JP6529872B2 - 塗布具 - Google Patents
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Description
前記塗布部の外周面側から前記塗布部の先端部に塗布液を誘導することができる合成樹脂製成形体で構成された塗布液誘導部材が具備され、
該塗布液誘導部材には、塗布部を挿入するための挿入孔が先端側の開口部と後端側の開口部とに貫通して形成され、
前記挿入孔の周囲には、塗布液を誘導しうる塗布液誘導用孔が形成され、塗布液誘導用孔の後部側は、不連続に形成されていることを特徴とする塗布具である。
本発明は、以下の各実施形態を構成可能である。もちろん、本発明の技術的範囲内で他の態様にて実施できる。
図1に示すように、第1の実施形態に係る塗布具は、軸体10の塗布液収容部20内に塗布液(図1に符号12で示す)が中綿に含浸された状態で収容され、その塗布液12が誘導されて塗布部14に含浸可能であって、当該塗布部14によって該塗布液12を塗布媒体(塗布対象面)に塗布可能なものである。
該軸体10の先端部10aが、塗布液収容部20の形成された軸体10の中央部よりも段状に細径に形成されている。
この先端部10aに、塗布部14及び塗布液誘導部材16が先部材22を介して固定されている。
また、この先部材22の中空内に塗布部14を挿着した塗布液誘導部材16が固定されており、当該塗布液誘導部材16と先部材22を介して塗布部14が軸体10の先端部10aに固定されている。
塗布液誘導部材16は、図2、図3に示すように、先後に渡って貫通形成された内部中空孔(挿入孔16a)の形成された概略筒状の合成樹脂製成形体の構成である。
その挿入孔16a内に塗布部14が挿入して固定される。そして挿入孔16aに面して溝状の塗布液誘導用孔16bが形成され、塗布液誘導用孔16bによって前記塗布部14の外周面側から前記塗布部14の先端部に塗布液12を誘導することができるように、塗布液誘導部材16が具備される。
塗布液誘導用孔16bは、塗布液誘導部材16の断面において略同一形状となるように、前記塗布液誘導用孔16bが先端側から、後部の段状部分16cまで連続し、段状部分16c以降は形成されていない。当該段状部分16c以後では、挿入孔16aが拡径して平坦な内周面に形成されている。
また、段状部分16cは、挿入孔16a内面が段状に拡径している箇所であって、段状部分16cでは、塗布液誘導用孔16bの後端が後方向きに臨んでいる。
塗布部14は複数の毛先を有する筆からなるものである。筆は天然繊維、人工繊維のいずれでも良い。図1〜図2においては、塗布部14は樹脂製の繊維を束ねたものであって、先端部が先端ほど細く形成された先細い形状であって、後端部が熱溶着によって外周方向に突出するフランジ状に整形されて(フランジ部14a)繊維がバラけないように固着される。塗布部14の後端部において、周辺のフランジ部14aは繊維同士の間が詰まっていて塗布液12が浸み込みにくいが、中央部が繊維束同士の間から塗布液12が浸み込み易くなっている。
なお、塗布部14の材質は、特に限定されないが、例えば、ポリアミド繊維、PET(ポリエチレンテレフタレート)等のポリエステル繊維等の合成樹脂繊維が用いることが好適である。
また、塗布液収容部20と塗布部14との間には、繊維束や成形芯等からなり毛細管力を発揮して塗布液を誘導可能な中継芯24が設けられ。当該中継芯24は、その先端が塗布部14の後端に接し、その後端が塗布液収容部20内の中綿に差し込まれて塗布液12を塗布部14に誘導する。
その塗布液誘導部材16を取り付ける先部材22周囲と先端部10a内面との間には、外気と塗布液収容部20内の塗布液12とを気液置換して、塗布部14にスムーズに塗布液12が流出可能なように、図2に示すように、空気置換孔(空気流通孔)10bが形成されている。
当該塗布液12は、当該塗布部14の毛細管力によって先方に向かって浸み込んで行くと共に、前記塗布液誘導部材16の塗布液誘導用孔16bで誘導されて塗布部14の先端に十分な塗布液12が供給されるようにする。
コレクター26には、外周にスリット(縦溝)26aが各枚葉体を貫いて形成され、このスリット26aが前記塗布液収容部20又は中継芯24に連通している。
また、先部材22には先方部に孔が開いていて、コレクター26の周囲には先部材22内周部の間に空間があり、コレクター26の中空筒に中継芯24に繋がる孔が形成され、それらが空気置換孔10bになっている。
また、塗布液収容部20の交換の際、塗布液収容部20を軸体10から引き抜いて先部材22から塗布液収容部20を交換し、その後、軸体10を嵌める。
第4の実施形態の塗布具は、図10〜図12に示すように、塗布液誘導部材16の後端部の形状が異なるものである。
塗布液誘導用孔16bの後部側は、挿入孔16aの内周面側から斜めに、面取り状又は浅いすり鉢に、当該挿入孔16aが拡径する拡径部分16eを設けて、それによって不連続に形成されている。
図13〜図14に示すように、第2の実施形態と同様に塗布部14と塗布液誘導部材16を後方に延ばして、それらを塗布液収容部20内(中綿に塗布液12が含浸している)に挿入し、図15に示すように、当該塗布液誘導部材16の後端部に上記第4の実施形態と拡径部分16eを形成したものである。
図16〜図17に示すように、第3の実施形態と同様にコレクター26を設け、コレクター26の中空筒内の中継芯24によって塗布液収容部20の塗布液12が塗布部14に誘導される。
図18に示すように、当該塗布液誘導部材16の後端部に上記第4の実施形態と拡径部分16eを形成したものである。
第1実施形態の塗布具と異なり、第7の実施形態の塗布具は、図19〜図20に示すように、塗布液誘導部材16は、塗布部14を挿入するための挿入孔16aが先端側の開口部と後端側の開口部とに貫通して形成し、前記挿入孔16aの周囲には、塗布液12を誘導しうる塗布液誘導用孔16bを形成しているが、図21に示すように、塗布液誘導用孔16bの後部を外周方向に露出するように、外周部から内面にかけて(塗布液誘導用孔16bの外周部方向端を露出させる)貫通した貫通孔16fを形成して不連続にしている。そして、図19〜図20に示すように、その貫通孔16fの形成箇所の周囲には塗布液吸蔵体28が塗布液誘導部材16を取り巻くように設置されている。
第7の実施形態に係る塗布具によれば、より塗布液12の流通を遮ることなく塗布液12を供給できる。
第7の実施形態の塗布具と異なり、第8の実施形態の塗布具は、図22〜図23に示すように、塗布部14と塗布液誘導部材16を後方に延ばして、それらを塗布液収容部20内(中綿に塗布液12が含浸している)に挿入したものである。第7の実施形態の塗布具のような中継芯24を設けていない。
そして、図22〜図23に示すように、その貫通孔16fの形成箇所の周囲には塗布液吸蔵体28が塗布液誘導部材16を取り巻くように設置されている。
この第8の実施形態の塗布具は、第7の実施形態に比較して中継芯を設けないので構成が簡易になり、組み付け工数も少なり、コストダウンが可能である。
第9実施形態の塗布具は、第8の実施形態の塗布具と同様の後端部に貫通孔16fを形成した塗布液誘導部材16を用いるが、第8の実施形態と異なり、図25〜図26に示すように、コレクター26を設けると共に塗布部14と塗布液誘導部材16を後方に延ばして、それらをコレクター26の中空筒内に装着して、塗布液収容部20内(直液の塗布液12が収容されている)に挿入したものである。
この第9の実施形態によれば、コレクター26を用いるので、第8の実施形態の塗布液吸蔵体28よりも多くの塗布液12を吸蔵でき、塗布液12の直流をより一層防止することができる。
また、塗布部14の後端には、中継芯24の先端が接し、その中継芯24の後端が塗布液収容部20内の中綿に差し込まれて、当該中綿に含浸された塗布液12が塗布部14に誘導される。
塗布液12が前記貫通孔16fから前記塗布液吸蔵体28に流通し、かつ、中継芯24からも前記塗布液吸蔵体28に流通するため、塗布液収容部20の内圧変化の対応力が優れる。
図33に示すように、前記塗布液誘導部材16の後端部では、不連続部分として、段状部分16cと共に、外周部から内面にかけて貫通した貫通孔16fを形成している。
第11の実施形態によれば、中継芯24や塗布液吸蔵体28を有していないで、第10に実施形態の塗布具に比較して構成が簡易でありコストダウンできる。
第9実施形態と異なる部分は、図36に示すように、前記塗布液誘導部材16の後端部では、不連続部分として、段状部分16cと共に、外周部から内面にかけて貫通した貫通孔16fを形成している。
塗布液誘導部材に、例えば、貫通孔と拡径部分とを組み合わせても、段状部分を拡径部分のようにテーパ面に形成しても、段状部分を周方向で部分的に凹凸するように形成しても、拡径部分を弧状に沿う等の各種曲面に形成しても、貫通孔を外周の全周ではなく一部に形成しても、貫通孔を軸方向に複数形成しても、それらを適宜に組み合わせても、いずれの構成にもできる。
10a 軸体の先端部
10b 空気置換孔
12 塗布液
14 塗布部
14a フランジ部
16 塗布液誘導部材
16a 挿入孔
16b 塗布液誘導用孔
16c 段状部分
16d 空間
16e 拡径部分
16f 貫通孔
18 尾栓
20 塗布液収容部
20a 塗布液攪拌体
22 先部材
24 中継芯
26 コレクター
26a スリット
28 塗布液吸蔵体
Claims (3)
- 塗布液を含浸可能で、該塗布液を塗布媒体に塗布可能な塗布部を有する塗布具において、
前記塗布部の外周面側から前記塗布部の先端部に塗布液を誘導することができる合成樹脂製成形体で構成された塗布液誘導部材が具備され、
該塗布液誘導部材には、塗布部を挿入するための挿入孔が先端側の開口部と後端側の開口部とに貫通して形成され、
前記挿入孔の周囲には、塗布液を誘導しうる塗布液誘導用孔が形成され、前記塗布液誘導用孔の後部側は、内部から後端面にかけて前記挿入孔が拡径され、
前記塗布部は、複数の毛先を有し、後端部に外周方向に突出するフランジ部が整形され、中央部が繊維束同士の間から塗布液が浸み込み易くなっている筆からなり、前記フランジ部が前記塗布液誘導部材の後端面に突き当たっていることを特徴とする塗布具。 - 前記塗布液誘導部材の外面から内面にかけて貫通孔を形成すると共に、前記貫通孔の周囲には塗布液を含浸する塗布液吸蔵体が設置されていることを特徴とする請求項1に記載の塗布具。
- 塗布液誘導部材の後部には複数の枚葉体間に塗布液を保溜する一時保溜体が具備されていることを特徴とする請求項1記載の塗布具。
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