JP2001238126A - 撮像装置及び画像処理方法 - Google Patents

撮像装置及び画像処理方法

Info

Publication number
JP2001238126A
JP2001238126A JP2000044344A JP2000044344A JP2001238126A JP 2001238126 A JP2001238126 A JP 2001238126A JP 2000044344 A JP2000044344 A JP 2000044344A JP 2000044344 A JP2000044344 A JP 2000044344A JP 2001238126 A JP2001238126 A JP 2001238126A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
sensitivity
low
pixels
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000044344A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Fujii
真一 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP2000044344A priority Critical patent/JP2001238126A/ja
Publication of JP2001238126A publication Critical patent/JP2001238126A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コスト上昇や撮像装置の大型化を招くことな
く、ダイナミックレンジの拡大された撮像画像を生成す
ること。 【解決手段】 撮像素子となるCCD10の撮像面11
には、複数の画素が2次元配列されるとともに、高感度
領域および低感度領域が設定される。CCD10から画
素ごとの輝度信号を順次に読み出す際、高感度領域とし
て設定された画素の輝度信号に対しては高ゲインを設定
する一方、低感度領域として設定された画素の輝度信号
に対しては低ゲインを設定することで、高感度画像と低
感度画像とを生成する。そして、垂直2ライン画素補間
処理部24は画像サイズをCCD10で得られる画像サ
イズと同等のサイズに拡大し、ダイナミックレンジ拡大
処理部25は所定の混合比特性に基づいて高感度画像と
低感度画像との混合比を決定し、その混合比に基づいて
画像合成を行って、被写体に関する画像を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一の撮像素子を
用いて被写体を撮像して当該被写体に関する画像データ
を生成するデジタルカメラ等の撮像装置、及び、その画
像データを生成するための画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタルカメラ等の撮像装置にお
いては、2次元の画素配列を有するCCD(Charge Cou
pled Device)等の撮像素子を用いて被写体を撮影する
と、被写体像の明るい部分が白くなりすぎる(いわゆる
白とび)という現象が生じる一方、被写体像の暗い部分
が黒くなりすぎる(いわゆる黒つぶれ)という現象が生
じることがある。この現象は、一般的な撮像素子のダイ
ナミックレンジが狭いことに起因するものであり、画質
低下の要因とっている。
【0003】このような現象を解消するために、2個以
上の撮像素子を用いて同一被写体を同時に撮影し、1個
の撮像素子のダイナミックレンジが狭いことによる影響
を他の撮像素子で補うように構成することが考えられ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般に
撮像素子は他の部品に比べて高価であるため、撮像装置
に2個以上の撮像素子を設けると、撮像装置のコスト上
昇を招くという問題がある。また、2個以上の撮像素子
を設けるために、撮像装置自体が大型化するという問題
もある。
【0005】そこで、この発明は、上記課題に鑑みてな
されたものであって、コスト上昇や撮像装置の大型化を
招くことなく、ダイナミックレンジの拡大された撮像画
像を生成することの可能な撮像装置および画像処理方法
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、被写体を撮像して前記被
写体に関する画像データを生成する撮像装置であって、
複数の画素が2次元的に配列されて構成された撮像面を
有し、当該撮像面に対して高感度領域と低感度領域とが
交互に設定された一の撮像素子と、前記高感度領域に含
まれる画素群から高感度画像を生成するとともに、前記
低感度領域に含まれる画素群から低感度画像を生成し、
前記高感度画像と前記低感度画像との合成処理を行っ
て、前記被写体に関する画像の画像データを生成する画
像処理手段とを備えている。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の撮像装置において、前記合成処理は、前記高感度画像
または前記低感度画像の画像状況に応じて決定される混
合比に基づいて、前記高感度画像と前記低感度画像とを
合成する処理であることを特徴としている。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の撮像装置において、前記画像処理手段
が、前記高感度画像と前記低感度画像とのそれぞれに対
して補間処理を施すことによって前記高感度画像と前記
低感度画像との画像サイズの拡大を行った後に前記合成
処理を行う。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
請求項3のいずれかに記載の撮像装置において、前記撮
像素子は、前記撮像面に分布する画素ごとのデータをラ
イン単位で読み出しを行うように構成され、前記高感度
領域と前記低感度領域とが所定ラインごとに交互に繰り
返して設定された素子であり、前記画像処理手段は、前
記撮像素子からライン単位で複数の画素のデータを取得
する際に、前記高感度領域として設定されたラインに含
まれる画素に対しては高ゲインを設定し、前記低感度領
域として設定されたラインに含まれる画素に対しては低
ゲインを設定することによって、前記高感度画像と前記
低感度画像とを前記所定ラインごとに順次に生成してい
くことを特徴としている。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の撮像装置において、前記撮像素子は、前記撮像面に分
布する前記複数の画素がベイヤー配列で各色成分に対応
づけられた素子であり、前記画像処理手段は、前記撮像
素子からライン単位で複数の画素のデータを取得する際
に、2ラインごとに前記高ゲインと前記低ゲインとの設
定切り替えを行うことで、前記高感度画像と前記低感度
画像とを生成することを特徴としている。
【0011】請求項6に記載の発明は、被写体を撮像し
て得られる画像を処理する画像処理方法であって、(a)
複数の画素が2次元的に配列されて構成された撮像面を
有し、当該撮像面に対して高感度領域と低感度領域とが
交互に設定された一の撮像素子を用いて前記被写体の撮
影を行う工程と、(b) 前記高感度領域に含まれる画素群
から高感度画像を生成するとともに、前記低感度領域に
含まれる画素群から低感度画像を生成する工程と、(c)
前記高感度画像と前記低感度画像との合成処理を行っ
て、前記被写体に関する画像の画像データを生成する工
程とを有している。
【0012】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の画像処理方法において、前記工程(c)は、前記高感度
画像または前記低感度画像の画像状況に応じて決定され
る混合比に基づいて、前記合成処理を行うことを特徴と
している。
【0013】請求項8に記載の発明は、請求項6または
請求項7に記載の画像処理方法において、前記工程(b)
は、前記高感度画像と前記低感度画像とのそれぞれに対
して補間処理を施すことによって前記高感度画像と前記
低感度画像との画像サイズの拡大を行う工程を含むこと
を特徴としている。
【0014】請求項9に記載の発明は、請求項6ないし
請求項8のいずれかに記載の画像処理方法において、前
記工程(b)は、前記撮像素子からライン単位で複数の画
素のデータを取得する際に、前記高感度領域として設定
されたラインに含まれる画素に対しては高ゲインを設定
し、前記低感度領域として設定されたラインに含まれる
画素に対しては低ゲインを設定することによって、前記
高感度画像と前記低感度画像とを前記所定ラインごとに
順次に生成していく工程を含むことを特徴としている。
【0015】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載の画像処理方法において、前記工程(b)は、前記撮像
面に分布する前記複数の画素がベイヤー配列で各色成分
に対応づけられた前記撮像素子からライン単位で複数の
画素のデータを取得する際に、2ラインごとに前記高ゲ
インと前記低ゲインとの設定切り替えを行うことで、前
記高感度画像と前記低感度画像とを生成する工程を含む
ことを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照しつつ説明する。
【0017】図1は、この発明の実施の形態における撮
像装置1の概略構成を示すブロック図である。なお、図
1において、斜線の施された矢印は画像データの流れを
示しており、細線矢印は制御用データの流れを示してい
る。
【0018】この撮像装置1は、被写体から光をCCD
10に導くためのレンズ7と、撮像素子となるCCD1
0と、CCD10で得られたデータから被写体に関する
カラー画像データを生成する画像処理部20と、撮影タ
イミングを指示するためのシャッタボタン30とを備え
ている。
【0019】CCD10の撮像面11には、複数の画素
が2次元配列されている。そして、撮像面11には被写
体からの光が導かれ、各画素ごとに被写体の対応する部
分からの光を検出し、その光量に応じた電気信号(輝度
信号)を生成する。
【0020】図2は、CCD10の撮像面11を模式的
に表した図である。図2に示すようにCCD10の撮像
面11に分布する各画素は、カラーコーディングによっ
てベイヤー配列をしたR(レッド),G(グリーン),
B(ブルー)の各色成分に対応づけられている。すなわ
ち、最上段の水平方向に沿った1ライン目は、R,G,
R,G,…というようにR成分に対応づけられた画素と
G成分に対応づけられた画素とが繰り返すようにG−R
ラインが形成されており、最上段から2段目の2ライン
目は、G,B,G,B,…というようにG成分に対応づ
けられた画素とB成分に対応づけられた画素とが繰り返
すようにB−Gラインが形成されている。そして、3ラ
イン目以降は上記と同様の配列が繰り返されている。
【0021】したがって、このようなベイヤー配列のC
CD10を使用して各画素ごとにR,G,Bの3成分を
有するカラー画像を生成する場合、少なくとも2ライン
分の情報がなければ、適切にカラー画像を生成すること
ができなくなる。
【0022】また、CCD10の撮像面11には、高感
度撮影用領域と低感度撮影用領域とが設定される。図3
は、撮像面11における高感度撮影用領域と低感度撮影
用領域との設定例を示す図である。この実施形態では、
撮像面11における各色成分がベイヤー配列されている
ことから、図3に示すように、高感度撮影用領域RHと
低感度撮影用領域RLとがそれぞれ水平方向Hに沿った
2ラインごとに交互に設定されている。
【0023】次に、画像処理部20は、データ読出部2
1、高/低感度画像並び替え部22、画素補間処理部2
3、垂直2ライン画素補間処理部24、ダイナミックレ
ンジ拡大処理部25、メモリ26、出力部27、タイミ
ングジェネレータ28、およびCPU(Central Proces
sing Unit)29を備えて構成される。
【0024】データ読出部21は、CCD10から各画
素の輝度信号をタイミングジェネレータ28からの指示
タイミングに基づいて順次に読み出す。このときの読み
出し順序は、図3の撮像面11において上段側1ライン
目から水平方向Hに沿った1ラインごとに順次に行われ
る。
【0025】また、データ読出部21にはオートゲイン
コントロール部(以下、AGCと呼ぶ)211が設けら
れており、AGC211は、1ラインごとに順次に各画
素の輝度信号を読み出していく際に、現在読み出し対象
となっているラインが高感度撮影用領域RHと低感度撮
影用領域RLとのいずれであるかを判断し、高感度撮影
用領域RHである場合には比較的大きな値である所定の
ゲインGHが設定されるのに対し、低感度撮影用領域R
Lである場合には比較的小さな値である所定のゲインG
Lが設定される。つまり、ゲインGHとGLとの関係は
GH>GLとなっている。この結果、高感度撮影用領域
RHに含まれる画素群から得られる画像は輝度変化を高
感度に表した高感度画像となる一方、低感度撮影用領域
RLに含まれる画素群から得られる画像は輝度変化に対
する感度の低い低感度画像となる。
【0026】さらに、データ読出部21には図示しない
A/D変換器が設けられており、上記のようなゲイン制
御が行われた画素ごとの輝度信号は、例えば8ビットの
デジタルデータに変換され、0〜255の階調値を有す
る画像データとなる。
【0027】図4は、データ読出部21において高感度
撮影用領域RHおよび低感度撮影用領域RLにおける画
像データを生成する際の変換特性を示す図である。
【0028】データ読出部21が高感度撮影用領域RH
に含まれる画素の輝度信号を読み出すと、図4に示す高
感度特性41に応じたデータ変換を行うこととなり、低
輝度域においては輝度変化が敏感に画像データに反映さ
れることになる。しかしながら、高輝度域においては設
定されるゲインGHが大きな値であることから画像デー
タが飽和状態となって、いわゆる白とびした画像とな
る。
【0029】一方、データ読出部21が低感度撮影用領
域RLに含まれる画素の輝度信号を読み出すと、図4に
示す低感度特性42に応じたデータ変換を行うこととな
り、輝度変化に鈍感な画像データとなる。このため、低
輝度域ではいわゆる黒つぶれした画像となる。しかしな
がら、高輝度域においては低感度ながら輝度信号の変化
に対応した画像データを出力することが可能となってい
る。
【0030】そして、データ読出部21は読み出し順序
に従って、画素ごとに輝度信号から画像データを生成
し、その画像データを順次に高/低感度画像並び替え部
22に送出する。
【0031】高/低感度画像並び替え部22は、高感度
画像および低感度画像を生成する。データ読出部21で
得られる画像データはCCD10における画素の配列に
応じてラインごとに順次に読み出されるため、画像とし
ては、図3に示すように2ラインごとに高感度部分と低
感度部分とが垂直方向Vに沿って混在した画像となって
いる。そこで、高/低感度画像並び替え部22は、その
混在した画像から高感度部分のみからなる高感度画像と
低感度部分のみからなる低感度画像との2つの画像に分
割する。具体的には、図3に示すような高感度部分と低
感度部分とが混在した画像から、2ラインごとの画像デ
ータの抽出を行い、高感度画像と低感度画像との2画像
を生成するのである。
【0032】図5は、高/低感度画像並び替え部22で
生成される2画像を示す図である。高/低感度画像並び
替え部22は上記のような処理を行うことによって、図
5(a)に示すような高感度撮影用領域RHに含まれる
画素群から抽出された画像データで形成される高感度画
像と、図5(b)に示すような低感度撮影用領域RLに
含まれる画素群から抽出された画像データで形成される
低感度画像とを生成する。このように高感度画像と低感
度画像との2画像に分離することによって、後述する補
間処理を画像ごとに容易に行うことが可能になる。そし
て、このようして生成された高感度画像と低感度画像と
の2画像は、画素補間処理部23に送出される。
【0033】画素補間処理部23は、高感度画像および
低感度画像のそれぞれをカラー化するための画素補間を
行う。高感度画像および低感度画像のそれぞれは、ベイ
ヤー配列によって画素ごとに一の色成分が対応づけられ
たものである。このため、画素補間処理部23は、各画
素が全ての色成分についての情報(画像データ)を保持
するように隣接する他の色成分の画素から色成分を補間
処理することで、全ての画素が全ての色成分を有するよ
うにカラー化を行うのである。そして、このカラー化を
高感度画像と低感度画像との双方について行うことによ
り、高感度画像と低感度画像とのそれぞれは、全ての画
素についてR,G,Bの色成分を有するカラー画像とし
て構成されることになる。なお、ここでは各画素がR,
G,Bの色成分を有するカラー化を行う例について示し
たが、例えばYCrCbのようなカラー化を行うように
構成してもよい。そして、カラー化が行われた高感度画
像と低感度画像とのそれぞれは、垂直2ライン画素補間
処理部24に送出される。
【0034】垂直2ライン画素補間処理部24は、画素
補間の1つであり、高感度画像および低感度画像のそれ
ぞれをフルサイズの画像に拡大する処理を行う。例え
ば、CCD10がその撮像面11にM個(ただし、Mは
任意の整数)の画素を有しているとすると、高感度画像
および低感度画像は、M個の画素から得られた画像を2
分割して得られた画像であるため、それぞれの画像を構
成する画素数はM/2個となっている。より具体的に
は、高感度画像および低感度画像は、垂直方向Vに2ラ
インごとの欠損部分が生じていることから、垂直方向V
に1/2圧縮された画像となっている。そこで、垂直2
ライン画素補間処理部24では、この垂直方向Vに沿っ
ての欠損部分となっている2ラインごとの画像データを
画素補間によって再現し、M個の画素を有するフルサイ
ズの画像を生成するのである。
【0035】図6は、垂直2ライン画素補間処理の一例
を示す図である。図6(b)に示すように、垂直方向に
画素G1,G2,G5,G6がある場合、画素G2とG
5との間には画素G3,G4とが存在するはずであり、
これらの画素G3,G4は低感度部分若しくは高感度部
分として分離されているので、データ欠損した部分とな
る。そこで、有効に存在する画素G1,G2,G5,G
6の画像データを用いてデータ欠損している画素G3,
G4の画像データを補間するのである。
【0036】補間方法としては、例えば直線補間を適用
することができる。図6(b)に示す画素G3,G4を
補間する際に、垂直方向に隣接する画素G2,G5を用
いて直線補間を行うと、画素G3およびG4は、 G3={G2+(G5−G2)}/3 G4={G2+2・(G5−G2)}/3 として導くことができ、図6(a)に波線で示す画素G
3,G4の画像データを補間することができる。このよ
うな処理を垂直方向の2ラインごとに行っていくととも
に、水平方向についての全ての画素位置で行うことで、
垂直方向の画像サイズを2倍に拡大することができる。
そして、このような処理をR,G,Bの全ての色成分に
ついて行うことで、高感度画像と低感度画像との双方を
フルサイズの画像に拡大することが可能になる。また、
YCrCbの表色系の場合にも各成分について同様の補
間処理を行えばよい。
【0037】そして、1個のCCD10で得られた画像
を高感度画像と低感度画像とに2分割したことによる画
像サイズの縮小という弊害を、この垂直2ライン画素補
間処理によって解消することが可能になるのである。
【0038】なお、上記では直線補間を例に挙げて説明
したが、垂直方向に欠損する2ラインごとの画像データ
を適切に補間することができればよいため、直線補間に
限定されるものではなく、他の補間方法を用いてもよ
い。例えば、キュービックコンボリューションを用いた
補間処理を行ってもよい。
【0039】次に、ダイナミックレンジ拡大処理部25
による処理が行われる。ダイナミックレンジ拡大処理部
25は、CCD10によって得られた画像データのダイ
ナミックレンジを拡大するための処理を行う。つまり、
このダイナミックレンジ拡大処理部25において、高輝
度部分での白とびや低輝度部分での黒つぶれといった現
象を解消するような処理が行われるのである。
【0040】ダイナミックレンジ拡大処理部25には、
図1に示すように混合比決定部251と合成処理部25
2とが設けられており、まず、混合比決定部251が高
感度画像と低感度画像との混合比α,(1−α)を決定
する。ただし、αは、0≦α≦1を満たす数である。
【0041】図7は、混合比決定部251において決定
される混合比α,(1−α)の画像データとの関係を示
す図である。混合比決定部251は、高感度画像の画像
データを取得し、その高感度画像の各画素における画像
データの状況に応じて高感度画像の混合比(1−α)と
低感度画像の混合比αとを画素ごとに決定する。この実
施形態では、図7に示すように、低輝度部分に対応する
画像データの小さい部分では、高感度画像についての混
合比(1−α)が大きく、かつ、低感度画像についての
混合比αが小さくなるように混合比特性51が設定され
ている。一方、高輝度部分に対応する画像データの大き
い部分では、高感度画像についての混合比(1−α)が
小さく、かつ、低感度画像についての混合比αが大きく
なるように混合比特性51が設定されている。そして、
混合比決定部251は、高感度画像の画素ごとの画像デ
ータを取得すると、図7に示す混合比特性51に基づい
て混合比α,(1−α)を求め、決定された混合比α,
(1−α)を合成処理部252に与える。なお、混合比
の決定は、画素ごとに行われるものでなく、一定の画像
部分ごとに行われる形態であってもよい。
【0042】合成処理部252では、混合比α,(1−
α)に基づいて高感度画像と低感度画像とを画素ごとに
合成し、一つの合成画像を生成する。高感度画像と低感
度画像とは、同一画素数を有するフルサイズ化された画
像となっている。したがって、高感度画像において1個
の画素が特定されると、低感度画像においてもそれに対
応する位置の1個の画素が特定される。そして、合成処
理部252は、高感度画像と低感度画像との対応する画
素の画像データを上記混合比に基づいて合成するのであ
る。
【0043】例えば、高感度画像における画素の画像デ
ータがD1であるとし、その画素に対応する低感度画像
の画像データがD2であるとすると、合成処理によって
生成される合成画像の画像データDは、D=(1−α)
・D1+α・D2となる。合成画像の画像データDは、図
7に示す混合比特性51によって、高輝度部分では低感
度の画像データをその成分として多く含むこととなるた
め、高輝度部分において画像データが飽和状態となるこ
とを防止することができ、いわゆる白とびという現象が
低減された画像データとなる。一方、低輝度部分では高
感度の画像データをその成分として多く含むこととなる
ため、低輝度部分において画像がいわゆる黒つぶれとな
ってしまう現象が低減された画像データとなる。
【0044】したがって、高輝度部分における白とびや
低輝度部分における黒つぶれが解消されるということに
鑑みれば、この合成処理は、CCD10におけるダイナ
ミックレンジの拡大処理を行ったことに相当するのであ
る。この実施形態においては、CCD10自体のダイナ
ミックレンジを拡大するというものではなく、画像処理
においてCCD10のダイナミックレンジを拡大するよ
うに処理するものであるため、CCD10を高価なもの
に置き換えることなく、白とびや黒つぶれを解消するこ
とが可能になっている。このため、撮像装置1における
コスト上昇を招くことなく、白とびや黒つぶれを解消す
ることが可能になっている。
【0045】そして、ダイナミックレンジ拡大処理部2
5における上記のような処理をRGBやYCrCbの各
色成分について画素ごとに行うことにより、カラー画像
全体についてダイナミックレンジの拡大された画像を得
ることが可能になる。
【0046】そして、このようにして白とびや黒つぶれ
の解消された画像は、メモリ26に一時的に格納され
る。そして、出力部27に転送され、出力部27は例え
ばNTSC信号のような表示出力形式で他の器機に対し
て画像出力を行うものであってもよいし、また、撮像装
置1に装着された磁気ディスクカードやメモリカード等
の図示しない記録メディアに対して記録出力するもので
あってもよい。
【0047】また、図1において、タイミングジェネレ
ータ28は、CCD10およびデータ読出部21に所定
のタイミング信号を送出するものである。
【0048】CPU29は、上記各部における動作を制
御するための制御手段であり、ユーザによってシャッタ
ボタン30が押されたことを検出すると、CCD10に
よる撮像動作および画像処理部20による上述した画像
処理を統括的に制御し、ダイナミックレンジの拡大され
た画像を出力部27より出力させるように機能する。
【0049】次に、上記のような構成の撮像装置1にお
いて、実際に被写体を撮影し、被写体に関する画像であ
ってダイナミックレンジの拡大された画像を生成するた
めの一連の処理について説明する。
【0050】図8は、撮像装置1の動作手順を示すフロ
ーチャートである。
【0051】まず、CPU29は、ユーザによってシャ
ッタボタン30が操作されたか否か、すなわち撮影指示
があったか否かを判断する(ステップS1)。そして、
撮影指示があった場合には「YES」と判断され、撮影
指示がない場合には「NO」と判断されて撮影指示の待
機状態となる。
【0052】撮影指示があった場合、CPU29はタイ
ミングジェネレータ28に撮影指示を行う。これに伴
い、CCD10はタイミングジェネレータ28からのタ
イミング信号に基づいて、レンズ7を通して撮像面11
上に結像される被写体像の積分を開始する(ステップS
11)。そして、所定の積分時間が経過すると、CCD
10の各画素に蓄積された輝度信号のダンプを開始させ
る(ステップS12)。
【0053】そして、データ読出部21は、高感度撮影
用領域に含まれる画素の輝度信号に対しては所定の高ゲ
イン値を設定して高感度の画像データを生成し、低感度
撮影用領域に含まれる画素の輝度信号に対しては所定の
低ゲイン値を設定して低感度の画像データを生成する
(ステップS13)。このゲイン値の切り替え制御は2
ラインごとに行われる。
【0054】次に、CPU29は高/低感度画像並び替
え部22に対して画像データの並び替えを指示する。こ
れによって、高/低感度画像並び替え部22が機能し、
高感度部分と低感度部分とが2ラインごとに混合した画
像から、2ラインごとの画像データの並び替えが行わ
れ、高感度画像と低感度画像との2つの画像が生成され
る(ステップS14)。
【0055】そして、CPU29は画素補間処理部23
に対して高感度画像と低感度画像とのそれぞれをカラー
化するための指示を与える。これによって、画素補間処
理部23が機能し、高感度画像と低感度画像とのそれぞ
れについて、各画素ごとにRGBまたはYCrCbの各
成分を有するカラー画像が生成される(ステップS1
5)。
【0056】そして、CPU29は垂直2ライン画素補
間処理部24に対して垂直方向への画像拡大を指示す
る。これによって、垂直2ライン画素補間処理部24が
機能し、高感度画像と低感度画像とのそれぞれについ
て、2ラインごとのデータ欠損箇所を補間したフルサイ
ズ画像が生成される。
【0057】そして次に、CPU29はダイナミックレ
ンジ拡大処理部25を機能させるべく指示を与える。こ
れに伴い、ダイナミックレンジ拡大処理部25は、ま
ず、混合比決定部251として機能し、高感度画像の画
像データを取得してその画像データに基づいて混合比
α,(1−α)を決定する(ステップS17)。
【0058】次にダイナミックレンジ拡大処理部25
は、合成処理部252として機能し、ステップS17で
決定された混合比α,(1−α)に基づいて高感度画像
と低感度画像とを画像合成し、被写体に関する画像であ
って白とびや黒つぶれの解消された一の合成画像を生成
し、それをメモリ26に一時的に格納する(ステップS
18)。
【0059】そして、CPU29は出力部27に対して
メモリ26に格納されている画像の出力を行うように指
示する。これによって出力部27が機能し、メモリ26
に格納されている画像が出力部27側に転送され、所定
のデータ形式で、出力対象となる部材に画像データが出
力される(ステップS19)。
【0060】以上で、被写体の撮影から被写体に関する
画像の出力までの一連の処理が終了することなる。そし
て、ステップS19において出力される画像データにお
いては、被写体の明るい部分に対応する画素であっても
白とびという現象が生じず、また、被写体の暗い部分に
対応する画素であっても黒つぶれという現象が生じない
ものとなる。したがって、画質低下の生じず、高品質な
画像を出力するこが可能となる。
【0061】そして、以上説明した撮像装置1によれ
ば、1個のCCD10を用いて被写体の撮影を行って被
写体に関する画像データを生成するように構成されてい
るが、1個のCCD10の撮像面11に高感度撮影用領
域RHと低感度撮影用領域RLとが設定されており、各
領域RH,RLからそれぞれ高感度画像と低感度画像と
を生成し、それらを合成することで被写体に関する画像
を生成する。したがって、1個の撮像素子(CCD1
0)で被写体を撮影してダイナミックレンジの拡大され
た撮像画像を生成することが可能となっているため、コ
スト上昇や撮像装置の大型化を招くことなく、白とびや
黒つぶれといった現象を解消することの可能な構成とな
っている。
【0062】以上、この発明の実施の形態について説明
したが、この発明は上記に説明した内容に限定されるも
のではない。
【0063】先ず、この実施の形態においては、撮像素
子そのものの感度は一定でゲインの設定により領域を分
けたが、撮像素子そのものの感度を分けてもかまわな
い。
【0064】さらに、上記実施の形態では、CCD10
の撮像面11がベイヤー配列された構成である場合につ
いて説明したが、これに限定されるものではなく補色タ
イプのCCDにも適用可能である。
【0065】また、上記実施の形態では、撮像面11が
所定ラインごと(具体的には2ラインごと)に高感度撮
影用領域RHと低感度撮影用領域RLとが設定されてい
る例について説明したが、これに限定されるものではな
い。
【0066】例えば、ベイヤー配列の場合、2×2の4
画素ごとに交互に高感度撮影用領域および低感度撮影用
領域を設定してもよい。ただし、この場合は画像拡大を
行うための画素補間処理を水平方向Hと垂直方向Vとの
双方について行っていくことが必要であるため、処理形
態が複雑化することになる。
【0067】これに対し、所定ラインごとに高感度撮影
用領域RHと低感度撮影用領域RLとを設定する場合に
は、画像拡大の行うための画素補間処理を上記と同様に
垂直方向Vのみについて行えばよいので、効率的に行う
ことが可能である。そして、ベイヤー配列の場合には、
2ラインごとに高感度撮影用領域RHと低感度撮影用領
域RLとを設定することで、高感度画像と低感度画像と
のカラー化を良好に行うことができるという特有の作用
効果を奏することになる。
【0068】さらに、撮像素子としてCCD10を用い
る場合には、水平方向Hに沿ったラインに沿って画素ご
との輝度信号が順次に読み出されていくため、ラインご
とに高感度撮影用領域RHと低感度撮影用領域RLとを
設定すれば、読み出しの際のゲイン制御をラインごとに
行えばよいことになるので、比較的容易に高感度画像と
低感度画像とを生成することが可能になる。
【0069】また、上記実施の形態において図7に示し
た混合比特性は、他の特性であってもよい。ただし、そ
の場合であっても、低輝度部分に対応する部分では、高
感度画像についての混合比が大きくかつ低感度画像につ
いての混合比が小さくなるとともに、高輝度部分に対応
する部分では、高感度画像についての混合比が小さくか
つ低感度画像についての混合比が大きくなるような特性
であることが望ましい。
【0070】また、上記実施の形態においては高感度画
像における画像データに基づいて混合比を決定する構成
例について説明したが、これに限定されるものでもな
く、低感度画像における画像データに基づいて混合比を
決定するようにしてもよい。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、一の撮像素子の撮像面に対して高感度領
域と低感度領域とが交互に設定されており、高感度領域
に含まれる画素群から高感度画像を生成するとともに、
低感度領域に含まれる画素群から低感度画像を生成し、
高感度画像と低感度画像との合成処理を行って、被写体
に関する画像の画像データを生成するように構成されて
いるため、コスト上昇や撮像装置の大型化を招くことな
く、被写体に関する画像であってダイナミックレンジの
拡大された画像を生成することができる。
【0072】請求項2に記載の発明によれば、合成処理
が、高感度画像または低感度画像の画像状況に応じて決
定される混合比に基づいて、高感度画像と低感度画像と
を合成する処理であるため、画質低下を低下させること
なく良好にダイナミックレンジの拡大された画像を生成
することが可能になる。
【0073】請求項3に記載の発明によれば、高感度画
像と低感度画像とのそれぞれに対して補間処理を施すこ
とによって高感度画像と低感度画像との画像サイズの拡
大を行った後に合成処理を行うように構成されているた
め、一の撮像素子で得られた画像サイズを低下させるこ
とがなく、被写体に関する画像を生成することができ
る。
【0074】請求項4に記載の発明によれば、撮像素子
において高感度領域と低感度領域とが所定ラインごとに
交互に繰り返して設定されており、その撮像素子からラ
イン単位で複数の画素のデータを取得する際に、高感度
領域として設定されたラインに含まれる画素に対しては
高ゲインを設定し、低感度領域として設定されたライン
に含まれる画素に対しては低ゲインを設定することによ
って、高感度画像と低感度画像とを所定ラインごとに順
次に生成していくため、効率的に高感度画像および低感
度画像を生成することができる。
【0075】請求項5に記載の発明によれば、撮像素子
の撮像面に分布する複数の画素がベイヤー配列で各色成
分に対応づけられており、その撮像素子からライン単位
で複数の画素のデータを取得する際に、2ラインごとに
高ゲインと低ゲインとの設定切り替えを行うことで、高
感度画像と低感度画像とを生成するため、ベイヤー配列
の撮像素子を使用する構成において、効率的に高感度画
像および低感度画像を生成することができる。
【0076】請求項6に記載の発明によれば、撮像面に
対して高感度領域と低感度領域とが交互に設定された一
の撮像素子を用いて被写体の撮影を行い、高感度領域に
含まれる画素群から高感度画像を生成するとともに、低
感度領域に含まれる画素群から低感度画像を生成して、
高感度画像と低感度画像との合成処理を行うことで被写
体に関する画像の画像データを生成するため、コスト上
昇や撮像装置の大型化を招くことなく、被写体に関する
画像であってダイナミックレンジの拡大された画像を生
成することができる。
【0077】請求項7に記載の発明によれば、高感度画
像または低感度画像の画像状況に応じて決定される混合
比に基づいて、合成処理が行われるため、画質低下を低
下させることなく良好にダイナミックレンジの拡大され
た画像を生成することが可能になる。
【0078】請求項8に記載の発明によれば、高感度画
像と低感度画像とのそれぞれに対して補間処理を施すこ
とによって高感度画像と低感度画像との画像サイズの拡
大が行われるため、一の撮像素子で得られた画像サイズ
を低下させることがなく、被写体に関する画像を生成す
ることができる。
【0079】請求項9に記載の発明によれば、撮像素子
からライン単位で複数の画素のデータを取得する際に、
高感度領域として設定されたラインに含まれる画素に対
しては高ゲインを設定し、低感度領域として設定された
ラインに含まれる画素に対しては低ゲインを設定するこ
とによって、高感度画像と低感度画像とが所定ラインご
とに順次に生成されていくため、効率的に高感度画像お
よび低感度画像を生成することができる。
【0080】請求項10に記載の発明によれば、ベイヤ
ー配列で各色成分が対応づけられた撮像素子からライン
単位で複数の画素のデータを取得する際に、2ラインご
とに高ゲインと低ゲインとの設定切り替えを行うこと
で、高感度画像と低感度画像とを生成するため、ベイヤ
ー配列の撮像素子を使用して被写体を撮影する場合にお
いて、効率的に高感度画像および低感度画像を生成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態における撮像装置の概略
構成を示すブロック図である。
【図2】CCDの撮像面を模式的に表した図である。
【図3】撮像面における高感度領域と低感度領域との設
定例を示す図である。
【図4】高感度画像および低感度画像を生成する際の変
換特性を示す図である。
【図5】高感度画像と低感度画像とを示す図である。
【図6】垂直2ライン画素補間処理の一例を示す図であ
る。
【図7】混合比の画像データとの関係を示す図である。
【図8】撮像装置における動作手順を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 撮像装置 10 CCD(撮像素子) 11 撮像面 20 画像処理部(画像処理手段) 21 データ読出部 22 高/低感度画像並び替え部 23 画素補間処理部 24 垂直2ライン画素補間処理部 25 ダイナミックレンジ拡大処理部 29 CPU 30 シャッタボタン α,(1−α) 混合比 H 水平方向 V 垂直方向 RH 高感度領域 RL 低感度領域

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮像して前記被写体に関する画
    像データを生成する撮像装置であって、 複数の画素が2次元的に配列されて構成された撮像面を
    有し、当該撮像面に対して高感度領域と低感度領域とが
    交互に設定された一の撮像素子と、 前記高感度領域に含まれる画素群から高感度画像を生成
    するとともに、前記低感度領域に含まれる画素群から低
    感度画像を生成し、前記高感度画像と前記低感度画像と
    の合成処理を行って、前記被写体に関する画像の画像デ
    ータを生成する画像処理手段と、を備えることを特徴と
    する撮像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の撮像装置において、 前記合成処理は、前記高感度画像または前記低感度画像
    の画像状況に応じて決定される混合比に基づいて、前記
    高感度画像と前記低感度画像とを合成する処理であるこ
    とを特徴とする撮像装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の撮像装
    置において、 前記画像処理手段は、前記高感度画像と前記低感度画像
    とのそれぞれに対して補間処理を施すことによって前記
    高感度画像と前記低感度画像との画像サイズの拡大を行
    った後に前記合成処理を行うことを特徴とする撮像装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の撮像装置において、 前記撮像素子は、前記撮像面に分布する画素ごとのデー
    タをライン単位で読み出しを行うように構成され、前記
    高感度領域と前記低感度領域とが所定ラインごとに交互
    に繰り返して設定された素子であり、 前記画像処理手段は、前記撮像素子からライン単位で複
    数の画素のデータを取得する際に、前記高感度領域とし
    て設定されたラインに含まれる画素に対しては高ゲイン
    を設定し、前記低感度領域として設定されたラインに含
    まれる画素に対しては低ゲインを設定することによっ
    て、前記高感度画像と前記低感度画像とを前記所定ライ
    ンごとに順次に生成していくことを特徴とする撮像装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の撮像装置において、 前記撮像素子は、前記撮像面に分布する前記複数の画素
    がベイヤー配列で各色成分に対応づけられた素子であ
    り、 前記画像処理手段は、前記撮像素子からライン単位で複
    数の画素のデータを取得する際に、2ラインごとに前記
    高ゲインと前記低ゲインとの設定切り替えを行うこと
    で、前記高感度画像と前記低感度画像とを生成すること
    を特徴とする撮像装置。
  6. 【請求項6】 被写体を撮像して得られる画像を処理す
    る画像処理方法であって、 (a) 複数の画素が2次元的に配列されて構成された撮像
    面を有し、当該撮像面に対して高感度領域と低感度領域
    とが交互に設定された一の撮像素子を用いて前記被写体
    の撮影を行う工程と、 (b) 前記高感度領域に含まれる画素群から高感度画像を
    生成するとともに、前記低感度領域に含まれる画素群か
    ら低感度画像を生成する工程と、 (c) 前記高感度画像と前記低感度画像との合成処理を行
    って、前記被写体に関する画像の画像データを生成する
    工程と、を有することを特徴とする画像処理方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の画像処理方法におい
    て、 前記工程(c)は、 前記高感度画像または前記低感度画像の画像状況に応じ
    て決定される混合比に基づいて、前記合成処理を行うこ
    とを特徴とする画像処理方法。
  8. 【請求項8】 請求項6または請求項7に記載の画像処
    理方法において、 前記工程(b)は、 前記高感度画像と前記低感度画像とのそれぞれに対して
    補間処理を施すことによって前記高感度画像と前記低感
    度画像との画像サイズの拡大を行う工程、を含むことを
    特徴とする画像処理方法。
  9. 【請求項9】 請求項6ないし請求項8のいずれかに記
    載の画像処理方法において、 前記工程(b)は、 前記撮像素子からライン単位で複数の画素のデータを取
    得する際に、前記高感度領域として設定されたラインに
    含まれる画素に対しては高ゲインを設定し、前記低感度
    領域として設定されたラインに含まれる画素に対しては
    低ゲインを設定することによって、前記高感度画像と前
    記低感度画像とを前記所定ラインごとに順次に生成して
    いく工程を含むことを特徴とする画像処理方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の画像処理方法におい
    て、 前記工程(b)は、 前記撮像面に分布する前記複数の画素がベイヤー配列で
    各色成分に対応づけられた前記撮像素子からライン単位
    で複数の画素のデータを取得する際に、2ラインごとに
    前記高ゲインと前記低ゲインとの設定切り替えを行うこ
    とで、前記高感度画像と前記低感度画像とを生成する工
    程を含むことを特徴とする画像処理方法。
JP2000044344A 2000-02-22 2000-02-22 撮像装置及び画像処理方法 Pending JP2001238126A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000044344A JP2001238126A (ja) 2000-02-22 2000-02-22 撮像装置及び画像処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000044344A JP2001238126A (ja) 2000-02-22 2000-02-22 撮像装置及び画像処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001238126A true JP2001238126A (ja) 2001-08-31

Family

ID=18567108

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000044344A Pending JP2001238126A (ja) 2000-02-22 2000-02-22 撮像装置及び画像処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001238126A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100401172B1 (ko) * 2001-12-03 2003-10-10 유니모테크놀로지주식회사 씨씨디용 조도 광대역 촬영 수단
JP2006304212A (ja) * 2005-04-25 2006-11-02 Shimadzu Corp 撮像装置
US7355156B2 (en) 2003-05-08 2008-04-08 Fujilfilm Corporation Solid-state image pickup device, image pickup unit and image processing method
JP2008187615A (ja) 2007-01-31 2008-08-14 Canon Inc 撮像素子、撮像装置、制御方法、及びプログラム
US7430011B2 (en) * 2003-01-22 2008-09-30 Omnivision Technologies, Inc. Image sensor having dual automatic exposure control
US7655892B2 (en) 2004-03-29 2010-02-02 Fujifilm Corporation Solid-state imaging device, and method of driving solid-state imaging device
JP2013175907A (ja) * 2012-02-24 2013-09-05 Toshiba Corp 画像処理装置及び固体撮像装置
WO2014027511A1 (ja) * 2012-08-16 2014-02-20 ソニー株式会社 画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラム
JP2014103559A (ja) * 2012-11-20 2014-06-05 Canon Inc 画像処理装置及び画像処理方法
JP2014222899A (ja) * 2014-06-25 2014-11-27 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法
JP2015012490A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 キヤノン株式会社 撮像装置、その制御方法及び制御プログラム
KR101544078B1 (ko) 2012-04-20 2015-08-12 캐논 가부시끼가이샤 화상합성을 행하는 화상처리장치 및 화상처리방법
JP2022093341A (ja) * 2015-09-30 2022-06-23 株式会社ニコン 撮像装置

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100401172B1 (ko) * 2001-12-03 2003-10-10 유니모테크놀로지주식회사 씨씨디용 조도 광대역 촬영 수단
US7430011B2 (en) * 2003-01-22 2008-09-30 Omnivision Technologies, Inc. Image sensor having dual automatic exposure control
US7355156B2 (en) 2003-05-08 2008-04-08 Fujilfilm Corporation Solid-state image pickup device, image pickup unit and image processing method
US7655892B2 (en) 2004-03-29 2010-02-02 Fujifilm Corporation Solid-state imaging device, and method of driving solid-state imaging device
JP2006304212A (ja) * 2005-04-25 2006-11-02 Shimadzu Corp 撮像装置
JP2008187615A (ja) 2007-01-31 2008-08-14 Canon Inc 撮像素子、撮像装置、制御方法、及びプログラム
US8890988B2 (en) 2007-01-31 2014-11-18 Canon Kabushiki Kaisha Image pickup device, including gain-setting of pixel arrays, image pickup apparatus, control method, and program
JP2013175907A (ja) * 2012-02-24 2013-09-05 Toshiba Corp 画像処理装置及び固体撮像装置
US8823825B2 (en) 2012-02-24 2014-09-02 Kabushiki Kaisha Toshiba Image processing device, image processing method, and solid-state imaging device
KR101544078B1 (ko) 2012-04-20 2015-08-12 캐논 가부시끼가이샤 화상합성을 행하는 화상처리장치 및 화상처리방법
WO2014027511A1 (ja) * 2012-08-16 2014-02-20 ソニー株式会社 画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラム
JP2014103559A (ja) * 2012-11-20 2014-06-05 Canon Inc 画像処理装置及び画像処理方法
JP2015012490A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 キヤノン株式会社 撮像装置、その制御方法及び制御プログラム
JP2014222899A (ja) * 2014-06-25 2014-11-27 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法
JP2022093341A (ja) * 2015-09-30 2022-06-23 株式会社ニコン 撮像装置
JP7363953B2 (ja) 2015-09-30 2023-10-18 株式会社ニコン 撮像装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7415166B2 (en) Image processing device
US5077810A (en) Distributed digital signal processing system using standard resolution processors for a high resolution sensor
US8368775B2 (en) Imaging apparatus and live-view image display method thereof
JP2002010276A (ja) 撮像装置
JP2007259344A (ja) 撮像装置および画像処理方法
US8111298B2 (en) Imaging circuit and image pickup device
US20060109357A1 (en) Solid-state image pickup apparatus with high- and low-sensitivity photosensitive cells, and an image shooting method using the same
JP4129338B2 (ja) カラー撮像素子及び撮像装置
JP2001238126A (ja) 撮像装置及び画像処理方法
EP2214136B1 (en) Method and program for controlling image capture apparatus
JP2004336469A (ja) 固体撮像素子、撮像装置、及び画像処理方法
JP3546853B2 (ja) 撮像装置及び画像再生システム
US7236194B2 (en) Image signal processing apparatus
JP2002232751A (ja) 表示装置、表示方法、及び電子カメラ
JP2006340100A (ja) 撮影装置
US7551204B2 (en) Imaging apparatus having a color image data measuring function
JP4028395B2 (ja) デジタルカメラ
JP4309618B2 (ja) 固体撮像装置の駆動方法
JP4373027B2 (ja) 電子カメラ
JP4309505B2 (ja) 撮像素子及び撮像装置
JP2000232618A (ja) フォトフィニッシング方法およびシステム並びに記録媒体
JP4309506B2 (ja) 撮像素子及び撮像装置
JP4028396B2 (ja) 画像合成方法及びデジタルカメラ
JP2004336468A (ja) 撮像装置及び画像処理方法
JPH10341361A (ja) パノラマ画像撮影機能付デジタルカメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050524

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20050615

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20050704

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051004