JP2005028827A - 画像出力装置及び画像データ通信装置 - Google Patents

画像出力装置及び画像データ通信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 画像データに基づく画像を出力する画像出力処理中に、機密性の高い文書等の画像の内容が漏洩する可能性を低減して、機密性の高い画像を保護することが可能なプリンタ装置等の画像出力装置及び該画像出力装置へ画像データを送信するパーソナルコンピュータ等の画像データ通信装置を提供する。
【解決手段】 画像出力装置1では、画像出力処理を行う前に、異常発生の履歴及び消耗品の残量から、画像出力処理の異常発生の予測に要する、予め設定されている予測条件を満足するか否かを判定し(S103)、予測条件を満足すると判定した場合(S103:YES)、異常発生の予測結果を報知する(S104)。
【選択図】 図6

Description

本発明は、プリンタ装置等の画像データに基づいて画像を出力する画像出力装置、並びにその装置へ画像データを送信する画像データ通信装置に関し、特に画像出力処理中に発生し得る異常を回避する画像出力装置及び画像データ通信装置に関する。
近年、LAN等の通信網を介してパーソナルコンピュータ等の通信装置からプリンタ装置等の画像出力装置へ画像データを送信して画像の出力を指示するネットワークプリント環境が整備されており、一台の画像出力装置を、複数の通信装置を夫々操作する複数の操作者で共有することができる環境を提供している。
ところが画像出力装置を共有する通信網上の通信装置の台数が増加するに伴い、画像出力装置にて画像形成され出力されたコピー用紙等の画像形成媒体が混在するという状況が増加し、また他の操作者に画像の内容が見られてしまうというような問題が発生する。
そこで最近では出力される画像の内容を保護する目的で、安全性を強化した各種画像保護機能が画像出力装置に搭載されてきている。
画像出力装置に搭載された画像保護機能の例としては、画像が形成され出力された画像形成媒体が他者に持ち去られたり、また見られたりすること無く、画像の出力を指示した操作者に確実に受け渡すことができる様に照合キーの入力による照合処理を行った上で出力を開始する画像保護機能がある(例えば、特許文献1参照。)。
また他の画像保護機能の例としては、通信網上を転送される画像データの暗号化、画像出力装置内の画像データの暗号化、及び画像出力後の画像データの強制的な無効化等の機能がある。
通信網を介して共有される画像出力装置の他の問題点として、画像出力処理の途中で、画像形成媒体及びトナー等の消耗品の不足等の異常が発生した場合、画像出力処理が中断するため、当該画像出力装置を共有する者全体の業務効率を低下させるという問題がある。
そこで画像の出力中に中断を予測し、出力の保留等の処理を行う画像出力装置が提案されている。(例えば、特許文献2参照。)。
特開平7−98691号公報 特開2000−15897号公報
しかしながら例えば特許文献1に開示されている様な照合キーによる照合及び画像データの暗号化を行ったとしても、画像出力処理中の異常の発生により処理が中断した場合、中断している状況下においては、照合キーによる照合及び暗号化された画像データの復号化が行われた後であり、しかも画像データの無効化がなされる前であるので、画像出力処理が再開して完了するまでの間に出力する画像の内容が他者に漏洩する可能性がある。
特許文献2においても同様であり、画像の出力処理中に中断を予測することについて示されているが、画像の内容の漏洩に対する対策については開示も示唆もされていない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、画像出力処理を開始する前に、異常発生を予測することにより、出力処理の中断及び出力処理の保留中に画像の内容が漏洩する可能性を低減して、機密性の高い画像を保護することが可能な画像出力装置、及びその装置へ画像データを送信する画像データ通信装置の提供を目的とする。
本発明の画像出力装置は、画像データに基づいて画像を出力する画像出力処理を行う画像出力装置において、画像出力処理を行っていない時に、画像出力処理の異常発生の予測に要する予測条件を満足するか否かを判定する判定手段と、予測条件を満足すると判定した場合に、異常発生の予測結果を報知する手段とを備えることを特徴とする。
本発明の画像出力装置は、外部の装置から受信した画像データに基づいて画像を出力する画像出力処理を行う画像出力装置において、外部の装置から画像データを受信する手段と、受信した画像データに基づく画像出力処理を開始する前に、画像出力処理の異常発生の予測に要する予測条件を満足するか否かを判定する判定手段と、予測条件を満足すると判定した場合に、異常発生の予測結果を報知する報知情報を画像データの送信元の装置へ送信する手段と、予測条件を満足すると判定した場合、画像出力処理の開始を制限する手段とを備えることを特徴とする。
本発明の画像出力装置は、前記画像出力処理の開始を制限する手段は、画像出力処理を保留すべくなしてあり、報知情報を送信した後、画像出力処理を開始する指示を受け付けたときに、画像出力処理の開始の制限を解除して画像出力処理を開始する手段を更に備えることを特徴とする。
本発明の画像出力装置は、画像データの送信元の装置を示す装置情報を取得する手段と、取得した装置情報が予め登録している所定の装置情報に合致するか否かを判定する手段とを更に備え、前記判定手段は、取得した装置情報が予め登録している所定の装置情報に合致すると判定した場合に限り、判定を行うべくなしてあることを特徴とする。
本発明の画像出力装置は、画像データの属性を示す属性情報を取得する手段と、取得した属性情報が予め登録している所定の属性情報に合致するか否かを判定する手段とを更に備え、前記判定手段は、取得した属性情報が予め登録している所定の属性情報に合致すると判定した場合に限り、判定を行うべくなしてあることを特徴とする。
本発明の画像出力装置は、発生した異常の履歴を記録する手段を更に備え、前記予測条件は、記録された異常の履歴に基づく条件であることを特徴とする。
本発明の画像出力装置は、前記異常は、装置の制御に関する異常であることを特徴とする。
本発明の画像出力装置は、前記画像出力処理は、画像データに基づく画像を、画像形成媒体上に形成する処理であり、前記異常は、画像形成媒体の搬送に関する異常であることを特徴とする。
本発明の画像出力装置は、前記画像出力処理は、画像データに基づく画像を、画像形成媒体上に形成する処理を含み、画像を形成した画像形成媒体を加工する手段を更に備え、前記異常は、画像形成媒体の加工に関する異常であることを特徴とする。
本発明の画像出力装置は、画像出力処理に要する消耗品の残量を検出する手段を更に備え、前記予測条件は、検出した消耗品の残量に基づく条件であることを特徴とする。
本発明の画像データ通信装置は、画像データに基づいて画像を出力する画像出力処理を行う画像出力装置へ、画像データを送信する画像データ通信装置において、前記画像出力装置から画像出力処理の予測に要する予測情報を受信する手段と、受信した予測情報が所定の条件を満足するか否かを判定する手段と、所定の条件を満足すると判定した場合に、異常発生の予測結果を報知する手段とを備えることを特徴とする。
本発明の画像出力装置では、コピー用紙等の画像形成媒体上に画像データに基づく画像を形成して出力する画像出力処理を行っていない時に、画像出力処理時の異常発生を、所定の予測条件を満足するか否かを判定することで予測し、所定の予測条件を満足して出力処理中に異常発生の可能性有りと判定した場合に、異常発生の予測結果を報知することにより、画像の出力処理を開始して操作者が予想しない出力処理の中断及び保留が発生する可能性を著しく低減することが可能であり、これにより機密性の高い画像を保護することが可能である等、優れた効果を奏する。
本発明の画像出力装置では、パーソナルコンピュータ等の外部の装置から画像データを受信した後、受信した画像データに基づく画像出力処理を開始する前に、画像出力処理時の異常発生を、所定の予測条件を満足するか否かを判定することで予測し、所定の予測条件を満足して出力処理中に異常発生の可能性有りと判定した場合に、報知情報を画像データの送信元であるパーソナルコンピュータ等の外部の装置へ送信し、画像の出力中止及び保留等の方法にて画像の出力を制限することにより、操作者は異常発生の可能性を認知し、画像の出力処理中に操作者が予想しない出力処理の中断及び保留が発生する可能性を著しく低減することが可能であり、これにより機密性の高い画像を保護することが可能である等、優れた効果を奏する。
本発明の画像出力装置では、操作者が、出力すべき画像の機密性及び異常発生の危険性に応じて画像出力処理の開始の要否を判断した上で、画像出力処理の開始を要すると判断した場合に限り画像出力処理を開始させる指示を入力し、画像出力処理を開始させることができるので、機密性の高い画像の出力処理中に操作者が予想しない出力処理の中断及び保留が発生する可能性を著しく低減することが可能である等、優れた効果を奏する。
本発明の画像出力装置では、画像データの送信元の装置を示すIPアドレス等の装置情報を取得し、取得した装置情報が予め登録されている上級職者及び役員等の機密性の高い文書を示す画像を扱う可能性が高い操作者が操作する装置を示す装置情報に合致していると判定した場合に限り、異常発生の予測を行う。
これにより機密性の高い文書を示す画像を扱う可能性が低い操作者が操作する装置から送信された画像データに対しては異常発生の予測処理を行わない様にすることができるので、不要な処理負荷をかけることが無く、また機密性の高い文書を示す画像を扱う可能性が高い操作者が操作する装置から送信される画像データに対しては自動的に異常発生の予測処理を行うことで操作者の操作負担を軽減及び機密性の高い画像の保護の強化を実施することが可能である等、優れた効果を奏する。
本発明の画像出力装置では、機密性の高い保護すべき文書の画像であることを示す属性を付与された画像データに限り、異常発生の予測を行うことにより、機密性の低い文書を示す画像データに対しては異常発生の予測処理を行わない様にすることができるので、不要な処理負荷が発生することを回避することが可能である等、優れた効果を奏する。
本発明の画像出力装置では、異常発生の履歴に基づいて異常発生を予測することにより、予測の精度を向上させることが可能で、機密性の高い画像の保護を強化することが可能である等、優れた効果を奏する。
本発明の画像出力装置では、システムエラー等の装置の制御に関する異常の発生を予測することにより、機密性の高い画像の保護を強化することが可能である等、優れた効果を奏する。
本発明の画像出力装置では、画像形成媒体の搬送時に発生する紙詰まり等の搬送に関する異常の発生を予測することにより、機密性の高い画像の保護を強化することが可能である等、優れた効果を奏する。
本発明の画像出力装置では、画像を形成した画像形成媒体に対する綴じ処理、穴開け処理及び折り処理等の加工に関する異常の発生を予測することにより、機密性の高い画像の保護を強化することが可能である等、優れた効果を奏する。
本発明の画像出力装置では、画像形成媒体及びトナー等の消耗品の不足に基づく異常の発生を予測することにより、画像出力処理を開始する前に消耗品の補充等の対応を行うことがでるので、機密性の高い画像の保護を強化することが可能である等、優れた効果を奏する。
本発明のデータ通信装置では、プリンタ装置等の画像出力装置から受信している異常発生の履歴及び消耗品の残量等の予測情報に基づいて、画像出力処理装置による画像出力処理時の異常発生を予測し、画像出力処理中に異常発生の可能性有りと判定した場合に、操作者に対して異常発生の予測結果を報知することにより、操作者は異常発生の可能性を認知し、画像データを送信させる操作を行うか否かを判断することができるので、画像の出力処理中に操作者が予想しない出力処理の中断及び保留が発生する可能性を著しく低減することが可能であり、これにより機密性の高い画像を保護することが可能である等、優れた効果を奏する。
以下、本発明をその実施をするための形態を示す図面に基づいて詳述する。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1における画像出力装置の構成を示すブロック図である。
図1中1は、プリンタ装置、ファクシミリ装置、複写機及びこれらの複数の装置の機能を備えるデジタル複合機等の画像出力装置であり、画像出力装置1は、LAN等の第1通信網NW1に接続しており、第1通信網NW1を介して画像データを送信するパーソナルコンピュータ等の画像データ通信装置2とTCP/IP等の通信規約に基づく通信を行い、画像データ通信装置2から送信される画像データに基づいて画像を出力する画像出力処理を行う。
なお便宜上、画像データ通信装置2は1台として図示しているが、第1通信網NW1上には、複数の画像データ通信装置2、2、…が接続しており、画像出力装置1は、複数の画像データ通信装置2、2、…に共有して用いられる。
また画像出力装置1は、電話交換網等の第2通信網NW2に接続しており、ファクシミリ装置として機能する場合に第2通信網NW2を介してファクシミリデータの形式で、第2通信網NW2に接続する図示しないファクシミリ装置と画像データの送受信を行う。
画像出力装置1は、装置全体を制御する制御機構10、第1通信網NW1に接続して通信を行うネットワークインターフェースカード等の第1通信機構11、第2通信網NW2に接続して通信を行うファクシミリモデム等の第2通信機構12、第1通信機構11により受信した画像データを記録するハードディスク等の記録機構13、画像データに基づく画像を形成するコピー用紙等の画像形成媒体を格納する用紙トレイ等の格納機構14、格納機構14に格納された画像形成媒体を搬送する搬送機構15、搬送機構15により搬送された画像形成媒体上に記録機構13から読み取った画像データに基づく画像を形成して出力する画像出力機構16、及び画像を形成されて出力される画像形成媒体に対する綴じ処理等の加工を施す加工機構17を備えている。
さらに画像出力機構1は、ファクシミリ装置又は複写機として機能する場合に原稿の読み取りを行う画像読取機構18、及びマンマシンインターフェースとなる液晶操作パネル等の操作機構19を備えている。
制御機構10は、CPU等の機器制御部101、該機器制御部101により制御される各種機構に関する情報を管理する管理部102、システムエラー等の装置の制御に関する異常を検出する異常検出部103を備えている。
第1通信機構11は、通信を制御する通信制御部111並びに該通信制御部111の制御により発生するデータ及びファームウェアプログラム等の情報を記憶する記憶部112を備えており、第1通信網NW1を介して行われる通信に対する通信制御処理及び受信した画像データに対する各種処理等の処理を行う。
第2通信機構12は、画像データの形式を変換し、通信を制御する機能を備えている。
記録機構13は、第1通信機構11を介して受信した画像データ及び画像読取機構18にて読み取られた画像から形成される画像データ等の各種画像データを記録するハードディスク等の機構であり、記録機構13に記録される画像データは必要に応じて暗号化されパスワードが付されることにより、情報の機密性を確保している。
また記録機構13には、画像データだけでなく画像出力装置1の制御に必要な各種プログラム、並びに各機構にて検出された異常の履歴を記録する異常履歴管理テーブル13a、画像形成媒体及びトナー等の消耗品の残量を記録する消耗品管理テーブル13b、及びデジタル複合機における各機能を管理する状態管理テーブル13c等の各種テーブル等の様々な情報が記録されている。
格納機構14は、コピー用紙等の画像形成媒体をA4版及びB5版等のサイズ毎に格納しており、夫々のサイズの画像形成媒体の残量を検出する画像形成媒体残量検出部141を備えている。
搬送機構15は、画像形成媒体を格納機構14から画像出力機構16へ搬送する搬送路及び搬送モータを有する機構であり、画像形成媒体の搬送中に発生する紙詰まり等の異常を検出する異常検出部151を備えている。
画像出力機構16は、記録機構13から読み取った画像データから画像形成及びファクシミリ送信等の出力形式の画像データを作成し、また作成した出力形式の画像データを一時的に記憶するフラッシュメモリ等の揮発性の記憶部161、該記憶部161に記憶された画像データに基づいて搬送機構15により搬送された画像形成媒体を帯電させてトナーを付着及び定着させることにより画像形成媒体上に画像を形成させる画像形成部162、該画像形成部162により画像が形成された画像形成媒体を装置外へ排出する排出部163、及び画像形成媒体上に定着させるトナーの残量を検出するトナー残量検出部164を備えている。
なお搬送機構15及び画像出力機構16を便宜上、異なる機構として記載しているが、搬送機構15により搬送されている画像形成媒体に対して画像出力機構16により画像を形成するものであり、これらの機構は密接に関連している。
加工機構17は、画像が形成され出力された画像形成媒体に対して、綴じ処理(ステープル処理)、穴開け処理(パンチ処理)及び折り処理等の加工を施す機構であり、加工時の異常を検出する異常検出部171を備えている。
なお本願では、格納機構14に格納されている画像形成媒体を搬送機構15により搬送し、搬送された画像形成媒体に対し、画像出力機構16により画像を形成して出力し、また必要に応じて加工機構17により加工を施す一連の処理を画像出力処理と称する。
画像読取機構18は、読み取るべき原稿の有無を検出する原稿検出部181及び該原稿検出部181により検出された原稿に示された画像を光学的に読み取るCCD(Charge Coupled Device) 等の読取素子を用いた読取部182を備えている。
操作機構19は、操作者の操作を受け付ける釦及びタッチパネル等の入力部191並びに液晶パネル等の表示部192を備えている。
なお入力部191及び表示部192は、操作者の操作を受け付ける透明なタッチパネル等の入力部191及びドットマトリックスタイプの液晶フィルム192を組み合わせた液晶タッチパネルであってもよい。
図2は本発明の実施の形態1における画像出力装置1が備える記録機構13に記録された異常履歴テーブル13aの記録内容を概念的に示す説明図である。
図2に示す様に異常履歴テーブル13aには、各機構が備える異常検出部が検出した異常及び消耗品の残量に関し、操作者に対して報知した内容が異常の履歴としてレコード単位で記録されている。
各レコードには、異常の発生の検出又は報知を行った年月日及び時刻、内容、付加情報、異常が発生した箇所、並びにその状況を示す項目毎に夫々の情報が記録されている。
内容の項目に示される情報とは、「紙詰まり」等の画像出力処理に関連する異常、並びに「トナー残少」及び「用紙(画像形成媒体)切れ」等の消耗品の残量に関する異常を示す情報である。
「紙詰まり」等の異常については、付加情報及び箇所の項目に示される情報により、具体的には「給紙」及び「トレイ」、並びに「両面」及び「SW7」等の情報により、異常発生の箇所が示される。
消耗品の残量に関する異常については、トナーの場合、「黒」等のトナーの種類を示す情報が付加情報の項目に示され、画像形成媒体の場合、「トレイ1」等の該当する画像形成媒体を格納する箇所の情報が箇所の項目に示される。
状況の項目には、「紙詰まり」等の異常に対して、「1枚」及び「複数枚」等の情報によりその状況が示されている。
図3は本発明の実施の形態1における画像出力装置1が備える記録機構13に記録された消耗品管理テーブル13bの記録内容を概念的に示す説明図である。
消耗品管理テーブル13bは、画像形成媒体残量検出部141及びトナー残量検出部164にて検出された消耗品の残量に関する情報が各項目毎にレコード単位で記録されている。
各レコードは、種類、規格、レベル及び判定の項目を有しており、種類の項目には、「トナー」及び「トレイ」等の消耗品又は消耗品を格納している箇所を示す情報が記録されており、規格の項目には、トナーの色を示す「黒」及び画像形成媒体のサイズを示す「A4」等の規格を示す情報が示されている。
レベルとは、消耗品の残量を分級した階級として示す情報であり、消耗品が全くない「レベル0」から格納容量の上限又は上限付近を示す「レベル5」までの6段階で示されている。
判定とは、レベルに基づき決定される判定内容であり、例えば「レベル0」が「残量無し」、「レベル1」及び「レベル2」が「残量少」、そして「レベル3」〜「レベル5」が「OK」というように判定される。
図4は本発明の実施の形態1における画像出力装置1が備える記録機構13に記録された状態管理テーブル13cの記録内容を概念的に示す説明図である。
状態管理テーブル13cは、画像出力装置1がデジタル複合機である場合に、プリンタ、スキャナ及びファクシミリ等の各種機能の状態(ステイタス)を示すテーブルであり、夫々の機能の状態が「正常」、「待機中」及び「受信中」等の情報により示される。
図5は本発明の実施の形態1における画像出力装置1へ画像データを送信する画像データ通信装置2を示すブロック図である。
画像データ通信装置2は、装置全体を制御するCPU等の制御部21、CD−ROM等の記録媒体に記録されているコンピュータプログラム及びデータ等の各種情報を読み取るCD−ROMドライブ等の補助記憶部22、ハードディスク等の記録部23、記録部23に記録されているプログラムを制御部21により実行する際に一時的に発生する情報を記憶するRAM等の記憶部24、第1通信網NW1に接続するLANアダプタ等の通信部25、マウス及びキーボード等の入力部26、並びにモニタ等の出力部27を備えている。
記録部23に記録されているコンピュータプログラムとは、OS(Operating System)等の基本プログラム、画像及び文書を作成するワードプロセッサソフト等の応用プログラム、画像出力装置1に適した形式の画像データを作成し送信するドライバソフト等の周辺機器制御プログラム等のプログラムである。
なお第1通信網NW1を介して接続される画像出力装置1及び画像データ通信装置2は、TCP/IP等の通信規約に基づき、第1通信網NW1上の位置により夫々の装置を示すIPアドレス等の装置情報に従って通信を行う。
次に本発明の実施の形態1における画像出力装置1の処理について説明する。
図6は本発明の実施の形態1における画像出力装置1の処理を示すフローチャートである。
画像出力装置1では、制御機構10の制御により、画像出力処理を行っていない時に、所定の時間間隔で、記録機構13に記録している異常履歴テーブル13aから異常発生の履歴を読み取り(S101)、更に消耗品管理テーブル13cから消耗品の残量に関する情報を読み取り(S102)、読み取った異常発生の履歴及び消耗品の残量から、画像出力処理の異常発生の予測に要する、予め設定されている予測条件を満足するか否かを判定する(S103)。
ステップS101にて読み取る異常履歴テーブル13aに記録されている異常とは、制御機構10が備える異常検出部103が検出したシステムエラー等の装置の制御に関する異常、搬送機構15が備える異常検出部151が検出した画像形成媒体の搬送中に発生する紙詰まり等の異常、及び加工機構17が備える異常検出部171が検出した画像形成媒体に対する綴じ処理等の加工に関する異常等の異常である。
そしてステップS103では、異常履歴テーブル13aから読み取った異常発生の履歴から過去の所定期間内に発生している件数が所定件数以上であるというような予測条件を満足するか否かを判定する。
例えば200X年06月05日に上述した処理を行い過去1週間で3件以上発生しているという予測条件が設定されている場合、図2に示す例では、定着部のSW5の箇所における紙詰まりという異常が予測条件を満足することになる。
またステップS103にて消耗品の残量について予め設定されている予測条件とは、例えば消耗品管理テーブル13aの判定の項目に示された情報が残量無し又は残量少であるという条件である。
ステップS103において、予測条件を満足すると判定した場合(S103:YES)、画像出力装置1では、制御機構10の制御により、異常発生の可能性有りと判断してその予測結果を報知し(S104)、報知した内容を履歴として異常履歴テーブル13aに記録し(S105)、処理を終了する。
ステップS104における報知とは、表示部192に表示することによる報知及び第1通信機構11から第1通信網NW1を介して画像データ通信装置2へ予測結果を報知する報知情報を送信することによる報知等の処理を示す。
ステップS103において、予測条件を満足しないと判定した場合(S103:NO)、ステップS104〜S105に示す処理は行わずに処理を終了する。
上述した様に本発明の実施の形態1における画像出力装置1は、画像出力処理を行っていない時、即ち画像出力処理を開始する前に、異常発生を予測し、報知する処理を実行する。
なお上述した処理は、所定の時間間隔で行うのではなく、処理を開始する指示を、操作機構19から受け付けた場合又は画像データ通信装置2から受信した場合に行うようにしても良い。
これらの処理により画像出力装置1による画像の出力を所望する操作者は、例えば画像データ通信装置2にて受信した報知情報を確認することにより、画像出力処理を実行させるべく画像データを送信する前に異常の発生し易さを把握することができるので、消耗品の補充等の相応な対応を事前に行うことができる。
従って画像の出力処理中に操作者が予想しない出力処理の中断及び保留が発生する可能性を著しく低減することが可能である。
実施の形態2.
実施の形態2は、実施の形態1において、画像出力装置1が画像出力処理を行っていない時に自動的に異常発生を予測する処理を行うのではなく、画像データ通信装置2から画像データを受信した場合に異常発生を予測する形態である。
実施の形態2における画像出力装置1及び画像データ通信装置2の構成は、実施の形態1と同様であるので、図1乃至図5を含む実施の形態1を参照するものとし、その説明を省略する。
本発明の実施の形態2における画像出力装置1及び画像データ通信装置2の処理について説明する。
図7は本発明の実施の形態2における画像出力装置1及び画像データ通信装置2の処理を示すフローチャートである。
画像データ通信装置2を操作する操作者は、画像出力装置1から画像を出力させる操作を画像データ通信装置2が備える入力部26から入力する。
画像データ通信装置2は、制御部21の制御により、入力部26から画像データを出力させる操作を受け付け(S201)、受け付けた操作に基づき通信部25から第1通信網NW1を介して画像出力装置1へ画像データを送信する(S202)。
ステップS202にて送信される画像データには、機密性の高い保護すべき文書の画像であることを示す属性、出力すべき画像を形成する画像形成媒体の枚数及び部数等の属性を示す属性情報が付与されている。
画像出力装置1では、制御機構10の制御に基づいて、第1通信機構11により第1通信網NW1から画像データを受信し(S203)、受信した画像データを記憶部112に記憶させ(S204)、記憶させた画像データの送信元の装置を示すIPアドレス等の装置情報を取得し(S205)、取得した装置情報が予め記録機構13に登録している所定の装置情報に合致するか否かを判定する(S206)。
所定の装置情報とは、上級職者及び役員等の機密性の高い文書を示す画像を扱う可能性が高い操作者が操作する画像データ通信装置2を示す装置情報である。
ステップS206において、取得した装置情報が所定の装置情報に合致すると判定した場合(S206:YES)、画像出力装置1では、制御機構10の制御により、記録機構13に記録している異常履歴テーブル13aから異常発生の履歴を読み取り(S207)、更に消耗品管理テーブル13cから消耗品の残量に関する情報を読み取り(S208)、読み取った異常発生の履歴及び消耗品の残量から、画像出力処理の異常発生の予測に要する、予め設定されている予測条件を満足するか否かを判定する(S209)。
なお消耗品に関する異常の予測においては、画像データに付与された属性情報にて示される出力すべき画像を形成する画像形成媒体の枚数及び部数に基づいて予測条件を適宜変更するようにしても良い。
具体的には出力する枚数が5枚以下の場合、消耗品管理テーブル13cに記録されているレベルがレベル0又はレベル1であるか否かを予測条件とし、出力する枚数が100枚以上の場合、消耗品管理テーブル13cに記録されているレベルがレベル0、レベル1、レベル2、及びレベル3のいずれかであるか否かを予測条件とする。
ステップS209において、予測条件を満足すると判定した場合(S209:YES)、画像出力装置1では、制御機構10の制御により、異常発生の予測結果を報知する報知情報を画像データの送信元である画像データ通信装置2へ第1通信機構11から第1通信網NW1を介して送信し(S210)、画像出力処理の開始を制限し(S211)、報知情報の内容を履歴として異常履歴テーブル13aに記録する(S212)。
ステップS211における画像出力開始の制限とは、ここでは画像の出力処理の開始を保留することを示す。
ステップS206において、取得した装置情報が所定の装置情報に合致しないと判定した場合(S206:NO)、画像出力装置1では、制御機構10の制御により、画像データに付与されている属性情報を取得し(S213)、取得した属性情報が予め記録機構13に登録している所定の属性情報に合致するか否かを判定する(S214)。
ステップS213における属性情報の取得とは、画像データに付与されている属性情報を読み取ることを示す。
ステップS214における所定の属性とは、例えば所謂「親展出力」の様に機密性の高い保護すべき文書の画像であることを示す属性である。
ステップS214において、取得した属性情報が予め記録機構13に登録している所定の属性情報に合致すると判定した場合(S214:YES)、ステップS207へ進み、ステップS207以降の処理を実行する。
画像データ通信装置2では、制御部21の制御により、ステップS210の処理により画像出力装置1から送信された報知情報を、通信部25により第1通信網NW1を介して受信し(S215)、受信した報知情報を出力部27から出力する(S216)。
操作者は出力された報知情報を確認し、画像出力処理を開始するか否かを判断し、画像出力処理を開始させる指示又は画像出力処理を取り止める指示を示す指示情報を送信させる操作を入力部26から入力する。
なお画像出力処理を開始させる場合、操作者が消耗品の補充等の相応の処置を行えることは言うまでもない。
画像データ通信装置2では、制御部21の制御により、入力部26から指示情報を送信させる操作を受け付け(S217)、受け付けた操作に基づき通信部25から第1通信網NW1を介して画像出力装置1へ指示情報を送信する(S218)。
なお操作者は、画像データ通信装置2を用いて指示情報を送信させる操作を入力するのではなく、画像出力装置1が備える操作機構19の入力部191を操作することにより、画像出力処理の開始又は取り止めの指示を直接入力するようにしても良い。
画像出力装置1では、制御機構10の制御に基づいて、第1通信機構11により第1通信網NW1から指示情報を受け付け(S219)、受け付けた指示情報が画像出力処理の開始又は取り止めのいずれを示すかを判定し(S220)、画像出力処理を開始させる指示情報であると判定した場合(S220:YES)、ステップS211にて行った画像出力処理の開始の制限を解除して、ステップS203にて受信した画像データに基づく画像出力処理を開始する(S221)。
なお操作者が、操作機構19の入力部191を操作することにより、画像出力処理の開始又は取り止めの指示を直接入力する場合、画像出力装置1はステップS219において、操作機構19の入力部191から指示情報を受け付けることになる。
ステップS221にて開始する画像出力処理とは、格納機構14に格納されている画像形成媒体を搬送機構15により搬送し、搬送された画像形成媒体に対し、画像出力機構16により画像を形成して出力し、又必要に応じて加工機構17により加工を施す処理である。
ステップS220にて受信した指示情報が画像出力処理を取り止める指示情報であると判定した場合(S220:NO)、ステップS204にて記憶部112に記憶させた画像データを完全に消去する無効化処理を行う(S222)。
ステップS209において、予測条件を満足しないと判定した場合(S209)、即ち画像出力処理中の異常発生の可能性は低い状況である場合、画像出力装置1では、制御機構10の制御により、ステップS203にて受信した画像データに基づく画像出力処理を開始する(S223)。
ステップS214において、取得した属性情報が予め記録機構13に登録している所定の属性情報に合致しないと判定した場合(S214:NO)、即ち機密性の高い文書を示す画像である可能性が低い場合、画像出力装置1では、制御機構10の制御により、ステップS223へ進み、ステップS203にて受信した画像データに基づく画像出力処理を開始する(S223)。
なお受信した画像データに対して、異常発生の予測の要否を判定する処理及び異常発生を予測して報知する処理等の処理、即ち画像出力処理以外の処理は、制御機構10の制御ではなく、第1通信機構11が備える通信制御部111の制御に基づいて行っても良く、通信制御部111の制御に基づいてこれらの処理を行うことにより、制御機構10の処理負荷を軽減し、画像出力装置1全体としての処理を効率化することが可能である。
このように実施の形態2は、画像データ通信装置2から画像データを受信した場合に、受信した画像データに基づく画像出力処理を開始する前に、異常発生を予測し、報知及び画像出力処理の開始の制限を行う形態である。
実施の形態3.
実施の形態3は、実施の形態2において、画像データ通信装置2が、画像出力装置1から画像を出力させる操作を受け付けた場合に、属性情報が付与された画像データを直ちに画像出力装置1へ送信するのではなく、先ず属性情報のみを画像出力装置1へ送信する形態である。
実施の形態3における画像出力装置1及び画像データ通信装置2の構成は、実施の形態1と同様であるので、図1乃至図5を含む実施の形態1を参照するものとし、その説明を省略する。
本発明の実施の形態3における画像出力装置1及び画像データ通信装置2の処理について説明する。
図8は本発明の実施の形態3における画像出力装置1及び画像データ通信装置2の処理を示すフローチャートである。
画像データ通信装置2を操作する操作者は、画像出力装置1から画像を出力させる操作を画像データ通信装置2が備える入力部26から入力する。
画像データ通信装置2は、制御部21の制御により、入力部26から画像データを出力させる操作を受け付け(S301)、受け付けた操作に基づき通信部25から第1通信網NW1を介して画像出力装置1へ、送信すべき画像データの属性を示す属性情報を送信する(S302)。
画像出力装置1では、制御機構10の制御に基づいて、第1通信機構11により第1通信網NW1から属性情報を受信し(S303)、受信した属性情報を記憶部112に記憶させ(S304)、属性情報の送信元の装置を示す装置情報を取得し(S305)、取得した装置情報が予め記録機構13に登録している所定の装置情報に合致するか否かを判定する(S306)。
ステップS306において、取得した装置情報が所定の装置情報に合致すると判定した場合(S306:YES)、画像出力装置1では、制御機構10の制御により、異常履歴テーブル13aから異常発生の履歴を読み取り(S307)、更に消耗品管理テーブル13cから消耗品の残量に関する情報を読み取り(S308)、読み取った異常発生の履歴及び消耗品の残量から、画像出力処理の異常発生の予測に要する、予め設定されている予測条件を満足するか否かを判定する(S309)。
ステップS309において、予測条件を満足すると判定した場合(S309:YES)、画像出力装置1では、制御機構10の制御により、異常発生の予測結果を報知する報知情報を画像データ通信装置2へ第1通信機構11から第1通信網NW1を介して送信し(S310)、報知情報の内容を履歴として異常履歴テーブル13aに記録する(S311)。
ステップS306において、取得した装置情報が所定の装置情報に合致しないと判定した場合(S306:NO)、画像出力装置1では、制御機構10の制御により、第1通信機構11により受信することで取得した属性情報が予め記録機構13に登録している所定の属性情報に合致するか否かを判定する(S312)。
ステップS312において、取得した属性情報が予め記録機構13に登録している所定の属性情報に合致すると判定した場合(S312:YES)、ステップS307へ進み、ステップS307以降の処理を実行する。
画像データ通信装置2では、制御部21の制御により、ステップS310の処理により画像出力装置1から送信された報知情報を、通信部25により第1通信網NW1を介して受信し(S313)、受信した報知情報を出力部27から出力する(S314)。
操作者は出力された報知情報を確認し、画像出力処理を開始するか否かを判断し、画像出力処理を開始させる指示又は画像出力処理を取り止める指示を行う操作を入力部26から入力する。
画像データ通信装置2では、制御部21の制御により、入力部26から指示を行う操作を受け付け(S315)、受け付けた指示が画像出力処理の開始又は取り止めのいずれを示すかを判定し(S316)、画像出力処理を開始させる指示であると判定した場合(S316:YES)、通信部25から第1通信網NW1を介して画像出力装置1へ画像データを送信する(S317)。
ステップS316において、画像出力処理を取り止める指示であると判定した場合(S316:NO)、画像出力装置1へ属性情報を消去させる信号を送信した上で、処理を終了する。
画像出力装置1では、制御機構10の制御に基づいて、第1通信機構11により第1通信網NW1から画像データを受信し(S318)、受信した画像データに基づく画像出力処理を開始する(S319)。
ステップS309において、予測条件を満足しないと判定した場合(S309:NO)、即ち画像出力処理中の異常発生の可能性は低い状況である場合、画像出力装置1では、制御機構10の制御により、画像データの送信を要求する画像データ送信要求を、画像データ通信装置2へ第1通信機構11から第1通信網NW1を介して送信する(S320)。
ステップS312において、取得した属性情報が予め記録機構13に登録している所定の属性情報に合致しないと判定した場合(S312:NO)、即ち機密性の高い文書を示す画像である可能性が低い場合、画像出力装置1では、制御機構10の制御により、ステップS320へ進み、画像データの送信を要求する画像データ送信要求を、画像データ通信装置2へ第1通信機構11から第1通信網NW1を介して送信する(S320)。
画像データ通信装置では、制御部21の制御により、ステップS320の処理により画像出力装置1から送信された画像データ送信要求を、通信部25により第1通信網NW1を介して受信し(S321)、受信した画像データ送信要求に対して、ステップS317へ進み画像データを送信する処理を行う(S317)。
このように実施の形態3は、画像データの属性を示す属性情報に基づいて画像データの送信要否を判定することにより、画像出力処理を開始する前に、異常発生を予測し報知する形態である。
画像データを送信する前に属性情報に基づいて異常発生を予測して、画像データの送信を中止することにより、機密性を高めることが可能である。
実施の形態4.
実施の形態4は、実施の形態2において、画像出力処理時の異常発生を、画像出力装置1が予測するのではなく、画像データ通信装置2が予測する形態である。
実施の形態4における画像出力装置1及び画像データ通信装置2の構成は、実施の形態1と同様であるので、図1乃至図5を含む実施の形態1を参照するものとし、その説明を省略する。
本発明の実施の形態4における画像出力装置1及び画像データ通信装置2の処理について説明する。
図9は本発明の実施の形態4における画像出力装置1及び画像データ通信装置2の予測情報送信処理を示すフローチャートである。
画像出力装置1では、制御機構10の制御により、画像出力処理を行っていない時に、所定の時間間隔で、記録機構13に記録している異常履歴テーブル13aから異常発生の履歴を読み取り(S401)、更に消耗品管理テーブル13cから消耗品の残量に関する情報を読み取り(S402)、読み取った異常発生の履歴及び消耗品の残量を示し、画像出力処理の異常発生の予測に要する予測情報を、画像データ通信装置2へ第1通信機構11から第1通信網NW1を介して送信する(S403)。
なお上述した処理は、所定の時間間隔で行うのではなく、処理を開始する指示を、操作機構19から受け付けた場合又は画像データ通信装置2から受信した場合に行うようにしても良い。
画像データ通信装置2では、制御部21の制御により、画像出力装置1から送信された予測情報を、通信部25により第1通信網NW1を介して受信し(S404)、受信した予測情報を記録部23に記録する(S405)。
ステップS405において、以前に受信した予測情報を記録している場合には、記録している予測情報を、新たに受信した予測情報に更新する。
図10は本発明の実施の形態4における画像出力装置1及び画像データ通信装置2の異常発生予測処理を示すフローチャートである。
画像データ通信装置2を操作する操作者は、画像出力装置1から画像を出力させる操作を画像データ通信装置2が備える入力部26から入力する。
画像データ通信装置2は、制御部21の制御により、入力部26から画像データを出力させる操作を受け付け(S501)、記録部23に記録している予測情報を抽出し(S502)、抽出した予測情報にて示される異常発生の履歴及び消耗品の残量が、予め設定されている異常発生の予測に要する予測条件を満足するか否かを判定する(S503)。
ステップS503において、予測条件を満足すると判定した場合(S503:YES)、異常発生の予測結果を出力部27から出力する報知処理を行う(S504)。
操作者は出力された予測結果を確認し、画像出力処理を開始するか否かを判断し、画像出力処理を開始させる指示又は画像出力処理を取り止める指示を行う操作を入力部26から入力する。
画像データ通信装置2では、制御部21の制御により、入力部26から指示を行う操作を受け付け(S505)、受け付けた指示が画像出力処理の開始又は取り止めのいずれを示すかを判定し(S506)、画像出力処理を開始させる指示であると判定した場合(S506:YES)、通信部25から第1通信網NW1を介して画像出力装置1へ画像データを送信する(S507)。
ステップS506において、画像出力処理を取り止める指示であると判定した場合(S506:NO)、画像データの送信は行わずに処理を終了する。
ステップS503において、予測条件を満足しないと判定した場合(S503:NO)、画像出力装置1では、ステップS507へ進み、通信部25から第1通信網NW1を介して画像出力装置1へ画像データを送信する(S507)。
画像出力装置1では、制御機構10の制御に基づいて、第1通信機構11により第1通信網NW1から画像データを受信し(S508)、受信した画像データに基づく画像出力処理を開始する(S509)。
このように実施の形態4は、画像出力装置1が画像出力処理を開始する前、特に画像データ通信装置2が画像データを送信する前に、画像データ通信装置2にて画像出力処理の異常発生を予測する形態である。
前記発明を実施するための形態では、画像出力処理として、画像出力装置により画像形成媒体上に画像を形成して出力する処理を行う形態を示したが、本発明はこれに限らず、画像を出力する様々な処理に適用することが可能であり、例えば画像出力処理として画像データをファクシミリデータとして送信する形態でも良く、また複写機能として画像読取機構により原稿を読み取って形成した画像データを画像形成媒体上に画像として形成して出力する形態でも良い。
本発明の実施の形態1における画像出力装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1における画像出力装置が備える記録機構に記録された異常履歴テーブルの記録内容を概念的に示す説明図である。 本発明の実施の形態1における画像出力装置が備える記録機構に記録された消耗品管理テーブルの記録内容を概念的に示す説明図である。 本発明の実施の形態1における画像出力装置が備える記録機構に記録された状態管理テーブルの記録内容を概念的に示す説明図である。 本発明の実施の形態1における画像出力装置へ画像データを送信する画像データ通信装置を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1における画像出力装置の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2における画像出力装置及び画像データ通信装置の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3における画像出力装置及び画像データ通信装置の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4における画像出力装置及び画像データ通信装置の予測情報送信処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4における画像出力装置及び画像データ通信装置の異常発生予測処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像出力装置
10 制御機構
103 異常検出部
11 第1通信機構
12 第2通信機構
13 記録機構
13a 異常履歴管理テーブル
13b 消耗品管理テーブル
13c 状態管理テーブル
14 格納機構
141 画像形成媒体残量検出部
15 搬送機構
151 異常検出部
16 画像出力機構
164 トナー残量検出部
17 加工機構
171 異常検出部
18 画像読取機構
19 操作機構
2 画像データ通信装置
21 制御部
22 補助記憶部
23 記録部
24 記憶部
25 通信部
26 入力部
27 出力部

Claims (11)

  1. 画像データに基づいて画像を出力する画像出力処理を行う画像出力装置において、
    画像出力処理を行っていない時に、
    画像出力処理の異常発生の予測に要する予測条件を満足するか否かを判定する判定手段と、
    予測条件を満足すると判定した場合に、異常発生の予測結果を報知する手段と
    を備えることを特徴とする画像出力装置。
  2. 外部の装置から受信した画像データに基づいて画像を出力する画像出力処理を行う画像出力装置において、
    外部の装置から画像データを受信する手段と、
    受信した画像データに基づく画像出力処理を開始する前に、
    画像出力処理の異常発生の予測に要する予測条件を満足するか否かを判定する判定手段と、
    予測条件を満足すると判定した場合に、異常発生の予測結果を報知する報知情報を画像データの送信元の装置へ送信する手段と、
    予測条件を満足すると判定した場合、画像出力処理の開始を制限する手段と
    を備えることを特徴とする画像出力装置。
  3. 前記画像出力処理の開始を制限する手段は、画像出力処理を保留すべくなしてあり、
    報知情報を送信した後、画像出力処理を開始する指示を受け付けたときに、画像出力処理の開始の制限を解除して画像出力処理を開始する手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像出力装置。
  4. 画像データの送信元の装置を示す装置情報を取得する手段と、
    取得した装置情報が予め登録している所定の装置情報に合致するか否かを判定する手段と
    を更に備え、
    前記判定手段は、取得した装置情報が予め登録している所定の装置情報に合致すると判定した場合に限り、判定を行うべくなしてある
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像出力装置。
  5. 画像データの属性を示す属性情報を取得する手段と、
    取得した属性情報が予め登録している所定の属性情報に合致するか否かを判定する手段と
    を更に備え、
    前記判定手段は、取得した属性情報が予め登録している所定の属性情報に合致すると判定した場合に限り、判定を行うべくなしてある
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかひとつに記載の画像出力装置。
  6. 発生した異常の履歴を記録する手段を更に備え、
    前記予測条件は、記録された異常の履歴に基づく条件である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかひとつに記載の画像出力装置。
  7. 前記異常は、装置の制御に関する異常であることを特徴とする請求項6に記載の画像出力装置。
  8. 前記画像出力処理は、画像データに基づく画像を、画像形成媒体上に形成する処理であり、
    前記異常は、画像形成媒体の搬送に関する異常である
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像出力装置。
  9. 前記画像出力処理は、画像データに基づく画像を、画像形成媒体上に形成する処理を含み、
    画像を形成した画像形成媒体を加工する手段を更に備え、
    前記異常は、画像形成媒体の加工に関する異常である
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像出力装置。
  10. 画像出力処理に要する消耗品の残量を検出する手段を更に備え、
    前記予測条件は、検出した消耗品の残量に基づく条件である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかひとつに記載の画像出力装置。
  11. 画像データに基づいて画像を出力する画像出力処理を行う画像出力装置へ、画像データを送信する画像データ通信装置において、
    前記画像出力装置から画像出力処理の予測に要する予測情報を受信する手段と、
    受信した予測情報が所定の条件を満足するか否かを判定する手段と、
    所定の条件を満足すると判定した場合に、異常発生の予測結果を報知する手段と
    を備えることを特徴とする画像データ通信装置。
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