JP2005034192A - 遊技機島の幕板 - Google Patents

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Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
Nobuyuki Fujisawa
信幸 藤沢
Toshiyuki Aoki
俊幸 青木
Shusuke Omotenishi
秀典 表西
Yasutomo Satsuma
泰友 薩摩
Kenji Okubo
健司 大久保
Masanori Takami
昌則 高見
Nobuyuki Hayashi
信行 林
Isamu Kawamata
勇 川俣
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Abstract

【課題】遊技機島において幕板を開いて遊技機島上部の内部を保守・点検する際に台コントローラが邪魔になることがなく、また、幕板上の呼出表示装置を多機能化する場合であっても、呼出表示装置と台コントローラとの配線距離を極力短くすることで、配線作業を軽減すると共にノイズの発生を抑える。
【解決手段】遊技機島10の幕板によれば、遊技機島上部の外壁をなすように開閉可能に装着される幕板本体140を有し、幕板本体140の裏面側に、遊技機20における各種動作に伴う情報の入出力を管理するデータ収集装置16を取り付ける。また、幕板本体140の正面側には、遊技機20における各種状況を表示して報知可能な呼出表示装置15を取り付ける。さらに、幕板本体140を間にして表裏で対向し合うデータ収集装置16と呼出表示装置15とを、幕板本体140を貫通してその厚み分だけの長さの配線141で接続する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の遊技機を並設して成る遊技機島に設けられ、前記複数の遊技機の上方に位置する遊技機島上部の外壁をなす幕板に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の遊技機島では、例えば、特許文献1に開示されているように、各遊技機の上方である遊技機島上部には、遊技球を各遊技機に補給するための補給樋や、投入された紙幣や硬貨を搬送するための貨幣搬送装置、それに遊技機毎に各種動作に伴う情報の入出力を管理する台コントローラ(データ収集装置)や、遊技機と台コントローラとを結ぶ各種信号線などが配設されていた。
【0003】
前記遊技機島上部には、その外壁をなす幕板が装着されている。ここで幕板は開閉可能に装着されており、通常は閉じられて、遊技機島上部にある前記補給樋や台コントローラ、それに配線などを外部から見えないように覆っているが、開けると、遊技機島上部にある補給樋などの関連設備を保守および点検することができるようになっている。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−76065号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したような従来の技術では、特許文献1に明記されていないが、一般に台コントローラは、遊技機島上部のフレームにブラケットなどを介して吊り下げるように取り付けられており、遊技機島上部の内部点検を行うために幕板を開いても、台コントローラが補給樋などの手前に位置するので、補給樋などの関連設備を保守および点検する際に邪魔になるという問題があった。
【0006】
また、前記幕板に遊技客が店員を呼び出すための呼出表示装置を設け、さらにこの呼出表示装置を多機能化して、スタート回数や大当たり回数等の遊技機の稼働状況に関する情報も表示可能に構成することが考えられる。ここで幕板上の呼出表示装置にスタート回数等を表示するには、前記台コントローラと呼出表示装置とを信号線で連結する必要があるが、幕板が開閉する構造上、長く入り組んだ配線作業が面倒であると共に、信号線が複雑に入り組むことでノイズが発生する虞があった。
【0007】
本発明は、以上のような従来技術が有する問題点に着目してなされたもので、遊技機島において幕板を開いて遊技機島上部の内部を保守・点検する際に台コントローラが邪魔になることがなく、また、幕板上の呼出表示装置を多機能化する場合であっても、呼出表示装置と台コントローラとの配線距離を極力短くすることで、配線作業を軽減すると共にノイズの発生を抑えることができる遊技機島の幕板を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するための本発明の要旨とするところは、以下の各項に存する。
[1]複数の遊技機(20)を並設して成る遊技機島(10)に設けられ、前記複数の遊技機(20)の上方に位置する遊技機島上部の外壁をなす幕板(14)において、
前記遊技機島上部に開閉可能に装着する幕板本体(140)を有し、
前記幕板本体(140)の裏面側に、前記遊技機(20)における各種動作に伴う情報の入出力を管理するデータ収集装置(16)を取り付けたことを特徴とする遊技機島(10)の幕板(14)。
【0009】
[2]前記幕板本体(140)の正面側に、前記遊技機(20)における各種状況を表示して報知可能な呼出表示装置(15)を取り付けたことを特徴とする[1]に記載の遊技機島(10)の幕板(14)。
【0010】
[3]前記幕板本体(140)を間にして表裏で対向し合う前記データ収集装置(16)と前記呼出表示装置(15)とを、前記幕板本体(140)を貫通してその厚み分だけの長さの配線(141)で接続したことを特徴とする[2]に記載の遊技機島(10)の幕板(14)。
【0011】
[4]前記幕板本体(140)を間にして表裏で対向し合う前記データ収集装置(16)と前記呼出表示装置(15)とを、前記幕板本体(140)に設けた中継基板を介して接続したことを特徴とする[2]に記載の遊技機島(10)の幕板(14)。
【0012】
[5]前記呼出表示装置(15)は、前記データ収集装置(16)により収集された前記遊技機(20)の稼働状況に関する情報も表示可能であることを特徴とする[2],[3]または[4]に記載の遊技機島(10)の幕板(14)。
【0013】
[6]前記幕板本体(140)、前記データ収集装置(16)、および前記呼出表示装置(15)は、それぞれ前記各遊技機(20)毎に対応し区分けされ、前記幕板本体(140)は、少なくとも前記複数の遊技機(20)を1区分として設けられることを特徴とする[2],[3],[4]または[5]に記載の遊技機島(10)の幕板(14)。
【0014】
[7]前記幕板本体(140)は、その上端側が枢着されて下端側が上下方向に回動可能であり、該幕板本体(140)を上方へ回動させた際に開いた状態に下方から支持可能であることを特徴とする[1],[2],[3],[4],[5]または[6]に記載の遊技機島(10)の幕板(14)。
【0015】
前記本発明は次のように作用する。
前記[1]に記載の幕板(14)は、複数の遊技機(20)を並設して成る遊技機島(10)において、遊技機島上部の外壁をなすように開閉可能に装着される幕板本体(140)を有し、この幕板本体(140)の裏面側に、前記遊技機(20)における各種動作に伴う情報の入出力を管理するデータ収集装置(16)を取り付ける。ここでデータ収集装置(16)は、幕板本体(140)の裏面からあまり出っ張らないように、幕板本体(140)の裏面に沿ってなるべく平面状に拡がるような状態で組み付けると良い。
【0016】
それにより、幕板本体(140)を開くとそれに伴って、幕板本体(140)の裏面側に取り付けてあるデータ収集装置(16)も幕板本体(140)と一緒に開く方向に移動する。従って、幕板(14)を開いた際に従来技術のように、遊技機島上部の内部に吊り下げるように取り付けられたデータ収集装置が他の関連設備の手前に位置するようなことがなく、補給樋などの関連設備をデータ収集装置(16)に邪魔されることなく容易に保守・点検することができる。
【0017】
また、前記[2]に記載したように、前記幕板本体(140)の正面側に、前記遊技機(20)における各種状況を表示して報知可能な呼出表示装置(15)を取り付ければ、幕板本体(140)の正面側を表示用スペースとして有効に活用することができる。
【0018】
ここで前記[3]に記載したように、前記幕板本体(140)を間にして表裏で対向し合う前記データ収集装置(16)と前記呼出表示装置(15)とを、前記幕板本体(140)を貫通してその厚み分だけの長さの配線(141)で接続すれば、データ収集装置(16)で管理する情報を呼出表示装置(15)に出力することができ、両者を結ぶ配線(141)を極力短く設定することができるので、配線作業を簡便に行うことができ、また配線(141)が長く延びたり入り組むことがなくノイズの発生を防止することができる。
また、前記データ収集装置(16)は、補給樋から離れて設けられることになるので、遊技球が補給樋を流れる時に起きる静電気によるノイズ、そして遊技機(20)の賞球タンク(58)に補給するためのジャバラ(54)を遊技球が流下する際の静電気によるノイズも防止することができる。
【0019】
あるいは前記配線(141)で接続する代わりに、前記[4]に記載したように、前記幕板本体(140)に中継基板を設けておき、この中継基板を介して前記データ収集装置(16)と前記呼出表示装置(15)とを接続するように構成すれば、その分、配線(141)を削減することができる。
【0020】
また、前記[5]に記載したように、前記呼出表示装置(15)には、遊技客が店員を呼び出すための呼出ランプ機能に加えて、前記データ収集装置(16)により収集された遊技機(20)の稼働状況に関する情報も表示可能とすれば、遊技客にとって有益な情報を遊技機(20)毎にその場で提供することで、さらに遊技客に対するサービスを向上させることができる。
【0021】
ここで呼出表示装置(15)に表示する情報は、遊技機(20)から収集される各種データのうち、遊技客に開示しても問題がなく遊技客が台選びの参考となる遊技機(20)の稼働状況に関する情報であり、例えば、スタート回数(始動口に球が入賞し遊技機(20)が特賞抽選を行う回数)や、大当たり回数(特賞抽選で大当たりが発生した回数)などが該当する。
【0022】
また、前記[6]に記載したように、前記幕板本体(140)、前記データ収集装置(16)、および前記呼出表示装置(15)を、それぞれ各遊技機(20)毎に対応するように区分けし、前記幕板本体(140)を、少なくとも前記複数の遊技機(20)を1区分として設けると良い。
ここで「区分けして設ける」とは、幕板本体(140)において1台分の遊技機(20)幅に対応した領域毎に、それぞれデータ収集装置(16)と呼出表示装置(15)が1組ずつ設けられている意味である。また、幕板本体(140)は、例えば2台分の遊技機(20)幅に対応した領域毎に分割するなど、少なくとも複数の遊技機(20)を1区分として設けると良い。
【0023】
このように幕板本体(140)も分割するようにすれば、個々の幕板本体(140)の大きさが小振りとなるから、装着作業を簡単に行うこともでき、また、遊技機島上部の内部を保守・点検する際に、個々の幕板本体(140)毎に容易に開閉することができる。
【0024】
さらにまた、前記[7]に記載したように、前記幕板本体(140)の上端側を枢着して下端側を上下方向に回動可能とし、該幕板本体(140)を上方へ回動させた際に開いた状態に下方から支持可能とすれば、幕板本体(140)を開いた状態に維持することができるので、遊技機島上部の内部を極めて容易に保守・点検することが可能となる。
【0025】
ここで幕板本体(140)を開いた状態に下方から支持可能とする具体的な手段としては、例えば、幕板本体(140)の下端側と遊技機島上部とを連結して伸縮自在であり、幕板本体(140)の上方への回動に伴い延び出るように付勢するダンパーや、幕板本体(140)を上方へ回動させた際に下方から支持するアーム状のつっかえ棒などが該当する。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明を代表する一実施の形態を説明する。
図1〜図6は、本発明の一実施の形態を示している。
図1および図2に示すように、本実施の形態に係る遊技機島10は、複数の遊技機20を並設して成り、各遊技機20を背中合わせに組み付ける島枠10aは、遊技場のフロア上に構築される。
【0027】
ここで遊技機20は、ハンドル20aの回転操作により遊技盤面上に遊技球(パチンコ球)を打ち出して入賞を楽しむパチンコ機である。また、隣接する遊技機20の間の隙間には、遊技媒体である遊技球を貸し出すための球貸機21が配設されている。
【0028】
図1に示すように、島枠10aのうち遊技機島下部は、フロア上に立設される筐体フレーム11によりフロア面との間に下部空間を空けて配設される箱状枠形に形成されており、その内部は多量の遊技球を貯留する下部貯留タンク70として構成されている。また、筐体フレーム11の途中には、略水平に延びる天板12が組み付けられており、天板12上に延びる各筐体フレーム11の上端間には、遊技機島長手方向に互いに平行に延びる島木13が架設されている。
【0029】
遊技機島上部には、本発明の根幹を成す幕板14が設けられている。幕板14は、遊技機島上部を覆う外壁を成すものであり、遊技機島上部に開閉可能に装着する幕板本体140を有してなる。幕板本体140は、2台分の遊技機20の幅に対応して分割された板状部材から成り、幕板本体140の上端縁が蝶番(図示せず)を介して前記島木13に連結され、この上端縁を回動中心として下端縁側を上方に持ち上げるようにして開くことができるようになっている。
【0030】
幕板本体140の正面側には、対応する遊技機20から収集された稼働状況に関する情報を表示できる機能を備えた呼出表示装置15が取り付けられており、幕板14の裏面側には、対応する遊技機20や球貸機21の各種動作に伴う情報の入出力を管理するデータ収集装置16が取り付けられている。
【0031】
ここでデータ収集装置16は、幕板本体140の裏面からあまり出っ張らないように、幕板本体140の裏面に沿ってなるべく平面状に拡がるような状態で組み付けられている。また、呼出表示装置15とデータ収集装置16とは、幕板14を間にして表裏に近接しており、幕板14の厚み程度の極めて短い配線141により連結されている。
【0032】
図5および図6に示すように、呼出表示装置15は、その中央にある画面表示部151と、画面表示部151の周囲に配された点灯ランプ部152とから成る。呼出表示装置15は、画面表示部151により、遊技場側で必要なデータである総球数、売上、それに釘調整用データや、遊技客が欲する大当たり回数等の各種データを表示可能であり、かつ点灯ランプ部152により、遊技機10における遊技状況等を点灯表示して報知可能なものである。
【0033】
画面表示部151は、液晶ユニットやCRT表示器、あるいは7セグメント表示器等によって構成され、各遊技機ごとの稼働状況に関する情報を表示できるように設定されている。かかる画面表示部151には、各種データが数字や記号、それに表やグラフで表示できるようになっている。
【0034】
点灯ランプ部152は、例えば赤、青、黄色等、それぞれ異なる色に点灯するランプやLEDによって構成され、これらの点灯に応じて、遊技場の営業時間内では、従業員が各遊技機10の稼働状況に関して知る必要がある事態(特賞発生、呼び出し、不正行為等)が発生したことを周囲からでも確認できるように構成されている。また、遊技場の営業時間の終了後には、釘調整の必要な遊技機10を、点灯ランプ部152の点灯により周囲から特定できるよう設定しても良い。なお、点灯は点滅も含む概念とする。
【0035】
また、データ収集装置16は、対応する遊技機20や球貸機21等における各種動作に伴う情報の入出力を管理する装置であり、前記呼出表示装置15に接続されており、さらに島コントローラー等を介して遊技場の管理コンピューターにも接続されている。
【0036】
このデータ収集装置16が検知、監視、制御する遊技機20の外部出力信号には、球貸機21で遊技客に貸し出す売上玉、遊技機20に打ち込んだ総ての球数である入玉、賞球として払い出された球数である出玉、それにスタート回数(始動口に球が入賞し遊技機20が特賞抽選を行う回数)や、大当たり回数(特賞抽選で大当たりが発生した回数)等、遊技機20ごとの稼働状況に関する情報が含まれている。
【0037】
幕板本体140を間にして表裏で対向し合う前記データ収集装置16と前記呼出表示装置15とは、前述したように幕板本体140を貫通してその厚み分だけの長さの極めて短い配線141で接続されている。それにより、データ収集装置16で収集された情報は、この短い配線141だけを介して呼出表示装置15に直接出力することができるように設定されている。なお、配線141の端末にコネクタを設けて、該コネクタにより前記データ収集装置16や前記呼出表示装置15に接続するようにしても良い。
【0038】
前記幕板本体140、前記データ収集装置16、および前記呼出表示装置15は、それぞれ各遊技機20毎に対応し区分けされて設けられている。すなわち、幕板本体140は2台分の遊技機20の横幅に対応した長さに分割されており、各幕板本体140毎にそれぞれデータ収集装置16と呼出表示装置15が2組ずつ設けられている。なお、幕板本体140は必ずしも2台分の遊技機20幅に対応させて分割する必要はなく、例えば、3台以上の遊技機20毎に対応させて分割しても良い。
【0039】
また、前記幕板本体140は、前述したように上端側が枢着されて下端側が上下方向に回動可能であるが、ここで幕板本体140を上方へ回動させた際に開いた状態に下方から支持可能に構成すると良い。幕板本体140を開いた状態に下方から支持可能とする具体的な手段としては、例えば、幕板本体140の下端側と遊技機島上部(筐体フレーム11等)とを連結して伸縮自在であり、幕板本体140の上方への回動に伴い延び出るように付勢するダンパーや、幕板本体140を上方へ回動させた際に下方から支持するアーム状のつっかえ棒などが該当する。なお、これらの構成は一般的であるので詳細な説明は省略する。
【0040】
図2に示すように、遊技機島中部である天板12上に、遊技機20および球貸機21は並設される。また、前後2列に並ぶ遊技機20の背面間には、球貸機21に取り込まれた紙幣を島端まで遊技機島長手方向に搬送する紙幣搬送装置22と、同じく球貸機21に取り込まれた硬貨を島端まで遊技機島長手方向に搬送する硬貨搬送装置23とが、上下に離隔して並ぶように配設されている。また、遊技機島10の一端には、前記紙幣搬送装置22や硬貨搬送装置23により島端まで搬送された紙幣と硬貨を分別して収納する金庫24(図2参照)が設置されている。
【0041】
図2に示すように、遊技機島上部には、遊技球補給装置40と上部貯留タンク31が設置されている。上部貯留タンク31は、従来のものとは異なり小さい容量に形成されている。また、遊技機島10の他端には、景品球計数機25が設置されている。景品球計数機25は、その景品球投入口26から投入された遊技球を計数し、遊技場の管理コンピューターに計数結果を送信し、また計数結果を表示部に目視可能に表示したり、印刷したレシート等を払い出す装置である。
【0042】
遊技機島10の中央部には、前述した遊技機島下部の下部貯留タンク70から導かれた遊技球を研磨しながら遊技機島上部の上部貯留タンク31に揚送するための研磨揚送装置(揚送装置)30が立設されている。研磨揚送装置30は、具体的には例えば、上下方向に延ばして掛け渡した無端環状の揚送ベルトと、その搬送面に対向して張設した研磨ベルトとを備え、両ベルト間に挟持した遊技球を揚送ベルトの回転駆動に伴い研磨しながら揚送する装置である。
【0043】
研磨揚送装置30の下部には、下部貯留タンク70から供給される遊技球を受け入れる球導入口30aが設けられており、上部にある排出口(図示せず)は、上部貯留タンク70内に遊技球を排出する状態に設けられている。なお、本実施の形態における研磨揚送装置30は、研磨装置と揚送装置を兼用するように構成したものであるが、例えば、揚送装置とは別に遊技球を研磨する研磨装置を遊技機島10の適所に配設してもかまわない。
【0044】
遊技球補給装置40は、前記研磨揚送装置30で揚送されて上部貯留タンク31に貯留された遊技球を、該遊技球補給装置40自体でも貯留するような状態で各遊技機20まで搬送して補給するための装置である。図1および図2に示すように、遊技球補給装置40は、遊技機島上部で遊技球を貯留した状態で遊技機島長手方向に搬送する搬送手段41を有する。搬送手段41は、前記研磨揚送装置30の上端部を起点として各遊技機20の上方に沿って延ばして設置した搬送路42内に、該搬送路42内で遊技球を多重に積層可能な状態で動力により搬送する駆動体であるコイルバネ45を設けて成る。
【0045】
ここで1本ずつ組み合わされる搬送路42とコイルバネ45が1組の搬送ユニットを成し、遊技機島上部において複数の搬送ユニットが横一列に隣接し合い平行に延びる状態に並設されている。本実施の形態では、遊技機島10のほぼ中央に立設された研磨揚送装置30を間にして、遊技機島10の両側にそれぞれ3組ずつの搬送ユニットが左右対称に延びるように配設されている。
【0046】
すなわち、図3において、遊技機島10の研磨揚送装置30より左側には、互いに長さの異なる3組の搬送ユニット41a,41b,41cが横一列に並設され、遊技機島10の研磨揚送装置30より右側には、同様に3組の搬送ユニット40d,40e,40fが横一列に並設されている。さらに、各搬送ユニット41a〜40fに沿って、それぞれ搬送手段41により搬送された遊技球を受け入れて、各遊技機20に分配するための補給手段50が設けられている。
【0047】
搬送手段41は、搬送路42の全長に亘って、駆動体であるコイルバネ45を回転可能な状態に設けて成る。ここで搬送路42は、例えば、下側が円形で上側が平らに開口し、上側の開口部分を細幅状の透明の平板蓋で閉じるようなU字形断面としたり、あるいは円形断面の丸パイプから構成しても良い。何れの形状であっても、コイルバネ45を収める円形部分の寸法は、コイルバネ45の外径より若干大きめに設定して自由に回転できる形状とする。
【0048】
図2〜図4に示すように、搬送路42の始端側は、上部貯留タンク31の内部に連通して研磨揚送装置30の上端部に対向する位置に配設され、また、搬送路42の終端側は、島端側に向けて延ばされた所定の位置に配設されている。コイルバネ45の始端側45aは、前記搬送路42の始端側の内部で自由に回転可能に配されている。一方、コイルバネ45の終端側45bは、前記搬送路42の終端側よりも島端側に延出して、駆動モータ49に連結されている。
【0049】
搬送手段41を成す各搬送ユニット41a〜41cは、それぞれ全長が所定長さずつ異なる大きさに形成されており、各搬送ユニット41a〜41cは、各遊技機20を隣接し合う所定数ずつグループ化した補給単位毎にそれぞれ個別に対応するように設定されている。ここで異なる「大きさ」とは、全長(長さ)のみならず、断面積や全体の容積をも含む概念である。
【0050】
すなわち、各搬送ユニット41a〜41cの始端側を、それぞれ前記研磨揚送装置30を起点として揃えて配置し、遊技機島長手方向に所定長さおきに分散して配置される各搬送ユニット41a〜41cの終端側に、各終端側の下方付近にそれぞれ位置する前記各補給単位毎に対応して、各補給単位の遊技機20に遊技球を補給する補給手段50が設けられている。
【0051】
補給手段50は、それぞれ対応する搬送手段41により搬送された遊技球を受け入れ一時貯留する貯留部51と、該貯留部51よりその下方付近に位置する各遊技機20に向かって傾斜して延び、前記貯留部51の遊技球を各遊技機20に補給する補給樋52とから成る。貯留部51は、前記搬送路42の終端側の真下に配置され、上面側が遊技球を受け入れ可能に開口した平箱状に形成され、一対の補給樋52,52は、それぞれ下方に傾斜して遊技球を流下させるように構成されている。
【0052】
各補給樋52の途中は、それぞれ遊技球が落下する分配経路を介して各遊技機20に接続されている。詳しくは、各補給樋52の途中箇所に、その真下に位置する遊技機20に対応した補給シュート53が設けられており、補給シュート53と遊技機20とは、落下する遊技球を導くジャバラ54で連通するように接続されている。遊技機20の背面側上部には、ジャバラ54の下端が接続された賞球タンク58が設けられている。
【0053】
さらにまた遊技機島下部には、図1および図2に示すように、前記下部貯留タンク70のほか、各遊技機20から排出されたアウト遊技球がそれぞれ流れる複数の流路管27と、下部貯留タンク70の下方に配され、複数の流路管27から流れたアウト遊技球を研磨揚送装置30まで移動させる遊技球移動装置80が配されている。遊技機20の下端部には、アウト遊技球を回収するためのアウト遊技球回収器201が設けられ、アウト遊技球回収器201の下流には、アウト遊技球を計数するためのアウト遊技球計数器202が配されている。
【0054】
流路管27は、その一端側がアウト遊技球計数器202に連結され、その他端側が一対の天板12の間の隙間12aおよび下部貯留タンク70内を通って遊技球移動装置80に連結されている。流路管27は、その他端側が遊技球移動装置80に連結されることで、流路管27を流れるアウト遊技球の全部が漏れなく遊技球移動装置80に流れ込むように形成されている。
【0055】
遊技球移動装置80は、アウト遊技球を略水平方向へ強制的に搬送するための複数のベルトコンベヤ81,82を備えている。また、遊技球移動装置80は、下部貯留タンク70内の遊技球が流れ込み、流れ込んだ遊技球が研磨揚送装置30へ移動するように構成されている。すなわち、遊技客が使用したアウト遊技球を最優先して研磨揚送装置30へ移送するようになっている。本実施の形態においては、遊技球移動装置80は、2つのベルトコンベヤ81,82を備えているが、3つ以上のベルトコンベヤ81,82を備えていても良い。
【0056】
下部貯留タンク70は、遊技機島10の中央部に配された研磨揚送装置30を中心にして遊技機島10の左右両側に3つずつ連設されている。各下部貯留タンク70は、その底部71の中央へ向かって遊技球が流れるように形成されている。各下部貯留タンク70の底部71の中央部には、排出口72がそれぞれ開設され、各排出口72を開閉することで、下部貯留タンク70内から遊技球移動装置80への遊技球の流れを制御するための開閉手段90がそれぞれ配されている。
【0057】
開閉手段90は、上部貯留タンク31内の遊技球が所定の貯留レベルより低くなると、6つの開閉手段90の中で開放動作の履歴の古いものから優先的に開放されるものであり、6つの下部貯留タンク70内の遊技球が、下部貯留タンク70の間で偏りなく研磨揚送装置30で研磨されるようになり、遊技球が下部貯留タンク70内で長期間滞留しないようにし、下部貯留タンク70内における遊技球の錆の発生を防止することができるものである。
【0058】
また、下部貯留タンク70は、リサイクル材である木質複合材により構成すると良い。かかる木質複合材の内部に中空部を設けると共に、遊技球が接する内壁面に数多の小孔を形成して多孔面とすれば、下部貯留タンク70の内部における音の共鳴を除去することができる。また、下部貯留タンク70を含む遊技機島下部は、フロア面との間に下部空間を空けて配設されるから、遊技客が足を伸ばしてリラックスすることができる。さらに、遊技機島下部の下面側に沿って、遊技機島長手方向に並ぶように演出用の照明手段17が配設されている。
【0059】
次に、前記幕板14および遊技機島10全体の作用を説明する。
本遊技機島10において、その遊技機島上部の外壁をなす幕板14は、遊技機島上部に開閉可能に装着される幕板本体140を有し、この幕板本体140の裏面側にデータ収集装置16を取り付ける。それにより、幕板本体140を開くとそれに伴い、幕板本体140の裏面側に取り付けてあるデータ収集装置16も幕板本体140と一緒に開く方向に移動する。
【0060】
従って、幕板14を開いた際に従来技術のように、遊技機島上部の内部で島木13などに吊り下げられたデータ収集装置が他の関連設備の手前に位置するようなことがなく、遊技球搬送装置40の搬送手段41や補給手段50などの関連設備を保守・点検する際、データ収集装置16が邪魔になる虞がない。特にデータ収集装置16は、幕板本体140の裏面に沿ってなるべく平面状に拡がるような状態で組み付けられており、幕板本体140の裏面からあまり出っ張らないため、幕板本体140を開いた際に外部からの広い視界を確保することができる。
【0061】
また、幕板本体140の正面側に、前記遊技機20における各種状況を表示して報知可能な呼出表示装置15を取り付けることで、幕板本体140の正面側を表示用スペースとして有効に活用することができる。呼出表示装置15とデータ収集装置16とは、幕板本体140を間にして表裏で対向し合うことになり、ここで両者を、幕板本体140を貫通してその厚み分だけの長さの配線141で接続することができる。
【0062】
すなわち、データ収集装置16で管理する情報を、極めて短い配線141によって呼出表示装置15に出力することができる。そのため、呼出表示装置15とデータ収集装置16とを結ぶ配線141の長さを大幅に短縮することができ、組み立て時における配線作業を簡便に行うことができ、配線ミス等の作業不良も低減されると共に、配線141が長く延びたり入り組むことがなく、ノイズの発生を防止することができ、呼出表示装置15における表示信頼性も向上する。
【0063】
呼出表示装置15は、その点灯ランプ部152の点灯により遊技客が店員を呼び出すための呼出ランプ機能に加えて、前記データ収集装置16により収集された遊技機20の稼働状況に関する情報を、画面表示部151で表示することができる。ここで「稼働状況に関する情報」としては、具体的には例えば、遊技客に有益なデータとしてスタート回数や大当たり回数等があり、遊技場にとって必要なデータとして総球数、売上や粗利、それに釘調整用データ等がある。
【0064】
特に、遊技客にとって有益な情報を遊技機20毎にその場で提供することにより、いっそうと遊技客に対するサービスを向上させることができる。また、釘調整用データは、遊技者に開示するデータではなく、遊技場の従業員や経営者が釘調整を行う際に必要となるデータである。さらに、釘調整が必要な特定の遊技機20に対応した呼出表示装置15の点灯ランプ部152を点灯させるようにすれば、当該台を遊技場にて広く報知することができ、釘調整する店員の台探しの手間を省くことができる。
【0065】
また、前記幕板本体140、前記データ収集装置16、および前記呼出表示装置15を、それぞれ各遊技機20毎に対応するように区分けし、幕板本体140を2台分の遊技機20幅に対応した領域毎に分割したことにより、個々の幕板本体140の大きさが小振りとなるから、幕板本体140の装着作業を簡単に行うこともでき、また、遊技機島上部の内部を保守・点検する際に、個々の幕板本体140毎に容易に開閉することができる。
【0066】
さらにまた、幕板本体140の上端側を枢着して下端側を上下方向に回動可能とし、該幕板本体140を上方へ回動させた際に開いた状態で下方から支持可能としたことにより、幕板本体140を開いた状態に維持することが可能となり、遊技機島上部の内部にある遊技球補給装置40などを極めて容易に保守・点検することができる。
【0067】
次に、遊技機島10において、遊技機島上部に貯留されている遊技球がどのように各遊技機に補給されるかについても説明する。図2に示す遊技機島10において、研磨揚送装置30で研磨されつつ揚送された遊技球は、この研磨揚送装置30を起点として遊技機島上部の左右にそれぞれ延びる遊技球補給装置40により、遊技機島長手方向に搬送されて各遊技機20に補給される。
【0068】
研磨揚送装置30から排出された球は、そのまま上部貯留タンク31に導入されるが、遊技球補給装置40で、遊技機島長手方向に亘って遊技球を貯留した状態で搬送することができるから、遊技機島上部における遊技球の貯留は、従来のように大型タンクに集中させる必要がない。
【0069】
そのため、研磨揚送装置30の上端部に併設した上部貯留タンク31は、その容量も小さくて済み大幅に小型化することが可能となり、従来の大型タンクにより定まっていた遊技機島20の全高を低く抑えて設計することができる。また、必要最小限しか遊技球を貯留しない上部貯留タンク31内では、従来の大型タンクに見られたように、一部の遊技球がいわゆる死球として長期間残留してしまうような虞もない。
【0070】
上部貯留タンク31内に始端側が連通している搬送手段41が稼動すると、上部貯留タンク31内の遊技球は搬送手段41の上流側から取り込まれて、動力により強制的に各遊技機20の上方に沿って遊技機島長手方向に搬送される。ここで搬送手段41は、前述したように遊技機島10の左右両側にそれぞれ3組ずつ延びる搬送ユニット41a〜41fに分かれており、図3に示すように、各搬送ユニット41a,41b…は、それぞれ計8台の遊技機20をグループ化した補給単位に対応する。それにより、個々の遊技機20において実際必要な補給量に応じるように、遊技球を適切にきめ細かく各遊技機20まで迅速に搬送することが可能となる。
【0071】
各搬送ユニット41a,41b…では、研磨揚送装置30を起点として各遊技機20の上方に沿って延びる搬送路42内に、遊技球を多重に積層可能な状態で回転駆動するコイルバネ45が設けられており、駆動モータ49によるコイルバネ45の回転駆動により、遊技球は搬送路42内で多重に積層した状態のまま遊技機島長手方向に搬送される。このように遊技球補給装置40では、遊技機島長手方向に分散して貯留される遊技球がそのまま移動するので、遊技機島長手方向に亘るほぼ全域において、何処でも少ない搬送時間で各遊技機20まで効率良く迅速に遊技球を搬送することが可能となる。
【0072】
各搬送ユニット41a,41b…において、遊技機島長手方向に分散して配置される終端側まで遊技球が搬送されると、今度は補給手段50によって、ちょうど下方付近に位置する補給単位の各遊技機20に対して、動力を使うことなくスムーズに遊技球を分配して補給することができる。すなわち、コイルバネ45の回転駆動に伴い搬送路42の終端側まで移動した遊技球は、そのまま球出口部から落下して貯留部51に導入される。
【0073】
貯留部51に一時貯留された遊技球は、底面部の傾斜により左右均等に振り分けられて、底面部の左右両端に連なり分岐して延びる一対の補給樋52,52に随時導入される。各補給樋52は、その下方に位置する前後4台の遊技機10の上方を通るように傾斜して延びており、補給樋52を流下する遊技球は、補給シュート53やジャバラ54を介して真下に並ぶ各遊技機20へ適宜補給される。それにより、遊技球を貯留した状態のまま動力で搬送した後、補給手段50により、そのまま続けて各遊技機20まで円滑に分配することができる。
【0074】
補給手段50の貯留部51では、搬送された後の遊技球を各遊技機20に分配する前に所定量貯留できるので、大当たり発生により急に各遊技機20で遊技球が必要になった場合でも、搬送手段41による搬送を待たずして各遊技機20に迅速に遊技球を補給することが可能となる。ここで貯留部51の容量はさほど大きくする必要はなく、遊技球を流下させる一対の補給樋52,52に対して、即座にある程度まとめて遊技球を供給できる程度であれば足りる。
【0075】
また、一対の補給樋52,52も含めて貯留部51が遊技球で満杯になった場合には、溢れ出る遊技球は貯留部51の底面部より上方に積み重なり、オーバーフロー管56の球入口56aにあるフランジを乗り越えるようにしてその内部へ落下し、このオーバーフロー管56を介して下部貯留タンク70まで円滑に還元される。それにより、遊技機島上部における余分な遊技球の貯留をなくすと共に、補給手段50において最適な貯留量を維持することができる。
【0076】
次に、遊技機島10において、アウト遊技球、および遊技機島上部から溢れた遊技球がどのように処理されるかについても説明する。遊技機島10の各遊技機20から排出されたアウト遊技球は、アウト遊技球回収器201からアウト遊技球計数器202に流れる。アウト遊技球計数器202で計数されたアウト遊技球は、流路管27を通って遊技球移動装置80に流れ込む。
【0077】
開閉手段90が閉じ状態にあるとき、遊技球移動装置80のベルトコンベヤ81,82は低速で運転されている。それにより、アウト遊技球を研磨揚送装置30に移送することができる。研磨揚送装置30でアウト遊技球は研磨されながら上部貯留タンク31に揚送される。上部貯留タンク31内の遊技球が所定の貯留レベルより低くなると、6つの開閉手段90の中で開放履歴の古いものが開放される。開閉手段90が開放されると、ベルトコンベヤ81,82は低速から高速で運転される。開閉手段90が開放状態にあるため、下部貯留タンク70内の遊技球が遊技球移動装置80に流れ込む。
【0078】
アウト遊技球は、流路管27を通って遊技球移動装置80に流れ込むようになっているので、アウト遊技球および下部貯留タンク70内の遊技球を滞留することなく、優先的に研磨揚送装置30に移送することができる。アウト遊技球および下部貯留タンク70内の遊技球は研磨揚送装置30により研磨されながら上部貯留タンク31に揚送される。上部貯留タンク31が所定の貯留レベルに達すると、開閉手段90は閉じ動作し、ベルトコンベヤ81,82は高速から低速で運転され、アウト遊技球のみを研磨揚送装置30へ移送するようになる。
【0079】
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は前述した実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。例えば、前記実施の形態では、搬送手段41の搬送路42を下側が円形で上側が平らに開口し、上側の開口部分を細幅状の透明の平板蓋で閉じるようなU字形断面としたが、搬送路42の底面にスリットを穿設し、該スリットより分離されるゴミ等の異物を受ける受け面を設けても良い。
【0080】
また、前記搬送路42のうち透明材質で形成するのは平板蓋に限られるものではなく、U字形断面の一部を透明材質で形成すれば、外部より搬送路42の内側の様子を確認することが可能となり、容易に保守・点検を行うことができる。さらに、前記搬送手段41の駆動体をコイルバネ45として説明したが、駆動体はコイルバネ45に限定されるものではなく、他に例えば、ベルトコンベヤやスクリュー等によって構成しても良い。
【0081】
また、前記実施の形態では、前記幕板本体140を間にして表裏で対向し合う前記データ収集装置16と前記呼出表示装置15とを、幕板本体140を貫通してその厚み分だけの長さの配線141で接続したが、別の実施の形態として、前記幕板本体140に中継基板を設けておき、この中継基板を介して前記データ収集装置16と前記呼出表示装置15とを接続するように構成すれば、その分、配線141を削減することができる。
【0082】
一般に中継基板は、周知の薄膜形成技術等により微細で複雑な回路導体のパターンを形成することが可能であり、前記呼出表示装置15等の略全てを所定の配置位置において中継基板に半田付けなどにより接続し、各端子間の配線を全てこの中継基板の回路導体により行うことが可能となる。また、中継基板に対する前記データ収集装置16や前記呼出表示装置15の接続は、半田付けの他にコネクタを介して中継基板の回路導体に接続するようにしても良い。
【0083】
【発明の効果】
本発明に係る遊技機島の幕板によれば、遊技機島上部の外壁をなすように開閉可能に装着される幕板本体を有し、この幕板本体の裏面側に、遊技機における各種動作に伴う情報の入出力を管理するデータ収集装置を取り付けることで、幕板本体を開くとそれに伴い、幕板本体の裏面側に取り付けてあるデータ収集装置も幕板本体と一緒に開く方向に移動する。従って、幕板を開いた際に従来技術のように、遊技機島上部の内部に吊り下げるように取り付けられたデータ収集装置が他の関連設備の手前に位置するようなことがなく、補給樋などの関連設備をデータ収集装置に邪魔されることなく容易に保守・点検することができる。
【0084】
また、前記幕板本体の正面側に、遊技機における各種状況を表示して報知可能な呼出表示装置を取り付ければ、幕板本体の正面側を表示用スペースとして有効に活用することができる。ここで幕板本体を間にして表裏で対向し合う前記データ収集装置と前記呼出表示装置とを、幕板本体を貫通してその厚み分だけの長さの配線あるいは幕板本体に設けた中継基板により接続すれば、データ収集装置で管理する情報を呼出表示装置に出力することができ、両者を結ぶ配線を極力短く設定することができるので、配線作業を簡便に行うことができ、また配線が長く延びたり入り組むことがなくノイズの発生を防止することができる。
更に、遊技場や遊技客にとって有効な情報を、遊技設備と遊技球による静電気から守ることができ、信頼性の高い情報を収集することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る幕板を備えた遊技機島を示す縦断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る幕板を備えた遊技機島を一部破断して示す正面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る幕板を備えた遊技機島を一部破断して示す平面図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る幕板を備えた遊技機島の片側半分を一部破断して拡大して示す平面図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る幕板を備えた遊技機島の要部を拡大して示す正面図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係る幕板を備えた遊技機島の要部を拡大して示す縦断面図である。
【符号の説明】
10…遊技機島
10a…島枠
11…筐体フレーム
12…天板
13…島木
14…幕板
140…幕板本体
141…配線
15…呼出表示装置
151…画面表示部
152…点灯ランプ部
16…データ収集装置
17…照明手段
20…遊技機
21…球貸機
22…紙幣搬送装置
23…硬貨搬送装置
24…金庫
25…景品球計数機
26…景品球投入口
27…流路管
30…研磨揚送装置
30a…球導入口
31…上部貯留タンク
40…遊技球補給装置
41…搬送手段
42…搬送路
45…コイルバネ
49…駆動モータ
50…補給手段
51…貯留部
52…補給樋
53…補給シュート
54…ジャバラ
58…賞球タンク
70…下部貯留タンク
80…遊技球移動装置
90…開閉手段

Claims (7)

  1. 複数の遊技機を並設して成る遊技機島に設けられ、前記複数の遊技機の上方に位置する遊技機島上部の外壁をなす幕板において、
    前記遊技機島上部に開閉可能に装着する幕板本体を有し、
    前記幕板本体の裏面側に、前記遊技機における各種動作に伴う情報の入出力を管理するデータ収集装置を取り付けたことを特徴とする遊技機島の幕板。
  2. 前記幕板本体の正面側に、前記遊技機における各種状況を表示して報知可能な呼出表示装置を取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機島の幕板。
  3. 前記幕板本体を間にして表裏で対向し合う前記データ収集装置と前記呼出表示装置とを、前記幕板本体を貫通してその厚み分だけの長さの配線で接続したことを特徴とする請求項2に記載の遊技機島の幕板。
  4. 前記幕板本体を間にして表裏で対向し合う前記データ収集装置と前記呼出表示装置とを、前記幕板本体に設けた中継基板を介して接続したことを特徴とする請求項2に記載の遊技機島の幕板。
  5. 前記呼出表示装置は、前記データ収集装置により収集された前記遊技機の稼働状況に関する情報も表示可能であることを特徴とする請求項2,3または4に記載の遊技機島の幕板。
  6. 前記幕板本体、前記データ収集装置、および前記呼出表示装置は、それぞれ前記各遊技機毎に対応し区分けされ、前記幕板本体は、少なくとも前記複数の遊技機を1区分として設けられることを特徴とする請求項2,3,4または5に記載の遊技機島の幕板。
  7. 前記幕板本体は、その上端側が枢着されて下端側が上下方向に回動可能であり、該幕板本体を上方へ回動させた際に開いた状態に下方から支持可能であることを特徴とする請求項1,2,3,4,5または6に記載の遊技機島の幕板。
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