JP2005025005A - 閃光制御システム - Google Patents

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JP2005025005A JP2003191737A JP2003191737A JP2005025005A JP 2005025005 A JP2005025005 A JP 2005025005A JP 2003191737 A JP2003191737 A JP 2003191737A JP 2003191737 A JP2003191737 A JP 2003191737A JP 2005025005 A JP2005025005 A JP 2005025005A
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Masafumi Oikawa
雅史 及川
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Abstract

【課題】マスタ閃光装置に正確に同期してリモート閃光装置に閃光発光を実施させる。
【解決手段】マスタ閃光装置は、所定の発光間隔で閃光発光を複数回実施するマスタ閃光発光部を有している。リモート閃光装置は、マスタ閃光発光部の閃光発光を検知する閃光発光検知部と、閃光発光検知部による検知に応答して閃光発光を実施するリモート閃光発光部とを有している。これにより、リモート閃光装置は、マスタ閃光装置に正確に同期して閃光発光を実施できる。この結果、マスタ閃光装置およびリモート閃光装置の輝度のピークがずれることを防止できる。閃光発光検知部は、発光間隔のうち第1所定時間、検知動作を禁止する。このため、ノイズ等に伴うリモート閃光発光部の誤発光を防止できる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マスタ閃光装置に同期してリモート閃光装置に閃光発光を実施させる閃光制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、閃光装置に複数回の閃光発光(多重発光またはマルチ発光)を実施させる閃光制御システムは、動作中の被写体の軌跡を連続的に撮影するために、広く普及している。このような閃光制御システムでは、カメラのシャッターを開いたままにしたり、あるいはカメラのシャッター速度を数秒程度に設定したりして、その間にマルチ発光を閃光装置に実施させることで、動作中の被写体の軌跡を連続的に撮影できる。また、閃光制御システムは、十分な露光量を得るため、あるいは被写体の後側に影ができることを防止するために、マスタ閃光装置およびリモート閃光装置を有し、これらの閃光装置にマルチ発光を同期して実施させる(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この種の閃光制御システムでは、マスタ閃光装置は、撮影開始前に、発光周波数、発光回数および発光量などに関する制御情報をリモート閃光装置に送信する。リモート閃光装置は、マスタ閃光装置のマルチ発光の開始に同期して、マルチ発光を開始する。そして、マスタ閃光装置およびリモート閃光装置は、制御情報に基づいて、所定の発光周波数および発光量で、所定の発光回数の閃光発光を独立して実施する。
【0004】
また、マスタ閃光装置は、バルブ撮影などのようにシャッターの開放時間を特定できず、発光回数を予め設定できない場合、撮影の終了に伴って発光停止信号をリモート閃光装置に送信する。リモート閃光装置は、発光停止信号の受信に応答して、閃光発光を終了する。
【特許文献1】
特開2000−89310号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の閃光制御システムでは、リモート閃光装置は、マスタ閃光装置の最初の閃光発光に応答して最初の閃光発光を実施し、2回目以降の閃光発光をマスタ閃光装置とは独立して実施する。このため、マスタ閃光装置およびリモート閃光装置にそれぞれ内蔵されるマイクロコントローラ同士の微少な動作周波数差に伴って、リモート閃光装置の発光タイミングは、マスタ閃光装置の発光タイミングに対してずれていく。このため、マスタ閃光装置およびリモート閃光装置の輝度のピークがずれてしまう。
【0006】
また、マスタ閃光装置は、バルブ撮影などのように発光回数を予め設定できない場合、発光停止信号の送信という特別な処理を実施しなければならない。特に、部品コスト削減などのために発光停止信号が閃光発光により送信される場合、閃光発光のためのエネルギーが消耗するうえに、余計な写り込みが生じてしまう恐れがある。
【0007】
本発明の目的は、リモート閃光装置がマスタ閃光装置に正確に同期して閃光発光を実施できる閃光制御システムを提供することにある。
本発明の別の目的は、マスタ閃光装置が特別な処理を実施することなく、リモート閃光装置が閃光発光を終了できる閃光制御システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するために、本発明は以下のように構成される。
【0009】
請求項1の閃光制御システムは、マスタ閃光装置と、前記マスタ閃光装置に同期して閃光発光を実施するリモート閃光装置とを有する閃光制御システムにおいて、前記マスタ閃光装置は、所定の発光間隔で閃光発光を複数回実施するマスタ閃光発光部を備え、前記リモート閃光装置は、前記マスタ閃光発光部の閃光発光を検知する閃光発光検知部と、前記閃光発光検知部による検知に応答して閃光発光を実施するリモート閃光発光部とを備え、前記閃光発光検知部は、前記発光間隔のうち第1所定時間、検知動作を禁止することを特徴とする。
【0010】
請求項2の閃光制御システムは、請求項1記載の閃光制御システムにおいて、前記閃光発光検知部は、検知動作の禁止を解除してから第2所定時間内に前記マスタ閃光発光部の次回の閃光発光を検知しない場合、検知動作を終了することを特徴とする。
請求項3の閃光制御システムは、請求項1記載の閃光制御システムにおいて、前記閃光発光検知部は、前記マスタ閃光発光部の閃光発光の検知に応答して、前記第1所定時間、検知動作を禁止することを特徴とする。
【0011】
請求項4の閃光制御システムは、請求項1記載の閃光制御システムにおいて、前記マスタ閃光装置は、前記発光間隔を示す発光間隔情報を含む制御情報を、前記リモート閃光装置に送信する制御情報送信部を備え、前記リモート閃光装置は、前記制御情報送信部からの前記制御情報を受信する制御情報受信部を備え、前記閃光発光検知部は、前記制御情報受信部が受信した前記制御情報に含まれる前記発光間隔情報が示す前記発光間隔に応じて、前記第1所定時間を求めることを特徴とする。
【0012】
請求項5の閃光制御システムは、請求項4記載の閃光制御システムにおいて、前記制御情報送信部は、発光量を示す発光量情報を前記制御情報に含めて送信し、前記リモート閃光発光部は、前記制御情報受信部が受信した前記制御情報に含まれる前記発光量情報が示す前記発光量で閃光発光を実施することを特徴とする。
【0013】
請求項6の閃光制御システムは、請求項1記載の閃光制御システムにおいて、前記リモート閃光発光部は、前記閃光発光検知部の検知動作の禁止中に、閃光発光を実施するための電荷を充電することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。
【0015】
図1は、本発明の閃光制御システムの一実施形態を示している。
閃光制御システム10は、カメラ12のホットシュー12aに接続されるマスタ閃光装置14およびリモート閃光装置16から構成されている。ホットシュー12aには、撮影の開始および終了(実際には、シャッター先幕の走行完了およびシャッター後幕の走行開始)をマスタ閃光装置14に伝達するためのシンクロ接点、およびマスタ閃光装置14との間で情報を授受するための通信接点が設けられている。
【0016】
マスタ閃光装置14は、操作部14a、マスタ用マイクロコントローラ14b(以下、マスタ用マイコン14bと記述する)、マスタ閃光発光部14cを有している。
操作部14aは、マスタ閃光装置としての機能設定やマスタ閃光装置14を動作させる制御情報(発光間隔を示す発光間隔情報および発光量を示す発光量情報を含む)を操作者が入力するためのインタフェースとして機能する。
【0017】
マスタ用マイコン14bは、制御情報に基づいて、充電許可信号MCE、発光許可信号MFEをそれぞれ出力する。制御情報は、カメラ12からホットシュー12aの通信接点を介して与えられてもよいし、操作部14aから直接与えられてもよい。また、マスタ用マイコン14bは、撮影の開始前に、制御情報を送信データ信号TDとしてマスタ閃光発光部14cに出力する。
【0018】
マスタ閃光発光部14cは、充電許可信号MCEの活性化に応答して、閃光発光を実施するための電荷を充電する。マスタ閃光発光部14cは、発光許可信号MFEの活性化に応答して、閃光発光を実施する。また、マスタ閃光発光部14cは、制御情報送信部としても機能し、送信データ信号TDを閃光発光によりリモート閃光装置16に伝達する。
【0019】
リモート閃光装置16は、マスタ閃光装置14(およびカメラ12)から離れた位置に配置され、操作部16a、リモート用マイクロコントローラ16b(以下、リモート用マイコン16bと記述する)、リモート閃光発光部16c、閃光発光検知部16dおよび制御情報受信部16eを有している。
操作部16aは、リモート閃光装置としての機能設定を操作者が入力するためのインタフェースとして機能する。
【0020】
リモート用マイコン16bは、制御情報および検知信号DTに基づいて、充電許可信号RCE、発光許可信号RFE、検知許可信号DEおよび受信許可信号REをそれぞれ出力する。制御情報は、マスタ閃光装置14から後述する制御情報受信部16eを介して与えられる。また、リモート用マイコン16bは、タイマTM1、TM2を内蔵している。タイマTM1、TM2の動作については、図2および図3で説明する。
【0021】
リモート閃光発光部16cは、充電許可信号RCEの活性化に応答して、閃光発光を実施するための電荷を充電する。リモート閃光発光部16bは、発光許可信号RFEの活性化に応答して、閃光発光を実施する。
閃光発光検知部16dは、検知許可信号DEの活性化に応答して、マスタ閃光発光部14cの閃光発光(マルチ発光撮影のための閃光発光)を検知する検知動作を開始する。閃光発光検知部16dは、マスタ閃光発光部14cの閃光発光を検知したときに、ワンショットパルス信号である検知信号DTをリモート用マイコン16bに出力する。
【0022】
制御情報受信部16eは、受信許可信号REの活性化に応答して、マスタ閃光発光部14cの閃光発光(制御情報送信のための閃光発光)を受光する受光動作を開始する。制御情報受信部16eは、受光したマスタ閃光発光部14cの閃光発光をデコードし、受信データ信号RDとしてリモート用マイコン16bに出力する。
ここで、閃光制御システム10のマルチ発光撮影時の動作について説明する。なお、マスタ閃光装置14は、操作部14aを介して、閃光発光を複数回実施するマルチ発光モードに予め設定され、マルチ発光時の発光間隔T0および発光量を予め設定されているものとする。
【0023】
図2は、閃光制御システム10のマルチ発光撮影時の動作を示している。波形W1は、カメラ12のミラーの動作を示しており、ミラーダウン状態を低レベル、ミラーアップ状態を高レベルで表している。波形W2は、カメラのシャッター先幕および後幕の動作をそれぞれ示しており、走行前の状態を低レベル、走行後の状態を高レベルで表している。波形W3は、ホットシュー12aのシンクロ接点の動作を示しており、オープン(導通)状態を高レベル、ショート(遮断)状態を低レベルで表している。波形W4は、マスタ閃光発光部14cの閃光発光を示している。波形W5は、リモート閃光発光部16cの閃光発光を示している。
【0024】
時刻Taにおいて、カメラ12は、撮影を開始するためにミラーアップを開始するとともに、ホットシュー12aの通信接点を介してマスタ用マイコン14bにミラーアップ開始を伝達する。
マスタ用マイコン14bは、カメラ12のミラーアップ開始を認識すると、制御情報(発光間隔情報および発光量情報を含む)を示す送信データ信号TDをマスタ閃光発光部14cに出力する。制御情報は、マスタ閃光発光部14cの閃光発光により制御情報受信部16eに送信される。そして、リモート用マイコン16bは、制御情報受信部16eからの受信データ信号RDにより制御情報を得る。
【0025】
時刻Tbにおいて、リモート用マイコン16bは、検知許可信号DEを高レベルに活性化させ、受信許可信号REを低レベルに非活性化させる。これにより、閃光発光検知部16dは、検知動作を開始し、制御情報受信部16eは、受光動作を停止する。
時刻Tcにおいて、カメラ12は、ミラーアップを完了すると、シャッター先幕の走行を開始する。
【0026】
時刻Tdにおいて、カメラ12は、シャッター先幕の走行を完了すると、ホットシュー12aのシンクロ接点を介してシャッター先幕の走行完了をマスタ用マイコン14bに伝達する。すなわち、カメラ12は、ホットシュー12aのシンクロ接点をショート状態にする。
マスタ用マイコン14bは、シャッター先幕の走行完了を認識すると、充電許可信号MCEおよび発光許可信号MFEにより、マスタ閃光発光部14cに所定の発光間隔T0および所定の発光量のマルチ発光を開始させる。
【0027】
閃光発光検知部16dは、マスタ閃光発光部14cの最初の閃光発光を検知すると、検知信号DT(活性化レベル:高レベル)を出力する。リモート用マイコン16bは、検知信号DTの活性化に応答して、発光許可信号RFEを高レベルに活性化させ、検知許可信号DEを低レベルに非活性化させる。これにより、リモート閃光発光部16cは、所定の発光量の閃光発光を開始し、閃光発光検知部16dは、検知動作を停止する。
【0028】
また、リモート用マイコン16bは、第1所定時間T1の経過を認識するために、タイマTM1にカウント動作を開始させる。ここで、第1所定時間は、リモート用マイコン16bにより発光間隔T0に応じて予め求められている。
時刻Teにおいて、リモート用マイコン16bは、発光許可信号RFEを低レベルに非活性化させ、充電許可信号RCEを高レベルに活性化させる。これにより、リモート閃光発光部16cは、発光動作を停止し、充電動作を再開する。
【0029】
時刻Tf(閃光発光検知部16dによる検知(時刻Td)から第1所定時間T1後)において、リモート用マイコン16bは、検知許可信号DEを高レベルに活性化させ、充電許可信号RCEを低レベルに非活性化させる。これにより、閃光発光検知部16は、マスタ閃光発光部14cの次回の閃光発光を検知するために検知動作を再開し、リモート閃光発光部16cは、充電動作を停止する。
【0030】
この後、リモート閃光装置16は、マスタ閃光装置14が閃光発光を実施する毎に、マスタ閃光装置14の閃光発光を検知し、閃光発光を実施する。このため、リモート閃光装置16は、マスタ閃光装置14に正確に同期して閃光発光を実施する。
時刻Tgにおいて、カメラ12は、シャッター後幕の走行を開始するとともに、ホットシュー12aのシンクロ接点を介してシャッター後幕の走行開始をマスタ用マイコン14bに伝達する。すなわち、カメラ12は、ホットシュー12aのシンクロ接点をオープン状態にする。
【0031】
マスタ用マイコン14bは、シャッター後幕の走行開始を認識すると、充電許可信号MCEおよび発光許可信号MFEにより、マスタ閃光発光部14cにマルチ発光を終了させる。
時刻Th(閃光発光検知部16dによる前回の検知から第1所定時間T1後)において、リモート用マイコン16bは、検知許可信号DEを高レベルに活性化させ、充電許可信号RCEを低レベルに非活性化させる。これにより、閃光発光検知部16dは、検知動作を再開し、リモート閃光発光部16cは、充電動作を停止する。
【0032】
また、リモート用マイコン16bは、第2所定時間T2の経過を認識するために、タイマTM2にカウント動作を開始させる。
時刻Ti(閃光発光検知部16dの検知動作再開(時刻Th)から第2所定時間T2後)において、リモート用マイコン16bは、時刻Thから時刻Tiまでの間に閃光発光検知部16dによりマスタ閃光発光部14cの閃光発光が検知されなかった(検知信号DTが活性化されなかった)ため、マスタ閃光発光部14cのマルチ発光終了を認識し、検知許可信号DEを低レベルに非活性化させる。これにより、閃光発光検知部16dは、検知動作を終了する。すなわち、リモート閃光装置16は、マスタ閃光装置14のマルチ発光終了を認識し、自身もマルチ発光を終了する。
【0033】
また、リモート用マイコン16bは、受信許可信号REおよび充電許可信号RCEを高レベルに活性化させる。これにより、制御情報受信部16eは、受光動作を再開し、リモート閃光発光部16cは、充電動作を再開する。
時刻Tjにおいて、カメラ12は、ミラーダウンなどの動作を実施し、撮影を終了する。
【0034】
図3は、リモート用マイコン16bのマルチ発光撮影時の内部処理を示している。
リモート用マイコン16bは、制御情報受信部16eからの受信データ信号RDにより制御情報を得た後、以下のように動作する。
ステップS10において、リモート用マイコン16bは、検知信号DTが高レベル(”H”)に活性化されるまで待機する。分岐条件が満たされると、処理はステップS20に移行する。
【0035】
ステップS20において、リモート用マイコン16bは、発光許可信号RFEを高レベル(”H”)に活性化させ、検知許可信号DEを低レベル(”L”)に非活性化させる。また、リモート用マイコン16aは、タイマTM1にカウント動作を開始させる。この後、処理はステップS30に移行する。
ステップS30において、リモート用マイコン16bは、発光許可信号RFEを低レベル(”L”)に非活性化させ、充電許可信号RCEを高レベル(”H”)に活性化させる。この後、処理はステップS40に移行する。
【0036】
ステップS40において、リモート用マイコン16bは、タイマTM1のカウント値CNT1が第1所定時間T1に対応する値と一致するまで待機する。分岐条件が満たされると、処理はステップS50に移行する。なお、タイマTM1は、カウント値CNT1が第1所定時間T1に対応する値と一致したときに、カウント動作の停止およびカウント値CNT1の初期化を自動的に実施する。
【0037】
ステップS50において、リモート用マイコン16bは、検知許可信号DEを高レベル(”H”)に活性化させ、充電許可信号RCEを低レベル(”L”)に非活性化させる。また、リモート用マイコン16aは、タイマTM2にカウント動作を開始させる。この後、処理はステップS60に移行する。
ステップS60において、リモート用マイコン16bは、検知信号DTが高レベル(”H”)に活性化されたか否かを判定する。分岐条件が満たされた場合、処理はステップS20に移行する。分岐条件が満たされなかった場合、処理はステップS70に移行する。
【0038】
ステップS70において、リモート用マイコン16bは、タイマTM2のカウント値CNT2が第2所定時間T2に対応する値と一致したか否かを判定する。分岐条件が満たされた場合、処理はステップS80に移行する。分岐条件が満たされなかった場合、処理はステップS60に移行する。
なお、タイマTM2は、検知信号DTが高レベルに活性化されたとき、あるいはタイマTM2のカウント値CNT2が第2所定時間T2に対応する値と一致したときに、カウント動作の停止およびカウント値CNT2の初期化を自動的に実施する。
【0039】
ステップS80において、リモート用マイコン16bは、検知許可信号DEを低レベル(”L”)に非活性化させ、受信許可信号REおよび充電許可信号RCEを共に高レベル(”H”)に活性化させる。これにより、リモート用マイコン16aの内部処理は完了する。
以上、前述の実施形態では、次の効果が得られる。
【0040】
リモート用マイコン16bは、検知信号DTの活性化に応答して発光許可信号RFEを活性化させることで、リモート閃光発光16cに閃光発光を実施させる。このため、リモート閃光装置16は、マスタ閃光装置14に正確に同期して閃光発光を実施できる。この結果、マスタ閃光装置14とリモート閃光装置16との輝度のピークがずれることを防止できる。
【0041】
閃光発光検知部16dは、発光間隔T0のうち第1所定時間T1、検知動作を禁止する。すなわち、閃光発光検知部16dは、必要最小限の期間のみ検知動作を実施する。このため、閃光発光検知部16dがノイズ等を検知してしまい、リモート閃光発光部16cが不必要な閃光発光を実施してしまうことを防止できる。
マスタ閃光発光部14cを制御情報送信部としても機能させることで、マスタ閃光装置14の部品コストを削減できる。
【0042】
リモート用マイコン16bは、タイマTM2のカウンタ値CNT2が第2所定時間T2に対応する値と一致したときに、マスタ閃光発光部14cのマルチ発光終了を認識する。このため、マスタ閃光装置14において、リモート閃光装置16にマルチ光発光を終了させるために、発光停止信号を閃光発光により送信するなどの特別な処理は不要になる。従って、発光停止信号を送信するための閃光発光に伴う不要な写り込みを回避できる。
【0043】
リモート用マイコン16bは、検知信号DTの活性化に応答して検知許可信号DEを非活性化させる。このため、閃光発光検知部16dは、マスタ閃光発光部14cの閃光発光を検知した直後に、検知動作を禁止する。この結果、閃光発光部16dは、検知動作の実施期間を最小にできる。従って、ノイズ等に伴うリモート閃光発光部16cの誤発光の防止効果を向上できる。
【0044】
マスタ閃光装置14は制御情報送信部(マスタ閃光発光部14cに統合)を有し、リモート閃光装置16は制御情報受信部16eを有している。このため、リモート閃光装置16の操作部16aを操作することなく、マスタ閃光装置14から制御情報をリモート閃光装置16に与えることができる。
リモート閃光発光部16cは、閃光発光検知部16dの検知動作の禁止中に、充電動作を実施する。このため、リモート閃光発光部16cが充電エネルギーの不足により次回以降の閃光発光を実施できなくなることを防止できる。
【0045】
なお、前述の実施形態では、マスタ閃光装置14およびリモート閃光装置16は、閃光発光により制御情報を送受信する例について述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。例えば、マスタ閃光装置およびリモート閃光装置は、無線通信により制御情報を送受信してもよい。
前述の実施形態では、リモート閃光装置16が閃光発光検知部16dと制御情報受信部16eとを個別に有する例について述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。例えば、リモート閃光装置は、閃光発光検知部が制御情報受信部としても機能するように構成されてもよい。
【0046】
前述の実施形態では、リモート閃光装置16は、マスタ閃光装置14から制御情報受信部16eを介して制御情報を得る例について述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。例えば、制御情報は、操作部16aから直接与えられてもよい。
以上、本発明について詳細に説明してきたが、前述の実施形態およびその変形例は発明の一例に過ぎず、本発明はこれに限定されるものではない。本発明を逸脱しない範囲で変形可能であることは明らかである。
【0047】
【発明の効果】
本発明の閃光制御システムでは、リモート閃光装置は、マスタ閃光装置に正確に同期して閃光発光を実施できる。このため、マスタ閃光装置およびリモート閃光装置の輝度のピークがずれることを防止できる。また、リモート閃光発光部がノイズ等に伴って誤発光することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の閃光制御システムの一実施形態を示す構成図である。
【図2】図1の閃光制御システムのマルチ発光撮影時の動作を示すタイミングチャートである。
【図3】図1のリモート用マイクロコントローラのマルチ発光撮影時の内部処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 閃光制御システム
12 カメラ
12a ホットシュー
14 マスタ閃光装置
14a 操作部
14b マスタ用マイクロコントローラ
14c マスタ閃光発光部
16 リモート閃光装置
16a 操作部
16b リモート用マイクロコントローラ
16c リモート閃光発光部
16d 閃光発光検知部
16e 制御情報受信部
DE 検知許可信号
DT 検知信号
MCE、RCE 充電許可信号
MFE、RFE 発光許可信号
RE 受信許可信号
RD 受信データ信号
TD 送信データ信号
TM1、TM2 タイマ

Claims (6)

  1. マスタ閃光装置と、前記マスタ閃光装置に同期して閃光発光を実施するリモート閃光装置とを有する閃光制御システムにおいて、
    前記マスタ閃光装置は、所定の発光間隔で閃光発光を複数回実施するマスタ閃光発光部を備え、
    前記リモート閃光装置は、
    前記マスタ閃光発光部の閃光発光を検知する閃光発光検知部と、
    前記閃光発光検知部による検知に応答して閃光発光を実施するリモート閃光発光部とを備え、
    前記閃光発光検知部は、前記発光間隔のうち第1所定時間、検知動作を禁止することを特徴とする閃光制御システム。
  2. 請求項1記載の閃光制御システムにおいて、
    前記閃光発光検知部は、検知動作の禁止を解除してから第2所定時間内に前記マスタ閃光発光部の次回の閃光発光を検知しない場合、検知動作を終了することを特徴とする閃光制御システム。
  3. 請求項1記載の閃光制御システムにおいて、
    前記閃光発光検知部は、前記マスタ閃光発光部の閃光発光の検知に応答して、前記第1所定時間、検知動作を禁止することを特徴とする閃光制御システム。
  4. 請求項1記載の閃光制御システムにおいて、
    前記マスタ閃光装置は、前記発光間隔を示す発光間隔情報を含む制御情報を、前記リモート閃光装置に送信する制御情報送信部を備え、
    前記リモート閃光装置は、前記制御情報送信部からの前記制御情報を受信する制御情報受信部を備え、
    前記閃光発光検知部は、前記制御情報受信部が受信した前記制御情報に含まれる前記発光間隔情報が示す前記発光間隔に応じて、前記第1所定時間を求めることを特徴とする閃光装置制御システム。
  5. 請求項4記載の閃光制御システムにおいて、
    前記制御情報送信部は、発光量を示す発光量情報を前記制御情報に含めて送信し、
    前記リモート閃光発光部は、前記制御情報受信部が受信した前記制御情報に含まれる前記発光量情報が示す前記発光量で閃光発光を実施することを特徴とする閃光制御システム。
  6. 請求項1記載の閃光制御システムにおいて、
    前記リモート閃光発光部は、前記閃光発光検知部の検知動作の禁止中に、閃光発光を実施するための電荷を充電することを特徴とする閃光制御システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010185961A (ja) * 2009-02-10 2010-08-26 Canon Inc 撮像装置、ストロボ装置及びストロボ制御カメラシステム

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