JP2005021597A - ゲーム装置、再生切替方法およびプログラム - Google Patents

ゲーム装置、再生切替方法およびプログラム Download PDF

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哲一 中西
Shogo Nakamura
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Abstract

【課題】 楽曲等の切り替えに要する遅延時間を短縮することができるゲーム装置、再生切替方法およびプログラムを提供すること。
【解決手段】 ゲーム装置には、イベントの発生を検出するゲーム進行処理部114と、旧楽曲および新楽曲の音データを読み出して再生動作を行う読出し制御部130、先読み音データ格納部132、音データ格納部134、136および効果音生成部140と、新楽曲の音データの先頭部をイベント発生前に読み出して先読み音データ格納部132に格納する先読み判定部120、読出し制御部130とが備わっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、再生中の楽曲等を切り替えるゲーム装置、再生切替方法およびプログラムに関する。
従来から、複数の音声チャネルを有し、それぞれの音声チャネルに各トラックを対応させて楽曲の再生を行うとともに、再生対象となる楽曲を切り替える際に、旧楽曲の各トラックを異なるタイミングでフェードアウトしながら、新楽曲の各トラックを異なるタイミングでフェードインするゲーム装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。このゲーム装置では、各トラック毎に異なるタイミングでフェードアウトおよびフェードインを行って楽曲の切り替えを行うことにより、変更前後で曲間のつながりを滑らかにすることができるという利点がある。
特許第3205543号公報(第5−10頁、図1−9)
ところで、上述した特許文献1に開示されたゲーム装置では、切替前後の楽曲のつながりは滑らかになるが、楽曲の切り替えが指示されてから実際に新楽曲に切り替えて再生動作が開始されるまである程度の遅延が生じるという問題がある。例えば、ゲームが進行して、それまでの状況に応じて分岐先が決定されるような分岐が発生する場合には、実際に分岐が発生する時点までどの分岐先が選択されるかがわからない。このような場合に、分岐前に再生されていた旧楽曲を、分岐先に応じて新楽曲に切り替えようとすると、分岐後に新たに新楽曲のデータをCD−ROM等から読み出す必要があるため、切り替え指示を出してから実際に新楽曲の再生が開始されるまで、ある程度の時間(例えば、0.5秒程度)を要することになる。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、楽曲等の切り替えに要する遅延時間を短縮することができるゲーム装置、再生切替方法およびプログラムを提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明のゲーム装置は、第1のデータに基づいた再生動作から第2のデータに基づいた再生動作への切り替えがイベントの発生に伴って行われるゲーム装置であって、イベントの発生を検出するイベント検出手段と、第1のデータを読み出して再生動作を行う第1の再生手段と、第2のデータの先頭部をイベントの発生タイミングよりも前に読み出すデータ先読み手段と、データ先読み手段によって読み出された第2のデータの先頭部と、その後に読み出された第2のデータの後続部とに基づいて再生動作を行う第2の再生手段とを備えている。
また、本発明の再生切替方法は、第1のデータに基づいた再生動作から第2のデータに基づいた再生動作への切り替えがイベントの発生に伴って行われる再生切替方法であって、イベントの発生を検出する第1のステップと、第1のデータを読み出して再生動作を行う第2のステップと、第2のデータの先頭部をイベントの発生タイミングよりも前に読み出す第3のステップと、第3のステップにおいて読み出された第2のデータの先頭部と、その後に読み出された第2のデータの後続部とに基づいて再生動作を行う第4のステップとを有している。
また、本発明の再生切替プログラムは、第1のデータに基づいた再生動作から第2のデータに基づいた再生動作への切り替えをイベントの発生に伴って行うために、コンピュータを、イベントの発生を検出するイベント検出手段と、第1のデータを読み出して再生動作を行う第1の再生手段と、第2のデータの先頭部をイベントの発生タイミングよりも前に読み出すデータ先読み手段と、データ先読み手段によって読み出された第2のデータの先頭部と、その後に読み出された第2のデータの後続部とに基づいて再生動作を行う第2の再生手段として機能させる。
楽曲等の再生の切替を伴うイベントが発生する前に切替後の第2の再生動作を行うために必要な第2のデータの先頭部の読出しが行われるため、再生動作の切り替えが開始されてから実際に新しい再生結果の出力(例えば楽曲再生の場合には再生音の出力)が開始されるまでの遅延時間を短縮することが可能になる。
また、上述したイベントに対応して、内容が異なる複数の第2のデータの中から一つが選択される場合に、データ先読み手段は、複数の第2のデータのそれぞれに対応する先頭部を読み出すことが望ましい。これにより、イベント発生後に必要なデータの先頭部を確実にイベント発生時に取得することができ、再生動作の切り替えに要する遅延時間を短縮することが可能になる。
また、上述したイベント発生時あるいはその直前まで複数の第2のデータのいずれが選択されるかがわからないことが望ましい。これにより、イベント発生時あるいはその直前までどのデータを読み出して新しい再生動作を行うかがわからなくても、イベント発生時には新しい再生動作を行うために必要なデータの先頭部を確実に取得することができるため、再生動作の切り替えに要する遅延時間を短縮することが可能になる。
また、上述した第1および第2のデータのそれぞれは音データであり、第1の再生手段は、第1のデータに基づいて第1の楽曲の再生を行い、第2の再生手段は、第2のデータに基づいて第2の楽曲の再生を行うことが望ましい。これにより、イベント発生に伴って再生楽曲の切り替えが行われる場合に、新しい楽曲の再生が開始されるまでの遅延時間を短縮することが可能になる。
また、上述した第1の再生手段は、第2の楽曲への切り替え時に音量を徐々に低下させる処理を行うことが望ましい。あるいは、上述した第2の再生手段は、第1の楽曲からの切り替え時に音量を徐々に増大させる処理を行うことが望ましい。これにより、旧楽曲から新楽曲への切り替えをより円滑に行うことができ、新楽曲へ切り替え時間の短縮と相まって、切り替え時の違和感をなくすことができる。
また、上述した第1および第2のデータは、挿抜可能なディスク型記録媒体に予め記録されており、データ先読み手段は、ディスク型記録媒体から読み出した第2のデータの先頭部を半導体メモリに格納し、第2の再生手段は、半導体メモリから第2のデータの先頭部を読み出して再生動作を行うことが望ましい。一般に、CD−ROMやDVD−ROM等の挿抜可能なディスク型記録媒体に記録されたデータは読み出しに時間がかかるが、データの先頭部の読み出しをイベント発生前に行っておくことにより、イベント発生に伴って開始するこのデータに基づく再生動作の開始時間の遅れを少なくすることが可能になる。
以下、本発明を適用した一実施形態のゲーム装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、一実施形態のゲーム装置の構成を示す図である。また、図2は本実施形態のゲーム装置と周辺機器との接続状態を示す図である。本実施形態では、例えば家庭用のゲーム装置について説明を行うものとする。
図1および図2に示すように、本実施形態のゲーム装置は、挿抜可能な情報記録媒体としてのCD−ROMに記憶されたゲームプログラムを実行することにより所定のゲーム演算を行ってゲーム画面表示に必要な映像信号や、各種の効果音等の音声信号を出力するゲーム装置本体100と、このゲーム装置本体100に接続されるテレビモニタ装置200と、プレーヤが手元で操作するコントローラ300とを含んで構成されている。
テレビモニタ装置200は、ゲーム装置本体100から出力される映像信号に基づいてゲーム画面をディスプレイ画面上に表示する表示部210と、ゲーム装置本体100から入力される音声信号を音に変換して出力するスピーカ220とを備えている。表示部210は、例えばCRT(陰極線管)やLCD(液晶表示装置)や液晶プロジェクタ等により構成される。
ゲーム装置本体100は、ゲーム演算部110、映像出力部180、音声出力部182、ディスク読取部186を備えている。ゲーム演算部110は、例えばCPU、ROMおよびRAMを用いて所定のゲームプログラムを実行することにより実現することができ、ゲーム装置全体がコンピュータとして動作する。ゲーム演算部110の詳細構成については後述する。
映像出力部180は、VRAMを含んで構成されており、ゲーム演算部110によって生成されてVRAMに格納された画像データを走査順に読み出してNTSC信号に変換することにより、テレビモニタ装置200の表示部210に向けて映像信号を出力する。音声出力部182は、ゲーム演算部110から出力される各種の音データをアナログの音声信号に変換して、テレビモニタ装置200内のスピーカ220に向けて出力する。
ディスク読取部186は、装填されているCD−ROM188に記憶されている各種のデータを読み取るためのものである。CD−ROM188には高精細なグラフィック表示を行うために必要な画像データや各種の効果音やBGM等の音データを含むゲームプログラムが記録されており、ディスク読取部186は、CD−ROM188から読み取ったゲームプログラムをゲーム演算部110に送る。また、このゲームプログラムには、楽曲の切り替えを行う再生切替プログラムとしての楽曲切替プログラムが含まれている。なお、ゲームプログラムを記録する情報記録媒体として、上述したCD−ROM以外のもの(例えば、DVD−ROM等)を用いるようにしてもよい。
また、ゲーム演算部110は、ゲームの進行や各種のイベント発生に関連するゲーム演算を行うものであり、入力処理部112、ゲーム進行処理部114、ゲーム画像生成部116、先読み判定部120、読出し制御部130、先読み音データ格納部132、音データ格納部134、136、効果音生成部140を含んで構成されている。
入力処理部112は、コントローラ300を用いて行われるプレーヤによる入力操作内容を判定する。ゲーム進行処理部114は、入力処理部112によって判定されるプレーヤの入力操作内容に基づいてゲームを進行させ、必要に応じて各種のイベントを発生させる。また、ゲーム進行処理部114は、ゲームに登場するプレーヤキャラクタや敵キャラクタ等の各種三次元オブジェクトの配置や向き等を一定の時間間隔で計算する。
ゲーム画像生成部116は、ゲーム進行処理部114によって配置や向きが計算された各種の三次元オブジェクトに対して、プレーヤの視点位置を考慮した透視投影変換処理を行って、疑似三次元画像である二次元画像を生成する。
先読み判定部120は、効果音やBGMの再生タイミングよりも前にこれらの音の再生に用いられる音データの読み出しタイミングを判定する。読み出し制御部130は、ディスク読取部186に指示を送って、再生対象となる音データを含むCD−ROM188に記録された各種のデータを読み出す。
先読み音データ格納部132は、先読み判定部120によって読み出しタイミングが判定されて読み出された一部の音データが格納される。また、音データ格納部134、136は、音の再生動作が実際に開始された後に残りの音データが格納される。これらの先読み音データ格納部132および音データ格納部134、136は半導体メモリを用いて構成されている。効果音生成部140は、ゲーム進行処理部114によって効果音の発生が指示されたときに、先読み音データ格納部132および2つの音データ格納部134、136に格納された音データを所定の順番で読み出して再生する。なお、効果音生成部140による生成対象となる効果音には、爆発音等の狭義の効果音だけでなく、BGMとして演奏される楽曲等の一般の楽器音やプレーヤキャラクタや敵キャラクタの声等の一般的な音も含まれており、これら各種の音を複数のFM音源やPCM音源等を用いて再生する動作が行われる。この再生動作によって生成される音信号が音声出力部182に向けて出力される。
上述したゲーム進行処理部114がイベント検出手段に、先読み判定部120、読出し制御部130がデータ先読み手段に、読出し制御部130、先読み音データ格納部132、音データ格納部134、136、効果音生成部140が第1および第2の再生手段にそれぞれ対応する。
本実施形態のゲーム装置はこのような構成を有しており、次に、楽曲の切り替えに関する動作を説明する。
図3は、本実施形態のゲーム装置において再生対象となる楽曲の切り替えを行う動作手順を示す流れ図である。例えば、ゲームの進行と並行して再生中の旧楽曲を、ゲームの分岐を伴うイベント発生時に新楽曲に切り替える場合について説明を行うものとする。
CD−ROM188に記録されているゲームプログラムが読み出されてゲーム進行が開始された後、読出し制御部130によって旧楽曲の音データaがCD−ROM188から読み出されて音データ格納部134、136に交互に格納され、効果音生成部140によって読み出されてこの旧楽曲の再生が行われる(ステップ100)。
このようにして行われる旧楽曲の再生動作と並行して、先読み判定部120は、再生対象の音データを特定する(ステップ101)。例えば、次に発生するイベントにおいて、それまでのゲームの進行状況に応じてセットされるフラグFの値に応じて複数の選択肢の中の一つが選択される場合には、次に再生対象となる可能性のある複数の選択肢のそれぞれに対応する複数種類の楽曲を再生するために用いられる複数の音データが特定される。なお、本実施形態では、各音データは、少なくとも先頭部と一あるいは複数の後続部とに分割されて読み込まれるストリームデータ(ストリーミング型のデータ)であり、一度に読み込み可能なダウンロード型のデータとは異なっている。
次に、読出し制御部130は、先読み判定部120によって特定された複数の音データの先頭部の読み出しを行う(ステップ102)。このようにして読み出された複数の音データのそれぞれの先頭部は、先読み音データ格納部132に格納される。
次に、ゲーム進行処理部114は、ゲーム進行にしたがってイベントが発生したか否かを判定する(ステップ103)。なお、ゲーム進行にしたがって発生するイベントには様々なものがあるが、この判定では、楽曲の変更を伴う分岐が生じるイベントのみが判定の対象となる(ストーリの分岐が生じずに単に生成対象の楽曲のみが変更されるイベントもこの判定対象に含まれるものとする)。また、この分岐には、ゲームのストーリが変化する場合の他に、ストーリは変化しないが再生対象となる楽曲が変化する場合も含まれる。したがって、ゲームのストーリは変化しないが、楽曲の曲目や曲調が変化するだけのイベントも存在する。分岐を伴うイベントが発生しない場合には否定判断が行われ、この判定が繰り返される。
また、分岐を伴うイベントが発生するとステップ103の判定において肯定判断が行われる。次に、ゲーム進行処理部114は、効果音生成部140に指示を送って、それまでのゲームの進行状況に応じてセットされたフラグの値に応じた分岐先を決定した後(ステップ104)、効果音生成部140に指示を送って、再生対象となる楽曲を旧楽曲から分岐先に対応した新楽曲に切り替える(ステップ105)。新楽曲に対応した再生動作は、まず、新楽曲に対応して既に先読み音データ格納部132に格納されている新楽曲の音データの先頭部を用いて行われる。また、この先頭部を用いた楽曲の再生動作と並行して、先頭部に続く音データの後続部が読出し制御部130の制御によってCD−ROM188から読み出され、音データ格納部134、136に格納される。これにより、先頭部を用いた新楽曲の再生動作が終了した後は、音データ格納部134、136に格納されている音データの後続部が順に読み出されて新楽曲の再生動作が継続して行われる。
図4は、本実施形態のゲーム装置での楽曲切替(再生切替)の概要を示す図である。例えば、イベント発生に伴って3つの選択肢を有する分岐を考えるものとし、分岐までのゲームの進行状況に応じてフラグFの値が0、1、2のいずれかにセットされるものとする。フラグFの値が0の場合には、それまでの旧楽曲の再生が継続される。また、フラグFの値が1あるいは2の場合には、それぞれに対応する新楽曲の再生が新たに開始される。
ところで、新楽曲の再生は、分岐発生前(イベント発生前)に既に先読み音データ格納部132に格納されている音データa、b、cの先頭部a1、b1、c1を用いて行われるため、これらの先頭部を速やかに読み出して行うことが可能であり、分岐とほぼ同時に新楽曲に切り替えることが可能になる。
また、旧楽曲と新楽曲の内容(例えば曲調や音量等)が異なる場合には、旧楽曲の音量を徐々に下げるフェードアウト処理や、新楽曲の音量を徐々に上げるフェードイン処理を必要に応じて行うことにより、変更前後の楽曲のつながりを円滑にすることが可能になる。
このように、本実施形態のゲーム装置では、楽曲の切替を伴うイベントが発生する前に切替後の新楽曲に対応する音データの先頭部の読出しが行われるため、楽曲の切り替えが開始されてから実際に新楽曲の再生が開始されるまでの遅延時間を短縮することが可能になる。
また、イベントに対応して内容が異なる複数の音データの中から一つが選択される場合に、先読み判定部120は、複数の音データのそれぞれに対応する先頭部を読み出しており、これにより、イベント発生後に必要なデータの先頭部を確実にイベント発生時に取得することができ、楽曲の切り替えに要する遅延時間を短縮することが可能になる。
また、イベント発生時あるいはその直前まで複数の選択肢のいずれが選択されるかがわからないような場合であっても、イベント発生時に新楽曲に対応するデータの先頭部を確実に取得することができるため、楽曲の切り替えに要する遅延時間を短縮することが可能になる。
また、旧楽曲から新楽曲に切り替える際に、旧楽曲の音量を徐々に低下させる処理を行ったり、新楽曲の音量を徐々に増大させる処理を行うことにより、旧楽曲から新楽曲への切り替えをより円滑に行うことができ、新楽曲へ切り替えに要する時間の短縮と相まって、切り替え時の違和感をなくすことができる。
また、一般に、CD−ROMやDVD−ROM等の挿抜可能なディスク型記録媒体に記録された音データは読み出しに時間がかかるが、音データの先頭部を読み出して半導体メモリに格納する処理をイベント発生前に行っておくことにより、イベント発生に伴って開始するこの音データに基づく新楽曲の再生動作の遅延時間を短縮することが可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。上述した実施形態では、先読み音データ格納部132と音データ格納部134、136とを分けたが、物理的には一つの半導体メモリを用いて構成するようにしてもよい。また、イベント発生後に2つの音データ格納部134、136を用いて音データの格納と読出しを交互に行うダブルバッファ方式について説明したが、一つの格納領域を用いてデータの読み書きを行うリングバッファ方式あるいは先入れ先出し(FIFO)方式を採用するようにしてもよい。
また、上述した先読み音データ格納部132に格納されるデータの先頭部の容量の設定値を、音データの種類等に応じて変更するようにしてもよい。これにより、例えば、トラック数が異なる音データの先頭部の再生時間を調整することが可能になり、イベント発生後に読み込むデータの後続部に基づく再生動作を開始するまで、間を空けずにこの先頭部に基づく再生動作を行うことが可能になる。
また、上述した実施形態では、CD−ROM188に記録されている音データを読み出す場合を考えたが、所定の通信回線およびネットワークを介してゲームサーバからストリームデータとしての音データを読み込んで、これに対応する効果音の再生を行うゲーム装置に本発明を適用することもできる。
また、上述した実施形態では、イベント発生に伴う分岐において、それまでのゲームの進行状況に応じてセットされたフラグの内容に応じて分岐先を設定したが、プレーヤがコントローラ300を操作したときの操作内容に応じて分岐先が決定される場合にも本発明を適用することができる。
また、上述した実施形態では、イベント発生に伴う分岐において再生楽曲を切り替える場合について説明したが、再生対象は楽曲だけでなく画像等であってもよい。例えば、イベント発生に伴う分岐において再生画像を切り替える場合に、イベント発生後に画像データをCD−ROM188から読み出していたのでは、この画像データを用いた画像の再生出力(表示)を開始するまでに長時間を要することになる。本発明を適用した場合には、CD−ROM188からイベント発生前に画像データの先読みを行うことで、切替後の画像表示を開示するまでの時間を短縮することが可能になる。また、楽曲再生の場合には音量を可変してフェードアウト処理およびフェードイン処理を行ったが、画像再生の場合には画面全体の輝度を徐々に暗くあるいは明るくして(あるいはRGB各データの値を下限値あるいは上限値に徐々に近づけて)フェードアウト処理およびフェードイン処理を行うようにする。これにより、再生画像を切り替えた際の違和感をなくすことができる。
一実施形態のゲーム装置の構成を示す図である。 本実施形態のゲーム装置と周辺機器との接続状態を示す図である。 本実施形態のゲーム装置において再生対象となる楽曲の切り替えを行う動作手順を示す流れ図である。 本実施形態のゲーム装置での楽曲切替の概要を示す図である。
符号の説明
100 ゲーム装置本体
110 ゲーム演算部
112 入力処理部
114 ゲーム進行処理部
116 ゲーム画像生成部
120 先読み判定部
130 読出し制御部
132 先読み音データ格納部
134、136 音データ格納部
140 効果音生成部
180 映像出力部
182 音声出力部
186 ディスク読取部
188 CD−ROM
200 テレビモニタ装置
210 表示部
220 スピーカ
300 コントローラ

Claims (17)

  1. 第1のデータに基づいた再生動作から第2のデータに基づいた再生動作への切り替えがイベントの発生に伴って行われるゲーム装置であって、
    前記イベントの発生を検出するイベント検出手段と、
    前記第1のデータを読み出して再生動作を行う第1の再生手段と、
    前記第2のデータの先頭部を前記イベントの発生タイミングよりも前に読み出すデータ先読み手段と、
    前記データ先読み手段によって読み出された前記第2のデータの先頭部と、その後に読み出された前記第2のデータの後続部とに基づいて再生動作を行う第2の再生手段と、
    を備えることを特徴とするゲーム装置。
  2. 請求項1において、
    前記イベントに対応して、内容が異なる複数の前記第2のデータの中から一つが選択される場合に、前記データ先読み手段は、前記複数の第2のデータのそれぞれに対応する前記先頭部を読み出すことを特徴とするゲーム装置。
  3. 請求項2において、
    前記イベント発生時あるいはその直前まで前記複数の第2のデータのいずれが選択されるかがわからないことを特徴とするゲーム装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    前記第1および第2のデータのそれぞれは音データであり、
    前記第1の再生手段は、前記第1のデータに基づいて第1の楽曲の再生を行い、
    前記第2の再生手段は、前記第2のデータに基づいて第2の楽曲の再生を行うことを特徴とするゲーム装置。
  5. 請求項4において、
    前記第1の再生手段は、前記第2の楽曲への切り替え時に音量を徐々に低下させる処理を行うことを特徴とするゲーム装置。
  6. 請求項4または5において、
    前記第2の再生手段は、前記第1の楽曲からの切り替え時に音量を徐々に増大させる処理を行うことを特徴とするゲーム装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかにおいて、
    前記第1および第2のデータは、挿抜可能なディスク型記録媒体に予め記録されており、
    前記データ先読み手段は、前記ディスク型記録媒体から読み出した前記第2のデータの先頭部を半導体メモリに格納し、
    前記第2の再生手段は、前記半導体メモリから前記第2のデータの先頭部を読み出して再生動作を行うことを特徴とするゲーム装置。
  8. 第1のデータに基づいた再生動作から第2のデータに基づいた再生動作への切り替えがイベントの発生に伴って行われる再生切替方法であって、
    前記イベントの発生を検出する第1のステップと、
    前記第1のデータを読み出して再生動作を行う第2のステップと、
    前記第2のデータの先頭部を前記イベントの発生タイミングよりも前に読み出す第3のステップと、
    前記第3のステップにおいて読み出された前記第2のデータの先頭部と、その後に読み出された前記第2のデータの後続部とに基づいて再生動作を行う第4のステップと、
    を有することを特徴とする再生切替方法。
  9. 請求項8において、
    前記イベントに対応して、内容が異なる複数の前記第2のデータの中から一つが選択される場合に、前記第3のステップにおいて、前記複数の第2のデータのそれぞれに対応する前記先頭部を読み出すことを特徴とする再生切替方法。
  10. 請求項9において、
    前記イベント発生時あるいはその直前まで前記複数の第2のデータのいずれが選択されるかがわからないことを特徴とする再生切替方法。
  11. 請求項8〜10のいずれかにおいて、
    前記第1および第2のデータのそれぞれは音データであり、
    前記第2のステップにおいて、前記第1のデータに基づいて第1の楽曲の再生を行い、
    前記第4のステップにおいて、前記第2のデータに基づいて第2の楽曲の再生を行うことを特徴とする再生切替方法。
  12. 請求項11において、
    前記第2のステップにおいて、前記第2の楽曲への切り替え時に音量を徐々に低下させる処理を行うことを特徴とする再生切替方法。
  13. 請求項11または12において、
    前記第4のステップにおいて、前記第1の楽曲からの切り替え時に音量を徐々に増大させる処理を行うことを特徴とする再生切替方法。
  14. 請求項8〜13のいずれかにおいて、
    前記第1および第2のデータは、挿抜可能なディスク型記録媒体に予め記録されており、
    前記第3のステップにおいて、前記ディスク型記録媒体から読み出した前記第2のデータの先頭部を半導体メモリに格納し、
    前記第4のステップにおいて、前記半導体メモリから前記第2のデータの先頭部を読み出して再生動作を行うことを特徴とする再生切替方法。
  15. 第1のデータに基づいた再生動作から第2のデータに基づいた再生動作への切り替えをイベントの発生に伴って行うために、コンピュータを、
    前記イベントの発生を検出するイベント検出手段と、
    前記第1のデータを読み出して再生動作を行う第1の再生手段と、
    前記第2のデータの先頭部を前記イベントの発生タイミングよりも前に読み出すデータ先読み手段と、
    前記データ先読み手段によって読み出された前記第2のデータの先頭部と、その後に読み出された前記第2のデータの後続部とに基づいて再生動作を行う第2の再生手段と、
    して機能させるための再生切替プログラム。
  16. 請求項15において、
    前記イベントに対応して、内容が異なる複数の前記第2のデータの中から一つが選択される場合に、前記データ先読み手段は、前記複数の第2のデータのそれぞれに対応する前記先頭部を読み出すことを特徴とする再生切替プログラム。
  17. 請求項15または16において、
    前記第1および第2のデータは、挿抜可能なディスク型記録媒体に予め記録されており、
    前記データ先読み手段は、前記ディスク型記録媒体から読み出した前記第2のデータの先頭部を半導体メモリに格納し、
    前記第2の再生手段は、前記半導体メモリから前記第2のデータの先頭部を読み出して再生動作を行うことを特徴とする再生切替プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008027538A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Sony Corp 再生装置、記録媒体、再生方法及び再生プログラム

Cited By (1)

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JP2008027538A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Sony Corp 再生装置、記録媒体、再生方法及び再生プログラム

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