JP2005021691A - 位相エンコード配置のためのシステム及び方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】磁気共鳴イメージング(MRI)向けの極形式位相エンコードのためのシステム及び方法を提供する。
【解決手段】医学検査のための方法を記述している。本方法は、対象を表すデータ組を形成している複数の信号を発生させるような極形式位相エンコードであって、該データ組によってk空間内に極座標(78)形式のグリッド(76)を形成しているような極形式位相エンコードの工程を含んでいる。別の態様では、患者の血管系内に流入させる造影剤を患者に注入する工程と、血管系内のスピンが発生するMR信号をMRイメージング・システムから収集する工程と、患者を表すデータ組を形成しているMR信号を生成させるための極形式位相エンコードであって、該データ組によってk空間内に極座標形式のグリッドが形成されるような極形式位相エンコードの工程とを含んでいる。
【選択図】 図1
【解決手段】医学検査のための方法を記述している。本方法は、対象を表すデータ組を形成している複数の信号を発生させるような極形式位相エンコードであって、該データ組によってk空間内に極座標(78)形式のグリッド(76)を形成しているような極形式位相エンコードの工程を含んでいる。別の態様では、患者の血管系内に流入させる造影剤を患者に注入する工程と、血管系内のスピンが発生するMR信号をMRイメージング・システムから収集する工程と、患者を表すデータ組を形成しているMR信号を生成させるための極形式位相エンコードであって、該データ組によってk空間内に極座標形式のグリッドが形成されるような極形式位相エンコードの工程とを含んでいる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、全般的には医用イメージング・システムに関し、またさらに詳細には、磁気共鳴イメージング(MRI)向けの極形式位相エンコード(polar phase encoding)のためのシステム及び方法に関する。
人体組織などの物質を均一な磁場(偏向用磁場B0)にかけると、組織中のスピンの個々の磁気モーメントはこの偏向用磁場と整列しようとして、この周りをラーモアの特性周波数で無秩序に歳差運動することになる。この物質(または、組織)に、x−y平面内にありラーモア周波数に近い周波数をもつ磁場(励起磁場B1)がかけられると、正味の整列モーメントMzは、x−y平面内に来るように回転させられ(すなわち、「傾けられ(dipped)」)、正味の横方向磁気モーメントMtが生成される。励起信号B1を停止させた後、励起したスピンにより信号が放出され、この信号を受信し処理して画像を形成することができる。
これらの信号を用いて画像を作成する際には、磁場傾斜(Gx、Gy及びGz)が利用される。典型的には、撮像しようとする領域は、使用する具体的な位置特定方法に従ってこれらの傾斜を変更させている一連の計測サイクルによりスキャンを受ける。結果として得られる受信した核磁気共鳴(NMR)信号の組は、ディジタル化され処理され、よく知られている多くの再構成技法のうちの1つを用いて画像が再構成される。
よく知られたフーリエ変換(FT)イメージング技法の一変形形態はしばしば、「スピン・ワープ法(spin−warp)」と呼ばれている。スピン・ワープ技法は、W.A.Edelsteinらによる「Spin−Warp NMR Imaging and Applications to Human Whole−Body Imaging」と題する記事(Physics in Medicine and Biology、Vol.25、751〜756頁(1980))で検討されている。これでは、NMRスピンエコー信号を収集する前に可変振幅の位相エンコード磁場傾斜パルスを利用し、この傾斜の方向に空間情報を位相エンコードしている。2次元の実現形態(2DFT)では、例えば、ある方向に位相エンコード傾斜(Gx)を印加することによって当該方向で空間情報をエンコードし、次いで位相エンコード方向と直角の方向に読み出し磁場傾斜(Gz)を存在させた状態でスピンエコー信号を収集している。スピンエコー収集の間に存在させるこの読み出し傾斜によって、空間情報がこの直角方向でエンコードされる。典型的な2DFTパルスシーケンスでは、全体画像をそこから再構成できるような一組のNMRデータを作成するためにスキャンの間に収集する一続きのビューにおいて、位相エンコード傾斜パルスGxの大きさを増分(ΔGx)させている。
スピン・ワープ法の3次元の実現形態では、スピンエコー信号の位相エンコードを直交する2つの軸に沿って実行している。「Method of 3−dimensional NMR Imaging Using Selective Excitation」と題する米国特許第4,431,968号に記載されているように、選択性のRF励起パルスの存在下でスラブ選択傾斜(Gy)を印加することによってスピンの厚層のスラブを励起させ、次いで、この同じ軸に沿った第1の位相エンコード傾斜(Gy)及び第2の位相エンコード傾斜(Gx)を印加した後に、読み出し傾斜(Gz)の存在下でNMR信号を収集している。Gx位相エンコード傾斜の各値に関して、k空間の3次元領域をサンプリングするようにその値のすべてを通過させてGy位相エンコードをステップ移動させている。スラブを選択的に励起することによって、制御下の3次元ボリュームからNMR信号が収集される。
W.A.Edelsteinら、「Spin−Warp NMR Imaging and Applications to Human Whole−Body Imaging」(Physics in Medicine and Biology、Vol.25、751〜756頁(1980)) 米国特許第4,431,968号
W.A.Edelsteinら、「Spin−Warp NMR Imaging and Applications to Human Whole−Body Imaging」(Physics in Medicine and Biology、Vol.25、751〜756頁(1980))
一態様では、医学検査のための方法を記載する。本方法は、対象を表すデータ組を形成している複数の信号を生成するための極形式位相エンコードであって、該データ組によってk空間内に極座標形式のグリッドが形成されるような極形式位相エンコードの工程を含んでいる。
別の態様では、医学検査のための磁気共鳴(MR)方法を記載する。本MR方法は、患者の血管系内に流入させる造影剤を患者に注入する工程と、血管系内のスピンが発生するMR信号をMRイメージング・システムから収集する工程と、患者を表すデータ組を形成しているMR信号を生成させるための極形式位相エンコードであって、該データ組によってk空間内に極座標形式のグリッドが形成されるような極形式位相エンコードの工程と、を含んでいる。
さらに別の態様では、医学検査のための方法を記載する。本方法は、医学検査を受けている関心対象物を表す信号を生成させるようにk空間内で極座標のグリッド上にデータ組をサンプリングする工程を含んでいる。
さらに別の態様では、磁気共鳴イメージング(MRI)システムを記載する。本MRIシステムは、均一な磁場を発生させるための主マグネットと、この磁場を励起するための無線周波数パルス発生器と、この磁場内で異なる方向に延びている傾斜を発生させるための傾斜磁場発生器と、対象を表す磁気共鳴(MR)磁場信号を受け取っている受信器と、対象を表すデータ組を形成しているMR信号を生成させるために極形式位相エンコードを行うための制御装置であって、該データ組によってk空間内に極座標形式のグリッドが形成されるような制御装置と、を含んでいる。
別の態様では、制御装置を記載する。本制御装置は、対象を表すデータ組を形成している複数のMR信号を発生させるための極形式位相エンコードであって、該データ組によってk空間内に極座標形式のグリッドが形成されるような極形式位相エンコードを行うようにプログラムされている。
図1は、極形式位相エンコード配置のための本明細書に記載したシステム及び方法をその内部に実現させている磁気共鳴イメージング(MRI)システムの実施の一形態のブロック図である。このシステムの動作は、キーボード/制御パネル102及びディスプレイ104を含むオペレータ・コンソール100から制御を受けている。コンソール100は、オペレータが画像の作成及び画面104上への画像表示を制御できるようにする独立のコンピュータ・システム107と、リンク116を介して連絡している。コンピュータ・システム107は、バックプレーンを介して互いに連絡している多くのモジュールを含んでいる。これらのモジュールには、画像処理装置モジュール106、中央処理ユニット(CPU)モジュール108、並びに当技術分野でフレーム・バッファとして知られている画像データ・アレイを記憶するためのメモリ・モジュール113が含まれる。コンピュータ・システム107は、画像データ及びプログラムを記憶するためにディスク記憶装置111及びテープ駆動装置112とリンクしており、さらに高速シリアル・リンク115を介して独立のシステム制御部122と連絡している。
システム制御部122は、バックプレーン118により互いに接続させたモジュールの組を含んでいる。これらのモジュールには、CPUモジュール119や、シリアル・リンク125を介してオペレータ・コンソール100に接続させたパルス発生器モジュール121が含まれる。システム制御部122は、実行すべきスキャンシーケンスを指示するオペレータからのコマンドをリンク125を介して受け取っている。パルス発生器モジュール121は、所望のスキャンシーケンスを実行させるように各システム・コンポーネントを動作させている。これによって、発生させようとする無線周波数(RF)パルスのタイミング、強度及び形状、並びにデータ収集ウィンドウのタイミング及び長さを指示するデータを発生させている。パルス発生器モジュール121は、スキャン中に発生させようとする傾斜パルスのタイミング及び形状を指示するために一組の傾斜増幅器127と接続させている。パルス発生器モジュール121はさらに、生理学的収集制御器129から患者データを受け取っており、この生理学的収集制御器129は、電極からの心電図(ECG)信号やベローズからの呼吸信号など患者135に接続した異なる多数のセンサからの信号を受け取っている。また最終的には、パルス発生器モジュール121は、患者135やマグネット・アセンブリ141の状態に関連付けした様々なセンサからの信号を受け取っているスキャン室インタフェース回路133と接続させている。このスキャン室インタフェース回路133を介して、患者位置決めシステム134はスキャンのために患者135を所望の位置に移動させるコマンドを受け取っている。患者135の代わりにファントームなどの物体を使用することもできることに留意されたい。
パルス発生器モジュール121が発生させる傾斜波形は、Gx、Gy及びGz増幅器から構成される傾斜増幅器システム127に加えられる。各傾斜増幅器は、全体を139で表したアセンブリ内の対応する傾斜コイルを励起し、収集する信号の位置エンコードのために使用される磁場傾斜を発生させている。傾斜コイル・アセンブリ139は、偏向用マグネット140及び全身用RFコイル152を含むマグネット・アセンブリ141の一部を形成している。システム制御部122内にある送受信器モジュール150は、RF増幅器151によって増幅されかつ送信/受信スイッチ154によってRFコイル152に結合されるパルスを発生させている。患者135内の励起した原子核が放射して得られた信号は、RFコイル152によって検知すると共に、送信/受信スイッチ154を介して前置増幅器153に結合させることができる。増幅したNMR信号は、送受信器150の受信器セクション内で復調し、フィルタ処理しかつディジタル化している。送信/受信スイッチ154は、送信モードではRF増幅器151をコイル152に電気的に接続させ、また受信モードでは前置増幅器153とコイル152を電気的に接続させるように、パルス発生器モジュール121からの信号によって制御を受けている。送信/受信スイッチ154はさらに、送信と受信のいずれのモードにおいても、別のRFコイル(例えば、頭部専用コイルや表面コイル)の使用を可能にしている。
RFコイル152により取り込んだNMR信号は、送受信器モジュール150によってディジタル化し、システム制御部122内のメモリ・モジュール160に転送される。スキャンが完了しアレイ状データの全体がメモリ・モジュール160内に収集された時点で、アレイ・プロセッサ161はこのデータを画像データのアレイにするフーリエ変換を行うように動作する。この画像データはシリアルリンク115を介してコンピュータ・システム107に送られて、ディスク記憶装置111内に格納される。この画像データは、オペレータ・コンソール100から受け取ったコマンドに応じて、テープ駆動装置112上にアーカイブしたり、あるいは画像処理装置106によってさらに処理してオペレータ・コンソール100に送りディスプレイ104上に提示させたりすることができる。
具体的に図1及び2を参照すると、送受信器150は、コイル152Aの位置に電力増幅器151を通じてRF励起磁場B1を発生させ、かつ結果として得られるコイル152Bに誘導された信号を受信している。上で指摘したように、コイル152A及びBは図2に示すように別々とすることや、あるいは図1に示すようにこれらを単一の全身コイルとすることができる。RF励起磁場の基本周波数、すなわちキャリア周波数は、CPUモジュール119及びパルス発生器モジュール121から一組のディジタル信号を受け取っている周波数合成器200の制御下で生成されている。これらのディジタル信号は、出力201の位置に発生させるRFキャリア信号の周波数及び位相を指示している。指令されたRFキャリアは、変調器及び逓昇変換器202に加えられ、ここでその振幅が、同じくパルス発生器モジュール121から受け取った信号R(t)に応答して変調される。この信号R(t)は、発生させようとするRF励起パルスの包絡線を規定しており、格納された一連のディジタル値を順次読み出すことによってモジュール121内で生成されている。一方、これら格納されたディジタル値は、所望の任意のRFパルス包絡線の生成が可能となるようにオペレータ・コンソール100から変更することができる。
出力205の位置に発生させるRF励起パルスの振幅は、バックプレーン118からディジタル・コマンドを受け取っている励起器減衰器回路206によって減衰させている。減衰させたRF励起パルスはRFコイル152Aを駆動している電力増幅器151に加えられている。
患者135が発生させた信号は受信コイル152Bによって取り込まれ、前置増幅器153を介して受信器減衰器207の入力に加えられる。受信器減衰器207はさらに、バックプレーン118から受信したディジタル減衰信号によって決定される量だけこの信号を増幅している。
受信した信号はラーモア周波数にあるかラーモア周波数の近傍にあり、またこの高周波数信号は逓降変換器208によって、先ずNMR信号をライン201上のキャリア信号と混合し、次いで得られた差分信号をライン204上の2.5MHzの基準信号と混合するという2段階処理で逓降変換させている。逓降変換したNMR信号はライン212を介してアナログ対ディジタル(A/D)変換器209の入力に加えられており、アナログ対ディジタル(A/D)変換器209はそのアナログ信号をサンプリングしてディジタル化し、これをディジタル検出器及び信号処理装置210に加えており、これらによって受信した信号に対応した16ビットの同相(I)値と16ビットの直交(Q)値を生成させている。受信した信号のディジタル化したI値及びQ値からなる得られたストリームは、バックプレーン118を介してメモリモジュール160に出力され、ここでこれらを用いて画像が再構成される。
2.5MHz基準信号だけでななく、250kHzのサンプリング信号や5、10及び60MHzの基準信号も、基準周波数発生器203によって共通の20MHzマスタ・クロック信号から生成させている。
この極形式位相エンコード配置のためのシステム及び方法は多くの異なるパルスシーケンスと一緒に使用することができるが、本発明の実施の一形態は図3に示した3次元(3D)グラジエントリコールドエコー・パルスシーケンスを利用している。
具体的に図3を参照すると、RF励起パルス220は、3Dボリューム内に横方向磁化を発生させるように生成されている。RF励起パルス220の後には、x軸方向に導かれる位相エンコード傾斜パルス224とy軸方向に導かれる位相エンコード傾斜パルス226とが続いている。さらにz軸方向に導かれる読み出しパルス228が続き、さらに上述のようにしてエコーNMR信号230が収集されかつディジタル化される。本明細書で使用する場合、エコーとは、部分エコーとフルエコーのいずれか一方を意味している。収集の後で、パルスシーケンスを反復する前にリワインド用傾斜パルス232及び234によってその磁化をリフェーズ(rephase)している。
3Dのk空間がサンプリングされるように、このパルスシーケンスを反復しかつ位相エンコード・パルス224及び226を一連の値の全体にわたってステップ移動させている。実施の一形態では、ある投影角度において256回の位相エンコードを収集すること、別の投影角度において256回の位相エンコードを収集すること、並びに128箇所の投影角度に関してこの収集を反復することによって、256×128の位相エンコードが利用されている。このk空間サンプリングを実行する順序は極形式位相エンコード配置のためのシステム及び方法に関する重要な観点の1つであり、このことは以下の検討から明らかとなろう。
極形式位相エンコード配置のためのシステム及び方法の実施の一形態の観点の1つは、極座標のグリッド上にデータ組をサンプリングすることにある。極形式位相エンコード配置のためのシステム及び方法の実施の一形態の別の観点は、図3のパルスシーケンスを用いてk空間がサンプリングされる位置にある。k空間のサンプリングは、x及びy方向の位相エンコード・パルス224及び226の振幅のそれぞれを一連の値の全体にわたってステップ移動させることによって実行しており、またこれを実施する順序によってスキャン中にk空間をどのようにサンプリングするかが決定される。
図4及び5は、kx軸、ky軸及びkz軸を有するようなk空間内における極形式位相エンコード配置のための方法の実施の一形態を表している。本方法はコンピュータ12によって実行される。x及びy方向での位相エンコードとz方向での周波数エンコードとによって、データ64、66、68、70及び72を有するデータ組が収集される。例えば、患者135の脚部内の原子核のスピンが発生した情報は、右/左(r/l)方向及び前/後(a/p)方向での位相エンコードと、サジタル/逆サジタル(S/I)方向での周波数エンコードと、によって収集される。本明細書に記載したすべての実施形態について、データ組はz方向で周波数エンコードされている。したがって、図4〜12は、3D法のk空間エンコード及びサンプリングに関する1つの2次元(2D)断面だけを表示したものである。本方法は、検査を受けるように配置させた患者135を表すMR信号を生成させるために、k空間内における極座標78のグリッド76上への位相エンコードの工程を含んでいる。
極形式位相エンコードを受けたデータ組内の各データは、
a、b、c及びdが実数であり、
m、n及びiが整数であり、
kx、ky及びkzがk空間に関する単位基準ベクトルであり、
<a,b,c>が具体的な1つの極形式グリッドを決定しており、かつ
<m,d,i>(ここで、mは位相エンコードの半径方向パラメータ、dは位相エンコードの回転パラメータ、またiは周波数エンコードのパラメータ)がこのグリッド上の1つの点を決定している、
としてk空間内にある位置m(acos(2πd/n)kx+bsin(2πd/n)ky)+ickzからの1つのサンプルである。
a、b、c及びdが実数であり、
m、n及びiが整数であり、
kx、ky及びkzがk空間に関する単位基準ベクトルであり、
<a,b,c>が具体的な1つの極形式グリッドを決定しており、かつ
<m,d,i>(ここで、mは位相エンコードの半径方向パラメータ、dは位相エンコードの回転パラメータ、またiは周波数エンコードのパラメータ)がこのグリッド上の1つの点を決定している、
としてk空間内にある位置m(acos(2πd/n)kx+bsin(2πd/n)ky)+ickzからの1つのサンプルである。
グリッド76は<a,b,c,n>で表しており、グリッド上のデータは<m,d,i>で表しており、またグリッドとこのグリッド上のデータは協働してk空間内の1つの点を指定している。別の実施形態では、本方法を用いてサンプリングを受けるデータ組内の各データは、(m+0.5)(acos(2πd/n)kx+bsin(2πd/n)ky)+(i+0.5)ckzで表している。グリッド76は形状が楕円形であるように表しているが、別のグリッド形状の例には円形のグリッドが含まれる。
実施の一形態では、本方法は、極形式グリッド<a,b,c,n>を使用し、またmとdを一定に保ちかつiを変化させることによってデータ組をkz軸に沿ってn1回周波数エンコードしている。n1の一例は256である。各n1回の周波数エンコードごとに、本方法は、dを一定に保ちかつmを変化させることによる1回の半径方向の位相エンコードを含んでいる。本方法はn2回にわたる半径方向での位相エンコードを含んでおり、また半径方向位相エンコードの各回ごとにn1回にわたる周波数エンコードを実行している。n2の一例は256である。各n2回の半径方向位相エンコードごとに、本方法は、dを変化させることによる回転方向での1回の位相エンコードを含んでいる。本方法は、n3回にわたる回転方向での位相エンコードを含んでおり、また回転方向の位相エンコードの各回ごとに、n2回にわたる半径方向位相エンコードを実行している。n3の一例は128である。基本的に本方法は、周波数エンコードを半径方向の位相エンコードの内部に包含させこれを回転方向の位相エンコードの内部に包含させているような入れ子型ループを形成している。
別の実施形態では、本方法は、周波数エンコードを回転方向の位相エンコードの内部に包含させこれを半径方向の位相エンコードの内部に包含させているような入れ子型ループを形成することを含んでいる。図4及び5を使用して記載した方法並びに以下の図6〜12を使用して記載する方法は純粋な極座標系の形で実現させていること、また図13を用いて記載する方法は拡張極座標系の形で実現させていること、に留意されたい。したがって、一般に「極座標系」は、記述しているのが図4〜12に表した方法であるのか、あるいは図13に表した方法であるのかに応じて、純粋な極座標系と拡張極座標系のいずれかを意味している。
図6は、k空間内の極形式位相エンコード配置のための方法の代替的実施形態を表している。本方法は、面82上にデータ64、66、68、70、72、84、86、88及び90を有するデータ組を作成するような極形式位相エンコードを含んでいる。データ組が極形式位相エンコードを受ける方向を矢印で表している。本方法はさらに、面82上に位置するデータ組から2D画像を作成することを含んでいる。実施の一形態では、面82上に位置するデータ組に対応する2D画像は、2D高速フーリエ変換(FFT)などデータ組に対する2D逆フーリエ変換を実行することによって作成されている。この2D逆フーリエ変換は、デカルト座標のグリッド上へのデータ組のグリッド再配置と組み合わされている。
図7は、k空間内の極形式位相エンコード配置のための方法のさらに別の代替的実施形態を表している。本方法は、面82、94、96及び98上への極形式位相エンコードを含んでいる。例えば、面82はある投影角度位置における256回の位相エンコードから形成されており、面94は別の投影角度位置における256回の位相エンコードから形成されている、等々であり、面96及び98が形成されるまで続く。データ組を面82、94、96及び98上に極形式位相エンコードする方向を各矢印で示している。本方法はさらに、面82、94、96及び98上に位置するデータ組から3D画像または一連の時系列の2D画像のいずれかを作成することを含んでいる。実施の一形態では、面82、94、96及び98上に位置するデータ組に対応する一連の時系列2D画像は、そのデータ組に対して2D逆フーリエ変換を実行することによって作成されている。例えば、面82上に位置するデータ組に対応する第1の2D画像は、データ組に対して2D逆フーリエ変換を実行することによって作成されている。面94上に位置するデータ組に対応する第2の2D画像は、データ組に対して2D逆フーリエ変換を実行することによって作成されている。この2D逆フーリエ変換が残りの面96及び98に関しても反復され、残りの2D画像が形成される。
3D画像は面82、94、96及び98上に位置するデータ組を含んだ3Dデータ組から再構成することができる。実施の一形態では、その3D画像は、グリッド再配置と組み合わせてkz方向で逆フーリエ変換を実行すること、並びにkx及びky方向で2D逆フーリエ変換を実行すること、によって再構成することができる。別の実施形態では、その3D画像は、kz方向で逆フーリエ変換を実行すること、並びにkx及びky方向で逆投影を実行すること、によって再構成することができる。
データ組は、上述のような単純な位相エンコード、エコープラナー・イメージング(EPI)及びスパイラル・イメージングを含め、患者135を表すMR信号を生成するための様々な方法によって面82、94、96及び98上にサンプリングすることができることに留意されたい。EPI及びスパイラル・イメージングは、単純な位相エンコードと比べてより高速なサンプリング法である。さらに、共軸式(centric)位相エンコードや交互配置式(interleaved)位相エンコードなど順序が異なる位相エンコードを使用することもできる。さらに、データ組は、4つの面82、94、96及び98を超える数の面上へのサンプリングを受けることも可能であることに留意されたい。例えば、データ組は、その各面が異なる投影角度を有するような128の面上にサンプリングを受けている。
「時間的スライディング・ウィンドウ法(temporal sliding window)」と呼ぶさらに別の代替的実施形態では、本方法は、面82、94、96及び98上に極形式位相エンコードすること、並びにデータ組に対応する3D画像を作成すること、を含んでいる。本方法は、次いで、面82上への極形式位相エンコードを行うことによって面82上の以前のデータ組と置き換えること、並びに面82、94、96及び98上に位置するデータ組から3D画像を再構成すること、を含んでいる。しかる後に、本方法は、面94上への極形式位相エンコードを行うことによって面94上の以前のデータ組を置き換えること、並びに面82、94、96及び98上に位置するデータ組に対応する3D画像を再構成すること、を含んでいる。本方法は、面82、94、96及び98のうちの1つの面上への極形式位相エンコードを行うこと、並びに面82、94、96及び98上に位置するデータ組に対応する3D画像を再構成すること、を継続している。本方法は、面96の周辺領域95など周辺領域に関して中程度の時間分解能を提供している。例えば、面82、94、96及び98上へのデータ組の極形式位相エンコード並びにそのデータ組に対応する画像の作成のために4秒かかる(各1秒が各面82、94、96及び98に対応する)ことが、中程度の時間分解能である。
面96の周辺領域95などの周辺領域と比べて医療担当者にとっては通常は中央の領域97の方がより関心の高い領域である。中央領域97が高い時間分解能となる一例は、中央の領域97が各1秒ごとに更新される場合である。こうした更新としては、面82、94、96及び98のうちの1つの面上への極形式位相エンコード、並びに面82、94、96及び98上に位置するデータ組に対応する画像の作成が含まれる。別の実施形態では、面82、94、96及び98のうちの任意の1つの面上に位置するデータ組を更新するのではなく、以下の図8、10及び11に示す異なる種類の領域上に位置するデータ組を更新している。
図8は、k空間内の極形式位相エンコード配置のための方法の実施の一形態を表している。本方法は、第1組の面250、252及び254上への極形式位相エンコードを含んでいる。例えば、面250はある投影角度位置における256回の位相エンコードから形成されており、面252は別の投影角度位置(例えば、面250から60度の位置)における256回の位相エンコードから形成されており、また面254はさらに別の投影角度位置(例えば、面252から60度の位置)における256回の位相エンコードから形成されている。面250上への極形式位相エンコードによって、データ260、262、264、266、268、270、272及び274を有する1つのデータ組が作成されており、面252上への極形式位相エンコードによって、データ276、278、280、282、284、286、288及び290を有する1つのデータ組が作成されており、また面254上への極形式位相エンコードによって、データ292、293、294、295、296、297、298及び299を有する1つのデータ組が作成されている。データ組を面250、252及び254上に極形式位相エンコードする方向を各矢印で示している。本方法はさらに、面250、252及び254から反時計方向にある量だけ(例えば、5度だけ)回転させること、並びに第2組の面上への極形式位相エンコードを行うこと、を含んでいる。本方法はさらに、第2組の面から反時計方向に同じ量だけ(例えば、5度だけ)回転させること、並びに第3組の面上への極形式位相エンコードを行うこと、を含んでいる。本方法は、全体の360度にわたって回転させるような方式で回転させることを含んでいる。別法では、本方法は反時計方向ではなく時計方向での回転を含むことに留意されたい。
図9は、k空間内の極形式位相エンコード配置のための方法のまた別の代替的実施形態を表している。本方法は、くさび形の領域302上への極形式位相エンコードを含んでいる。
図10及び11は、k空間内の極形式位相エンコード配置のための方法の別の代替的実施形態を表している。本方法は、シリンダ304とくさび形の領域302の交差によって形成される領域312上への極形式位相エンコードを含んでいる。別の実施形態では、本方法は、シリンダ304とくさび形の領域302の合併によって形成される領域上への極形式位相エンコードを含んでいる。k空間が有する同心性のシリンダの数は、2つのシリンダ304及び306と比べてより多くしたりより少なくすることが可能であることに留意すべきである。
図12は、k空間内の極形式位相エンコード配置のための方法のまた別の代替的実施形態を表している。本方法は、シリンダ304と306の間の領域308とくさび形の領域302とが交差して形成される領域314上への極形式位相エンコードを含んでいる。別の実施形態では、本方法は、領域314とくさび形の領域302の合併によって形成される領域上への極形式位相エンコードを含んでいる。
図13は、k空間内の極形式位相エンコード配置のための方法の別の実施形態を表している。本方法は、図7の方法を、kz軸と平行な面82から、kz軸と平行な一組の平行な面420、422、82、426及び428にまで拡張したものである。本方法は、k空間内における各面420、422、82、426及び428上へのデータ組のサンプリングを含んでいる。データ組を面420、422、82、426及び428上にサンプリングする方向を各矢印の方向で示している。面420、422、82、426及び428によって1つのグループ418、すなわちスラブ418が形成されている。各面420、422、82、426及び428はk空間内の有限の領域を取り囲んでいる。例えば、各面420、422、82、426及び428は長方形の形状になっている。別の例として、420、422、82、426及び428の各々は正方形の形状になっている。面の形状は当該の面上にサンプリングしたデータ組に対応している。さらに、図13の方法は、図4〜12に記載した方法を実現させるために使用している純粋な極座標系と比較して拡張させた極座標系で実現させている。
一般化極形式(generalized polar)位相エンコードを受けたデータ組内の各データは、
a、b、c、d及びrが実数であり、
m、j、n及びiが整数であり、
kx、ky及びkzがk空間に関する単位基準ベクトルであり、
<a,b,c,r>が具体的な1つの一般化極形式グリッドを決定しており、かつ
<m,d,i,j>(ここで、mは位相エンコードの半径方向パラメータ、dは位相エンコードの回転パラメータ、jは位相エンコードの並進方向パラメータ、またiは周波数エンコードのパラメータ)がこの一般化グリッド上の1つの点を決定している、
としてk空間内にある位置、m(acos(2πd/n)kx+bsin(2πd/n)ky)+jr(acos(2πd/n)kx+bsin(2πd/n)ky)+ickzからの1つのサンプルである。
a、b、c、d及びrが実数であり、
m、j、n及びiが整数であり、
kx、ky及びkzがk空間に関する単位基準ベクトルであり、
<a,b,c,r>が具体的な1つの一般化極形式グリッドを決定しており、かつ
<m,d,i,j>(ここで、mは位相エンコードの半径方向パラメータ、dは位相エンコードの回転パラメータ、jは位相エンコードの並進方向パラメータ、またiは周波数エンコードのパラメータ)がこの一般化グリッド上の1つの点を決定している、
としてk空間内にある位置、m(acos(2πd/n)kx+bsin(2πd/n)ky)+jr(acos(2πd/n)kx+bsin(2πd/n)ky)+ickzからの1つのサンプルである。
一般化グリッドは<a,b,c,r,n>で表しており、一般化グリッド上のデータは<m,d,i,j>で表しており、またグリッドとこのグリッド上のデータは協働してk空間内の1つの点を指定している。一例として、その両者ともが面420上へのサンプリングを受けるデータ429及び431を有するデータ組は、m(acos(2πd/n)kx+bsin(2πd/n)ky)+jr(acos(2πd/n)kx+bsin(2πd/n)ky)で表している。
実施の一形態では、本方法は、m、a、d、n、b、j、r及びcを一定に保ちかつiを変化させることによってデータ組をkz軸に沿ってm1回周波数エンコードすることを含んでいる。m1の一例は256である。各m1回の周波数エンコードごとに、本方法は、a、d、n、b、j、r及びcを一定に保ちかつmを変化させることによる1回の半径方向の位相エンコードを含んでいる。本方法はm2回にわたる半径方向での位相エンコードを含んでおり、また半径方向位相エンコードの各回ごとにm1回にわたる周波数エンコードを実行している。m2の一例は256である。各m2回の半径方向位相エンコードごとに、本方法は、a、d、n、b、r及びcを一定に保ちかつjを変化させることによる並進方向での1回の位相エンコードを含んでいる。本方法は、m3回にわたる並進方向での位相エンコードを含んでおり、また並進方向の位相エンコードの各回ごとに、m2回にわたる半径方向位相エンコードを実行している。m3の一例は6である。各m3回の並進方向位相エンコードごとに、本方法は、a、n、b、r、及びcを一定に保ちかつdを変化させることによる回転方向での1回の位相エンコードを含んでいる。本方法は、m4回にわたる回転方向での位相エンコードを含んでおり、また回転方向の位相エンコードの各回ごとに、m3回にわたり並進方向位相エンコードを実行している。m4の一例は31である。基本的に、本方法は、周波数エンコードを半径方向の位相エンコードの内部に包含させこれを並進方向の位相エンコードの内部に包含させこれを回転方向の位相エンコードの内部に包含させているような入れ子型ループを形成している。
各グループ434、436及び438は面420、422、82、426及び428と同様の面を積み重ねたものであるため、各グループ434、436及び438はグループ418と同様となる。データ組をグループ418、434、436及び438上にサンプリングする方向を各矢印で示している。任意の2つのグループ間にはある角度をもたせている。角度448はグループ418とグループ434の間の角度である。角度448の一例は1度と359度の間のある角度である。角度448の別の例は5度であり。角度448のまた別の例は15度である。
別の実施形態では、本方法は、k空間内においてグループ418の面420、422、82、426及び428が同心性のシリンダ304及び306と交差して形成する第1組の領域上にデータ組をサンプリングすることを含んでいる。さらに別の代替的実施形態では、本方法は、グループ418、434、436及び438がシリンダ304及び306と交差して形成する第2組の領域上にデータ組をサンプリングすることを含んでいる。また別の代替的実施形態では、本方法は、面420、422、82、426及び428がグループ434、第1組の領域及び第2組の領域と交差して形成する第3組の領域上にデータ組をサンプリングすることを含んでいる。別の代替的実施形態では、本方法は、面420、422、82、426及び428がグループ434、第1組の領域及び第2組の領域と合併して形成する第4組の領域(図示せず)上にデータ組をサンプリングすることを含んでいる。
データ組に対するサンプリングは、グループ418の6つの面と比べてより多くの面数やより少ない面数上に対することが可能であることに留意すべきである。同様に、残りのグループ434、436及び438内の面の数も変更することができる。さらに、データ組に対するサンプリングは、4つのグループ418、434、436及び438と比べてより多くの面グループやより少ない面グループ上に対することが可能であることに留意すべきである。
極形式及び一般化位相エンコードは、連続及び非連続の寝台移動イメージングやボーラス・トラッキングと組み合わせることが可能であることに留意すべきである。
さらに、グループ418、434、436及び438のうちの少なくとも1つのグループ内の面の数はスキャンの進行に伴って変更することができること、並びにグループ(すなわち、投影角度)の数はスキャンの進行に伴って変更することができること、に留意すべきである。これらの変更は、時間的な動態の変化、スキャンしている対象の領域の変化、あるいは対象自体の変化に対応するように実施することができる。
各グループ418、434、436及び438内のデータ組から画像を作成する順序は、所望の時間分解能、所望のkx方向空間分解能及び所望のky方向空間分解能に依存する。所望の時間分解能、所望のkx方向空間分解能及び所望のky方向空間分解能は、患者135のスキャンに使用するイメージング・システムの種類、患者135に造影剤を投与するか否か、スキャンを受ける患者135の身体部分のサイズが大きいか小さいかを含む様々な要因に依存する。例えば、患者135内に造影剤を投与する場合、高い時間分解能と低いか中程度の空間分解能とが望まれる。この例では、造影剤が例えば患者135の動脈などの内部部分を通って流れる瞬間、またはこれに近い時点で患者135の画像を取得すべきであるために、高い時間分解能と低いか中程度の空間分解能とが望まれる。別の例として、脚部など患者135のうちサイズが大きい身体部分をスキャンする場合、低い時間分解能及び高い空間分解能が望まれる。この別の例で低い時間分解能及び高い空間分解能が望まれるのは、こうした分解能の組み合わせによれば、大きな身体部分内の静脈などの小さい内部部分をユーザが描出できるためである。極形式位相エンコード配置のための方法のすべての実施形態において、kz方向での空間分解能は高い。一例として、kz方向での高い空間分解能は、kz方向において256個のデータ点を周波数エンコードすることによって実現している。
実施の一形態では、高い時間分解能、高い面内分解能(in−plane resolution)及びゼロの貫通面分解能(thru−plane resolution)を得るには、グループ118の面420上に位置するデータ組に対応する2D画像を、データ組をグリッド再配置し、さらにデータ組に対して2D高速フーリエ変換(FFT)などの2D逆フーリエ変換を実行することによって作成している。この2D逆フーリエ変換は、デカルト座標のグリッド上へのデータ組のグリッド再配置と組み合わせている。デカルト座標のグリッド上へのグリッド再配置並びに2D逆フーリエ変換は、面420上へのデータ組のサンプリングの後で実行されている。別の実施形態では、高い時間分解能、高い面内分解能及びゼロの貫通面分解能を提供するには、グループ118の面420上に位置するデータ組に対応する2D画像を、極座標78のグリッド76上へのデータ組のグリッド再配置と組み合わせてデータ組に対する2D逆投影を実行することによって作成している。高い時間分解能の一例は、面420上へのデータ組のサンプリング及びそのデータ組に対応する画像の作成のために1秒かかることである。
各グループ418、434、436及び438の長さは、ky方向での所望の空間分解能であるような面内分解能に対応しており、また各グループ418、434、436及び438の奥行きは、kx方向での所望の空間分解能であるような貫通面分解能に対応している。例えば、高い面内分解能を得るには、グループ418の長さ425を、ky方向で256個のデータ点を有する1つのデータ組に対応させている。別の例として、低い面内分解能を得るには、グループ418の長さ425を、ky方向で1つのデータを有する1つのデータ組に対応させている。中程度の面内分解能とは、高い面内分解能と低い面内分解能の間にある分解能である。さらに別の例として、低い貫通面分解能を得るには、グループ418の奥行き427を、kx方向で1つのデータを有する1つのデータ組に対応させている。また別の例として、高い貫通面分解能を得るには、グループ418の奥行き427を、kx方向で256個のデータ点を有する1つのデータ組に対応させている。中程度の貫通面分解能とは、高い貫通面分解能と低い貫通面分解能の間にある分解能である。一例として、中程度の貫通面分解能を得るには、グループ418の奥行き427を、kx方向で6個のデータ点を有する1つのデータ組に対応させている。
さらに別の代替的実施形態では、低い時間分解能及びフル3D分解能を提供するには、グループ418、434、436及び438上に位置するデータ組に対応する3次元(3D)画像を、グリッド再配置と組み合わせてkz方向で逆フーリエ変換を実行し、さらにkx及びky方向で2D逆フーリエ変換を実行することによって作成している。フル3D分解能とは、kx方向での高い空間分解能、ky方向での高い空間分解能、かつkz方向での高い空間分解能である。また別の代替的実施形態では、低い時間分解能及びフル3D分解能を提供するには、グループ418、434、436及び438上に位置するデータ組に対応する3D画像を、kz方向で逆フーリエ変換を実行し、さらにkx及びky方向で逆投影を実行することによって再構成している。3D画像を作成は、グループ418、434、436及び438上へのデータ組のサンプリングの後でかつそのデータ組の再構成の後になるため、時間分解能が低くなる。グループ418、434、436及び438上へのデータ組のサンプリング並びにそのデータ組に対応する画像の作成のために例えば36秒かかる(各1秒が各グループ418、434、436及び438の各面に対応する)と、低い時間分解能となる。
別の代替的実施形態では、中程度の時間分解能、kx方向での中程度の空間分解能及びky方向での高い空間分解能を提供するには、グループ434上に位置するデータ組に対応する2D画像を、データ組に対して3D逆フーリエ変換を実行し、さらにこのデータ組に対して最大強度投影(MIP)を実行することによって作成している。この3D逆フーリエ変換は、グループ434上へのデータ組のサンプリングの後に実行している。さらに別の代替的実施形態では、中程度の時間分解能、kx方向での中程度の空間分解能及びky方向での高い空間分解能を提供するには、グループ434上に位置するデータ組に対応する2D画像を、データ組に対して3D逆投影を実行し、さらにこのデータ組に対してMIPを実行することによって作成している。この3D逆投影は、グループ434上へのデータ組のサンプリングの後に実行している。中程度の時間分解能とは、低い時間分解能と比較してより高くかつ高い時間分解能と比較してより低いような時間分解能である。単一の面と比べてより多い面上に位置したデータ組に関する2D画像が作成されるため、この中程度の時間分解能は低い時間分解能と比べてより高い。4つのグループ418、434、436及び438と比べてより少ない数のグループ上に位置するデータ組に関する2D画像が作成されるため、この中程度の時間分解能は高い時間分解能と比べてより低い。kx方向での中程度の空間分解能は、kx方向での低い空間分解能と比べてより高くかつkx方向での高い空間分解能と比べてより低いような空間分解能である。MIPは、例えばkx方向で複数のデータを平均すること、またはkx方向で複数のデータ点から最大強度をもつデータ値を取り出すことによってkx方向における複数のデータに対応しているため、kx方向でのこの中程度の空間分解能はkx方向での低い空間分解能と比べてより高い。グループ418、434、436及び438のkx方向でのデータ点の長さと比べてkx方向でより短いデータ点の長さを使用して2D画像を作成しているため、kx方向での中程度の空間分解能はkx方向での高い空間分解能と比べてより低い。デカルト座標系の場合と異なり、上述した極形式位相エンコード配置のための方法の実施形態では、空間分解能は主として、データ組をその上に極形式位相エンコードさせる面の数には依存しないが、主として、ある面上に位置するデータ組の数には依存することに留意されたい。
「時間的スライディング・ウィンドウ」とも呼ばれる別の代替的実施形態では、グループ418、434、436及び438の交差によって形成される中央の領域446の中程度の時間分解能を提供するには、本方法は、グループ418、434、436及び438上にデータ組をサンプリングすること、並びにこのデータ組に対応する3D画像を作成すること、を含んでいる。本方法はさらに、グループ418上にデータ組をサンプリングすること、並びにグループ418、434、436及び438上に位置するデータ組に対応する3D画像を再構成すること、を含んでいる。本方法はさらに、グループ418、434、436及び438のうちの1つのグループ上へのデータ組のサンプリングに関して特定の順序に従うことなしに、グループ434上にデータ組をサンプリングすること、並びにグループ418、434、436及び438上に位置するデータ組に対応する3D画像を再構成すること、を含んでいる。本方法は、グループ418、434、436及び438のうちの任意のグループの周辺領域444などの周辺領域に関して低い時間分解能を提供している。周辺領域444などの周辺領域に関する時間分解能は低いが、中央の領域446での時間分解能は中程度であり、かつ中央の領域446は通常、周辺領域と比べて医療担当者にとってより関心が高い。
別の実施形態では、データ組のサンプリングをし終えた後、k空間の中心線上への周期的なサンプリングによってデータ組に関する位相及び周波数の補正が得られることに留意すべきである。別の代替的実施形態では、k空間内の1つまたは複数のシリンダに取り囲まれている内側のシリンダ上にデータ組を周期的にサンプリングすることによって、アキシャル面運動補正が得られる。さらに別の代替的実施形態では、Hermetian対称性を用いて部分サンプリングしたデータ組から完全なデータ組を推測している。また別の代替的実施形態では、データ組は1つのグループの1つ置きの各面上にサンプリングされる。例えば、データ組は、グループ面上へのデータ組のサンプリングの前に、グループ面上にサンプリングされる。別の実施形態では、EPIまたはグラジエントリコール及びスピンエコー法(GRASE)によって、単一のTR内で複数の位相エンコードがサンプリングされる。
したがって、本明細書で記載した極形式位相エンコード配置のためのシステム及び方法は、所望の時間分解能と、kx方向での所望の空間分解能と、ky方向での所望の空間分解能と、を提供している。本明細書で記載した極形式エンコード配置のためのシステム及び方法は、極座標のグリッド上へのデータ組のサンプリング、逆フーリエ変換、逆投影及びMIPによって、所望の時間分解能と、kx方向での所望の空間分解能と、ky方向での所望の空間分解能と、を提供している。
本発明を、具体的な様々な実施形態に関して記載してきたが、当業者であれば、本発明が本特許請求の範囲の精神及び趣旨の域内にある修正を伴って実施できることを理解するであろう。
64 データ
66 データ
68 データ
70 データ
72 データ
76 グリッド
78 極座標
82 kz軸と平行な面
84 データ
86 データ
88 データ
90 データ
94 面
95 周辺領域
96 面
97 中央領域
98 面
100 オペレータ・コンソール
102 キーボード/制御パネル
104 画面、ディスプレイ
106 画像処理装置モジュール
107 コンピュータ・システム
108 CPUモジュール
111 ディスク記憶装置
112 テープ駆動装置
113 メモリ・モジュール
115 高速シリアルリンク
116 リンク
118 バックプレーン
119 CPUモジュール
121 パルス発生器モジュール
122 システム制御部
125 シリアルリンク
127 傾斜増幅器
129 生理学的収集制御器
133 スキャン室インタフェース回路
134 位置決めデバイス
135 患者
139 傾斜コイル・アセンブリ
140 偏向用マグネット
141 マグネット・アセンブリ
142 ボリューム
150 送受信器モジュール
151 RF増幅器、電力増幅器
152 RFコイル
153 前置増幅器
154 送信/受信スイッチ
160 メモリ・モジュール
161 アレイ・プロセッサ
200 周波数合成器
201 出力
202 変調器及び逓昇変換器
203 基準周波数発生器
204 ライン
205 出力
206 励起器減衰器回路
207 受信器減衰器
208 逓降変換器
209 アナログ対ディジタル(A/D)変換器
210 ディジタル検出器及び信号処理装置
212 ライン
220 RF励起パルス
224 位相エンコード傾斜パルス
226 位相エンコード傾斜パルス
228 読み出しパルス
230 エコーNMR信号
232 リワインド用傾斜パルス
234 リワインド用傾斜パルス
250 第1組の面
252 第1組の面
254 第1組の面
260 データ
262 データ
264 データ
266 データ
268 データ
270 データ
272 データ
274 データ
276 データ
278 データ
280 データ
282 データ
284 データ
286 データ
288 データ
290 データ
292 データ
293 データ
294 データ
295 データ
296 データ
297 データ
298 データ
299 データ
302 くさび形領域
304 シリンダ
306 シリンダ
308 2つのシリンダ間の領域
312 シリンダとくさび形領域の交差によって形成される領域
314 2つのシリンダ間の領域とくさび形領域の間での交差によって形成される領域
418 グループ
420 kz軸と平行な面
422 kz軸と平行な面
425 グループの長さ
426 kz軸と平行な面
427 奥行き
428 kz軸と平行な面
429 データ
431 データ
434 グループ
436 グループ
438 グループ
444 周辺領域
446 中央領域
448 角度
66 データ
68 データ
70 データ
72 データ
76 グリッド
78 極座標
82 kz軸と平行な面
84 データ
86 データ
88 データ
90 データ
94 面
95 周辺領域
96 面
97 中央領域
98 面
100 オペレータ・コンソール
102 キーボード/制御パネル
104 画面、ディスプレイ
106 画像処理装置モジュール
107 コンピュータ・システム
108 CPUモジュール
111 ディスク記憶装置
112 テープ駆動装置
113 メモリ・モジュール
115 高速シリアルリンク
116 リンク
118 バックプレーン
119 CPUモジュール
121 パルス発生器モジュール
122 システム制御部
125 シリアルリンク
127 傾斜増幅器
129 生理学的収集制御器
133 スキャン室インタフェース回路
134 位置決めデバイス
135 患者
139 傾斜コイル・アセンブリ
140 偏向用マグネット
141 マグネット・アセンブリ
142 ボリューム
150 送受信器モジュール
151 RF増幅器、電力増幅器
152 RFコイル
153 前置増幅器
154 送信/受信スイッチ
160 メモリ・モジュール
161 アレイ・プロセッサ
200 周波数合成器
201 出力
202 変調器及び逓昇変換器
203 基準周波数発生器
204 ライン
205 出力
206 励起器減衰器回路
207 受信器減衰器
208 逓降変換器
209 アナログ対ディジタル(A/D)変換器
210 ディジタル検出器及び信号処理装置
212 ライン
220 RF励起パルス
224 位相エンコード傾斜パルス
226 位相エンコード傾斜パルス
228 読み出しパルス
230 エコーNMR信号
232 リワインド用傾斜パルス
234 リワインド用傾斜パルス
250 第1組の面
252 第1組の面
254 第1組の面
260 データ
262 データ
264 データ
266 データ
268 データ
270 データ
272 データ
274 データ
276 データ
278 データ
280 データ
282 データ
284 データ
286 データ
288 データ
290 データ
292 データ
293 データ
294 データ
295 データ
296 データ
297 データ
298 データ
299 データ
302 くさび形領域
304 シリンダ
306 シリンダ
308 2つのシリンダ間の領域
312 シリンダとくさび形領域の交差によって形成される領域
314 2つのシリンダ間の領域とくさび形領域の間での交差によって形成される領域
418 グループ
420 kz軸と平行な面
422 kz軸と平行な面
425 グループの長さ
426 kz軸と平行な面
427 奥行き
428 kz軸と平行な面
429 データ
431 データ
434 グループ
436 グループ
438 グループ
444 周辺領域
446 中央領域
448 角度
Claims (10)
- 対象を表すデータ組を形成している複数の信号を生成させるような極形式位相エンコードの工程であって、該データ組によってk空間内の極座標(78)形式のグリッド(76)が形成されるようにした極形式位相エンコード工程を含む医学検査のための方法。
- 前記位相エンコードの工程は、対象を表す磁気共鳴信号を生成させるようなk空間内における極座標(78)のグリッド(76)上への位相エンコードの工程を含んでいる、請求項1に記載の方法。
- 前記位相エンコードの工程は、
k空間内の面(82、94、96、98)と、
k空間内の面からなるグループ(418、434、436、438)と、
k空間内において前記面(82、94、96、98)がシリンダ(304、306)と交差して形成する第1組の領域と、
前記面グループ(418、434、436、438)がシリンダ(304、306)と交差して形成する第2組の領域と、
前記面(82、94、96、98)が前記面グループ(418、434、436、438)、前記第1組の領域及び前記第2組の領域と交差して形成する第3組の領域と、
前記面(82、94、96、98)が前記面グループ(418、434、436、438)、前記第1組の領域及び前記第2組の領域と合併して形成する第4組の領域であって、前記面(82、94、96、98)の各々と前記面グループ(418、434、436、438)の各面はk空間内の有限の領域を取り囲んでおり、前記面の各々は互いに平行であり、各グループ(418、434、436、438)内の各面は該グループ内のこれ以外の任意の面と平行であり、かつ各グループ(418、434、436、438)はこれ以外の任意のグループに対してある角度を成しているような第4組の領域と、
のうちの少なくとも1つの上への位相エンコードの工程を含んでいる請求項1に記載の方法。 - 前記位相エンコードの工程はk空間内の面(82)上への位相エンコードの工程を含んでいる、請求項1に記載の方法。
- 前記データ組に対して2D逆フーリエ変換を実行することによって2次元(2D)画像を作成する工程をさらに含む請求項4に記載の方法。
- 前記面(82)上に位置するデータ組をデカルト座標のグリッド上にグリッド再配置すること、並びに前記面(82)上に位置するデータ組に対する2次元逆投影を実行することによって2次元(2D)画像を作成する工程をさらに含む請求項4に記載の方法。
- 前記位相エンコードの工程は、k空間内の一連の面グループ(418、434、436、438)上への位相エンコードの工程であって、各グループ(418、434、436、438)が該一連のグループ内のこれ以外の任意のグループを基準としてある角度を成しているような位相エンコード工程を含んでいる、請求項1に記載の方法。
- 極座標(78)のグリッド(76)上で実行されている、前記一連のグループの面(82)上に位置するデータ組をグリッド再配置すること、
前記グループの前記面(82)上に位置するデータ組に対して2次元逆投影を実行すること、
によって高い時間分解能を得る工程をさらに含む請求項7に記載の方法。 - 均一な磁場を発生させるための主マグネット(140)と、
前記磁場を励起するための無線周波数パルス発生器(121)と、
前記磁場内で異なる方向に延びる傾斜を発生させるための傾斜磁場発生器と、
対象を表す磁気共鳴(MR)磁場信号を受け取るための受信器(150)と、
前記対象を表すデータ組を形成しているMR信号を生成させるような極形式位相エンコードのための制御装置(108、119)であって、該データ組によってk空間内に極座標形式のグリッドが形成されるようにした制御装置(108、119)と、
を備える磁気共鳴イメージング(MRI)システム。 - 対象を表すデータ組を形成している複数の磁気共鳴(MR)信号を生成させるような極形式位相エンコードであって、該データ組によってk空間内に極座標形式のグリッドが形成されるようにした極形式位相エンコードを実行するようにプログラムされている制御装置(108、119)。
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