JP2005026243A - 表面実装機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】実装機本体の部品供給部に設けられたフィーダー取付用プレート16に複数のテープフィーダー4が着脱可能に取付けられる。上記テープフィーダー4には、上記フィーダー取付用プレート16に対向する位置に、フィーダー4とこれに収容される部品の少なくとも一方に関する情報を記録する無線通信可能な無線タグ21が埋め込まれ、一方、上記フィーダー取付用プレート16にアンテナ集合体22が埋め込まれている。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、実装機本体の部品供給部に複数のフィーダーが着脱可能に取付けられるようになっている表面実装機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、実装機本体の部品供給部に複数のフィーダーを着脱可能に装備し、例えば多数列のテープフィーダーを着脱可能に装備した表面実装機は一般に知られている。一般的なこの種の実装機では、どのような部品を収容したフィーダーが部品供給部のどの位置に取付けられたかといったことは作業者が目視で確認していたが、このような確認作業が煩雑であるとともに、確認ミスが生じるおそれがある等の問題がある。
【0003】
そこで、近来、フィーダーやこれに収容した部品に関する情報をフィーダー自体に持たせておき、フィーダーを部品供給部に取付けたときに上記情報が実装機本体に与えられるようにする技術が開発されてきている。
【0004】
例えば特許文献1に示されるように、フィーダーやこれに収容された部品に関する情報を記憶する記憶部と、この記憶部に記憶される情報の送受信を可能にする接続端子部とをフィーダーに設けるとともに、実装機本体に、上記接続端子部に対応する端子と、この端子に結合されたコンピュータとを設け、フィーダーが実装機本体に装着されたときにフィーダーの接続端子部が実装機本体の端子に接触し、この状態で上記コンピュータがフィーダーの記憶部と直接交信できるようにしたものが知られている。
【0005】
また、上記接続端子部と上記端子とからなる接触式の通信手段の代りに、電磁誘導等により非接触で情報の送受信を行ない得る相対応する送受信回路をフィーダーと実装機本体とに設けるようにしたものも上記特許文献1の中に示されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−317595号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1に示されたもののうち、接続端子部とこれに対応する端子とからなる接触式の通信手段を用いたものでは、実装機本体に対するフィーダーの着脱が繰り返されるに伴い接触部分の摩耗や劣化が生じ易くなり、耐久性や信頼性の面で課題が残される。
【0008】
また、非接触で情報の送受信を行ない得るようにしたものは、摩耗や劣化が生じ難い点で好ましいが、多数のフィーダーを実装機本体に装着するにあたり、各フィーダーとこれらが装着される部品供給部とにフィーダー取付部送受信回路及び配線をどのように合理的に配設して、構造の簡略化及びコストダウンを図るかといった点や、耐ノイズ性をどのような高めるかといった点等で、改善の余地が残されていた。
【0009】
本発明は、このような点に鑑み、フィーダーやこれに収容した部品に関する情報をフィーダー自体に持たせて、部品供給部への装着時に上記情報がフィーダーから実装機本体に与えられるようにし、その上特に、構造の簡略化およびコストダウンを可能にし、かつ、耐ノイズ性を向上することができる表面実装機を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、実装機本体の部品供給部に複数のフィーダーが配設され、これらのフィーダーは、上記部品供給部に設けられたフィーダー取付用プレートに着脱可能に取付けられている表面実装機において、上記フィーダーには、上記フィーダー取付用プレートに対向する位置に、フィーダーとこれに収容される部品の少なくとも一方に関する情報を記録する無線通信可能な記録部が埋め込まれ、一方、上記フィーダー取付用プレートに、上記記録部からの情報を受信するアンテナが埋め込まれていることを特徴とするものである。
【0011】
この発明によれば、上記フィーダー取付用プレートにフィーダーが装着されたとき、フィーダーに埋め込まれた無線通信可能な記録部とフィーダー取付用プレートに埋め込まれたアンテナとが対向することにより、上記記録部に記録されている情報がアンテナに受信されて、実装機本体側に取り込まれ、その情報が実装作業等において利用される。
【0012】
そして、フィーダーと実装機本体との間の情報の通信が非接触の通信手段で行われる。また、とくにフィーダー取付用プレートにアンテナが埋め込まれていることにより、格別のアンテナ保持用の部材を必要とせず構造が簡単に保たれ、しかも、耐ノイズ性が向上される。
【0013】
この発明において、好ましくは、上記フィーダー取付用プレートにおける複数のフィーダーの取付け位置にわたる範囲にアンテナ集合体が埋め込まれ、このアンテナ集合体は、1つのプリント基板に複数のアンテナが上記フィーダー取付用プレートにおけるフィーダーの配列ピッチに対応する間隔で形成されているものである。
【0014】
このようにすれば、各アンテナを個別に製作する場合と比べ、アンテナの製作及びフィーダー取付用プレートへの組み込みのための加工が簡単になる。また、アンテナに対する配線も一括に上記基板に形成し得、配線材の削減及び配線工数の低減が可能となる。
【0015】
なお、上記記録部に記録される情報は、例えばフィーダー識別記号である。あるいは、上記記録部に記録される情報はフィーダーに関する情報とフィーダーに収容された部品に関する情報とを含んでいる。また、上記記録部は書換え可能であり、上記記録部に記録される情報は、更新が必要な情報を含んでいることが好ましく、このようにすれば、使用等に応じて上記記録部に記録された情報が更新され、フィーダーの管理等に利用される。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。
【0017】
図1及び図2は本発明の一実施形態による表面実装機を概略的に示している。これらの図において、実装機本体1の基台上には、プリント基板搬送用のコンベア2が配置され、プリント基板Pが上記コンベア2上を搬送されて所定の装着作業位置で停止するようになっている。上記コンベア2の前後方向(図1では上下方向)にはそれぞれ部品供給部3が配置されている。これら部品供給部3には、上記コンベア2と平行してフィーダー取付用プレート16がそれぞれ設けられている。各フィーダー取付用プレート16には、各種部品を供給するための複数のフィーダーが着脱可能に取付けられ、図示の例では多数のテープフィーダー4が並列に、かつ各々位置決めされた状態で着脱可能に取付けられている。
【0018】
上記基台の上方には、図1及び図2に示すように、部品装着用ヘッドユニット5が装備され、このヘッドユニット5はX軸方向(コンベア2と平行な方向)及びY軸方向(図1におけるコンベア2と直交する方向)に移動することができるようになっている。
【0019】
すなわち、上記基台には、ヘッドユニット5の支持部材6がY軸方向の固定レール7に移動可能に配置され、支持部材6上にヘッドユニット5がX軸方向のガイド部材8に沿って移動可能に支持されている。そして、Y軸サーボモータ9によりボールねじ10を介して支持部材6のY軸方向の移動が行なわれるとともに、X軸サーボモータ11によりボールねじ12を介してヘッドユニット5のX軸方向の移動が行なわれるようになっている。
【0020】
上記ヘッドユニット5には部品装着用の複数の吸着ヘッド13が搭載されており、当実施形態では8本の吸着ヘッド13がX軸方向に一列に並べて配設されている。また、吸着ヘッド13は、それぞれヘッドユニット5のフレームに対してZ軸方向(図2)の移動及びR軸(ノズル中心軸)回りの回転が可能とされ、サーボモータを駆動源とする昇降駆動手段及び回転駆動手段により駆動されるようになっている。また、各吸着ヘッド13のZ軸方向の下端には吸着ノズル14が設けられており(図2参照)、部品吸着時には図外の負圧供給手段から吸着ノズル14に負圧が供給され、この負圧による吸引力で部品が吸着されるようになっている。
【0021】
上記ヘッドユニット5の移動範囲内であって基台上の各部品供給部3の近傍に、吸着状態認識用の撮像手段15が設けられている。
【0022】
上記のような概略構造の表面実装機において、部品供給部3に配設される各テープフィーダー4には無線通信可能な記録部が埋め込まれ、また、実装機本体1には、上記記録部からの情報を受信するためのアンテナが埋め込まれるとともに、これと電気的に接続されたコントローラが設けられている。これらの構成を図3及び図4を参照しつつ具体的に説明する。
【0023】
図3は、部品供給部に配設したアンテナ及びこれに接続される電気系統を備えた実装機本体1と無線通信可能な記録部を備えたテープフィーダー4とを分解状態で示す概略平面図であり、図4は、上記テープフィーダー4を上記部品供給部3のフィーダー取付用プレート16に取付けた状態の概略側面図である。
【0024】
上記テープフィーダー4は、図4に示すように、後端部にリール4aを有し、IC、トランジスタ、コンデンサなどの小片状の電子部品を所定間隔おきに収納、保持したテープ(図示省略)が上記リール4aから導出され、フィーダー先端部の部品取出部に送られるように構成されている。部品取出部は、詳しい説明及び図示は省略するが、吸着ヘッド13による部品のピックアップが可能な状態にテープを保持するよう構成されるとともに、テープ繰出機構を備え、部品がピックアップされるにつれてテープが間歇的に送り出されるようになっている。
【0025】
テープフィーダー4の前方下部には、前後に所定間隔をおいた2箇所に下方へ突出する位置決めピン17が設けられるとともに、クランプ(図示省略)が設けられている。そして、テープフィーダー4の前方側の部分がフィーダー取付用プレート16上に載置され、フィーダー取付用プレート16に設けられた位置決め孔18に上記位置決めピン17が嵌め込まれて位置決めされた状態で、上記クランプによりテープフィーダー4がフィーダー取付用プレート16に固定されるようになっている。
【0026】
さらにテープフィーダー4には、無線通信可能な記録部としての無線タグ21が設けられている。この無線タグ21は、RFID(radio frequency identification)と称されるもので、例えば図5に示すように、アンテナコイル21a、コントロール回路21b、電源生成部21c及びメモリ21d等を備え、このメモリ21dに情報を書換え可能に記録し、かつ、無線で通信できるようになっている。この無線タグ21には、例えばフィーダー識別記号であるフィーダーIDが書き込まれている。
【0027】
上記無線タグ21はフィーダー取付用プレート16に対向する位置に設けられ、具体的には、上記テープフィーダー4の前方部の下面側であって、両位置決めピン17の間の位置に、下方に臨む状態で埋め込まれている。
【0028】
一方、実装機本体1の部品供給部3に設けられたフィーダー取付用プレート16には、複数のフィーダーの取付け位置にわたる範囲にアンテナ集合体22が埋め込まれている。このアンテナア集合体22は、多連一体型アンテナ基板により形成されている。すなわち、このアンテナア集合体22は、フィーダー取付用プレート16の所定範囲にわたる長さの1枚のプリント基板に、図5に示すように、フィーダーの配列ピッチに対応するピッチで並ぶ複数のアンテナ22aと、これらのアンテナ22aに共通する送受信回路22bとが一体に形成されたものであり、例えば20個のアンテナ22aが1つの基板に一括に形成されている。そして、上記基板からなるアンテナ集合体22がさらにフィーダー配列方向に複数組(例えば2〜3組)配列されることにより、フィーダー取付用プレート16に取付けられる全フィーダーに対応するようにフィーダー取付用プレート16の略全長にわたってアンテナ22aが配設されている。
【0029】
上記アンテナ集合体22は、フィーダー取付用プレート16の上面から上方に臨む状態でフィーダー取付用プレート16に埋め込まれている。そして、フィーダー取付用プレート16に複数のテープフィーダー4が取付けられた状態で、各テープフィーダー4の無線タグ21と上記アンテナ集合体22の各アンテナとが互いに近接して対向するようになっている。
【0030】
上記アンテナ集合体22は、アンプ23を介し、コントローラ24に電気的に接続されている。
【0031】
以上のような当実施形態の表面実装機によると、テープフィーダー4が部品供給部3のフィーダー取付用プレート16上に装着されたとき、そのテープフィーダー4に設けられた無線タグ21と上記アンテナ集合体22のうちの1つのアンテナ22aとが対向し、無線タグ21に記録されている情報がアンテナ22aに受信されて、アンプ23を介しコントローラ24に取り込まれる。
【0032】
この場合、無線タグ21とアンテナ22aとの間の通信可能な距離には制限があるため、1つの無線タグ21に対して通信できるアンテナ22aは、当該無線タグ21に対向する1つのみである。従って、どのアンテナ22aによって受信されたかが調べられることにより、テープフィーダー4が装着された位置が検出される。
【0033】
このテープフィーダー4の装着位置と、上記無線タグ21から与えられる情報がコントローラ24に入力される。そして、無線タグ21から与えられる情報がフィーダーIDである場合には、実装機又はこれに接続されたサーバ内のメモリには、使用される可能性のある多数のフィーダーについて、各フィーダーIDと各フィーダーの情報(例えば各フィーダーに収容される部品の名称、部品残数、フィーダータイプ、送りピッチ等)とを対応づけたデータが保存されていて、上記コントローラにより、入力されたフィーダーIDから該当するデータが読み出され、そのデータと装着位置とが記憶される。これにより、その後の実装作業時には、部品供給部3のどの位置にどのようなフィーダー、部品があるかといったことが正しく判別され、誤実装が確実に防止される。
【0034】
上記のように、テープフィーダー4と実装機本体1との間の情報の通信が、無線タグ21とアンテナとを用いた非接触の送受信手段により行われることにより、接触式の通信手段を用いた場合のように接触部分の摩耗や劣化の問題がなく、耐久性及び信頼性が向上される。
【0035】
とくに、当実施形態の表面実装機では、フィーダー取付用プレート16が利用されてこれにアンテナが設けられているため、格別のアンテナ保持用の部材を必要とせず、構造を簡単に保ち得る。さらに、アンテナ集合体22が多連一体型アンテナ基板により形成され、この基板がフィーダー取付用プレート16に組み込まれるため、各アンテナを個別に製作する場合と比べ、アンテナの製作及びフィーダー取付用プレート16への組み込みのための加工が簡単になる。また、アンテナ集合体22を構成するプリント基板に複数のアンテナ22aと送受信回路22b及びこれらの間の配線等も一括に形成されるため、配線材が削減され、配線工数も低減される。
【0036】
このように構造が簡略化され、製作性が向上されることにより、大幅なコストダウンが可能となる。
【0037】
また、アンテナが設けられているフィーダー取付用プレート16の上面は、テープフィーダー4が装着されたときにこれによって確実に覆われるため、外部からアンテナにノイズが入りにくく、耐ノイズ性が向上される。
【0038】
ところで、無線タグ21に記録する情報は、上記の例では、フィーダーIDとしているが、それ以外にもフィーダー及びこれに収容される部品についての各種情報を記録することができる。また、無線タグ21は記録内容の書換えが可能であるため、記録する情報は更新を要するものであってもよい。この場合、図5中に示すようにアンテナ22aは送受信可能に構成され、実装機本体1側からアンテナ22aにより無線タグ21にデータが送られて書き込み、書換えが行なわれる。
【0039】
無線タグ21に記録する情報の具体例を図6の図表に示す。この図表に示す例では、基本情報であるフィーダーIDのほかに、追加情報として部品名称、部品コメント、部品残数、フィーダータイプ、送りピッチ、フィーダー使用回数及び無線タグ(RFID)の書き込み回数が無線タグ21に記録される。
【0040】
上記フィーダーIDはフィーダーのシリアル番号であり、この情報を元に、実装機又は実装機に接続されたサーバに保存されている部品名、部品残数、フィーダータイプ等が読み出される。
【0041】
上記部品名称は、フィーダーに収容されている部品の名称であり、この部品名称の情報により誤段取りのチェックが行われる。部品コメントは、部品名以外の部品の追加情報であって、例えば部品の型式や形状等、ユーザーが所望の情報を書き込み得るようにしたものであり、カスタマイズ要求があった場合等に使用される。上記部品残数は、フィーダーにセットされている部品の残数の情報であり、部品切れ予告等に用いられる。
【0042】
上記フィーダータイプは、8mm幅、16mm幅等のフィーダータイプの情報であり、フィーダー駆動のタイミングの設定、変更等に用いられる。上記送りピッチは、部品繰出し時の送りピッチであり、同じタイプのフィーダーでも部品繰出し時の送りピッチが異なるものがある場合等を考慮して記録する情報に含ませており、部品繰出しを電動モータで行うフィーダーではこの送りピッチの情報に基づきモータによる送り量が調整、変更される。
【0043】
上記フィーダー使用回数は、フィーダーが出荷されてから何回送り動作が行われたかを示す情報であり、フィーダーのメンテナンス警告に利用される。
【0044】
無線タグ(RFID)の書き込み回数は、出荷されてから何回書き込みが行われたかを示す情報であり、無線タグ21には書き込み回数に限度があるので、それを超えて使用しないように警告するために用いられる。
【0045】
これらの情報の書き込みのタイミングを説明すると、フィーダーIDは出荷前に書き込まれ、ユーザーが書き換えることはない。
【0046】
部品名称、部品コメント、フィーダータイプ及び送りピッチは、ユーザーにおいて適当な時期に書き込まれる。例えば、部品情報作成時に単一部品毎に書き込みボタンを押す等の操作が行われることによって書き込まれ、あるいは、基板データが選択されたときに、その基板データに登録されている全ての部品に対して一括に書き込みが行われる。
【0047】
また、部品残数、フィーダー使用回数、及び無線タグ書き込み回数は、自動運転が行われたとき等にコントローラ24による演算などの処理に基づいて自動的に書き込まれる。例えば、実装機動作中にコントローラ24により上記部品残数等がカウントされてコントローラ24内のメモリに記憶され、自動運転停止時や1枚の基板の生産終了時、或いは基板データ切り換え前などのタイミングで上記メモリから情報が読み出され、その情報がアンテナ22aから無線タグ21に送信されることにより、無線タグ21に記憶されていた情報が書き換えられる。
【0048】
上記無線タグ21に記録される情報としては、図6に示すもの以外にも種々考えられ、例えば各フィーダーに関する履歴(部品が何個供給されたか、どのようなエラーが何回発生したか等)も記憶させておくことができる。
【0049】
なお、上記実施形態においては、フィーダー取付用プレート16が実装機本体に固定的に設けられた例について説明したが、フィーダー取付用プレートを備えた交換台車を実装機本体に着脱可能に設け、この台車にフィーダーを着脱可能に装備するようにしたものにも本発明を適用することができ、この場合、交換台車に設けられるフィーダー取付用プレートにアンテナを埋めこむようにすればよい。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の表面実装機は、フィーダーのフィーダー取付用プレートに対向する位置に、フィーダーとこれに収容される部品の少なくとも一方に関する情報を記録する無線通信可能な記録部が埋め込まれ、一方、上記フィーダー取付用プレートに、上記記録部からの情報を受信するアンテナが埋め込まれているため、フィーダーと実装機本体との間で情報を通信することができる。そして、通信手段が非接触であることにより信頼性を高めることができるとともに、フィーダー取付用プレートにアンテナを埋め込んでいることにより、構造を簡単に保ち、しかも、耐ノイズ性を向上することができる。
【0051】
また、とくに1つのプリント基板に複数のアンテナをフィーダーの配列ピッチに対応する間隔で形成してアンテナ集合体を構成し、このアンテナ集合体をフィーダー取付用プレートに埋め込むようにすれば、アンテナの製作及びフィーダー取付用プレートへの組み込みのための加工が簡単になり、コストを低減化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】テープフィーダーを装着した表面実装機を概略的に示した平面図である。
【図2】図1の表面実装機の側面図である。
【図3】実装機本体からテープフィーダーを取り外した状態でのアンテナ等の配置を示す概略平面図である。
【図4】フィーダー取付用プレートにテープフィーダーを取り付けた状態の要部の概略側面図である。
【図5】テープフィーダーと実装機本体との通信を行う通信システムを示す概念図である。
【図6】無線タグに記録される情報の具体例を示す図表である。
【符号の説明】
1 実装機本体
3 部品供給部
4 テープフィーダー
16 フィーダー取付用プレート
21 無線タグ
22 アンテナ集合体
22a アンテナ
24 コントローラ
Claims (5)
- 実装機本体の部品供給部に複数のフィーダーが配設され、これらのフィーダーは、上記部品供給部に設けられたフィーダー取付用プレートに着脱可能に取付けられている表面実装機において、
上記フィーダーには、上記フィーダー取付用プレートに対向する位置に、フィーダーとこれに収容される部品の少なくとも一方に関する情報を記録する無線通信可能な記録部が埋め込まれ、
一方、上記フィーダー取付用プレートに、上記記録部からの情報を受信するアンテナが埋め込まれていることを特徴とする表面実装機。 - 上記フィーダー取付用プレートにおける複数のフィーダーの取付け位置にわたる範囲にアンテナ集合体が埋め込まれ、このアンテナ集合体は、1つのプリント基板に複数のアンテナが上記フィーダー取付用プレートにおけるフィーダーの配列ピッチに対応する間隔で形成されているものであることを特徴とする請求項1記載の表面実装機。
- 上記記録部に記録される情報は、フィーダー識別記号であることを特徴とする請求項1または2記載の表面実装機。
- 上記記録部に記録される情報は、フィーダーに関する情報とフィーダーに収容された部品に関する情報とを含んでいることを特徴とする請求項1または2記載の表面実装機。
- 上記記録部は書換え可能であり、上記記録部に記録される情報は、更新が必要な情報を含んでいることを特徴とする請求項4記載の表面実装機。
Priority Applications (3)
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Cited By (2)
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JP2009027029A (ja) * | 2007-07-20 | 2009-02-05 | Yamagata Casio Co Ltd | 部品搭載装置 |
-
2003
- 2003-06-26 JP JP2003183281A patent/JP2005026243A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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