JP2005034349A - 物掛け具 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な操作で、厚さが異なる種々の被取付体に、細かく対応して取り付けられるように調整することができるようにすることが本発明の課題である。
【解決手段】支持体1と腕体2を有する物掛け具において、支持体1は、上板部6の前縁に前板部5を略垂直下方に設けると共に前板部5に受孔7を設けて成り、腕体2は、先端部に引掛部10を設けると共に後端部に受具3を回動可能に設けて成り、受具3は、回動中心からの距離が異なる複数の当接面11〜13を設けて成り、支持体1の受孔7に腕体2を挿通して、支持体1の上板部6を被取付体Tの上面に載置すると共に、腕体2に設けた受具3のいずれかの当接面11〜13を被取付体Tの下面に当接させて取り付けるように成し、受具3を回動することによって腕体2からの突出高さを異ならせることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、窓枠やドア枠の上枠や鴨居等の被取付体に取り付けて、主に、洗濯物を掛けたハンガー等を吊下げて物干として使用する物掛け具に関するものである。
従来より、この種の物掛け具は実願昭59−46210号(実開昭60−158476号)が提案されている。この第1の従来例においては、取付可能な被取付体の厚さは、支持体の上板部下面と、受孔に挿通した腕体の当接部上面との間の距離によって決まるが、その距離を調整するために、腕体を挿通する受孔を複数段設けて対応している。
しかし上記従来例においては、その距離を細かく調整するには、受孔間の距離を短くすればよいが、そうすると支持体の強度が低下するため、細かく調整できるようにするのは困難であるという問題点があった。
その問題点を解決するために、特願平8−212135号(特開平10−33353号)発明が提案された。この第2の従来例においては、腕体後端部に設けた受部の上部及び下部に、それぞれ上下方向に突出する当接部を形成して、これら当接部の突出高さを異ならせたものである。
そして、受孔に挿通する腕体の上下を逆にすることによって、支持体の上板部の下面と腕体の当接部の上面との距離を変更することができるようになっており、1つの受孔に対して2通りの被取付体の厚さに対応することができるものである。従って、支持体の強度を低下させることなく、厚さが異なる種々の被取付体に、細かく対応して取り付けられるように調整できるものである。
実開昭60−158476号公報 特開平10−33353号公報
しかし上記の調整をするには、腕体を受孔から外して上下を反転してから再び受孔に挿通しなくてはならず、その操作が面倒であるという問題があり、簡単な操作で、厚さが異なる種々の被取付体に、細かく対応して取り付けられるように調整することができるようにすることが本発明の課題である。
本発明は、上記の課題を解決するために、支持体と腕体を有する物掛け具において、支持体は、上板部の前縁に前板部を略垂直下方に設けると共に前板部に受孔を設けて成り、腕体は、先端部に引掛部を設けると共に後端部に受具を回動可能に設けて成り、受具は、回動中心からの距離が異なる複数の当接面を設けて成り、支持体の受孔に腕体を挿通して、支持体の上板部を被取付体の上面に載置すると共に、腕体に設けた受具のいずれかの当接面を被取付体の下面に当接させて取り付けるように成し、受具を回動することによって腕体からの突出高さを異ならせることができるようにして成るものである。
本発明は、腕体の受具を回動することによって、厚さが異なる被取付体に対応して取り付けられるように調整できるので、腕体を支持体からその都度取り外す必要がなく、その操作が簡単であるという効果がある。
本発明の物掛け具は、支持体1と腕体2を有し、腕体2の後端部に受具3を回動可能に設けてある。支持体1は、矩形状の金属板の上部を直角に折曲して形成され、前板部5の上端に上板部6を設けて成り、前板部5には、下半部に3つの横長の受孔7・・・7を設け、上板部6には、中央に円形の釘孔9を設けると共に、後端縁の2箇所に下方向に突出する爪部8・8を設けてある。
腕体2は、金属棒材をほぼ細長い矩形状に折曲して先端部分を引掛部10としてある。さらに、腕体2の先端は円弧状とし、後端には、ゴム製で略三角柱状の受具3を回動可能に設けてある。
受具3は、図3に示すように、略三角形の中心からずれた位置に孔14を設けて、その孔14の中心から略三角形の各辺までの距離を異ならせてある。孔14の中心からの距離が最も長い距離aにある面を第1の当接面11、次に長い距離bにある面を第2の当接面12、最も短い距離cにある面を第3の当接面13としてある。なお、受具3の当接面の数は2つ以上であればよいが、形状が複雑になりすきず調整も少なすぎない数、3つあるいは4つが適当である。
ストッパー4は、合成樹脂製で円弧状に形成したもので、弾性により腕体2に嵌め込めるようになってる。
次に使用方法を説明する。まず、支持体1の上板部6を、被取付体Tの上面に載置し、爪部8・8を喰い込ませる。必要に応じ、釘孔9から釘(図示せず)を打ち込む。腕体2がほぼ水平になる位置の受孔7を選んで、腕体2を受孔7の後方から挿通し、ストッパー4・・・4を嵌め込む。ストッパー4は、腕体2が支持体1から抜け落ちないようにすると共に、引掛部10に引っ掛けるハンガー等が滑って動かないようにするためのものである。
そして、腕体2を受孔7の後方から挿通した後、腕体2をより水平にするために、受具3を回動して当接面11〜13のいずれか最適な当接面を選んで被取付体Tの下面に当接させる。
本発明の全体斜視図である。 本発明の取付状態を示す一部断面図である。 受具の側面図である。 取付状態を示す要部拡大断面図であって、被取付体の厚さが薄い順に(A)〜(C)になっている。
符号の説明
1 支持体
2 腕体
3 受具
5 前板部
6 上板部
7 受孔
10 引掛部
11 当接面
12 当接面
13 当接面

Claims (1)

  1. 支持体と腕体を有する物掛け具において、支持体は、上板部の前縁に前板部を略垂直下方に設けると共に前板部に受孔を設けて成り、腕体は、先端部に引掛部を設けると共に後端部に受具を回動可能に設けて成り、受具は、回動中心からの距離が異なる複数の当接面を設けて成り、支持体の受孔に腕体を挿通して、支持体の上板部を被取付体の上面に載置すると共に、腕体に設けた受具のいずれかの当接面を被取付体の下面に当接させて取り付けるように成し、受具を回動することによって腕体からの突出高さを異ならせることができることを特徴とする物掛け具。
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