幅最長部よりも短いことから、前記投入口から投げ込まれた収集物が下部開口部付近の覆いの上に載りやすく、前記収集物が前記下部開口部付近の覆い端部を路面に押しつけて収集物の散乱を防止し、カラスや野良猫等鳥獣の侵入を確実に妨げる。
前記投入口を設けた布状体を、支柱を設けてこれに掛着し、前記投入口を地上から浮かすことのできる構成である散乱防止用覆いであるため次の効果を奏する。
投入口が地上に浮いていることから投入に当たってしゃがむ必要が無く、素早く投入できる。
前記支柱に腕部を設けて前記布状体の一部を浮かせ、前記ゴミ袋を収容する内部空間を形成容易とした散乱防止用覆いであるため次の効果を奏する。
布状体を路面から浮かせることで布状体によって覆われた内部空間が立体的に確保され、収集物が空間内部で均一に分散され、収集物の投入もし易くなる。
前記支柱に支柱と支柱を繋ぐ連結体を設けることで前記布状体の一部を浮かせ、前記ゴミ袋を収容する内部空間を形成容易とした散乱防止用覆いであるため次の効果を奏する。
布状体を路面から浮かせることで布状体によって覆われた内部空間が立体的に確保され、収集物が空間内部で均一に分散され、収集物の投入もし易くなる。
前記支柱、前記腕部、前記連結体のいずれかの部材として使用する棒状体、あるいは前記支柱、前記腕部および前記連結体の内の複数による複合体が、複数の棒状体を曲折可能に接続した構成である散乱防止用覆いであるため次の効果を奏する。
棒状体がつながっていることから取り扱いが容易であり、設置や収納の作業が簡便になる。
前記布状体の少なくとも一部を透明あるいは半透明とし、当該布状体の周縁部を不透明にして目隠し部を形成した散乱防止用覆いであるため次の効果を奏する。
布状体と路面との間に隙間を作ってしまった場合でも、目隠し部を設けることでカラスがゴミ袋の内部を確認できなくなり、食い散らかしの被害防ぐ効果が生じる。また、透明部より内部が確認できると共に、周囲は視界を遮って美観を保つことが出来る。
前記布状体の周縁部に、当該布状体周縁部と床との密着性を高める密着手段を配し、鳥獣の侵入を防止する構成である散乱防止用覆いであるため次の効果を奏する。
密着手段を設けることでカラス等の侵入を妨ぎ、鳥獣による生ごみの喰い散らかし及びごみの散乱が防止できる。
前記布状体の任意の場所に、威嚇用の模様を配すことで、鳥獣の侵入を防止する構成である散乱防止用覆いであるため次の効果を奏する。
威嚇用の模様を配すことでカラス等を寄せ付けずに、鳥獣による生ごみの喰い散らかし及びごみの散乱をより積極的に防止できる。
本発明は生ごみ等の収集物の覆いとして使用する布、網等の布状体による散乱防止用覆いであって、前記布状体に収集物の投入口を設けたことを特徴とする。具体的実施の形態について、以下、図に基づいて説明する。
図1は実施例1の斜視図である。ごみ類等をまとめて、これを覆うことのできる網や布である布状体1によって構成された散乱防止用覆いであって、当該布状体1の周縁部11から少なくとも30cm以上内側に向かって離れた位置に、前記ごみ類等を投入するための投入口2を設ける。周縁部11及び投入口2には補強を適宜施す。使用に当たっては周縁部11を布状体1の下に折り込み、投入口2を開き、布状体1の下にごみ袋3を押し込む。投入口2には蓋を設けることが可能であり、蓋を設けた場合には投入口を大きく設定でき、開口部から鳥獣の侵入することを防げる。
図2は実施例1の使用の状態を示す、布状体1の断面図である。投入口2から押し込まれたゴミ袋3は、布状体1の下に折り込まれてある周縁部11の上に落ち、該周縁部11を下に向かって押しつけることから集積されたゴミ袋3は布状体1によって確実に覆われる。カラスは、被いであるネット等の下部に隙間を見つけ頭を侵入させてゴミ袋を引き出した後、これを食いちぎって、内容物を散乱させることが知られている。本実施例では路面10と布状体1の間に隙間ができず、カラス等の鳥獣が侵入して食い散らかすことが不可能となる。撤去時には布状体1を引き上げるだけで集積されたごみ袋3等の集荷物と布状体1を容易に分離できる。
図3は実施例2の斜視図である。本実施例では、布状体1を筒状等立体的に縫製して内部に立体的な空間を形成し易くする。立体的な空間が形成し易いことから投入口2よりゴミ袋等の集荷物が投入し易くなる。更に、布状体1の縫製部に補強12を施す。立体的に縫製した側面下部に裾13を設けることが可能であり、裾13に縦方向に切れ目14を形成して当該裾13を内側に折り返し易くする。この場合には、投入した収集物が前記裾13の上に載りやすく、収集物の散乱が確実に防げる。又カラスや野良猫等の鳥獣が覆いの下部より侵入することも不可能となる。
図4の図Aは実施例3の斜視図である。本実施例は覆い1を上面用布状体15と下面用布状体16を重ね合わせ、当該下面用布状体16の一部を切り欠いて下部開口部17を設けたものとし、覆い1の内部に集荷物が蓄積されるに従い、布状体の中央部が盛り上がって立体を呈するように構成されたものであり、本実施例も立体的に縫製された散乱防止用覆いの例として提示する。平面的な布状体を2枚合わせた構成であっても、実際の使用に当たっては、上面用布状体15と下面用布状体16の間に収集物が収まって、前記布状体のそれぞれが上と下に向かってふくらむことから実質的には図Bのような立体となる。図Bは実施例3の断面図である。
立体的に縫製された前記覆いの、任意の場所における垂直方向の切断面において、下部開口部17の幅L2が前記覆い1の横幅最長部L1よりも短く、前記下部開口部17が前記布状体の周縁部11よりも内側に位置するように構成した場合、ゴミ袋等の収集物が下面用布状体16の上に載り、当該下面用布状体16を路面に押さえつけることからカラスや野良猫等の鳥獣の侵入を防ぐ効果が大きい。
図5は実施4の斜視図である。
支柱4を設け、布状体1をこれに掛着して布状体1及び投入口2を路面10から浮かせ、ごみ袋3等の収集物を投入し易くしたものである。基本的な効果は実施例1と同じであるが、投入口2が路面10から浮いていることから投入に当たってしゃがむ必要が無く、素早く投入できる点において利便性が高い。又、ここでは投入口2に開閉手段5を設けた散乱防止用覆いを提示する。開閉手段があることからゴミ袋等の投入が更に素早く出来るようになる。本図では開閉手段5である引き紐51の設置したことで使い勝手がよくなる。
図6は図4に示した実施4に於ける投入口2の拡大図である。下に向かって湾曲した開口部の周縁には柔軟な投入口補強材21を配し、柔軟な材質による投入口補強材21の内部には硬質の補強材22を設ける。引き紐51を手前に引くと垂れ下がっている投入口2の下部が手前方向に引き寄せられ、投入口2が大きく開く。投入口2の形状は様々に成形可能であり、本図のように湾曲したものは大きく開口することが可能であり、弾性材を投入口補強材21として使用し、直線的な形状の開口部を有するものは布状体1の折り畳みがし易い。
図7は実施例5の斜視図である。本実施例では投入口2に、開閉手段5である蓋52を有する投入口B20を設けた布状体1による散乱防止用覆いを提示する。開閉手段5が蓋52であることから、ゴミ袋3の投入が、蓋をめくることで容易になる。蓋周縁には、ゴム状素材等で形成するか内部に針金等を入れるなどした一定の重さを有する蓋の枠521を配すことで覆い本体である布状体1と蓋52の密着性が高まり、開閉の動作もし易くなる。開閉手段としては足踏みペダルを有する支柱を使用することも可能であり、この場合両手に持ったゴミ袋を次々投入できる。
又、実施例4が支柱4によって布状体1を点として支えたのに対し、本実施例は腕部41によって、布状体1の中央部を路面10から面状に浮かせる構成としたものである。布状体1を路面10から面状に浮かせることで、布状体1によって覆われた内部空間が立体的に確保され、ゴミ袋3が投入しやすくなり、投入されたゴミ袋3は内部で積み重なって、少ない設置面積で多量の集積が出来るようになる。
図8は実施例6の斜視図である。本実施例は実施例5が支柱4と腕部41がそれぞれ二つであったのに対し、支柱4及び腕部41がそれぞれ一つで構成されている。それ以外に相違点は無く、基本的な効果にも違いはない。、腕部41は柔軟な弾性材によって形成される。布状体1は矩形である他、円形や楕円形あるいは筒状に縫製したもの等を含むものとする。筒状に縫製したものは布状体1の下部が横へ広がることを押さえ、内容物を立体的に集積し易くする効果を有する。
図9は実施例7の斜視図であり、複数本の支柱4を連結体42で結んだものである。実施例5及び実施例6に於ける腕部41が支柱4に固定されているものであるのに対し、連結体は42は支柱4に掛着して支柱と支柱を結んだものであり、縄や鎖や棒状体によって形成される。本図に於ける布状体1及び投入口2は使用時を想定した想像図である。腕部を有するものと大きな違いはないが分解が容易であり、使用が簡便となる。
図10は実施例8に於ける支柱4への連結体42の取り付け方を表した掛着部位の拡大図である。図Aは円錐形をした支柱B40への連結体B421(42)の取り付け方を示す斜視図であり、連結体B421を矢印方向である下方向に移動させ、連結体B421の先端につけた掛着部A4211を支柱B40の頭部へ冠着させることで取り付ける。組み立て分解が容易であり、移動も容易である。支柱は次々と嵌合するように積み重ねることが出来、少ない占有面積で保管でき、保管の場所を選ばない。
図Bは支柱C401への連結体C422(42)の取り付け方を示す斜視図であり、連結体C422を矢印方向である下方向に移動させ、連結体C422の先端につけた掛着部B4212を支柱C401の頭部の先端に設けた掛着孔4213に掛着させることで取り付ける。図Cは支柱D402への連結体D423(42)の取り付け方を示す斜視図であり、連結体D423を矢印方向である水平方向に移動させ、支柱D402に開けた掛着孔B4214に挿嵌させることで取り付ける。
図11は実施例9の斜視図である。ここでは、前記支柱4、前記腕部41、前記連結体42のいずれかの部材として使用する棒状体、あるいは前記支柱4、前記腕部41および前記連結体42の内の複数による複合体が、複数の棒状体410を曲折可能に接続する連結部8が棒状体410のと棒状体410の間に接続部420を設け、一の連結部8対し複数個の回動部411を有して構成される連結部8を有する支柱もしくは腕部によって支持されることを特徴とする散乱防止用覆いを提示する。
二つの棒状体410が接続部420をはさんで複数の回動部411で連結される。連結部全体は柔軟弾性体によるカバー440によって保護される。棒状体410を二つ折り等に折り曲げた時に接続部420が棒状体410と棒状体410を離す役目をすることから、前記棒状体410と棒状体410の間に指等を挟みにくく、前記散乱防止用覆いの管理が高齢者にゆだねられた場合であっても怪我等の事故が発生しにくい。
図12は実施例10の斜視図である。ここでは、前記支柱4、前記腕部41、前記連結体42のいずれかの部材として使用する棒状体410、あるいは前記支柱4、前記腕部41、前記連結体42の内の複数による複合体が曲折可能な弾性体による接続部B430によって接続した構成である連結部8を有する散乱防止用覆いを提示する。棒状体がつながっていることから取り扱いが容易であり、簡便になる。又曲折部に指等を挟んでも怪我をする危険性が少ない。
図13は実施例11の斜視図であり、布状体1の周縁部に沿って目隠し部6を設けたものである。カラスはゴミ袋3内部の生ごみをあさる場合に視覚によって内容物を認識することが知られている。布状体1と路面10との間に隙間を作ってしまった場合でも、目隠し部6を設けることでカラスがゴミ袋の内部を確認できなくなることから興味を持たず、食い散らかしの被害防ぐ効果が生じる。また、透明部より内部が確認できると共に、周囲は視界を遮って美観を保つことが出来る。
図14は実施例12の斜視図であり、布状体1の周縁部に沿って密着手段7を設けたものである。ここでは前記密着手段が布状体1の周縁に設けた柔軟弾性体71である散乱防止用覆いを提示する。カラスはゴミ袋3内部の生ごみをあさる場合に路面と覆いとのわずかな隙間から首を差し入れ、ゴミ袋を引き出して食いちぎることが知られている。密着手段7である柔軟弾性体71を設けることでカラスの侵入を妨げ、食い散らかしの被害防ぐ効果が生じる。柔軟弾性体はゴム、ビニール等の板状体又はホース等によって形成される。
図15は実施例13の斜視図であり、ここでは前記密着手段7が布状体1の周縁に設けたおもり72である散乱防止用覆いを提示する。平らなネットによる覆いにおもりをつけた場合、ごみを搬入する人がごみ袋をネットの中心部に十分押し込まないことから、ネットにおもりが付いていても、ネットの端がゴミ袋にかかって浮いてしまうという現象が起きる。本実施例では投入口2を有していることから布状体1の周縁部がゴミ袋3の上に載ってしまうことが無く、おもり72を有することで布状体1の周縁部が路面に密着し、カラスの侵入を妨ぎ、食い散らかしの被害防ぐ効果が生じる。密着手段はこの他、柔軟な素材による布等、針金や金属板の小片を連結した物等様々な物によって構成可能であり、密着することでカラス等鳥獣の侵入を防ぐことが出来る。
図16は実施例14の斜視図である。ここでは前記腕部41もしくは連結体42を手前に傾斜させることで、投入口2を有する布状体1の面が投入者に対し手前方向に傾斜する構成である散乱防止用覆いを提示する。 投入口2を有する布状体1の面が手前方向に傾斜することから、投入口2を有する布状体1の面がほぼ水平であるものに比べゴミ袋3等の投入がし易くなる。本実施例では支柱4として、背の高い支柱B大403と背の低い支柱B小404を用い、当該二つの支柱を繋ぐことで連結部42を手前に傾斜させている。
図17は実施例15の斜視図である。ここでは布状体1の任意の場所に、威嚇用の模様9を配すことで、鳥獣を寄せ付けず、鳥獣の侵入を防止する構成である散乱防止用覆いを提示する。威嚇効果のある模様としては大きな目玉の模様、光る円盤、黄と黒の縞模様などが知られている。本願発明はカラス等の鳥獣が内部の生ごみ等を食い散らかそうとしてもこれを防ぐということを大きな目的としているが、カラスが近寄ってこなくなるという効果と相まってより高い散乱防止効果が期待できる。
図18は実施例16の斜視図である。本発明である散乱防止用覆いの否使用時の扱いについて示したものである。本発明の散乱防止用覆いは極めて簡単な構成であるため、図のように支柱4等である棒状体を布状体1で巻くなど、コンパクトに収納できる。当番が交代で持ち帰り、ごみの収集日に持ち出しては、カラスや野良猫等鳥獣よけのゴミ袋の覆いとして使用するという使用方法に極めて適した散乱防止用覆いと言える。このほか廃品回収等に於ける紙類散乱防止等にも適している。
実施例1の斜視図である。 実施例1の使用の状態を示す、布状体1の断面図である。 実施例2の斜視図である。 図Aは実施例3の斜視図である。 図Bは実施例3の断面図である。 実施例4の斜視図である。 実施例4に於ける開口部の拡大図である。 実施例5の斜視図である。 実施例6の斜視図である。 実施例7の斜視図である。 実施例8に於ける掛着部位の拡大図である。 実施例9の斜視図である。 実施例10の斜視図である。 実施例11の斜視図である。 実施例12の斜視図である。 実施例13の斜視図である。 実施例14の斜視図である。 実施例15の斜視図である。 実施例16の斜視図である。
符号の説明
1 布状体
10 路面
11 布状体の周縁部
12 補強
13 裾
14 切れ目
15 上面用布状体
16 下面用布状体
17 下部開口部
2 投入口
20 投入口B
21 投入口補強材
22 硬質の補強材
3 ごみ袋
4 支柱
40 支柱B
401 支柱C
402 支柱D
403 支柱B大
404 支柱B小
41 腕部
410 棒状体
411 回動部
42 連結体
420 接続部
421 連結体B
4211 掛着部A
4212 掛着部B
4213 掛着孔
4214 掛着孔B
422 連結体C
423 連結体D
430 接続部B
440 カバー
5 開閉手段
51 引き紐
52 蓋
521 蓋の枠
6 目隠し部
7 密着手段
71 柔軟弾性体
72 おもり
8 連結部
9 威嚇用の模様9
L1 覆いの横幅最長部
L2 下部開口部の幅

Claims (10)

  1. 廃棄物等をまとめて、これを覆うことのできる網や布である布状体によって構成され、当該布状体内に、前記ごみ類等を投入するための投入口を設けたことを特徴とする覆いであって、前記覆いを広げ、ごみ袋や廃品である収集物を投入口から投入することで前記覆いが当該収集物を覆い、ごみ類が散乱することを防止できるようにした散乱防止用覆い。
  2. 前記布状体を立体的に縫製し、収集したゴミ袋等の覆いとして使用する際に、覆いの内部に立体的な空間を形成しやすくした請求項1に記載した散乱防止用覆い。
  3. 立体的に縫製された前記覆いの、任意の場所における垂直方向の切断面において、下部開口部の幅が前記覆いの横幅最長部よりも短く、前記下部開口部が前記布状体の周縁部よりも平面的に見て内側に位置することを特徴とする請求項2に記載した散乱防止用覆い。
  4. 前記投入口を設けた布状体を、支柱を設けてこれに掛着し、前記投入口を地上から浮かすことのできる構成である請求項1と2と3のいずれかに記載した、散乱防止用覆い。
  5. 前記支柱に腕部を設けて前記布状体の一部を浮かせ、前記ゴミ袋を収容する内部空間を形成容易とした請求項1と2と3と4のいずれかに記載した、散乱防止用覆い。
  6. 前記支柱に支柱と支柱を繋ぐ連結体を設けることで前記布状体の一部を浮かせ、前記ゴミ袋を収容する内部空間を形成容易とした請求項1と2と3と4のいずれかに記載した、散乱防止用覆い。
  7. 前記支柱、前記腕部、前記連結体のいずれかの部材として使用する棒状体、あるいは前記支柱、前記腕部および前記連結体の内の複数による複合体が、複数の棒状体を曲折可能に接続した構成である、請求項3と4と5と6のいずれかに記載した、散乱防止用覆い。
  8. 前記布状体の少なくとも一部を透明あるいは半透明とし、当該布状体の周縁部を不透明にして目隠し部を形成した請求項1と2と3と4と5と6と7のいずれかに記載した、散乱防止用覆い。
  9. 前記布状体の周縁部に、当該布状体周縁部と床との密着性を高める密着手段を配し、鳥獣の侵入を防止する構成である請求項1と2と3と4と5と6と7と8のいずれかに記載した、散乱防止用覆い。
  10. 前記布状体の任意の場所に、威嚇用の模様を配すことで、鳥獣の侵入を防止する構成である請求項1と2と3と4と5と6と7と8と9のいずれかに記載した、散乱防止用覆い。

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