JP2005033274A - 携帯型電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザのキー操作によって基板が大きく撓むことのない薄型の携帯型電子機器を提供する。
【解決手段】本発明に係る携帯型電子機器においては、本体キャビネット1の裏面に電池収容室15が凹設され、該電池収容室15には、電池パックが収容されている。電池収容室15は、電池パックの表面と密着する底壁40と、電池パックの4つの側面を包囲する4つの側壁41、42、43、44によって形成され、2つの側壁41、42は、基板6の表面に配備されたドームシート7の両端に形成されている2つのドーム部71a、71eを本体キャビネット1内面へキー操作力の作用方向に投影した2つの領域とそれぞれ交差している。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機の如く、キャビネットの表面に複数の操作キーが配備された携帯型電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話機に対する小型化の要求は益々高まっており、表面にディスプレイを配備した蓋体キャビネットと表面に操作キーを配備した本体キャビネットとをヒンジ機構を介して開閉可能に連結した折り畳み式携帯電話機においても、両キャビネットの薄型化及び小型化を図ったものが開発されている(例えば特許文献1又は特許文献2参照)。
【0003】
例えば、図6に示す折り畳み式携帯電話機の本体キャビネット(9)は、前面キャビネット半体(93)に背面キャビネット半体(94)を接合して構成されている。本体キャビネット(9)の表面には、複数の操作キー(91)が配列されると共に、該操作キー(91)の下方に送話部(92)が設けられている。又、図8に示す如く、本体キャビネット(9)の裏面には、電池収容室(95)が凹設されており、該電池収容室(95)には、二次電池要素を内蔵した電池パック(90)が収容されている。
【0004】
図8及び図9に示す如く、本体キャビネット(9)の内部には、基板アセンブリ(109)が配備されており、該基板アセンブリ(109)は、それぞれ平板状の回路基板(100)及びベース板(101)と、ベース板(101)上に回路基板(100)を保持するホルダー(104)とから構成されている。
回路基板(100)の表面及び裏面には、プリント配線が施されると共に複数の電子部品(106)が取り付けられている。又、ベース板(101)の表面には、上向きに膨らんだ複数のドーム部(103)を配列したドームシート(102)が配備され、該ドームシート(102)の表面には、ドーム部(103)を押圧するための複数の操作キー(91)を具えたキーシート(105)が配備されている。複数の操作キー(91)の表面は、前面キャビネット半体(93)の表面から露出している。
【0005】
又、背面キャビネット(94)には、電池収容室(95)を形成する底壁(96)の背面に、図7に示す如く複数条のリブ(99)が突設されており、これらのリブ(99)の先端が図8に示す如く回路基板(101)の裏面及び電子部品(106)に当接して基板アセンブリ(109)を支持している。
【0006】
上記折り畳み式携帯電話機においては、ユーザが操作キー(91)を押圧した場合、その押圧力は、ベース板(101)、ホルダー(104)及び回路基板(100)からなる基板アセンブリ(109)によって受け止められるので、その押圧力が大きい場合においても、ベース板(101)、ホルダー(104)及び回路基板(100)がそれぞれ発揮する強度によって、基板アセンブリ(109)が大きく撓むことはない。
【0007】
【特許文献1】
特開2003−46628号公報[H04M1/23]
【特許文献2】
特開2003−110453号公報[H04B1/38]
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この様な携帯電話機においては、本体キャビネット(9)の更なる薄型化を図るために、基板アセンブリ(109)を構成する回路基板(100)の表面にドームシート(102)を配備して、ベース板(101)及びホルダー(104)を省略し、1枚の回路基板(100)から基板アセンブリを構成することによって、基板アセンブリの薄型化を図ることが考えられる。
しかしながら、この場合、1枚の回路基板(100)によってユーザのキー操作による押圧力を受け止めることとなるため、回路基板(100)が大きく撓み、場合によっては回路基板(100)上の電子部品が損傷を受ける虞がある。
【0009】
そこで本発明の目的は、1枚の基板に電子回路を配備すると共にドームシートを配備した基板構造を採用して、機器の薄型化を図った場合においても、ユーザのキー操作によって基板が大きく撓むことのない携帯型電子機器を提供することである。
【0010】
【課題を解決する為の手段】
本発明に係る携帯型電子機器においては、扁平なキャビネット(1)の内部に基板(6)が設置され、該基板(6)の表面には、複数のドーム部(71)が配列されたドームシート(7)が配備されており、該ドームシート(7)の表面には、ドーム部(71)を押圧するための複数の操作キー(11)が配備され、該複数の操作キー(11)の表面は、キャビネット(1)の表面から露出している。キャビネット(1)の裏面には、基板(6)と対向するキャビネット(1)の一部に、直方体状の電池を収容すべき電池収容室(15)が凹設され、該電池収容室(15)は、電池の表面と対向することとなる底壁(40)と、該底壁(40)の外周端縁に突設されて電池の4つの側面を包囲する4つの側壁(41)(42)(43)(44)とによって形成されている。
前記キャビネット(1)の電池収容室(15)を形成する4つの側壁(41)(42)(43)(44)には、互いに対向する2つの側壁(41)(42)が含まれると共に、前記ドームシート(7)の複数のドーム部(71)には、前記2つの側壁(41)(42)が対向する方向の両端に形成された2つのドーム部(71a)(71e)が含まれ、前記2つの側壁(41)(42)は、前記2つのドーム部(71a)(71e)をキャビネット(1)内面へキー操作力の作用方向に投影した2つの領域と交差する位置にそれぞれ配置されている。
【0011】
上記本発明の携帯型電子機器においては、ユーザが、両端に形成された前記2つのドーム部(71a)(71e)の内、一方のドーム部(71a)上に配置されている操作キー(11a)を押圧すると、該ドーム部(71a)が弾性復帰可能に反転して接点が閉じ、基板(6)の表面には、前記一方のドーム部(71a)によって覆われた領域に、キー操作による押圧力が作用することとなる。
ここで、基板(6)の押圧力の作用する領域の裏面側には、電池収容室(15)を構成する側壁(41)が配置され、該側壁(41)の深さ方向の両端はそれぞれ約90度に屈曲して伸びており、2つの屈曲部を有するZ字状部が形成されている。該Z字状部は、曲げに対して大きな強度を有しているため、基板(6)に作用する押圧力はZ字状部によって受け止められることとなり、押圧力が大きい場合においても基板(6)は殆ど撓まない。
【0012】
又、他方のドーム部(71e)上の操作キー(11e)を押圧した場合も同様に、基板(6)の表面に押圧力が作用することとなるが、基板(6)の押圧力の作用する領域の裏面側には、電池収容室(15)を構成する側壁(42)が配置され、該側壁(42)の深さ方向の両端はそれぞれ約90度に屈曲して伸び、2つの屈曲部を有するZ字状部が形成されているので、基板(6)に作用する押圧力はZ字状部によって受け止められることとなり、押圧力が大きい場合においても基板(6)は殆ど撓まない。
【0013】
又、両端に形成された2つのドーム部(71a)(71e)よりも内側に形成されているドーム部(71g)上の操作キー(11g)を押圧した場合、基板(6)は、キャビネット(1)の2つのZ字状部によって、両端の2つドーム部(71a)(71e)が配置されている両端部を支持された状態で、その中央部に押圧力を受けることになるが、少なくとも一方のZ字状部が基板(6)の端部よりも内側に形成されている場合や、少なくとも一方のZ字状部が基板(6)の端部よりも外側に形成されている場合と比較して、基板(6)の撓みは全体として小さなものとなる。
即ち、少なくとも一方のZ字状部が基板(6)の端部よりも内側に形成されている場合には、そのZ字状部から外側に突出する基板端部に押圧力が作用したとき、基板端部は片持ち梁の支持状態となって、大きな撓みが発生することとなる。
又、少なくとも一方のZ字状部が基板(6)の端部よりも外側に形成されている場合には、両Z字状部の間隔が基板(6)の長さよりも大きくなって、基板(6)の中央部に大きな撓みが発生することとなる。
従って、本発明の如く、両端の2つドーム部(71a)(71e)が配置されている基板(6)の両端部の直下にキャビネット(1)の2つのZ字状部を配置することによって、基板(6)に発生する撓みを全体として小さく抑えることが出来る。
【0014】
具体的構成において、前記電池は、ケース内に二次電池要素を収容してなる電池パック(8)によって構成され、ドームシート(7)の複数のドーム部(71)の内、前記2つのドーム部(71a)(71e)よりも内側に形成されている複数のドーム部(71g)は、電池収容室(15)に収容された電池パック(8)と対向する位置に配備されている。
該具体的構成において、ユーザが、両端の2つのドーム部(71a)(71e)よりも内側に形成されているドーム部(71g)上の操作キー(11g)を押圧した場合、その押圧力は、電池収容室(15)の底壁(40)を介して電池パック(8)によって受け止められる。従って、その押圧力が大きい場合においても、電池収容室(15)の底壁(40)及び電池パック(8)が発揮する強度によって、基板(6)が大きく撓むことはない。
【0015】
他の具体的構成において、キャビネット(1)の底壁(40)の背面には、前記基板(6)に向かって突出する複数条のリブ(45)が形成され、該リブ(45)の先端が基板(6)に当接している。
該具体的構成において、基板(6)は、キャビネット(1)の底壁(40)に突設された複数条のリブ(45)によって直接に支持されている。ここで、該リブ(45)と該リブ(45)の基端に連結されている底壁(40)の一部とによってT字状部が形成されており、該T字状部は曲げに対して大きな強度を有しているため、基板(6)に作用する押圧力は、該T字状部によって受け止められることになる。
【0016】
又、前記複数条のリブ(45)の内、1条のリブ(45a)は、前記2つのドーム部(71a)(71e)の内、一方のドーム部(71a)をキャビネット(1)内面へキー操作力の作用方向に投影した領域と交差する位置に配置されている。
該具体的構成においては、ユーザが前記一方のドーム部(71a)と対向している操作キー(11a)を押圧した場合、基板(6)に作用する押圧力は、前記リブ(45a)を介してZ字状部に伝わり、該Z字状部によって受け止められる。
【0017】
他の具体的構成において、前記基板(6)の裏面には複数の電子部品(62)が配備され、キャビネット(1)の底壁(40)の背面には、前記基板(6)に向かって突出する1或いは複数のリブ(46)が形成され、該リブ(46)の先端が基板(6)裏面の電子部品(62)に当接している。
該具体的構成において、基板(6)は、電子部品(62)を介してキャビネット(1)のリブ(46)によって支持されている。ここで、該リブ(46)と該リブ(46)の基端に連結されている底壁(40)の一部とによってT字状部が形成されており、該T字状部は曲げに対して大きな強度を有しているため、基板(6)に作用する押圧力は、電子部品(62)を介して該T字状部によって受け止められることになる。
【0018】
更に具体的な構成において、前記複数の電子部品(62)の内、1つの電子部品(62a)は、前記2つのドーム部(71a)(71e)の内、一方のドーム部(71e)をキャビネット(1)内面へキー操作力の作用方向に投影した領域と交差する位置に配置されると共に、キャビネット(1)の底壁(40)の背面に当接している。
該具体的構成において、ユーザが前記一方のドーム部(71e)上の操作キー(11e)を押圧した場合、基板(6)に作用する押圧力は、電子部品(62a)を介してZ字状部によって受け止められる。
【0019】
【発明の効果】
本発明に係る携帯型電子機器によれば、1枚の基板に電子回路を配備すると共にドームシートを配備した基板構造を採用して、機器の薄型化を図った場合においても、ユーザのキー操作によって基板が大きく撓むことはない。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を折り畳み式携帯電話機に実施した形態につき、図面に沿って具体的に説明する。
本発明に係る折り畳み式携帯電話機は、図1に示す如く、本体キャビネット(1)と蓋体キャビネット(2)をヒンジ機構(23)を介して互いに開閉可能に連結して構成されている。本体キャビネット(1)は、前面キャビネット半体(3)と背面キャビネット半体(4)を接合して構成されており、蓋体キャビネット(2)も同様のキャビネット構成を有している。
本体キャビネット(1)の表面には、複数の操作キー(11)が配列されると共にリングキー(13)が配備され、操作キー(11)の下方には送話部(12)が設けられている。又、蓋体キャビネット(2)の表面には、ディスプレイ(21)が配備されると共に、該ディスプレイ(21)の上方には受話部(22)が設けられている。
【0021】
本体キャビネット(1)を構成する背面キャビネット半体(4)の裏面には、図3に示す如く電池収容室(15)が凹設されており、該電池収容室(15)には、図2に示す直方体状の電池パック(8)が収容される。該電池パック(8)は、直方体状の金属缶を有する二次電池要素(81)を樹脂ケース(83)に収容して構成されており、該樹脂ケース(83)には、電力を取り出すための電極部(82)が設置されている。
【0022】
図3に示す如く、電池収容室(15)は、前記電池パック(8)の表面が密着すべき底壁(40)と、該底壁(40)の外周端縁に突設されて電池パック(8)の4つの側面を包囲する4つの側壁(41)(42)(43)(44)とによって形成されており、底壁(40)の表面には、前記電池パック(8)の電極部(82)が接触すべき端子部(48)が設置されている。
【0023】
本体キャビネット(1)を構成する前面キャビネット半体(3)と背面キャビネット半体(4)の間には、図2に示す如く、基板アセンブリ(60)が配備されている。
基板アセンブリ(60)は、平板状の基板(6)と、該基板(6)の表面に配備されたドームシート(7)と、該ドームシート(7)の表面を覆うキーシート(5)から構成されている。ドームシート(7)には、上向きに膨らんだ複数のドーム部(71)が配列されており、キーシート(5)は、合成樹脂からなる弾性シート(50)の表面に、各ドーム部(71)に対応する複数の操作キー(11)及びリングキー(13)を配備して構成されている。又、基板(6)の裏面には、プリント配線が施されると共に、図5に示す如く複数の電子部品(62)が配備されている。
【0024】
図2に示す如く、背面キャビネット半体(4)には、電池収容室(15)を形成する底壁(40)の背面に、該背面を上下左右に伸びる複数条の第1リブ(45)が突設されると共に、枠状若しくは格子状に形成された複数条の第2リブ(46)が突設されている。ここで、第1リブ(45)は、基板(6)裏面の電子部品が存在しない領域に向けて突設され、その先端が基板(6)裏面に当接している。又、第2リブ(46)は、基板(6)裏面の電子部品に向けて突設され、その先端が複数の電子部品(62)に当接している。
又、前面キャビネット半体(3)には複数の窓(31)と1つの開口(32)が開設されており、該窓(31)から操作キー(11)の表面が露出すると共に、該開口(32)からリングキー(13)の表面が露出している。
【0025】
図4は、ドームシート(7)の複数のドーム部(71)と背面キャビネット半体(4)に凹設された電池収容室(15)との位置関係を示す透視平面図である。図示の如く、電池収容室(15)を形成する4つの側壁(41)(42)(43)(44)の内、ヒンジ機構側の第1側壁(41)は、ドームシート(7)のヒンジ機構側の端部に配列された3つのドーム部(71a)(71b)(71c)を背面キャビネット半体(4)内面へキー操作力の作用方向に投影した3つの領域と交差した位置に配置されている。
図5に示す如く、底壁(40)の背面には、第1側壁(41)と反対側の位置に、基板(6)に向けて突出する第1リブ(45a)が配置されており、該リブ(45a)の先端は、基板(6)に当接している。
【0026】
電池収容室(15)を形成する4つの側壁(41)(42)(43)(44)の内、ヒンジ機構から最も遠い反ヒンジ機構側の第2側壁(42)は、図4に示す如くドームシート(7)の反ヒンジ機構側の端部に配列された3つのドーム部(71d)(71e)(71f)を背面キャビネット半体(4)内面へキー操作力の作用方向に投影した3つの領域と交差した位置に配置されている。
【0027】
図5に示す如く、基板(6)上の複数の電子部品(62)の内、1つの電子部品(62a)は、前記3つのドーム部(71d)(71e)(71f)の内、中央のドーム部(71e)の前記投影領域と交差する位置に配置され、基板(6)の裏面と底壁(40)の背面の両方に当接している。
又、図2に示す如く底壁(40)の背面に突設された1条のリブ(45b)が、右側のドーム部(71f)の前記投影領域と交差した位置に配置されており、該リブ(45b)の先端は、基板(6)の裏面に当接している。
【0028】
図4に示す如く、電池収容室(15)を形成する底壁(40)の背面に形成された他の複数条のリブ(45)(46)は、上記の6つのドーム部(71a)〜(71f)を除くその他のドーム部(71g)を背面キャビネット半体(4)の内面へキー操作力の作用方向に投影した領域と交差した位置に配置されている。
【0029】
上記本発明の携帯型電子機器においては、ユーザが、ドームシート(7)のヒンジ機構側の端部に配列された3つのドーム部(71a)(71b)(71c)の内、例えば左側のドーム部(71a)上の操作キー(11a)を押圧した場合、該ドーム部(71a)が弾性復帰可能に反転して接点が閉じられる。この結果、基板(6)の表面には、該ドーム部(71a)によって覆われた領域に、キー操作による押圧力が作用することとなる。
【0030】
ここで、基板(6)の押圧力の作用する領域の裏面側には、基板(6)と当接するリブ(45a)及び第1側壁(41)が配置されており、該側壁(41)の深さ方向の両端は、図5に示す如く約90度に屈曲して背面キャビネット半体(4)の第1背面壁(4a)と底壁(40)に繋がっており、これによって2つの屈曲部を有するZ字状部が形成されている。該Z字状部は、曲げに対して大きな強度を有しているため、基板(6)に作用する押圧力は、リブ(45a)を介して該Z字状部によって受け止められることとなり、押圧力が大きい場合においても、該Z字状部が大きな強度を発揮するため、基板(6)は殆ど撓まない。
又、中央のドーム部(71b)及び右側のドーム部(71c)についても同様に、基板(6)に作用する押圧力は、リブ(45a)を介してZ字状部によって受け止められるため、基板(6)は殆ど撓まない。
【0031】
ユーザが前記ドームシート(7)の反ヒンジ機構側の端部に配列された3つのドーム部(71d)(71e)(71f)の内、例えば中央のドーム部(71e)上の操作キー(11e)を押圧した場合、基板(6)の表面には、該ドーム部(71e)によって覆われた領域に押圧力が作用することとなる。
ここで、基板(6)の押圧力の作用する領域の裏面側には、基板(6)上の電子部品(62a)と該電子部品(62a)に当接する第2側壁(42)が配置され、該側壁(42)の深さ方向の両端はそれぞれ図5に示す如く約90度に屈曲して背面キャビネット半体(4)の第2背面壁(4b)と底壁(40)に繋がっており、これによって2つの屈曲部を有するZ字状部が形成されている。該Z字状部は、曲げに対して大きな強度を有しているため、基板(6)に作用する押圧力は、電子部品(62a)を介して該Z字状部によって受け止められることとなり、押圧力が大きい場合においても、該Z字状部が大きな強度を発揮するため、基板(6)は殆ど撓まない。
又、左側のドーム部(71d)についても同様に、基板(6)に作用する押圧力は、電子部品(62)を介してZ字状部によって受け止められるため、基板(6)は殆ど撓まない。
【0032】
右側のドーム部(71f)上の操作キー(11f)を押圧した場合、基板(6)の表面には、該ドーム部(71f)によって覆われた領域に押圧力が作用することとなる。
ここで、基板(6)の押圧力の作用する領域の裏面側には、リブ(45b)とZ字状部が配置されており、基板(6)に作用する押圧力は、リブ(45b)を介してZ字状部によって受け止められるので、基板(6)は殆ど撓まない。
【0033】
又、ユーザが上記6つのドーム部(71a)〜(71f)を除くその他のドーム部(71g)上の操作キー(11g)を押圧した場合、基板(6)の表面には、該ドーム部(71g)によって覆われた領域に、キー操作による押圧力が作用することとなる。
ここで、基板(6)の押圧力の作用する領域の裏面側には、基板(6)に当接する第1リブ(45)が配置され、或いは複数の電子部品(62)と該電子部品に当接する第2リブ(46)が配置され、これらのリブ(45)(46)と該リブの基端に連結されている底壁(40)の一部とによってT字状部が形成されている。該T字状部は曲げに対して大きな強度を有しているため、基板(6)に作用する押圧力は、該T字状部によって受け止められることになる。
【0034】
然も、電池収容室(15)には、剛性の高い電池パック(8)が底壁(40)に密着して収容されているので、前記T字状部に作用する押圧力は電池パック(8)によって受け止められることとなる。従って、押圧力が大きい場合においても、T字状部が発揮する強度と電池パック(8)が発揮する強度とによって、基板(6)は殆ど撓まない。
【0035】
上述の如く、本発明に係る折り畳み式携帯電話機においては、ユーザのキー操作によって基板(6)に加えられる押圧力が、上述のZ字状部やT字状部によって受け止められるので、押圧力が大きい場合においても、基板(6)が大きく撓むことはない。
又、1枚の基板(6)から基板アセンブリ(60)が構成されているので、本体キャビネット(1)の薄型化を図ることが出来る。
【0036】
尚、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。例えば本発明は、折り畳み式携帯電話機に限らず、一対のキャビネットをスライド可能に連結したスライド式携帯電話機や、単一のキャビネットを具えたストレートタイプの携帯電話機に実施することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る折り畳み式携帯電話機の斜視図である。
【図2】該折り畳み式携帯電話機の本体キャビネットの分解斜視図である。
【図3】該本体キャビネットを構成する背面キャビネット半体の斜視図である。
【図4】該本体キャビネットの内部を透視した正面図である。
【図5】該本体キャビネットの断面図である。
【図6】従来の折り畳み式携帯電話機の本体キャビネットの正面図である。
【図7】該本体キャビネットの内部を透視した正面図である。
【図8】図6のA−A断面に沿う断面図である。
【図9】基板アセンブリの断面図である。
【符号の説明】
(1) 本体キャビネット
(11) 操作キー
(12) 送話部
(13) リングキー
(15) 電池収容室
(2) 蓋体キャビネット
(21) ディスプレイ
(22) 受話部
(23) ヒンジ機構
(3) 前面キャビネット半体
(4) 背面キャビネット半体
(40) 底壁
(41) 側壁
(42) 側壁
(45) リブ
(46) リブ
(5) キーシート
(6) 基板
(60) 基板アセンブリ
(62) 電子部品
(7) ドームシート
(71) ドーム部
(8) 電池パック
(81) 二次電池要素

Claims (6)

  1. 扁平なキャビネット(1)の内部に基板(6)が設置され、該基板(6)の表面には、複数のドーム部(71)が配列されたドームシート(7)が配備されており、該ドームシート(7)の表面には、ドーム部(71)を押圧するための複数の操作キー(11)が配備され、該複数の操作キー(11)の表面は、キャビネット(1)の表面から露出しており、キャビネット(1)の裏面には、基板(6)と対向するキャビネット(1)の一部に、直方体状の電池を収容すべき電池収容室(15)が凹設され、該電池収容室(15)は、電池の表面と対向することとなる底壁(40)と、該底壁(40)の外周端縁に突設されて電池の4つの側面を包囲する4つの側壁(41)(42)(43)(44)とによって形成されている携帯型電子機器において、
    前記電池収容室(15)を形成する4つの側壁(41)(42)(43)(44)には、互いに対向する2つの側壁(41)(42)が含まれると共に、前記ドームシート(7)の複数のドーム部(71)には、前記2つの側壁(41)(42)が対向する方向の両端に形成された2つのドーム部(71a)(71e)が含まれ、前記2つの側壁(41)(42)は、前記2つのドーム部(71a)(71e)をキャビネット(1)内面へキー操作力の作用方向に投影した2つの領域と交差する位置にそれぞれ配置されていることを特徴とする携帯型電子機器。
  2. 前記電池は、ケース内に二次電池要素を収容してなる電池パック(8)によって構成され、ドームシート(7)の複数のドーム部(71)の内、前記2つのドーム部(71a)(71e)よりも内側に形成されている複数のドーム部(71g)は、電池収容室(15)に収容された電池パック(8)と対向する位置に配備されている請求項1に記載の携帯型電子機器。
  3. 前記電池収容室(15)を形成する底壁(40)の背面には、前記基板(6)に向かって突出する複数条のリブ(45)が形成され、該リブ(45)の先端が基板(6)に当接している請求項1又は請求項2に記載の携帯型電子機器。
  4. 前記複数条のリブ(45)の内、1条のリブ(45a)は、前記2つのドーム部(71a)(71e)の内、一方のドーム部(71a)をキャビネット(1)内面へキー操作力の作用方向に投影した領域と交差する位置に配置されている請求項3に記載の携帯型電子機器。
  5. 前記基板(6)の裏面には複数の電子部品(62)が配備され、前記電池収容室(15)を形成する底壁(40)の背面には、前記基板(6)に向かって突出する1或いは複数条のリブ(46)が形成され、該リブ(46)の先端が基板(6)裏面の電子部品(62)に当接している請求項1又は請求項2に記載の携帯型電子機器。
  6. 前記複数の電子部品(62)の内、1つの電子部品(62a)は、前記2つのドーム部(71a)(71e)の内、一方のドーム部(71e)をキャビネット(1)内面へキー操作力の作用方向に投影した領域と交差する位置に配置されて、キャビネット(1)の底壁(40)の背面に当接している請求項5に記載の携帯型電子機器。
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