JPH11351908A - 回転検出装置及びその取付け方法 - Google Patents
回転検出装置及びその取付け方法Info
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- JPH11351908A JPH11351908A JP17537198A JP17537198A JPH11351908A JP H11351908 A JPH11351908 A JP H11351908A JP 17537198 A JP17537198 A JP 17537198A JP 17537198 A JP17537198 A JP 17537198A JP H11351908 A JPH11351908 A JP H11351908A
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- rotation
- detecting
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スケール手段と検出手段とを高精度に位置決
めしながら、測定対象へ取付けることを容易にした回転
検出装置を提供すること。 【解決手段】 測定対象の回転に伴って回転するスケー
ル手段Ｓと、該スケール手段Ｓの回転情報を検出して出
力する検出手段Ｌとを有する回転検出装置であって、該
スケール手段Ｓと該検出手段Ｌとを嵌合可能に構成した
こと。
めしながら、測定対象へ取付けることを容易にした回転
検出装置を提供すること。 【解決手段】 測定対象の回転に伴って回転するスケー
ル手段Ｓと、該スケール手段Ｓの回転情報を検出して出
力する検出手段Ｌとを有する回転検出装置であって、該
スケール手段Ｓと該検出手段Ｌとを嵌合可能に構成した
こと。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転情報を検出す
る回転検出装置に関するものであり、例えばロータリー
エンコーダに適用可能なものである。
る回転検出装置に関するものであり、例えばロータリー
エンコーダに適用可能なものである。
【０００２】
【従来の技術】一般にロータリーエンコーダ等の回転検
出装置は、スケールと、そのスケールの読みとり手段
（検出手段）を持ち、該スケールと読みとり手段との相
対角度位置を出力するものである。
出装置は、スケールと、そのスケールの読みとり手段
（検出手段）を持ち、該スケールと読みとり手段との相
対角度位置を出力するものである。
【０００３】図５に一般的な光学式ロータリーエンコー
ダの構成を示す。
ダの構成を示す。
【０００４】光源２１から出射した光が、光束近傍のみ
に放射状格子を設けたインデックススケール２２と、縁
に沿って放射状格子を配列したメインスケール２３の、
両方の開口部を透過したとき、フォトセンサ２４に光が
達し、また、スケールの相互移動によってインデックス
スケールの開口部とメインスケールの遮光部が一致した
とき、フォトセンサに光が達しない状態になる。この光
量変化をフォトセンサ２４と図示しない出力回路により
検出し、角度変化情報として出力する。
に放射状格子を設けたインデックススケール２２と、縁
に沿って放射状格子を配列したメインスケール２３の、
両方の開口部を透過したとき、フォトセンサ２４に光が
達し、また、スケールの相互移動によってインデックス
スケールの開口部とメインスケールの遮光部が一致した
とき、フォトセンサに光が達しない状態になる。この光
量変化をフォトセンサ２４と図示しない出力回路により
検出し、角度変化情報として出力する。
【０００５】さらに、回転方向を判別するために出力を
１／４周期ずらした２相信号を出力するエンコーダが一
般的だが、格子位置をずらして独立したフォトセンサで
受光することにより、２相間の位相差を設けることがで
きる。
１／４周期ずらした２相信号を出力するエンコーダが一
般的だが、格子位置をずらして独立したフォトセンサで
受光することにより、２相間の位相差を設けることがで
きる。
【０００６】該ロータリーエンコーダーとしては、例え
ば、光源、インデックススケール及びフォトセンサを一
体とした検出ユニットとメインスケールとを有し、軸受
けを持たず、回転する測定対象軸に該スケールを直結す
るタイプ（組み込み型）のものがある。
ば、光源、インデックススケール及びフォトセンサを一
体とした検出ユニットとメインスケールとを有し、軸受
けを持たず、回転する測定対象軸に該スケールを直結す
るタイプ（組み込み型）のものがある。
【０００７】該組み込み型エンコーダは、製造時に検出
ユニット側の光源、インデックススケール及びフォトセ
ンサをハウジング等の部材の所定位置に調整して一体的
に設け、また、測定対象軸と嵌合するための嵌合穴を持
つ部品（ハブ）に対し、メインスケールを該嵌合穴と同
軸に調整して取付けている。そして測定に際し、該検出
ユニットとメインスケールとが所定の位置関係となるよ
うに調整しながら、測定物体に取りつけられる。
ユニット側の光源、インデックススケール及びフォトセ
ンサをハウジング等の部材の所定位置に調整して一体的
に設け、また、測定対象軸と嵌合するための嵌合穴を持
つ部品（ハブ）に対し、メインスケールを該嵌合穴と同
軸に調整して取付けている。そして測定に際し、該検出
ユニットとメインスケールとが所定の位置関係となるよ
うに調整しながら、測定物体に取りつけられる。
【０００８】このとき、インデックススケールとメイン
スケールの放射状格子パターンが一致していないと、フ
ォトセンサに到達する光の強弱、位相が所定の性能を満
たさない。特に高分解能のエンコーダでは、メインスケ
ール及びインデックススケールの格子ピッチが小さくな
るために、この位置合わせ精度が非常に厳しくなる。こ
のため、高精度の組み込み型エンコーダを測定物体へ取
付ける際には、従来、 ・測定対象軸の回転中心と同軸の嵌合部を設ける等、取
付け部の高精度加工を施す ・検出ユニットの取付け時にメインスケールとの位置調
整を実施する ・特殊な位置決め治具を検出ユニットに内蔵する 等の手段が用いられてきた。
スケールの放射状格子パターンが一致していないと、フ
ォトセンサに到達する光の強弱、位相が所定の性能を満
たさない。特に高分解能のエンコーダでは、メインスケ
ール及びインデックススケールの格子ピッチが小さくな
るために、この位置合わせ精度が非常に厳しくなる。こ
のため、高精度の組み込み型エンコーダを測定物体へ取
付ける際には、従来、 ・測定対象軸の回転中心と同軸の嵌合部を設ける等、取
付け部の高精度加工を施す ・検出ユニットの取付け時にメインスケールとの位置調
整を実施する ・特殊な位置決め治具を検出ユニットに内蔵する 等の手段が用いられてきた。
【０００９】図６に測定対象との取付け部分に嵌合部を
設けた組み込み型エンコーダの例を示す。光源３１、イ
ンデックススケール３２、フォトセンサ３３及び信号処
理回路３４がハウジング３５に一体に固定され、検出ユ
ニットを構成している。該検出ユニットのハウジング３
５には、測定対象に取付ける際に位置決めを行う嵌合穴
３５ａがある。一方、取付け対象３６にはハウジング３
５の嵌合穴３５ａと同径の嵌合突起３６ａが設けられて
いる。
設けた組み込み型エンコーダの例を示す。光源３１、イ
ンデックススケール３２、フォトセンサ３３及び信号処
理回路３４がハウジング３５に一体に固定され、検出ユ
ニットを構成している。該検出ユニットのハウジング３
５には、測定対象に取付ける際に位置決めを行う嵌合穴
３５ａがある。一方、取付け対象３６にはハウジング３
５の嵌合穴３５ａと同径の嵌合突起３６ａが設けられて
いる。
【００１０】ハブ３９には、測定対象軸３８と嵌合する
嵌合穴３９ａが設けられ、この嵌合穴３９ａと同軸にメ
インスケール３７が固定されている。
嵌合穴３９ａが設けられ、この嵌合穴３９ａと同軸にメ
インスケール３７が固定されている。
【００１１】したがって、メインスケール３７は同軸調
整精度とハブ３９と測定対象軸との嵌合公差を加えた取
付け誤差以内に比較的高精度に取付けることができる。
しかしながら、検出ユニットを高精度に取付けるために
は、測定対象３６とハウジング３５に各々位置決めを行
うための嵌合部等、特殊な取付け形状を設ける必要があ
り、その嵌合公差に加え、別体で作られる測定対象軸３
８と、嵌合部をもつ取付け面とは、回転軸を支持する玉
軸受け等を介して接続されていることから、その同軸精
度を確保することが難しい。
整精度とハブ３９と測定対象軸との嵌合公差を加えた取
付け誤差以内に比較的高精度に取付けることができる。
しかしながら、検出ユニットを高精度に取付けるために
は、測定対象３６とハウジング３５に各々位置決めを行
うための嵌合部等、特殊な取付け形状を設ける必要があ
り、その嵌合公差に加え、別体で作られる測定対象軸３
８と、嵌合部をもつ取付け面とは、回転軸を支持する玉
軸受け等を介して接続されていることから、その同軸精
度を確保することが難しい。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明では、ス
ケール手段と検出手段とを嵌合可能としたことにより、
スケール手段と検出手段とを高精度に位置決めしなが
ら、測定対象へ取付けることを容易にした回転検出装置
の提供を目的としている。
ケール手段と検出手段とを嵌合可能としたことにより、
スケール手段と検出手段とを高精度に位置決めしなが
ら、測定対象へ取付けることを容易にした回転検出装置
の提供を目的としている。
【００１３】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記の構成若
しくは方法を特徴とする回転検出装置及びその取付け方
法である。
しくは方法を特徴とする回転検出装置及びその取付け方
法である。
【００１４】〔１〕：測定対象の回転に伴って回転する
スケール手段と、該スケール手段の回転情報を検出して
出力検出手段とを有する回転検出装置であって、該スケ
ール手段と該検出手段とを嵌合可能に構成したことを特
徴とする回転検出装置。
スケール手段と、該スケール手段の回転情報を検出して
出力検出手段とを有する回転検出装置であって、該スケ
ール手段と該検出手段とを嵌合可能に構成したことを特
徴とする回転検出装置。
【００１５】〔２〕：前記スケール手段が、目盛り付き
のスケールと、該スケールを測定対象軸と連結するハブ
とを有し、該ハブに前記検出手段との嵌合部を設けたこ
とを特徴とする〔１〕記載の回転検出装置。
のスケールと、該スケールを測定対象軸と連結するハブ
とを有し、該ハブに前記検出手段との嵌合部を設けたこ
とを特徴とする〔１〕記載の回転検出装置。
【００１６】〔３〕：前記検出手段が、前記スケール手
段の回転を検出する検出部と、該検出部を所定位置に保
持するハウジングとを有し、該ハウジングにスケール手
段との嵌合部を設けたことを特徴とする〔１〕又は
〔２〕記載の回転検出装置。
段の回転を検出する検出部と、該検出部を所定位置に保
持するハウジングとを有し、該ハウジングにスケール手
段との嵌合部を設けたことを特徴とする〔１〕又は
〔２〕記載の回転検出装置。
【００１７】〔４〕：前記スケール手段と前記検出手段
との嵌合部分が、該スケール手段の回転中心を中心軸と
する所定角度のテーパー形状であることを特徴とする
〔１〕、〔２〕又は〔３〕記載の回転検出装置。
との嵌合部分が、該スケール手段の回転中心を中心軸と
する所定角度のテーパー形状であることを特徴とする
〔１〕、〔２〕又は〔３〕記載の回転検出装置。
【００１８】〔５〕：前記スケール手段と前記検出手段
との嵌合部分が、該スケール手段の回転中心を中心軸と
する円筒形状であることを特徴とする〔１〕，〔２〕，
〔３〕又は〔４〕記載の回転検出装置。
との嵌合部分が、該スケール手段の回転中心を中心軸と
する円筒形状であることを特徴とする〔１〕，〔２〕，
〔３〕又は〔４〕記載の回転検出装置。
【００１９】〔６〕：前記スケール手段の嵌合部分が凸
部、前記検出手段の嵌合部分が凹部であることを特徴と
する〔１〕乃至〔５〕の何れか１項に記載の回転検出装
置。 〔７〕：前記検出手段が、光学的、磁気的又は電気的に
前記スケール手段の回転を検出することを特徴とする
〔１〕乃至〔６〕の何れか１項に記載の回転検出装置。
部、前記検出手段の嵌合部分が凹部であることを特徴と
する〔１〕乃至〔５〕の何れか１項に記載の回転検出装
置。 〔７〕：前記検出手段が、光学的、磁気的又は電気的に
前記スケール手段の回転を検出することを特徴とする
〔１〕乃至〔６〕の何れか１項に記載の回転検出装置。
【００２０】〔８〕：前記スケール手段のスケールが開
口部よりなる目盛りを有し、前記検出手段が、開口部よ
りなるインデックススケールと、光源と、該スケール及
びインデックススケールの開口部を通過した光源からの
光束を受光する受光部とを有することを特徴とする
〔１〕乃至〔６〕の何れか１項に記載の回転検出装置。
口部よりなる目盛りを有し、前記検出手段が、開口部よ
りなるインデックススケールと、光源と、該スケール及
びインデックススケールの開口部を通過した光源からの
光束を受光する受光部とを有することを特徴とする
〔１〕乃至〔６〕の何れか１項に記載の回転検出装置。
【００２１】
〔９〕：前記〔１〕乃至〔８〕の何れか１
項に記載の回転検出装置の取付け方法であって、前記ス
ケール手段と前記検出手段とを嵌合させた状態で、該検
出手段を測定対象に対して固定することを特徴とする回
転検出装置の取付け方法。
項に記載の回転検出装置の取付け方法であって、前記ス
ケール手段と前記検出手段とを嵌合させた状態で、該検
出手段を測定対象に対して固定することを特徴とする回
転検出装置の取付け方法。
【００２２】〔１０〕：前記〔１〕乃至〔８〕の何れか
１項に記載の回転検出装置の取付け方法であって、前記
スケール手段のハブと前記検出手段のハウジングとを嵌
合させた状態で該ハブを測定対象の回転軸に冠着し、こ
の位置で該ハウジングを固定した後、該ハブとハウジン
グの嵌合を解除し、該ハブを回転軸に沿って所定位置に
移動させ、該ハブと回転軸とを固定することを特徴とす
る回転検出装置の取付け方法。
１項に記載の回転検出装置の取付け方法であって、前記
スケール手段のハブと前記検出手段のハウジングとを嵌
合させた状態で該ハブを測定対象の回転軸に冠着し、こ
の位置で該ハウジングを固定した後、該ハブとハウジン
グの嵌合を解除し、該ハブを回転軸に沿って所定位置に
移動させ、該ハブと回転軸とを固定することを特徴とす
る回転検出装置の取付け方法。
【００２３】
【発明の実施の形態】〔第一の実施形態例〕図１は本発
明の第一の実施形態例であるロータリーエンコーダーを
取付け対象に取付けた状態の概略図、図２は該エンコー
ダーを測定対象に取付ける際の説明図である。
明の第一の実施形態例であるロータリーエンコーダーを
取付け対象に取付けた状態の概略図、図２は該エンコー
ダーを測定対象に取付ける際の説明図である。
【００２４】同図において、Ｓはスケール手段であり、
円盤状のメインスケール１１とハブ１２とからなってい
る。該メインスケール１１には、目盛りとして円盤面の
縁に沿う放射状の格子１１ａが設けられている。またハ
ブ１２には測定対象軸１３と嵌合するための嵌合穴１２
ａが設けられている。該メインスケール１１とハブ１２
は、嵌合穴１２ａの中心軸と放射状格子１１ａの中心を
同軸に調整され、固定されている。
円盤状のメインスケール１１とハブ１２とからなってい
る。該メインスケール１１には、目盛りとして円盤面の
縁に沿う放射状の格子１１ａが設けられている。またハ
ブ１２には測定対象軸１３と嵌合するための嵌合穴１２
ａが設けられている。該メインスケール１１とハブ１２
は、嵌合穴１２ａの中心軸と放射状格子１１ａの中心を
同軸に調整され、固定されている。
【００２５】一方、１４は光源、１５は上記放射状格子
１１ａと対応した形状の格子からなるインデックススケ
ール、１６は受光部としてのフォトセンサ、１７は該フ
ォトセンサ１６からの信号を処理する信号処理部であ
る。これらは、ハウジング１８に一体的に取付けられ、
検出手段（検出ユニット）Ｌを構成している。
１１ａと対応した形状の格子からなるインデックススケ
ール、１６は受光部としてのフォトセンサ、１７は該フ
ォトセンサ１６からの信号を処理する信号処理部であ
る。これらは、ハウジング１８に一体的に取付けられ、
検出手段（検出ユニット）Ｌを構成している。
【００２６】該スケール手段Ｓ及び検出手段Ｌは、使用
に際し、ハブ１２を測定対象軸１３と嵌合させると共
に、測定対象の筐体１３ａにハウジング１８を固定し
て、測定対象に取付けられる。 而して、測定対象軸１
３の回転と共に、メインスケール１１が回転し、該メイ
ンスケール１１に設けられた放射状格子１１ａの開口部
とインデックススケール１５の開口部とが一致したとき
に光源１４からの光がフォトセンサ１６に達し、インデ
ックススケール１５の開口部とメインスケール１１の遮
光部が一致したとき、フォトセンサ１６に光が達しない
状態となり、この光量変化をフォトセンサ１６と信号処
理部１７とにより検出し、角度変化情報として出力す
る。
に際し、ハブ１２を測定対象軸１３と嵌合させると共
に、測定対象の筐体１３ａにハウジング１８を固定し
て、測定対象に取付けられる。 而して、測定対象軸１
３の回転と共に、メインスケール１１が回転し、該メイ
ンスケール１１に設けられた放射状格子１１ａの開口部
とインデックススケール１５の開口部とが一致したとき
に光源１４からの光がフォトセンサ１６に達し、インデ
ックススケール１５の開口部とメインスケール１１の遮
光部が一致したとき、フォトセンサ１６に光が達しない
状態となり、この光量変化をフォトセンサ１６と信号処
理部１７とにより検出し、角度変化情報として出力す
る。
【００２７】次に本例のロータリーエンコーダーの取付
けについて、詳細に説明する。本例では、図２に示すよ
うに、スケール手段Ｓとハウジング１８とを嵌合可能と
し、測定対象への高精度な取付けを可能としている。
けについて、詳細に説明する。本例では、図２に示すよ
うに、スケール手段Ｓとハウジング１８とを嵌合可能と
し、測定対象への高精度な取付けを可能としている。
【００２８】該嵌合部として、メインスケール１１に固
定されたハブ１２の一端に、嵌合穴１２ａと同軸のテー
パー１２ｂを設け、また、ハウジング１８の仮想のメイ
ンスケール中心と同心にハブ１２と相対するテーパー部
１８ａを設けている。
定されたハブ１２の一端に、嵌合穴１２ａと同軸のテー
パー１２ｂを設け、また、ハウジング１８の仮想のメイ
ンスケール中心と同心にハブ１２と相対するテーパー部
１８ａを設けている。
【００２９】通常、本例のハブ１２のような部品は旋盤
で同時加工することにより、嵌合穴１２ａとテーパー１
２ｂとを高精度の同軸に加工することができる。従っ
て、メインスケール１１は、ハブ１２に固定するとき、
この嵌合穴１２ａと同軸に調整しておくことで、比較的
高精度な取付けが可能である。
で同時加工することにより、嵌合穴１２ａとテーパー１
２ｂとを高精度の同軸に加工することができる。従っ
て、メインスケール１１は、ハブ１２に固定するとき、
この嵌合穴１２ａと同軸に調整しておくことで、比較的
高精度な取付けが可能である。
【００３０】また、検出ユニットＬは、テーパー１８ａ
の中心を仮想のメインスケール中心とし、これに対して
所定の位置となるように光源１４、インデックススケー
ル１５、フォトセンサ１６を調整してハウジング１８に
固定している。
の中心を仮想のメインスケール中心とし、これに対して
所定の位置となるように光源１４、インデックススケー
ル１５、フォトセンサ１６を調整してハウジング１８に
固定している。
【００３１】このように、メインスケール１１と嵌合穴
１２ａとが同軸に調整され、該嵌合穴１２ａとテーパー
１２ｂとが同軸に加工or形成されていることから、使用
時に測定対象軸１３に取付けられたメインスケール１１
と、該測定対象軸１３とが同軸となっている。更にテー
パー１８ａと検出ユニットＬの各要素１４，１５，１６
が所定位置に調整されていることから、該嵌合状態とす
ればメインスケール１１と検出ユニットＬとを正しい位
置関係に設定でき、この嵌合状態としながら本例ロータ
リーエンコーダーを測定対象物に取付けることで、位置
合わせ用の特殊な治具等を用いることなくスケール手段
Ｓと検出ユニットＬとを高精度に位置決めすることがで
きる。
１２ａとが同軸に調整され、該嵌合穴１２ａとテーパー
１２ｂとが同軸に加工or形成されていることから、使用
時に測定対象軸１３に取付けられたメインスケール１１
と、該測定対象軸１３とが同軸となっている。更にテー
パー１８ａと検出ユニットＬの各要素１４，１５，１６
が所定位置に調整されていることから、該嵌合状態とす
ればメインスケール１１と検出ユニットＬとを正しい位
置関係に設定でき、この嵌合状態としながら本例ロータ
リーエンコーダーを測定対象物に取付けることで、位置
合わせ用の特殊な治具等を用いることなくスケール手段
Ｓと検出ユニットＬとを高精度に位置決めすることがで
きる。
【００３２】具体的には以下のような手順で取付けを行
っている。 （１）ハブ１２とハウジング１８のテーパー１２ｂ，１
８ａを密着させた状態で該ハブ１２を測定対象軸１３と
嵌合させ、ハウジング１８を測定対象の筐体１３ａに固
定する。この工程により、ハウジング１８を介して、光
源１４、インデックススケール１５、フォトセンサ１６
が回転軸１３に対して所定の位置に固定される。 （２）ハブ１２を回転軸１３に沿って移動させ、スペー
サ等の簡易な治具を用いて、メインスケール１１とイン
デックススケール１５との間隔ｔを設定し、図１に示す
ように固定する。
っている。 （１）ハブ１２とハウジング１８のテーパー１２ｂ，１
８ａを密着させた状態で該ハブ１２を測定対象軸１３と
嵌合させ、ハウジング１８を測定対象の筐体１３ａに固
定する。この工程により、ハウジング１８を介して、光
源１４、インデックススケール１５、フォトセンサ１６
が回転軸１３に対して所定の位置に固定される。 （２）ハブ１２を回転軸１３に沿って移動させ、スペー
サ等の簡易な治具を用いて、メインスケール１１とイン
デックススケール１５との間隔ｔを設定し、図１に示す
ように固定する。
【００３３】本例によれば、上記のようにハウジング１
８を取付ける取付け対象部品（筐体１３ａ）の端面は単
純な平面でよく、複雑で高精度の加工が不要となる。
８を取付ける取付け対象部品（筐体１３ａ）の端面は単
純な平面でよく、複雑で高精度の加工が不要となる。
【００３４】なお、本例ではメインスケール１１とイン
デックススケール１５とを用いた透過型の光学式エンコ
ーダを示したが、本発明は、他の方式の光学式エンコー
ダ、磁気式、静電容量検出式等のスケール読みとり手段
を用いる角度検出装置にも同様に適用可能である。
デックススケール１５とを用いた透過型の光学式エンコ
ーダを示したが、本発明は、他の方式の光学式エンコー
ダ、磁気式、静電容量検出式等のスケール読みとり手段
を用いる角度検出装置にも同様に適用可能である。
【００３５】〔第二の実施形態例〕図３は本発明に係る
第二の実施形態例の概略図である。
第二の実施形態例の概略図である。
【００３６】本例は、第一の実施形態例のテーパー１２
ｂ，１８ａを、円筒状の嵌合面に代えたものである。
ｂ，１８ａを、円筒状の嵌合面に代えたものである。
【００３７】４１はハブであり、嵌合穴４１ａと同心に
円筒状の嵌合部４１ｂを有している。また４２はハウジ
ングであり、該嵌合部４１ｂと嵌合する嵌合穴４２ａを
有している。
円筒状の嵌合部４１ｂを有している。また４２はハウジ
ングであり、該嵌合部４１ｂと嵌合する嵌合穴４２ａを
有している。
【００３８】本例においても、メインスケール１１と嵌
合穴４１ａとが同軸に調整され、該嵌合穴４１ａと嵌合
部４１ｂとが同軸に調整され、更に嵌合穴４２ａと検出
ユニットＬの各要素１４，１５，１６が所定位置に調整
されていることから、嵌合部４１ｂと嵌合穴４２ａとを
HYPERLINK mailto:tyb@嵌合させることで、メインスケ
ール１１と検出ユニットＬとを正しい位置関係に設定で
き、前述と同様にこの嵌合状態としながら本例ロータリ
ーエンコーダーを測定対象物に取付けることで、位置合
わせ用の特殊な治具等を用いることなくスケール手段Ｓ
と検出ユニットＬとを高精度に位置決めすることができ
る。
合穴４１ａとが同軸に調整され、該嵌合穴４１ａと嵌合
部４１ｂとが同軸に調整され、更に嵌合穴４２ａと検出
ユニットＬの各要素１４，１５，１６が所定位置に調整
されていることから、嵌合部４１ｂと嵌合穴４２ａとを
HYPERLINK mailto:tyb@嵌合させることで、メインスケ
ール１１と検出ユニットＬとを正しい位置関係に設定で
き、前述と同様にこの嵌合状態としながら本例ロータリ
ーエンコーダーを測定対象物に取付けることで、位置合
わせ用の特殊な治具等を用いることなくスケール手段Ｓ
と検出ユニットＬとを高精度に位置決めすることができ
る。
【００３９】〔第三の実施形態例〕図４は、第三の実施
形態例としての円筒面にスケールが設けられたロータリ
ーエンコーダの概略図である。本例では第一、第二の実
施形態例で示したメインスケールを光束が透過する構成
でなく、光源とフォトセンサを一体化したセンサユニッ
ト５３を用いた反射型構成の例を示す。
形態例としての円筒面にスケールが設けられたロータリ
ーエンコーダの概略図である。本例では第一、第二の実
施形態例で示したメインスケールを光束が透過する構成
でなく、光源とフォトセンサを一体化したセンサユニッ
ト５３を用いた反射型構成の例を示す。
【００４０】同図において、５０は円筒状のメインスケ
ールであり、円周面上に目盛り５０ａを有している。５
１はハブであり、測定対象軸１３と嵌合する嵌合穴５１
ａを有し、前述と同様に該嵌合穴５１ａと同心のテーパ
ー部５１ｂを設けている。
ールであり、円周面上に目盛り５０ａを有している。５
１はハブであり、測定対象軸１３と嵌合する嵌合穴５１
ａを有し、前述と同様に該嵌合穴５１ａと同心のテーパ
ー部５１ｂを設けている。
【００４１】Ｌは検出ユニットであり、メインスケール
５０の回転情報を検出する検出部５３や該検出部５３を
所定位置に保持するハウジング５２を有している。該検
出ユニットＬのハウジング５２には、ハブ５１のテーパ
ー部５１ｂと対応するテーパー部５２ａを設けている。
５０の回転情報を検出する検出部５３や該検出部５３を
所定位置に保持するハウジング５２を有している。該検
出ユニットＬのハウジング５２には、ハブ５１のテーパ
ー部５１ｂと対応するテーパー部５２ａを設けている。
【００４２】第一の実施形態例と同様にメインスケール
５０及びハブ５１からなるスケール手段Ｓと検出ユニッ
トＬを嵌合させることにより、検出部５３とメインスケ
ール５０との距離を高精度に取付けることができる。な
お、円筒状のメインスケール５０は円筒面の中心軸と平
行にスケールを設けることが一般的であり、第一の実施
形態例（２）の工程における回転軸方向の位置決めで高
精度を要求されないため、円盤状メインスケールより容
易に取付けることが可能となる。また、この光学式の検
出部５３の代わりに磁気検出センサを組み込み、円筒状
スケール５０を磁気スケールとすることにより、磁気式
エンコーダにも適用可能である。
５０及びハブ５１からなるスケール手段Ｓと検出ユニッ
トＬを嵌合させることにより、検出部５３とメインスケ
ール５０との距離を高精度に取付けることができる。な
お、円筒状のメインスケール５０は円筒面の中心軸と平
行にスケールを設けることが一般的であり、第一の実施
形態例（２）の工程における回転軸方向の位置決めで高
精度を要求されないため、円盤状メインスケールより容
易に取付けることが可能となる。また、この光学式の検
出部５３の代わりに磁気検出センサを組み込み、円筒状
スケール５０を磁気スケールとすることにより、磁気式
エンコーダにも適用可能である。
【００４３】
【発明の効果】本発明によれば、スケール手段と検出手
段とを嵌合可能としたことにより、スケール手段と検出
手段とを高精度に位置決めしながら、測定対象へ取付け
ることを容易にした回転検出装置を提供することができ
る。
段とを嵌合可能としたことにより、スケール手段と検出
手段とを高精度に位置決めしながら、測定対象へ取付け
ることを容易にした回転検出装置を提供することができ
る。
【図１】 本発明に係る第一の実施形態例の要部断面図
【図２】 図１のロータリーエンコーダーを取付ける際
の説明図
の説明図
【図３】 本発明に係る第二の実施形態例の要部断面図
【図４】 本発明に係る第三の実施形態例の要部断面図
【図５】 光学式エンコーダの構成の説明図
【図６】 従来の組み込み型エンコーダの一例
１１：メインスケール １２：ハブ １３：測定対象軸 １４：光源 １５：インデックススケール １６：フォトセンサ １７：信号処理回路 １８：ハウジング ２１：光源 ２２：インデックススケール ２３：メインスケール ２４：フォトセンサ ３１：光源 ３２：インデックススケール ３３：フォトセンサ ３４：信号処理回路 ３５：ハウジング ３６：取付け対象 ３７：メインスケール ３８：測定対象軸 ３９：ハブ ４１：ハブ ４２：ハウジング ５０：メインスケール ５１：ハブ ５２：ハウジング ５３：センサユニット
Claims (10)
- 【請求項１】 測定対象の回転に伴って回転するスケー
ル手段と、該スケール手段の回転情報を検出して出力す
る検出手段とを有する回転検出装置であって、 該スケール手段と該検出手段とを嵌合可能に構成したこ
とを特徴とする回転検出装置。 - 【請求項２】 前記スケール手段が、目盛り付きのスケ
ールと、該スケールを測定対象と連結するハブとを有
し、該ハブに前記検出手段との嵌合部を設けたことを特
徴とする請求項１記載の回転検出装置。 - 【請求項３】 前記検出手段が、前記スケール手段の回
転を検出する検出部と、該検出部を所定位置に保持する
ハウジングとを有し、該ハウジングにスケール手段との
嵌合部を設けたことを特徴とする請求項１又は２記載の
回転検出装置。 - 【請求項４】 前記スケール手段と前記検出手段との嵌
合部分が、該スケール手段の回転中心を中心軸とする所
定角度のテーパー形状であることを特徴とする請求項
１、２又は３記載の回転検出装置。 - 【請求項５】 前記スケール手段と前記検出手段との嵌
合部分が、該スケール手段の回転中心を中心軸とする円
筒形状であることを特徴とする請求項１，２，３又は４
記載の回転検出装置。 - 【請求項６】 前記スケール手段の嵌合部分が凸部、前
記検出手段の嵌合部分が凹部であることを特徴とする請
求項１乃至５の何れか１項に記載の回転検出装置。 - 【請求項７】 前記検出手段が、光学的、磁気的又は電
気的に前記スケール手段の回転を検出することを特徴と
する請求項１乃至６の何れか１項に記載の回転検出装
置。 - 【請求項８】 前記スケール手段が開口部よりなる目盛
りを有し、 前記検出手段が、開口部よりなるインデックススケール
と、光源と、該スケール及びインデックススケールの開
口部を通過した光源からの光束を受光する受光部とを有
することを特徴とする請求項１乃至６の何れか１項に記
載の回転検出装置。 - 【請求項９】 前記請求項１乃至８の何れか１項に記載
の回転検出装置の取付け方法であって、 前記スケール手段と前記検出手段とを嵌合させた状態
で、該スケール手段を測定対象と連結し、この位置で該
検出手段を固定することを特徴とする回転検出装置の取
付け方法。 - 【請求項１０】 前記請求項１乃至８の何れか１項に記
載の回転検出装置の取付け方法であって、 前記スケール手段のハブと前記検出手段のハウジングと
を嵌合させた状態で該ハブを測定対象の回転軸に冠着
し、この位置で該ハウジングを固定した後、該ハブとハ
ウジングの嵌合を解除し、該ハブを回転軸に沿って所定
位置に移動させ、該ハブと回転軸とを固定することを特
徴とする回転検出装置の取付け方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17537198A JPH11351908A (ja) | 1998-06-08 | 1998-06-08 | 回転検出装置及びその取付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17537198A JPH11351908A (ja) | 1998-06-08 | 1998-06-08 | 回転検出装置及びその取付け方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11351908A true JPH11351908A (ja) | 1999-12-24 |
Family
ID=15994936
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17537198A Pending JPH11351908A (ja) | 1998-06-08 | 1998-06-08 | 回転検出装置及びその取付け方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11351908A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009162544A (ja) * | 2007-12-28 | 2009-07-23 | Nikon Corp | エンコーダ |
| KR100966294B1 (ko) * | 2008-01-30 | 2010-06-28 | 한밭대학교 산학협력단 | 음료수 정량 공급용 회전 테이블장치 |
| JP2010156563A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-15 | Heidenhain Kk | ユニット型エンコーダの取り付け方法およびユニット型エンコーダ |
| JP2011112538A (ja) * | 2009-11-27 | 2011-06-09 | Nikon Corp | エンコーダ及びエンコーダの取り付け方法 |
| JP2014182054A (ja) * | 2013-03-21 | 2014-09-29 | Heidenhain Kk | リニアエンコーダおよびリニアエンコーダの調整方法 |
-
1998
- 1998-06-08 JP JP17537198A patent/JPH11351908A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009162544A (ja) * | 2007-12-28 | 2009-07-23 | Nikon Corp | エンコーダ |
| KR100966294B1 (ko) * | 2008-01-30 | 2010-06-28 | 한밭대학교 산학협력단 | 음료수 정량 공급용 회전 테이블장치 |
| JP2010156563A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-15 | Heidenhain Kk | ユニット型エンコーダの取り付け方法およびユニット型エンコーダ |
| CN102197283A (zh) * | 2008-12-26 | 2011-09-21 | 约翰尼斯海登海恩博士股份有限公司 | 安装模块化旋转编码器的方法和模块化旋转编码器 |
| JP2011112538A (ja) * | 2009-11-27 | 2011-06-09 | Nikon Corp | エンコーダ及びエンコーダの取り付け方法 |
| JP2014182054A (ja) * | 2013-03-21 | 2014-09-29 | Heidenhain Kk | リニアエンコーダおよびリニアエンコーダの調整方法 |
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