JP2005034278A - 肩掛け用ストラップ付き傘 - Google Patents
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Abstract
【課題】荒天の雨上がりや、激しい降雨が予想される際に持参する、比較的堅牢な雨傘であって、簡略な構造であるにも拘らず、持ち運びの利便性に優れる雨傘を安価に提供する。
【解決手段】傘を閉じた状態で肩に掛けて携帯する際、傘の柄側に一端が固定され、その他端が傘の石突き部に固定される肩掛け用ストラップが、伸縮自在の弾性部材からなり、肩掛け用として使用しない時には、リング状に収縮して前記傘の柄側に繋束されている肩掛け用ストラップ付き傘。
【選択図】 図1
【解決手段】傘を閉じた状態で肩に掛けて携帯する際、傘の柄側に一端が固定され、その他端が傘の石突き部に固定される肩掛け用ストラップが、伸縮自在の弾性部材からなり、肩掛け用として使用しない時には、リング状に収縮して前記傘の柄側に繋束されている肩掛け用ストラップ付き傘。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は通常の長傘若しくは正傘と呼ばれる洋傘に係り、詳しくは傘としての未使用時、即ち傘を閉じた状態で携帯する際、その持ち運びの利便性に配慮したショルダー式に肩掛けが可能な傘に関する。
【0002】
【従来の技術】
雨露を避けるために用いられる雨傘は、雨が上がった後の持ち運びや、収納には思いのほかやっかいな思いをさせられることが多く、とりわけ買い物帰り等で多くの荷物を所持している場合には、尚更のこと身につまされる問題となる。ところで最近市場に出回っている雨傘は、紳士用、婦人用、大人用、子供用、ワンタッチタイプや折り畳みタイプ等など実に多種多様であり、使用後の傘を収納するための傘立てが、一対では対応しきれないため、多くの人が出入りする建物等では、通常傘掛けを以て対応している。しかしながら上記各種傘はその長さにおいても様々で、折角の傘掛けであってもそのフックに掛けることができない場合もあり、やむなく壁に立てかけておき、他人の傘に触れて地面に倒れて傘を汚すなど、不快な思いをすることが多かった。
【0003】
そのような問題に対処するため、即ち収納や持ち運びにおける使用者の利便性を図ることを目的として、様々に工夫された傘が開発されすでに市場に供されている。例えば図8に示される雨傘においては、傘本体21と、柄22と、開閉式フック25と、紐24と、フック留め23と、アジャスト26とから構成される雨傘が提案され、柄22にフック留め23を固定し、紐24の一端は該フック留め23に、その他端は開閉式フック25にそれぞれ固定し、該開閉式フック25が、フック留め23若しくは紐24にフックしたり、或いはフックを外すことができるようにすると共に、アジャスト26の作用によって紐24の長さを調節することができるため、傘そのものの長さに関係なく、傘をどこにでも掛けることができるよう工夫されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、未使用時の傘にベルトを取り付けることにより、傘の持ち運びを容易にする手段として、図9(b)に示すように軟質素材からなる板棒状のベルト34の片側先端部に傘保持用の通し穴35を設け、その反対側先端部に石突き部カバー33を設けて、傘を該傘保持用の通し穴35に差し込んだ後、該石突き部カバー33が石突きを覆うように嵌合することにより、図9(a)に示すようにベルト34がショルダーとして機能するよう構成されており、さらに図10(b)に示すように、一定の長さの紐44によって紐の輪47を作り、その結合部分に石突き部カバー43を取り付け、図10(a)に示すように該石突き部カバー43を、傘本体41の石突きに嵌合して折返し部46を形成することによって、該長尺紐44がショルダーとしての役割を果たすよう構成されている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
さらに、雨天時に使用した傘を持参してそのまま屋内や車内に入ると滴が屋内を濡らし、思い掛けない事故の原因となったり、或いは、他人の衣服を濡らし不快な思いをさせることが屡々であった。この様な不都合を回避するため、防水性の傘カバーを購入して持参したり、例えばデパートなどの大型店舗の入り口には、ビニール製の袋が用意され、濡れた雨傘を収納するよう配慮されている。
【0006】
しかしながら、そのような備えのない状況下で雨に濡れた場合には、やむなく濡れた傘をそのままで室内に入ったり、或いは車内に乗り込まざるを得ず、床面や座席シートを濡らすという不手際が避けがたかった。そこで近時は、雨傘の濡れた傘布が表面に出ない構造にした、所謂正傘と呼ばれる逆さ閉じの雨傘が提案され、一部実用に供されている。
【0007】
具体的には、使用後の雨傘を閉じる際、雨傘の傘布を張設する主骨の自由端部側が、通常は柄の方に向かって畳み込まれ、主骨に張設された傘布は濡れた面を表にして畳み込まれるが、上記逆さ閉じの雨傘は、軸棒に嵌通して傘の開放時には先端石突き側に、閉鎖時には柄側に摺動するろくろに一端が枢着され、前記軸棒の軸芯を対称に延長配設される前記主骨に代わる複数の弾性支持骨と、前記石突きに一端が枢着され、対応する前記弾性支持骨にそれぞれ沿って延長配設されて、かつ他端が該弾性支持骨に支持軸を以て軸着される副支持骨と、該副支持骨と弾性支持骨の外側を覆って張設される傘布とによって構成され、傘を閉じる際には前記ろくろが柄側に摺動するのに伴い、前記支持軸を基点に弾性支持骨の自由端部側が反転して、石突き側に向かって畳み込まれるため、該弾性支持骨と副支持骨の外側に張設された傘布は、濡れた表面が内側になるよう折り畳まれるので、傘布の濡れた部分が表面に位置しなくなり、しかも前記弾性支持骨の自由端部側の所謂露先が、石突き側に位置するため、傘の柄を持っての遠心力による水切りが効果的に作用する(例えば、特許文献3参照)。
【0008】
この様に上記各従来例に係わらず近時の雨傘は、雨露を凌ぐという傘本来の機能に加えて、持ち運びや収納時の利便性を図るためにそれぞれ優れた工夫が凝らされている。しかしながら雨に加えて強い風の吹く場合においても使用を余儀なくされる雨傘においては、多機能な利便性よりも構造上の堅牢さが要求されることも多く、両者を共に満足させることのできる傘が期待されている。
【0009】
【特許文献1】
特開平11−206428号公報(第2−3頁、第1−7図)
【特許文献2】
特開2002−306221号公報(第2−3頁、第1−6図)
【特許文献3】
特開2001−104028号公報(第2−4頁、第1−6図)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
そこで最近は、一見大振りでフアッションセンスにはほど遠いが、激しい風雨にも耐え得る長傘や、上記傘布が反転して折り畳まれる正傘が見直されつつある。しかしながら上記の雨傘は、構造上堅牢であるが故に、例えば長傘においては大振りな上に重量があり、正傘の場合は比較的小振りではあるが、構造的にかなりの重量は避けられず、雨天の実用性においては優れるものの、雨上がりや雨に備えての持ち運びにおいては、負担が大きく少なからざる問題が残されていた。そこで両端に金属環を取り付けた紐によって、傘の石突き部と柄とを固定して肩に掛ける傘も提案されているが、径の固定された金属環では多種多様の石突き部や柄を確実に固定できない上、該金属環に石突き部を差し込んで固定するため、石突きの先端部は保護されず、安全面で不安が残されていた。また、ゴム輪・ベルト・コキカンを用いて傘先端をゴム輪に通して石突き部を固定し、ベルト・コキカンを使って使用時のベルト全体の長さを調節するベルトもあるが、やはり石突き部がカバーされる構造ではなく、しかも他品種の素材を組み合わせて構成されるため、ベルト全体を通しての製造コストが上昇して市場には不向きな製品であった。さらに、前記特許文献2において開示される傘肩掛けベルトは、石突き部をも合わせて保護するという利点はあるものの、傘本体と別個に常時該ベルトを持ち運ぶ必要があり、利用者にとっては解決を望まれる課題が残されていた。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明は、閉じた傘を持ち運ぶ際に、傘本体を肩に掛けて携帯するための肩掛け用ストラップが、伸縮自在の弾性部材からなり、該弾性ストラップが、肩掛け未使用時には、傘の柄に設けられた留め具を介し、リング状に繋束されてなることを特徴的構成要件とする、肩掛け用ストラップ付き傘を要旨とするものである。
【0012】
本発明における前記肩掛け用ストラップ付き傘において、弾性ストラップを形成する弾性部材が、コイルスプリング、若しくはゴム製材料から選択されることを好ましい態様とするものである。
【0013】
また、本発明における前記肩掛け用ストラップ付き傘において、傘の柄に設けられた留め具に繋束される前記弾性ストラップが、一端に部分的に中空の略円筒状のキャップを備え、対応する他端に該キャップの中空部に嵌合するボス部が設けられ、傘としての使用時、若しくは傘掛け等に収納する際には、該キャップの中空部に該ボス部が嵌合して、リング状にして前記柄に繋束され、肩掛けとしての使用時には、該弾性ストラップが伸張し、該ボス部との嵌合を解かれたキャップが傘本体の石突き又は露先に嵌合して、肩掛け用ストラップとして機能することを好ましい態様とするものである。
【0014】
本願に係る他の発明は、傘の柄に設けられた留め具に繋束される前記弾性ストラップが、一端に部分的に中空の略円筒状のキャップを備え、対応する他端に開閉フックが設けられ、傘としての使用時、若しくは傘掛け等に収納する際には、該開閉フックを介して、前記キャップ共々リング状にして前記柄に繋束され、肩掛けとしての使用時には、該弾性ストラップが伸張し、該開閉フックから解放された前記キャップが、傘本体の石突き又は露先に嵌合して、肩掛け用ストラップとして機能することを特徴的構成要件とする、肩掛け用ストラップ付き傘を要旨とするものである。
【0015】
本発明はまた、上記肩掛け用ストラップ付き傘において、弾性ストラップの一端に設けられる前記キャップに代えてリングが設けられ、対応する他端には開閉フック若しくは、該開閉フックに代えて引き輪が設けられてなることを好ましい態様とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を添付した図面に基づきさらに詳細に説明するが、本発明はこれに拘束されるものではなく、本発明の主旨の範囲内において自由に設計変更が可能である。
図1は本発明に係る肩掛け用ストラップ付き傘の一実施例において、該ストラップを伸張して肩掛け用に用いる状態を示す側面説明図、図2は同実施例におけるストラップと、キャップと、ボス部との構成を模式的に示す斜視説明図、図3は同実施例における傘閉鎖時に、傘の柄の部分にリング状に繋束されたストラップを模式的に示す斜視説明図、図4は同実施例に関連する応用例におけるストラップと、キャップ、ボス部等の構成を示す拡大斜視説明図、図5は本発明に関連する他の実施例の説明図で、(a)はストラップを肩掛け用に用いる状態を示す側面説明図、(b)は該ストラップが、傘の柄の部分にリング状に繋束された状態を示す側面説明図、(c)は同実施例におけるストラップと、キャップと、フックとの状態を模式的に示す拡大斜視説明図、図6は本発明に関連するさらに他の実施例の説明図で、(a)はストラップを肩掛け用に用いる状態を示す側面説明図、(b)は該ストラップが、傘の柄の部分にリング状に繋束された状態を示す側面説明図、(c)は同実施例におけるストラップと、リングとの状態を模式的に示す拡大斜視説明図、図7は本発明に係るさらに他の実施例を示し、(a)はストラップを肩掛け用に用いる状態を示す側面説明図、(b)は傘の柄の部分にリング状に繋束された状態を示す側面説明図である。
【0017】
本発明の実施の形態について実施例をもとにさらに具体的に説明すると、第1の実施例による肩掛け用ストラップ付き傘は、図1に示すように該ストラップ4が伸縮自在の弾性部材によって形成され、該ストラップ4の一端は傘本体1の柄2に、留め具5を介して固定され、その他端にはキャップ6が固定され、傘を傘として使用する際、若しくは傘掛けなどに掛けて置く際には、図3に示すように該キャップ6はリング状に収縮したストラップ共々、該柄2に設けられた留め具5に繋束され、傘を持ち運ぶ際には該留め具5から取り外した前記キャップ6を、図1に示すように傘の石突き部3に、伸張したストラップ4の端部共々固定することによって、肩掛け用のショルダーベルトとして機能するよう構成されている。
【0018】
本実施例における前記ストラップ4はスプリングコイルからなり、肩掛け用ストラップとして用いる際は、図1に示すように該ストラップ4は伸張し、先端のキャップ6が傘本体1の石突き3に嵌合して固定され、雨降りに際しては石突き3から外した前記キャップ6に、図2に模式的に示すように柄2の留め具5側に固定されているボス部7を差し込むことにより、図3に示すように該ストラップ4は、リング状に収縮して該柄2側の留め具5に繋束される。この様に本発明による弾性部材からなるストラップ4は、傘を閉じて持ち運ぶ際は伸張して肩掛け用のベルトとして機能し、傘を開放して用いる際にはリング状に収縮して柄側に固定される。なお、傘を畳んで収納する際にも同様該ストラップ4は、リング状に収縮して前記柄側に固定されるが、これによって傘掛け等のフックに掛ける際の掛け紐としても有効に作用する。
【0019】
本実施例におけるストラップ4と、その両端に固定されるキャップ6及びボス部7、並びに柄2に固設されている留め具5との形態については、図4に詳細に示されている。即ち、ストラップ4の一端に丸カン8を介してボス部7が留め具5に繋束され、該ストラップ4の他端には部分的に中空の略円筒状のキャップ6が固定されており、該キャップ6が石突き部3に嵌合したり、ボス部7に嵌合したりすることによって上記のように機能する。
【0020】
本発明における第2の実施例は、図5に示すようにストラップ4の一端に、ボス部7に代えて開閉フック9を固定した以外は、実質的に実施例1と同様にして肩掛け用ストラップ付き傘を作製した。なお、本例においてはキャップ6を該開閉フック9に結合しやすくするために、ストラップ4との固定部分に丸カン8を取り付け、ストラップ4を収縮してリング状に柄2の留め具5に繋束する際は、該丸カン8を前記開閉フック9に結合することによって、前記ストラップ4の両端が留め具5に繋束されて所期の目的が達成しうる。なお、上記構成による本例による肩掛け用ストラップ付き傘は、実質的に実施例1と同様に機能することが確認された。また、本例による該ストラップ4は、開閉フック9を留め具5から容易に取り外すことが可能であり、必要に応じて該ストラップ4を傘と別個にして持ち運ぶことができる。
【0021】
本発明に係る第3の実施例は、図6に示すように弾性ストラップ4の一端に、開閉フック9に代えて引き輪11を固着し、その他端にキャップ6に代えてリング12を固着した以外は、実施例2と同様にして肩掛け用ストラップ付き傘を作製した。なお、本例における該リング12は径の異なる石突き部3に対応するために、その素材に合成ゴム製を選択した。本例による肩掛け用ストラップ付き傘は、石突き部の保護が十分でない点を除き、実施例2と同様に機能することが確認された。
【0022】
図7は、本発明に係る第4の実施例を示すものであるが、傘本体1−1としてスライド式保護カバー付きの逆閉じ傘を選択した以外は、実質的に上記第3の実施例と同様にして肩掛け用ストラップ付き傘を作製した。本例によるストラップ4の他端に固着されるリング(図示せず)は、石突き部に代えて主骨の自由端に設けた露先3−1に繋合して固定されるが、主骨は自由端まで保護カバー10によって覆われており、該保護カバー10の補強作用と相まって、雨天に使用した直後の傘であっても逆閉じの構造により傘布の濡れた部分が暴露されていないため、直ちに肩掛け用ストラップ付き傘に転ずることが可能である。
【0023】
上記各実施例において用いられる本発明の肩掛け用ストラップ4は、弾性部材を用いることにより伸縮自在に形成され、該弾性部材としてはコイルスプリング、ゴム等が好ましく用いられるが、該弾性部材の外側を布若しくは合成樹脂繊維などで覆うことにより、実用上においてもまた外観上も好ましい。また、キャップ6やボス部7を形成する素材は、ゴム若しくは合成樹脂など特定の弾力性を有し、かつ防錆材であることが望ましい。さらに開閉フック9や引き輪11及び丸カン8などは通常市販の製品を、適宜に選択して用いることが可能である。
【0024】
【発明の効果】
以上詳述した通り本発明による肩掛け用ストラップ付き傘は、伸縮自在の弾性素材からなるストラップを採用することにより、常時は傘の柄側にその両端をリング状に収縮して繋束されている該ストラップが、傘を閉じて持ち運ぶ際は、一端を前記柄側に固定された状態で、その他端が伸張したストラップの作用によって石突き部に移動して固定され、該ストラップはそのまま肩掛け用のベルトとして機能する。この様に常時傘に付属して、例えば傘掛け用フックへの掛け紐としても機能する弾性ストラップが、直ちに肩掛け用ストラップに転ずるため、両手が解放されて荷物の持ち運び等が容易となり、傘を携帯しての公道上の安全な移動が保証される。また本発明による肩掛け用ストラップ付き傘は、常時身につけての移動が可能となるため、例えば車内等に立てかけておいての置き忘れや紛失を未然に防ぐことができる。さらに、本発明による肩掛け用ストラップ付き傘は、従来市販されている傘に、若干の設計変更を加えることによって製造することができるため、比較的低価格での提供が可能となるなど、付随的に優れた効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る肩掛け用ストラップ付き傘の一実施例において、該ストラップを伸張して肩掛け用に用いる状態を示す側面説明図である。
【図2】同実施例におけるストラップ、キャップ及びボス部の構成を、模式的に示す斜視説明図である。
【図3】同実施例における傘の閉鎖時、傘の柄の部分にリング状に繋束されたストラップを、模式的に示す斜視説明図である。
【図4】同実施例に関連する応用例におけるストラップ、キャップ、ボス部の構成を示す拡大斜視説明図である。
【図5】本発明に関連する第2実施例の肩掛け用ストラップ付き傘を示す三面図で、(a)はストラップを肩掛け用に用いる状態を示す側面説明図、(b)は該ストラップが、傘の柄の部分にリング状に繋束された状態を示す側面説明図、(c)は同実施例におけるストラップ、キャップ、フックの構成を模式的に示す拡大斜視説明図である。
【図6】本発明に関連する第3実施例の肩掛け用ストラップ付き傘を示す三面図で、(a)はストラップを肩掛け用に用いる状態を示す側面説明図、(b)は該ストラップが、傘の柄の部分にリング状に繋束された状態を示す側面説明図、(c)は同実施例におけるストラップと、リングの構成を模式的に示す拡大斜視説明図である。
【図7】本発明に関連する第4実施例の肩掛け用ストラップ付き傘を示す二面図で、傘本体に保護カバー付き傘を選択し、(a)はストラップを肩掛け用に用いる状態を示す側面説明図、(b)は該ストラップが、傘の柄の部分にリング状に繋束された状態を示す側面説明図である。
【図8】従来の多機能傘の一例で、様々な傘掛けに掛けることが可能な傘の原理図である。
【図9】従来の肩掛け用傘の一例で、(a)はその組みたて図、(b)は肩掛け用ベルト単体の斜視説明図である。
【図10】従来の肩掛け用傘の他の一例で、(a)はその組みたて図、(b)は肩掛け用ベルト単体の斜視説明図である。
【符号の説明】
1、1−1 傘本体
2、2−1 柄
3 石突き
3−1 露先
4 弾性ストラップ
5 留め具
6 キャップ
7 ボス部
8 丸カン
9 開閉フック
10 保護カバー
11 引き輪
12 リング
【発明の属する技術分野】
この発明は通常の長傘若しくは正傘と呼ばれる洋傘に係り、詳しくは傘としての未使用時、即ち傘を閉じた状態で携帯する際、その持ち運びの利便性に配慮したショルダー式に肩掛けが可能な傘に関する。
【0002】
【従来の技術】
雨露を避けるために用いられる雨傘は、雨が上がった後の持ち運びや、収納には思いのほかやっかいな思いをさせられることが多く、とりわけ買い物帰り等で多くの荷物を所持している場合には、尚更のこと身につまされる問題となる。ところで最近市場に出回っている雨傘は、紳士用、婦人用、大人用、子供用、ワンタッチタイプや折り畳みタイプ等など実に多種多様であり、使用後の傘を収納するための傘立てが、一対では対応しきれないため、多くの人が出入りする建物等では、通常傘掛けを以て対応している。しかしながら上記各種傘はその長さにおいても様々で、折角の傘掛けであってもそのフックに掛けることができない場合もあり、やむなく壁に立てかけておき、他人の傘に触れて地面に倒れて傘を汚すなど、不快な思いをすることが多かった。
【0003】
そのような問題に対処するため、即ち収納や持ち運びにおける使用者の利便性を図ることを目的として、様々に工夫された傘が開発されすでに市場に供されている。例えば図8に示される雨傘においては、傘本体21と、柄22と、開閉式フック25と、紐24と、フック留め23と、アジャスト26とから構成される雨傘が提案され、柄22にフック留め23を固定し、紐24の一端は該フック留め23に、その他端は開閉式フック25にそれぞれ固定し、該開閉式フック25が、フック留め23若しくは紐24にフックしたり、或いはフックを外すことができるようにすると共に、アジャスト26の作用によって紐24の長さを調節することができるため、傘そのものの長さに関係なく、傘をどこにでも掛けることができるよう工夫されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、未使用時の傘にベルトを取り付けることにより、傘の持ち運びを容易にする手段として、図9(b)に示すように軟質素材からなる板棒状のベルト34の片側先端部に傘保持用の通し穴35を設け、その反対側先端部に石突き部カバー33を設けて、傘を該傘保持用の通し穴35に差し込んだ後、該石突き部カバー33が石突きを覆うように嵌合することにより、図9(a)に示すようにベルト34がショルダーとして機能するよう構成されており、さらに図10(b)に示すように、一定の長さの紐44によって紐の輪47を作り、その結合部分に石突き部カバー43を取り付け、図10(a)に示すように該石突き部カバー43を、傘本体41の石突きに嵌合して折返し部46を形成することによって、該長尺紐44がショルダーとしての役割を果たすよう構成されている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
さらに、雨天時に使用した傘を持参してそのまま屋内や車内に入ると滴が屋内を濡らし、思い掛けない事故の原因となったり、或いは、他人の衣服を濡らし不快な思いをさせることが屡々であった。この様な不都合を回避するため、防水性の傘カバーを購入して持参したり、例えばデパートなどの大型店舗の入り口には、ビニール製の袋が用意され、濡れた雨傘を収納するよう配慮されている。
【0006】
しかしながら、そのような備えのない状況下で雨に濡れた場合には、やむなく濡れた傘をそのままで室内に入ったり、或いは車内に乗り込まざるを得ず、床面や座席シートを濡らすという不手際が避けがたかった。そこで近時は、雨傘の濡れた傘布が表面に出ない構造にした、所謂正傘と呼ばれる逆さ閉じの雨傘が提案され、一部実用に供されている。
【0007】
具体的には、使用後の雨傘を閉じる際、雨傘の傘布を張設する主骨の自由端部側が、通常は柄の方に向かって畳み込まれ、主骨に張設された傘布は濡れた面を表にして畳み込まれるが、上記逆さ閉じの雨傘は、軸棒に嵌通して傘の開放時には先端石突き側に、閉鎖時には柄側に摺動するろくろに一端が枢着され、前記軸棒の軸芯を対称に延長配設される前記主骨に代わる複数の弾性支持骨と、前記石突きに一端が枢着され、対応する前記弾性支持骨にそれぞれ沿って延長配設されて、かつ他端が該弾性支持骨に支持軸を以て軸着される副支持骨と、該副支持骨と弾性支持骨の外側を覆って張設される傘布とによって構成され、傘を閉じる際には前記ろくろが柄側に摺動するのに伴い、前記支持軸を基点に弾性支持骨の自由端部側が反転して、石突き側に向かって畳み込まれるため、該弾性支持骨と副支持骨の外側に張設された傘布は、濡れた表面が内側になるよう折り畳まれるので、傘布の濡れた部分が表面に位置しなくなり、しかも前記弾性支持骨の自由端部側の所謂露先が、石突き側に位置するため、傘の柄を持っての遠心力による水切りが効果的に作用する(例えば、特許文献3参照)。
【0008】
この様に上記各従来例に係わらず近時の雨傘は、雨露を凌ぐという傘本来の機能に加えて、持ち運びや収納時の利便性を図るためにそれぞれ優れた工夫が凝らされている。しかしながら雨に加えて強い風の吹く場合においても使用を余儀なくされる雨傘においては、多機能な利便性よりも構造上の堅牢さが要求されることも多く、両者を共に満足させることのできる傘が期待されている。
【0009】
【特許文献1】
特開平11−206428号公報(第2−3頁、第1−7図)
【特許文献2】
特開2002−306221号公報(第2−3頁、第1−6図)
【特許文献3】
特開2001−104028号公報(第2−4頁、第1−6図)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
そこで最近は、一見大振りでフアッションセンスにはほど遠いが、激しい風雨にも耐え得る長傘や、上記傘布が反転して折り畳まれる正傘が見直されつつある。しかしながら上記の雨傘は、構造上堅牢であるが故に、例えば長傘においては大振りな上に重量があり、正傘の場合は比較的小振りではあるが、構造的にかなりの重量は避けられず、雨天の実用性においては優れるものの、雨上がりや雨に備えての持ち運びにおいては、負担が大きく少なからざる問題が残されていた。そこで両端に金属環を取り付けた紐によって、傘の石突き部と柄とを固定して肩に掛ける傘も提案されているが、径の固定された金属環では多種多様の石突き部や柄を確実に固定できない上、該金属環に石突き部を差し込んで固定するため、石突きの先端部は保護されず、安全面で不安が残されていた。また、ゴム輪・ベルト・コキカンを用いて傘先端をゴム輪に通して石突き部を固定し、ベルト・コキカンを使って使用時のベルト全体の長さを調節するベルトもあるが、やはり石突き部がカバーされる構造ではなく、しかも他品種の素材を組み合わせて構成されるため、ベルト全体を通しての製造コストが上昇して市場には不向きな製品であった。さらに、前記特許文献2において開示される傘肩掛けベルトは、石突き部をも合わせて保護するという利点はあるものの、傘本体と別個に常時該ベルトを持ち運ぶ必要があり、利用者にとっては解決を望まれる課題が残されていた。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明は、閉じた傘を持ち運ぶ際に、傘本体を肩に掛けて携帯するための肩掛け用ストラップが、伸縮自在の弾性部材からなり、該弾性ストラップが、肩掛け未使用時には、傘の柄に設けられた留め具を介し、リング状に繋束されてなることを特徴的構成要件とする、肩掛け用ストラップ付き傘を要旨とするものである。
【0012】
本発明における前記肩掛け用ストラップ付き傘において、弾性ストラップを形成する弾性部材が、コイルスプリング、若しくはゴム製材料から選択されることを好ましい態様とするものである。
【0013】
また、本発明における前記肩掛け用ストラップ付き傘において、傘の柄に設けられた留め具に繋束される前記弾性ストラップが、一端に部分的に中空の略円筒状のキャップを備え、対応する他端に該キャップの中空部に嵌合するボス部が設けられ、傘としての使用時、若しくは傘掛け等に収納する際には、該キャップの中空部に該ボス部が嵌合して、リング状にして前記柄に繋束され、肩掛けとしての使用時には、該弾性ストラップが伸張し、該ボス部との嵌合を解かれたキャップが傘本体の石突き又は露先に嵌合して、肩掛け用ストラップとして機能することを好ましい態様とするものである。
【0014】
本願に係る他の発明は、傘の柄に設けられた留め具に繋束される前記弾性ストラップが、一端に部分的に中空の略円筒状のキャップを備え、対応する他端に開閉フックが設けられ、傘としての使用時、若しくは傘掛け等に収納する際には、該開閉フックを介して、前記キャップ共々リング状にして前記柄に繋束され、肩掛けとしての使用時には、該弾性ストラップが伸張し、該開閉フックから解放された前記キャップが、傘本体の石突き又は露先に嵌合して、肩掛け用ストラップとして機能することを特徴的構成要件とする、肩掛け用ストラップ付き傘を要旨とするものである。
【0015】
本発明はまた、上記肩掛け用ストラップ付き傘において、弾性ストラップの一端に設けられる前記キャップに代えてリングが設けられ、対応する他端には開閉フック若しくは、該開閉フックに代えて引き輪が設けられてなることを好ましい態様とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を添付した図面に基づきさらに詳細に説明するが、本発明はこれに拘束されるものではなく、本発明の主旨の範囲内において自由に設計変更が可能である。
図1は本発明に係る肩掛け用ストラップ付き傘の一実施例において、該ストラップを伸張して肩掛け用に用いる状態を示す側面説明図、図2は同実施例におけるストラップと、キャップと、ボス部との構成を模式的に示す斜視説明図、図3は同実施例における傘閉鎖時に、傘の柄の部分にリング状に繋束されたストラップを模式的に示す斜視説明図、図4は同実施例に関連する応用例におけるストラップと、キャップ、ボス部等の構成を示す拡大斜視説明図、図5は本発明に関連する他の実施例の説明図で、(a)はストラップを肩掛け用に用いる状態を示す側面説明図、(b)は該ストラップが、傘の柄の部分にリング状に繋束された状態を示す側面説明図、(c)は同実施例におけるストラップと、キャップと、フックとの状態を模式的に示す拡大斜視説明図、図6は本発明に関連するさらに他の実施例の説明図で、(a)はストラップを肩掛け用に用いる状態を示す側面説明図、(b)は該ストラップが、傘の柄の部分にリング状に繋束された状態を示す側面説明図、(c)は同実施例におけるストラップと、リングとの状態を模式的に示す拡大斜視説明図、図7は本発明に係るさらに他の実施例を示し、(a)はストラップを肩掛け用に用いる状態を示す側面説明図、(b)は傘の柄の部分にリング状に繋束された状態を示す側面説明図である。
【0017】
本発明の実施の形態について実施例をもとにさらに具体的に説明すると、第1の実施例による肩掛け用ストラップ付き傘は、図1に示すように該ストラップ4が伸縮自在の弾性部材によって形成され、該ストラップ4の一端は傘本体1の柄2に、留め具5を介して固定され、その他端にはキャップ6が固定され、傘を傘として使用する際、若しくは傘掛けなどに掛けて置く際には、図3に示すように該キャップ6はリング状に収縮したストラップ共々、該柄2に設けられた留め具5に繋束され、傘を持ち運ぶ際には該留め具5から取り外した前記キャップ6を、図1に示すように傘の石突き部3に、伸張したストラップ4の端部共々固定することによって、肩掛け用のショルダーベルトとして機能するよう構成されている。
【0018】
本実施例における前記ストラップ4はスプリングコイルからなり、肩掛け用ストラップとして用いる際は、図1に示すように該ストラップ4は伸張し、先端のキャップ6が傘本体1の石突き3に嵌合して固定され、雨降りに際しては石突き3から外した前記キャップ6に、図2に模式的に示すように柄2の留め具5側に固定されているボス部7を差し込むことにより、図3に示すように該ストラップ4は、リング状に収縮して該柄2側の留め具5に繋束される。この様に本発明による弾性部材からなるストラップ4は、傘を閉じて持ち運ぶ際は伸張して肩掛け用のベルトとして機能し、傘を開放して用いる際にはリング状に収縮して柄側に固定される。なお、傘を畳んで収納する際にも同様該ストラップ4は、リング状に収縮して前記柄側に固定されるが、これによって傘掛け等のフックに掛ける際の掛け紐としても有効に作用する。
【0019】
本実施例におけるストラップ4と、その両端に固定されるキャップ6及びボス部7、並びに柄2に固設されている留め具5との形態については、図4に詳細に示されている。即ち、ストラップ4の一端に丸カン8を介してボス部7が留め具5に繋束され、該ストラップ4の他端には部分的に中空の略円筒状のキャップ6が固定されており、該キャップ6が石突き部3に嵌合したり、ボス部7に嵌合したりすることによって上記のように機能する。
【0020】
本発明における第2の実施例は、図5に示すようにストラップ4の一端に、ボス部7に代えて開閉フック9を固定した以外は、実質的に実施例1と同様にして肩掛け用ストラップ付き傘を作製した。なお、本例においてはキャップ6を該開閉フック9に結合しやすくするために、ストラップ4との固定部分に丸カン8を取り付け、ストラップ4を収縮してリング状に柄2の留め具5に繋束する際は、該丸カン8を前記開閉フック9に結合することによって、前記ストラップ4の両端が留め具5に繋束されて所期の目的が達成しうる。なお、上記構成による本例による肩掛け用ストラップ付き傘は、実質的に実施例1と同様に機能することが確認された。また、本例による該ストラップ4は、開閉フック9を留め具5から容易に取り外すことが可能であり、必要に応じて該ストラップ4を傘と別個にして持ち運ぶことができる。
【0021】
本発明に係る第3の実施例は、図6に示すように弾性ストラップ4の一端に、開閉フック9に代えて引き輪11を固着し、その他端にキャップ6に代えてリング12を固着した以外は、実施例2と同様にして肩掛け用ストラップ付き傘を作製した。なお、本例における該リング12は径の異なる石突き部3に対応するために、その素材に合成ゴム製を選択した。本例による肩掛け用ストラップ付き傘は、石突き部の保護が十分でない点を除き、実施例2と同様に機能することが確認された。
【0022】
図7は、本発明に係る第4の実施例を示すものであるが、傘本体1−1としてスライド式保護カバー付きの逆閉じ傘を選択した以外は、実質的に上記第3の実施例と同様にして肩掛け用ストラップ付き傘を作製した。本例によるストラップ4の他端に固着されるリング(図示せず)は、石突き部に代えて主骨の自由端に設けた露先3−1に繋合して固定されるが、主骨は自由端まで保護カバー10によって覆われており、該保護カバー10の補強作用と相まって、雨天に使用した直後の傘であっても逆閉じの構造により傘布の濡れた部分が暴露されていないため、直ちに肩掛け用ストラップ付き傘に転ずることが可能である。
【0023】
上記各実施例において用いられる本発明の肩掛け用ストラップ4は、弾性部材を用いることにより伸縮自在に形成され、該弾性部材としてはコイルスプリング、ゴム等が好ましく用いられるが、該弾性部材の外側を布若しくは合成樹脂繊維などで覆うことにより、実用上においてもまた外観上も好ましい。また、キャップ6やボス部7を形成する素材は、ゴム若しくは合成樹脂など特定の弾力性を有し、かつ防錆材であることが望ましい。さらに開閉フック9や引き輪11及び丸カン8などは通常市販の製品を、適宜に選択して用いることが可能である。
【0024】
【発明の効果】
以上詳述した通り本発明による肩掛け用ストラップ付き傘は、伸縮自在の弾性素材からなるストラップを採用することにより、常時は傘の柄側にその両端をリング状に収縮して繋束されている該ストラップが、傘を閉じて持ち運ぶ際は、一端を前記柄側に固定された状態で、その他端が伸張したストラップの作用によって石突き部に移動して固定され、該ストラップはそのまま肩掛け用のベルトとして機能する。この様に常時傘に付属して、例えば傘掛け用フックへの掛け紐としても機能する弾性ストラップが、直ちに肩掛け用ストラップに転ずるため、両手が解放されて荷物の持ち運び等が容易となり、傘を携帯しての公道上の安全な移動が保証される。また本発明による肩掛け用ストラップ付き傘は、常時身につけての移動が可能となるため、例えば車内等に立てかけておいての置き忘れや紛失を未然に防ぐことができる。さらに、本発明による肩掛け用ストラップ付き傘は、従来市販されている傘に、若干の設計変更を加えることによって製造することができるため、比較的低価格での提供が可能となるなど、付随的に優れた効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る肩掛け用ストラップ付き傘の一実施例において、該ストラップを伸張して肩掛け用に用いる状態を示す側面説明図である。
【図2】同実施例におけるストラップ、キャップ及びボス部の構成を、模式的に示す斜視説明図である。
【図3】同実施例における傘の閉鎖時、傘の柄の部分にリング状に繋束されたストラップを、模式的に示す斜視説明図である。
【図4】同実施例に関連する応用例におけるストラップ、キャップ、ボス部の構成を示す拡大斜視説明図である。
【図5】本発明に関連する第2実施例の肩掛け用ストラップ付き傘を示す三面図で、(a)はストラップを肩掛け用に用いる状態を示す側面説明図、(b)は該ストラップが、傘の柄の部分にリング状に繋束された状態を示す側面説明図、(c)は同実施例におけるストラップ、キャップ、フックの構成を模式的に示す拡大斜視説明図である。
【図6】本発明に関連する第3実施例の肩掛け用ストラップ付き傘を示す三面図で、(a)はストラップを肩掛け用に用いる状態を示す側面説明図、(b)は該ストラップが、傘の柄の部分にリング状に繋束された状態を示す側面説明図、(c)は同実施例におけるストラップと、リングの構成を模式的に示す拡大斜視説明図である。
【図7】本発明に関連する第4実施例の肩掛け用ストラップ付き傘を示す二面図で、傘本体に保護カバー付き傘を選択し、(a)はストラップを肩掛け用に用いる状態を示す側面説明図、(b)は該ストラップが、傘の柄の部分にリング状に繋束された状態を示す側面説明図である。
【図8】従来の多機能傘の一例で、様々な傘掛けに掛けることが可能な傘の原理図である。
【図9】従来の肩掛け用傘の一例で、(a)はその組みたて図、(b)は肩掛け用ベルト単体の斜視説明図である。
【図10】従来の肩掛け用傘の他の一例で、(a)はその組みたて図、(b)は肩掛け用ベルト単体の斜視説明図である。
【符号の説明】
1、1−1 傘本体
2、2−1 柄
3 石突き
3−1 露先
4 弾性ストラップ
5 留め具
6 キャップ
7 ボス部
8 丸カン
9 開閉フック
10 保護カバー
11 引き輪
12 リング
Claims (5)
- 閉じた傘を持ち運ぶ際に、傘を肩に掛けて携帯するための肩掛け用ストラップが、伸縮自在の弾性部材からなり、該弾性ストラップが、肩掛け未使用時には、傘の柄に設けられた留め具を介し、リング状に繋束されてなることを特徴とする肩掛け用ストラップ付き傘。
- 前記弾性ストラップを形成する弾性部材が、コイルスプリング、若しくはゴム製材料からなることを特徴とする請求項1に記載の肩掛け用ストラップ付き傘。
- 傘の柄に設けられた留め具に繋束される前記弾性ストラップが、一端に部分的に中空の略円筒状のキャップを備え、対応する他端に該キャップの中空部に嵌合するボス部が設けられ、傘としての使用時、若しくは傘掛け等に収納する際には、該キャップの中空部に該ボス部が嵌合して、リング状にして前記柄に繋束され、肩掛けとしての使用時には、該弾性ストラップが伸張し、該ボス部との嵌合を解かれたキャップが傘本体の石突き又は露先に嵌合して、肩掛け用ストラップとして機能することを特徴とする請求項1に記載の肩掛け用ストラップ付き傘。
- 傘の柄に設けられた留め具に繋束される前記弾性ストラップが、一端に部分的に中空の略円筒状のキャップを備え、対応する他端に開閉フックが設けられ、傘としての使用時、若しくは傘掛け等に収納する際には、該開閉フックを介して、前記キャップ共々リング状にして前記柄に繋束され、肩掛けとしての使用時には、該弾性ストラップが伸張し、該開閉フックから解放された前記キャップが、傘本体の石突き又は露先に嵌合して、肩掛け用ストラップとして機能することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の肩掛け用ストラップ付き傘。
- 請求項4に記載の肩掛け用ストラップ付き傘において、弾性ストラップの一端に設けられる前記キャップに代えてリングが設けられ、対応する他端には開閉フック若しくは、該開閉フックに代えて引き輪が設けられてなることを特徴とする請求項4に記載の肩掛け用ストラップ付き傘。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007282959A (ja) * | 2006-04-19 | 2007-11-01 | Toshiharu Yasuda | 杖用肩紐(ショルダーストラップ)と杖 |
EP1894485A1 (de) * | 2006-09-01 | 2008-03-05 | doppler H. Würflingsdobler & Co. KG | Regenschirm |
GB2442199A (en) * | 2006-09-26 | 2008-04-02 | Pauline Hencher | Walking stick with shoulder strap |
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2003
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GB2442199B (en) * | 2006-09-26 | 2011-04-27 | Pauline Hencher | A walking stick in combination with a shoulder strap |
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