JP2005024283A - ロータリーエンコーダ - Google Patents

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JP2005024283A
JP2005024283A JP2003187052A JP2003187052A JP2005024283A JP 2005024283 A JP2005024283 A JP 2005024283A JP 2003187052 A JP2003187052 A JP 2003187052A JP 2003187052 A JP2003187052 A JP 2003187052A JP 2005024283 A JP2005024283 A JP 2005024283A
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rotary
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Toshihiko Shibuya
寿彦 澁谷
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Sendai Nikon Corp
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Nikon Corp
Sendai Nikon Corp
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Abstract

【課題】符号板の交換を容易に行うことができるロータリーエンコーダの提供。
【解決手段】回転円板4にはリング状の回転符合板5がビス止めされるフランジ部4aが形成されており、そのフランジ部4aの内側には凸部4bが突出するように形成されている。凸部4bの固着面42上に固着される磁石10および磁性体12の外径は、凸部4bの外径よりも小さく設定されている。そのため、ビス14を外すことによって、磁石10,11および磁性体12を回転円板4に固着したままで回転符号板5を容易に交換することができる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、測定対象の回転量を検出するロータリーエンコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】
光学式のロータリーエンコーダでは、測定対象と同期して回転する回転軸にスリットパターンが形成された回転符合板を装着し、スリットに照射した光の透過・不透過を検出することにより測定対称の回転角度を検出するようにしている。従来のロータリーエンコーダでは、回転符合板の上面に回転符合板を押さえるための部品や、回転数を検出するための磁気部品(磁気パターン)を接着固定している(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−239104号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ロータリーエンコーダ完成後の検査において不良と判定された場合に、回転符号板を交換することによって良品にできる場合がある。しかしながら、従来のロータリーエンコーダでは、上述したように回転符合板の上面に磁気部品等が接着固定されているため、回転符号板を容易に交換することができなかった。そのため、一般的には不良となったものを組み直すようなことは行われてはおらず、歩留まりが悪いという問題があった。
【0005】
本発明は、パターンが形成された符号板の交換を容易に行うことができるロータリーエンコーダを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、測定対象と連動して回転する回転円板に固定され、所定のパターンを有する符号板と、符号板に光を照射して符号板からの光を検出する光検出部とを備え、光検出部の検出結果に基づいて測定対象の回転量を検出するロータリーエンコーダに適用され、回転円板は、突出高さが符号板の厚さ寸法よりも大きな台状突出部を有し、符号板は、内径が台状突出部の外径よりも大きなリング形状に形成され、台状突出部に外挿するように回転円板に載置されて着脱可能に固定されることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のロータリーエンコーダにおいて、台状突出部上に固着され、外径が台状突出部の外径よりも小さなリング状または円板状の磁石と、磁石の磁束を検出する磁気検出部とを備え、光検出部および磁気検出部の検出結果に基づいて測定対象の回転量を検出するようにしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明によるロータリーエンコーダの一実施の形態を示す断面図である。1はロータリーエンコーダの筐体であり、この筐体1内にエンコーダを構成する種々の部品が納められている。また、筐体1の上部には、回路基板8が筐体開口を覆うようにビス止め等により取り付けられている。回路基板8には、電気部品や後述する光センサや磁気センサ等が実装されている。
【0008】
筐体1の底部にはボールベアリング等で構成される軸受2が固設されており、この軸受2によって回転軸3が回転自在に支承されている。回転軸3の下端は筐体1の外部に突出しており、この下端部分には回転数や回転角度を検出すべき測定対象がカップリング等により接続される。一方、回転軸3の上端部分は筐体内の空間に突出しており、この回転軸3の突出部には回転円板4が外挿されるように取り付けられている。回転円板4は止めねじ15によって回転軸3に固定されており、回転軸3と一体で回転する。
【0009】
回転円板4のフランジ部4aには、リング形状の回転符号板5が取り付けられている。回転符号板5には放射状のスリットが周方向に等間隔で形成されている。この回転符号板5を挟むように筐体1には光源6が、回路基板8には光センサ7がそれぞれ配設されている。光源6にはLEDなどが用いられる。また、光センサ7の前面にはインデックススケール16が配置されている。インデックススケール16には回転符号板5に対応したスリットが形成されている。
【0010】
光センサ7を出射した光はレンズ9により平行光とされ、回転符号板5のスリット形成領域に下側から照射される。回転符号板5のスリットを透過した光はインデックススケール16に入射し、さらにインデックススケール16のスリットを透過した光が光センサ7の受光面に入射する。すなわち、光源6の光が回転符合板5およびインデックススケール16の各スリット透過することによって光信号が形成され、その光信号を光センサ7で検出し、光センサ7によって光信号が電気信号に変換される。
【0011】
光センサ7から出力されたアナログ信号は回路基板8に設けられたA/D変換回路(不図示)によってデジタル信号に変換され、エンコーダ用信号として出力される。このエンコーダから出力される電気信号は、回転符合板5の光透過・不透過に対応したパルス信号となっており、検出されたパルス数に基づいて回転軸3の微少な回転量を検出することができる。
【0012】
回転円板4のフランジ部4aの内側には台状の凸部4bが形成されており、凸部4b上には磁気部品である磁石10,11および磁性体12が接着剤等により固着されている。磁性体12には軟鉄や磁性を有するステンレスなどの板材が用いられる。一方、回路基板8の磁石10,11に対向する部分には磁気センサ13が設けられている。これらの磁石10,11,磁性体12および磁気センサ13は磁気式の回転数センサを構成している。磁石11,12は周方向に極性が変化する磁極パターンを有しており、回転円板4が回転すると磁気センサ位置の磁束が変化する。この磁束の変化を磁気センサ13で検出することにより、回転軸3の回転数を検出することができる。
【0013】
図2は、磁石10,11,磁性体12および回転符合板5の、回転円板4への組み付け手順の一例を示す図である。上述したように、回転円板4の上部には回転符合板5を装着するリング状のフランジ部4aが形成されている。フランジ部4aの内側に形成された台状の凸部4bは、回転符合板5の装着面41よりも上方に突出して形成されている。凸部4bの突出高さhは、回転符号板5の厚さtよりも大きく設定されている。さらに、凸部4bの内側には、磁石10,11および磁性体12が固着される固着面42から突出するように凸部4cが形成されている。また、フランジ部4aよりも下部の軸部分には、止めねじ15を装着するためのねじ穴45が形成されている。
【0014】
まず、磁性体12を凸部4cに挿入し、凸部4bの固着面42に接着する。次いで、その磁性体12上に磁石10,11を接着する。凸部4b上における磁性体12および磁石11の位置は、凸部4cの外周面によって位置決めされる。その結果、磁石10,11および磁性体12は、軸穴43と同軸になるように固着される。なお、磁石10および磁性体12の外径は、凸部4bの外径よりも小さく設定されている。なお、本実施の形態では磁石10,11および磁性体12をリング形状としたが、円板状であっても良い。その場合、固着面42に凸部4cを設けずに円板状の磁性体12を固着面42上に固着する。
【0015】
次に、回転符合板5をフランジ部4aに固定する。回転符合板5にはねじ止め用の孔51が複数形成されており、この孔51の位置がフランジ部4aに形成されたねじ孔44と一致するように装着面41上に載置し、ビス14によってフランジ部4aに固定する。回転符合板5は凸部4bに挿入されるように装着され、回転符合板5の内周面が凸部4bの外周面と当接することにより、回転符合板5が軸穴43と同軸に位置決めされる。このようにして回転符合板5および磁石10,11,磁性体12を回転円板4に装着したならば、回転円板4を図1の回転軸3に固定する。
【0016】
エンコーダが組み上がったならば、所定の精度で回転角が検出できるか否かを検査する。ところが、前述したように、従来のロータリーエンコーダでは、回転符合板5の上面に磁気部品等が接着固定されていたため、回転符合板5の交換が困難であった。
【0017】
一方、本実施の形態では、回転円板4のフランジ部4aにリング状の回転符合板5をビス14によりビス止めし、かつ、フランジ部4aの内側に凸部4bを突出させて、その固着面42上に凸部4bの外径よりも小さな外径を有する磁石10および磁性体12を固着するようにした。その結果、ビス14を外すことにより、磁石10,11および磁性体12を回転円板4に固着したままで回転符号板5を容易に交換することができる。そのため、検査で不良と判断された場合であっても、回転符合板5を組み換えが容易に行え、歩留まりの向上を図ることができる。
【0018】
また、インデックススケール16と回転符号板5との距離はフランジ部4aの厚さで設定され、磁石10,11と磁気センサ13との距離は凸部4bの高さを調整することにより最適値に設定される。このように、磁石10,11および磁性体12を回転符号板5の上面に接着するのではなく、回転符号板5の軸方向位置とは独立して設定できる凸部4b上に接着しているので、回転符号板5の配設位置とは関係なく磁石10,11と磁気センサ13との距離を最適値に設定することができる。
【0019】
なお、上述した組み付け手順以外に、回転符号板5をねじ止めした後に磁気部品10〜12を接着しても良い。また、磁気部品10〜12を接着する手順としては、磁石10,11を磁性体12に接着した後に、それらを一体で固着面42に接着するようにしても良い。さらに、固着面42には、磁石10,11および磁性体12に限らず、従来回転符号板上に固着されていた部品を固着するようにする。
【0020】
以上説明した実施の形態と特許請求の範囲の要素との対応において、光源6,レンズ9,光センサ7およびインデックススケール16は光検出部を、回転円板4は回転円板を、凸部4bは台状突出部をそれぞれ構成する。また、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではない。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、パターンが形成された符号板の交換を容易に行うことができるロータリーエンコーダを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるロータリーエンコーダの一実施の形態を示す断面図である。
【図2】磁石10,11,磁性体12および回転符合板5の、回転円板4への組み付け手順の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 筐体
2 軸受
3 回転軸
4 回転円板
4a フランジ部
4b,4c 凸部
5 回転符合板
6 光源
7 光センサ
8 回路基板
9 レンズ
10,11 磁石
12 磁性体
13 磁気センサ
14 ビス
15 止めねじ
16 インデックススケール

Claims (2)

  1. 測定対象と連動して回転する回転円板に固定され、所定のパターンを有する符号板と、
    前記符号板に光を照射して前記符号板からの光を検出する光検出部とを備え、前記光検出部の検出結果に基づいて前記測定対象の回転量を検出するロータリーエンコーダにおいて、
    前記回転円板は、突出高さが前記符号板の厚さ寸法よりも大きな台状突出部を有し、
    前記符号板は、内径が前記台状突出部の外径よりも大きなリング形状に形成され、前記台状突出部に外挿するように前記回転円板に載置されて着脱可能に固定されることを特徴とするロータリーエンコーダ。
  2. 請求項1に記載のロータリーエンコーダにおいて、
    前記台状突出部上に固着され、外径が前記台状突出部の外径よりも小さなリング状または円板状の磁石と、
    前記磁石の磁束を検出する磁気検出部とを備え、前記光検出部および磁気検出部の検出結果に基づいて前記測定対象の回転量を検出することを特徴とするロータリーエンコーダ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010181267A (ja) * 2009-02-05 2010-08-19 Nikon Corp エンコーダ
CN110542446A (zh) * 2019-09-29 2019-12-06 浙江禾川科技股份有限公司 一种整体安装的分体式编码器
WO2020108469A1 (zh) * 2018-11-29 2020-06-04 歌尔股份有限公司 旋转编码器测试装置

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