JP2005033339A - 画像形成装置、画像処理装置および画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スキャナから入力する画像信号に対して、操作パネルのボタンに関連付けた調整値セットに基づく画像処理を行い画像として出力するデジタル複写装置において、前記ボタンは、前記調整値セットを調整した後に表示する。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば複写対象から画像データを得る画像読取装置を備える画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、画像形成装置では、原稿画像とコピー画像の濃度などの関係を調整できる画像調整機能が利用されている。例えば、複写対象である原稿の種類に応じたカラーバランス、シャープネス、γ特性等の所定の調整値セットを調整モードとして選択可能なフルカラー作像装置において、選択された調整モードの画質メニューの調整に関係のない調整項目キーを表示させないようにする技術が知られている(特許文献1)。
【0003】
しかし、個別の項目をユーザが任意に調整して的確な出力を得るのは困難なのが実情である。この問題を解消するため、原稿モード選択機能というものがある。
【0004】
原稿モード選択機能とは、例えば文字のみを含む文字原稿や、写真のみを含む写真原稿や、文字と写真が混在する原稿等の複写対象の種類に応じて、調整値セットを予め複数用意してあり、これらの調整値セットから任意のセットをユーザが、あるいは画像形成装置が自動で、選択する機能である。
【0005】
原稿モードを選択し、その原稿モードでの設定値をベースにしてユーザが微調整を行うことも可能である。
【0006】
【特許文献1】
特開平5−130398号公報(要約、請求項1、図4,5、段落[0021]〜[0032]等)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
各原稿モードの設定値セットとは微妙に異なる設定値を利用する頻度の多いユーザに対しては、各原稿モードをそのユーザ専用の設定値にカスタマイズすることも考えられるが、この場合、今まで利用していた画像調整機能を使用できなくなく問題があった。
【0008】
この発明の目的は、初期の画像調整機能を利用でき、要求される原稿に対応した画像調整機能も利用できる画像読取装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は、入力する画像信号に対して、操作部のオブジェクトに関連付けた調整値セットに基づく画像処理を行い画像として出力する画像形成装置において、前記オブジェクトは、前記調整値セットを調整した後に表示することを特徴とする画像形成装置を提供するものである。
【0010】
また、この発明は、原稿画像を読み取って第1の画像信号を生成する画像読取部と、前記第1の画像信号に施す画像処理に使用する調整値セットを調整する操作部と、前記調整値セットに関連付けられたオブジェクトを表示する表示部と、前記調整値セットに基づいて前記第1の画像信号に前記画像処理を施して第2の画像信号を生成して出力する画像処理部と、前記第2の画像信号に基づいて画像を形成する画像形成部を備える画像形成装置であって、前記表示部は、前記調整値セットを調整した後に前記オブジェクトを表示することを特徴とする画像形成装置を提供するものである。
【0011】
さらに、この発明は、原稿画像を読み取って第1の画像信号を生成する画像読取部と、前記第1の画像信号に施す画像処理に使用する調整値セットを調整する操作部と、前記調整値セットに関連付けられたオブジェクトを表示する表示部と、第2の画像信号に基づいて画像を形成する画像形成部を備える画像形成装置に接続する画像処理装置であって、前記画像処理装置は、前記第1の画像信号に対して、前記調整値セットに基づいて前記画像処理を施して前記第2の画像信号を生成して前記第2の画像信号を前記画像形成部へと出力し、前記表示部は、前記調整値セットを調整した後に前記オブジェクトを表示することを特徴とする画像処理装置を提供するものである。
【0012】
また、この発明は、入力する画像信号に対して、表示するオブジェクトに関連付けた調整値セットに基づく画像処理を行い画像として出力する画像形成方法において、前記オブジェクトは、前記調整値セットを調整した後に表示することを特徴とする画像形成方法を提供するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、図面を用いて、画像形成装置の実施の形態としてのデジタル複写機について説明する。
【0014】
図1に示されるように、デジタル複写装置1は、原稿画像を読み取って第1の画像信号を生成する画像読取部としてのスキャナ(画像読取装置)100、および第2の画像信号に基づいて画像を形成する画像形成部としての画像形成部120を備える。スキャナ100には、自動原稿送り装置(ADF)140が設けられている。
【0015】
スキャナ100は、原稿テーブル101を有している。原稿テーブル101は、本等の立体物あるいはシート状の原稿である複写対象を保持する。
【0016】
原稿テーブル101の下方でスキャナ100内の所定の位置には、原稿Pの画像情報を電気信号に変換する光電変換素子(CCDセンサ)102が設けられている。CCDセンサ102には、原稿テーブル101にセットされた原稿Pの画像情報が、後述する複数のミラーを介して伝達される。
【0017】
原稿テーブル101の下方で原稿テーブル101に沿った空間には、原稿テーブル101に向けて光を放射する照明ランプ103と、照明ランプ103が放射する光を原稿テーブル101の所定の位置に集光するリフレクタ104が設けられている。照明ランプ103とリフレクタ104は、図示しないレールの上を移動されることで原稿テーブル101の面に沿って往復動可能な第1キャリッジ105に固定されている。
【0018】
第1キャリッジ105には、照明ランプ103およびリフレクタ104からの照明光により照明された原稿Pからの反射光、すなわち原稿Pの画像情報を所定の方向に案内する画像取出ミラー106が設けられている。なお、以下説明のため、原稿Pからの反射光は、画像光と呼称する。
【0019】
第1キャリッジ105の近傍であって、画像取出ミラー106により捕獲された原稿P1からの画像光が反射される方向には、第1キャリッジ105に追従して移動される第2キャリッジ107が設けられている。
【0020】
第2キャリッジ107には、画像取出ミラー106からの画像光を、90°ずつ折り曲げる第1画像ミラー108および第2画像ミラー109が設けられている。
【0021】
第2画像ミラー109で反射された画像光は、レンズ110に案内され、レンズ110により所定の結像倍率が与えられるとともに、レンズ110の焦点位置に配置されているCCDセンサ102に結像される。
【0022】
CCDセンサ102は、画像処理部111と接続され、入力した画像光を電気信号である画像信号に光電変換する。画像処理部111は、入力した画像信号に、後で詳細に説明する所定の画像処理をし、第1の画像信号としての画像情報を出力する。
【0023】
画像形成部120は、露光装置121、感光体ドラム122、現像装置123、定着装置124等を有している。
【0024】
露光装置121は、後述する画像処理部が出力する画像信号基づいて、光強度が変化されたレーザビームを出力する。上述したデジタル複写装置1においては、予め所定の電位に帯電されている感光体ドラム122の外周面に、露光装置121から出力されるレーザビームが照射される。
【0025】
これにより、感光体ドラム122の所定の位置に、複写すべき画像に対応した静電像すなわち静電潜像が形成される。
【0026】
感光体ドラム122に形成された図示しない静電潜像は、現像装置123によってトナー像に変換される。感光体ドラム122の表面に形成された図示しないトナー像は、符号を付さない転写装置と対向する転写位置で、シートカセット125に収容されている用紙Qに転写される。
【0027】
用紙Qは、ピックアップローラ126により、シートカセット125から1枚ずつ取り出され、感光体ドラム122へ向けて、搬送路127を、搬送される。
【0028】
搬送路127を搬送されている用紙Qは、アライニングローラ128により、感光体ドラム122により保持されているトナー像の用紙Q上の位置が原稿Pの画像の位置と一致するよう、一旦停止された後、タイミングが整合されて、詳述しない転写装置と感光体ドラム122とが対向する転写位置に案内される。
【0029】
用紙Qに転写された図示しないトナーは、用紙Qが移動されることで定着装置124に搬送され、用紙に固着すなわち定着される。
【0030】
定着装置124により図示しないトナー、すなわち読取対象物の画像の複写像または外部装置から供給された画像情報に対応する出力画像が定着された用紙Qは、排紙ローラ129により、スキャナ100とシートカセット125との間に定義される空間、すなわち画像出力媒体保持部(トレイ)130に排出される。
【0031】
図2は、図1に示したデジタル複写装置1の電気的接続および制御のための信号の流れを説明するブロック図を示す。
【0032】
図2に示されるように、メインCPU(セントラル・プロセッシング・ユニット)201を含む制御部200は、スキャナ部100を制御するスキャナCPU221を含むスキャナ制御部220と、画像形成部(プリンタ部)120を制御するプリンタCPU241を含むプリンタ制御部240と、画像処理部111と、コントロールパネル260と、セレクタ(バスコントローラ)270とバスラインで接続されている。
【0033】
このセレクタ270は、HDD271と、ファクシミリ送受信部272と、ページメモリ273と、ネットワークI/F271とバスラインで接続されている。また、画像処理部111は、ファクシミリ送受信部272と、ページメモリ273とバスラインで接続されている。
【0034】
メイン制御部200は、メインCPU201、ROM202、RAM203、NVRAM204を含む。ROM202には、デジタル複写装置1の各部を総括的に制御するプログラム、電子メールを解析あるいは作成するための専用プログラムなどが格納される。RAM203には、メインCPU201が所定の処理動作をするために必要となるワークエリアなどが形成される。メインCPU201はROM202に格納されたプログラムを実行することにより、デジタル複写装置1の各部を総括的に制御する。
【0035】
NVRAM(持久ランダム・アクセス・メモリ:non volatile RAM)204は、バッテリ(図示しない)にバックアップされた不揮発性のメモリであり、電源を遮断しても記憶データを保持できる。また、NVRAMは、後で詳細に説明するように、画像調整機能である原稿モードで利用される初期設定モードの設定値セットを格納する設定値保存メモリ205と、原稿モードで利用されるユーザモードの調整値セットを保存する調整値セット保存メモリ206を含む。
【0036】
コントロールパネル260は、コントロールパネルCPU261、フラッシュROM262、RAM263、表示部264、操作部265を含む。コントロールパネル260から上記の調整値セットの選択や調整が行われる。フラッシュROM262には、表示部264及び操作部265を制御するためのプログラムがファームウェア(F/W)として格納されている。コントロールパネルCPU261は、操作部265やメインCPU201からの入力により、フラッシュROM262に記憶されたプログラムを実行し、表示部124に表示される情報を制御する。
【0037】
スキャナ制御部220は、スキャナCPU221、フラッシュROM222、RAM223を含む。フラッシュROM222には、スキャナ制御部220の画像読取動作などを制御するプログラムがF/Wとして格納されている。スキャナCPU221は、フラッシュROM222に格納されるプログラムを実行し、スキャナ100を動作させる。例えば、上に説明したように、原稿Pの画像を読み取り、画像処理部111に送る。なお、以下説明のため、スキャナ100の読取動作とは、原稿Pに照明ランプ103からの光が照明され、この原稿Pからの反射光がCCDセンサ102に入力し、光電変換された画像データとして画像信号処理部111に出力されるまでの動作として定義される。
【0038】
画像処理部111は、スキャナ制御部220から送られた画像データ、すなわちCCDセンサ102から出力された画像データ、に所定の画像処理を施す。たとえば、増幅され、所定のスレショルドレベルにスレショルドされ、文字情報や画像情報として認識された画像データとして出力される。この画像データは、ファクシミリ送受信部272、あるいは、ページメモリ273に出力される。画像処理部111は上記調整値セットに基づいて、例えば上記画像データに、濃度調整やフィルタリング調整、ハーフトーン処理調整、圧縮率調整、下地濃度調整、色変換調整、識別像域調整、スムージング機能の利用/停止などを行う。
【0039】
プリンタ制御部240は、プリンタCPU241、フラッシュROM242、RAM243を含む。フラッシュROM242には、プリンタ制御部240の画像形成動作を制御するプログラムがF/Wとして格納されている。プリンタCPU241は、フラッシュROM242に格納されるプログラムを実行し、画像形成部120を動作させる。例えば、上に説明したように、スキャナ100により読み取られた原稿Pの画像データに基づき、原稿Qに画像を形成する。なお、以下説明のため、画像形成部120の画像形成動作とは、画像処理部111から出力された画像データに応じるレーザビームが帯電されている感光体ドラム122に照射され、複写すべき画像に対応した静電潜像が形成され、現像装置123により変換されたトナー像が転写され、定着装置124により用紙Qに定着されるまでの動作として定義される。
【0040】
セレクタ270は、メイン制御部200に制御され各種データの送信先をコントロールする。ページメモリ273は、画像形成部120で画像形成される画像データを複数ページ分の画像データとして記憶できる領域を有し、この画像データを例えば原稿Pの画像を画像が形成される原稿Qに応じて所定の回転方向、圧縮率、伸長率、解像度に変換できる。ファクシミリ送受信部272は、ネットワークI/F274を介して電話回線あるいはインターネット等と接続できる。
【0041】
HDD271には、例えば、スキャナ100で読取られ画像処理部111から出力された画像データや、ネットワークI/Fを介して受信される電子メールなどが記憶されている。また、スキャナ100、画像形成部120等の各装置を動作させるための各種アプリケーションソフトなどが記憶されている。
【0042】
次に、上に説明したデジタル複写装置1に適用可能な原稿モードのうちユーザモードの設定方法および調整方法について説明する。
【0043】
なお、原稿モードとは、原稿の種類に応じて、スキャナ100で読み取られた画像データを処理することにより、読取対象としての原稿Pの画質を良好に用紙Qに再現するための画質調整機能として定義される。
【0044】
原稿モードには、例えば、複写対象が文字と写真が混在する原稿であった場合良好な画質の画像を形成可能な標準モードと、複写対象が文字のみの原稿であった場合良好な画質の画像を形成可能な文字モードと、複写対象が写真のみの原稿であった場合良好な画質の画像を形成可能な写真モードとが含まれる。
【0045】
標準モード、文字モードおよび写真モードは、デジタル複写装置1に予め用意されている原稿モードであって、ユーザは、複写対象に応じて原稿モードの種類を選択できる。
【0046】
複写対象は、標準モードが選択されると、基準値セットXAに基づき画像処理される。文字モードが選択されると、基準値セットXBに基づき画像処理される。写真モードが選択されると、基準値セットXCに基づき画像処理される。すなわち、原稿モードのうち所定のモードが選択されると、それぞれの基準値セットに基づき画像処理される。
【0047】
なお、原稿モードの種類としては、この3つに限られず、例えば、複写対象が雑誌やカタログなどグラビア印刷による写真原稿であった場合良好な画質の画像を形成可能な印刷写真モード、複写対象が細かい図形や文字を含む原稿であった場合良好な画質の画像を形成可能な地図モード、あるいは、図示しない所定の認識機構を用いて、複写対象の原稿のパターンを認識し、それぞれの原稿パターンに応じた基準値セットに基づく画像処理をする自動モード等が利用可能である。
【0048】
ユーザモードは、所定の基準値セットを設定可能なモードであって、たとえば、ユーザがよく使用する複写対象に応じたユーザモードが設定されることにより、上に説明した種類の原稿以外であっても、読取対象としての原稿Pの画質の画像を良好に用紙Qに再現できる。
【0049】
図3は、このユーザモードの設定方法および調整方法の一例を説明するフローチャートを示す。
【0050】
まずユーザモードを設定するため、ユーザモードの所定の基準値を調整可能な調整モードを選択する。この調整モードは、表示部264に表示されるあるいは操作部245に設けられた所定のスイッチあるいはボタンをデジタル複写装置1の電源がONされた直後に押すことで選択される。すなわち、調整モードのログインコードが入力される(S1)。
【0051】
なお、調整モードの選択方法は、これに限られず、例えば、表示部264あるいは操作部245のスイッチあるいはボタンを押しながら、デジタル複写装置1の電源をONする方法であってもよい。
【0052】
調整モードが選択されると、デジタル複写装置1は、ユーザモードが調整可能な状態になるため、例えばサービスマン等により操作可能なサービスマン調整モード状態となる(S2)。
【0053】
操作部245の数字入力キー(以下テンキー)266により、所定の数字、例えばコード番号「1000」が入力される。コード番号「1000」が入力されると、メインCPU201により、コード番号「1000」として定義されているユーザモードが選択される(S3−YES)。
【0054】
なお、コード番号「1000」が入力されても、ユーザモードを設定できる準備が不十分であった場合は、ユーザモードが設定されるメニュー機能が有効ではないとして終了される(S3−NO)。
【0055】
ユーザモードが選択されると、テンキー266あるいは表示部の所定の選択キーにより、原稿モードのうち標準・文字・写真モードのいずれか1つが、基本設定モードとして選択される(S4)。
【0056】
選択された基本設定モード、たとえば文字モードの基準値セットXBは、メインCPU201により、NVRAM204の第1記憶領域(基本メモリ領域)205から呼び出され、ユーザモードの基準値セットとしてRAM203に格納される(S5)。
【0057】
ステップS4で基本設定モードとして設定された原稿モードの種類、ここでは文字モードがユーザモードの呼び出し値Yとしてユーザメモリ領域206保存される(S6)。この時点では、RAM203に格納されるユーザモードの調整値セットは、文字モードの基準値セットXBと同じ値である。
【0058】
文字モードの基準値セットXBと異なる値に調整されるべき調整項目は、調整項目コードの入力により呼び出される。すなわち、テンキー266からの所定の数字、例えばコード番号「1100」の入力により、メインCPU201でコード番号「1100」として定義されている調整項目が呼び出され、選択される(S7)。
【0059】
調整項目コードの入力により、表示部264には、選択された調整項目の調整値がRAM203から呼び出されて表示される。この調整値は、この時点では文字モードの基準値セットXBに含まれる設定値と同じデータであり、所望の調整値が入力されると、ROM203に記憶されている調整値が変更される(S8)。
【0060】
この時点でRAM203に記憶されている、この所望の調整値に調整された調整項目を含む調整値セットをここではユーザ調整値セットXDと呼ぶ。
【0061】
ユーザ調整値セットXDのうち変更された調整項目の値、すなわちユーザ調整値Xdのみ、NVRAM204の第2記憶領域(ユーザメモリ領域)206に保存される(S9)。
【0062】
また、呼び出し値Yは基準値セットの値そのものではなく、基本メモリ領域205に記憶されている基準値セットと関連付けを行うものである。後に、CPU201がユーザメモリ領域206に記憶されたこの呼び出し値Yに基づいて、基本メモリ領域に記憶されている文字モードの基準値セットを読みだす。
【0063】
調整されるべき調整項目の調整値の調整・変更を終了するか否かを表示部264あるいは操作部265にて選択する(S10)。
【0064】
終了しないよう選択すると、再びステップS6を行う。終了が指示されると、例えば通常の複写動作が可能な状態となる。また、調整値の入力終了の判定を画面にて選択する方式ではなく、必要な調整値コード番号と調整値を入力し終わった後に、本体の電源を立ち上げなおす方式でもよい。
【0065】
なお、上に説明したとおりユーザモードが既に設定されている場合、同様にして、調整モードからユーザモードが設定可能な状態で、ステップS4において、基本設定モードとして標準モードが選択されると、基本メモリ領域205から標準モードの基準値セットXAが呼び出され、ユーザモードの基準値セットとしてRAM203に格納される(S11)。
【0066】
調整されるべき調整項目がユーザ調整値Xeとして調整・変更されると、前にユーザメモリ領域206に保存されているユーザ調整値Xdは消去され、ステップS4で基本設定モードとして設定された標準モードがユーザモードの呼び出し値として保存される(S12)。
【0067】
ユーザメモリ領域206にはユーザ調整値Xeが保存され、調整されるべき調整項目の調整値の調整・変更が終了する。
【0068】
また、ステップS4において、基本設定モードとして写真モードが選択された場合も同様にして、基本メモリ領域205から写真モードの基準値セットXCが呼び出され、ユーザモードの基準値セットとしてRAM203に格納される(S13)。
【0069】
調整されるべき調整項目がユーザ調整値Xfとして調整・変更されると、ユーザメモリ領域206に保存されているユーザ調整値は消去され、ステップS4で基本設定モードとして設定された写真モードがユーザモードの呼び出し値として保存される(S14)。
【0070】
ユーザメモリ領域206にはユーザ調整値Xfが保存され、調整されるべき調整項目の調整値の調整・変更が終了する。
【0071】
具体的には、例えば、複写対象の原稿Pが、下地濃度の濃い原稿(例えば新聞や、色紙に字を書いたものなど)であった場合は、通常の文字モード等で形成された用紙Qの画像は、全体的に黒く原稿Pに形成されている情報が見にくい。このため、スキャナ100で読み取られた原稿P自身の色の画像データが、用紙Qに画像形成されないことが望ましい。
【0072】
この場合、要求される調整項目は、例えば、スキャナ100で読み取られた原稿Pの画像データが、感光体122に形成されるトナー像に変換される際の濃度の調整項目(以下濃度調整項目と記す)や、原稿Pの下地濃度と予め認識し、この下地濃度に応じて画像形成処理をする調整項目の2つである。調整可能な項目が多数ある中でも、調整されるべき2つの調整項目を保持可能な領域があれば十分であるため、ユーザ調整値を保存する記憶領域(記憶容量)が削減される。
【0073】
また、ユーザ調整値の情報を、調整に基づく基本メモリ領域205から呼び出された所定のモードの基準値との差分としてユーザメモリ領域206に保存してもよい。よって、さらにユーザメモリ領域206としての記憶容量が少なくて済む。
【0074】
ユーザメモリ領域206へ記憶する値を、上記のように変更のあった調整値Xdのみとするのではなく、単純に調整値セットXD全体としてもよいことは言うまでもない。
【0075】
なお、複写対象の原稿Pが、例えば鉛筆等で記載されており、濃度の薄い文字が形成された原稿であった場合、薄い文字の濃度を濃くし、はっきりとした文字を用紙Qに出力することが要求される。この場合、原稿P自身の色と、そこに形成される文字の色との差の強度を調整するためのフィルタ等の強度を調整する調整項目に加え、上述した濃度調整項目が要求される。
【0076】
また、複写対象の原稿Pが、例えば白紙等の下地の薄い原稿に新聞等の下地の濃い原稿が貼り付けられたようなスクラップ原稿であった場合、新聞の下地の色の画像データが用紙Qに出力されないことが要求され、上述した濃度調整項目等が調整される。
【0077】
このようにして、所定の調整値が入力されてユーザモードが設定されると、表示部264にユーザモードを選択するためのオブジェクトとしてのボタンが、原稿モードの選択画面に表示される。
【0078】
すなわち、ユーザモードが設定される以前は、ユーザの余計な混乱を回避するため、予め用意される標準・文字・写真モードと区別され、ユーザモードのボタンは表示されない。
【0079】
次に、上述した設定方法および調整方法により設定されたユーザモードを、ユーザが原稿複写時に選択する動作の一例を説明する。
【0080】
図4は、上述の方法により設定されたユーザモードを選択する動作の一例を説明するフローチャートである。
【0081】
デジタル複写装置1は表示部260に図5に示す画面を表示する。表示部260上部には、「基本」ボタン501、「画質調整」ボタン502、「応用」ボタン503、「特殊」ボタン504、「確認」ボタン505ら、5つのボタンからなるインデックスボタン500が表示される。
【0082】
インデックスボタン500の右下部には、「文字/写真」の文字が記された原稿モード設定ボタン510を含む4つの機能設定ボタンが表示される。
【0083】
原稿モード設定ボタン510が押されると、図6に示すような、原稿モードの種類(「文字/写真」601、「文字」602、「写真」603、「ユーザモード」604)が選択可能な原稿モード設定ボタンが画面に表示される(S21)。この場合、原稿モードとして選択されている「文字/写真」601の色が反転している。またここではユーザモードが既に設定されているため、表示部260は「ユーザモード」604を表示できる。
【0084】
ユーザが「ユーザモード」604を押す(S22)。この際、図7に示されるように、原稿モードの種類が選択可能な原稿モード設定ボタンが画面に表示され、「ユーザモード」604の色が反転する。ちなみに、「戻る」701を押すと、図8に示されるように、インデックスボタン500のうち、「基本」501に含まれる機能設定ボタンを選択可能な画面が表示され、原稿モード設定ボタンとしては、設定された「ユーザモード」が表示される。
【0085】
S22において「ユーザモード」604が押されると、CPU201によりNVRAM204のユーザメモリ領域206に保存されたユーザモードの呼び出し値Yが読み出される(S23)。
【0086】
読み出された呼び出し値Yに基づいてユーザモードの基準値セットとして文字モードが選択される(S24)。
【0087】
文字モードの基準値セットXBが、メインCPU201により、NVRAM204の第1記憶領域(基本メモリ領域)205から呼び出されRAM203に格納される(S25)。
【0088】
NVRAM204の第2記憶領域(ユーザメモリ領域)206からユーザ調整値Xdが呼び出されると、先にRAM203に格納された文字モードの基準値セットXBの、同じ調整項目の値に上書きされる(S26)。
【0089】
なお、ステップS23において、ユーザモード呼び出し値Yが設定され、ユーザモードの基準値セットとして標準モードが選択されると、基本メモリ領域205から写真モードの基準値セットXAが呼び出され、RAM203に格納される(S27)。
【0090】
ユーザメモリ領域206からユーザ調整値が呼び出され、基準値セットXAの該当する調整項目の値に上書きされる(S26)。
【0091】
また、同様にして、ステップS23において、ユーザモード呼び出し値が設定され、ユーザモードの基準値セットとして写真モードが選択されると、基本メモリ領域205から写真モードの基準値セットXCが呼び出され、RAM203に格納される(S28)。
【0092】
ユーザメモリ領域206からユーザ調整値が呼び出され、基準値セットXCの該当する調整項目の値に上書きされる(S26)。
【0093】
(第2の実施の形態)
次に、図3,4に示したユーザモードの設定方法および調整方法と異なる方法について説明する。
【0094】
図9に示されるように、例えば、デジタル複写装置1の電源がONされた直後に、表示部264あるいは操作部245のスイッチあるいはボタンが押すことで、調整モードのログインコードが入力する(S41)。
【0095】
デジタル複写装置1は、例えばサービスマン等により操作可能なサービスマン調整モード状態となる(S42)。
【0096】
テンキー266により、所定の数字、例えばコード番号「1000」が入力されると、メインCPU201により、コード番号「1000」として定義されているユーザモードが選択され(S43−YES)、コード番号「1000」が入力されても、ユーザモードを設定できる準備が不十分であった場合は、ユーザモードが設定されるメニュー機能が有効ではないとして終了される(S43−NO)。
【0097】
ユーザモードが選択されると、原稿モードのうち標準・文字・写真モードのいずれか1つが、基本設定モードとして選択される(S44)。
【0098】
基準値セットとして文字モードが選択された場合、呼び出し値Zには文字モードが保存される(S45)。
【0099】
次に、調整項目コードであるコード番号「1100」が入力される(S46)。
【0100】
メインCPU201はコード番号「1100」として定義されている調整項目を呼び出し、表示部264に選択された調整項目の調整値を表示する。調整されるべき調整値が入力され、ユーザ調整値Xhに変更される(S47)。
【0101】
このユーザ調整値Xhは、メインCPU201により、NVRAM204の第2記憶領域(ユーザメモリ領域)206のうち第3の記憶領域MHに保存される(S48)。
【0102】
調整されるべき調整項目の調整値の調整・変更を終了するか否かを表示部264あるいは操作部265にて選択する(S49)。終了しないよう選択すると、再びステップS46を行う。終了が指示されると、例えば通常の複写動作が可能な状態となる。
【0103】
また、調整の終了の選択を表示させず、コード番号を入力し続けることで調整値入力を継続し、終了は本体電源の立ち上げなおしとしてもよい。また、調整値コードを予めユーザモードで調整可能な数だけ用意しておく方式や、調整したいコードのみ保存しておく方式にしてもよい。
【0104】
なお、ユーザモードが既に設定されている場合、同様にして、調整モードからユーザモードが設定可能な状態で、ステップS44において、基本設定モードとして標準モードが選択されると、ステップS44で基本設定モードとして設定された標準モードがユーザモードの呼び出し値Zとして保存される(S50)。
【0105】
また、調整されるべき調整項目の調整項目コードが入力される(S51)。
【0106】
調整されるべき調整項目がユーザ調整値Xgとして調整・変更される(S52)と、このユーザ調整値Xgは、メインCPU201により、NVRAM204の第2記憶領域(ユーザメモリ領域)206のうち第4の記憶領域MGに保存される(S53)。
【0107】
調整されるべき調整項目の調整値の調整・変更を終了するか否かを表示部264あるいは操作部265にて選択する(S54)。終了しないよう選択すると、再びステップS51を行う。
【0108】
また、ステップS44において、基本設定モードとして写真モードが選択された場合も同様にして、写真モードがユーザモードの呼び出し値Zとして保存される(S55)。
【0109】
また、調整されるべき調整項目の調整項目コードが入力される(S56)。
【0110】
調整されるべき調整項目がユーザ調整値Xiとして調整・変更されると(S57)、このユーザ調整値Xiは、メインCPU201により、NVRAM204の第2記憶領域(ユーザメモリ領域)206のうち第5の記憶領域MIに保存される(S58)。
【0111】
調整されるべき調整項目の調整値の調整・変更を終了するか否かを表示部264あるいは操作部265にて選択する(S59)。終了しないよう選択すると、再びステップS56を行う。
【0112】
原稿モードのうち予め用意されているモード、ここでは標準・文字・写真モード、の種類に応じて、ユーザモードの調整値が保存される記憶領域をそれぞれ独立して形成することで、システムの構築が容易になる。
【0113】
また、図3,4で説明した例と同様に、ユーザ調整値が保存される記憶領域は、要求される調整項目を保持可能な領域であれば十分であるため、記憶領域(記憶容量)が削減される。
【0114】
次に、上述した設定方法および調整方法により設定されたユーザモードを、ユーザが原稿複写時に選択する動作の一例を説明する。
【0115】
デジタル複写装置1は表示部260に図5に示す画面を表示する。原稿モード設定ボタン510が押されると、図6に示すような、原稿モードの種類(「文字/写真」601、「文字」602、「写真」603、「ユーザモード」604)が選択可能な原稿モード設定ボタンが画面に表示される(S71)。この場合、原稿モードとして選択されている「文字/写真」601の色が反転している。機能設定ボタンのうち「文字/写真」(原稿モード設定ボタン)510が選択され、図6に示されるような画面に表示される。
【0116】
ユーザが「ユーザモード」604を押す(S72)。
【0117】
「ユーザモード」604が押されるとCPU201によりNVRAM204のユーザメモリ領域206にユーザモードの呼び出し値が読み出される。(S73)。
【0118】
読み出された呼び出し値Yに基づいてユーザモードの基準値セットとして文字モードが選択される(S74)。
【0119】
文字モードの基準値セットXBは、メインCPU201により、NVRAM204の第1記憶領域(基本メモリ領域)205から呼び出され、RAM203に格納される(S75)。
【0120】
NVRAM204の第2記憶領域(ユーザメモリ領域)206のうち第3の記憶領域MHからユーザ調整値Xhが呼び出されると、先にRAM203に格納された文字モードの基準値セットXBの、同じ調整項目の値に上書きされる(S76)。
【0121】
なお、ステップS73において、ユーザモード呼び出し値が設定され、ユーザモードの基準値セットとして標準モードが選択されると、基本メモリ領域205から標準モードの基準値セットXAが呼び出され、ユーザモードの基本部としてRAM203に格納される(S77)。
【0122】
ユーザメモリ領域206のうち第4の記憶領域MGからユーザ調整値XGが呼び出される。ユーザ調整値Xgは、先にRAM203に格納された標準モードの基準値セットXAの、同じ調整項目の値に上書きされる(S78)。
【0123】
また、同様にして、ステップS73において、ユーザモード呼び出し値が設定され、ユーザモードの基準値セットとして写真モードが選択されると、基本メモリ領域205から写真モードの基準値セットXCが呼び出され、ユーザモードの基本部としてRAM203に格納される(S79)。
【0124】
ユーザメモリ領域206のうち第5の記憶領域MIからユーザ調整値Xiが呼び出される。ユーザ調整値Xiは、先にRAM203に格納された写真モードの基準値セットXCの、同じ調整項目の値に上書きされる(S80)。
【0125】
追加されるユーザ調整値は、ユーザモードの基本部となる標準・文字・写真モードに応じてそれぞれ設けられるメモリ領域(MG,MH,MI)に保存されているため、このメモリ領域に保存される以前利用した調整値を再度利用でき、新たなデータ入力をする労力を削減できる。
【0126】
なお、スキャナ制御部220は上記調整値セットに基づいて、例えばCCDセンサ102の感度やサンプリング時間、第1キャリッジ105や第2キャリッジ107の移動速度などを変えるようにしてもよい。また、プリンタ制御部240は上記調整値セットに基づいて、例えば帯電バイアスや現像バイアス、転写バイアス、レーザビーム強度などを変えるようにしてもよい。ただし、これらの調整は非常に難しく、いかにサービスマンであっても正しく調整できない場合もあるため、安全のためサービスマンモードであっても調整できないようにしておくのもよい。
【0127】
なお、上記実施の形態では、ユーザモードの設定はサービスマンモードにおいて行われるよう説明したが、ユーザの責任においてユーザが設定するようにしてもよい。その場合は、コード番号を入力するのはユーザにとって分かり難いため、例えば、表示部264に各コード番号に関連付けられたボタンを表示し、各ボタンに「濃度調整」や「フィルタリング」などといった文字やそれらを想起させる絵柄などを表示させておくのもよい。それらのボタンを押すことにより、各コード番号が入力されたのと同じ動作が行われればよい。
【0128】
なお、上記実施の形態では、デジタル複写装置1に搭載された画像処理装置111が上記調整値セットに基づいて、諸々の調整を行うと記載したが、例えば外付けコントローラユニットなどといった、画像形成装置にオプションとして装着される装置の画像処理部において、画像データに調整値セットに基づいて諸々の調整を行わせてもよい。
【0129】
なお、上記実施の形態ではオブジェクトとしてボタンを利用しているが、オブジェクトとしては例えば文字列であってもよいし、何らかの絵柄であってもよい。
【0130】
【発明の効果】
以上説明したとおり、この発明の画像形成装置は、予め用意される原稿モードである標準・文字・写真モードの基準値の情報に、ユーザモードの調整値の情報を追加することにより、要求される複写対象の画質調整に対応できる。よって、標準・文字・写真モードは変更されないため、ユーザモードを利用でき、また、通常の標準・文字・写真モードも利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の画像形成装置の一例を説明する概略図。
【図2】図1に示したデジタル複写装置1の電気的接続および制御のための信号の流れを説明するブロック図。
【図3】ユーザモードの設定方法および調整方法の一例を説明するフローチャート。
【図4】図3に示すユーザモードの設定方法および調整方法により設定されたユーザモードを選択する動作の一例を説明するフローチャート。
【図5】表示部260に表示される画面の概略図。
【図6】表示部260に表示される画面の概略図。
【図7】表示部260に表示される画面の概略図。
【図8】表示部260に表示される画面の概略図。
【図9】ユーザモードの設定方法および調整方法の一例を説明するフローチャート。
【図10】図9に示すユーザモードの設定方法および調整方法により設定されたユーザモードを選択する動作の一例を説明するフローチャート。
【符号の説明】
1…デジタル複写装置、100…スキャナ、120…画像形成部、200…メイン制御部、220…スキャナ制御部、240…プリンタ制御部、260…コントロールパネル。
Claims (8)
- 入力する画像信号に対して、操作部のオブジェクトに関連付けた調整値セットに基づく画像処理を行い画像として出力する画像形成装置において、
前記オブジェクトは、前記調整値セットを調整した後に表示することを特徴とする画像形成装置。 - 原稿画像を読み取って第1の画像信号を生成する画像読取部と、
前記第1の画像信号に施す画像処理に使用する調整値セットを調整する操作部と、
前記調整値セットに関連付けられたオブジェクトを表示する表示部と、
前記調整値セットに基づいて前記第1の画像信号に前記画像処理を施して第2の画像信号を生成して出力する画像処理部と、
前記第2の画像信号に基づいて画像を形成する画像形成部を備える画像形成装置であって、
前記表示部は、前記調整値セットを調整した後に前記オブジェクトを表示することを特徴とする画像形成装置。 - 原稿画像を読み取って第1の画像信号を生成する画像読取部と、
前記第1の画像信号に施す画像処理に使用する調整値セットを調整する操作部と、
前記調整値セットに関連付けられたオブジェクトを表示する表示部と、
第2の画像信号に基づいて画像を形成する画像形成部を備える画像形成装置に接続する画像処理装置であって、
前記画像処理装置は、前記第1の画像信号に対して、前記調整値セットに基づいて前記画像処理を施して前記第2の画像信号を生成して前記第2の画像信号を前記画像形成部へと出力し、
前記表示部は、前記調整値セットを調整した後に前記オブジェクトを表示することを特徴とする画像処理装置。 - 前記調整値セットは、濃度調整、フィルタリング調整、ハーフトーン処理調整、圧縮率調整、下地濃度調整、色変換調整、識別像域調整、スムージング機能の利用/停止のうち少なくとも1つを含む、請求項1乃至2の画像形成装置。
- 前記調整値セットは、濃度調整、フィルタリング調整、ハーフトーン処理調整、圧縮率調整、下地濃度調整、色変換調整、識別像域調整、スムージング機能の利用/停止のうち少なくとも1つを含む、請求項3記載の画像処理装置。
- 前記調整値セットは、サービスマン調整モードにおいて調整されることを特徴とする請求項1乃至2記載の画像処理装置。
- 前記調整値セットは、サービスマン調整モードにおいて調整されることを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
- 入力する画像信号に対して、表示するオブジェクトに関連付けた調整値セットに基づく画像処理を行い画像として出力する画像形成方法において、
前記オブジェクトは、前記調整値セットを調整した後に表示することを特徴とする画像形成方法。
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