JP2005031239A - 画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ハードウェアキーを用いて有償で提供する拡張機能の利便性等を的確に判断可能とする。
【解決手段】予め認証鍵と共に使用回数の制限値が記録されたハードウェアキー50のNvRAM52には、拡張機能の使用回数が記録されるようになっている。複写機は、この拡張機能を使用する処理が実行されるときに、ハードウェアキーから使用回数を読み出し、ハードウェアキーが有効であるときには、使用回数をカウントダウンしてハードウェアキーに書き込んで、拡張機能の実行を許可する(ステップ100〜108)。これに対して、使用回数が制限値に達すると、拡張機能を認証せずに、拡張機能を用いた処理を停止する(ステップ110、112)ことにより、使用回数を制限して拡張機能の試用が可能となるようにしている。
【選択図】 図3
【解決手段】予め認証鍵と共に使用回数の制限値が記録されたハードウェアキー50のNvRAM52には、拡張機能の使用回数が記録されるようになっている。複写機は、この拡張機能を使用する処理が実行されるときに、ハードウェアキーから使用回数を読み出し、ハードウェアキーが有効であるときには、使用回数をカウントダウンしてハードウェアキーに書き込んで、拡張機能の実行を許可する(ステップ100〜108)。これに対して、使用回数が制限値に達すると、拡張機能を認証せずに、拡張機能を用いた処理を停止する(ステップ110、112)ことにより、使用回数を制限して拡張機能の試用が可能となるようにしている。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラー画像やモノクロ画像を読み取って複製画像を形成する複写機など、画像データに対する処理ないしファイリング管理が可能な画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機などの画像処理装置では、原稿に記録されたカラー画像やモノクロ画像を読み取って、デジタル画像データ(画像データ)を生成し、生成した画像データを用いて記録紙などに画像を形成する(複製)。また、画像処理装置では、カラー画像やモノクロ画像の画像データを受信し、この画像データに基づいた画像を記録紙に形成するプリンタ等がある。
【0003】
このような画像処理装置では、画像複写、画像印刷等に加えて画像データのファイリング管理や、背景合成などの画像データに対する編集機能など、ソフトウェアやハードウェアによって達成される各種の拡張機能を備えたものがある。
【0004】
ところで、複写機などの画像処理装置では、各種の拡張機能に対するハードウェアやソフトウェアが予め搭載され、有償で所望の拡張機能を使用できるようにしているものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
この提案の画像処理装置では、パスワードを入力することにより、予め備えているハードウェアやソフトウェアを用いた拡張機能の使用が可能となるにしており、これにより、ハードウェアやソフトウェアを追加するときに比べて、コスト的な負担を抑えるようにしたものがある。
【0006】
予め設定している機能に対する制限(機能制限)を解除する方法としては、装置に機能制限用キャップを取り付けておき、この機能制限用キャップを取り外すことにより、パスワード等を用いることなく機能制限が解除されるようにする提案もなされている(例えば、特許文献2参照。)
【0007】
【特許文献1】
特開2001−103270号公報
【特許文献2】
特開2000−10932号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、予め各種の拡張機能を実行するためのハードウェアやソフトウェアを備えていても、その拡張機能の有効性や利便性が理解されないと、使用制限を解除せずに、基本機能のみが使用される状態が継続してしまうことになってしまう。すなわち、使用している複写機にどのような拡張機能があるのか、実際にその拡張機能を使用したときのコストとの兼ね合いなどが不明となっているので、拡張機能の使用制限が解除(機能解除)されることは少なくなっている。
【0009】
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、有償で制限を解除することにより使用可能となる各種の拡張機能を備えているときに、その拡張機能の使用の要否を容易に理解可能とする画像処理装置を提案することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、画像データに対する処理に対する基本機能と、使用が制限された機能制限が付加されている拡張機能を含む画像処理装置であって、前記拡張機能の機能制限を解除する認証情報が記録されたハードウェアキーが装着されることにより機能制限を解除する解除手段と、予め前記ハードウェアキーの試用範囲を設定し、前記認証情報を試用範囲内で有効にする制限手段と、含むことを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、拡張機能の試用範囲を設定し、設定した範囲内での拡張機能の使用(試用)が可能となるようにしている。
【0012】
これにより、その拡張機能が便利であるか否かや、有償で機能解除を行ったときに、コストに見合う機能であるか否か、などを的確に判断できるようにしている。
【0013】
したがって、利便性の高い拡張機能の機能解除がなされなかったり、コスト的に見合わない拡張機能に対する必要な機能解除を行ってしまうことを防止でき、個々のユーザーに利便性の高い拡張機能を提供することができる。
【0014】
このときに、ハードウェアキーを用い、ハードウェアキーに記録している認証鍵等の認証情報に基づいて機能解除を行うので、パスワード等を用い場合に比べて拡張機能の不正使用を防止することができる。
【0015】
このような本発明では、前記ハードウェアキーに設けた不揮発性記録媒体に前記認証情報及び前記試用範囲を記録すれば良い。
【0016】
また、本発明は、前記試用範囲として前記拡張機能の使用回数の制限値が設定され、前記制限手段が前記拡張機能の使用回数をカウントすると共に、カウント値が制限値に達したか否かを判定することを特徴とする。
【0017】
すなわち、本発明は、拡張機能の使用回数によって制限することができる。
【0018】
また、本発明は、前記試用範囲として前記拡張機能の試用期間が設定され、前記制限手段が前記拡張機能の使用期間を計測し、使用期間が前記試用期間を越えたか否かを判定することを特徴とする。
【0019】
すなわち、試用期間を設定して、その試用期間内であれば、任意に拡張機能を使用できるようにしたものであっても良い。
【0020】
このときの試用期間としては、日数や装置の実稼動日数であってもよく、さらに、装置の稼動時間であっても良い。前記使用期間が稼動時間であるときには、装置の稼動時間を計測する計測手段を前記ハードウェアキーに含むことが好ましい。
【0021】
また、拡張機能の試用範囲は、これらに限らず、装置ないし拡張機能の使用状況に応じて変化する各種のパラメータをもちいて設定することができる。
【0022】
また、本発明は、前記記憶媒体が前記ハードウェアキーに着脱可能に設けられていることを特徴とする。
【0023】
この発明によれば、ハードウェアキーから、記憶媒体を取り外すことができ、取り外した、記憶媒体を他の装置のハードウェアキーに装着することにより、その装置での拡張機能の使用が可能となるようにしている。これにより、試用期間内で、拡張機能を有効に利用することができる。
【0024】
また、本発明は、前記試用範囲が変更可能であることを特徴とするものであっても良く、さらに、前記試用範囲の設定を解除可能としていることを特徴とするものであっても良い。
【0025】
特に試用範囲の設定を解除可能とすることにより、拡張機能の試用に用いたハードウェアキーによって、拡張機能の継続利用が可能となり、拡張機能を継続して利用するときのコストの軽減を図ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。図1及び図2には、本実施の形態に画像処理装置として適用した複写機10の概略構成を示している。この複写機10は、印刷出力装置(プリンタ)12と画像読取装置(スキャナ)14とが連結されて形成されており、印刷出力装置12内に画像処理装置16が設けられている。
【0027】
図2に示すように、画像読取装置14は、読取部18と圧縮処理部20を含んでおり、図示しない原稿に記録された画像を読取部18で読み取って生成したデジタル画像データ(以下、「画像データ」とする)を、圧縮処理部20で画像圧縮(データ圧縮)を施して出力する。
【0028】
印刷出力装置12は、図示しない記録紙に画像を形成する印字部22と、圧縮処理された画像データを伸長処理する伸長処理部24と、を含んでいる。また、画像読取装置14は、生成した画像データを画像処理装置16へ出力し、印刷出力装置12は、画像処理装置16から入力される画像データに基づいて印刷処理を行う。
【0029】
これにより、複写機10では、画像読取装置14によって生成した画像データに応じた画像を記録紙に形成して出力可能となっている。なお、このような複写機10としては、従来公知の一般的構成を適用でき、本実施の形態では詳細な説明を省略する。
【0030】
一方、画像処理装置16は、CPU26とRAM28と共に、基本機能プログラム及び各種の拡張機能プログラムを記憶したプログラムROM(以下、「ROM30」とする)を備えており、ROM30に記録されたプログラムを実行することにより、各種の画像処理が可能となっている。
【0031】
また、画像処理装置16は、HDD(ハードディスクドライブ)32、各種のフォントを記憶したFontROM34を備え、さらに、I/F(インターフェイス)36を介して、各種のキー及び表示部(ディスプレイ)を備えたコントロールパネル38が接続されている。
【0032】
これにより、複写機10では、FontROM34に記憶している各種のフォントを用いた印刷処理が可能となっている。また、複写機10では、コントロールパネル38にユーザーインターフェイス(UI)を表示しながらキー操作を行うことにより、各種の処理設定が可能となっている。
【0033】
また、画像処理装置16には、通信I/F(インターフェイス)40が設けられており、この通信I/F40を介して、パーソナルコンピュータなどの図示しない画像処理端末が接続可能となっている。
【0034】
これのより、複写機10では、画像処理端末から入力された画像データに対する印刷処理が可能となると共に、画像読取装置14で読み取った原稿等の画像データを、画像処理端末へ出力が可能となっている。
【0035】
さらに、画像処理装置16には、電源が遮断されても記憶データを保持する不揮発性メモリであるNvRAM42が設けられており、画像処理装置16では、このNvRAM42に各種の設定や複写機10の使用状態を示す各種のデータを記録するようにしている。
【0036】
ところで、この複写機10には、無条件で使用可能な各種の機能(基本機能)に加え、各種の拡張機能が設けられており、画像処理装置16に設けられているROM30には、この拡張機能を利用するための拡張機能プログラムが予め記録されている。
【0037】
このような拡張機能は、例えば、画像読取装置14で読み取った画像を印刷出力装置12から印刷出力するときに、マーカー等で指定した領域に対して、マスキング/トリミング、色付け、色の変更等、原稿に別の原稿の画像などを嵌め込んだり背景画像を重ねる合成機能、ネガポジ反転、鏡像、リピートなどの各種の編集機能がある。また、複写機10では、画像読取装置14によって読み取った画像の画像データや、画像処理端末から受信した画像データを、HDD32に保存管理するファイル管理機能、暗号化されたデータの送受信を行う暗号処理機能などがある。なお、拡張機能は、これらに限るものではない。
【0038】
拡張機能の制限解除(機能解除)は、コントロールパネル38を用いたキー操作によってパスワード等を入力することにより行う方法があるが、この方法では、パスワードの入力のみで容易に機能解除がなされてしまう。
【0039】
ここから、本実施の形態に適用した複写機10では、ハードウェアキー44を用いることにより、機能解除が可能となるようにしている。
【0040】
このハードウェアキー44には、機能解除(認証)を行うための認証情報として、機能解除を行う拡張機能を特定すると共に該拡張機能の機能解除を行うための認証鍵が記録されている。
【0041】
画像処理装置16には、このハードウェアキー44が装着可能な装着ポート46が設けられており、ハードウェアキー44のコネクタ48を装着ポート46へ係合させることにより、ハードウェアキー44が装着される。
【0042】
画像処理装置16は、この装着ポート46にハードウェアキー44が装着されたことを検出すると、ハードウェアキー44に記録されている認証鍵を読み出し、この認証鍵に基づいて、該当する拡張機能を使用可能となるようにする。なお、認証鍵を用いた機能解除の基本的構成は、従来公知の構成を適用でき、本実施の形態では詳細な説明を省略する。
【0043】
一方、複写機10では、ハードウェアキー44の基本機能を備えたハードウェアキー50の使用も可能となっている。このハードウェアキー50は、認証鍵と共に拡張機能のハードウェアキー50(認証鍵)の有効範囲が設定されており、この有効範囲内でハードウェアキー50を用いた拡張機能の試用が可能となるようにしている。
【0044】
すなわち、ハードウェアキー50には、試用範囲が設定されており、このハードウェアキー50を、装着ポート46へ装着することにより、複写機10では、試用範囲に基づいた拡張機能の試用が可能となっている。
【0045】
このようなハードウェアキー50は、例えば、複写機10を設置したユーザーに、無償ないし低コストで提供し、これにより、ハードウェアキー50で指定される拡張機能を、ユーザーに試用してもらうようにしている。
【0046】
このような拡張機能の試用を認可することにより、複写機10を利用するユーザーが、試用範囲を過ぎた後も、該当する拡張機能を使用するか否かを、的確に判断できるようにしている。すなわち、有償で提供される拡張機能を、実際に使用してみることにより、その拡張機能の使用感と共に、利便性、有効性、コストパフォーマンス等を確認することができるようにしている。
【0047】
以下に実施例としてハードウェアキー50の構成を例示に、そのハードウェアキー50を用いた処理の概略を説明する。
【0048】
【実施例】
〔第1実施例〕
図3(A)には、第1実施例に適用したハードウェアキー50(以下、「ハードウェアキー50A」とする)の概略構成を示している。
【0049】
このハードウェアキー50Aには、電源が遮断されても記憶しているデータを保持可能とであると共に、データの書換えが可能な不揮発性メモリとしてNvRAM52が設けられており、このNvRAM52に認証鍵が記録されている。
【0050】
これにより、ハードウェアキー50Aを、複写機10(画像処理装置16)の装着ポート46に装着することにより、認証鍵によって特定される拡張機能が、このハードウェアキー50Aの装着状態で使用可能に設定される。
【0051】
また、ハードウェアキー50AのNvRAM52には、試用範囲として、その拡張機能の試用回数の制限値が記録されており、画像処理装置16は、その拡張機能の使用回数をカウントして、カウント値をハードウェアキー50AのNvRAM52に書き込むと共に、カウント値が制限値に達したときに、認証鍵が無効になるようにしている。
【0052】
すなわち、第1実施例に適用したハードウェアキー50Aは、拡張機能の使用回数を制限し、使用回数が制限値を越えると、ハードウェアキー50Aが無効となるようにしている。
【0053】
図3(B)には、第1実施例に適用したハードウェアキー50Aを用いた処理の概略を示している。なお、画像処理装置16では、複写機10の電源がオンされると、ハードウェアキー50Aを検出して認証鍵を読み込み、該当する拡張機能を使用可能とする(認証)。
【0054】
このフローチャートは、認証した拡張機能を使用する処理(ジョブ)の起動時に実行され、最初のステップ100では、ハードウェアキー50AのNvRAM52から拡張機能の使用回数のカウント値Cを読み込む。なお、本実施例では、一例として制限値Rcからカウントダウンするようになっており、NvRAM52には、カウントダウンした値がカウント値Cとして書き込まれ、最初のカウント値Cとして制限値Rcが読み出される。
【0055】
次のステップ102では、カウント値Cから認証鍵が有効範囲か否かを確認する。すなわち、カウント値Cをカウントダウンする時には、カウント値CがC=0となっているか否かを確認する。なお、該当拡張機能を用いたジョブの実行によってカウント値Cをカウントアップする時には、カウント値Cが制限値Rcに達したか否か(C=Rc)を判定すればよい。
【0056】
ここで、拡張機能の使用回数が認証鍵の有効な範囲であれば、ステップ102で肯定判定してステップ104へ移行し、カウント値Cをカウントダウン(C=C−1)とし、このカウント値Cを、ハードウェアキー50AのNvRAM52に書込み(ステップ106)、ステップ108へ移行して、ジョブの実行を許可する。すなわち、認証している拡張機能の使用を許可する。
【0057】
これにより、拡張機能を用いたジョブの実行回数である拡張機能の使用回数が予め設定されている範囲であれば、その拡張機能を任意に使用することができる。
【0058】
これに対して、拡張機能の使用回数が制限値Rcに達していると、ステップ102で否定判定されてステップ110へ移行する。このステップ110では、例えば、コントロールパネル38の図示しないディスプレイ上などに、ユーザーインターフェイスを用いて、拡張機能が無効となっている旨を表示したり、機能の試用回数が「0」となっていることを表示したり、「認証鍵無し」などを表示し、ハードウェアキー50Aが無効となっていることを告知する。
【0059】
これと共に、ステップ112では、認証鍵を無効として拡張機能を用いたジョブの実行を停止する。なお、拡張機能の使用回数が制限値Rcに達した後は、ハードウェアキー50Aが装着ポート46に装着された状態であっても、認証されないように設定されていれば良い。
【0060】
このように、第1実施例に適用したハードウェアキー50Aは、拡張機能の使用回数が予め設定している制限値Rcに達することにより、認証鍵が無効となるが、使用回数が制限値Rcの範囲であれば、その拡張機能を使用することができるので、拡張機能を使用することにより、その拡張機能の使用感と共に、利便性、有効性、コストパフォーマンス等を確認することができる。
【0061】
〔第2実施例〕
次に第2実施例を説明する。図4(A)には、第2実施例に適用したハードウェアキー50(以下、「ハードウェアキー50B」とする)の概略構成を示している。
【0062】
このハードウェアキー50Bには、不揮発性メモリであるNvRAM54と共に、RTC(リアルタイムクロック)56が設けられている。
【0063】
このNvRAM54には、認証鍵と共に、拡張機能の試用制限時間Rtが記録されており、ハードウェアキー50Bは、RTC56による計測時間が試用制限時間Rtに達するまで、拡張機能の機能解除(認証)が可能となっている。
【0064】
図4(B)には、このハードウェアキー50Bを用いた処理の概略を示している。なお、ハードウェアキー50Bが装着されているときにも、画像処理装置16では、複写機10の電源がオンされるとハードウェアキー50Bを検出し、認証鍵を用いた拡張機能の認証を行う。また、ハードウェアキー50Bでは、複写機10の電源がオンされると、RTC56がスタートして、拡張機能を認証した状態での複写機10の稼動時間tを計測し、オフされることにより稼動時間tの計測を一時停止する。
【0065】
図4(B)に示すフローチャートは、認証した拡張機能を使用する処理(ジョブ)の起動時に実行され、最初のステップ120では、ハードウェアキー50BのNvRAM54から試用制限時間Rtを読み込むと共に、RTC56から稼動時間tを読み込む。
【0066】
次のステップ122では、試用制限時間Rtと稼働時間tから認証鍵が有効であるか否かを確認する。すなわち、稼働時間tが試用制限時間Rt内(t<Rt)であるか否かを確認する。なお、RTC56は、試用制限時間Rtからカウントダウンするものであっても良く、このときには、残り時間があるか否かを確認するようにすれば良い。
【0067】
ここで、稼動時間tが試用制限時間Rtに達しておらず、認証鍵が有効であれば、ステップ122で肯定判定してステップ108へ移行し、ジョブの実行を許可する。すなわち、認証している拡張機能の使用を許可する。
【0068】
これに対して、稼動時間tが試用制限時間Rtに達しいると(t≧Rt)、ステップ122で否定判定してステップ124へ移行する。
【0069】
このステップ124では、例えば、コントロールパネル38の図示しないディスプレイ上などに、ユーザーインターフェイスを用いて、拡張機能が無効となっている旨を表示したり、拡張機能の試用時間切れとなっていることを表示したり、「認証鍵無し」などを表示し、ハードウェアキー50Bが無効となっていることを告知する。
【0070】
これと共に、ステップ112では、認証鍵を無効として拡張機能を用いたジョブの実行を停止する。なお、装置の稼動時間が試用制限時間Rtに達した後は、ハードウェアキー50Bが装着ポート46に装着された状態であっても、認証されないように設定されていれば良い。
【0071】
このように、第2実施例に適用したハードウェアキー50Bは、拡張機能の使用時間が予め設定している試用制限時間Rtに達することにより、認証鍵が無効となるが、試用制限時間Rtの範囲であれば、その拡張機能を使用することができるので、拡張機能を使用することにより、その拡張機能の使用感と共に、利便性、有効性、コストパフォーマンス等を確認することができる。
【0072】
なお、第2の実施の形態では、RTC56を用いて複写機10の稼動時間に基づいて試用期間を制限するようにしたが、これに限らず、例えば、複写機10の電源がオンされた回数をカウントすることにより、稼動日数を積算し、この稼動日数が予め設定した日数に達した否かを判断するようにしても良い。すなわち、拡張機能の使用日数を制限するようにしても良い。
【0073】
また、使用日数を制限する方法は、これに限るものではなく、例えば、ハードウェアキー50Bに、カレンダー機能付きのタイマーを設けて、最初の使用開始時からの日数を計測するなどの任意の方法を適用することができる。
【0074】
〔第3実施例〕
次に第3の実施の形態を説明する。図5(A)には、第3の実施の形態に適用したハードウェアキー50(以下、「ハードウェアキー50C」とする)の概略構成を示しており、このハードウェアキー50Cには、メディアアダプタ58が設けられている。
【0075】
図5(B)に示すように、このメディアアダプタ58には、ICカード、メモリカードなどの不揮発性記憶媒体を用いた記憶メディア60が装着可能となっている。
【0076】
画像処理装置16は、メディアアダプタ58に記録メディア60が装填されたハードウェアキー50Cが、装着ポート46に装着されることにより、記録メディア60に記録されているデータの読み出し及び書込みが可能となる。
【0077】
このようなハードウェアキー50Cに装着される記録メディア60に、認証鍵と共に、拡張機能の使用回数の制限値Rcが記録され、さらに使用回数のカウント値Cの記録が可能とすることにより、前記したハードウェアキー50Aと同等の試用制限が可能となる。
【0078】
また、このハードウェアキー50Cは、記録メディア60の取り出しが可能となっていることにより、複写機10は、ハードウェアキー50Cから記録メディア60が引き出されることにより拡張機能が使用できなくなるが、この記録メディア60を、他の複写機10に装着しているハードウェアキー50Cに装填することができる。
【0079】
これにより、一つの記録メディア60を用いて、複数台の複写機10で拡張機能の試用が可能となり、より有効に拡張機能の使用感、利便性、コスト面での問題を判断することができる。
【0080】
このような記録メディア60の装着が可能となるハードウェアキー50としては、図5(C)に示すように、メディアアダプタ58に加えて、RTC56などのタイマー62を備えたものであっても良い(以下、「ハードウェアキー50D」とする)。
【0081】
このようなハードウェアキー50Dにおいて、記録メディア60に拡張鍵と共に制限時間Rtを記録しておくと共に、計測時間tが記録されるようにしておくことにより、前記したハードウェアキー50Bと同等に拡張機能を試用することができる。
【0082】
このときに、記録メディア60を用いて複数の複写機10の間で、拡張機能を試用することができるので、より効果的に拡張機能の使用感等を判断することができる。
【0083】
なお、第1乃至第3の実施の形態では、試用回数又は試用期限に達することにより、認証鍵としての機能がなくなるようにしたが、試用回数や使用期間(試用期限)の延長が可能となるものであっても良い。このときには、制限値や制限時間等を書換えるか、カウント値や計測時間を書き換えることができるようにすればよい。
【0084】
このようなデータの書換えは、ハードウェアキー50を複写機10に装着した状態で、データ書換え用に設定されているユーザーインターフェイスを用い、パスワードを入力して行うなどの方法を適用することができる。
【0085】
このときのパスワードは、使用回数を制限することが好ましく、これにより、実質的な拡張機能の機能解除がなされてしまうのを防止することができる。
【0086】
また、記録メディア60を用いるハードウェアキー50(50C、50D)では、記録メディアで60を取り外し、記録メディア60のデータ書換え専用の装置で、試用制限の変更を行うようにしても良い。
【0087】
さらに、ハードウェアキー50としては、試用回数ないし試用期間の延長のみならず、試用回数ないし試用期間の制限解除が可能であってもよい。
【0088】
これにより、試用用のハードウェアキー50を、通常のハードウェアキー44として用いることができ、機能拡張を希望するユーザーの負担軽減を可能とすることができる。
【0089】
すなわち、ハードウェアキー44を用いる時には、拡張機能を使用することに対するコストと、ハードウェアキー44自体の部品コストが生じるが、ハードウェアキー50をハードウェアキー44として使用可能とすることにより、部品コストの発生を抑えることができる。
【0090】
なお、以上説明した本実施の形態は、本発明の構成を限定するものではない。本実施の形態では、画像処理装置として複写機10(画像処理装置16)を用いて説明したが、本発明が適用される画像処理装置は、これに限らず、画像処理に対する基本機能に加えて、有償で使用可能となる拡張機能を備えた任意の構成の画像処理装置に適用することができる。
【0091】
また、本実施の形態では、拡張機能の使用回数や、装置の稼動時間、使用期間等のパラメータを適用して、ハードウェアキー50を用いた拡張機能の試用範囲を設定したが、試用範囲を設定するパラメータは、これらに限るものではなく、拡張機能の使用状況や装置の稼動状況に応じて変化する任意のパラメータを適用し、そのパラメータに対して使用範囲を設定したものであれば良い。
【0092】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、試用範囲を記録したハードウェアキーを用い、拡張機能の試用を可能とすることにより、該拡張機能の利便性やコスト的な問題を的確に判断することができ、有用な拡張機能の機能解除がなされないのを防止して、有用な処理機能を提供できるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に適用した複写機の概略斜視図である。
【図2】複写機の概略構成図である。
【図3】(A)は第1実施例に適用したハードウェアキーの概略構成図、(B)は(A)のハードウェアキーを用いた拡張機能の試用制限の一例を示す流れ図である。
【図4】(A)は第2実施例に適用したハードウェアキーの概略構成図、(B)は(A)のハードウェアキーを用いた拡張機能の試用制限の一例を示す流れ図である。
【図5】(A)は第3実施例に適用したハードウェアキーと記憶メディアを示す概略図、(B)は(A)のハードウェアキーに記憶メディアを装填した状態を示す概略図、(C)はハードウェアキーの他の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
10 複写機(画像処理装置)
12 印刷出力装置
14 画像読取装置
16 画像処理装置
26 CPU
30 ROM
38 コントロールパネル
46 装着ポート
50(50A、50B、50C、50D) ハードウェアキー
52、54 NvRAM(不揮発性記憶媒体)
56 RTC(計測手段)
58 メディアアダプタ
60 記録メディア(不揮発性記憶媒体)
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラー画像やモノクロ画像を読み取って複製画像を形成する複写機など、画像データに対する処理ないしファイリング管理が可能な画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機などの画像処理装置では、原稿に記録されたカラー画像やモノクロ画像を読み取って、デジタル画像データ(画像データ)を生成し、生成した画像データを用いて記録紙などに画像を形成する(複製)。また、画像処理装置では、カラー画像やモノクロ画像の画像データを受信し、この画像データに基づいた画像を記録紙に形成するプリンタ等がある。
【0003】
このような画像処理装置では、画像複写、画像印刷等に加えて画像データのファイリング管理や、背景合成などの画像データに対する編集機能など、ソフトウェアやハードウェアによって達成される各種の拡張機能を備えたものがある。
【0004】
ところで、複写機などの画像処理装置では、各種の拡張機能に対するハードウェアやソフトウェアが予め搭載され、有償で所望の拡張機能を使用できるようにしているものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
この提案の画像処理装置では、パスワードを入力することにより、予め備えているハードウェアやソフトウェアを用いた拡張機能の使用が可能となるにしており、これにより、ハードウェアやソフトウェアを追加するときに比べて、コスト的な負担を抑えるようにしたものがある。
【0006】
予め設定している機能に対する制限(機能制限)を解除する方法としては、装置に機能制限用キャップを取り付けておき、この機能制限用キャップを取り外すことにより、パスワード等を用いることなく機能制限が解除されるようにする提案もなされている(例えば、特許文献2参照。)
【0007】
【特許文献1】
特開2001−103270号公報
【特許文献2】
特開2000−10932号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、予め各種の拡張機能を実行するためのハードウェアやソフトウェアを備えていても、その拡張機能の有効性や利便性が理解されないと、使用制限を解除せずに、基本機能のみが使用される状態が継続してしまうことになってしまう。すなわち、使用している複写機にどのような拡張機能があるのか、実際にその拡張機能を使用したときのコストとの兼ね合いなどが不明となっているので、拡張機能の使用制限が解除(機能解除)されることは少なくなっている。
【0009】
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、有償で制限を解除することにより使用可能となる各種の拡張機能を備えているときに、その拡張機能の使用の要否を容易に理解可能とする画像処理装置を提案することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、画像データに対する処理に対する基本機能と、使用が制限された機能制限が付加されている拡張機能を含む画像処理装置であって、前記拡張機能の機能制限を解除する認証情報が記録されたハードウェアキーが装着されることにより機能制限を解除する解除手段と、予め前記ハードウェアキーの試用範囲を設定し、前記認証情報を試用範囲内で有効にする制限手段と、含むことを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、拡張機能の試用範囲を設定し、設定した範囲内での拡張機能の使用(試用)が可能となるようにしている。
【0012】
これにより、その拡張機能が便利であるか否かや、有償で機能解除を行ったときに、コストに見合う機能であるか否か、などを的確に判断できるようにしている。
【0013】
したがって、利便性の高い拡張機能の機能解除がなされなかったり、コスト的に見合わない拡張機能に対する必要な機能解除を行ってしまうことを防止でき、個々のユーザーに利便性の高い拡張機能を提供することができる。
【0014】
このときに、ハードウェアキーを用い、ハードウェアキーに記録している認証鍵等の認証情報に基づいて機能解除を行うので、パスワード等を用い場合に比べて拡張機能の不正使用を防止することができる。
【0015】
このような本発明では、前記ハードウェアキーに設けた不揮発性記録媒体に前記認証情報及び前記試用範囲を記録すれば良い。
【0016】
また、本発明は、前記試用範囲として前記拡張機能の使用回数の制限値が設定され、前記制限手段が前記拡張機能の使用回数をカウントすると共に、カウント値が制限値に達したか否かを判定することを特徴とする。
【0017】
すなわち、本発明は、拡張機能の使用回数によって制限することができる。
【0018】
また、本発明は、前記試用範囲として前記拡張機能の試用期間が設定され、前記制限手段が前記拡張機能の使用期間を計測し、使用期間が前記試用期間を越えたか否かを判定することを特徴とする。
【0019】
すなわち、試用期間を設定して、その試用期間内であれば、任意に拡張機能を使用できるようにしたものであっても良い。
【0020】
このときの試用期間としては、日数や装置の実稼動日数であってもよく、さらに、装置の稼動時間であっても良い。前記使用期間が稼動時間であるときには、装置の稼動時間を計測する計測手段を前記ハードウェアキーに含むことが好ましい。
【0021】
また、拡張機能の試用範囲は、これらに限らず、装置ないし拡張機能の使用状況に応じて変化する各種のパラメータをもちいて設定することができる。
【0022】
また、本発明は、前記記憶媒体が前記ハードウェアキーに着脱可能に設けられていることを特徴とする。
【0023】
この発明によれば、ハードウェアキーから、記憶媒体を取り外すことができ、取り外した、記憶媒体を他の装置のハードウェアキーに装着することにより、その装置での拡張機能の使用が可能となるようにしている。これにより、試用期間内で、拡張機能を有効に利用することができる。
【0024】
また、本発明は、前記試用範囲が変更可能であることを特徴とするものであっても良く、さらに、前記試用範囲の設定を解除可能としていることを特徴とするものであっても良い。
【0025】
特に試用範囲の設定を解除可能とすることにより、拡張機能の試用に用いたハードウェアキーによって、拡張機能の継続利用が可能となり、拡張機能を継続して利用するときのコストの軽減を図ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。図1及び図2には、本実施の形態に画像処理装置として適用した複写機10の概略構成を示している。この複写機10は、印刷出力装置(プリンタ)12と画像読取装置(スキャナ)14とが連結されて形成されており、印刷出力装置12内に画像処理装置16が設けられている。
【0027】
図2に示すように、画像読取装置14は、読取部18と圧縮処理部20を含んでおり、図示しない原稿に記録された画像を読取部18で読み取って生成したデジタル画像データ(以下、「画像データ」とする)を、圧縮処理部20で画像圧縮(データ圧縮)を施して出力する。
【0028】
印刷出力装置12は、図示しない記録紙に画像を形成する印字部22と、圧縮処理された画像データを伸長処理する伸長処理部24と、を含んでいる。また、画像読取装置14は、生成した画像データを画像処理装置16へ出力し、印刷出力装置12は、画像処理装置16から入力される画像データに基づいて印刷処理を行う。
【0029】
これにより、複写機10では、画像読取装置14によって生成した画像データに応じた画像を記録紙に形成して出力可能となっている。なお、このような複写機10としては、従来公知の一般的構成を適用でき、本実施の形態では詳細な説明を省略する。
【0030】
一方、画像処理装置16は、CPU26とRAM28と共に、基本機能プログラム及び各種の拡張機能プログラムを記憶したプログラムROM(以下、「ROM30」とする)を備えており、ROM30に記録されたプログラムを実行することにより、各種の画像処理が可能となっている。
【0031】
また、画像処理装置16は、HDD(ハードディスクドライブ)32、各種のフォントを記憶したFontROM34を備え、さらに、I/F(インターフェイス)36を介して、各種のキー及び表示部(ディスプレイ)を備えたコントロールパネル38が接続されている。
【0032】
これにより、複写機10では、FontROM34に記憶している各種のフォントを用いた印刷処理が可能となっている。また、複写機10では、コントロールパネル38にユーザーインターフェイス(UI)を表示しながらキー操作を行うことにより、各種の処理設定が可能となっている。
【0033】
また、画像処理装置16には、通信I/F(インターフェイス)40が設けられており、この通信I/F40を介して、パーソナルコンピュータなどの図示しない画像処理端末が接続可能となっている。
【0034】
これのより、複写機10では、画像処理端末から入力された画像データに対する印刷処理が可能となると共に、画像読取装置14で読み取った原稿等の画像データを、画像処理端末へ出力が可能となっている。
【0035】
さらに、画像処理装置16には、電源が遮断されても記憶データを保持する不揮発性メモリであるNvRAM42が設けられており、画像処理装置16では、このNvRAM42に各種の設定や複写機10の使用状態を示す各種のデータを記録するようにしている。
【0036】
ところで、この複写機10には、無条件で使用可能な各種の機能(基本機能)に加え、各種の拡張機能が設けられており、画像処理装置16に設けられているROM30には、この拡張機能を利用するための拡張機能プログラムが予め記録されている。
【0037】
このような拡張機能は、例えば、画像読取装置14で読み取った画像を印刷出力装置12から印刷出力するときに、マーカー等で指定した領域に対して、マスキング/トリミング、色付け、色の変更等、原稿に別の原稿の画像などを嵌め込んだり背景画像を重ねる合成機能、ネガポジ反転、鏡像、リピートなどの各種の編集機能がある。また、複写機10では、画像読取装置14によって読み取った画像の画像データや、画像処理端末から受信した画像データを、HDD32に保存管理するファイル管理機能、暗号化されたデータの送受信を行う暗号処理機能などがある。なお、拡張機能は、これらに限るものではない。
【0038】
拡張機能の制限解除(機能解除)は、コントロールパネル38を用いたキー操作によってパスワード等を入力することにより行う方法があるが、この方法では、パスワードの入力のみで容易に機能解除がなされてしまう。
【0039】
ここから、本実施の形態に適用した複写機10では、ハードウェアキー44を用いることにより、機能解除が可能となるようにしている。
【0040】
このハードウェアキー44には、機能解除(認証)を行うための認証情報として、機能解除を行う拡張機能を特定すると共に該拡張機能の機能解除を行うための認証鍵が記録されている。
【0041】
画像処理装置16には、このハードウェアキー44が装着可能な装着ポート46が設けられており、ハードウェアキー44のコネクタ48を装着ポート46へ係合させることにより、ハードウェアキー44が装着される。
【0042】
画像処理装置16は、この装着ポート46にハードウェアキー44が装着されたことを検出すると、ハードウェアキー44に記録されている認証鍵を読み出し、この認証鍵に基づいて、該当する拡張機能を使用可能となるようにする。なお、認証鍵を用いた機能解除の基本的構成は、従来公知の構成を適用でき、本実施の形態では詳細な説明を省略する。
【0043】
一方、複写機10では、ハードウェアキー44の基本機能を備えたハードウェアキー50の使用も可能となっている。このハードウェアキー50は、認証鍵と共に拡張機能のハードウェアキー50(認証鍵)の有効範囲が設定されており、この有効範囲内でハードウェアキー50を用いた拡張機能の試用が可能となるようにしている。
【0044】
すなわち、ハードウェアキー50には、試用範囲が設定されており、このハードウェアキー50を、装着ポート46へ装着することにより、複写機10では、試用範囲に基づいた拡張機能の試用が可能となっている。
【0045】
このようなハードウェアキー50は、例えば、複写機10を設置したユーザーに、無償ないし低コストで提供し、これにより、ハードウェアキー50で指定される拡張機能を、ユーザーに試用してもらうようにしている。
【0046】
このような拡張機能の試用を認可することにより、複写機10を利用するユーザーが、試用範囲を過ぎた後も、該当する拡張機能を使用するか否かを、的確に判断できるようにしている。すなわち、有償で提供される拡張機能を、実際に使用してみることにより、その拡張機能の使用感と共に、利便性、有効性、コストパフォーマンス等を確認することができるようにしている。
【0047】
以下に実施例としてハードウェアキー50の構成を例示に、そのハードウェアキー50を用いた処理の概略を説明する。
【0048】
【実施例】
〔第1実施例〕
図3(A)には、第1実施例に適用したハードウェアキー50(以下、「ハードウェアキー50A」とする)の概略構成を示している。
【0049】
このハードウェアキー50Aには、電源が遮断されても記憶しているデータを保持可能とであると共に、データの書換えが可能な不揮発性メモリとしてNvRAM52が設けられており、このNvRAM52に認証鍵が記録されている。
【0050】
これにより、ハードウェアキー50Aを、複写機10(画像処理装置16)の装着ポート46に装着することにより、認証鍵によって特定される拡張機能が、このハードウェアキー50Aの装着状態で使用可能に設定される。
【0051】
また、ハードウェアキー50AのNvRAM52には、試用範囲として、その拡張機能の試用回数の制限値が記録されており、画像処理装置16は、その拡張機能の使用回数をカウントして、カウント値をハードウェアキー50AのNvRAM52に書き込むと共に、カウント値が制限値に達したときに、認証鍵が無効になるようにしている。
【0052】
すなわち、第1実施例に適用したハードウェアキー50Aは、拡張機能の使用回数を制限し、使用回数が制限値を越えると、ハードウェアキー50Aが無効となるようにしている。
【0053】
図3(B)には、第1実施例に適用したハードウェアキー50Aを用いた処理の概略を示している。なお、画像処理装置16では、複写機10の電源がオンされると、ハードウェアキー50Aを検出して認証鍵を読み込み、該当する拡張機能を使用可能とする(認証)。
【0054】
このフローチャートは、認証した拡張機能を使用する処理(ジョブ)の起動時に実行され、最初のステップ100では、ハードウェアキー50AのNvRAM52から拡張機能の使用回数のカウント値Cを読み込む。なお、本実施例では、一例として制限値Rcからカウントダウンするようになっており、NvRAM52には、カウントダウンした値がカウント値Cとして書き込まれ、最初のカウント値Cとして制限値Rcが読み出される。
【0055】
次のステップ102では、カウント値Cから認証鍵が有効範囲か否かを確認する。すなわち、カウント値Cをカウントダウンする時には、カウント値CがC=0となっているか否かを確認する。なお、該当拡張機能を用いたジョブの実行によってカウント値Cをカウントアップする時には、カウント値Cが制限値Rcに達したか否か(C=Rc)を判定すればよい。
【0056】
ここで、拡張機能の使用回数が認証鍵の有効な範囲であれば、ステップ102で肯定判定してステップ104へ移行し、カウント値Cをカウントダウン(C=C−1)とし、このカウント値Cを、ハードウェアキー50AのNvRAM52に書込み(ステップ106)、ステップ108へ移行して、ジョブの実行を許可する。すなわち、認証している拡張機能の使用を許可する。
【0057】
これにより、拡張機能を用いたジョブの実行回数である拡張機能の使用回数が予め設定されている範囲であれば、その拡張機能を任意に使用することができる。
【0058】
これに対して、拡張機能の使用回数が制限値Rcに達していると、ステップ102で否定判定されてステップ110へ移行する。このステップ110では、例えば、コントロールパネル38の図示しないディスプレイ上などに、ユーザーインターフェイスを用いて、拡張機能が無効となっている旨を表示したり、機能の試用回数が「0」となっていることを表示したり、「認証鍵無し」などを表示し、ハードウェアキー50Aが無効となっていることを告知する。
【0059】
これと共に、ステップ112では、認証鍵を無効として拡張機能を用いたジョブの実行を停止する。なお、拡張機能の使用回数が制限値Rcに達した後は、ハードウェアキー50Aが装着ポート46に装着された状態であっても、認証されないように設定されていれば良い。
【0060】
このように、第1実施例に適用したハードウェアキー50Aは、拡張機能の使用回数が予め設定している制限値Rcに達することにより、認証鍵が無効となるが、使用回数が制限値Rcの範囲であれば、その拡張機能を使用することができるので、拡張機能を使用することにより、その拡張機能の使用感と共に、利便性、有効性、コストパフォーマンス等を確認することができる。
【0061】
〔第2実施例〕
次に第2実施例を説明する。図4(A)には、第2実施例に適用したハードウェアキー50(以下、「ハードウェアキー50B」とする)の概略構成を示している。
【0062】
このハードウェアキー50Bには、不揮発性メモリであるNvRAM54と共に、RTC(リアルタイムクロック)56が設けられている。
【0063】
このNvRAM54には、認証鍵と共に、拡張機能の試用制限時間Rtが記録されており、ハードウェアキー50Bは、RTC56による計測時間が試用制限時間Rtに達するまで、拡張機能の機能解除(認証)が可能となっている。
【0064】
図4(B)には、このハードウェアキー50Bを用いた処理の概略を示している。なお、ハードウェアキー50Bが装着されているときにも、画像処理装置16では、複写機10の電源がオンされるとハードウェアキー50Bを検出し、認証鍵を用いた拡張機能の認証を行う。また、ハードウェアキー50Bでは、複写機10の電源がオンされると、RTC56がスタートして、拡張機能を認証した状態での複写機10の稼動時間tを計測し、オフされることにより稼動時間tの計測を一時停止する。
【0065】
図4(B)に示すフローチャートは、認証した拡張機能を使用する処理(ジョブ)の起動時に実行され、最初のステップ120では、ハードウェアキー50BのNvRAM54から試用制限時間Rtを読み込むと共に、RTC56から稼動時間tを読み込む。
【0066】
次のステップ122では、試用制限時間Rtと稼働時間tから認証鍵が有効であるか否かを確認する。すなわち、稼働時間tが試用制限時間Rt内(t<Rt)であるか否かを確認する。なお、RTC56は、試用制限時間Rtからカウントダウンするものであっても良く、このときには、残り時間があるか否かを確認するようにすれば良い。
【0067】
ここで、稼動時間tが試用制限時間Rtに達しておらず、認証鍵が有効であれば、ステップ122で肯定判定してステップ108へ移行し、ジョブの実行を許可する。すなわち、認証している拡張機能の使用を許可する。
【0068】
これに対して、稼動時間tが試用制限時間Rtに達しいると(t≧Rt)、ステップ122で否定判定してステップ124へ移行する。
【0069】
このステップ124では、例えば、コントロールパネル38の図示しないディスプレイ上などに、ユーザーインターフェイスを用いて、拡張機能が無効となっている旨を表示したり、拡張機能の試用時間切れとなっていることを表示したり、「認証鍵無し」などを表示し、ハードウェアキー50Bが無効となっていることを告知する。
【0070】
これと共に、ステップ112では、認証鍵を無効として拡張機能を用いたジョブの実行を停止する。なお、装置の稼動時間が試用制限時間Rtに達した後は、ハードウェアキー50Bが装着ポート46に装着された状態であっても、認証されないように設定されていれば良い。
【0071】
このように、第2実施例に適用したハードウェアキー50Bは、拡張機能の使用時間が予め設定している試用制限時間Rtに達することにより、認証鍵が無効となるが、試用制限時間Rtの範囲であれば、その拡張機能を使用することができるので、拡張機能を使用することにより、その拡張機能の使用感と共に、利便性、有効性、コストパフォーマンス等を確認することができる。
【0072】
なお、第2の実施の形態では、RTC56を用いて複写機10の稼動時間に基づいて試用期間を制限するようにしたが、これに限らず、例えば、複写機10の電源がオンされた回数をカウントすることにより、稼動日数を積算し、この稼動日数が予め設定した日数に達した否かを判断するようにしても良い。すなわち、拡張機能の使用日数を制限するようにしても良い。
【0073】
また、使用日数を制限する方法は、これに限るものではなく、例えば、ハードウェアキー50Bに、カレンダー機能付きのタイマーを設けて、最初の使用開始時からの日数を計測するなどの任意の方法を適用することができる。
【0074】
〔第3実施例〕
次に第3の実施の形態を説明する。図5(A)には、第3の実施の形態に適用したハードウェアキー50(以下、「ハードウェアキー50C」とする)の概略構成を示しており、このハードウェアキー50Cには、メディアアダプタ58が設けられている。
【0075】
図5(B)に示すように、このメディアアダプタ58には、ICカード、メモリカードなどの不揮発性記憶媒体を用いた記憶メディア60が装着可能となっている。
【0076】
画像処理装置16は、メディアアダプタ58に記録メディア60が装填されたハードウェアキー50Cが、装着ポート46に装着されることにより、記録メディア60に記録されているデータの読み出し及び書込みが可能となる。
【0077】
このようなハードウェアキー50Cに装着される記録メディア60に、認証鍵と共に、拡張機能の使用回数の制限値Rcが記録され、さらに使用回数のカウント値Cの記録が可能とすることにより、前記したハードウェアキー50Aと同等の試用制限が可能となる。
【0078】
また、このハードウェアキー50Cは、記録メディア60の取り出しが可能となっていることにより、複写機10は、ハードウェアキー50Cから記録メディア60が引き出されることにより拡張機能が使用できなくなるが、この記録メディア60を、他の複写機10に装着しているハードウェアキー50Cに装填することができる。
【0079】
これにより、一つの記録メディア60を用いて、複数台の複写機10で拡張機能の試用が可能となり、より有効に拡張機能の使用感、利便性、コスト面での問題を判断することができる。
【0080】
このような記録メディア60の装着が可能となるハードウェアキー50としては、図5(C)に示すように、メディアアダプタ58に加えて、RTC56などのタイマー62を備えたものであっても良い(以下、「ハードウェアキー50D」とする)。
【0081】
このようなハードウェアキー50Dにおいて、記録メディア60に拡張鍵と共に制限時間Rtを記録しておくと共に、計測時間tが記録されるようにしておくことにより、前記したハードウェアキー50Bと同等に拡張機能を試用することができる。
【0082】
このときに、記録メディア60を用いて複数の複写機10の間で、拡張機能を試用することができるので、より効果的に拡張機能の使用感等を判断することができる。
【0083】
なお、第1乃至第3の実施の形態では、試用回数又は試用期限に達することにより、認証鍵としての機能がなくなるようにしたが、試用回数や使用期間(試用期限)の延長が可能となるものであっても良い。このときには、制限値や制限時間等を書換えるか、カウント値や計測時間を書き換えることができるようにすればよい。
【0084】
このようなデータの書換えは、ハードウェアキー50を複写機10に装着した状態で、データ書換え用に設定されているユーザーインターフェイスを用い、パスワードを入力して行うなどの方法を適用することができる。
【0085】
このときのパスワードは、使用回数を制限することが好ましく、これにより、実質的な拡張機能の機能解除がなされてしまうのを防止することができる。
【0086】
また、記録メディア60を用いるハードウェアキー50(50C、50D)では、記録メディアで60を取り外し、記録メディア60のデータ書換え専用の装置で、試用制限の変更を行うようにしても良い。
【0087】
さらに、ハードウェアキー50としては、試用回数ないし試用期間の延長のみならず、試用回数ないし試用期間の制限解除が可能であってもよい。
【0088】
これにより、試用用のハードウェアキー50を、通常のハードウェアキー44として用いることができ、機能拡張を希望するユーザーの負担軽減を可能とすることができる。
【0089】
すなわち、ハードウェアキー44を用いる時には、拡張機能を使用することに対するコストと、ハードウェアキー44自体の部品コストが生じるが、ハードウェアキー50をハードウェアキー44として使用可能とすることにより、部品コストの発生を抑えることができる。
【0090】
なお、以上説明した本実施の形態は、本発明の構成を限定するものではない。本実施の形態では、画像処理装置として複写機10(画像処理装置16)を用いて説明したが、本発明が適用される画像処理装置は、これに限らず、画像処理に対する基本機能に加えて、有償で使用可能となる拡張機能を備えた任意の構成の画像処理装置に適用することができる。
【0091】
また、本実施の形態では、拡張機能の使用回数や、装置の稼動時間、使用期間等のパラメータを適用して、ハードウェアキー50を用いた拡張機能の試用範囲を設定したが、試用範囲を設定するパラメータは、これらに限るものではなく、拡張機能の使用状況や装置の稼動状況に応じて変化する任意のパラメータを適用し、そのパラメータに対して使用範囲を設定したものであれば良い。
【0092】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、試用範囲を記録したハードウェアキーを用い、拡張機能の試用を可能とすることにより、該拡張機能の利便性やコスト的な問題を的確に判断することができ、有用な拡張機能の機能解除がなされないのを防止して、有用な処理機能を提供できるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に適用した複写機の概略斜視図である。
【図2】複写機の概略構成図である。
【図3】(A)は第1実施例に適用したハードウェアキーの概略構成図、(B)は(A)のハードウェアキーを用いた拡張機能の試用制限の一例を示す流れ図である。
【図4】(A)は第2実施例に適用したハードウェアキーの概略構成図、(B)は(A)のハードウェアキーを用いた拡張機能の試用制限の一例を示す流れ図である。
【図5】(A)は第3実施例に適用したハードウェアキーと記憶メディアを示す概略図、(B)は(A)のハードウェアキーに記憶メディアを装填した状態を示す概略図、(C)はハードウェアキーの他の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
10 複写機(画像処理装置)
12 印刷出力装置
14 画像読取装置
16 画像処理装置
26 CPU
30 ROM
38 コントロールパネル
46 装着ポート
50(50A、50B、50C、50D) ハードウェアキー
52、54 NvRAM(不揮発性記憶媒体)
56 RTC(計測手段)
58 メディアアダプタ
60 記録メディア(不揮発性記憶媒体)
Claims (8)
- 画像データに対する処理に対する基本機能と、使用が制限された機能制限が付加されている拡張機能を含む画像処理装置であって、
前記拡張機能の機能制限を解除する認証情報が記録されたハードウェアキーが装着されることにより機能制限を解除する解除手段と、
予め前記ハードウェアキーの試用範囲を設定し、前記認証情報を試用範囲内で有効にする制限手段と、
含むことを特徴とする画像処理装置。 - 前記ハードウェアキーに設けた不揮発性記録媒体に前記認証情報及び前記試用範囲を記録していることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記試用範囲として前記拡張機能の使用回数の制限値が設定され、前記制限手段が前記拡張機能の使用回数をカウントすると共に、カウント値が制限値に達したか否かを判定することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
- 前記試用範囲として前記拡張機能の試用期間が設定され、前記制限手段が前記拡張機能の使用期間を計測し、使用期間が前記試用期間を越えたか否かを判定することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
- 前記使用期間が稼動時間であり、装置の稼動時間を計測する計測手段を前記ハードウェアキーに含むことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
- 前記記憶媒体が前記ハードウェアキーに着脱可能に設けられていることを特徴とする請求項3から請求項5の何れか1項に記載の画像処理装置。
- 前記有効範囲が変更可能であることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項に記載の画像処理装置。
- 前記有効範囲の設定を解除可能としていることを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
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