JP2005027092A - 画像読取り装置 - Google Patents

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浩幸 布施
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Abstract

【課題】高解像度及び高速読取りが可能で且つ安価なカラー画像読取装置を提供する。
【解決手段】第1のラインセンサ50Bは青成分bを検知し、第1の解像度(300dpi)を有する。第2のラインセンサ50Rは赤成分rを検知し、前記第1の解像度を有する。第3のラインセンサ50Yは輝度成分Yを検知し、前記第1の解像度より高い第2の解像度(600dpi)を有する。解像度変換部22は、アンプ20で増幅された青及び赤成分B’、R’の解像度を、それぞれ前記第2の解像度に変換する。加算器26は、反転アンプ24、25により反転された赤及び青成分−R、−Bと輝度成分Yとを加算して、前記第2の解像度を有する緑成分Gを生成する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はカラー原稿の画像を読取る画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のカラー画像読取り用のCCDラインセンサとしては、以下に示すようなラインセンサが知られている。
【0003】
従来例1.赤、緑、青成分読取用の3ラインからなる3ラインCCDセンサ。
【0004】
従来例2.輝度用に1ライン、カラー用として赤、緑、青の3ラインの計4ラインからなる4ラインCCDセンサ。
【0005】
従来例3.輝度用に1ライン、カラー用に赤及び緑、又は赤及び青、又は緑及び青の2ラインの計3ラインからなる3ラインCCDセンサ。この技術の例として下記特許文献1が挙げられる。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−146158号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来例1の3ラインCCDセンサの場合、赤、緑、青成分をそれぞれ専用に読取るラインセンサから構成されており、カラー画像読取りに特化している。赤成分(R)の読み取りには赤のフィルター、緑成分(G)の読取には緑のフィルター、青成分(B)の読取には青のフィルターが、それぞれのラインセンサに設けられている。モノクロ読取りの際には、RGBそれぞれのラインセンサから出力されるカラー画像信号からモノクロ画像を生成しているため、読取り速度に関しては、基本的にはモノクロ読取りでもカラー読取りでも同一である。
【0008】
これを解決する手段として、従来例2のように4ラインCCDが登場した。しかし、この4ラインCCDは、モノクロ用のCCDラインセンサとカラー用の3ラインCCDセンサを単に合体したものである。モノクロ読取りでは、カラーフィルターが無いモノクロ用のラインセンサからの出力信号を使用するため、高速に読取ることが可能である。しかし、カラー読取りに関しては、カラーフィルターの影響により、1画素当たりの光量がモノクロ用のCCDラインセンサより低下することから、従来例1の3ラインCCDセンサと同等の読取り速度しか得ることが出来なかった。
【0009】
又、従来例3の3ラインCCDセンサに関しても、従来例2の4ラインCCDセンサ同様、モノクロの読取り速度は高速化可能であるが、カラー読取りに関しては、従来例1の3ラインCCDセンサと同等の読取り速度しか得ることが出来ない。更に、カラー読取り時には、不足している1色分の色成分を演算により生成する必要があった。
【0010】
本発明は、高解像度及び高速読取りが可能で且つ安価なカラー画像読取装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の一実施形態に係る画像読取り装置は、第1の解像度を有し、赤、青、緑のうち1つの色成分を第1の色成分として検知する第1のラインセンサと、前記第1の解像度を有し、赤、青、緑のうち、第1のラインセンサとは異なる1つの色成分を第2の色成分として検知する第2のラインセンサと、前記第1の解像度より高い第2の解像度を有し、輝度成分を検知する第3のラインセンサと、前記第1及び第2のラインセンサにより検知された第1及び第2の色成分及び前記第3のラインセンサにより検知された輝度成分に基づいて、赤、青、緑のうち、前記第1及び第2の色成分とは異なる第3の色成分を生成する生成手段とを具備する。
【0012】
【発明の実施の形態】
図面を参照しながら本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0013】
図1は本発明に係るCCDラインセンサ6を用いた画像読取装置1の構成を示す。画像読取装置1は解像度に応じた走査ライン間隔で原稿の画像情報を読み取る装置である。
【0014】
原稿Dは原稿台ガラス2上に画像面を下向きにして置かれる。スタート釦(図示せず)が押されると、キセノン光源や冷陰極管、ハロゲンランプ等を用いた光源11が点灯し、そのときの照射光が原稿ガラス2を透過し、原稿Dの読み取り位置Xに照射される。原稿Dの読み取り位置Xからの反射光が第1ミラー12で反射し、第1ミラー12からの反射光が第2ミラー41、第3ミラー42に照射される。第2ミラー41と第3ミラー42で反射した原稿からの反射光は集光レンズ5に入射し、CCDラインセンサ6の受光面で結像する。CCDラインセンサ6は原稿Dを主走査方向に走査する。CCD基板7は前記CCDラインセンサ6の他に、CCDラインセンサ6を駆動するCCDドライバが実装されている。処理基板8にはCCDラインセンサ6から出力される画像信号を処理する電気回路及び画像読取装置1を総合的に制御するCPU等の処理回路(後述されるスキャナ制御部40)が実装されている。CCD基板7と処理基板(スキャナ制御部)40はハーネス9により接続されている。
【0015】
原稿Dを読み取る場合は、光源11と第1ミラー12で構成する第1キャリジ13と、第2ミラー41と第3ミラー42で構成する第2キャリジ4を、図中の矢印の方向に図示しない駆動モータ及びベルト又はワイヤ等から構成される駆動系により移動する。これにより、読み取り位置Xが図中の左から右に移動して、原稿Dは副走査方向に走査される。このとき、第1キャリジ13の移動速度を2V、第2キャリジ4の移動速度をVというように、第1キャリジ13の移動速度は第2キャリジ4の2倍の移動速度である。
【0016】
図2は画像読取装置1の制御系の構成を示すブロック図である。この画像読取装置1はスキャナ制御部40及びコントロールパネル部80を含む。
スキャナ制御部40は、CPU100、ROM101、RAM102、CCDドライバ103、スキャナモータドライバ104、画像処理部105、光源12を制御する光源制御部106、原稿自動検知部107を含んでいる。
【0017】
CPU100はROM101に記憶された制御プログラムに従って、スキャナ制御部40を全体的に制御し、RAM102をデータの一時記憶用に用いる。CCDドライバ103はCCDラインセンサ6に各種CCD制御信号を送信し、CCDラインセンサ6を駆動する。スキャナモータドライバ104は第1及び第2のキャリッジ3及び4等を移動する駆動モータの回転を制御する。原稿自動検出部107によって原稿台ガラス2上に置かれた原稿が、カラー原稿であるかモノクロ原稿であるか及び原稿サイズを自動検知される。
【0018】
画像処理部105はCCDラインセンサ6からのアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換回路と周囲の温度変化などに起因するCCDラインセンサ6からの出力信号に対するスレッショルドレベルの変動を補正するためのシェーディング補正回路やガンマ補正回路を含む。又画像処理部105はこれら補正回路からの補正されたディジタル信号を一旦記憶するラインメモリを含む。更に画像処理部105は補正された画像データに対して、トリミング、マスキング、拡大/縮小処理、解像度変換、画像の圧縮/非圧縮処理等の画像処理を行う。
【0019】
コントロールパネル部80はキーパッド82、パネルCPU83、液晶表示部84、コントロールパネル用I/F85を含む。パネルCPU83はコントロールパネルI/F85を介してCPU100と通信を行う。液晶表示部84には原稿読取り条件の設定画面等が表示され、パネルCPU83はキーパッド82を介してユーザからキー入力される原稿読取り条件に関するデータを受信し、該キー入力データをスキャナ制御部40に転送すると共に液晶表示部84に表示する。この原稿読取り条件には原稿をカラー原稿として読取るか、あるいはモノクロ原稿として読取るかの情報、及び解像度の情報等が含まれる。
【0020】
次に、本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置について詳細に説明する。
【0021】
本実施形態による画像読取装置に用いられるCCDラインセンサは、従来のように赤、緑、青の3ラインではなく、赤及び緑、赤及び青、又は緑及び青の2ラインのラインセンサと、輝度信号用1ラインのラインセンサの3ラインを用いて構成される。
【0022】
同時に、輝度用1ラインのみ高解像度(例えば600dpi)で、赤及び緑、赤及び青、又は緑及び青の2ラインは共に低解像度(例えば300dpi)のラインセンサで構成する。
【0023】
加色混合の場合、理想的には輝度信号(Y)と、赤成分(R)、緑成分(G)、青成分(B)の間には以下の関係が成立する。
【0024】
Y=R+G+B (式1)
従って、例えば赤及び青のラインセンサ、及び輝度用ラインセンサの3ラインCCDラインセンサを用いた場合、不足している緑成分(G)の信号は、以下のように算出できる。
【0025】
G=Y−(R+B) (式2)
しかしながら、実際には、それぞれのCCDラインセンサからの出力は理想的ではないため、次式のようにそれぞれのCCDラインセンサからの出力レベルに応じて、適正に決められた係数(α、β、γ)を各成分に掛ける必要がある。
【0026】
G=γY−(αR+βB) (式3)
図3は本実施形態に係る画像読取り部の概略構成図、図4はその動作を示すタイミングチャートである。CCDラインセンサ6としては、赤及び青のラインセンサ、及び輝度用ラインセンサの3ラインCCDラインセンサが用いられる。前述したように、赤及び青のラインセンサの代わりに、赤及び緑、又は緑及び青のラインセンサを使用しても良い。
【0027】
輝度用のCCDラインセンサ50Yからは解像度600dpiの輝度信号(ye:偶数画素,yo:奇数画素)が、基準クロックclkの2倍の周期で、互いに1クロック周期ずれて出力される。輝度信号(ye,yo)は、利得γのアンプ部21によって増幅された後、ODD/EVEN合成回路23により合成され、輝度信号(Y)が基準クロックclkの周期で生成される。
【0028】
又、赤用CCDラインセンサ50R及び青用CCDラインセンサ50Bからは解像度300dpiの赤信号(r)、青信号(b)が基準クロックclkの2倍の周期で出力される。赤信号(r)、青信号(b)はそれぞれ利得α、βのアンプ部20によって増幅された後、解像度変換部22で解像度が300dpiから600dpiに変換され、赤信号(R)及び青信号(B)が基準クロックclkの周期で生成される。解像度変換部22では、基準クロックclkの2倍の周期を有する1入力信号に対して、入力信号と同一値で基準クロックclkの周期を有する2信号が出力される。
【0029】
更に、緑信号(G)は前述の(式3)に基づき、解像度600dpiに変換された赤信号(R)及び青信号(B)を、それぞれ利得「−1」のアンプ部24、25で反転し、反転した信号と輝度信号(Y)とを加算部26にて加算して、以下のように生成される。
【0030】
G=Y−R−B (式4)
ここで、利得(係数)α、β、γは同じでも良いが、最終的に生成される赤(R)・青(B)・緑(G)のカラーバランス(ホワイトバランス)を補正するために、互いに異なる値を用いても良い。
【0031】
このように、赤用及び青用のCCDラインセンサの実際の解像度を300dpiにすることで、赤用及び青用のCCDラインセンサ1画素あたりの光量は、CCDラインセンサの受光部の全長が等しく、幅が少なくとも同一であれば,従来の解像度が600dpiの場合より大きくなる。従って、本実施形態によるカラー画像の読取方法は、従来の解像度600dpiのカラー読取用CCDを使用した場合より、読取り速度を向上させることが可能である。
【0032】
次に本発明の第2の実施形態を説明する。
【0033】
上記第1の実施形態では、赤及び青用のCCDラインセンサから得られる信号の内、色差成分はもちろんであるが、輝度成分も利用している。人間の視覚特性は、輝度成分には非常に敏感であるが、色差成分に関しては輝度成分ほどには敏感ではないことが一般的に知られている。
【0034】
本実施形態では、この人間の視覚特性を利用し、赤及び青用のCCDラインセンサから得られる信号の内、輝度成分は利用せずに色差成分のみ利用する。
【0035】
第1の実施形態では、300dpiの赤信号(R)及び青信号(B)のそれぞれについて、単に各信号を同一値で1/2の周期を有する2信号に変換することにより、600dpiに解像度変換している。これに対して第2の実施形態では、最終的に得られる赤信号(R)、緑信号(G)、青信号(B)それぞれの成分が、解像度600dpiの輝度信号を基に生成される。従って、本実施形態は第1の実施形態に対して更に解像度感が増した画像を得ることが出来る。
【0036】
図5は第2の実施形態に係る画像読取り部の概略構成図、図6はその動作を示すタイミングチャートである。CCDラインセンサ6としては、第1の実施形態と同様に赤及び青のラインセンサ、及び輝度用ラインセンサの3ラインCCDラインセンサが用いられる。
【0037】
輝度用のラインセンサ50Yからは解像度600dpiの輝度信号(ye:偶数画素,yo:奇数画素)が、基準クロックclkの2倍の周期で、互いに1クロック周期ずれて出力される。更に輝度信号(ye,yo)は、利得γのアンプ部21によって増幅された後、ODD/EVEN合成部23により合成され、輝度信号(Y)が基準クロックclkの周期で生成される。
【0038】
生成された輝度信号(Y)はYUV→RGB変換部37と第1の解像度変換部33に供給される。第1の解像度変換部33では、解像度600dpiの輝度信号(Y)を解像度300dpiの輝度信号(Y’)に変換する。
【0039】
赤用ラインセンサR及び青用のラインセンサBからは解像度300dpiの赤信号(r)及び青信号(b)が基準クロックclkの2倍の周期で出力される。赤信号(r)及び青信号(b)は、利得α、βのアンプ部20によってそれぞれ赤信号(R’)及び青信号(B’)に増幅された後、それぞれ利得「−1」のアンプ部30、31で反転される。反転された信号(−R’)、(−B’)は、前述の輝度信号(Y’)と加算され、緑信号(G’)が基準クロックclkの2倍の周期で以下のように生成される。
【0040】
G’=Y’−R’−B’ (式5)
このようにして得られた赤信号(R’)、緑信号(G’)、青信号(B’)はRGB→YUV変換部35に入力され、輝度成分と色差成分に分離される。
【0041】
RGB→YUV変換部35での輝度/色差分離は、一般に理論的には、以下の演算式で表すことが出来る。
【0042】
【数1】
Figure 2005027092
【0043】
ここで、色差成分の信号(U,V)は例えばPAL方式、若しくはSECAM方式のTV信号規格に準じた信号である。
【0044】
RGB→YUV変換部35で分離された色差成分の信号(U’)及び(V’)のみ第2の解像度変換部36に入力され、解像度が600dpiの色差信号(U)及び(V)に変換される。つまり、各色差信号を同一値で1/2の周期を有する2信号にそれぞれ変換することにより、600dpiに解像度変換している。解像度変換された色差信号(U)及び(V)はYUV→RGB変換部37に入力される。
【0045】
YUV→RGB変換部37では、入力された輝度信号(Y)及び色差信号(U,V)から、演算によって赤信号(R)、緑信号(G)、青信号(B)を基準クロックclkの周期で生成する。
【0046】
演算式は、一般に理論的には、以下の演算式で表すことが出来る。
【0047】
【数2】
Figure 2005027092
【0048】
尚、第1及び第2の実施形態では、輝度用のCCDラインセンサは、ODD/EVENの2系統出力を有するラインセンサで構成しているが、ODD/EVENに分離されていない1系統出力のラインセンサで構成しても構わない。
【0049】
又、第1及び第2の実施形態では、赤及び青のCCDラインセンサは、1系統出力のラインセンサで構成しているが、それぞれODD/EVENに分離されている2系統出力のラインセンサで構成しても構わない。
【0050】
更に、本実施の形態における、輝度信号(ye,yo)は、互いに1クロック周期ずれて出力される形態を例示したが、1クロック周期ずれずに同時に出力されるものであっても良い。又、上記数式に掲げた係数は、実際の装置に合わせて任意に変更を行っても良い。更に、解像度は300dpi、600dpiとしたが、これに限るものではない。
【0051】
このように本実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、低解像度ラインセンサ2本と、高解像度ラインセンサ1本を用いてCCDラインセンサが構成され、カラーモードでのカラー画像読取り時において、高解像度を有する従来のモノクロ画像専用読取り装置と同程度まで、読取り速度を向上させることが可能である。
【0052】
又、低解像度ラインセンサ2本と、高解像度ラインセンサ1本を用いて、高解像度カラーCCDラインセンサが構成されるので、安価なCCDセンサを提供することが出来る。
【0053】
次に本発明の第3の実施形態を説明する。
【0054】
第2の実施形態では、輝度色差表色系にYUV色空間を用いているが、YIQ色空間等の別の色空間を用いても良い。第3の実施形態は、輝度色差表色系にYIQ色空間を用いた例である。
【0055】
図7は本実施形態に係る画像読取り部の概略構成図、図8はその動作を示すタイミングチャートである。
【0056】
本実施形態は、第2の実施形態のRGB→YUV変換部35及びYUV→RGB変換部37をそれぞれ、RGB→YIQ変換部40及びYIQ→RGB変換部42に読み替えることで説明出来る。従って詳細な説明は省略する。尚、色差成分の信号(I,Q)は例えばNTSC方式のTV信号規格に準じた信号である。
【0057】
YIQ・RGB色空間相互の色空間変換は、一般に理論的には、以下の演算式で表すことが出来る。
【0058】
【数3】
Figure 2005027092
【0059】
このように本実施形態によれば、第2の実施形態と同様に、カラーモードでの高解像度カラー画像読取り時において、同様に高解像度を有する従来のモノクロ画像専用読取り装置と同程度まで、読取り速度を向上させることが可能である。又、安価な高解像度カラーCCDラインセンサを提供することが出来る。
【0060】
【発明の効果】
本発明により、読取り速度が向上され、しかも安価な高解像度読取り装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るCCDラインセンサ6を用いた画像読取装置1の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す画像読取装置1の制御系の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る画像読取り部の概略構成図である。
【図4】図3に示す画像読取り部の動作を示すタイミングチャートである。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る画像読取り部の概略構成図である。
【図6】図5に示す画像読取り部の動作を示すタイミングチャートである。
【図7】本発明の第3の実施形態に係る画像読取り部の概略構成図である。
【図8】図7に示す画像読取り部の動作を示すタイミングチャートである。

Claims (6)

  1. 第1の解像度を有し、赤、青、緑のうち1つの色成分を第1の色成分として検知する第1のラインセンサと、
    前記第1の解像度を有し、赤、青、緑のうち、第1のラインセンサとは異なる1つの色成分を第2の色成分として検知する第2のラインセンサと、
    前記第1の解像度より高い第2の解像度を有し、輝度成分を検知する第3のラインセンサと、
    前記第1及び第2のラインセンサにより検知された第1及び第2の色成分及び前記第3のラインセンサにより検知された輝度成分に基づいて、赤、青、緑のうち、前記第1及び第2の色成分とは異なる第3の色成分を生成する生成手段と、を具備することを特徴とする画像読取り装置。
  2. 前記生成手段は、前記第1及び第2のラインセンサにより検知された前記第1及び第2の色成分の解像度を、それぞれ前記第2の解像度に変換する解像度変換手段を含み、前記解像度変換手段により変換された第1及び第2の色成分と、前記第3のラインセンサにより検知された輝度成分とを合成することにより、前記第2の解像度を有する前記第3の色成分を生成することを有することを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記生成手段は、前記解像度変換手段により変換された前記第1及び第2の色成分を互いに加算し、該加算した成分を前記輝度成分から減算することにより前記第3の色成分を生成することを特徴とする請求項2記載の画像読取装置。
  4. 第1の解像度を有し、赤、青、緑のうち1つの色成分を第1の色成分として検知する第1のラインセンサと、
    前記第1の解像度を有し、赤、青、緑のうち、第1のラインセンサとは異なる1つの色成分を第2の色成分として検知する第2のラインセンサと、
    前記第1の解像度より高い第2の解像度を有し、輝度成分を検知する第3のラインセンサと、
    前記第1及び第2のラインセンサにより検知された前記第1及び第2の色成分と、前記第3のラインセンサにより検知された輝度成分に基づいて、赤、青、緑のうち、第1及び第2のラインセンサとは異なる第3の色成分を生成する第1の色成分生成手段と、
    前記第1及び第2のラインセンサと前記色成分生成手段により提供される赤、青、緑の色成分に基づいて、色差成分を生成する色差成分生成手段と、
    前記第3のラインセンサから提供される前記輝度成分と、前記色差成分生成手段から提供される前記色差成分とから、赤、青、緑の色成分を生成する第2の色成分生成手段と、
    を具備することを特徴とする画像読取り装置。
  5. 前記第1の色成分生成手段は、前記第3のラインセンサにより検知された前記輝度成分の解像度を、前記第1の解像度に変換する第1の解像度変換手段を含み、該第1の解像度変換手段により変換された輝度成分と、前記第1及び第2のラインセンサにより検知された前記第1及び第2の色成分とを合成することにより前記第3の色成分を生成し、
    前記第2の色成分生成手段は、前記色差成分生成手段により生成される色差成分の解像度を前記第2の解像度に変換する第2の解像度変換手段を含み、前記第3のラインセンサから提供される前記輝度成分と、前記第2の解像度変換手段により解像度変換された色差成分とから、前記第2の解像度を有する赤、青、緑の色成分を生成することを特徴とする請求項4記載の画像読取装置。
  6. 第1の解像度を有し、赤、青、緑のうち1つの色成分を検知する第1のラインセンサと、
    前記第1の解像度を有し、赤、青、緑のうち、第1のラインセンサとは異なる1つの色成分を検知する第2のラインセンサと、
    前記第1の解像度より高い第2の解像度を有し、輝度成分を検知する第3のラインセンサと、
    を具備することを特徴とするCCDラインセンサ。
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