JP2005026775A - 色補正装置及び色補正方法並びにそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】補間計算を用いなくとも画像データ出力信号値に対応するプリンタ出力信号値を導き出すことができ、また補間計算の計算負荷をかけることのない機能を備えた色補正装置を提供することを目的とする。
【解決手段】変換対象色受付部13がモニタに表示する画像データにおける変換対象色の指定を受付ける。そして見本色受付部15が色見本が示す見本色の中から特定の見本色の指定を受付け、変換後画像データ出力部16が画像データにおける変換対象色を特定の見本色に変換した変換後画像データをプリンタへ出力する。
【選択図】 図1
【解決手段】変換対象色受付部13がモニタに表示する画像データにおける変換対象色の指定を受付ける。そして見本色受付部15が色見本が示す見本色の中から特定の見本色の指定を受付け、変換後画像データ出力部16が画像データにおける変換対象色を特定の見本色に変換した変換後画像データをプリンタへ出力する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンピュータシステムに係り、特に、色補正置及び色補正方法並びにそのプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、モニタなどに表示された画像データをプリンタを用いて出力する場合には、たとえばコンピュータが、画像データの色をモニタなどに出力する為の画像データ出力信号値とその画像データ出力信号値に対応する色をプリンタで出力する為のプリンタ出力信号値とを対応付けたプロファイルを予め記憶する。そして、コンピュータが、画像データ出力信号値に対応づけられてプロファイルに記録されているプリンタ出力信号値を当該プロファイルから読み取って、そのプリンタ出力信号値をプリンタに送信することにより、プリンタがモニタ表示色に対応する色の画像データをプリンタで出力する(例えば、特許文献1参照。)。
ここで上述のプロファイルを作成するためには、プロファイル作成者がモニタに表示された画像データの色の示すLab値やXYZ値などの表色値を測色器を用いて計測し、またプリンタの出力した色(以下、プリンタ出力色)が示す前記表色値を測色器を用いて計測する。そして、同一の表色値が得られたモニタ表示色とプリンタ出力色にそれぞれ対応する画像データ出力信号値とプリンタ出力信号値を対応付けてプロファイルを作成する。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−232073号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のプロファイルでは、全ての画像データ出力信号値とプリンタ出力信号値との対応関係を表してはいないので、当該画像データ出力信号値とプリンタ出力信号値との全ての対応関係を、測色器で計測した画像データの示す色と測色器で計測したプリンタ出力色のLab値と補間計算と呼ばれる計算とを用いて導き出している。ここで、この補間計算には様々な計算方法があり、この補間計算の精度によって画像データ出力信号値に対応するプリンタ出力信号値が決まるので、補間計算の精度によっては画像データの色に対応するプリンタ出力色が、出力したい色とは違う色になってしまう場合がある。また、この補間計算を画像データ出力信号値からプリンタ出力信号値を得る際に行なっているコンピュータが存在するが、その場合、コンピュータに補間計算のための計算負荷がかかる。
そこでこの発明は、出力したいプリンタ出力色を補間計算を用いずに画像データ出力信号値に基づいて出力することができ、また補間計算を用いないことでコンピュータにかかる計算負荷を除くことができる色補正装置及び色補正方法並びにそのプログラムを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述の課題を解決すべくなされたもので、画像データの色の信号値を記憶する画像データ記憶手段と、前記画像データに含まれる色の中から特定の変換対象色を受付ける変換対象色受付手段と、前記特定された変換対象色を用いて色見本データを生成する色見本データ生成手段と、前記色見本データに基づいて色見本の出力を指示する色見本出力指示手段と、前記色見本が示す見本色の中から特定の見本色の指定を受付ける見本色受付手段と、前記変換対象色の信号値と前記特定の見本色の信号値とを対応付けた色変換テーブルを生成する色変換テーブル生成手段と、前記変換対象色の信号値に対応する前記特定の見本色の信号値を前記色変換テーブルから読み取り、当該読み取った特定の見本色の信号値に基づいて、前記画像データに含まれる変換対象色を前記特定の見本色に変換した変換後画像データを出力指示する変換後画像データ出力指示手段とを備えることを特徴とする色補正装置である。
【0006】
上述の構成によれば、変換対象色受付手段が画像データに含まれる色の中から特定の変換対象色を受付け、色見本データ生成手段が特定された変換対象色を用いて色見本データを生成する。そして色見本出力指示手段が色見本データに基づいて色見本の出力をたとえばプリンタなどの出力機器に指示する。また見本色受付手段が色見本が示す見本色の中から特定の見本色の指定を受付け、色変換テーブル生成手段が変換対象色の信号値と特定の見本色の信号値とを対応付けた色変換テーブルを生成し、変換後画像データ出力指示手段が変換対象色の信号値に対応する特定の見本色の信号値を色変換テーブルから読み取り、当該読み取った特定の見本色の信号値に基づいて、画像データに含まれる変換対象色を特定の見本色に変換した変換後画像データをプリンタなどの出力機器に出力指示する。
これにより、色変換テーブルを用いて画像データに含まれる変換対象色を特定の見本色に変換した変換後画像データを出力するので、補間計算を用いなくとも、ユーザが指定した特定の見本色に応じた色に変換した画像データを出力することができる。また、補間計算をする必要がないので、色補正装置に計算処理の負担をかけることなく画像データの変換をすることができる。
【0007】
また本発明は、前記色見本データ生成手段が、前記変換対象色の信号値と前記変換対象色の明度と色相と彩度とを変化させた複数の見本色の信号値とを含む色見本データを生成することを特徴とする。
【0008】
また本発明は、前記色見本データ生成手段が、前記変換対象色の色を中心に配置した前記色見本の前記色見本データを生成することを特徴とする。
【0009】
また本発明は、色補正装置と出力機器とを備えた色補正システムであって、前記色補正装置が、画像データの色の信号値を記憶する画像データ記憶手段と、前記画像データに含まれる色の中から特定の変換対象色を受付ける変換対象色受付手段と、前記特定された変換対象色を用いて色見本データを生成する色見本データ生成手段と、前記色見本データに基づいて色見本の出力を指示する色見本出力指示手段と、前記色見本が示す見本色の中から特定の見本色の指定を受付ける見本色受付手段と、前記変換対象色の信号値と前記特定の見本色の信号値とを対応付けた色変換テーブルを生成する色変換テーブル生成手段と、前記変換対象色の信号値に対応する前記特定の見本色の信号値を前記色変換テーブルから読み取り、当該読み取った特定の見本色の信号値に基づいて、前記画像データに含まれる変換対象色を前記特定の見本色に変換した変換後画像データを出力指示する変換後画像データ出力指示手段とを備え、前記出力機器が、前記出力の指示を受付けて前記色見本または前記変換後画像データを出力する出力手段を備えることを特徴とする色補正システムである。
【0010】
また本発明は、画像データの色の信号値を記憶する画像データ記憶手段を備えた色補正装置における色補正方法であって、前記画像データに含まれる色の中から特定の変換対象色を受付ける変換対象色受付過程と、前記特定された変換対象色を用いて色見本データを生成する色見本データ生成過程と、前記色見本データに基づいて色見本の出力を指示する色見本出力指示過程と、前記色見本が示す見本色の中から特定の見本色の指定を受付ける見本色受付過程と、前記変換対象色の信号値と前記特定の見本色の信号値とを対応付けた色変換テーブルを生成する色変換テーブル生成過程と、前記変換対象色の信号値に対応する前記特定の見本色の信号値を前記色変換テーブルから読み取り、当該読み取った特定の見本色の信号値に基づいて、前記画像データに含まれる変換対象色を前記特定の見本色に変換した変換後画像データを出力指示する変換後画像データ出力指示過程とを有することを特徴とする色補正方法である。
【0011】
また本発明は、画像データの色の信号値を記憶する画像データ記憶手段を備えた色補正装置のコンピュータに実行させるプログラムであって、前記画像データに含まれる色の中から特定の変換対象色を受付ける変換対象色受付過程と、前記特定された変換対象色を用いて色見本データを生成する色見本データ生成過程と、前記色見本データに基づいて色見本の出力を指示する色見本出力指示過程と、前記色見本が示す見本色の中から特定の見本色の指定を受付ける見本色受付過程と、前記変換対象色の信号値と前記特定の見本色の信号値とを対応付けた色変換テーブルを生成する色変換テーブル生成過程と、前記変換対象色の信号値に対応する前記特定の見本色の信号値を前記色変換テーブルから読み取り、当該読み取った特定の見本色の信号値に基づいて、前記画像データに含まれる変換対象色を前記特定の見本色に変換した変換後画像データを出力指示する変換後画像データ出力指示過程との処理を実行させるプログラムである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態による色補正装置を図面を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施形態による色補正装置の構成を示す概略ブロック図である。この図において符号1は色補正装置である。また11はR、G、B(Red、Green、Blue)の値で表される画像データの色の信号値(以下、画像データ出力信号値と呼ぶ)を記憶する画像データ記憶部(画像データ記憶手段)である。また12はR、G、Bの値で表されるプリンタ出力信号値と当該プリンタ出力信号値に基づいてプリンタなどの出力機器が出力した色の表色値(Lab値またはXYZ値)とを対応付けたテーブルを記憶する見本色情報記憶部である。ここで見本色情報記憶部12の記憶するテーブルには、明度と色相と彩度を徐々に変化させた表色値ごとにプリンタ出力信号値が対応付けられており、また、明度と色相と彩度との変化の割合をできるだけ小さくした表色値に対応するプリンタ出力信号値が記録されている。なお、明度と色相と彩度は色を表現する為の3要素である。
【0013】
また13は、モニタに表示する画像データをプリンタで出力する際に、当該画像データにおいて色変換する特定の部分の指定を受付ける変換対象色受付部(変換対象色受付手段)である。また14は、ユーザから指定を受付けた前記特定の部分の色(以下、変換対象色と呼ぶ)に対応するプリンタ出力信号値と、当該プリンタ出力信号値に対応する表色値の周辺の表色値を表す複数のプリンタ出力信号値とを見本色情報記憶部12より読み取って、それら読み取った複数のプリンタ出力信号値を保持する色見本データを生成する色見本データ生成部(色見本データ生成手段、色見本出力指示手段)である。尚、この色見本データをプリンタで印刷すると、表色値の異なる複数の色が表示された色見本が出力される。また色見本データ生成部14は生成した色見本データの出力をプリンタに指示し、プリンタに色見本を出力させる。また15は色見本データ生成部14が出力した色見本のうち1つの見本色の指定を受付ける見本色受付部(見本色受付手段)である。
【0014】
また16は変換対象色に対応する画像データ出力信号値と、見本色受付部15で受付けた見本色のプリンタ出力信号値とを対応付けたデータである色変換テーブルを生成する色変換テーブル生成手段である。また17は色変換テーブルを記憶する色変換テーブル記憶部(色変換テーブル記憶手段)である。尚、色変換テーブル記憶部17はたとえばメモリなどの記録媒体である。また18は変換対象色受付部13が受付けた変換対象色を見本色受付部15で受付けた見本色に変換してプリンタに出力指示する変換画像データ出力部(変換画像データ出力指示手段)である。尚、見本色とは画像データの色をプリンタで出力する際の指標となる色のことである。また、色見本データとは変換対象色を中心として、明度と色相と彩度とを徐々に変化させた複数の見本色を並べた色見本を印刷する為のデータである。
【0015】
次に本発明の概要について図2を参照して説明する。図2は本発明の処理の手順を示す図である。
まず、色補正装置1がモニタに表示された画像データの特定部分の指定をユーザから受付けて、その特定部分の色(変換対象色)の画像データ出力信号値を画像データ記憶部11から読み取る(1)。そして、色補正装置1は変換対象色の色を中心として、明度と色相と彩度とが徐々に変化した見本色のプリンタ出力信号値を含む色見本データを生成し、その色見本データに基づいて色見本をプリンタから出力する(2)。次に、ユーザが色見本に表示されている特定の見本色を選択して(3)、その見本色の情報を色補正装置1に入力する。そして、色補正装置1が変換対象色に対応する画像データ出力信号値と、ユーザが選択した見本色のプリンタ出力信号値とを対応付けた色変換テーブルを生成する(4)。そして、色補正装置1は画像データの変換対象色をユーザから指定を受けた見本色に変換した変換後の画像データをプリンタで出力する(5)。
【0016】
次に色補正装置1がモニタに出力している画像データの色を、ユーザからの指示に基づいてプリンタで出力する際の処理について図3を用いて説明する。図3は色補正装置の処理フローを示す図である。
まず、色補正装置1の画像データ記憶部11は画像データをモニタに表示する為の画像データ出力信号値(RGB信号値)を記憶している。そして、図示しない画像データ表示部が画像データ記憶部11から画像データ出力信号値を読み取ってモニタへ出力する。これにより、モニタに画像データが表示される。次に、当該画像データをプリントアウトする操作を行なうユーザが、色補正装置1に備えられているキーボードやマウスなどの入力装置を用いて画像データにおいて変換したい部分の色(以下、変換対象色と呼ぶ)の指定を行なう。すると、変換対象色受付部13が入力装置から変換対象色を受付ける(ステップS1)。次に、変換対象色受付部13は、ステップS1で受付けた変換対象色に対応する画像データ出力信号値を画像データ記憶部11から読み取る(ステップS2)。そして、変換対象色受付部13はステップS2で読み取った変換対象色に対応する画像データ出力信号値(R1、G1、B1)を色見本データ生成部14に送信する(ステップS3)。
【0017】
次に、色見本データ生成部14は変換対象色受付部13から受付けた画像データ出力信号値に対応して記憶するプリンタ出力信号値を見本色情報記憶部12から読み取る(ステップS4)。また色見本データ生成部14はステップS4で読み取ったプリンタ出力信号値を中心として、明度と色相と彩度とで表される色空間における特定範囲内のプリンタ出力信号値を見本色情報記憶部12から読み取る(ステップS5)。そして、色見本データ生成部14は変換対象色に対応するプリンタ出力信号値と、その他の読み取ったプリンタ出力信号値とを含む色見本データを生成する(ステップS6)。尚、色見本データ生成部14は生成した色見本データに基づいて、変換対象色の見本色を用紙の中心に、複数の見本色を明度と色相と彩度の順番に並べて印刷した色見本をプリンタで出力する(ステップS7)。尚、この色見本に印刷された複数の見本色には番号が振られているものとする。
【0018】
次に、ユーザは色見本から特定の見本色を選択し、その番号をキーボードなどの入力装置を用いて色補正装置1に入力する。すると見本色受付部15がユーザの入力した見本色の番号を受付けて、色変換テーブル生成部16に送信する。(ステップS8)。次に、色変換テーブル生成部16は色見本データ生成部14から、変換対象色に対応する画像データ出力信号値(R1、G1、B1)を受付ける(ステップS9)。また色変換テーブル生成部16は見本色受付部15が受付けた見本色の番号に対応するプリンタ出力信号値(R1 ´、G1 ´、B1 ´)を色見本データ生成部14から受付ける(ステップS10)。そして、色変換テーブル生成部16は変換対象色に対応する画像データ出力信号値とユーザが特定した見本色のプリンタ出力信号値を対応付けた色変換テーブルを生成する(ステップS11)。そして色変換テーブル生成部16は生成した色変換テーブルを色変換テーブル記憶部17に記憶する。次に、変換画像データ出力部18は、画像データ記憶部11から画像データを取り込む(ステップS12)。そして、変換画像データ出力部18は、変換対象色に対応する画像データ出力信号値に対応して色変換テーブルで記憶される特定の見本色のプリンタ出力信号値を読み取り、変換対象色を特定の見本色に変換した変換後画像データの出力をプリンタへ指示する(ステップS13)。
【0019】
尚、上述の色補正装置は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、変換対象色受付手段が画像データに含まれる色の中から特定の変換対象色を受付け、色見本データ生成手段が特定された変換対象色を用いて色見本データを生成する。そして色見本出力指示手段が色見本データに基づいて色見本の出力をたとえばプリンタなどの出力機器に指示する。また見本色受付手段が色見本が示す見本色の中から特定の見本色の指定を受付け、色変換テーブル生成手段が変換対象色の信号値と特定の見本色の信号値とを対応付けた色変換テーブルを生成し、変換後画像データ出力指示手段が変換対象色の信号値に対応する特定の見本色の信号値を色変換テーブルから読み取り、当該読み取った特定の見本色の信号値に基づいて、画像データに含まれる変換対象色を特定の見本色に変換した変換後画像データをプリンタなどの出力機器に出力指示する。
これにより、色変換テーブルを用いて画像データに含まれる変換対象色を特定の見本色に変換した変換後画像データを出力するので、補間計算を用いなくとも、ユーザが指定した特定の見本色に応じた色に変換した画像データを出力することができる。また、補間計算をする必要がないので、色補正装置に計算処理の負担をかけることなく画像データの変換をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による色補正装置の構成を示す概略ブロック図である。
【図2】本実施形態の処理の手順を示す図である。
【図3】本実施形態の色補正装置の処理フローを示す図である。
【符号の説明】
1 色補正装置
11 画像データ記憶部
12 見本色情報記憶部
13 変換対象色受付部
14 色見本データ生成部
15 見本色受付部
16 色変換テーブル生成部
17 色変換テーブル記憶部
18 変換画像データ出力部
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンピュータシステムに係り、特に、色補正置及び色補正方法並びにそのプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、モニタなどに表示された画像データをプリンタを用いて出力する場合には、たとえばコンピュータが、画像データの色をモニタなどに出力する為の画像データ出力信号値とその画像データ出力信号値に対応する色をプリンタで出力する為のプリンタ出力信号値とを対応付けたプロファイルを予め記憶する。そして、コンピュータが、画像データ出力信号値に対応づけられてプロファイルに記録されているプリンタ出力信号値を当該プロファイルから読み取って、そのプリンタ出力信号値をプリンタに送信することにより、プリンタがモニタ表示色に対応する色の画像データをプリンタで出力する(例えば、特許文献1参照。)。
ここで上述のプロファイルを作成するためには、プロファイル作成者がモニタに表示された画像データの色の示すLab値やXYZ値などの表色値を測色器を用いて計測し、またプリンタの出力した色(以下、プリンタ出力色)が示す前記表色値を測色器を用いて計測する。そして、同一の表色値が得られたモニタ表示色とプリンタ出力色にそれぞれ対応する画像データ出力信号値とプリンタ出力信号値を対応付けてプロファイルを作成する。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−232073号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のプロファイルでは、全ての画像データ出力信号値とプリンタ出力信号値との対応関係を表してはいないので、当該画像データ出力信号値とプリンタ出力信号値との全ての対応関係を、測色器で計測した画像データの示す色と測色器で計測したプリンタ出力色のLab値と補間計算と呼ばれる計算とを用いて導き出している。ここで、この補間計算には様々な計算方法があり、この補間計算の精度によって画像データ出力信号値に対応するプリンタ出力信号値が決まるので、補間計算の精度によっては画像データの色に対応するプリンタ出力色が、出力したい色とは違う色になってしまう場合がある。また、この補間計算を画像データ出力信号値からプリンタ出力信号値を得る際に行なっているコンピュータが存在するが、その場合、コンピュータに補間計算のための計算負荷がかかる。
そこでこの発明は、出力したいプリンタ出力色を補間計算を用いずに画像データ出力信号値に基づいて出力することができ、また補間計算を用いないことでコンピュータにかかる計算負荷を除くことができる色補正装置及び色補正方法並びにそのプログラムを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述の課題を解決すべくなされたもので、画像データの色の信号値を記憶する画像データ記憶手段と、前記画像データに含まれる色の中から特定の変換対象色を受付ける変換対象色受付手段と、前記特定された変換対象色を用いて色見本データを生成する色見本データ生成手段と、前記色見本データに基づいて色見本の出力を指示する色見本出力指示手段と、前記色見本が示す見本色の中から特定の見本色の指定を受付ける見本色受付手段と、前記変換対象色の信号値と前記特定の見本色の信号値とを対応付けた色変換テーブルを生成する色変換テーブル生成手段と、前記変換対象色の信号値に対応する前記特定の見本色の信号値を前記色変換テーブルから読み取り、当該読み取った特定の見本色の信号値に基づいて、前記画像データに含まれる変換対象色を前記特定の見本色に変換した変換後画像データを出力指示する変換後画像データ出力指示手段とを備えることを特徴とする色補正装置である。
【0006】
上述の構成によれば、変換対象色受付手段が画像データに含まれる色の中から特定の変換対象色を受付け、色見本データ生成手段が特定された変換対象色を用いて色見本データを生成する。そして色見本出力指示手段が色見本データに基づいて色見本の出力をたとえばプリンタなどの出力機器に指示する。また見本色受付手段が色見本が示す見本色の中から特定の見本色の指定を受付け、色変換テーブル生成手段が変換対象色の信号値と特定の見本色の信号値とを対応付けた色変換テーブルを生成し、変換後画像データ出力指示手段が変換対象色の信号値に対応する特定の見本色の信号値を色変換テーブルから読み取り、当該読み取った特定の見本色の信号値に基づいて、画像データに含まれる変換対象色を特定の見本色に変換した変換後画像データをプリンタなどの出力機器に出力指示する。
これにより、色変換テーブルを用いて画像データに含まれる変換対象色を特定の見本色に変換した変換後画像データを出力するので、補間計算を用いなくとも、ユーザが指定した特定の見本色に応じた色に変換した画像データを出力することができる。また、補間計算をする必要がないので、色補正装置に計算処理の負担をかけることなく画像データの変換をすることができる。
【0007】
また本発明は、前記色見本データ生成手段が、前記変換対象色の信号値と前記変換対象色の明度と色相と彩度とを変化させた複数の見本色の信号値とを含む色見本データを生成することを特徴とする。
【0008】
また本発明は、前記色見本データ生成手段が、前記変換対象色の色を中心に配置した前記色見本の前記色見本データを生成することを特徴とする。
【0009】
また本発明は、色補正装置と出力機器とを備えた色補正システムであって、前記色補正装置が、画像データの色の信号値を記憶する画像データ記憶手段と、前記画像データに含まれる色の中から特定の変換対象色を受付ける変換対象色受付手段と、前記特定された変換対象色を用いて色見本データを生成する色見本データ生成手段と、前記色見本データに基づいて色見本の出力を指示する色見本出力指示手段と、前記色見本が示す見本色の中から特定の見本色の指定を受付ける見本色受付手段と、前記変換対象色の信号値と前記特定の見本色の信号値とを対応付けた色変換テーブルを生成する色変換テーブル生成手段と、前記変換対象色の信号値に対応する前記特定の見本色の信号値を前記色変換テーブルから読み取り、当該読み取った特定の見本色の信号値に基づいて、前記画像データに含まれる変換対象色を前記特定の見本色に変換した変換後画像データを出力指示する変換後画像データ出力指示手段とを備え、前記出力機器が、前記出力の指示を受付けて前記色見本または前記変換後画像データを出力する出力手段を備えることを特徴とする色補正システムである。
【0010】
また本発明は、画像データの色の信号値を記憶する画像データ記憶手段を備えた色補正装置における色補正方法であって、前記画像データに含まれる色の中から特定の変換対象色を受付ける変換対象色受付過程と、前記特定された変換対象色を用いて色見本データを生成する色見本データ生成過程と、前記色見本データに基づいて色見本の出力を指示する色見本出力指示過程と、前記色見本が示す見本色の中から特定の見本色の指定を受付ける見本色受付過程と、前記変換対象色の信号値と前記特定の見本色の信号値とを対応付けた色変換テーブルを生成する色変換テーブル生成過程と、前記変換対象色の信号値に対応する前記特定の見本色の信号値を前記色変換テーブルから読み取り、当該読み取った特定の見本色の信号値に基づいて、前記画像データに含まれる変換対象色を前記特定の見本色に変換した変換後画像データを出力指示する変換後画像データ出力指示過程とを有することを特徴とする色補正方法である。
【0011】
また本発明は、画像データの色の信号値を記憶する画像データ記憶手段を備えた色補正装置のコンピュータに実行させるプログラムであって、前記画像データに含まれる色の中から特定の変換対象色を受付ける変換対象色受付過程と、前記特定された変換対象色を用いて色見本データを生成する色見本データ生成過程と、前記色見本データに基づいて色見本の出力を指示する色見本出力指示過程と、前記色見本が示す見本色の中から特定の見本色の指定を受付ける見本色受付過程と、前記変換対象色の信号値と前記特定の見本色の信号値とを対応付けた色変換テーブルを生成する色変換テーブル生成過程と、前記変換対象色の信号値に対応する前記特定の見本色の信号値を前記色変換テーブルから読み取り、当該読み取った特定の見本色の信号値に基づいて、前記画像データに含まれる変換対象色を前記特定の見本色に変換した変換後画像データを出力指示する変換後画像データ出力指示過程との処理を実行させるプログラムである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態による色補正装置を図面を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施形態による色補正装置の構成を示す概略ブロック図である。この図において符号1は色補正装置である。また11はR、G、B(Red、Green、Blue)の値で表される画像データの色の信号値(以下、画像データ出力信号値と呼ぶ)を記憶する画像データ記憶部(画像データ記憶手段)である。また12はR、G、Bの値で表されるプリンタ出力信号値と当該プリンタ出力信号値に基づいてプリンタなどの出力機器が出力した色の表色値(Lab値またはXYZ値)とを対応付けたテーブルを記憶する見本色情報記憶部である。ここで見本色情報記憶部12の記憶するテーブルには、明度と色相と彩度を徐々に変化させた表色値ごとにプリンタ出力信号値が対応付けられており、また、明度と色相と彩度との変化の割合をできるだけ小さくした表色値に対応するプリンタ出力信号値が記録されている。なお、明度と色相と彩度は色を表現する為の3要素である。
【0013】
また13は、モニタに表示する画像データをプリンタで出力する際に、当該画像データにおいて色変換する特定の部分の指定を受付ける変換対象色受付部(変換対象色受付手段)である。また14は、ユーザから指定を受付けた前記特定の部分の色(以下、変換対象色と呼ぶ)に対応するプリンタ出力信号値と、当該プリンタ出力信号値に対応する表色値の周辺の表色値を表す複数のプリンタ出力信号値とを見本色情報記憶部12より読み取って、それら読み取った複数のプリンタ出力信号値を保持する色見本データを生成する色見本データ生成部(色見本データ生成手段、色見本出力指示手段)である。尚、この色見本データをプリンタで印刷すると、表色値の異なる複数の色が表示された色見本が出力される。また色見本データ生成部14は生成した色見本データの出力をプリンタに指示し、プリンタに色見本を出力させる。また15は色見本データ生成部14が出力した色見本のうち1つの見本色の指定を受付ける見本色受付部(見本色受付手段)である。
【0014】
また16は変換対象色に対応する画像データ出力信号値と、見本色受付部15で受付けた見本色のプリンタ出力信号値とを対応付けたデータである色変換テーブルを生成する色変換テーブル生成手段である。また17は色変換テーブルを記憶する色変換テーブル記憶部(色変換テーブル記憶手段)である。尚、色変換テーブル記憶部17はたとえばメモリなどの記録媒体である。また18は変換対象色受付部13が受付けた変換対象色を見本色受付部15で受付けた見本色に変換してプリンタに出力指示する変換画像データ出力部(変換画像データ出力指示手段)である。尚、見本色とは画像データの色をプリンタで出力する際の指標となる色のことである。また、色見本データとは変換対象色を中心として、明度と色相と彩度とを徐々に変化させた複数の見本色を並べた色見本を印刷する為のデータである。
【0015】
次に本発明の概要について図2を参照して説明する。図2は本発明の処理の手順を示す図である。
まず、色補正装置1がモニタに表示された画像データの特定部分の指定をユーザから受付けて、その特定部分の色(変換対象色)の画像データ出力信号値を画像データ記憶部11から読み取る(1)。そして、色補正装置1は変換対象色の色を中心として、明度と色相と彩度とが徐々に変化した見本色のプリンタ出力信号値を含む色見本データを生成し、その色見本データに基づいて色見本をプリンタから出力する(2)。次に、ユーザが色見本に表示されている特定の見本色を選択して(3)、その見本色の情報を色補正装置1に入力する。そして、色補正装置1が変換対象色に対応する画像データ出力信号値と、ユーザが選択した見本色のプリンタ出力信号値とを対応付けた色変換テーブルを生成する(4)。そして、色補正装置1は画像データの変換対象色をユーザから指定を受けた見本色に変換した変換後の画像データをプリンタで出力する(5)。
【0016】
次に色補正装置1がモニタに出力している画像データの色を、ユーザからの指示に基づいてプリンタで出力する際の処理について図3を用いて説明する。図3は色補正装置の処理フローを示す図である。
まず、色補正装置1の画像データ記憶部11は画像データをモニタに表示する為の画像データ出力信号値(RGB信号値)を記憶している。そして、図示しない画像データ表示部が画像データ記憶部11から画像データ出力信号値を読み取ってモニタへ出力する。これにより、モニタに画像データが表示される。次に、当該画像データをプリントアウトする操作を行なうユーザが、色補正装置1に備えられているキーボードやマウスなどの入力装置を用いて画像データにおいて変換したい部分の色(以下、変換対象色と呼ぶ)の指定を行なう。すると、変換対象色受付部13が入力装置から変換対象色を受付ける(ステップS1)。次に、変換対象色受付部13は、ステップS1で受付けた変換対象色に対応する画像データ出力信号値を画像データ記憶部11から読み取る(ステップS2)。そして、変換対象色受付部13はステップS2で読み取った変換対象色に対応する画像データ出力信号値(R1、G1、B1)を色見本データ生成部14に送信する(ステップS3)。
【0017】
次に、色見本データ生成部14は変換対象色受付部13から受付けた画像データ出力信号値に対応して記憶するプリンタ出力信号値を見本色情報記憶部12から読み取る(ステップS4)。また色見本データ生成部14はステップS4で読み取ったプリンタ出力信号値を中心として、明度と色相と彩度とで表される色空間における特定範囲内のプリンタ出力信号値を見本色情報記憶部12から読み取る(ステップS5)。そして、色見本データ生成部14は変換対象色に対応するプリンタ出力信号値と、その他の読み取ったプリンタ出力信号値とを含む色見本データを生成する(ステップS6)。尚、色見本データ生成部14は生成した色見本データに基づいて、変換対象色の見本色を用紙の中心に、複数の見本色を明度と色相と彩度の順番に並べて印刷した色見本をプリンタで出力する(ステップS7)。尚、この色見本に印刷された複数の見本色には番号が振られているものとする。
【0018】
次に、ユーザは色見本から特定の見本色を選択し、その番号をキーボードなどの入力装置を用いて色補正装置1に入力する。すると見本色受付部15がユーザの入力した見本色の番号を受付けて、色変換テーブル生成部16に送信する。(ステップS8)。次に、色変換テーブル生成部16は色見本データ生成部14から、変換対象色に対応する画像データ出力信号値(R1、G1、B1)を受付ける(ステップS9)。また色変換テーブル生成部16は見本色受付部15が受付けた見本色の番号に対応するプリンタ出力信号値(R1 ´、G1 ´、B1 ´)を色見本データ生成部14から受付ける(ステップS10)。そして、色変換テーブル生成部16は変換対象色に対応する画像データ出力信号値とユーザが特定した見本色のプリンタ出力信号値を対応付けた色変換テーブルを生成する(ステップS11)。そして色変換テーブル生成部16は生成した色変換テーブルを色変換テーブル記憶部17に記憶する。次に、変換画像データ出力部18は、画像データ記憶部11から画像データを取り込む(ステップS12)。そして、変換画像データ出力部18は、変換対象色に対応する画像データ出力信号値に対応して色変換テーブルで記憶される特定の見本色のプリンタ出力信号値を読み取り、変換対象色を特定の見本色に変換した変換後画像データの出力をプリンタへ指示する(ステップS13)。
【0019】
尚、上述の色補正装置は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、変換対象色受付手段が画像データに含まれる色の中から特定の変換対象色を受付け、色見本データ生成手段が特定された変換対象色を用いて色見本データを生成する。そして色見本出力指示手段が色見本データに基づいて色見本の出力をたとえばプリンタなどの出力機器に指示する。また見本色受付手段が色見本が示す見本色の中から特定の見本色の指定を受付け、色変換テーブル生成手段が変換対象色の信号値と特定の見本色の信号値とを対応付けた色変換テーブルを生成し、変換後画像データ出力指示手段が変換対象色の信号値に対応する特定の見本色の信号値を色変換テーブルから読み取り、当該読み取った特定の見本色の信号値に基づいて、画像データに含まれる変換対象色を特定の見本色に変換した変換後画像データをプリンタなどの出力機器に出力指示する。
これにより、色変換テーブルを用いて画像データに含まれる変換対象色を特定の見本色に変換した変換後画像データを出力するので、補間計算を用いなくとも、ユーザが指定した特定の見本色に応じた色に変換した画像データを出力することができる。また、補間計算をする必要がないので、色補正装置に計算処理の負担をかけることなく画像データの変換をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による色補正装置の構成を示す概略ブロック図である。
【図2】本実施形態の処理の手順を示す図である。
【図3】本実施形態の色補正装置の処理フローを示す図である。
【符号の説明】
1 色補正装置
11 画像データ記憶部
12 見本色情報記憶部
13 変換対象色受付部
14 色見本データ生成部
15 見本色受付部
16 色変換テーブル生成部
17 色変換テーブル記憶部
18 変換画像データ出力部
Claims (6)
- 画像データの色の信号値を記憶する画像データ記憶手段と、
前記画像データに含まれる色の中から特定の変換対象色を受付ける変換対象色受付手段と、
前記特定された変換対象色を用いて色見本データを生成する色見本データ生成手段と、
前記色見本データに基づいて色見本の出力を指示する色見本出力指示手段と、
前記色見本が示す見本色の中から特定の見本色の指定を受付ける見本色受付手段と、
前記変換対象色の信号値と前記特定の見本色の信号値とを対応付けた色変換テーブルを生成する色変換テーブル生成手段と、
前記変換対象色の信号値に対応する前記特定の見本色の信号値を前記色変換テーブルから読み取り、当該読み取った特定の見本色の信号値に基づいて、前記画像データに含まれる変換対象色を前記特定の見本色に変換した変換後画像データを出力指示する変換後画像データ出力指示手段と、
を備えることを特徴とする色補正装置。 - 前記色見本データ生成手段は、前記変換対象色の信号値と前記変換対象色の明度と色相と彩度とを変化させた複数の見本色の信号値とを含む色見本データを生成することを特徴とする請求項1に記載の色補正装置。
- 前記色見本データ生成手段は、前記変換対象色の色を中心に配置した前記色見本の前記色見本データを生成することを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の色補正装置。
- 色補正装置と出力機器とを備えた色補正システムであって、
前記色補正装置が、
画像データの色の信号値を記憶する画像データ記憶手段と、
前記画像データに含まれる色の中から特定の変換対象色を受付ける変換対象色受付手段と、
前記特定された変換対象色を用いて色見本データを生成する色見本データ生成手段と、
前記色見本データに基づいて色見本の出力を指示する色見本出力指示手段と、
前記色見本が示す見本色の中から特定の見本色の指定を受付ける見本色受付手段と、
前記変換対象色の信号値と前記特定の見本色の信号値とを対応付けた色変換テーブルを生成する色変換テーブル生成手段と、
前記変換対象色の信号値に対応する前記特定の見本色の信号値を前記色変換テーブルから読み取り、当該読み取った特定の見本色の信号値に基づいて、前記画像データに含まれる変換対象色を前記特定の見本色に変換した変換後画像データを出力指示する変換後画像データ出力指示手段とを備え、
前記出力機器が、
前記出力の指示を受付けて前記色見本または前記変換後画像データを出力する出力手段
を備えることを特徴とする色補正システム。 - 画像データの色の信号値を記憶する画像データ記憶手段を備えた色補正装置における色補正方法であって、
前記画像データに含まれる色の中から特定の変換対象色を受付ける変換対象色受付過程と、
前記特定された変換対象色を用いて色見本データを生成する色見本データ生成過程と、
前記色見本データに基づいて色見本の出力を指示する色見本出力指示過程と、
前記色見本が示す見本色の中から特定の見本色の指定を受付ける見本色受付過程と、
前記変換対象色の信号値と前記特定の見本色の信号値とを対応付けた色変換テーブルを生成する色変換テーブル生成過程と、
前記変換対象色の信号値に対応する前記特定の見本色の信号値を前記色変換テーブルから読み取り、当該読み取った特定の見本色の信号値に基づいて、前記画像データに含まれる変換対象色を前記特定の見本色に変換した変換後画像データを出力指示する変換後画像データ出力指示過程と、
を有することを特徴とする色補正方法。 - 画像データの色の信号値を記憶する画像データ記憶手段を備えた色補正装置のコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記画像データに含まれる色の中から特定の変換対象色を受付ける変換対象色受付過程と、
前記特定された変換対象色を用いて色見本データを生成する色見本データ生成過程と、
前記色見本データに基づいて色見本の出力を指示する色見本出力指示過程と、
前記色見本が示す見本色の中から特定の見本色の指定を受付ける見本色受付過程と、
前記変換対象色の信号値と前記特定の見本色の信号値とを対応付けた色変換テーブルを生成する色変換テーブル生成過程と、
前記変換対象色の信号値に対応する前記特定の見本色の信号値を前記色変換テーブルから読み取り、当該読み取った特定の見本色の信号値に基づいて、前記画像データに含まれる変換対象色を前記特定の見本色に変換した変換後画像データを出力指示する変換後画像データ出力指示過程と、
の処理を実行させるプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003187210A JP2005026775A (ja) | 2003-06-30 | 2003-06-30 | 色補正装置及び色補正方法並びにそのプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003187210A JP2005026775A (ja) | 2003-06-30 | 2003-06-30 | 色補正装置及び色補正方法並びにそのプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005026775A true JP2005026775A (ja) | 2005-01-27 |
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ID=34186132
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003187210A Pending JP2005026775A (ja) | 2003-06-30 | 2003-06-30 | 色補正装置及び色補正方法並びにそのプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005026775A (ja) |
Citations (4)
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-
2003
- 2003-06-30 JP JP2003187210A patent/JP2005026775A/ja active Pending
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