JP2005027391A - ブラシレスモータの駆動装置 - Google Patents

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洋一郎 式根
Yoichi Shindo
洋一 新藤
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Abstract

【課題】通電相数に合わせて切り替えられる駆動電流の応答性や安定性を高めてブラシレスモータのトルクリップルを低減させることである。
【解決手段】ブラシレスモータの駆動装置はコントローラを有し、コントローラから出力される指令信号に従ってスイッチング素子駆動回路が駆動信号を出力してスイッチング素子が駆動される。コントローラは電流制御補償器を備える駆動電流切替え部を有し、各電機子コイルに対する通電相数の変化に合わせて駆動電流の電流値Aが切り替わるように電流制御を行っている。コントローラにはゲイン設定部が設けられており、駆動電流切替え部の電流制御補償器のゲインKはゲイン設定部により通電相数に合わせた適切な値に設定される。また、ゲイン設定部は、電源電圧V、電流経路の抵抗値R・インダクタンス値L、ブラシレスモータの運転周波数Fの変化に応じてゲインKを適切な値に補正する。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は複数相の電機子コイルが装着されたステータと複数の磁極を備えたロータとを有するブラシレスモータの駆動装置に関し、特に、転流前後の各相の電機子コイルに重複して通電するオーバーラップ通電を行うものに適用して有効なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、自動車等の車両に設けられる操舵装置としては、その操舵力を補助する動力源として電動機を用いた所謂電動パワーステアリング装置が知られている。そして、このような電動パワーステアリングに用いられる電動機としては、一般に、高い耐久性や信頼性を有するブラシレスモータが用いられている。
【0003】
ブラシレスモータは、複数相の電機子コイルが装着されたステータと複数の磁極が設けられたロータとを有しており、例えば3相2極式の場合には、ステータには互いに星形結線されたU相,V相、W相の電機子コイルが装着され、ロータには周方向に並ぶ2つの磁極が設けられる。そして、各相の電機子コイルに所定の順序と方向で通電することによりステータに回転磁界が生じてロータが回転するようになっている。
【0004】
各相の電機子コイルに対する通電の切替えは、通常、インバータ回路を用いて行われる。インバータ回路は、それぞれ正極側のスイッチング素子と負極側のスイッチング素子とを有する3対のスイッチング素子対を並列に接続した構造となっており、各相の電機子コイルの非接続端は対応する相のスイッチング素子間に接続されている。このようなスイッチング素子としては、例えば電界効果トランジスタ(FET)等、駆動信号によりオンオフ制御が行われる半導体素子が用いられている。
【0005】
また、ロータの回転軌道近傍には、回転方向に向けて等間隔に配置されたホール素子などの回転位置検出手段が設けられており、各スイッチング素子の切替えは、これらの回転位置検出手段により検出されたロータの回転位置に基づいたタイミングで行われるようになっている。
【0006】
このようなブラシレスモータの駆動方法としては、各相の電機子コイルの通電角を電気角で120°に設定し、2つの相の電機子コイルが同時に通電状態とされる2相通電を順次繰り返す、所謂120°矩形波駆動により行われるのが一般的である。しかし、120°矩形波駆動では、ある相から他の相への通電の切替え時、つまり転流時に各相の電機子コイルに流れる相電流が一時的に途切れてトルクリップルを生じる場合がある。
【0007】
そこで、従来のブラシレスモータでは、各相の通電角を120°以上に設定し、転流前後の各相の電機子コイルに重複して通電する所謂オーバーラップ通電を行うようにして、転流時の出力トルクの落ち込みを低減させるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【0008】
【特許文献1】
特公平6−52996号公報(第3−4頁、第3−4図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
オーバーラップ通電による駆動方法では、各電機子コイルに対する通電は2相通電と3相通電とが交互に行われることになるので、転流毎にトルク定数が変化することになる。したがって、駆動電流が一定であると、トルク定数の変動によりトルクリップルが生じることになる。そのため、駆動装置に電流制御補償器を備える電流切替え部を設けて、転流が行われる毎に駆動電流を2相通電時に対応した値と3相通電時に対応した値とに切り替わるように制御し、2相通電時と3相通電時の出力トルクを一定に保つようにした方法が試みられている。
【0010】
しかしながら、このような方法では、2相通電時と3相通電時とでは電流経路の抵抗値とインダクタンス値が異なるので、電流切替え部の電流制御補償器のゲインが一定に設定されていると電流制御系の応答性や安定性が損なわれる場合がある。例えば、2相通電時に適正となる値にゲインを設定した場合には、2相通電時から3相通電時への切替えの際には電流応答が過度となり、場合によっては電流応答が振動的になる恐れがある。逆に、3相通電時に適正な値にゲインを設定した場合には2相通電時への切替えの際における電流応答が遅くなる。このような電流制御系の応答性や安定性の低下は通電相数が変化する場合に限らず、ブラシレスモータの運転状態や使用環境等により、電源電圧や電流経路の抵抗値、インダクタンス値が変動した場合にも発生する。
【0011】
また、駆動電流の電流制御をマイクロコンピュータ等を用いたデジタル制御により行うようにすると、このブラシレスモータが高速回転状態となったときにはソフトウェアによる処理時間の影響、つまり無駄な時間による位相遅れが無視できなくなり、実際に流れる駆動電流の位相は指令電流に対して遅れてしまい、このため、制御系の応答性や安定性が低下する場合があった。
【0012】
そして、このような制御系の応答性や安定性の低下により各電機子コイルに流れる相電流の値が変動して、出力トルクの変動つまりトルクリップルが生じることになっていた。
【0013】
本発明の目的は、通電相数に合わせて切り替えられる駆動電流の応答性や安定性を高めてブラシレスモータのトルクリップルを低減させることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明のブラシレスモータの駆動装置は、複数相の電機子コイルが装着されたステータと複数の磁極を備えたロータとを有するブラシレスモータの駆動装置であって、前記ロータの回転位置を検出する回転位置検出手段と、それぞれ対応する相の前記電機子コイルに接続される複数のスイッチング素子を備え、電源から駆動電流が供給されるインバータ回路と、前記回転位置検出手段により検出される前記ロータの回転位置に基づいて前記電機子コイルに流れる相電流を所定の順序と方向で転流させるとともに転流前後の各相の前記電機子コイルに所定の電気角だけ重複して通電するように前記スイッチング素子を駆動するスイッチング素子駆動手段と、前記駆動電流を通電相数に応じた値に切り替わるように制御する電流制御補償器を備える駆動電流切替え部と前記駆動電流切替え部の前記電流制御補償器のゲインを通電相数に応じた値に設定するゲイン設定部とを備えた駆動電流制御手段とを有することを特徴とする。
【0015】
本発明のブラシレスモータの駆動装置は、前記ゲイン設定部は前記インバータ回路に印加される電源電圧の変動に応じて前記ゲインを補正することを特徴とする。
【0016】
本発明のブラシレスモータの駆動装置は、前記ゲイン設定部は前記電機子コイルと前記インバータ回路の抵抗値の変動に応じて前記ゲインを補正することを特徴とする。
【0017】
本発明のブラシレスモータの駆動装置は、前記ゲイン設定部は前記電機子コイルのインダクタンス値の変動に応じて前記ゲインを補正することを特徴とする。
【0018】
本発明のブラシレスモータの駆動装置は、前記ゲイン設定部は前記ロータの回転速度に応じて前記ゲインを補正することを特徴とする。
【0019】
本発明のブラシレスモータの駆動装置は、前記ブラシレスモータを車両に設けられた操舵装置の操舵力を補助する駆動源として用いたことを特徴とする。
【0020】
本発明にあっては、駆動電流切替え部の電流制御補償器のゲインは切替え前後の通電相数に対応した適切な値に設定されるので、駆動電流の応答性や安定性が高まり、ブラシレスモータのトルクリップルが低減される。
【0021】
また、本発明にあっては、ブラシレスモータの運転状態や使用環境等が変化した場合であっても、駆動電流切替え部の電流制御補償器のゲインはこれらの変化に合わせた適切な値に補正されるので、駆動電流の応答性や安定性が高まり、ブラシレスモータのトルクリップルが低減される。
【0022】
さらに、本発明にあっては、ブラシレスモータのトルクリップルは低減されるので、このブラシレスモータを用いた電動パワーステアリング装置の操作感を向上させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0024】
図1は本発明の一実施の形態であるブラシレスモータの駆動装置の概略を示す回路図である。
【0025】
図1に示すブラシレスモータ11は、図示しない車両に設けられた操舵装置の操舵力を補助する図示しない電動パワーステアリング装置の駆動源として用いられるものであり、U相、V相、W相の3つの相に分けられた電機子コイルLU,LV,LWが装着された図示しないステータと回転方向に並ぶ4つの磁極Pを備えたロータ12とを有する3相4極式となっている。各相の電機子コイルLU,LV,LWはそれぞれ同一の抵抗値やインダクタンス値を有するものであり、各々その一端において互いに星形結線されている。そして、これらの電機子コイルLU,LV,LWは互いに回転方向に120°の間隔を空けて配置されるとともにロータ12に設けられた各磁極Pと対向するようになっている。
【0026】
回転位置検出手段としてのホール素子HU,HV,HWはロータ12の回転軌道の近傍に位置するとともに互いに回転方向に120°の間隔を空けてステータに固定されており、それぞれ磁極Pに反応することにより、ロータ12の回転位置に応じた互いに電気角で120°ずれた回転位置検出信号PU,PV,PWを出力するようになっている。また、回転位置検出手段としてのホール素子HX,HY,HZはホール素子HU,HV,HWに対して回転方向に機械角で15°ずれてステータに固定されており、それぞれ磁極Pに反応することにより、互いに電気角で120°ずれるとともにホール素子HU,HV,HWが出力する回転位置検出信号PU,PV,PWに対して電気角で30°ずれた回転位置検出信号PX,PY,PZを出力するようになっている。つまり、これらのホール素子HU,HV,HW,HX,HY,HZはロータ12の回転位置を検出するようになっている。
【0027】
このブラシレスモータ11には駆動装置13が接続されており、このブラシレスモータ11の駆動制御はこの駆動装置13により行われるようなっている。駆動装置13は、インバータ回路14、スイッチング素子駆動回路15およびコントローラ16を有している。
【0028】
インバータ回路14は、各相に対応する3つの正極側スイッチング素子FET・UH,FET・VH,FET・WHと、各相に対応する3つの負極側スイッチング素子FET・UL,FET・VL,FET・WLとを有している。U相用の正極側スイッチング素子FET・UHはU相用の負極側スイッチング素子FET・ULに直列に接続され、V相用の正極側スイッチング素子FET・VHはV相用の負極側スイッチング素子FET・VLに直列に接続され、W相用の正極側スイッチング素子FET・WHはW相用の負極側スイッチング素子FET・WLに直列に接続されており、各相のスイッチング素子対は互いに並列に接続されている。これらのスイッチング素子FET・UH,FET・VH,FET・WH,FET・UL,FET・VL,FET・WLとしては例えばFET等、駆動信号によりON・OFF制御可能な半導体素子が用いられている。また、これらのスイッチング素子FET・UH,FET・VH,FET・WH,FET・UL,FET・VL,FET・WLのコレクタとエミッタ間には、それぞれフリーホイルダイオードDが取り付けられており、誘導負荷の場合の遅れ電流成分を還流させてコレクタとエミッタ間に逆起電力が印加されないようにしている。そして、各相の正極側スイッチング素子FET・UH,FET・VH,FET・WHと負極側スイッチング素子FET・UL,FET・VL,FET・WLは、その相互接続部において対応する相の電機子コイルLU,LV,LWの非結線端に接続されている。
【0029】
また、各相の正極側スイッチング素子FET・UH,FET・VH,FET・WHはそれぞれ図示しない電源の電源端子17に接続され、各相の負極側スイッチング素子FET・UL,FET・VL,FET・WLはそれぞれ接地端子18に接続されており、ある相の正極側スイッチング素子FET・UH,FET・VH,FET・WHとある相の負極側スイッチング素子FET・UL,FET・VL,FET・WLとを同時にONすることにより、このインバータ回路14には電源から駆動電流が供給されるようになっている。なお、駆動電流とは、電機子コイルLU,LV,LWに流れて電機子コイルLU,LV,LWにロータ12を回転させるための磁界を生じさせる電流のことである。
【0030】
スイッチング素子駆動手段としてのスイッチング素子駆動回路15はコントローラ16と各スイッチング素子FET・UH,FET・VH,FET・WH,FET・UL,FET・VL,FET・WLとの間に接続されており、コントローラ16から入力される指令信号に基づいた所定のタイミングでスイッチング素子FET・UH,FET・VH,FET・WH,FET・UL,FET・VL,FET・WLに向けて駆動信号を出力し、各々のスイッチング素子FET・UH,FET・VH,FET・WH,FET・UL,FET・VL,FET・WLを駆動するようになっている。
【0031】
コントローラ16は、図示はしないが、各種入力信号を演算するマイクロプロセッサ(CPU)と、制御プログラム、演算式およびマップデータなどが格納されるROMと、一時的にデータを格納するRAMなどを有するマイクロコンピュータとなっている。各ホール素子HU,HV,HW,HX,HY,HZはコントローラ16に接続されており、コントローラ16は入力される回転位置検出信号PU,PV,PW,PX,PY,PZに基づいてロータ12の回転位置を認識することができるようになっている。
【0032】
また、ブラシレスモータ11には電機子コイルLU,LV,LW周辺におけるモータ温度T1を検出するモータ温度センサ21が設けられ、また、インバータ回路14にはインバータ回路14のインバータ温度T2を検出するインバータ温度センサ22が設けられ、さらに、インバータ回路14には電源端子17からインバータ回路14に供給される駆動電流の電流値Aやインバータ回路14に印加される電源電圧Vを検出する電流センサ23と電圧センサ24が設けられており、これらのセンサ21〜24はコントローラ16に接続されている。そして、コントローラ16はこれらのセンサ21〜24からの検出信号により、温度T1,T2や駆動電流の電流値A、電源電圧Vの値を認識することができるようになっている。
【0033】
さらに、コントローラ16にはブラシレスモータ11により駆動される図示しない電動パワーステアリング装置の制御装置が接続されており、この制御装置からブラシレスモータ11の駆動指令信号が入力されるようになっている。そして、制御装置から駆動指令信号が入力されると、コントローラ16はスイッチング素子駆動回路15に向けて指令信号を出力して、スイッチング素子駆動回路15から駆動信号を出力させてブラシレスモータ11を駆動させるようになっている。なお、指令信号や駆動信号は各スイッチング素子FET・UH,FET・VH,FET・WH,FET・UL,FET・VL,FET・WLに対応する6つの系統に分けて出力されるようになっており、各スイッチング素子FET・UH,FET・VH,FET・WH,FET・UL,FET・VL,FET・WLを個別に駆動することができるようになっている。
【0034】
図2は各スイッチング素子の駆動パターンを示すタイムチャート図であり、図3は各相の電機子コイルに流れる相電流の変化を示すタイムチャート図である。
【0035】
コントローラ16からの指令信号を受けたスイッチング素子駆動回路15が出力する駆動信号により、各スイッチング素子FET・UH,FET・VH,FET・WH,FET・UL,FET・VL,FET・WLは図2に示す駆動パターンにしたがって駆動される。
【0036】
この駆動パターンは、各ホール素子HU,HV,HW,HX,HY,HZからの回転位置検出信号PU,PV,PW,PX,PY,PZの立ち上がりもしくは立ち下がりのエッジを起点として12の通電ステージ1〜12に分けられており、この場合、各通電ステージは電気角で30°となっている。
【0037】
各相の正極側スイッチング素子FET・UH,FET・VH,FET・WHの駆動パターンは、それぞれON区間が電気角で150°に設定されるとともに各相のON区間が互いに電気角で120°ずれるように設定されている。したがって、各相の正極側スイッチング素子FET・UH,FET・VH,FET・WHのON区間は電気角で30°の範囲で互いに重複している。例えば、U相の正極側スイッチング素子FET・UHとV相の正極側スイッチング素子FET・VHは通電ステージ5において重複してONとなり、V相の正極側スイッチング素子FET・VHとW相の正極側スイッチング素子FET・WHは通電ステージ9において重複してONとなり、U相の正極側スイッチング素子FET・UHとW相の正極側スイッチング素子FET・WHは通電ステージ1において重複してONとなる。
【0038】
同様に、各相の負極側スイッチング素子FET・UL,FET・VL,FET・WLの駆動パターンは、それぞれON区間が電気角で150°に設定されるとともに各相のON区間が互いに電気角で120°ずれるように設定されている。したがって、各相の負極側スイッチング素子FET・UL,FET・VL,FET・WLのON区間は電気角で30°の範囲で互いに重複している。例えば、U相の負極側スイッチング素子FET・ULとV相の負極側スイッチング素子FET・VLは通電ステージ11において重複してONとなり、V相の負極側スイッチング素子FET・VLとW相の負極側スイッチング素子FET・WLは通電ステージ3において重複してONとなり、U相の負極側スイッチング素子FET・ULとW相の負極側スイッチング素子FET・WLは通電ステージ7において重複してONとなる。また、各相の負極側スイッチング素子FET・UL,FET・VL,FET・WLのON区間は、それぞれ同相の正極側スイッチング素子FET・UH,FET・VH,FET・WHのON区間に対して電気角で180°ずれている。
【0039】
各スイッチング素子FET・UH,FET・VH,FET・WH,FET・UL,FET・VL,FET・WLがこのような駆動パターンで駆動されることにより、各電機子コイルLU,LV,LWに流れる相電流は所定の順序と方向で転流されるとともに転流前後の各相の電機子コイルLU,LV,LWに電気角30°だけ重複して通電されて所定の2相の電機子コイルにのみ通電される2相通電と3つ相の電機子コイルLU,LV,LW全てに通電される3相通電とが各ステージ毎に交互に行われることになる。つまり、スイッチング素子駆動回路15は、ロータ12の回転位置に基づいて、各相の電機子コイルLU,LV,LWに流れる相電流を所定の順序と方向で転流させるとともに転流前後の各相の電機子コイルLU,LV,LWに重複して通電するようにスイッチング素子FET・UH,FET・VH,FET・WH,FET・UL,FET・VL,FET・WLを駆動するようになっている。なお、相電流とは各相の電機子コイルLU,LV,LWに流れる駆動電流のことである。
【0040】
また、このコントローラ16にはPWM制御回路25が設けられており、スイッチング素子駆動回路15に対する指令信号をPWM制御して、スイッチング素子FET・UH,FET・VH,FET・WH,FET・UL,FET・VL,FET・WLの駆動デューティー比を変化させることができるようになっている。この場合、コントローラ16は、正極側スイッチング素子FET・UH,FET・VH,FET・WHの駆動デューティー比を100%に固定するとともに負極側スイッチング素子FET・UL,FET・VL,FET・WLの駆動デューティー比を電動パワーステアリング装置の制御装置から入力される駆動指令信号に応じて変化させることにより、このブラシレスモータの11出力トルクを電動パワーステアリング装置が要求する値となるようにしている。なお、本実施の形態においては、負極側スイッチング素子FETFET・UL,FET・VL,FET・WLの駆動デューティー比をPWM制御により変化させるようにしているが、これに限らず、正極側スイッチング素子FET・UH,FET・VH,FET・WHの駆動デューティー比を変化させたり、または、いわゆる交互PWM制御のように、駆動デューティー比を変化させるスイッチング素子と駆動デューティー比を100%固定とするスイッチング素子とが通電ステージに応じて正極側スイッチング素子となったり負極側スイッチング素子となったりする場合や、デューティー比を例えばPAM制御など他の変調方式により変化させるようにしてもよい。
【0041】
さらに、駆動電流制御手段としてのコントローラ16は、図2に電流制御補償器を備える駆動電流切替え部26として示すように、ブラシレスモータ11に供給される駆動電流を通電相数に応じた値に切り替えるように電流制御を行う機能を有している。駆動電流切替え部26は、2相通電時における駆動電流の値が3相通電時における電流値より小さく(本実施の形態においては3相通電時の電流値の90%の値)なるように、通電相数が変わる毎つまり通電ステージが変わる毎に駆動電流の電流値Aの切り替え電流制御を行っている。この場合、電流値Aの切替えは、負極側スイッチング素子FET・UL,FET・VL,FET・WLの駆動デューティー比を変化させることにより行われる。なお、通電相数とは、通電状態つまり相電流が流れている電機子コイルLU,LV,LWの数である。
【0042】
このような構成により、各相の電機子コイルLU,LV,LWには、図3に示すように、各通電ステージ毎に3段階に増加・減少するとともに所定の周期で通電方向が変わる相電流が流れることになり、これにより、ステータに回転磁界が生じてロータ12が回転するようになっている。
【0043】
図4(a)は2相通電時の電流応答が適切となるように駆動電流切替え部の電流制御補償器のゲインを設定した場合の3相通電ステージにおける電流応答の波形を示す特性線図であり、図4(b)は3相通電時の電流応答が適切となるように駆動電流切替え部の電流制御補償器のゲインを設定した場合の2相通電ステージにおける電流応答の波形を示す特性線図である。
【0044】
ところで、このような駆動装置13では、駆動電流切替え部26により行われる駆動電流の電流値Aの切替えは通電ステージの切替え毎に行われる。これに対して、駆動電流の電流値Aの切替え前後では通電相数が変化することにより駆動電流が流れる電流経路の抵抗値Rとインダクタンス値Lが変化することになる。そのため、例えば、図4(a)に示すように、駆動電流切替え部26の電流制御補償器のゲインKを2相通電時に適切な値に設定した場合には、2相通電時から3相通電時への切替えの際に電流応答が振動的になり、逆に、図4(b)に示すように、3相通電時に適切な値に設定した場合には3相通電から2相通電時への切替えの際における電流応答が遅くなるなど、電流制御系の応答性や安定性が損なわれる場合がある。ここで、駆動電流切替え部26の電流制御補償器のゲインKは、電流制御補償器がPID補償器つまり比例・積分・微分補償器で構成されている場合は、比例ゲインおよび積分ゲインおよび微分ゲインである。そのため、駆動電流制御手段としてのコントローラ16には、図2にゲイン設定部27として示すように、駆動電流切替え部26の電流補償器のゲインKを通電相数に応じた値に設定する機能が設けられている。つまり、駆動電流切替え部26の電流制御補償器のゲインKは、ゲイン設定部27により、2相通電のときには2相通電に対して適切な値に設定され、3相通電時には3相通電時に対して適切な値に設定される。これら各通電相数に対して適切となるゲインの値は、各通電状態時の電流経路の抵抗値やインダクタンス値に基づいて予め実験等により設定されており、図示しないROMに格納されて必要時にCPUに取り込まれるようになっている。なお、電流経路とは電源端子17と接地端子18との間で駆動電流が流れる経路のことであり、電機子コイルLU,LV,LWやスイッチング素子FET・UH,FET・VH,FET・WH,FET・UL,FET・VL,FET・WLおよびこれらを接続する接続線等を含んだものである。
【0045】
また、電流制御系の応答性や安定性の低下は通電相数が変化する場合に限らず、ブラシレスモータ11の運転状態や使用環境等により、電源電圧Vや電流回路の抵抗値R、インダクタンス値Lが変動した場合にも発生する。さらに、駆動電流切替え部26の電流制御補償器による電流制御は、コントローラ16にCPUによるデジタル制御により行われているので、このブラシレスモータ11が高速回転状態となったときにはCPUの処理時間の影響、つまり無駄な時間による位相遅れが無視できなくなり、実際に流れる駆動電流の位相は指令電流に対して遅れてしまい、そのため、制御系の応答性や安定性が低下する場合がある。また、駆動電流切替え部26の電流制御補償器による電流制御は、通電ステージに応じて駆動電流値を切り替える制御であるので、等価的に交流信号を制御する交流制御に等しい。交流制御は定常状態であっても位相遅れやオフセットが生じるので、同様に駆動電流切替え部26の電流制御補償器による電流制御も、定常状態でも実際に流れる駆動電流の位相は指令電流に対して遅れ、また、その値も指令電流と誤差が生じてしまう。その位相遅れや誤差はブラシレスモータ11の回転数が上昇するほど大きくなり、そのため制御系の応答性や安定性が低下する場合がある。そして、このような制御系の応答性や安定性の低下により各電機子コイルLU,LV,LWに流れる相電流の値が変動して、出力トルクの変動つまりトルクリップルが生じる場合がある。
【0046】
そのため、ゲイン設定部27には、インバータ回路14に印加される電源電圧Vや電流経路の抵抗値R・インダクタンス値Lおよびロータ12の回転速度つまりブラシレスモータ11の運転周波数F等の変動に応じてゲインKを補正する機能が設けられており、このブラシレスモータ11の運転状態や使用環境等が変化した場合であっても、ゲインKを適切な値に補正することができるようになっている。
【0047】
図5は、ゲイン設定部の制御手順を示すフローチャート図であり、図6はゲイン設定部が設けられたコントローラを用いた場合の電流応答の特性を示す特性線図である。
【0048】
図5に示すように、ゲイン設定部27は、まず、ステップS1において通電ステージ情報から現在の通電相数を検出し、次に、ステップS2〜S5において、それぞれ電源電圧V、温度T1,T2、駆動電流の電流値A、運転周波数Fを検出する。なお、運転周波数Fは通電ステージの切替え周期を演算して求められる。
【0049】
次に、ステップS6において、ステップS3で検出した温度T1,T2に基づいて、駆動電流が流れる電流経路の抵抗値Rの変動を算出する。これは、温度T1の変動に基づいて電機子コイルLU,LV,LWの抵抗値の変動を算出し、温度T2の変動に基づいてインバータ回路14の抵抗値の変動を算出し、これらの抵抗値の変動から電流経路の抵抗値Rの変動を推測することにより行われる。そのため、図示しないROM内には予め実験等により得られた温度T1,T2に対する電機子コイルLU,LV,LWやインバータ回路14の抵抗値の変動特性を示す特性マップが格納されており、このステップS6においてはこれらのマップが参照される。
【0050】
同様に、ステップS7では、ステップS4で検出された駆動電流の電流値Aに基づいて、電流経路のインダクタンス値Lの変動を算出する。この場合においても、図示しないROM内には、予め実験等により得られた駆動電流の電流値Aに対する電機子コイルLU,LV,LWのインダクタンス値の変動特性を示す特性マップが格納されており、このステップS7においてはこれらのマップが参照される。
【0051】
図示しないROMには予め設定された基準ゲインKsが格納されており、ステップS8ではこの基準ゲインKsがCPUに取り込まれる。
【0052】
また、ROMには通電相数や電源電圧V、電流経路の抵抗値R・インダクタンス値Lおよび運転周波数Fに対する各補正係数の特性マップが格納されている。そして、これらの特性マップを参照して、ステップS9においてステップS1で検出した通電相数に基づいた相数変動補正係数K1が算出され、ステップS10においてステップS2で検出した電源電圧Vの変動に基づいた電圧変動補正係数K2が算出され、ステップS11ではステップS6で算出した電流経路の抵抗値Rの変動に基づいた抵抗値変動補正係数K3が算出され、ステップS12ではステップS7で算出した電流経路のインダクタンス値Lの変動に基づいたインダクタンス値変動補正係数K4が算出され、ステップS13ではステップS5で検出した運転周波数Fに基づいた運転周波数変動補正係数K5が算出される。
【0053】
そして、ステップS14において、基準ゲインKsに各補正係数K1〜K5を乗じてゲインKが算出される。
【0054】
これにより、駆動電流切替え部26の電流制御補償器のゲインKは、ゲイン設定部27により、通電相数に応じた適切な値に設定されることになり、駆動電流切替え部26が駆動電流の切替えを行う際の電流応答は、図6に示すように、その応答が速く且つ安定したものとなる。したがって、通電ステージの切替え時つまり転流時における各電機子コイルLU,LV,LWに流れる相電流の変動が抑えられて、このブラシレスモータ11の出力トルクの変動つまりトルクリップルを低減させることができる。
【0055】
このように、このブラシレスモータ11の駆動装置13では、駆動電流切替え部26の電流制御補償器のゲインKは切替え前後の通電相数に対応した適切な値に設定されるので、駆動電流の応答性や安定性を高めて、ブラシレスモータ11のトルクリップルを低減させることができる。
【0056】
また、ゲイン設定部27は、インバータ回路14に印加される電源電圧Vや電流経路の抵抗値R・インダクタンス値Lおよび運転周波数Fの変動に応じてゲインKを補正するので、このブラシレスモータ11の運転状態や使用環境等が変化した場合であっても、駆動電流切替え部26の電流制御補償器のゲインKはこれらの変化に対応した適切な値に補正されることになる。
【0057】
このように、このブラシレスモータ11の駆動装置13では、ブラシレスモータ11の運転状態や使用環境等が変化した場合であっても、駆動電流切替え部26の電流制御補償器のゲインKはこれらの変化に対応した適切な値に補正されるので、駆動電流の応答性や安定性が高まり、ブラシレスモータ11のトルクリップルを低減させることができる。
【0058】
さらに、このブラシレスモータ11の駆動装置13では、ブラシレスモータ11のトルクリップルを低減させることができるので、このブラシレスモータ11を車両に設けられた操舵装置の操舵力を補助する電動パワーステアリング装置に用いた場合には、この操舵装置の操作感を向上させることができる。
【0059】
本発明は本実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえば、本実施の形態においては、ブラシレスモータ11は3相4極式となっているが、これに限らず、3相以上の電機子コイルを有するものであれば他の形式のブラシレスモータとしてもよい。
【0060】
また、本実施の形態においては、電流センサ23は負極側スイッチング素子と接地端子18との間に取り付けられているが、これに限らず、電源端子17と正極側スイッチング素子との間に取り付けてもよい。
【0061】
さらに、本実施の形態においては、このブラシレスモータ11を車両の電動パワーステアリング装置に用いるようにしているが、これに限らず、他の用途に用いてもよい。
【0062】
さらに、本実施の形態においては、駆動電流切替え部26の電流制御補償器はPID補償器による構成としたが、P補償器のみやPI補償器のみによる構成でもよい。
【0063】
さらに、本実施の形態においては、ロータ12の回転位置をホール素子HU,HV,HW,HX,HY,HZを用いて検出するようにしているが、これに限らず、例えばレゾルバ等を用いた他の方法により検出するようにしてもよい。
【0064】
さらに、本実施の形態においては、温度T1,T2を温度センサ21,22により検出するようにしているが、これに限らず、例えば電流センサ23により検出される駆動電流の電流値Aと時間から電機子コイルLU,LV,LWやインバータ回路14の温度変化を推測するなどしてもよい。
【0065】
【発明の効果】
本発明によれば、駆動電流切替え部の電流制御補償器のゲインは切替え前後の通電相数に対応した適切な値に設定されるので、駆動電流の応答性や安定性を高めて、ブラシレスモータのトルクリップルを低減させることができる。
【0066】
また、本発明によれば、ブラシレスモータの運転状態や使用環境等が変化した場合であっても、駆動電流切替え部の電流制御補償器のゲインはこれらの変化に対応した適切な値に補正されるので、駆動電流の応答性や安定性を高めて、ブラシレスモータのトルクリップルを低減させることができる。
【0067】
さらに、本発明によれば、ブラシレスモータのトルクリップルは低減されるので、このブラシレスモータを用いた電動パワーステアリング装置の操作感を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるブラシレスモータの駆動装置の概略を示す回路図である。
【図2】各スイッチング素子の駆動パターンを示すタイムチャート図である。
【図3】各相の電機子コイルに流れる相電流の変化を示すタイムチャート図である。
【図4】(a)は2相通電時の電流応答が適切となるように駆動電流切替え部の電流制御補償器のゲインを設定した場合の3相通電ステージにおける電流応答の波形を示す特性線図であり、(b)は3相通電時の電流応答が適切となるように駆動電流切替え部の電流制御補償器のゲインを設定した場合の2相通電ステージにおける電流応答の波形を示す特性線図である。
【図5】ゲイン設定部の制御手順を示すフローチャート図である。
【図6】ゲイン設定部が設けられたコントローラを用いた場合の電流応答の特性を示す特性線図である。
【符号の説明】
11 ブラシレスモータ
12 ロータ
13 駆動装置
14 インバータ回路
15 スイッチング素子駆動回路
16 コントローラ
17 電源端子
18 接地端子
21 モータ温度センサ
22 インバータ温度センサ
23 電流センサ
24 電圧センサ
25 PWM制御回路
26 駆動電流切替え部
27 ゲイン設定部
LU,LV,LW 電機子コイル
P 磁極
HU,HV,HW,HX,HY,HZ ホール素子
PU,PV,PW,PX,PY,PZ 回転位置検出信号
FET・UH,FET・VH,FET・WH 正極側スイッチング素子
FET・UL,FET・VL,FET・WL 負極側スイッチング素子
D フリーホイルダイオード
T1 モータ温度
T2 インバータ温度
A 駆動電流の電流値
V 電源電圧
R 抵抗値
L インダクタンス値

Claims (6)

  1. 複数相の電機子コイルが装着されたステータと複数の磁極を備えたロータとを有するブラシレスモータの駆動装置であって、
    前記ロータの回転位置を検出する回転位置検出手段と、
    それぞれ対応する相の前記電機子コイルに接続される複数のスイッチング素子を備え、電源から駆動電流が供給されるインバータ回路と、
    前記回転位置検出手段により検出される前記ロータの回転位置に基づいて前記電機子コイルに流れる相電流を所定の順序と方向で転流させるとともに転流前後の各相の前記電機子コイルに所定の電気角だけ重複して通電するように前記スイッチング素子を駆動するスイッチング素子駆動手段と、
    前記駆動電流を通電相数に応じた値に切り替わるように制御する電流制御補償器を備える駆動電流切替え部と前記駆動電流切替え部の前記電流制御補償器のゲインを通電相数に応じた値に設定するゲイン設定部とを備えた駆動電流制御手段とを有することを特徴とするブラシレスモータの駆動装置。
  2. 請求項1記載のブラシレスモータの駆動装置において、前記ゲイン設定部は前記インバータ回路に印加される電源電圧の変動に応じて前記ゲインを補正することを特徴とするブラシレスモータの駆動装置。
  3. 請求項1または2記載のブラシレスモータの駆動装置において、前記ゲイン設定部は前記駆動電流が流れる電流経路の抵抗値の変動に応じて前記ゲインを補正することを特徴とするブラシレスモータの駆動装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のブラシレスモータの駆動装置において、前記ゲイン設定部は前記駆動電流が流れる電流経路のインダクタンス値の変動に応じて前記ゲインを補正することを特徴とするブラシレスモータの駆動装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のブラシレスモータの駆動装置において、前記ゲイン設定部は前記ブラシレスモータの運転周期の変動に応じて前記ゲインを補正することを特徴とするブラシレスモータの駆動装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のブラシレスモータの駆動装置において、前記ブラシレスモータを車両に設けられた操舵装置の操舵力を補助する駆動源として用いたことを特徴とするブラシレスモータの駆動装置。
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