JP2005028109A - ランセットデバイスおよびその収納容器 - Google Patents

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Hiroshi Nakayama
浩 中山
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Abstract

【課題】手間を掛けずに効率的に穿刺針を消毒する。
【解決手段】穿刺針、穿刺針を収納位置からランシング位置に移動させる駆動バネ、駆動バネを縮んだ状態から解き放つトリガ、穿刺針と駆動バネを収納する空間と穿刺針の先端を外部に案内する穿刺孔を有する筐体本体、および穿刺針を消毒する消毒手段を具備するランセットデバイス。
【選択図】図1A

Description

本発明は、体液を生体内から取り出すための穿刺針を消毒する消毒手段を有するランセットデバイスおよびその収納容器に関する。
体液中の測定対象物をセンシングする際、穿刺針を用いて生体内から体液が取り出される。一度使用した穿刺針を再利用する場合、次に使用する前に、その穿刺針を消毒する必要がある。従来、穿刺針の消毒は、例えばエタノール等の薬品を含む消毒液に穿刺針を浸すことにより行われている。また、消毒液を染しみ込ませた綿で穿刺針を拭うことも行われている。また、穿刺針にUV線を照射したり、穿刺針を加熱もしくは煮沸して消毒することも行われている。しかし、このような方法で穿刺針の消毒を行うのは、手間が掛かり、面倒である。
さらに、穿刺針を確実に消毒するためには、γ線やエチレンオキサイドガスなどで消毒する必要がある。しかし、このような方法を行うためには、それなりの設備が必要であり、手間も掛かり、非効率的である。
そこで、予めγ線やエチレンオキサイドガスなどで消毒され、かつキャップで覆われた穿刺針を用いことが提案されている。この場合、一度使用した穿刺針は廃棄される(特許文献1参照)。
米国特許第5385571号明細書
本発明は、例えばランシングの前または後において、手間を掛けずに効率的に穿刺針を消毒する機構を備えたランセットデバイスを提供することを目的とする。本発明は、また、ランセットデバイスが収納された状態で、手間を掛けずに効率的に穿刺針を消毒する機構を備えたランセットデバイスの収納容器を提供することを目的とする。
本発明は、穿刺針を消毒する消毒手段を備えたランセットデバイスに関する。本発明は、また、ランセットデバイスが収納された状態で、ランセットデバイスの穿刺針を消毒する消毒手段を備えたランセットデバイスの収納容器に関する。
消毒手段には、例えば、穿刺針を加熱する加熱部、穿刺針にUV線もしくは赤外線を照射する線源部、穿刺針に消毒液を付着する化学薬品部等を用いることができる。
加熱部には、加熱コイルなどの発熱部、赤外線レーザ、LED(light-emitting diode)等を用いることができる。また、線源部には、UVランプ、赤外ランプ、UVもしくは赤外領域波長の光を出すレーザ、LED等を用いることができる。加熱部や線源部の消費電力は1mW以上であることが望ましい。
化学薬品部は、消毒液または消毒液を含浸させた多孔体を具備する。消毒液に含ませる化学薬品には、例えばグルタラール、次亜塩素酸ナトリウム、ポビドンヨード、ヨウ素を含む水溶液、エタノール、イソプロパノール、クロルヘキシジン、ベンザルコニウム、フェノール、クレゾール、グルコン酸、塩化ベンザルコニウム、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、過酸化水素水溶液、ホルムアルデヒド等を用いることができる。これらは単独で用いてもよく、複数を組み合わせて用いてもよい。
消毒液を含浸させた多孔体に、穿刺針を挿入することにより、穿刺針を消毒することができる。多孔体としては、織布、不職布、スポンジなどのように、溶液を容易に保持でき、柔軟性を有する材料を使用することができる。
化学薬品部は、前記多孔体に含まれる消毒液量の減少を表示するインジケータランプと、消毒液を前記多孔体に補充するための導入口を有することが好ましい。
ランセットデバイスが消毒手段を備える場合、線源部は、例えばランシングの前または後において、穿刺針に自動的に一定時間、例えば10秒間以上、UV線もしくは赤外線を照射する機構を有することが好ましい。また、加熱部は、例えばランシングの前または後において、穿刺針を自動的に一定時間、例えば10秒間以上、加熱する機構を有することが好ましい。加熱部および線源部は、ランシング動作を行う準備が完了した状態においては、作動を停止することが好ましい。
ランセットデバイスの収納容器が消毒手段を備える場合、線源部は、ランセットデバイスが収納された状態で、穿刺針に自動的に一定時間、例えば10秒間以上、UV線もしくは赤外線を照射する機構を有することが好ましい。また、加熱部は、ランセットデバイスが収納された状態で、穿刺針を自動的に一定時間、例えば10秒間以上、加熱する機構を有することが好ましい。加熱部および線源部は、ランセットデバイスを収納しない期間は、作動を停止することが好ましい。
例えば、本発明は、穿刺針、前記穿刺針を収納位置からランシング位置に移動させる駆動バネ、前記駆動バネを縮んだ状態から解き放つトリガ、前記穿刺針と前記駆動バネを収納する空間と前記穿刺針の先端を外部に案内する穿刺孔を有する筐体本体、および前記穿刺針を消毒する消毒手段を具備するランセットデバイスに関する。
前記消毒手段は、前記筐体本体と一体化されていてもよく、また、前記筐体本体の前記穿刺孔を覆う取り外し可能な蓋体に固定されていてもよい。
前記消毒手段は、発熱部および前記発熱部の作動スイッチを含む回路を具備し、前記駆動バネが解き放たれた状態で、前記発熱部の作動スイッチが閉じられる構造であることが好ましい。
前記消毒手段は、また、UV線もしくは赤外線を放射する線源部および前記線源部の作動スイッチを含む回路を具備し、前記駆動バネが解き放たれた状態で、前記線源部の作動スイッチが閉じられる構造であることが好ましい。
前記消毒手段は、また、多孔体および前記多孔体に含浸された消毒液を具備し、例えば前記駆動バネが解き放たれた状態で、前記多孔体に前記穿刺針の先端が挿入される構造であることが好ましい。
多孔体は、穿刺孔に侵入できる構造であることが好ましい。この場合、駆動バネが解き放たれた状態で、穿刺針の先端が穿刺孔から外部に突出してもよく、突出しなくてもよい。
本発明は、さらに、ランセットデバイスを収納する空間を有し、ランセットデバイスが収納された状態で、ランセットデバイスの穿刺針を消毒する消毒手段を備えたランセットデバイスの収納容器に関する。
前記消毒手段は、発熱部および前記発熱部の作動スイッチを含む回路を具備し、ランセットデバイスが収納された状態で、前記発熱部の作動スイッチが閉じられる構造であることが好ましい。
前記消毒手段は、また、UV線もしくは赤外線を放射する線源部および前記線源部の作動スイッチを含む回路を具備し、ランセットデバイスが収納された状態で、前記線源部の作動スイッチが閉じられる構造であることが好ましい。
前記消毒手段は、また、多孔体および前記多孔体に含浸された消毒液を具備し、ランセットデバイスが収納された状態で、前記多孔体に前記穿刺針の先端が挿入される構造であることが好ましい。
本発明のランセットデバイスによれば、例えばランシングの前または後において、手間を掛けずに効率的に穿刺針を消毒することができる。また、本発明のランセットデバイスの収納容器によれば、ランセットデバイスが収納された状態で、手間を掛けずに効率的にランセットデバイスの穿刺針を消毒することができる。
実施形態1
本実施形態のランセットデバイスの内部構造を、筐体本体を断面にして、図1A、Bに示す。図1Aでは、駆動バネ2が縮んだ状態で固定されている。図1Bでは、駆動バネ2が解き放たれている。
このランセットデバイスは、穿刺針5、穿刺針5を固定するためのホルダ3、穿刺針5を収納位置からランシング位置に移動させる駆動バネ2、駆動バネ2を縮んだ状態から解き放つトリガボタン4を具備する。穿刺針5と駆動バネ2は、筒状の筐体本体8に収納されている。筐体本体8の一端には、穿刺針5の先端を外部に案内する穿刺孔9が設けられている。他端には、バネ圧縮用ボタン1が設けられている。解き放たれた状態の駆動バネ2は、ランシング動作を行う前に、バネ圧縮用ボタン1を引くことによって、縮んだ状態になる。駆動バネ2の縮んだ状態は、ランシング動作を行う準備が完了した状態である。この状態でトリガボタン4を押すことにより、駆動バネ2が解き放たれ、ランシングを行うことができる。
ランシング後の駆動バネ2が解き放たれた状態において、穿刺針5は、消毒手段により消毒される。本実施形態のランセットデバイスが具備する消毒手段は、抵抗コイルからなる発熱部16を有する。抵抗コイルの一端16aは、駆動バネ2が解き放たれた状態で、電池7の外部端子7aと接触する。一方、抵抗コイルの他端16bは、常に、電池7の外部端子7bと接続された状態となっている。すなわち、発熱部16および電池7は、回路を構成している。抵抗コイルの一端16aおよび電池7の外部端子7aは、発熱部16の作動スイッチを構成している。作動スイッチは、駆動バネ2が解き放たれた状態で閉じられ、駆動バネ2が縮んだ状態で開くようになっている。
本実施形態のランセットデバイスによれば、ランシング後に、駆動バネ2が解き放たれた状態で暫くの間放置することにより、穿刺針5が発熱部16によって加熱消毒される。従って、ランシング後に穿刺針5を取り外して薬液に浸したり、薬液を染しみ込ませた綿で穿刺針5を拭ったりする必要はない。また、手間を掛けずに効率的に穿刺針5を消毒することができる。なお、穿刺針5と発熱部16との位置関係は、図1に示された状態に限られない。穿刺針5の温度が昇温される程度に穿刺針5と発熱部16とを近くに配置すればよい。
実施形態2
本実施形態のランセットデバイスの内部構造を、筐体本体を断面にして、図2A、Bに示す。図2Aでは、駆動バネ2が縮んだ状態で固定されている。図2Bでは、駆動バネ2が解き放たれている。
このランセットデバイスは、消毒手段の構成が異なること以外、実施形態1のランセットデバイスと同様の構造を有する。ここでは、消毒手段は、筐体本体8の穿刺孔9を覆う取り外し可能な蓋体10に内蔵されている。
蓋体10は、蓋匡11からなり、穿刺孔9を有する筐体本体8の端部と勘合する開口部12を有する。開口部12の奥には、抵抗コイルからなる発熱部16と電池7が収容されている。発熱部16および電池7は、回路を構成しており、電池7の外部端子7aおよび抵抗コイルの一端16aは、発熱部16の作動スイッチを構成している。
図2Aでは、筐体本体8の端部が蓋匡11の開口部12に勘合していない。この状態では、抵抗コイルの一端16aは、電池7の外部端子7aから離れている。図2Bでは、筐体本体8の端部が蓋匡11の開口部12に勘合している。この状態では、筐体本体8の端部によって電池7の外部端子7aが押し倒され、抵抗コイルの一端16aと接触する。
ランシング後に、駆動バネ2が解き放たれた状態で、蓋体10が筐体本体8の端部に装着される。そのまま暫くの間放置することにより、穿刺針5が発熱部16によって加熱消毒される。なお、穿刺針5と発熱部16との位置関係は、図1に示された状態に限られない。穿刺針5の温度が昇温される程度に穿刺針5と発熱部16とを近くに配置すればよい。また、消毒中の穿刺針5の先端は、穿刺孔9を通って筐体本体8から突出していてもよい。
ここで、以下の実験を行った。
上記ランセットデバイスを作製し、ランシングにより採血を行った。その後、蓋体10を筐体本体8の端部に装着して、1Wで10秒間、穿刺針5を加熱消毒した。消毒後の穿刺針5の先端を、生菌数測定用培地((株)ニッショー製)に接触させて、その培地を37℃で24時間静置した。その後、培地の生菌数を測定した。その結果、バクテリアを検出することはできなかった。このことから、本実施形態における加熱消毒が有効であることが確認された。
次に、上記と同様の消毒機構を有するランセットデバイスの収納容器の内部構造を、容器本体18を断面にして、図3A、Bに示す。
収納容器は、ランセットデバイスを収容する空間と、ランセットデバイスの収納時において、穿刺針を消毒する消毒手段を有する。図3Aは、図2Aと同様の加熱手段を有する収納容器に、ランセットデバイスを収納した状態を示す。この状態では、ランセットデバイスの筐体本体8の端部によって、電池7の外部端子7aが押し倒され、抵抗コイルの一端16aと接触している。ランセットデバイスを収納する前の状態では、図3Bのように、抵抗コイルの一端16aは、電池7の外部端子7aから離れている。
上記構成によれば、ランセットデバイスを収納容器に収納すると、自動的に消毒手段の駆動スイッチが閉じられて、穿刺針5の消毒が行われる。発熱部16は、ランセットデバイスの筐体本体8の穿刺孔9近辺に配置することが好ましい。
収納容器には、未使用の予備穿刺針13を収納するための空間を設けることができる。前記空間には、予備穿刺針13の先端を挿入するキャップ17を配置することが好ましい。
実施形態3
本実施形態のランセットデバイスの内部構造を、筐体を断面にして、図4A、Bに示す。図4Aでは、駆動バネ2が縮んだ状態で固定されている。図4Bでは、駆動バネ2が解き放たれている。
このランセットデバイスは、消毒手段としてUVランプからなる線源部26を用いること以外、実施形態2のランセットデバイスと同様の構造を有する。すなわち、筐体本体8の端部が蓋匡11の開口部12に勘合していない状態では、線源部26の外部端子26aは、電池7の外部端子7aから離れている。筐体本体8の端部が蓋匡11の開口部12に勘合すると、筐体本体8の端部によって電池7の外部端子7aが押し倒され、線源部26の外部端子26aと接触する。
ランシング後に、駆動バネ2が解き放たれた状態で、蓋体10が筐体本体8の端部に装着される。そのまま暫くの間放置することにより、穿刺針5が線源部26が発するUV線によって消毒される。なお、穿刺針5と線源部26との位置関係は、図4に示された状態に限られない。穿刺針5の先端にUV線を照射できるように線源部26を配置すればよい。
ここで、以下の実験を行った。
上記ランセットデバイスを作製し、ランシングにより採血を行った。その後、蓋体10を筐体本体8の端部に装着して、1Wで30秒間、穿刺針5をUV線により消毒した。消毒後の穿刺針5の先端を、生菌数測定用培地((株)ニッショー製)に接触させて、その培地を37℃で24時間静置した。その後、培地の生菌数を測定した。その結果、バクテリアを検出することはできなかった。このことから、本実施形態におけるUV線による消毒が有効であることが確認された。
次に、上記と同様の消毒機構を有するランセットデバイスの収納容器の内部構造を、容器本体18を断面にして、図5A、Bに示す。この収納容器は、消毒手段の構成が異なること以外、実施形態2の収納容器と同様の構造を有する。
図5Aは、図4と同様のUVランプからなる消毒手段を有する収納容器に、ランセットデバイスを収納した状態を示す。この状態では、ランセットデバイスの筐体本体8の端部によって、電池7の外部端子7aが、押し倒され、線源部26の外部端子26aと接触している。ランセットデバイスを収納する前の状態では、図5Bのように、線源部26の外部端子26aは、電池7の外部端子7aから離れている。
上記構成によっても、ランセットデバイスを収納容器に収納すると、自動的に消毒手段の駆動スイッチが閉じられる。
実施形態4
本実施形態のランセットデバイスの内部構造を、筐体を断面にして、図6A、Bに示す。図6Aでは、駆動バネ2が縮んだ状態で固定されている。図6Bでは、駆動バネ2が解き放たれている。
このランセットデバイスは、消毒手段の構成が異なること以外、実施形態1のランセットデバイスと同様の構造を有する。ここでは、消毒手段は、筐体本体8の穿刺孔9を覆う取り外し可能な蓋体10に内蔵されている。
蓋体10は、蓋匡11、蓋匡11の内部に収容された多孔体36および多孔体36に消毒液を供給する消毒液溜37を具備する。多孔体36は、常時、消毒液を含浸した状態となっている。蓋体10は、穿刺孔9を有する筐体本体8の端部と勘合する開口部12を有する。多孔体36は、筐体本体8の端部が蓋匡11の開口部12に勘合した状態において穿刺孔9と対面する位置に配置されている。
ランシング後に、駆動バネ2が解き放たれた状態で、蓋体10が筐体本体8の端部に装着される。その状態で、穿刺針5の先端は、多孔体36に挿入されて、消毒液で消毒される。
多孔体36には、消毒液で膨潤し得る多孔質材料であれば、何を用いてもよい。例えばスポンジ、織布、不織布等が好ましく用いられる。また、多孔体36と消毒液溜37との連絡には、例えば毛細管現象により消毒液の移送を行う多孔質材料を用いることができる。
消毒液の消費に伴い、消毒液溜37に貯蔵されている消毒液量は減少する。そこで、消毒液量の減少を表示するインジケータランプ19および消毒液を消毒液溜37に補充するための吸入口20を蓋体10に設けることが好ましい。
ここで、以下の実験を行った。
消毒液として、エタノール含有量が70重量%の水溶液を調製した。そして、蓋体10の消毒液溜37に、その水溶液を注液した。上記ランセットデバイスを作製し、ランシングにより採血を行った。その後、蓋体10を筐体本体8の端部に装着して、消毒液で穿刺針5を消毒した。その後、穿刺針5の先端を、生菌数測定用培地((株)ニッショー社製)に接触させて、その培地を37℃で24時間静置した。その後、培地の生菌数を測定した。その結果、バクテリアを検出することはできなかった。このことから、本実施形態における消毒が有効であることが確認された。
次に、上記と同様の消毒機構を有するランセットデバイスの収納容器の内部構造を、容器本体18を断面にして、図7に示す。この収納容器は、消毒手段の構成が異なること以外、実施形態2の収納容器と同様の構造を有する。
図7は、図6と同様の多孔体36および消毒液溜37からなる消毒手段を有する収納容器に、ランセットデバイスを収納した状態を示す。この状態で、穿刺針5の先端は、多孔体36に挿入されて、消毒液で消毒される。上記構成によっても、ランセットデバイスを収納容器に収納すると、自動的に穿刺針5の消毒を行うことができる。
実施形態5
本実施形態のランセットデバイスの内部構造を、筐体を断面にして、図8A、Bに示す。図8Aでは、駆動バネ2が縮んだ状態で固定されている。図8Bでは、駆動バネ2が解き放たれている。このランセットデバイスは、消毒手段の構成が異なること以外、実施形態1のランセットデバイスと同様の構造を有する。
本実施形態のランセットデバイスが具備する消毒手段は、UV線を放射するレーザあるいはLEDからなる線源部46を有する。線源部46は、スイッチ27のON/OFFにより、電池7と通電する。上記構成の場合、いつでもスイッチ27をONすることにより、穿刺針5の消毒を行うことができる。ただし、駆動バネ2が解き放たれた状態では、穿刺針5と線源部46との距離が近くなる。従って、駆動バネ2が解き放たれた状態でスイッチ27をONする方が、効率的に穿刺針の消毒を行うことができる。
本発明によれば、例えばランシングの前または後において、手間を掛けずに効率的に穿刺針を消毒することが可能である。本発明のランセットデバイスおよびその収納容器は、特に、一度使用した穿刺針を再利用する場合や、連続してランシングを行う場合の利便性に優れている。
実施形態1に係るランセットデバイスの駆動バネが固定された状態の内部構造を示す図である。 実施形態1に係るランセットデバイスの駆動バネが解き放たれた状態の内部構造を示す図である。 実施形態2に係るランセットデバイスの内部構造を示す図であって、駆動バネが固定され、筐体本体の端部が蓋匡の開口部に勘合する前の図である。 実施形態2に係るランセットデバイスの内部構造を示す図であって、駆動バネが解き放たれ、筐体本体の端部が蓋匡の開口部に勘合した図である。 実施形態2に係る収納容器のランセットデバイスが収納された状態の内部構造を示す図である。 実施形態2に係る収納容器のランセットデバイスが収納される前の要部を示す図である。 実施形態3に係るランセットデバイスの内部構造を示す図であって、駆動バネが固定され、筐体本体の端部が蓋匡の開口部に勘合する前の図である。 実施形態3に係るランセットデバイスの内部構造を示す図であって、駆動バネが解き放たれ、筐体本体の端部が蓋匡の開口部に勘合した図である。 実施形態3に係る収納容器のランセットデバイスが収納された状態の内部構造を示す図である。 実施形態3に係る収納容器のランセットデバイスが収納される前の要部を示す図である。 実施形態4に係るランセットデバイスの内部構造を示す図であって、駆動バネが固定され、筐体本体の端部が蓋匡の開口部に勘合する前の図である。 実施形態4に係るランセットデバイスの内部構造を示す図であって、駆動バネが解き放たれ、筐体本体の端部が蓋匡の開口部に勘合した図である。 実施形態4に係る収納容器のランセットデバイスが収納された状態の内部構造を示す図である。 実施形態5に係るランセットデバイスの駆動バネが固定された状態の内部構造を示す図である。 実施形態5に係るランセットデバイスの駆動バネが解き放たれた状態の内部構造を示す図である。
符号の説明
1 バネ圧縮用ボタン
2 駆動バネ
3 ホルダ
4 トリガボタン
5 穿刺針
7 電池
7a、7b 電池の外部端子
8 筐体本体
9 穿刺孔
10 蓋体
11 蓋匡
12 開口部
13 予備穿刺針
16 発熱部
16a 抵抗コイルの一端
16b 抵抗コイルの他端
17 キャップ
18 容器本体
19 インジケータランプ
20 吸入口
26 線源部
26a 線源部の外部端子
27 スイッチ
36 多孔体
37 消毒液溜
46 線源部

Claims (20)

  1. 穿刺針を消毒する消毒手段を備えたランセットデバイス。
  2. ランシングの前または後で、前記穿刺針が前記消毒手段により消毒される請求項1記載のランセットデバイス。
  3. 前記消毒手段が、穿刺針を加熱する加熱部、穿刺針にUV線もしくは赤外線を照射する線源部、または穿刺針に消毒液を付着する化学薬品部である請求項1記載のランセットデバイス。
  4. 前記化学薬品部が、前記消毒液を含浸させた多孔体を具備し、前記穿刺針が前記多孔体に挿入されるように前記多孔体が配置される請求項3記載のランセットデバイス。
  5. ランシングの前または後で、前記穿刺針が前記多孔体に挿入される請求項4記載のランセットデバイス。
  6. 前記化学薬品部が、前記多孔体に含まれる消毒液量の減少を表示するインジケータランプと、消毒液を前記多孔体に補充するための消毒液導入口を具備する請求項4記載のランセットデバイス。
  7. 前記消毒手段が、ランシング中には作動しない請求項1記載のランセットデバイス。
  8. ランセットデバイスが収納された状態で、ランセットデバイスの穿刺針を消毒する消毒手段を備えたランセットデバイスの収納容器。
  9. 前記消毒手段が、穿刺針を加熱する加熱部、穿刺針にUV線もしくは赤外線を照射する線源部、または穿刺針に消毒液を付着する化学薬品部である請求項8記載のランセットデバイスの収納容器。
  10. 前記化学薬品部が、前記消毒液を含浸させた多孔体を具備し、ランセットデバイスが収納された状態で、穿刺針が前記多孔体に挿入されるように前記多孔体が配置されている請求項9記載のランセットデバイスの収納容器。
  11. 前記化学薬品部が、前記多孔体に含まれる消毒液量の減少を表示するインジケータランプと、消毒液を前記多孔体に補充するための消毒液導入口を具備する請求項10記載のランセットデバイスの収納容器。
  12. 前記消毒手段が、ランセットデバイスの収納前には作動しない請求項8記載のランセットデバイスの収納容器。
  13. 穿刺針、前記穿刺針を収納位置からランシング位置に移動させる駆動バネ、前記駆動バネを縮んだ状態から解き放つトリガ、前記穿刺針と前記駆動バネを収納する空間と前記穿刺針の先端を外部に案内する穿刺孔を有する筐体本体、および前記穿刺針を消毒する消毒手段を具備するランセットデバイス。
  14. 前記消毒手段が、前記筐体本体と一体化されている請求項13記載のランセットデバイス。
  15. 前記消毒手段が、前記筐体本体の前記穿刺孔を覆う取り外し可能な蓋体に固定されている請求項13記載のランセットデバイス。
  16. 前記消毒手段が、発熱部および前記発熱部の作動スイッチを含む回路を具備し、前記駆動バネが解き放たれた状態で、前記発熱部の作動スイッチが閉じられる請求項13記載のランセットデバイス。
  17. 前記消毒手段が、UV線もしくは赤外線を放射する線源部および前記線源部の作動スイッチを含む回路を具備し、前記駆動バネが解き放たれた状態で、前記線源部の作動スイッチが閉じられる請求項13記載のランセットデバイス。
  18. 前記消毒手段が、多孔体および前記多孔体に含浸された消毒液を具備し、前記駆動バネが解き放たれた状態で、前記多孔体に前記穿刺針の先端が挿入される請求項13記載のランセットデバイス。
  19. 前記消毒手段が、発熱部および前記発熱部の作動スイッチを含む回路を具備し、ランセットデバイスが収納された状態で、前記発熱部の作動スイッチが閉じられる請求項8記載のランセットデバイスの収納容器。
  20. 前記消毒手段が、UV線もしくは赤外線を放射する線源部および前記線源部の作動スイッチを含む回路を具備し、ランセットデバイスが収納された状態で、前記線源部の作動スイッチが閉じられる請求項8記載のランセットデバイスの収納容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007063828A1 (ja) * 2005-11-29 2007-06-07 Ttm Co., Ltd. 体液採取装置およびその方法
JP2008067744A (ja) * 2006-09-12 2008-03-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 血液センサユニットとこれを用いた血液検査装置及びこの血液検査装置を用いた測定方法
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JP2020072911A (ja) * 2014-07-18 2020-05-14 ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニーBecton, Dickinson And Company 第1液滴を除去するランセット装置
KR20230021525A (ko) * 2021-08-05 2023-02-14 장영환 니들 내장형 자동 주사기 장치

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