JP2005025107A - プロジェクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】赤色の発色を向上させる。省電力化を図る。
【解決手段】赤色で点灯する副光源109を設ける。タイミングジェネレータ110を設け、カラーホイール102の色領域のうち赤色領域が主光源101からの照明光と回転対向する期間を赤色期間として検出し、この赤色期間を検出している間、副光源109を点灯させる。微小揺動ミラー素子105からの映像非表示期間の反射光を太陽電池111で受けて電気エネルギーに変換する。この電気エネルギーを副光源109への電源とする。
【選択図】 図2
【解決手段】赤色で点灯する副光源109を設ける。タイミングジェネレータ110を設け、カラーホイール102の色領域のうち赤色領域が主光源101からの照明光と回転対向する期間を赤色期間として検出し、この赤色期間を検出している間、副光源109を点灯させる。微小揺動ミラー素子105からの映像非表示期間の反射光を太陽電池111で受けて電気エネルギーに変換する。この電気エネルギーを副光源109への電源とする。
【選択図】 図2
Description
この発明は、入射される光を映像表示期間と映像非表示期間とで異なる方向に反射するミラーを用いたプロジェクタに関するものである。
従来より、この種のプロジェクタとして、DMD(Digital Micromirror Device:米国テキサス・インスツルメンツ社の登録商標)と呼ばれる微小揺動ミラー素子を用いたプロジェクタがある。
図3は微小揺動ミラー素子を構成する1つの微小揺動ミラーの構造を説明する図、図4は微小揺動ミラー素子を使用した従来のプロジェクタの概略を示す構成図である(例えば、特許文献1参照)。
図3に示されているように、微小揺動ミラー素子を構成する微小揺動ミラー1は、シリコン基板1−1上に立設された2つの支持ポスト1−2間に、ねじれヒンジ1−3を介してアルミニウムによって形成されたミラー1−4が支持されている。そして、シリコン基板1−1の上に設けられたミラー駆動用電極1−5に供給される電圧(論理信号の「0」、「1」)に応じてミラー1−4が揺動する。このような微小揺動ミラー1が正方格子状に多数配列されることで微小揺動ミラー素子が構成される。
図4に示されているように、従来のプロジェクタ100は、光源(ランプ)101、カラーホイール102、モータ103、ロッドレンズ104、微小揺動ミラー素子105、コントローラ106、投写レンズ107、光吸収板(ライトダンパ)108などを備えている。光源101としては、可視光の波長帯域で発光効率の高い超高圧水銀ランプなどが用いられる。カラーホイール102はモータ103によって回転する。
カラーホイール102は、図5に示されるよう円盤状とされ、その周縁部102Aに扇状の赤,緑,白,青の色領域102R,102G,102W,102Bが形成されている。色領域102R,102G,102W,102Bは、それぞれ赤,緑,白,青の成分の光のみを透過させる。
また、カラーホイール102のハブ102Hには、青色領域102Bと赤色領域102Rとの境目にインデックス102Iが設けられている。インデックス102Iに対しては、このインデックス102Iのカラーホイール102の回転に伴う通過を検出し、1回転につき1パルスのパルス信号(インデックス検出信号)を出力するインデックス検出部102Jが設けられている。
このプロジェクタ100において、コントローラ106は、映像信号を入力とし、カラーホイール102の回転速度や位相、微小揺動ミラー素子105の動作を制御する。
〔回転速度〕
例えば、コントローラ106に、60フレーム毎秒の映像信号が与えられるものとする。この場合、1/60秒間隔で垂直同期信号が入力される。
コントローラ106は、この垂直同期信号を基準信号とし、この基準信号の発生間隔とインデックス検出部102Jからのインデックス検出信号の発生間隔とを比較し、インデックス検出信号の発生間隔が基準信号の発生間隔の1/2となるように、モータ103の回転速度を制御する。これにより、カラーホイール102は、1秒間に120回転する。
例えば、コントローラ106に、60フレーム毎秒の映像信号が与えられるものとする。この場合、1/60秒間隔で垂直同期信号が入力される。
コントローラ106は、この垂直同期信号を基準信号とし、この基準信号の発生間隔とインデックス検出部102Jからのインデックス検出信号の発生間隔とを比較し、インデックス検出信号の発生間隔が基準信号の発生間隔の1/2となるように、モータ103の回転速度を制御する。これにより、カラーホイール102は、1秒間に120回転する。
〔位相〕
また、コントローラ106は、基準信号(垂直同期信号)の発生タイミングとインデックス検出信号の発生タイミングとを比較し、両者が一致するようにカラーホイール102の回転位相を調整する。
また、コントローラ106は、基準信号(垂直同期信号)の発生タイミングとインデックス検出信号の発生タイミングとを比較し、両者が一致するようにカラーホイール102の回転位相を調整する。
この回転速度と位相の制御により(図6(a),(b)参照)、1フレームの映像信号に対し、カラーホイール102が2回転することになる。また、1フレームの映像信号に対し、光源101からの照明光がカラーホイール102の赤色領域102R,緑色領域102G,白色領域102W,青色領域102Bの順で2回通過する(図6(c)参照)。すなわち、赤,緑,白,青の順でその色成分が取り出され、赤色光,緑色光,白色光,青色光となり、ロッドレンズ104を介して微小揺動ミラー素子105へ照射されることになる。
〔微小揺動ミラー素子の動作〕
コントローラ106は、1フレームの映像信号について、画素毎にR(赤),G(緑),B(青),W(白)値を求め、この求めたR,G,B,W値を各色のフレームメモリに格納する。
コントローラ106は、1フレームの映像信号について、画素毎にR(赤),G(緑),B(青),W(白)値を求め、この求めたR,G,B,W値を各色のフレームメモリに格納する。
そして、赤色光が微小揺動ミラー素子105を照射している間、すなわちカラーホイール102の赤色領域102Rが光源101からの照明光と回転対向している間(図6(c)に示す期間TR )、赤色のフレームメモリに格納されている各画素のR値に応じたPWM信号を微小揺動ミラー素子105へ出力する。
同様にして、カラーホイール102の緑色領域102Gが光源101からの照明光と回転対向している間(図6(c)に示す期間TG )、緑色のフレームメモリに格納されている各画素のG値に応じたPWM信号を微小揺動ミラー素子105へ出力し、カラーホイール102の白色領域102Wが光源101からの照明光と回転対向している間(図6(c)に示す期間TW )、白色のフレームメモリに格納されている各画素のW値に応じたPWM信号を微小揺動ミラー素子105へ出力し、カラーホイール102の青色領域102Bが光源101からの照明光と回転対向している間(図6(c)に示す期間TB )、青色のフレームメモリに格納されている各画素のB値に応じたPWM信号を微小揺動ミラー素子105へ出力する。
微小揺動ミラー素子105は、各画素に対応する微小揺動ミラー1(図3)を有しており、この微小揺動ミラー1がコントローラ106からのR,G,B,W値に応じたPWM信号によって駆動される。
例えば、ある画素のR値が100%であった場合、その画素に対応する微小揺動ミラー1に100%デューティのPWM信号が送られる。これにより、期間TR の間中、微小揺動ミラー1のミラー1−4が第1の位置(オンステート位置)に傾けられ、光源101からのカラーホイール102を介する照明光の反射方向が投写レンズ107へ向けられる。
これに対し、ある画素のR値が50%であった場合、その画素に対応する微小揺動ミラー1に50%デューティのPWM信号が送られる。これにより、期間TR のうちの半分は、微小揺動ミラー1のミラー1−4が第2の位置(オフステート位置)に傾けられ、光源101からのカラーホイール102を介する照明光の反射方向が光吸収板108に向けられる。
G,B,W値についても同様にして、その値に応ずるPWM信号によって各画素に対応する微小揺動ミラー1がオンステート位置、オフステート位置に傾けられる。オンステート位置に傾けられている間(映像表示期間)、光源101からのカラーホイール102を介する照明光は、投写レンズ107を通してスクリーン200に拡大して映像として表示される。オフステート位置に傾けられている間(映像非表示期間)、光源101からのカラーホイール102を介する照明光は、光吸収板108によって吸収される。スクリーン200には、1/60秒の間にR,G,W,B、R,G,W,Bの各色の映像が順次表示されるため、人間の目にはこれらが残像として見え、フルカラーの映像が認識される。
しかしながら、図4に示した構成において、光源101として用いられる超高圧水銀ランプなどは、赤色、緑色の波長帯域である440nm近辺の波長帯域、550nm近辺の波長帯域においては、十分な光量を確保できるのに対し、赤色の波長帯域である600nm以上の波長帯域においては、青色,緑色の波長帯域に比して、十分な光量を確保できないという問題があった。
なお、特許文献2には、主の照明光で不足する赤色の光量を副の照明光によって補うことが記載されている。しかし、この技術は、図4に示した構成において、光源101に対して赤色の照明光を出射する副光源を設け、この副光源を常時点灯するという技術を示唆しているに過ぎない。このような技術では、副光源を常時点灯させるため、余分な電力を必要とする。
このような課題を解決するために、第1発明(請求項1に係る発明)は、照明光を出射する主光源と、所定の色成分を透過する赤色を含む複数の色領域を周縁部に有する円盤状のカラーホイールと、このカラーホイールを回転させその色領域を主光源が出射する照明光と順次対向させるモータと、カラーホイールの色領域を通過した主光源からの照明光を映像表示期間と映像非表示期間とで異なる方向に反射するミラーと、このミラーからの映像表示期間の反射光をスクリーンに拡大表示する投写レンズと、カラーホイールの色領域のうち赤色領域が主光源からの照明光と回転対向する期間を赤色期間として検出する赤色期間検出手段と、この赤色期間検出手段が赤色期間を検出している間赤色で点灯し、この点灯による赤色光をカラーホイールの赤色領域を通過する照明光に加える副光源とを設けたものである。
この発明によれば、カラーホイールが回転し、その色領域のうち赤色領域が主光源からの照明光と回転対向し始めると、すなわち主光源からの照明光がカラーホイールの赤色領域を通過し始めると、副光源が赤色で点灯する。これにより、主光源からの照明光に副光源からの赤色光が加わり、カラーホイールの赤色領域を通過し、光量がアップされた赤色光がミラーに照射されることになる。この赤色光の光量アップは、カラーホイールの赤色領域が主光源からの照明光と回転対向している間続く。カラーホイールの赤色領域が主光源からの照明光と回転対向しなくなると、すなわち主光源からの照明光のカラーホイールの赤色領域に対する通過が終了すると、副光源が消灯する。
第2発明(請求項2に係る発明)は、照明光を出射する主光源と、所定の色成分を透過する赤色を含む複数の色領域を周縁部に有する円盤状のカラーホイールと、このカラーホイールを回転させその色領域を主光源が出射する照明光と順次対向させるモータと、カラーホイールの色領域を通過した主光源からの照明光を映像表示期間と映像非表示期間とで異なる方向に反射するミラーと、このミラーからの映像表示期間の反射光をスクリーンに拡大表示する投写レンズと、カラーホイールの色領域のうち赤色領域が主光源からの照明光と回転対向する期間を赤色期間として検出する赤色期間検出手段と、ミラーからの映像非表示期間の反射光を電気エネルギーに変換する光電変換手段と、この光電変換手段によって変換された電気エネルギーの供給を受けて、赤色期間検出手段が赤色期間を検出している間赤色で点灯し、この点灯による赤色光をカラーホイールの赤色領域を通過する照明光に加える副光源とを設けたものである。
この発明によれば、ミラーにおいて反射される映像非表示期間の光が光吸収板ではなく、光電変換手段(例えば、太陽電池)へ与えられる。光電変換手段は、ミラーからの映像非表示期間の光を電気エネルギーに変換する。副光源は、光電変換手段によって変換された電気エネルギーの供給を受けて、カラーホイールの赤色領域が主光源からの照明光と回転対向している間赤色で点灯し、その期間中のミラーへの赤色光の光量をアップさせる。
本発明によれば、カラーホイールの色領域のうち赤色領域が主光源からの照明光と回転対向する期間を赤色期間として検出し、この赤色期間を検出している間、副光源を赤色で点灯させるので、副光源を常時点灯させることなく、赤色の発色を向上させることができる。
また、本発明によれば、ミラーからの映像非表示期間の反射光を電気エネルギーに変換する光電変換手段を設け、この光電変換手段によって変換された電気エネルギーを副光源に供給するので、さらなる省電力化を図ることができる。また、副光源が必要な時にだけ点灯するので、光電変換手段で生成される電気エネルギーの消費量を少なくすることができる。
また、本発明によれば、ミラーからの映像非表示期間の反射光を電気エネルギーに変換する光電変換手段を設け、この光電変換手段によって変換された電気エネルギーを副光源に供給するので、さらなる省電力化を図ることができる。また、副光源が必要な時にだけ点灯するので、光電変換手段で生成される電気エネルギーの消費量を少なくすることができる。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。
〔実施の形態1〕
図1はこの発明の一実施の形態(実施の形態1)を示すプロジェクタの概略構成図である。同図において、図4と同一符号は図4を参照して説明した構成要素と同一或いは同等構成要素を示し、その説明は省略する。
〔実施の形態1〕
図1はこの発明の一実施の形態(実施の形態1)を示すプロジェクタの概略構成図である。同図において、図4と同一符号は図4を参照して説明した構成要素と同一或いは同等構成要素を示し、その説明は省略する。
この実施の形態1のプロジェクタ100Aでは、光源101を主光源とし、この主光源101のそばに副光源109を設けている。副光源109は赤色の発光ダイオード(赤色LED)D1とD2とで構成されている。この副光源109の点灯によって出射される赤色光の照射方向は、主光源101が出射する照明光と同様、カラーホイール102の周縁部102Aに向けられている。また、カラーホイール102の回転方向において、主光源101が出射する照明光の通過位置と副光源109が出射する赤色光の通過位置とは一致している。
また、このプロジェクタ100Aでは、副光源109に対してタイミングジェネレータ110を設けている。タイミングジェネレータ110は、インデックス検出部102Jからのインデックス検出信号を入力とし、このインデックス検出信号の発生タイミングからカラーホイール102の赤色領域102R(図5)が主光源101からの照明光と対向する期間を赤色期間として検出し、この検出した赤色期間の間、副光源109を点灯させる。なお、この実施の形態1において、タイミングジェネレータ110から副光源109への電源は、主光源101などへの電源と同じとされている。
このプロジェクタ100Aにおいても、従来のプロジェクタ100と同様、コントローラ106は、映像信号を入力とし、カラーホイール102の回転速度や位相、微小揺動ミラー素子105の動作を制御する。この制御動作については、従来例で説明したので、ここでの説明は省略する。以下では、カラーホイール102の回転速度や位相の調整が取れているものとして説明を進める。
カラーホイール102が回転し、赤色領域102Rが主光源101からの照明光と回転対向し始めると、すなわち主光源101からの照明光がカラーホイール102の赤色領域102Rを通過し始めると、タイミングジェネレータ110から副光源109へ電源が供給され、副光源109が点灯する。
これにより、主光源101からの照明光に副光源109からの赤色光が加わり、カラーホイール102の赤色領域102Rを通過し、光量がアップされた赤色光が微小揺動ミラー素子105に照射されることになる。すなわち、微小揺動ミラー素子105を構成する各微小揺動ミラー1(図3)に、光量がアップされた赤色光が照射されることになる。
この赤色光の光量アップは、カラーホイール102の赤色領域102Rが主光源101からの照明光と回転対向している間続く。カラーホイール102の赤色領域102Rが主光源101からの照明光と回転対向しなくなると、すなわち主光源102からの照明光のカラーホイール102の赤色領域102Rに対する通過が終了すると、タイミングジェネレータ110からの副光源109への電源の供給が遮断され、副光源109が消灯する。
この実施の形態1では、1フレームの映像信号に対し、カラーホイール102が2回転し、カラーホイール102の赤色領域102Rが光源101からの照明光と回転対向する期間TR (図6参照)がTR1とTR2の2つ生じるので、1フレーム毎にこの期間TR1,TR2の間、赤色光の光量アップが繰り返されるものとなる。
このように、この実施の形態1では、副光源9が必要な時にだけ点灯し、赤色の発色の向上を図るので、副光源9を常時点灯する方式に対して、電力の消費を抑えることができる。
〔実施の形態2〕
図2はこの発明の他の実施の形態(実施の形態2)を示すプロジェクタの概略構成図である。同図において、図1と同一符号は図1を参照して説明した構成要素と同一或いは同等構成要素を示し、その説明は省略する。
図2はこの発明の他の実施の形態(実施の形態2)を示すプロジェクタの概略構成図である。同図において、図1と同一符号は図1を参照して説明した構成要素と同一或いは同等構成要素を示し、その説明は省略する。
この実施の形態2のプロジェクタ100Bでは、図1に示した光吸収板108に代えて、太陽電池111を設けている。また、太陽電池111によって生成された電気エネルギーを整流回路112を介して蓄電池113へ蓄積し、蓄電池113に蓄積した電気エネルギーをタイミングジェネレータ110を介して副光源109へ供給するようにしている。
このプロジェクタ100Bでは、微小揺動ミラー素子105において反射される映像非表示期間の光が太陽電池111へ与えられる。太陽電池111は、微小揺動ミラー素子105からの映像非表示期間の光を電気エネルギーに変換する。この電気エネルギーは、整流回路112を介して蓄電池113へ送られ、蓄積される。
タイミングジェネレータ110は、カラーホイール102の赤色領域102Rが主光源101からの照明光と対向する期間を赤色期間として検出し、この検出した赤色期間の間、蓄電池113に蓄積された電気エネルギーを副光源109へ供給し、副光源109を点灯させる。副光源109は、カラーホイール102の赤色領域102Rが主光源101からの照明光と回転対向している間赤色で点灯し、その期間中の微小揺動ミラー素子105への赤色光の光量をアップさせる。
この実施の形態2では、図1では光吸収板108で吸収され、全く再利用されていなかった光が電気エネルギーに変換され、副光源109の電源として用いられるので、さらなる省電力化が図られる。また、副光源109が必要な時にだけ点灯するので、太陽電池111で生成される電気エネルギーの消費量は少ない。
なお、上述した実施の形態1や2では、副光源109を赤色で点灯させるようにしたが、副光源109の点灯色を例えば主光源101と同じ発色としてもよい。このようにしても、副光源109の光のうち赤色成分のみがカラーホイール102の赤色領域102Rを通過するので、微小揺動ミラー素子105への赤色光の光量アップを図ることができる。但し、副光源109の光のうち赤色成分以外の光はカラーホイール102を通過しないので、赤色光の光量のアップ量は少ない。副光源109を赤色で点灯させれば、副光源109からの光の全てを赤色光の光量アップに寄与させることができ、効率がよい。
また、上述した実施の形態1や2では、カラーホイール102を1フレームの間に2回転させるものとしたが、3回転、4回転とその回転数を上げてもよい。勿論、1フレームの間に1回転させるようにしてもよい。
本発明の技術は、緑色や白色、青色へも転用可能である。例えば、緑色光を光量アップしたい場合には、カラーホイール102の緑色領域102Gが主光源101からの照明光と対向する期間を緑色期間として検出し、この緑色期間の間、副光源109を緑色で点灯させればよい。
1…微小揺動ミラー、1−1…シリコン基板、1−2…支持ポスト、1−3…ねじれヒンジ、1−4…ミラー、1−5…ミラー駆動用電極、100A,100B…プロジェクタ、101…主光源、102…カラーホイール、102…周縁部、102R…赤色領域、102G…緑色領域、102W…白色領域、102B…青色領域、102H……ブ、102I…インデックス、102J…インデックス検出部、103…モータ、104…ロッドレンズ、105…微小揺動ミラー素子、106…コントローラ、107…投写レンズ、108…光吸収板(ライトダンパ)、109…副光源、D1,D2…発光ダイオード(赤色LED)110…タイミングジェネレータ、111…太陽電池、112…整流回路、113…蓄電池。
Claims (2)
- 照明光を出射する主光源と、
所定の色成分を透過する赤色を含む複数の色領域を周縁部に有する円盤状のカラーホイールと、
このカラーホイールを回転させその色領域を前記主光源が出射する照明光と順次対向させるモータと、
前記カラーホイールの色領域を通過した前記主光源からの照明光を映像表示期間と映像非表示期間とで異なる方向に反射するミラーと、
このミラーからの映像表示期間の反射光をスクリーンに拡大表示する投写レンズと、
前記カラーホイールの色領域のうち赤色領域が前記主光源からの照明光と回転対向する期間を赤色期間として検出する赤色期間検出手段と、
この赤色期間検出手段が赤色期間を検出している間赤色で点灯し、この点灯による赤色光を前記カラーホイールの赤色領域を通過する照明光に加える副光源と
を備えたことを特徴とするプロジェクタ。 - 照明光を出射する主光源と、
所定の色成分を透過する赤色を含む複数の色領域を周縁部に有する円盤状のカラーホイールと、
このカラーホイールを回転させその色領域を前記主光源が出射する照明光と順次対向させるモータと、
前記カラーホイールの色領域を通過した前記主光源からの照明光を映像表示期間と映像非表示期間とで異なる方向に反射するミラーと、
このミラーからの映像表示期間の反射光をスクリーンに拡大表示する投写レンズと、
前記カラーホイールの色領域のうち赤色領域が前記主光源からの照明光と回転対向する期間を赤色期間として検出する赤色期間検出手段と、
前記ミラーからの映像非表示期間の反射光を電気エネルギーに変換する光電変換手段と、
この光電変換手段によって変換された電気エネルギーの供給を受けて、前記赤色期間検出手段が赤色期間を検出している間赤色で点灯し、この点灯による赤色光を前記カラーホイールの赤色領域を通過する照明光に加える副光源と
を備えたことを特徴とするプロジェクタ。
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