JP2005025558A - 画像形成システムおよび画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ジョブを分担した子機がジョブを確実に処理する一方、子機がその分担したジョブを孫機以降にも適切に分担させる画像形成システム。
【解決手段】複数の画像形成装置それぞれがネットワークに接続され、直接に、もしくは間接に要求を受けたジョブを分担する連結ジョブとして行う画像形成システムであって、それぞれのステータス情報を記憶するステータス情報記憶手段と、連結ジョブに識別子を設定するとともに、連結ジョブを分担させることにより親子関係が構築される子側の画像形成装置を選別する親子関係選別手段88aと、子側の画像形成装置それぞれに、連結ジョブを分担する可否を質す問い合わせを行い、応答結果に基づいて、連結ジョブを分担させる画像形成装置を決定するジョブ分担決定手段88bとを備えた。
【選択図】図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機やプリンタなどの印刷機能を有する複数の画像形成装置をネットワークに接続し、それぞれの画像形成装置が受けた印刷ジョブを他の画像形成装置に分担させる連結ジョブとして行うことが可能な画像形成システムおよび画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日、情報機器の普及は目覚しく、情報機器を用いて文書を作成し、作成した文書を、いわゆる電子文書(スキャナなどに読み取られ電子化された文書やパーソナルコンピュータから入力された画像データなどをいう。以下、同じ。)として記憶媒体に保管したり、保存した電子文書を再び表示画面に表示し編集加工を施した後に利用するなどの文書管理手法が盛んに用いられ、さらにそのようにして保管管理された電子文書から多数頁にわたる原稿を多量にコピーし、例えば会議資料などとして利用される機会も増加している。
【0003】
このため、複写機やプリンタなどの画像形成装置の高速化が進展する一方、ソート印刷やスタック印刷の機能を付加した大型の画像形成装置が開発されているが、画像形成装置の高速化には限界がある。そこで、例えばページ数の多い電子文書を印刷したり、多部数の複製物を印刷するときに複数台の複写機などを連結し、連結した複写機などを用いて同時並行で印刷して能率アップを図る方法が知られている。
【0004】
しかしながら、複数台の複写機などを単に連結する方法では、1つのジョブの実行中は、他のジョブの読み込みができないため、複数のジョブを連続して実行することができないという問題がある。
【0005】
そこで、電子文書の複数ページ分を記憶する画像記憶部を備えるとともに、記憶された電子文書を任意の順番で読み出して画像形成を行い印刷文書を作成するモードと、読み取った電子文書を直ちに画像形成して印刷文書を作成するモードとを備えることにより、複数台の複写機による連結ジョブを実行しているときであっても次のジョブの電子文書を受け付けることができるようにしたものがある(特許文献1参照)。
【0006】
しかしながら、1台の親機が同時に処理することができる電子文書の量や、子機側に転送することができるコマンドの量には限界があり、一度に多量の印刷を行う必要がある場合には、特許文献1に開示された技術では十分なパフォーマンスが得られないという問題がある。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−202698号公報(段落番号0027〜段落番号0058、図3〜図6)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の事情に鑑み、複数台の画像形成装置それぞれをネットワークに接続するとともに、相互に通信する機能を持たせ、親機のジョブを分担した子機がその分担したジョブを確実に処理することができるようにする一方、子機がその分担したジョブを孫機以降にも適切に分担させることができるようにして、ジョブ全体のパフォーマンスを向上させることが可能な画像形成システムおよび画像形成装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成する本発明の画像形成システムは、記録媒体上に画像を形成するジョブを行う複数の画像形成装置それぞれがネットワークに接続され、直接に、もしくは該複数の画像形成装置の何れかの画像形成装置を介して間接に要求を受けたジョブを分担する連結ジョブとして行う画像形成システムであって、
上記複数の画像形成装置それぞれは、
それぞれのステータス情報を記憶するステータス情報記憶手段と、
上記連結ジョブに識別子を設定するとともに、該連結ジョブを分担させることにより親子関係が構築される子側の画像形成装置を選別する親子関係選別手段と、
上記親子関係選別手段により選別された子側の画像形成装置それぞれに、上記連結ジョブを分担する可否を質す問い合わせを行い、該子側の画像形成装置それぞれからの応答結果に基づいて、該連結ジョブを分担させる画像形成装置を決定するジョブ分担決定手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
このように、画像形成システムを形成するそれぞれの画像形成装置がステータス情報を記憶するとともに、受け付けたジョブ、あるいは分担するジョブを互いにネットワークを介して通信し、連結ジョブとして分担させることが可能な画像形成装置を見つけて実行するので、分担の重複を引き起こすことなく、効率的に、しかも高い生産性で多量のジョブを1度にこなすことができる。
【0011】
上記の目的を達成する本発明の画像形成装置は、ネットワークに接続するインタフェースを有し、記録媒体上に画像を形成するジョブを、該ネットワークに接続された別の画像形成装置と分担する連結として行う画像形成装置であって、
ステータス情報を記憶するステータス情報記憶手段と、
上記連結ジョブに識別子を設定するとともに、該識別子を前記ネットワークを介して上記別の画像形成装置と通信し、該連結ジョブを分担させることにより親子関係が構築される画像形成装置を選別する親子関係選別手段と、
上記親子関係選別手段により選別された画像形成装置に、上記連結ジョブを分担する可否を質す問い合わせを行い、該選別された画像形成装置からの応答結果に基づいて、該連結ジョブを分担させる画像形成装置を決定するジョブ分担決定手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】
このように、画像形成装置が、ネットワークに接続された別の画像形成装置と通信して、ジョブの分担を行う親子関係を構築するとともに、連結ジョブの可否の問い合わせと、応答結果の判定を行う機能を有するので、連結ジョブを確実に実行することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の画像形成システムおよび画像形成装置の実施形態について説明する。
【0014】
図1は、本発明の画像形成システムの実施形態を示す図である。
【0015】
図1に示す本実施形態の画像形成システムは、記録媒体上に定着トナー像からなる画像を形成するジョブを行う6台の画像形成装置10それぞれがネットワーク8に接続され、相互に通信することができるように構成されている。
【0016】
ネットワーク8に接続された各画像形成装置10は、自機が直接受け付けたジョブを単独で行うほか、自機が直接受け付けたジョブを他の画像形成装置10と分担する連結ジョブや、他の画像形成装置10が受け付けたジョブを分担する連結ジョブとして行うこともできる。
【0017】
連結ジョブは、自機が直接受け付けたジョブを他の画像形成装置10と分担する第1世代の親子関係による連結ジョブのほか、他の画像形成装置10が受け付けたジョブを分担する子側の画像形成装置10が、分担するジョブの親となり、さらに他の画像形成装置10と分担する第2世代、第3世代などの親子関係による連結ジョブを構築することにより行うこともできる。
【0018】
ここで、各世代において、親機は連結ジョブを分担させる画像形成装置10を予め制限された台数の範囲内で自在に決定することができる。また、連結ジョブを分担させる画像形成装置10との親子関係を、予め制限された世代数の範囲内で、累世代に亘り自在に構築することもできる。
【0019】
図2は、本発明の画像形成システムの実施形態に用いられる本発明の画像形成装置の実施形態を示す概略構成図である。
【0020】
図2に示す画像形成装置は、原稿を載せ、載せられた原稿を読取りユニットに自動的に送り出す自動原稿送り装置(以後ADF)1と、自動原稿送り装置50から送られた原稿に光を照射し原稿に記録された画像を読み取り画像データを得る読取りユニット50と、読取りユニット50により読み取られた画像データを画像処理する、図5に示す画像処理部と、画像処理部で画像処理された画像データにより変調されたレーザ光を出力する書込みユニット60と、帯電した感光体に書込みユニット60から出力されるレーザ光を照射し、さらにトナーにより現像し、記録媒体に転写および定着することにより画像を形成する画像形成部20と、画像形成部20に記録媒体を給紙する給紙部70と、画像形成部20により画像が形成された記録媒体を分類し、1部ずつそろえて綴じるフィニッシャ100とを備えている。
【0021】
自動原稿送り装置(以下、「ADF」と称する。)1は、さらに原稿を載せる原稿台2、原稿台2に載せられた原稿を送出する給送ローラ3、原稿を所定の読み取り位置に配置する給送ベルト4、読み取られた原稿を排出する排出ローラ5、読み取る原稿を配置するコンタクトガラス6、原稿台2に載せられた原稿を検知する原稿センサ7を備えている。なお、ADF1の脇には、連結ジョブの指定や各種モードの指定を行う、図に現れない操作部(図2に示す操作部30)が設けられている。
【0022】
読取りユニット50は、照明光を原稿に照射する露光ランプ51、原稿面で反射した光の光路を変更するミラー52、55、56、ミラー52、55、56に導かれた光を結像させるレンズ53、レンズ53により結像された光を受光して原稿に記録された画像のイメージ信号を得るCCDイメージセンサ54を備えている。
【0023】
画像処理部は、CCDイメージセンサ54で読み取った画像のイメージ信号をデジタル化し、色分解、ガンマ補正などの画像処理を施すCPU、RAM、ROMなどを備えている。
【0024】
書込みユニット60は、画像処理が施された画像データによりパルス幅変調を行ったレーザ光を出力するレーザ光出力ユニット61、レーザ光出力ユニット61から出力されたレーザ光を結像させるf・θレンズ63、結像したレーザ光を、感光体ドラム21の主走査方向にスキャンさせて照射するポリゴンミラー62を備えている。
【0025】
画像形成部20は、感光体ドラム21、感光体ドラム21を帯電する図示しない帯電器、帯電した感光体ドラム21にポリゴンミラー62により照射されたレーザ光が形成した静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する現像器22、感光体ドラム21上のトナー像を記録媒体上に転写し、トナー像が転写された記録媒体を搬送する搬送ベルト23、トナー像が転写された記録媒体を加熱および加圧してトナー像を記録媒体に定着させる定着器24、記録媒体の両面に画像を形成するか、片面に画像を形成するかにより記録媒体の経路を切り替える分岐爪26を有し、画像形成が終了した記録媒体を排出する排紙ユニット25を備えている。
【0026】
給紙部70は、記録媒体を収納するトレイ71、72、73、トレイ71、72、73から記録媒体を引き出す給紙ユニット74、75、76、給紙ユニット74、75、76により引き出された記録媒体を所定の転写位置に搬送する縦搬送ユニット77、分岐爪26により経路が切り替えられた記録媒体を反転させて一旦収容しておき、感光体ドラム21に再びトナー像が形成されたタイミングで送出する両面給紙ユニット78を備えている。
【0027】
さらに、フィニッシャ100は、通常排紙トレイ104、綴じ込みを行って排出するステープル完了排紙トレイ110、排紙ユニット25から排出された記録媒体を通常排紙トレイ104側に導く通常排紙ローラ102、排紙ユニット25から排出された記録媒体をステープラ方向に導く搬送ローラ105および排紙ローラ107、上下方向に切り替えることにより、排出された記録媒体を通常排紙ローラ102側と搬送ローラ105、排紙ローラ107との切り替えを行う切り替え板101、綴じ込み作業を行うステープラ106およびステープル台108、ステープル台108に積載された記録媒体を1枚ごとに揃えるジョガー109を備えている。
【0028】
原稿台2に載せられた原稿は、図に現れない操作部のスタートキーが押されると、一番上の原稿から給送ローラ3、給送ベルト4によってコンタクトガラス6上の所定の位置に給送される。コンタクトガラス6上の原稿は、読み取りユニット50により読み取られ、読み取りが終了した原稿は、給送ベルト4及び排送ローラ5によって排出される。さらに、原稿センサ7により原稿台2に原稿が有ることが検知されると、それらの原稿は、同様にして順次コンタクトガラス6上に給送される。
【0029】
ここで、給送ローラ3、給送ベルト4、排送ローラ5はモータによって駆動される。
【0030】
トレイ71、72、73に収納された記録媒体は、それぞれ給紙ユニット74、75、76によって給紙され、縦搬送ユニット77によって所定の転写位置まで搬送される。
【0031】
読み取りユニット50にて読み取られた画像のイメージ信号は、書込みユニット60によりデジタル化されるとともに画像処理が施された後、変調されたレーザ光となって出力される。そのレーザ光は、画像形成部20の感光体ドラム21に書き込まれて、静電潜像が形成され、その静電潜像に現像器22からトナーが付与されて感光体ドラム21にはトナー像が形成される。
【0032】
一方、縦搬送ユニット77によって搬送された記録媒体は、感光体ドラム21の回転と等速で回転する搬送ベルト16に搬送され、所定の転写位置で感光体ドラム21上のトナー像が転写される。トナー像が転写された記録媒体は、定着器24の一対のロールに挟まれ、トナー像が加熱および加圧され、画像が形成される。
【0033】
ここで、記録媒体の両面に画像を形成するときは、分岐爪26を上側にセットすることにより、片面に画像が形成された記録媒体を排紙トレイ104に導かずに、一旦両面給紙ユニット78にストックする。そして、両面給紙ユニット78にストックされた記録媒体は、感光体ドラム21に再びトナー像が形成されるタイミングで送り出され、別の面にそのトナー像が転写され、定着器24によりトナー像が定着されて両面に画像が形成される。このとき、分岐爪26は、下側にセットされるので、両面に画像が形成された記録媒体は通常排紙トレイ104に導かれる。
【0034】
ここで、感光体ドラム21、搬送ベルト23、定着器24、排紙ユニット25、現像器22は、図4に示すメインモータ27によって駆動され、給紙ユニット74、75、76は、図4に示す第1から第3給紙クラッチ44〜46を介してメインモータ27の駆動力が伝達される。また、縦搬送ユニット77は、図4に示す中間クラッチ43を介してメインモータ27の駆動力が伝達される。
【0035】
画像が形成された記録媒体は、排紙ユニット25によってフィニッシャ100に排出される。フィニッシャ100は、切り替え板101を上方向に切り替えることにより、搬送ローラ103を経由して通常排紙トレイ104側に転写紙を排紙することができる。また、切り替え板101を下方向に切り替えることにより、搬送ローラ105および排紙ローラ107を経由して、ステープル台108に搬送することができる。ステープル台108に積載された記録媒体は、1枚排紙されるごとに紙揃え用のジョガー109によって、紙端面が揃えられ、原稿1式分のコピー完了と共にステープラ106によって綴じられ冊子が完成する。ステープラ106で綴じられた冊子は自重により、ステープル完了排紙トレイ110に収納される。
【0036】
また、本実施形態の画像形成装置は、図4に示す操作部により連結ジョブが選択されると、図5に示す画像処理部のCPUが、連結ジョブに識別子(ID)を設定し、ネットワークに接続されて画像形成システムを形成する他の画像形成装置に、そのIDが付された連結ジョブを実行しているか否かの確認を行い、そのIDが付された連結ジョブを実行していない画像形成装置を、その連結ジョブを分担させることにより親子関係が構築される子側の画像形成装置として選別する(この機能は、本発明の親子関係選別手段による機能に相当する。)。
【0037】
本実施形態の画像形成装置は、さらに、図5に示す画像処理部のRAMが、それぞれのステータス情報を記憶している(この機能は、本発明のステータス情報記憶手段による機能に相当する。)。そして、CPUは、親子関係を構築するものとして選別した子側の画像形成装置それぞれに、連結ジョブを分担する可否を質す問い合わせを行う。この問い合わせを受けた子側の画像形成装置は、すでに連結ジョブを実行しているときは、その連結ジョブの分担を否とする応答を行い、その連結ジョブを実行していないときは、RAMに記憶されているステータス情報を通知する。このステータス情報の通知を受けたCPUは、連結ジョブの分担を否とする応答を受けたときは、その応答を受けた子側の画像形成装置を、連結ジョブを分担させる画像形成装置から除外し、ステータス情報の通知を受けたときは、通知を受けたステータス情報を、図5のROMに記憶されたステータス情報判定テーブルを参照して、連結ジョブを分担させる画像形成装置を決定する(この機能は、本発明のジョブ分担決定手段による機能に相当する。)。
【0038】
本実施形態においては、トナーを用いる画像形成装置が用いられるが、画像形成装置は、これに限定されず、インクを用いる画像形成装置についても適用される。
【0039】
図3は、連結ジョブを選択する操作部の一例を示すレイアウト図である。
【0040】
図3に示す操作部30には、オペレータが、画像形成モード、用紙トレイ、フィニッシャなどの指令を行う液晶タッチパネル31、セット枚数などの数字を設定するテンキー32、設定した各種条件をクリアしたり、コピーを停止させるクリア/ストップキー33、コピーをスタートさせるプリントキー34、予熱状態にする予熱キー35、電源を入れた状態に戻すリセットキー36、コピーキー38、初期設定キー39がある。
【0041】
図4は、操作部の液晶タッチパネルの一表示例を示す図である。
【0042】
図4に示す液晶タッチパネル31には、パネルに表示されたキーにタッチすることにより選択することができる各種の機能が表示される。液晶タッチパネル31に表示されたキーにオペレータがタッチすると、選択された機能を表すキーが黒く反転する。また、機能の詳細を指定する必要がある場合(例えば変倍であれは変倍値等)には、キーにタッチすることにより、詳細な機能を設定する画面が表示される。
【0043】
図の中央上部には、「コピーできます」、「お待ちください」等のメッセージを表示するメッセージエリア37がある。メッセージエリアには、多量のプリント動作をネットワークを介して画像形成システムを形成する他の画像形成装置とジョブを分担する連結ジョブによるコピーを指令する「連結コピーキー」40と、他の画像形成装置のステータス情報を表示させる「システムステータスキー」41とが表示される。
【0044】
本実施形態の液晶タッチパネルのメッセージエリア37には、そのほかに、セットした原稿枚数、コピー部数、コピー枚数をそれぞれ表示するキー、コピーする記録媒体を自動的に選択する自動用紙選択キー、コピーを一部ずつページ順にそろえる処理を指定するソートキー、コピーをページ毎に仕分けする処理を指定するスタックキー、ソート処理されたものを一部ずつ綴じる処理を指定するステープルキー、倍率を等倍にセットする等倍キー、拡大/縮小倍率をセットする変倍キー、両面モードを設定する両面キー、とじ代モード等を設定する編集キー、表紙/合紙モードを設定する表紙/合紙キー、給紙トレイ数に対応した給紙トレイ状態を示し、手動で給紙段を設定するためのキーが給紙段分表示される。
【0045】
図5は、画像形成装置の制御系と操作部との関係を示すブロック図である。
【0046】
図5に示すように、画像形成装置には、メインコントローラ200があり、そのメインコントローラ200に、ADF1、操作部30、および画像処理部(以下、「IPU」と称する。)80が接続されている。また、メインコントローラ200には、中間クラッチ43、第1〜第3給紙クラッチ44〜46、メインモータ27が接続されている。操作部30には、液晶ディスプレイ31および各種キー32〜41が設けられている。また、ADF1には搬送モータ28が接続され、原稿センサ7の検知情報が入力される。
【0047】
オペレータが原稿をADF1に載せて液晶ディスプレイ31の各種キー32〜41操作により指令を行うと、メインコントローラ200は、ADF1の搬送モータ28を動作させ、原稿をCCDで読み取る。メインコントローラ200を介して指令を受けたIPU80は、CCDで読み取った画像信号を画像処理する。このとき、操作部30で、連結ジョブが選択されていると、IPU80は、画像形成システムを形成する他の画像形成装置とのインタフェース(I/F)である連結I/F48を介して、連結ジョブIDの確認や、親子関係構築の可否の応答を行ったり、画像処理された画像データを送受信する。
【0048】
図6は、IPUを示すブロック図である。
【0049】
図6に示すように、読取りユニット50のCCDイメージセンサ54にて読み取られた画像信号は、A/Dコンバータ81によりデジタル信号に変換される。デジタル信号に変換された画像データは、シェーディング補正部82でシェーディング補正がなされた後、補正処理部83にてMTF補正、γ補正等がなされる。そして、補正処理部83による処理が行われた画像データは、セレクタ84によりその送り先を、書き込みγ補正部91またはメモリコントローラ85のいずれかに切り替えられる。書き込みγ補正部91を経由した画像信号は書き込みユニット60に送られる。メモリコントローラ85とセレクタ84との間は、双方向に画像データの入出力が可能な構成となっている。
【0050】
なお、ここで説明した画像処理部(IPU)80には、読み取りユニット50のCCDイメージセンサ54にて読み取られた画像信号が入力されるが、入力されるのは、その画像信号に限らず、外部から供給される画像データ(例えばパーソナルコンピュータ等のデータ処理装置から出力される画像データ)も処理できるよう、入出力の選択を行う機能を有している。
【0051】
メモリコントローラ85は、補正処理部83による処理が行われた画像データを画像メモリ86に一旦記憶させ、あるいは画像メモリ86に記憶された画像データをHDD93に一時退避させ、あるいは保存する。そして、CPU88は、メモリコントローラ85、セレクタ84などの制御や、読み取りユニット50、書き込みユニット60の制御を行うほか、メモリコントローラ85を介して画像メモリ86へのデータの書き込み、読み出しを行う。ROM89やRAM90は、CPU88を動作させるプログラムやデータを格納する。
【0052】
CPUには、さらに操作部により連結ジョブが選択されると、連結ジョブに識別子(ID)を設定し、ネットワークに接続されて画像形成システムを形成する他の画像形成装置に、そのIDが付された連結ジョブを実行しているか否かの確認を行い、そのIDが付された連結ジョブを実行していない画像形成装置を、その連結ジョブを分担させることにより親子関係が構築される子側の画像形成装置として選別する親子関係選別手段88aと、親子関係を構築するものとして選別した子側の画像形成装置それぞれに、連結ジョブを分担する可否を質す問い合わせを行い、連結ジョブの分担を否とする応答を受けたときは、その画像形成装置を連結ジョブの対象から除外し、ステータス情報の通知を受けたときは、通知を受けたステータス情報を、ROM89に記憶されたステータス情報判定テーブル89aを参照して、連結ジョブを分担させる画像形成装置を決定するジョブ分担決定手段88bとを備えている。
【0053】
ここで、親子関係選別手段88aが連結ジョブに識別子(ID)を設定し、他の画像形成装置に、そのIDが付された連結ジョブを実行しているか否かの確認を行うのは、操作部により連結ジョブが選択された場合に限定する必要はなく、他の画像形成装置のジョブを分担する連結ジョブを、さらに他の画像形成装置に分担させるために、識別子(ID)を設定し、他の画像形成装置に、そのIDが付された連結ジョブを実行しているか否かの確認を行うこともできる。その場合、ジョブ分担決定手段88bは、第2世代、第3世代などの親子関係を構築して連結ジョブを分担する可否を質す問い合わせを行い、第1世代の親子関係を構築した場合と同様にして、連結ジョブを分担させる画像形成装置を決定することができる。
【0054】
図7は、画像形成装置を動作させるソフトウエアのモジュール構成を示す図である。
【0055】
図7に示すように、アプリケーション層210に設定されたジョブ情報は、操作部30のプリントキーが押されるとコントロールサービス220に引き渡される。コントロールサービス220は、アプリ211からのジョブ情報を解釈し、ハンドラ層230を動作させるためのプロセス情報をハンドラマネージャ231に要求する。ハンドラマネージャ231は、プロセス情報に従って個々のハンドラ232を動作させる。
【0056】
ハンドラ232には、読み取りユニット50を制御するスキャナハンドラ232a、画像メモリ86への画像データの入出力を制御する画像メモリハンドラ232b、書き込みユニット60や給紙ユニットなどを制御するプロッタハンドラ232cが有り、これらのソフトウェアモジュールが連携して、読み取りから画像メモリ86への格納と画像形成の処理が行われる。
【0057】
さらに本実施形態の画像形成装置のソフトウェアには、他の画像形成装置と画像データや制御コマンドを授受して親子関係を構築するための連結I/Fドライバモジュール221を備えている。
【0058】
単独ジョブでは、原稿の読み取り、画像データの格納、格納された画像データの印刷という手順で行われるが、連結ジョブでは、以下の制御手順が加わる。親機A側で発生した連結コピージョブは、親機Aのコントロールサービス220でジョブ情報が解釈された後、読み取りユニット50で読み取った画像データを画像メモリ86に格納するプロセスと、その画像データを子機Bの画像メモリ86に転送するプロセスとに分けてそれぞれ実行される。画像データが転送処理された子機Bのコントロールサービス220は、親機Aのコントロールサービス220から受け取った情報に従って、予め転送されている画像データを参照する印刷プロセスを生成し、子機Bのハンドラマネージャ231に印刷を要求する。
【0059】
そして子機Bのコントロールサービス220は、親機Aに対して、子機Bで処理した印刷ジョブを親機Aに逐次通知する。この情報に従って親機Aのコントロールサービス220は、親機Aの印刷ジョブと子機Bの印刷ジョブの経過を監視し、必要分の印刷を行う。
【0060】
次に親子関係選別手段の作用について説明する。
【0061】
図8(a)は、第1世代のみの親子関係を示す図である。
【0062】
図8(a)に示す、第1世代のみの親子関係の場合には、親子関係選別手段は、連結ジョブに例えば「X」という識別子を付与し、他の画像形成装置に「X」という連結ジョブを実行しているか否かを確認することにより、親子関係を構築する子側の画像形成装置を選別することができる。なお、そのとき、親子関係を構築した子側の画像形成装置には、「X−1」から「X−7」までの識別子が与えられる。子側の画像形成装置それぞれが、第2世代の親子関係を構築したいときには、分担させる連結ジョブそれぞれに、与えられた「X−1」から「X−7」までの識別子をそれぞれ付与することにより、他の画像形成装置に「X」という連結ジョブを実行しているか否かを確認する。それにより、連結ジョブの分担の重複を防止できる。
【0063】
また、1台の親機から分担可能な子機の台数が制限されているので、画像データやコマンドの転送処理によるパフォーマンスの低下を防止できる。
【0064】
図8(b)は、第2世代に亘る親子関係を示す図である。
【0065】
図8(b)に示す、第2世代に亘る親子関係の場合には、親子関係選別手段は、連結ジョブに例えば「Y」という識別子を付与し、他の画像形成装置に「Y」という連結ジョブを実行しているか否かを確認することにより、親子関係を構築する子側の画像形成装置を選別することができる。なお、そのとき、親子関係を構築した子側の画像形成装置には、「Y−1」から「Y−2」までの識別子が与えられる。子側の画像形成装置それぞれが、第2世代の親子関係を構築したいときには、分担させる連結ジョブそれぞれに、与えられた「Y−1」から「Y−2」までの識別子をそれぞれ付与することにより、他の画像形成装置に「Y」および「Y−1」、「Y」および「Y−2」という連結ジョブを実行しているか否かをそれぞれ確認する。そして、親子関係を構築した子側の画像形成装置には、「Y−1−1」から「Y−1−2」、「Y−2−1」から「Y−2−2」までの識別子がそれぞれ与えられる。第2世代の子側の画像形成装置(すなわち、孫の画像形成装置)それぞれが第3世代の親子関係を構築したいときには、分担させる連結ジョブそれぞれに、与えられた「Y−1−1」から「Y−1−2」、「Y−2−1」から「Y−2−2」までの識別子をそれぞれ付与し、他の画像形成装置に「Y」、「Y−1」および「Y−1−1」あるいは「Y」、「Y−1」および「Y−1−2」などの連結ジョブを実行しているか否かを確認することにより、親子関係を構築する子側の画像形成装置を選別することができる。これにより、連結ジョブの分担が重複することを防止できる。
【0066】
図8(c)は、分担する子機が1台のときの第3世代に亘る親子関係を示す図である。
【0067】
図8(c)に示す、第3世代に亘る親子関係を構築する場合についても、図8(a)、図8(b)と同様に確認することにより連結ジョブの分担が重複することを防止できる。
【0068】
次に、連結ジョブを行う場合の処理フローについて説明する。
【0069】
図9は、連結ジョブにより連結コピーを行う場合の概略処理手順を示す図である。
【0070】
図9に示すように、連結コピーを行う場合には、まず、要求を受けたコピージョブに対して連結ジョブIDを付与し、他の画像形成装置にその連結ジョブIDが重複設定されていないことを確認する(S−10)。
【0071】
そして、分担可能な台数の範囲をチェックする分割カウンタと、親子関係の世代数をチェックする階層カウンタとをクリアする(S−20)。
【0072】
次に、連結ジョブによる分担の可否を問い合わせながら順次親子関係を構築し連結コピーを行う(S−30)。
【0073】
図10は、連結ジョブに識別子を設定し、親子関係を構築する対象となる画像形成装置を選別する連結ジョブIDの採番フローを示す図である。
【0074】
図10に示すように、まず、操作部のメッセージエリアにおいて、連結コピーキーが押下されると、その画像形成装置(親機)に所定のジョブIDを仮に採番する(S−11)。次に、そのジョブIDが、ネットワークで接続された画像形成システム内で実行されている連結ジョブと重複しているか否かを、他の全ての画像形成装置に問い合わせし、全ての画像形成装置から重複していない旨の応答(OK応答)を受け取ると(S−12)、そのジョブIDを連結ジョブIDとして確定する(S−13)。
【0075】
連結ジョブIDの採番が完了すると、分割カウンタと階層カウンタをクリアする(S−20)。
【0076】
分割カウンタは、1台の画像形成装置から1つのジョブをいくつに分割するかを制限するためのカウンタであり、ジョブ分担決定手段は、不揮発メモリに予め記憶されている設定数と比較することにより調整する。
【0077】
階層カウンタは、連結ジョブを何世代にわたって1つのジョブの分割を繰り返すかを制限するためのカウンタであり、ジョブ分担決定手段は、連結ジョブIDの採番に際して親子関係選別手段により設定された世代数の情報を、不揮発メモリに予め記憶されている設定階層数と比較することによりにより調整する。
【0078】
いずれのカウンタも、上限に達するか、あるいは画像形成システムを形成する全ての画像形成装置が何らかのジョブを実行し尽くす迄、分担処理をくり返す。
【0079】
図11は、本実施形態のジョブ分担決定手段による連結ジョブの分担処理フローを示す図である。
【0080】
図11に示すように、連結ジョブの分担処理を行うときは、ジョブ分担決定手段は、画像形成システムを形成する複数の画像形成装置のうち、任意の1台に対して、連結ジョブの可否を質す問い合わせを行う(S−31M)。この問い合わせを受けた画像形成装置は、連結ジョブを実行しているか否かをジョブIDにより判定し(S−32S)、実行中であるときは、「否(NG)通知」を行い(S−33S)、実行していないときには、ステータス情報記憶手段(RAM)に記憶されているステータス情報を通知する(S−34S)。
【0081】
ここで、ステータス情報記憶手段は、画像形成装置により実行されているジョブの内容、画像形成装置がオペレータにより操作されているか否か、画像形成装置によりジョブが最後に実行されてからの経過時間などをステータス情報として記憶することができる。
【0082】
「否(NG)通知」あるいはステータス情報の通知を受けると(S−32M)「否(NG)通知」を受けた画像形成装置は親子関係から除外し、ステータス情報の通知を受けた画像形成装置は、そのステータス情報を、ROMに記憶されたステータス情報判定テーブルと対比して親子関係を構築し、連結ジョブを分担するか否かの判定処理を行う(S−33M、S−34M)。連結ジョブの分担を否とするときは、さらに他の画像形成装置に対して連結ジョブを実行していないかどうか、連結ジョブの可否を質す問い合わせを行う(S−31M)。そして、すべての画像形成装置について連結ジョブの分担を否とするとき(▲1▼)は、連結ジョブによるジョブの実行を中止する。
【0083】
一方、連結ジョブを分担するか否かの判定により、連結ジョブの分担を可とするときは、分割カウンタに1を加える(S−35M)。そして、この処理を分割カウンタの上限値まで繰り返す(S−36M)。
【0084】
ここで、連結ジョブを分担するか否かの判定処理(S−33M、S−34M)についての詳細を、表1および図12に基づいて説明する。
【0085】
【表1】
Figure 2005025558
表1は、ステータス情報判定テーブルの一例を示す。
【0086】
表1に示すように、ステータス情報判定テーブルは、ステータス情報を区分したテーブル番号ごとに、連結ジョブを分担させる条件が定義されており、さらに各テーブル番号ごとに定義された条件が連結ジョブの分担を判定する情報として有効であるか無効であるかを示す情報が付加されている。
【0087】
例えば、テーブル番号「0」は、ステータス情報が「画像形成装置により優先実施されるジョブの内容」であり、「優先実施されるジョブがコピーアプリ」という条件が定義され、この条件は、連結ジョブの分担を判定する情報として有効であることを意味する。また、テーブル番号「1」は、ステータス情報が「画像形成装置により実行されているジョブの内容」であり、「ジョブが実行されていない」という条件が定義され、この条件は、連結ジョブの分担を判定する情報として無効であることを意味する。さらに、テーブル番号「2」は、ステータス情報が「画像形成装置によりジョブが最後に実行されてからの経過時間」であり、「10秒以上」という条件が定義され、この条件は、連結ジョブの分担を判定する情報として有効であることを意味する。すなわち、ステータス情報判定テーブルがこのように設定されている場合には、子側から通知を受けたステータス情報に、「優先実施されるジョブがコピーアプリ」、あるいは「ジョブが最後に実行されてからの経過時間が10秒以上」とあれば、連結ジョブの分担は可能と判定する。
【0088】
図12は、連結ジョブを分担するか否かの判定処理フローを示す図である。
【0089】
図12に示すように、ジョブ分担決定手段は、ステータス情報判定テーブルを参照するときは、まずカウンタnに0をセットする(S−51)。そして、ステータス情報判定テーブルにテーブル番号0のテーブルが存在するか否かをチェックし(S−52)、テーブルが存在するときは、そのテーブル番号の条件が連結ジョブの分担を判定する情報として有効であるか無効であるかを判定する(S−53)。有効であるときは、そのテーブル番号の条件をチェックし(S−54)、連結ジョブの分担が可能であるときは、カウンタnに1を加え(S−55)、(S−52)から(S−55)までの処理を繰り返す。これにより、通知を受けたすべてのステータス情報に基づいて連結ジョブを分担するか否かの判定処理(S−33M、S−34M)を行うことができる。なお、テーブルが存在しないとき(S−52)、あるいは条件のチェックにより連結ジョブの分担が不能であるとき(S−54)は、直ちに判定処理を終了する。
【0090】
次に、再び図11に戻って説明する。
【0091】
親機は、子機となった画像形成装置に対して、階層カウンタの数値を通知し、分割された連結コピージョブの実行を要求する。そして自機におけるコピージョブを実行する(S−37M)。子機は、ジョブの要求受付と階層カウンタの値を受け取る(S−35S)。そして、親機から画像データが転送されると(S−38M)、子機は、その画像データを受信する(S−36S)。
【0092】
子機は、階層カウンタが上限値未満であれば、自機が親機となる形でさらに連結ジョブによるジョブ分割・印刷処理を実行し(S−38S)、階層カウンタが上限値に達していたら、自機分の印刷のみを行う(S−39S)。いずれかの処理(S−38SもしくはS−39S)が完了すると、親機に対して終了通知を行う(S−40S)。連結ジョブの分担を行った子機全てから印刷終了通知を受け取った親機は、連結ジョブの分割・印刷処理を終了し(S−39M)、連結コピー処理が完了する。
【0093】
【発明の効果】
本発明の画像形成システムによれば、複数台の画像形成装置それぞれが受け付けたジョブにIDを付し、重複を回避しながら累世代にわたって分担する連結ジョブとして実行することができるので、1度に多量に処理する必要があるジョブを効率的に実施することができるとともに、画像形成システム全体としての生産性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成システムの実施形態を示す図である。
【図2】本発明の画像形成システムの実施形態に用いられる本発明の画像形成装置の実施形態を示す概略構成図である。
【図3】連結ジョブを選択する操作部の一例を示すレイアウト図である。
【図4】操作部の液晶タッチパネルの一表示例を示す図である。
【図5】画像形成装置の制御系と操作部との関係を示すブロック図である。
【図6】IPUを示すブロック図である。
【図7】画像形成装置を動作させるソフトウエアのモジュール構成を示す図である。
【図8(a)】第1世代のみの親子関係を示す図である。
【図8(b)】第2世代に亘る親子関係を示す図である。
【図8(c)】分担する子機が1台のときの第3世代に亘る親子関係を示す図である。
【図9】連結ジョブにより連結コピーを行う場合の概略処理手順を示す図である。
【図10】連結ジョブに識別子を設定し、親子関係を構築する対象となる画像形成装置を選別する連結ジョブIDの採番フローを示す図である。
【図11】本実施形態のジョブ分担決定手段による連結ジョブの分担処理フローを示す図である。
【図12】連結ジョブを分担するか否かの判定処理フローを示す図である。
【符号の説明】
1 自動原稿送り装置(ADF)
2 原稿台
3 給送ローラ
4 給送ベルト
5 排送ローラ
6 コンタクトガラス
7 原稿センサ
8 ネットワーク
10 画像形成装置
16 搬送ベルト
20 画像形成部
21 感光体ドラム
22 現像器
23 搬送ベルト
24 定着器
25 排紙ユニット
26 分岐爪
27 メインモータ
28 搬送モータ
30 操作部
31 液晶タッチパネル
32 テンキー
33 クリア/ストップキー
34 プリントキー
35 予熱キー
36 リセットキー
37 メッセージエリア
38 コピーキー
39 プリンタキー
40 連結コピーキー
41 システムステータスキー
43 中間クラッチ
44 第1給紙クラッチ
45 第2給紙クラッチ
46 第3給紙クラッチ
48 連結I/F
50 読取りユニット
60 書込みユニット
70 給紙部
71、72、73 トレイ
74、75、76 給紙ユニット
77 縦搬送ユニット
78 両面給紙ユニット
80 画像処理部
81 A/Dコンバータ
82 シェーディング補正部
83 補正処理部
84 セレクタ
85 メモリコントローラ
86 画像メモリ
88 CPU
88a 親子関係選別手段
88b ジョブ分担決定手段
89 ROM
89a ステータス情報判定テーブル
90 RAM
90a ステータス情報記憶手段
91 書き込み補正部
93 HDD
100 フィニッシャ
101 切り替え板
102 通常排紙ローラ
103、105 搬送ローラ
104 通常排紙トレイ
106 ステープラ
107 排紙ローラ
108 ステープラ台
109 ジョガー
110 ステープル完了排紙トレイ
200 メインコントローラ
210 アプリケーション層
211 アプリ
220 コントロールサービス
221 連結I/Fドライバモジュール
230 ハンドラ層
231 ハンドラマネージャ
232 ハンドラ
232a スキャナハンドラ
232b 画像メモリハンドラ
232c プリンタドライバハンドラ

Claims (14)

  1. 記録媒体上に画像を形成するジョブを行う複数の画像形成装置それぞれがネットワークに接続され、直接に、もしくは該複数の画像形成装置の何れかの画像形成装置を介して間接に要求を受けたジョブを分担する連結ジョブとして行う画像形成システムであって、
    前記複数の画像形成装置それぞれは、
    それぞれのステータス情報を記憶するステータス情報記憶手段と、
    前記連結ジョブに識別子を設定するとともに、該連結ジョブを分担させることにより親子関係が構築される子側の画像形成装置を選別する親子関係選別手段と、
    前記親子関係選別手段により選別された子側の画像形成装置それぞれに、前記連結ジョブを分担する可否を質す問い合わせを行い、該子側の画像形成装置それぞれからの応答結果に基づいて、該連結ジョブを分担させる画像形成装置を決定するジョブ分担決定手段とを備えたことを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記ジョブ分担決定手段は、前記連結ジョブを分担させる画像形成装置を予め制限された台数の範囲内で自在に決定することを特徴とする請求項1記載の画像形成システム。
  3. 前記親子関係選別手段は、前記連結ジョブを分担させる画像形成装置との前記親子関係を、予め制限された世代数の範囲内で、累世代に亘り自在に構築することを特徴とする請求項1記載の画像形成システム。
  4. 前記ジョブ分担決定手段から前記問い合わせを受けた前記子側の画像形成装置は、前記連結ジョブを実行しているときは、該問い合わせを受けた該連結ジョブの分担を否とする応答を行い、該連結ジョブを実行していないときは、前記ステータス情報記憶手段に記憶されたステータス情報を通知することを特徴とする請求項1記載の画像形成システム。
  5. 前記ジョブ分担決定手段は、前記連結ジョブの分担を否とする応答を受けたときは、該応答を受けた前記子側の画像形成装置を、該連結ジョブを分担させる画像形成装置から除外し、前記ステータス情報の通知を受けたときは、該ステータス情報に基づいて、該連結ジョブを分担させる画像形成装置を決定することを特徴とする請求項4記載の画像形成システム。
  6. 前記ジョブ分担決定手段は、通知を受けた前記ステータス情報のうち前記連結ジョブを分担させる画像形成装置を決定する上で有効なステータス情報を抽出するステータス情報判定テーブルを備えたことを特徴とする請求項5記載の画像形成システム。
  7. 前記ステータス情報記憶手段は、前記画像形成装置により優先実施されるジョブの内容を前記ステータス情報の1つとして記憶することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  8. 前記ステータス情報記憶手段は、前記画像形成装置により実行されている前記ジョブの内容を前記ステータス情報の1つとして記憶することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  9. 前記ステータス情報記憶手段は、前記画像形成装置がオペレータにより操作されているか否かを前記ステータス情報の1つとして記憶することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  10. 前記ステータス情報記憶手段は、前記画像形成装置により前記ジョブが最後に実行されてからの経過時間を前記ステータス情報の1つとして記憶することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  11. 前記ステータス情報判定テーブルは、前記連結ジョブを分担させる条件が定義されたものであって、
    前記ジョブ分担決定手段は、前記有効なステータス情報それぞれに対し前記条件を参照して前記連結ジョブを分担させる画像形成装置を決定することを特徴とする請求項6記載の画像形成システム。
  12. 前記ステータス情報判定テーブルは、前記有効なステータス情報の設定が自在なものであることを特徴とする請求項6記載の画像形成システム。
  13. 前記ステータス情報判定テーブルは、前記条件に予め優先順位を付されたものであり、該優先順位は、設定自在なものであることを特徴とする請求項11記載の画像形成システム。
  14. ネットワークに接続するインタフェースを有し、記録媒体上に画像を形成するジョブを、該ネットワークに接続された別の画像形成装置と分担する連結として行う画像形成装置であって、
    ステータス情報を記憶するステータス情報記憶手段と、
    前記連結ジョブに識別子を設定するとともに、該識別子を前記ネットワークを介して前記別の画像形成装置と通信し、該連結ジョブを分担させることにより親子関係が構築される画像形成装置を選別する親子関係選別手段と、
    前記親子関係選別手段により選別された画像形成装置に、前記連結ジョブを分担する可否を質す問い合わせを行い、該選別された画像形成装置からの応答結果に基づいて、該連結ジョブを分担させる画像形成装置を決定するジョブ分担決定手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011051251A (ja) * 2009-09-02 2011-03-17 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成装置の制御方法および画像形成装置の制御プログラム
JP2015013405A (ja) * 2013-07-04 2015-01-22 キヤノン株式会社 画像形成システム、画像形成装置、画像形成装置の連係方法、及び通信システム

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