JP2005022113A - 多色筆記用ペン先 - Google Patents

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Kiyoshi Kawachi
清志 河内
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Abstract

【課題】全てのインク供給要素が、研磨等の後加工や筆記時の圧力等によってもズレ或いは没入等の問題を生ぜず、しかも、各インク供給要素と各色のインク吸蔵体との接続のための分割加工が容易である多色筆記用ペン先を提供する。
【解決手段】毛細管力によりインクを後端のインク流入口部2aから先端の筆記部2bに誘導可能なパイプ状のインク供給要素2を複数本集束し、この集束体3における外周を外皮4で被覆し、いずれのインク供給要素2も相互に接触部5を経て独立して分離可能で且つ外皮4とは接合部6を経て一体化している。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はマーキングペンに使用される合成樹脂製ペン先に関し、特に多色筆記用のペン先に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
先行文献1に記載されている従来の多色サインペンは、縦方向に毛細管現象によりインキを流通させる微小スリットを貫通させた複数個の熱可塑性樹脂の押し出し成形によって得たペン先単体を、その先端部において相互に密着させて一体化しペン先とし、それぞれのペン先単体の末端部を該単体と同数のインキ吸蔵体を区画壁を介在させて一本化したインキ筒の先端部に接触させるものである。
ところが、ペン先における複数本のペン先単体は相互に密着しているだけで接着されておらず、また、保持部に対して密嵌されているだけで接着されていないため、研磨化工時や筆記時の圧力、インクによる膨潤によって、各ペン先単体が軸線方向にずれたり、保持部に対して抜け落ちや没入を生ずるという不具合があった。
また仮に、ペン先における複数本のペン先単体が相互に接着されて一体化しているとしても、一体物になっているため、ペン先単体後端を分割加工し難いという問題があり、多色筆記用としては不適である。
また、ペン先単体の後端を折曲加工した後に、各ペン先単体の先端部を接着するのも作業的に非常に非効率である。
【0003】
【先行文献1】
実公昭56−50687号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
解決しようとする課題は、第1には、全てのインク供給要素が、研磨等の後加工や筆記時の圧力等によってもズレ或いは没入等の問題を生ぜず、しかも、各インク供給要素と各色のインク吸蔵体との接続のための分割加工が容易である多色筆記用ペン先を、第2には、さらに、各色のインク吸蔵体との接続作業が簡単で容易に行なえる多色筆記用ペン先を、第3には、さらに、各色のインク吸蔵体との接続作業が確実且つ効率良く迅速に行なえる多色筆記用ペン先を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記した課題を達成するため、毛細管力によりインクを後端のインク流入口部から先端の筆記部に誘導可能なパイプ状のインク供給要素を複数本集束し、この集束体における外周を外皮で被覆し、いずれのインク供給要素も相互に接触部を経て独立して分離可能で且つ前記外皮とは接合部を経て一体化していることを特徴とする。
また本発明では、さらに、インク供給要素におけるインク流入口部が折曲部を経て相互に離間する方向に拡開可能なことを特徴とする。
また本発明では、さらに、外皮後端に環状ストッパー部を有し、この環状ストッパー部内からインク流入口部が突出していることを特徴とする。
【0006】
本発明におけるインク供給要素は合成樹脂製のもので、軸線方向にインク通路を有して、毛細管力によりインクを後端のインク流入口部から先端の筆記部に誘導可能なパイプ状のものであれば良く、外郭部内におけるリブの有無、形態、配置を含め横断面形状は問われない。また、筆記部は、砲弾状、平坦状、アンダーカット状等の任意の形状で良い。同様に、インク流入口部は、平坦状であっても良いし、インク吸蔵体へ挿入し易いような先鋭状の形状でも良い。
このインク供給要素と外皮の関係は、いずれのインク供給要素も相互に接触部を経て独立して分離可能で且つ各インク供給要素と外皮とは接合部を経て一体化していれば良く、接合部は接着或いは融着等による接合関係になる。例えば、融着による接合関係で、連続して移動する集束体に外皮を被覆形成する成形法では、外皮はインク供給要素よりも融点が同じか或いは低い部材になる。接着による接合関係の場合、外皮は合成樹脂製のものに限らず、金属製、セラミック製、ゴム製等のものであっても良い。
各インク供給要素における筆記部は外皮先端と少なくとも面一或いは僅かでも突出していれば良い。また、各インク供給要素におけるインク流入口部は、外皮から突出してインク吸蔵体に挿入可能にしてある態様のものに限らず、外皮と面一で外皮後端とともにインク吸蔵体に挿入可能にしてある態様のものであっても良い。インク流入口部が外皮から突出している態様のものでは、外皮におけるインク流入口部が突出している端がインク吸蔵体に当接して、インク吸蔵体に対するインク流入口部の一定以上の挿入を規制するストッパーとして働くことになる。インク供給要素の集束本数は多色筆記可能な複数本になる。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1〜図3には本発明の多色筆記用ペン先における実施の1形態を例示しており、ペン先1は、毛細管力によりインクを後端のインク流入口部2aから先端の筆記部2bに誘導可能なパイプ状のインク供給要素2を3本集束し、この集束体3における外周を外皮4で被覆してある。そして、各インク供給要素2は、相互に接触部5を経て隣接して、各要素2が独立して分離可能で且つ各要素2と外皮4とは接合部6を経て一体化した状態に形成してある。
ペン先1先端における略砲弾形状の筆先部1aには、外皮4先端から各インク供給要素2の筆記部2bがそれぞれ突出して露呈している。また、ペン先1後端には、外皮4後端からインク流入口部2aがそれぞれ突出して露呈している。
【0008】
インク供給要素2は、外郭部2c内にリブ2dを求心方向に適宜配設することで、軸線方向に連続するインク通路2eを有しており、毛細管力によりインクを後端のインク流入口部2aから折曲部2fを経て先端の筆記部2bに誘導可能にしてある。
この各インク供給要素2におけるインク流入口部2aは、外皮4後端位置の折曲部2fを経て後方に向けて相互に離間する方向に放射状に拡開しており、各インク流入口部2aが後の多色ペンで説明するインク吸蔵体にそれぞれ挿入し易く形成してある。
また、外皮4後端には環状ストッパー部7を形成し、この環状ストッパー部7内から各インク流入口部2aが後方に向けて放射状に突出しているようにしてある。
【0009】
図4〜図6には本発明の多色筆記用ペン先における実施の他の1形態を例示しており、構成は前記した図1の態様のものと基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符号を準用して省略し、相違する構成について説明する。
ペン先1は、インク供給要素2を2本集束し、この集束体3における外周を外皮4で被覆してある。そして、各インク供給要素2は、相互に接触部5を経て隣接して、各要素2が独立して分離可能で且つ各要素2と外皮4とは接合部6を経て一体化した状態に形成してある。
ペン先1先端における略平坦状の筆先部1aには、外皮4先端と面一の各インク供給要素2の筆記部2bがそれぞれ露呈している。
各インク供給要素2におけるインク流入口部2aは、外皮4後端位置の折曲部2fを経て後方に向けて相互に離間する方向に突出して拡開しており、各インク流入口部2aが後の多色ペンで説明するインク吸蔵体にそれぞれ挿入し易く形成してある。
【0010】
図7〜図9には本発明の多色筆記用ペン先における実施の他の1形態を例示しており、構成は前記した図1の態様のものと基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符号を準用して省略し、相違する構成について説明する。
ペン先1は、インク供給要素2を4本集束し、この集束体3における外周を外皮4で被覆してある。そして、各インク供給要素2は、相互に接触部5を経て隣接して、各要素2が独立して分離可能で且つ各要素2と外皮4とは接合部6を経て一体化した状態に形成してある。
ペン先1先端における略砲弾形状の筆先部1aには、外皮4先端から各インク供給要素2の筆記部2bがそれぞれ露呈している。
各インク供給要素2におけるインク流入口部2aは、外皮4後端位置の折曲部2fを経て後方に向けて相互に離間する方向に放射状に拡開しており、各インク流入口部2aが後の多色ペンで説明するインク吸蔵体にそれぞれ挿入し易く形成してある。
【0011】
図10〜図12には本発明の多色筆記用ペン先における実施の他の1形態を例示しており、構成は前記した図1の態様のものと基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符号を準用して省略し、相違する構成について説明する。
ペン先1は、インク供給要素2を3本集束し、この集束体3における外周を外皮4で被覆してある。そして、各インク供給要素2は、相互に接触部5を経て隣接して、各要素2が独立して分離可能で且つ各要素2と外皮4とは接合部6を経て一体化した状態に形成してある。
ペン先1先端における略砲弾形状の筆先部1aには、外皮4先端から各インク供給要素2の筆記部2bがそれぞれ突出して露呈している。また、ペン先1後端には、外皮4後端と面一のインク流入口部2aがそれぞれ露呈している。
各インク供給要素2におけるインク流入口部2aは、インク供給要素2と同数に分割された外皮後端部4aともども折曲部2fを経て後方に向けて相互に離間する方向に放射状に拡開しており、この3分割された外皮後端部4aとそれぞれ一体化している各インク流入口部2aが後の多色ペンで説明するインク吸蔵体に挿入し易く形成してある。
【0012】
また図示していないが、図4、図7におけるペン先1の後端形状すなわちインク流入口部2aが外皮4後端から突出している態様を、図10のペン先1の後端形状すなわちインク流入口部2aが分割された外皮後端部4aと面一になっている態様のものにしても良く、制限されない。
【0013】
図13には本発明の多色筆記用ペン先を用いた多色ペンとして、図4の多色筆記用ペン先を組み付けた多色ペンを例示している。
この多色ペン8は、ボディ8a先端にペン先1を挿着して、ペン先1における各インク供給要素2のインク流入口部2aをボディ8a内の2体の中綿製インク吸蔵体8bにそれぞれ挿入し、2色のインクがそれぞれの専用容器である各インク吸蔵体8bから各インク供給要素2を経て筆記部2bに毛細管誘導されるようにしてある。ボディ8a後端は尾栓8cで閉じている。
これにより、例えば青色による筆記または赤色による筆記或いは青色および赤色による同時筆記のように、3通りに使い分けて筆記することが可能である。
【0014】
【発明の効果】
A.請求項1により、全てのインク供給要素が外皮と接合部を経て一体化しているので、各インク供給要素は研磨等の後加工や筆記時の圧力等によってもズレ或いは没入等の問題を生じない。しかも、全てのインク供給要素は相互に接触部5を経て独立して分離可能になっているので、各インク供給要素と各色のインク吸蔵体との接続のための分割加工が容易である。
B.請求項2により、さらに、各インク流入口部が後方に向けて拡開しているので、各色のインク吸蔵体との接続作業が簡単で容易に行なえる。
C.請求項3により、さらに、環状ストッパー部がインク吸蔵体等に当接可能であるから、インク吸蔵体に対するインク流入口部の挿入程度を規制することができ、各色のインク吸蔵体との接続作業を確実且つ効率良く迅速に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多色筆記用ペン先における実施の1形態を例示している正面図。
【図2】側面図。
【図3】縦断面図。
【図4】本発明の多色筆記用ペン先における実施の他の1形態を例示している正面図。
【図5】側面図。
【図6】縦断面図。
【図7】本発明の多色筆記用ペン先における実施の他の1形態を例示している正面図。
【図8】側面図。
【図9】縦断面図。
【図10】本発明の多色筆記用ペン先における実施の他の1形態を例示している正面図。
【図11】側面図。
【図12】縦断面図。
【図13】本発明の多色筆記用ペン先を用いた多色ペンを例示している正面図。
【符号の説明】
1 ペン先
1a 筆先部
2 インク供給要素
2a インク流入口部
2b 筆記部
2c 外郭部
2d リブ
2e インク通路
2f 折曲部
3 集束体
4 外皮
4a 外皮後端部
5 接触部
6 接合部
7 環状ストッパー部
8 多色ペン
8a ボディ
8b インク吸蔵体
8c 尾栓

Claims (3)

  1. 毛細管力によりインクを後端のインク流入口部から先端の筆記部に誘導可能なパイプ状のインク供給要素を複数本集束し、この集束体における外周を外皮で被覆し、いずれのインク供給要素も相互に接触部を経て独立して分離可能で且つ前記外皮とは接合部を経て一体化していることを特徴とする多色筆記用ペン先。
  2. インク供給要素におけるインク流入口部が折曲部を経て相互に離間する方向に拡開可能なことを特徴とする請求項1記載の多色筆記用ペン先。
  3. 外皮後端に環状ストッパー部を有し、この環状ストッパー部内からインク流入口部が突出していることを特徴とする請求項1または2記載の多色筆記用ペン先。
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