JP2005034540A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】 慣性モーメントが比較的大きいゴルフクラブヘッドにおいて、バルジ設計を最適化することにより、方向性の良いゴルフクラブヘッドを提供する。
【解決手段】 フェース面にバルジを有するゴルフクラブヘッドである。このヘッドは、慣性モーメントが3000〜5500(g・cm)である。そして、そのバルジ形状は、フェース中心点Cからトウヒール方向にそれぞれ10mm以内の範囲の曲率半径が同10mm以上の範囲の曲率半径よりも比較的小さくされるとともに、これら各範囲の曲率半径が所定値の範囲に設定されている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、フェース面にバルジを有するゴルフクラブヘッドに関するものである。
ゴルフクラブヘッド、特にいわゆるウッド型のゴルフクラブヘッドは、ボールを打球するフェース面がバルジ(「ホリゾンタルフェースバルジ」又は「フェースバルジ」などとも称される)を有しているのが一般的である。この「バルジ」とは、フェース面のトウヒール方向に沿った丸み(曲面)のことである。
このバルジは、スイートスポットSSを外れて打撃した場合に、打球の方向性を良くする働きを有する。この働きは、具体的には次の通りである。
先ず、図6(a)に示すように、バルジを設けないヘッド、即ち、フェース面fのトウヒール方向で丸みが無く平坦なヘッドで、スイートスポットSSよりもトウ側及びヒール側で打球した場合を考える。
スイートスポットSSよりもトウ側で打撃すると、この打撃時の衝撃力により、重心点Gを通る鉛直軸まわりにヘッドを回転させるモーメントが生じる。このモーメントの大きさは、打撃位置を通りフェース面fと垂直な線と重心点Gとの水平距離をd1とし、打撃によりフェース面fに加わる衝撃力をFとすると、これらの積(d1×F)により与えられる。このモーメントにより、ヘッドは重心点Gを通る鉛直軸回りで矢印(イ)方向(図6参照)に回転する。そうすると、ギア効果によりボールにフック回転(ボールがフックする原因となるサイドスピン)がかかり、左に曲がる打球となる。いまインパクトの瞬間においてフェース面の法線が目標方向Tを向いているとすると、打球はフェース面の法線方向、即ち目標方向Tに向かって打ち出されるが、前記フック回転により左に曲がり、最終的には目標方向Tよりも左側にずれた地点に落下することになる(図6(a)の矢印(ハ)参照)。なお、本明細書の記載において、「フック」又は「スライス」というときは、右利きのゴルファーについて言うものとする。
逆に、スイートスポットSSよりもヒール側で打撃すると、ヘッドは重心点Gを通る鉛直軸回りで矢印(ロ)方向(図6参照)に回転する。そうすると、ギア効果によりボールにスライス回転(ボールがスライスする原因となるサイドスピン)がかかり、右に曲がる打球となる。いまインパクトの瞬間においてフェース面の法線が目標方向Tを向いているとすると、打球はフェース面の法線方向、即ち目標方向Tに向かって打ち出されるが、前記スライス回転により右に曲がり、最終的には目標方向Tよりも右側にずれた地点に落下することになる(図6(a)の矢印(ニ)参照)。
これに対して、図6の(b)に示すように、ヘッドのフェース面fにトウヒール方向に沿った丸み即ちバルジVがある場合を考える。この場合、フェースにバルジVがあるため、バルジVがない場合と比較して、打撃位置が同一であっても打撃位置を通りフェース面fと垂直な線と重心点Gとの水平距離d2は前記d1より小さくなる(図6の(b)参照)。そのため、ヘッドを回転させるモーメントの大きさ(d2×F)は、前述の(d1×F)よりも小さくなる。したがって、バルジVを設けることにより、ギア効果によるサイドスピンを小さくでき、ボールの左右の曲がりが抑えられて打球の方向性が良くなる。
また、バルジVにより、フェース面f上の各点の法線方向は、トウ側にいくほど右方向を向くこととなり、ヒール側にいくほど左方向を向くこととなる。したがって、いまスイートスポットSS点におけるフェース面fの法線が目標方向Tを向いた状態でインパクトしたとすると、スイートスポットSSのトウ側で打撃した場合にはボールの打ち出し方向が目標方向Tに対して右方向となり、スイートスポットSSのヒール側で打撃した場合にはボールの打ち出し方向が目標方向Tに対して左方向になる。よって、トウ側で打球した場合は、打ち出し方向が右方向になるがギア効果によるフック回転で打球が左に曲がり、打球の落下地点は目標方向T方向となる(図6の矢印(ホ)参照)。同様に、ヒール側で打球した場合は、打ち出し方向が左方向になるがギア効果によるスライス回転で打球が右に曲がり、打球の落下地点は目標方向T方向となる(図6の矢印(ヘ)参照)。
このように、バルジVを設けることにより、ギア効果によるサイドスピンが抑制されるとともに、打ち出し方向とボールの曲がりとを相殺させることにより、打球の方向性が良くなる。
なお、「ギア効果」とは、図7に示すように、回転するヘッドaのフェース面fに接触するボールbが、ヘッドaの回転方向(矢印(イ)の方向)と逆方向(矢印Xの方向)に回転するモーメントを与えられる現象をいう。ヘッドaとボールbとがあたかも互いに噛み合うギアのような関係となっていることから、一般に「ギア効果」と呼ばれている。ここで、図7はスイートスポットSSよりもトウ側で打撃した場合の図であって、スイートスポットSSよりもヒール側で打撃した場合は、ヘッドa及びボールbの回転方向がそれぞれ逆になって、ボールbにはスライス回転がかかることとなる。
以上のように、フェース面にバルジを設けることにより打球の方向性が向上するが、方向性を更に向上させるため、バルジの形状をフェース面全体で一様とせず、フェース面のヒール側とトウ側とでバルジの形状に差をつける技術が提案されている。特許文献1では、フェース面のヒール側とトウ側とでバルジの形状に差をつけ、フェース面のトウ側でのギア効果を相対的に高くし且つフェース面のヒール側でのギア効果を相対的に弱めることにより、スライスし難いゴルフクラブとしている。また、特許文献2では、フェース面のヒール側とトウ側とでバルジの形状に差をつけ、フェース面のヒール側でのギア効果を相対的に高くし且つフェース面のトウ側でのギア効果を相対的に弱めることにより、フックし難いゴルフクラブとしている。これらの従来技術は、各ゴルファーの特性に対応したゴルフクラブを提供するのには極めて有効である。
特開2001−95958号公報(請求項1、図4) 特開2001−120691号公報(請求項1、図4)
これらの従来技術では、ゴルファーの特性に合わせて形状の異なるゴルフクラブヘッドを用意しなければならないという問題がある。また、バルジ設計にあたりヘッドの慣性モーメントを考慮していない。
本発明者は、実験と調査を行った結果、慣性モーメントが比較的大きいゴルフクラブヘッドにおいては、バルジ設計に改良の余地があり、慣性モーメントに対応した最適なバルジ設計を行うことにより、打球方向性を更に改善することができることを今回見いだしたものである。
即ち、慣性モーメントが3000〜5500(g・cm)の場合、従来のバルジ設計では、フェース中心点からトウヒール方向への打点のズレ量が10mm以内の場合と10mm以上の場合との方向性に差があることが分かった。
近年、ヘッドの大型化に伴い慣性モーメントが大きくなったが、バルジを有するこれら大型ヘッドにおいて、フェース中心点からトウヒール方向への打点のズレ量が10mm以内の場合と10mm以上の場合とで方向性に差が生じていることはこれまで全く認識されていなかった。本発明はこの差を最小限とするものである。
即ち、本発明は、慣性モーメントが比較的大きなゴルフクラブヘッドに対応してバルジをより適切に設計することにより、フェース中心点からトウヒール方向へ10mm以内での打球と10mm以上での打球との方向性の差を最小限とし、打球方向性に優れたゴルフクラブヘッドを提供することを目的としている。
かかる課題を解決するため、本発明では、フェース面にバルジを有するゴルフクラブヘッドにおいて、所定のライ角及びロフト角で水平面上に載置した状態を基準状態としたとき、前記基準状態において、ヘッドの重心点を通る鉛直線回りの慣性モーメントが3000(g・cm)以上5500(g・cm)以下であり、前記基準状態におけるフェース中心点Cを通る水平面と前記フェース面との交線であるフェース基準輪郭線は、その長さが80mm以上であり、また、このフェース基準輪郭線上の点T1〜T4及びH1〜H4を、
T1:フェース中心点Cに対して10mmトウ側の点
T2:前記T1に対して10mmトウ側の点
T3:前記T2に対して7.5mmトウ側の点
T4:前記T3に対して7.5mmトウ側の点
H1:フェース中心点Cに対して10mmヒール側の点
H2:前記H1に対して10mmヒール側の点
H3:前記H2に対して7.5mmヒール側の点
H4:前記H3に対して7.5mmヒール側の点
と定義し、更に、R1、R2t、R2hを、
R1 :フェース中心点C、T1及びH1の三点を通る円の半径
R2t:T2、T3及びT4の三点を通る円の半径
R2h:H2、H3及びH4の三点を通る円の半径
と定義したとき、次の不等式
225mm≦R1≦305mm
280mm≦R2t≦380mm
280mm≦R2h≦380mm
R1<R2t
R1<R2h
を全て満たすことを特徴とするゴルフクラブヘッドとしている。
このようにすると、上記所定範囲の慣性モーメントを有するゴルフクラブヘッドにおいて、フェース面上におけるバルジの曲率半径の分布がより適切となり、前記フェース中心点Cからトウヒール方向に10mm以内の領域の打球と、同じく10mm以上の領域の打球とで、バルジによる方向性改善効果が均等化される。
また、従属請求項の記載に基づく本発明のより好ましい態様は、上記発明において、前記フェース基準輪郭線は、フェース中心点Cを通り且つこの点Cにおける接線に垂直な線に関してほぼ線対称となっていることを特徴とする。この場合は、フェース面のバルジの形状がトウ側とヒール側とでほぼ対称となるので、フェースのトウ側で打撃した打球とヒール側で打撃した打球とでほぼ左右対称且つ同等の方向性改善効果が得られる。
本発明によれば、慣性モーメントが比較的大きなゴルフクラブヘッドに対応してバルジをより適切に設計することにより、フェース中心点からトウヒール方向へ10mm以内での打球と10mm以上での打球との方向性の差を最小限となり、打球方向性に優れたゴルフクラブヘッドを提供することができる。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るゴルフクラブヘッド(以下、単にヘッドともいう)hの正面図であり、図2はその側面図である。このヘッドhは、いわゆるウッドタイプでかつ中空構造であり、ヘッドhの底面を構成するソール部h1と、ヘッドhの上面を構成するクラウン部h2と、ソール部h1とクラウン部h2との間に延びるサイド部h3と、ボールを打撃するためのフェース面fを外側表面とするフェース部h4と、シャフトを挿入するためのシャフト穴(図示されない)を備えたホーゼル部h5と、からなる。
図1及び図2は、ヘッドhを所定のライ角α及びロフト角(リアルロフト角)βで水平面P1上に載置した状態である基準状態における図としている。かかる基準状態において、フェース中心点Cを通る水平面である中心水平面P2によるヘッドhの断面図が図3である。このヘッドhのフェース面fは、平面ではなく、ヘッドhの外側方向に膨らんだ(外側に向かって凸の)形状の滑らかな曲面とされており、フェース面fのトウヒール方向に沿った丸みであるバルジと、フェース面fの上下方向に沿った丸みであるロールとを有している。かかるバルジを有しているため、図3の断面図において、フェース面fの形状はヘッドhの外側方向に膨らんだ形状の曲線となっている。
ここで、図3の断面図におけるフェース面fの輪郭線は、前記基準状態におけるフェース面fと前記中心水平面P2との交線であるフェース基準輪郭線1である。図4は、このフェース基準輪郭線1を示す拡大図である。本実施形態では、バルジの曲率半径がフェース面fの全体で一様ではなく、フェース面f内で曲率半径が相違する部分がある。したがって、フェース基準輪郭線1の曲率半径も全体で一様ではなく、曲率半径が相違する部分がある。かかる曲率半径の分布を説明するため、フェース基準輪郭線1上における各点を次のように定義する。即ち、フェース基準輪郭線1上の点T1〜T4及びH1〜H4を、
T1:フェース中心点Cに対して10mmトウ側の点
T2:前記T1に対して10mmトウ側の点
T3:前記T2に対して7.5mmトウ側の点
T4:前記T3に対して7.5mmトウ側の点
H1:フェース中心点Cに対して10mmヒール側の点
H2:前記H1に対して10mmヒール側の点
H3:前記H2に対して7.5mmヒール側の点
H4:前記H3に対して7.5mmヒール側の点
と定義する。即ち、図4において距離Xは10mmであり、距離Yは7.5mmである。なお、距離X及び距離Yは、フェース基準輪郭線1の線上における長さ(道のり長さ)である。そして、これらの点をもとに、R1、R2t、R2hを、
R1 :フェース中心点C、T1及びH1の三点を通る円の半径
R2t:T2、T3及びT4の三点を通る円の半径
R2h:H2、H3及びH4の三点を通る円の半径
と定義する。
以上のように定義したとき、ヘッドhでは、次の不等式が全て成立している。
225mm≦R1≦305mm
280mm≦R2t≦380mm
280mm≦R2h≦380mm
R1<R2t
R1<R2h
また、ヘッドhでは、前記基準状態において、ヘッドの重心点G(図2参照)を通る鉛直線回りの慣性モーメントMI(以下、単に慣性モーメントMIともいう)が3000(g・cm)以上5500(g・cm)以下とされている。さらに、フェース基準輪郭線1の長さ(フェース基準輪郭線1におけるフェース中心点Cでの接線に投影したフェース基準輪郭線1の長さ)Wは、その長さが80mm以上とされている(図4参照)。また、フェース基準輪郭線1は、フェース中心点Cを通り且つこの点Cにおける接線(フェース基準輪郭線1の接線)に垂直な線L(図4参照)に関してほぼ線対称となっている。これは、フェース面fのバルジの形状が、フェース中心点Cを通る鉛直線に対してトウ側とヒール側とでほぼ対称であることを意味している。
以上のように構成されたヘッドhの作用を説明する。
前述のように、バルジにより打球の方向性改善効果を高めるためには、打球の打ち出し方向と、ギア効果により生ずるサイドスピン量とのバランスが重要である。即ち、打ち出し方向が目標方向Tから左右に振れた分と、サイドスピンによる打球の曲がりの分とが相殺することにより、打球の落下地点が目標方向Tに近づくことになる。
ここで、ギア効果によるサイドスピン量は、ヘッドhの慣性モーメント(ヘッドの重心点Gを通る鉛直線回りの慣性モーメント)MIと深く関連する。即ち、慣性モーメントMIが大きいと、ヘッドhが重心点G回りに回転し難くなるので、ギア効果が抑制され、サイドスピン量が少なくなる。逆に、慣性モーメントMIが小さいと、ヘッドhが重心点G回りに回転し易くなるので、ギア効果が促進され、サイドスピン量が多くなる。
近年、ヘッドhが大型化し、慣性モーメントMIが大きくなってきている。よって、従来に比して大きくなった慣性モーメントMIを考慮してバルジを設計することで、より高い方向性改善効果が得られる。本実施形態のヘッドhは、大型化したヘッドhの慣性モーメントMIに適応したバルジ形状としている。即ち、前記R2t及び前記R2hをいずれもR1よりも小さくしているので、フェース面fにおいて、フェース中心点Cからトウ側及びヒール側にそれぞれ10mm以内の範囲の曲率半径は、同10mmより外側の範囲の曲率半径よりも相対的に小さくなる。更に、慣性モーメントMI及び前記R1、R2t、及びR2hを所定範囲に設定している。フェース中心点Cからのトウヒール方向のズレが10mm以内の範囲で打撃した打球(以下、フェース中心点C寄りの打球などともいう)と、このズレが10mm以上の範囲で打撃した打球(以下、トウヒール寄りの打球などともいう)との方向性の差が、従来に比して少なくなる。
この理由を以下に説明する。慣性モーメントMIが3000(g・cm)〜5500(g・cm)と比較的大きいヘッドにおいて、従来のようにフェース中心点Cからトウヒール方向に10mm以内の範囲の曲率半径と10mm以上の範囲の曲率半径とを略同一とした場合には、次のような問題が生ずることが判明した。即ち、この場合、フェース中心点C寄りの打球とトウヒール寄りの打球とで、サイドスピン量と打ち出し方向とのバランスが相違し、方向性に差が生じていることが、詳細な調査及び実験により判明した。つまり、フェース中心点C寄りの打球とトウヒール寄りの打球とでバルジによる方向性改善効果に差があることを見いだした。
バルジが一様である従来ヘッドでは、フェース中心点C寄りの打球は、打点におけるバルジの曲率が比較的小さいため、トウヒール寄りの打球との比較においては、打球の打ち出し方向と目標方向Tとの成す角度(以下、振れ角などともいう)がギア効果により生ずるサイドスピン量に比較して小さすぎ、トウヒール寄りの打球との間で方向性に差異が生じていた。
逆に言えば、トウヒール寄りの打球は、打点におけるバルジの曲率が比較的大きいため、フェース中心点C寄りの打球との比較においては、打球の振れ角がギア効果により生ずるサイドスピン量に比較して大きすぎ、フェース中心点C寄りの打球との間で方向性に差異が生じていた。
このような打点による方向性の差異を小さくするため、本実施形態のヘッドでは、フェース中心点Cからトウ側及びヒール側に10mm以内の領域におけるバルジの曲率半径を、フェース中心点Cから10mm以上トウ側及びヒール側の領域におけるバルジの曲率半径よりも小さく(曲率を大きく)した。これにより、フェース中心点C寄りの打球とトウヒール寄りの打球との間で、サイドスピン量と振れ角とのバランスが改善され、各打点における方向性の差異が少なくなった。
更に、本実施形態では、フェース基準輪郭線1が、フェース中心点Cを通り且つこの点Cにおけるフェース基準輪郭線1の接線に垂直な線Lに関してほぼ線対称となっているので、フェース面fのバルジ形状がトウ側とヒール側とでほぼ対称となり、トウ側での打球とヒール側での打球とで打球方向性が均等化される。
そして、R1、R2t及びR2hの具体的数値を次のように設定している。
225mm≦R1≦305mm
280mm≦R2t≦380mm
280mm≦R2h≦380mm
この範囲に設定しない場合には以下の(1)〜(4)の弊害が生ずる。以下の説明においては、バルジに起因する方向性変化要素のうち、振れ角の要素を振れ角要素といい、サイドスピンによる飛球の曲がりの要素をサイドスピン要素という。
(1)R1の値が小さすぎる場合には、フェース中心点C寄りの打球において、振れ角要素がサイドスピン要素よりも相対的に大きくなるため、打球の落下点は、ヒール側打撃では目標方向Tよりも左側に外れやすくなり、トウ側打撃では目標方向Tよりも右側に外れやすくなる。
(2)R1の値が大きすぎる場合には、フェース中心点C寄りの打球において、振れ角要素がサイドスピン要素よりも相対的に小さくなるため、打球の落下点は、ヒール側打撃では目標方向Tよりも右側に外れやすくなり、トウ側打撃では目標方向Tよりも左側に外れやすくなる。
(3)R2h(又はR2t)の値が小さすぎる場合には、トウヒール寄りの打球において、振れ角要素がサイドスピン要素よりも相対的に大きくなるため、打球の落下点は、ヒール側打撃では目標方向Tよりも左側に外れやすくなり、トウ側打撃では目標方向Tよりも右側に外れやすくなる。
(4)R2h(又はR2t)の値が大きすぎる場合には、トウヒール寄りの打球において、振れ角要素がサイドスピン要素よりも相対的に小さくなるため、打球の落下点は、ヒール側打撃では目標方向Tよりも右側に外れやすくなり、トウ側打撃では目標方向Tよりも左側に外れやすくなる。
また、(R2t/R1)の値が小さすぎると、上記説明(1)〜(4)のうち、(2)や(3)の傾向となる。よって、この値は、1.00より大きくするのが好ましく、より好ましくは1.05以上が良く、更に好ましくは1.09以上が良い。同じ理由で、(R2h/R1)も、1,00より大きくするのが好ましく、より好ましくは1.05以上が良く、更に好ましくは1.09以上が良い。
(R2t/R1)の値が大きすぎると、上記説明(1)〜(4)のうち、(1)や(4)の傾向となる。よって、この値は、1.40以下が好ましく、1.30以下がより好ましく、1.23以下が更に好ましい。同じ理由で、(R2h/R1)も、1.40以下が好ましく、1.30以下がより好ましく、1.23以下が更に好ましい。
更にここで、R3t及びR3hを次のように定義する。
R3t:T1、T2及びT3の三点を通る円の半径
R3h:H1、H2及びH3の三点を通る円の半径
この場合、R1≦R3t且つR1≦R3hとするのが好ましく、R1<R3t且つR1<R3hとするのがより好ましく、更に好ましくは、R3t/R1及びR3h/R1の値を1.02以上1.30以下とするのが良く、更には1.05以上1.20以下が良い。R3t及びR3hは、R2t及びR2hと同様に、フェース中心点Cからトウヒール方向に10mm以上外れた領域に於ける曲率半径を示すものである。よってこの場合、R2t及びR2hとR1との大小関係による効果と同様の効果があり、R2t及びR2hに加えてR3t及びR3hの大きさを規定することにより、本発明の効果をより高めることができる。
また、R3t≦R2t且つR3h≦R2hとするのが好ましく、R3t<R2t且つR3h<R2hとするのがより好ましく、更に好ましくは、R2t/R3t及びR2h/R3tの値を1.02以上1.30以下とするのが良く、更には1.05以上1.20以下が良い。R3t及びR3hは、R2t及びR2hよりもフェース中心点Cに近い領域の曲率半径を示すものである。そしてこの場合、フェース中心点Cからトウヒール方向に10mm以上の範囲において、フェース中心点Cにより近い部分の曲率半径R3t及びR3hを、更に外側の部分の曲率半径R2t及びR2hよりも小さくしている。よってこの場合、R2t及びR2hとR1との大小関係による効果と同様の効果があり、本発明の効果をより高めることができる。
ここで、フェース中心点Cの定義について説明する。
前記基準状態で水平面P1上に載置したヘッドhの外側表面と上下方向各位置における各水平面との交線3(一例を図5に示す)上の各点において、フェース面fの中央側から周縁側に向かって当該各点の曲率半径を順次見たとき、この曲率半径が100mm以下となる最初の点k1を求める。かかる点k1を両端にもつフェース輪郭曲線4は、前記上下方向各位置の各水平面上に定まるが、これらのフェース輪郭曲線4のうち最も長いフェース輪郭曲線4の中心点を点qとする(図1参照)。
そして、この点qを通る鉛直面とフェース面fとの交線の中心点をフェース中心点Cとする(図1参照)。なお、点qを通る鉛直面とフェース面fとの交線の両端点k2(図1参照)は、前述の点k1と同様、ヘッドhの外側表面と前記鉛直面との交線上の各点において、フェース面fの中央側から周縁側に向かって当該各点の曲率半径を順次見たとき、この曲率半径が100mm以下となる最初の点とする。
なお、k1及びk2の定義における各点の曲率半径とは、通常の曲率半径の定義と異なり、当該点及びその両側1mmを隔てた点の合計3点を通る円の半径とする。
本発明では、フェース基準輪郭線1の長さW(図4参照)は80mm以上とする。80mm未満では、フェース中心点Cからトウ側やヒール側に大きく外れて打撃した場合にミスショットとなりやすくなり、また、前記慣性モーメントMIを3000(g・cm)以上とするのが困難となる。かかる観点より、長さWは85mm以上が好ましく、90mm以上が更に好ましい。また、この長さWが大きくなりすぎると、ヘッド重量が重くなってクラブとして振りにくくなる傾向となるか、または重量を抑えるためにヘッドの各部位の厚さをうすくしなければならず耐久性が低下する傾向となる。よって、長さWは130mm以下が好ましく、120mm以下がより好ましく、110mm以下が更に好ましい。
なお、フェース基準輪郭線1の両端点k3は、前記基準状態におけるヘッドhの断面の外側輪郭線2(図3参照)において、フェース面fの中央側から周縁側に向かって当該各点の曲率半径を順次見たとき、この曲率半径が100mm以下となる最初の点である。ここで各点の曲率半径とは、通常の曲率半径の定義と異なり、当該点及びその両側1mmを隔てた点の合計3点を通る円の半径とする。
前述のように本発明は、膨大な実験を行うことにより、近年の大型ヘッドにおいて増大した慣性モーメントMIに対応した最適なバルジ設計をなし得たものである。よって、慣性モーメントMIが3000(g・cm)以上であることが前提となる。慣性モーメントMIが3000(g・cm)以下であると、打点がフェース中心点Cからトウ側又はヒール側にずれた場合のヘッドの回転が大きくなり、サイドスピン量が過多となる。この場合、仮に、かかる過多なサイドスピン量に適応した最適なバルジ設計を行って、打球の落下点が目標方向Tになるようにしたとしても、過多なサイドスピン量に伴い弾道の曲がりが大きすぎるため飛距離の損失が大きくなる。
一方、慣性モーメントMIを大きくするには、ヘッド重量を重くするか又はヘッド体積を大きくする必要があるが、慣性モーメントMIが大きすぎると、ヘッド重量が重くなりすぎてスイングしにくくなるか、又は、ヘッド体積が大きすぎてゴルファーに違和感を与えてしまう。よって、慣性モーメントMIは5500(g・cm)以下が良い。
また、以上の理由から、慣性モーメントMIは3300(g・cm)以上5200(g・cm)が好ましく、3600(g・cm)以上5000(g・cm)以下がより好ましい。
前述のように、バルジの仕様はヘッドの慣性モーメントMIと深く関係しており、慣性モーメントMIの値に対応させたバルジ形状とするのがより好ましい。即ち、慣性モーメントMIが3300(g・cm)以上5200(g・cm)である場合、R1は235mm以上295mm以下とし、且つ、R2t及びR2hは290mm以上370mm以下とし、且つ、R1<R2t且つR1<R2hとするのが好ましい。
また、慣性モーメントMIが3600(g・cm)以上5000(g・cm)以下の場合、R1は245mm以上285mm以下とし、且つ、R2t及びR2hは300mm以上360mm以下とし、且つ、R1<R2t且つR1<R2hとするのが好ましい。
なお、ヘッドhの重心深度(フェース面fのスイートスポットを測定基準点とした重心深度)は特に問わないが、慣性モーメントMIが3000〜5500(g・cm)の範囲のヘッドhの場合、重心深度は通常、29mm以上50mm以下程度である。
〔実施例〕
本発明の作用効果を、実施例1〜6及び比較例1〜4により確認した。実施例及び比較例の全てにおいて、ヘッドのリアルロフト角を10度、ライ角を57度、フック角を2度、ヘッド総重量を190gとし、且つ、バルジ慣性モーメントMI、及びヘッド体積以外のヘッド仕様はすべて共通とした。また、実施例及び比較例の全てにおいて、ヘッドの材料はTi−6Al−4Vとし、製法はロストワックス精密鋳造法を採用した。これらのヘッドに共通のシャフト及びグリップを装着してゴルフクラブとし、ゴルファーによる実打テストを行った。シャフトは、住友ゴム工業株式会社製のMP−200(シャフトの硬さS)を用いた。ゴルフクラブの長さは45インチとし、クラブバランスはD1とし、クラブ総重量は295gとした。
このような仕様のゴルフクラブをテスターとなる20名のゴルファーに各クラブ10球ずつ実際に打球してもらい、飛距離及び目標方向から左右にどれだけズレたかを測定した。
各ヘッドの相違点及び結果を以下の表1に示す。なお、表中MIとは、ヘッドの重心点Gを通る鉛直線回りの慣性モーメント(単位はg・cm)であり、μは飛距離の平均値(単位m)であり、σは左右ズレの分散(単位m)である。ヘッド体積の単位はcmである。また、全ての実施例及び比較例において、R2tとR2hとは同一であり、表中R2(単位mm)とした。同様にR3tとR3hとは同一であり、表中R3(単位mm)とした。また、20名のテスターのうち、アドレス時又はスイング時に違和感があると感じたテスターの人数を、表中「違和感」の欄に示した。
Figure 2005034540
実施例1〜6と比較例1〜4とを全体的に対比すると、打球の左右方向のバラツキを示す分散σは、全ての実施例において比較例2〜4よりも少なく、方向性が良くなっている。比較例1は分散σが小さく方向性が良いが、飛距離μが著しく低い。したがって、打球の方向性と飛距離を総合的に勘案すると、全ての実施例は全ての比較例よりも十分優位性のある結果となっている。
実施例1〜3を比較すると、打球の左右方向のバラツキを示す分散σは同等であるが、飛距離μが実施例1<実施例2<実施例3の順となっている。これは、実施例1〜3のいずれも慣性モーメントMIに対してバルジを適正に設計されているので方向性が良く分散σが小さくなっているが、慣性モーメントの小さいもののほうがサイドスピン量が多く弾道の曲がりが大きいため、飛距離が若干少なくなるからである。実施例4〜6を比較しても同様のことが言える。
実施例1〜3と実施例4〜6とを比較すると、実施例4〜6のほうが比較的飛距離が大きい反面、分散σも大きくなっており方向性が若干劣っている。これは、実施例4〜6は慣性モーメントを大きくするためヘッド体積を比較的大きくした結果、違和感を覚えるゴルファーが多くなり、これがゴルファーのスイングに悪影響を及ぼして打点が比較的バラついたためと考えられる。
比較例1は、慣性モーメントに対するバルジの設計は適正であるため、分散σが少なく方向性が良くなっている。比較例1では、慣性モーメントが小さすぎるためヘッドの回転が大きく、ギア効果によるサイドスピン量が多いので、これに対応してR1及びR2を小さくして振れ角を大きくすることにより方向性を良くしている。この場合打球のサイドスピン量が極めて多くなり打球の曲がりが大きいため飛距離の損失が著しい。
比較例2は慣性モーメントを極めて大きくしたものである。ここでは慣性モーメントとバルジとの関係は適正であると考えられる。しかし、慣性モーメントを大きくするためヘッド体積を大きくしすぎたため、違和感を覚えるテスターが非常に多くなり、スイングに悪影響を及ぼして方向性が悪くなっている。
比較例3はフェース面fの全面に亘って単一曲率のバルジであるので、バルジによる方向性改善効果は打点により差が大きく、サイドスピン量と振れ角との関係が適正でないため方向性が悪くなっている。
比較例4では、実施例とは逆にR1>R2となっており、本発明の設計思想と逆の設計であるため、方向性が極端に悪くなっている。
本発明の一実施形態に係るゴルフクラブヘッドの正面図である。 図1のゴルフクラブヘッドの側面図である。 中心水平面によるヘッドの断面図である フェース基準輪郭線を示す拡大図である。 ヘッドの外側表面と上下方向各位置における水平面との交線である。 (a)はバルジを設けないヘッドでトウ側及びヒール側で打撃した場合の弾道を説明する図である。 (b)は、バルジを設けたヘッドでトウ側及びヒール側で打撃した場合の弾道を説明する図である。 ギア効果を説明するための図である。
符号の説明
f フェース面
h ヘッド
P1 水平面
P2 中心水平面
W フェース基準輪郭線の長さ
1 フェース基準輪郭線
C フェース中心点
T1 フェース中心点Cに対して10mmトウ側の点
T2 T1に対して10mmトウ側の点
T3 T2に対して7.5mmトウ側の点
T4 T3に対して7.5mmトウ側の点
H1 フェース中心点Cに対して10mmヒール側の点
H2 H1に対して10mmヒール側の点
H3 H2に対して7.5mmヒール側の点
H4 H3に対して7.5mmヒール側の点
R1 フェース中心点C、T1及びH1の三点を通る円の半径
R2t T2、T3及びT4の三点を通る円の半径
R2h H2、H3及びH4の三点を通る円の半径

Claims (2)

  1. フェース面にバルジを有するゴルフクラブヘッドにおいて、
    所定のライ角及びロフト角で水平面上に載置した状態を基準状態としたとき、
    前記基準状態において、ヘッドの重心点を通る鉛直線回りの慣性モーメントが3000(g・cm)以上5500(g・cm)以下であり、
    前記基準状態における前記フェース面とフェース中心点Cを通る水平面との交線であるフェース基準輪郭線は、その長さが80mm以上であり、また、このフェース基準輪郭線上の点T1〜T4及びH1〜H4を、
    T1:フェース中心点Cに対して10mmトウ側の点
    T2:前記T1に対して10mmトウ側の点
    T3:前記T2に対して7.5mmトウ側の点
    T4:前記T3に対して7.5mmトウ側の点
    H1:フェース中心点Cに対して10mmヒール側の点
    H2:前記H1に対して10mmヒール側の点
    H3:前記H2に対して7.5mmヒール側の点
    H4:前記H3に対して7.5mmヒール側の点
    と定義し、更に、R1、R2t、R2hを、
    R1 :フェース中心点C、T1及びH1の三点を通る円の半径
    R2t:T2、T3及びT4の三点を通る円の半径
    R2h:H2、H3及びH4の三点を通る円の半径
    と定義したとき、次の不等式を全て満たすことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
    225mm≦R1≦305mm
    280mm≦R2t≦380mm
    280mm≦R2h≦380mm
    R1<R2t
    R1<R2h
  2. 前記フェース基準輪郭線は、フェース中心点Cを通り且つこの点Cにおける接線に垂直な線に関してほぼ線対称となっていることを特徴とする請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
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