JP2005021517A - ワンピースゴルフボール - Google Patents

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Koichi Fujisawa
光一 藤澤
Kazuhiko Isogawa
一彦 五十川
Yoshikazu Yabuki
芳計 矢吹
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Abstract

【課題】ワンピースゴルフボールにおいて、反発性を向上させるとともに、ゴルフボールの変色を抑制し、さらに、塗膜などの密着性を向上させることを目的とする。
【解決手段】本発明のワンピースゴルフボールは、ゴム成分100質量部に対して、0.05〜10質量部の酸化セリウムを含有するゴム組成物を加硫成形してなるゴルフボール本体を有することを特徴とする。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワンピースゴルフボールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ワンピースゴルフボールは、通常、練習場などのゴルフボールとして使用され、その表面には、光沢を付与して外観を向上したり、マークやゴルフボール本体を保護するために塗膜が設けられている。ワンピースゴルフボールを、練習場において長期に亘って使用していると、紫外線(太陽光線)や風雨にさらされて経時で変色したり、或いは、繰返し打撃され、繰返し洗浄されて使用されているために、塗膜が剥離する場合がある。このような変色や塗膜の剥離は、ゴルフボールが劣化している印象を与えるので好ましくない。また、ワンピースゴルフボール本体のゴム成分の劣化が進むと、ゴルフボール割れなどが生じてくる。
【0003】
このような状況の下、耐候性や耐久性を向上させたワンピースゴルフボールが提案がされている。例えば、ワンピースゴルフボール本体を構成するゴム組成物について、特許文献1には、酸化チタンと青色顔料とをそれぞれ一定量配合することにより、経日によって黄ばんだりせず、白色の色調を維持できるワンピースゴルフボールが提案されている。また、ワンピースゴルフボール本体を被覆する塗膜について、例えば、特許文献2には、酸化防止剤および/または光安定剤を含有するクリアー塗料をゴルフボール本体に塗装したゴルフボールが開示され、特許文献3には、蛍光増白剤、紫外線吸収剤を含有するクリアーコートが設けられているワンピースゴルフボールが開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−325864号公報
【特許文献2】
特許第3293694号
【特許文献3】
特開2001−17576号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に開示されているワンピースゴルフボールは、青色と黄色が補色の関係にあることを利用して、ゴルフボール本体の青色度を増すことにより、ゴルフボール本体を構成するゴム成分が紫外線などで劣化して黄変したとしても、白色を維持できるというものである。しかしながら、特許文献1に開示の技術は、ゴム成分自体の劣化を抑制するものではないため、白色の色調をある程度維持できたとしても、ゴム成分の劣化が進むと、打撃などの衝撃によりゴルフボール割れが生じる場合がある。また、ゴム成分の劣化が進んで黄変度合が青色度を上回ってしまうと、必ずしも白色を維持することができない。
【0006】
また、特許文献2及び3に開示されているように、従来のワンピースゴルフボールの塗膜には、有機系の酸化防止剤や紫外線吸収剤が使用されているのが一般的であるが、これらの有機系安定剤は、加水分解したり、或いは、紫外線によって発生したラジカルなどの攻撃を受けてそれ自体が分解し、酸化防止機能や紫外線吸収機能を長期に亘って持続できないという問題がある。そして、これらの有機系安定剤が機能しなくなると、塗膜を構成する基材樹脂が紫外線で分解されたり、劣化した塗膜がゴルフボール本体表面から剥離したりする。その結果、塗膜が、ゴルフボール本体を保護する機能を果たすことができず、ゴルフボール本体のゴム成分が、紫外線や風雨に曝さらされて劣化し、ゴルフボールの変色やゴルフボール割れが生じることになる。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ワンピースゴルフボールのゴム成分の劣化を抑制して、耐候性、および、打撃などに対する耐割れ性に優れるゴルフボールを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決することのできた本発明のワンピースゴルフボールとは、ゴム成分100質量部に対して、0.05〜10質量部の酸化セリウムを含有するゴム組成物を加硫成形してなるゴルフボール本体を有することを特徴とする。酸化セリウムは、紫外線を吸収し、これを熱エネルギーとして放出することによって紫外線吸収剤として作用し、ゴム組成物に配合しておくことにより、ワンピースゴルフボール本体(以下、単に、『ゴルフボール本体』という場合がある)のゴム成分が紫外線で劣化されるのを防止できる。さらに、酸化セリウムは無機成分からなり、有機系安定剤のような物質変化がほとんどなく、これをゴルフボール本体に配合させておくことにより、ゴルフボール本体の耐候性や耐割れ性を長期間(半永久的)持続させることができる。また、前記ゴム組成物が、酸化セリウムからなる微粒子を非晶質シリカで被覆した粒子の形態で、前記酸化セリウムを含有することも本発明の好ましい態様である。酸化セリウムは、酸化触媒活性を示す場合があり、非晶質シリカで被覆しておくことにより、この酸化触媒活性を抑制できる。
【0009】
さらに、前記ゴルフボール本体を被覆する塗膜を設けて、該塗膜が酸化セリウムを含有することも本発明の好ましい態様である。ゴルフボール本体と該本体を被覆する塗膜の両方に酸化セリウムを含有させることによって、耐候性及び耐割れ性を一層向上させることができる。前記塗膜中の酸化セリウムの含有量は、塗膜を構成する樹脂成分100質量部に対して、0.05〜10質量部であることが好ましい。また上述したように、前記塗膜が、酸化セリウムからなる微粒子を非晶質シリカで被覆した粒子の形態で、前記酸化セリウムを含有することも好ましい態様である。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明のワンピースゴルフボールは、ゴム成分100質量部に対して、0.05〜10質量部の酸化セリウムを含有するゴム組成物を加硫成形してなるゴルフボール本体を有することを特徴とする。まず、前記酸化セリウムについて説明する。酸化セリウム(CeO)は、その電子の働きにより、紫外線を吸収して熱エネルギーに変換して放出し、無機系の紫外線吸収剤として作用することができる。この際、酸化セリウム自体は物質変化を起こさないので、ゴム組成物中に配合しておくことにより、紫外線吸収作用を恒久的に持続することができる。酸化セリウムの紫外線吸収機構は、次のように考えられている(日本電工株式会社、「セリガード」カタログ)。酸化セリウムが紫外線を吸収すると、価電子帯に存在する電子が励起されて、正孔(h)と電子(e)とを有する状態に変化する(式1)。このようにして生成した正孔(h)と電子(e)は、酸化セリウム内を移動することができ、電子は、酸化セリウム表面に存在する他の分子、例えば、水分子を還元し、正孔は他の分子(例えば、水分子)を酸化することができる(式2)。これらの酸化・還元反応と同時に電子と正孔との再結合も起こり、熱或いは光エネルギーが放出される(式3及び4)。その結果、最初に吸収された紫外線エネルギーの一部が、熱エネルギーに変換されるとともに酸化・還元反応などに消費されので、ゴルフボール本体のゴム成分が紫外線に曝されて分解されるのを抑制できる。
【0011】
【化1】
Figure 2005021517
【0012】
本発明のゴルフボール本体を構成するゴム組成物は、上述した酸化セリウムを、ゴム成分100質量部に対して、0.05質量部以上、好ましくは0.06質量部以上、さらに好ましくは0.5質量部以上含有する。酸化セリウムの含有量が0.05質量部未満になると、耐候性や耐割れ性の向上効果が十分ではない。また、前記ゴム組成物は、ゴム成分100質量部に対して、酸化セリウムを10質量部以下、好ましくは9質量部以下、さらに好ましくは5質量部以下含有する。酸化セリウムの含有量が10質量部を超えると、得られるゴルフボールの割れ耐久性が低下する傾向がある。
【0013】
前記ゴム組成物が酸化セリウムを含有する態様は、特に限定されないが、例えば、酸化セリウム単体からなる微粒子の形態で含有する態様;図1に示すように酸化セリウムからなる微粒子1(微粒子の集合体・凝集体を含む)を非晶質シリカ2で被覆した粒子の形態で含有する態様;酸化セリウムからなる微粒子(微粒子の集合体・凝集体を含む)を窒化ホウ素で被覆した粒子の形態で含有する態様;及び、図2に示すようにシリカ、タルクなどのベース顔料3を核材とし、前記核材を被覆する酸化セリウム微粒子1からなる中間層と、前記中間層を被覆する非晶質シリカ2からなる最外層とを有する粒子の形態で含有する態様などを挙げることができる。これらの中でも、前記ゴム組成物が、酸化セリウムからなる微粒子が非晶質シリカで被覆された粒子の形態で酸化セリウムを含有する態様が好ましい。酸化セリウムは、酸化触媒活性を示す場合があり、非晶質シリカで被覆することにより、この酸化触媒活性を抑制できるからである。
【0014】
前記酸化セリウムからなる微粒子が非晶質シリカで被覆された粒子としては、例えば、日本電工株式会社製のセリガードSC−4060(酸化セリウム含有量38.5質量%)、S−3018−02(酸化セリウム含有量23.0質量%)、SC−6832(酸化セリウム含有量65.5質量%)、T−3018−02(酸化セリウム含有量23.0質量%)などを挙げることができる。
【0015】
また、酸化セリウムからなる微粒子が非晶質シリカで被覆された無機系の粒子の表面をシランカップリング剤で表面処理しておくことも好ましい態様である。シランカップリング剤で表面処理しておくことにより、無機系粒子とゴム成分との界面密着性が高まって、無機系粒子がゴム成分を補強し、ゴルフボール本体の反発性を一層高めることができる。
【0016】
前記シランカップリング剤として、例えば、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシランなどのビニルシラン;γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシランなどのアミノシラン;γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、β−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシランなどのエポキシシラン;γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシランなどのメタクリロキシシラン;γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン(3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン)などのメルカプトシランなどを挙げることができる。
【0017】
本発明で使用するゴム組成物は、上述した酸化セリウムを、ゴム成分100質量部に対して0.05〜10質量部含有するものであれば、特に限定されない。例えば、前記ゴム組成物が、ゴム成分、上記酸化セリウム、α,β−不飽和カルボン酸および/またはその金属塩、有機過酸化物、顔料、充填剤などを含有することも好ましい態様であり、かかる態様においても、ゴム成分100質量部に対する酸化セリウムの含有量が0.05〜10質量部であればよい。
【0018】
前記ゴム組成物中のゴム成分としては、ブタジエンゴム(BR)、エチレン・プロピレン・ジエン3元共重合体(EPDM)、イソプレンゴム(IR)、ブチルゴム(IIR)、天然ゴム(NR)、ニトリルゴム(NBR)、スチレンゴム(SBR)等の1種または2種以上が用いられる。これらのうち、ブタジエンを主成分とするゴムが好ましく、具体的には使用されるゴム成分の50質量%以上がブタジエンゴムであることが好ましい。また、ブタジエンゴムとしては、シス−1,4結合の含有割合が90%以上のハイシスポリブタジエンが好ましく、例えば、JSR製のポリブタジエンゴムBR−11が挙げられる。
【0019】
前記α,β−不飽和カルボン酸および/またはその金属塩は、共架橋剤として使用されるものであり、ゴム組成物中の含有量は、ゴム成分100質量部に対して15〜40質量部が好ましく、特に18〜38質量部が好ましい。15質量部未満では軟らかくなりすぎて打球時の変形量が大きくなるために、塗膜の密着性が低下する場合があるからである。40質量部超では、打球感が硬くなりすぎる傾向がある。
【0020】
前記α,β−不飽和カルボン酸および/またはその金属塩としては、例えば、炭素数3〜8のα、β−不飽和カルボン酸および/またはその金属塩を挙げることができ、より好ましくはアクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸亜鉛、メタクリル酸亜鉛などを挙げることができる。特に、金属塩として亜鉛塩やマグネシウム塩を使用することも好ましい態様であり、ゴルフボールの反発性を高めることができる。
【0021】
前記有機過酸化物は、ゴム成分を加硫するために配合されるものであり、ゴム成分100質量部に対して0.3質量部以上、より好ましくは、0.5質量部以上であって、5質量部以下、より好ましくは3質量部以下配合されることが望ましい。前記有機過酸化物としては、例えば、ジクミルパーオキサイド、1,1―ビス(t―ブチルパーオキシ)―3,5―トリメチルシクロヘキサン、2,5―ジメチルー2,5―ジ(t―ブチルパーオキシ)ヘキサン、ジーt―ブチルパーオキサイド等が挙げられ、ジクミルパーオキサイドを使用することが好ましい。
【0022】
前記ゴム組成物に配合される顔料としては、例えば、白色顔料、青色顔料、紫色顔料などを挙げることができる。前記白色顔料としては、酸化チタンを使用することが好ましい。酸化チタンの種類は、特に限定されないが、隠蔽性が良好であるという理由から、ルチル型を用いることが好ましい。また、酸化チタンの含有量は、ゴム成分100質量部に対して、0.5質量部以上、より好ましくは1質量部以上であって、5質量部以下、より好ましくは2質量部以下であることが望ましい。
【0023】
前記ゴム組成物が白色顔料と青色顔料とを含有することも好ましい態様である。青色顔料は、白色を鮮やかに見せるために配合され、例えば、群青、コバルト青、フタロシアニンブルーなどを挙げることができる。また、前記紫色顔料としては、例えば、アントラキノンバイオレット、ジオキサジンバイオレット、メチルバイオレット等を挙げることができる。
【0024】
前記青色顔料の使用量は、ゴム成分100質量部に対して、0.001質量部以上、より好ましくは0.05質量部以上であって、0.2質量部以下、より好ましくは0.1質量部以下であることが望ましい。0.001質量部未満では、青みが不十分で、黄色味がかった色に見え、0.2質量部を超えると、青くなりすぎて、鮮やかな白色外観ではなくなるからである。
【0025】
ゴム組成物に配合できる充填剤は、ゴム組成物の比重を調製するために使用されるものであり、例えば、ゴム成分100質量部に対して、15質量部以上、より好ましくは20質量部以上であって、40質量部以下、より好ましくは30質量部以下配合することができる。前記充填剤としては、例えば、酸化亜鉛、シリカ、炭酸カルシウム、硫酸バリウムなどを挙げることができ、酸化亜鉛や硫酸バリウムを好適に使用できる。本発明で使用するゴム組成物は、上記酸化セリウムの他、さらに酸化防止剤、老化防止剤、軟化剤などを含有してもよい。
【0026】
本発明のワンピースゴルフボールのゴルフボール本体は、上述したゴム組成物を加硫成形してなる。前記ゴム組成物の加硫成形条件は、ゴム組成に応じて適宜設定すればよいが、通常、130〜200℃で10〜60分間加熱するか、あるいは、130〜150℃で20〜40分間加熱した後、160〜180℃で5〜15分間の2段階で加熱することが好ましい。また、通常、ゴルフボール本体表面にはディンプルと呼ばれるくぼみが形成される。さらに、ゴルフボール本体表面は、塗膜との密着性を一層向上させるために、サンドブラスト処理のような研磨処理がなされてもよい。
【0027】
本発明のワンピースゴルフボールは、上述したゴム組成物を加硫成形してなるゴルフボール本体を被覆する塗膜を有し、かかる塗膜が上記酸化セリウムを含有することも好ましい態様である。ゴルフボール本体と該本体を被覆する塗膜の両方が酸化セリウムを含有することによって、耐候性及び耐割れ性が一層向上するからである。特に、前記塗膜が、塗膜を構成する樹脂成分と上述した酸化セリウムとを含有し、塗膜を構成する樹脂成分100質量部に対して、0.05質量部以上、より好ましくは0.06質量部以上、さらに好ましくは0.5質量部以上であって、10質量部以下、より好ましくは9質量部以下、さらに好ましくは5質量部以下の酸化セリウムを含有することが好ましい。前記酸化セリウムの含有量が0.05質量部未満であると、塗膜に含有される酸化セリウムの耐候性向上効果が小さくなる傾向があり、酸化セリウムの含有量が10質量部を超えると、塗膜の密着性が却って低下する場合があるからである。
【0028】
前記塗膜が酸化セリウムを含有する態様は、上述したゴム組成物が酸化セリウムを含有するのと同様であり、例えば、酸化セリウム単体からなる微粒子の形態で含有する態様;図1に示すように酸化セリウムからなる微粒子1(微粒子の集合体・凝集体を含む)を非晶質シリカ2で被覆した粒子の形態で含有する態様;酸化セリウムからなる微粒子(微粒子の集合体・凝集体を含む)を窒化ホウ素で被覆した粒子の形態で含有する態様;及び、図2に示すようにシリカ、タルクなどのベース顔料3を核材とし、前記核材を被覆する酸化セリウム微粒子1からなる中間層と、前記中間層を被覆する非晶質シリカ2からなる最外層とを有する粒子の形態で含有する態様などを挙げることができる。これらの中でも、前記塗膜が、無機系紫外線吸収剤として、酸化セリウムからなる微粒子が非晶質シリカで被覆された粒子の形態で、酸化セリウムを含有する態様が好ましい。
【0029】
次に本発明のワンピースゴルフボールのゴルフボール本体を被覆する塗膜が含有する樹脂成分について説明する。前記塗膜を構成する樹脂成分としては、ゴルフボールの塗膜成分として使用され得る公知の樹脂を使用することができ、例えば、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル系樹脂、セルロース系樹脂などを使用することができ、後述する2液硬化型ウレタン樹脂を使用することが好ましい。2液硬化型ウレタン樹脂を樹脂成分として使用すれば、耐摩耗性に優れる塗膜が得られるからである。
【0030】
前記2液硬化型ウレタン樹脂は、主剤と硬化剤とを反応し硬化させてなるウレタン樹脂であり、例えば、イソシアネート基末端ウレタンプレポリマーを含有する主剤を、活性水素を有する硬化剤で硬化させたものや、ポリオール成分を含有する主剤をポリイソシアネート又はその誘導体で硬化させたもの等が挙げられる。
【0031】
本発明では、ポリオール成分を含有する主剤をポリイソシアネートまたはその誘導体などの硬化剤で硬化させる2液硬化型ウレタン樹脂を塗膜の樹脂成分とすることが特に好ましい態様である。ポリイソシアネートまたはその誘導体などの硬化剤は、ゴルフボール本体を構成するゴム成分や添加剤成分等と反応して、塗膜の密着性を一層向上させる場合があるからである。
【0032】
ポリオール成分を含有する主剤としては、例えば、以下に示すような特定のウレタンポリオールを使用することが好ましい。ウレタンポリオールは、ウレタン結合と、少なくとも2以上のヒドロキシル基を(好ましくは末端に)有するポリオールであれば特に限定されず、例えば、ポリオール成分のヒドロキシル基がポリイソシアネートのイソシアネート基に対してモル比で過剰になるような割合で、ポリオールとポリイソシアネートとを反応させることにより得られる。
【0033】
前記ウレタンポリオールを構成するポリイソシアネートとしては、イソシアネート基を2以上有するものであれば特に限定されず、例えば、2,4−トルエンジイソシアネート、2,6−トルエンジイソシアネート、2,4−トルエンジイソシアネートと2,6−トルエンジイソシアネートの混合物(TDI)、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、1,5−ナフチレンジイソシアネート(NDI)、3,3’−ビトリレン−4,4’−ジイソシアネート(TODI)、キシリレンジイソシアネート(XDI)、テトラメチルキシリレンジイソシアネート(TMXDI)、パラフェニレンジイソシアネート(PPDI)等の芳香族ポリイソシアネート;4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(H12MDI)、水素添加キシリレンジイソシアネート(HXDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)等の脂環式ポリイソシアネート又は脂肪族ポリイソシアネート等のうちの1種または2種以上の混合物を使用できる。これらのうち、耐候性の観点から、非黄変性のポリイソシアネート(TMXDI、XDI、HDI、HXDI、IPDI、H12MDIなど)が好ましく使用される。尚、上記ポリイソシアネートは、ウレタンポリオールを硬化させるための硬化剤としても使用することができる。
【0034】
ウレタンポリオールの製造に使用されるポリオールとしては、ヒドロキシル基を複数有するものであれば特に限定されず、例えば、低分子量のポリオールや高分子量のポリオールなどを使用することができる。低分子量のポリオールとしては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオール等のジオール;グリセリン、トリメチロールプロパン、ヘキサントリオールなどのトリオールが挙げられる。高分子量のポリオールとしては、ポリオキシエチレングリコール(PEG)、ポリオキシプロピレングリコール(PPG)、ポリオキシテトラメチレングリコール(PTMG)等のポリエーテルポリオール;ポリエチレンアジぺート(PEA)、ポリブチレンアジペート(PBA)、ポリヘキサメチレンアジペート(PHMA)などの縮合系ポリエステルポリオール;ポリ−ε−カプロラクトン(PCL)のようなラクトン系ポリエステルポリオール;ポリヘキサメチレンカーボネートなどのポリカーボネートポリオール;及びアクリルポリオールなどが挙げられる。以上のようなポリオールのうち、重量平均分子量50〜2,000を有するもの、特に100〜1,000程度のポリオールが好ましく用いられる。尚、これらのポリオールは、1種または2種以上混合して用いてもよい。
【0035】
前記ウレタンポリオールは、ウレタンポリオール中のウレタン結合の比率が、ウレタンポリオール1g中0.1〜5mmolであることが好ましい。ウレタン結合の比率は、形成される塗膜の剛性と関係があり、0.1mmol/g未満では、形成される塗膜中のウレタン結合濃度が低いため、耐擦過傷性が不足気味になるからである。一方、5mmol/gを上回ると、塗膜が硬くなりすぎる傾向がある。
【0036】
前記ウレタンポリオールの重量平均分子量は、4,000以上、好ましくは4,500以上で、10,000未満、好ましくは9,000以下であることが望ましい。4,000未満では乾燥に時間がかかって作業性、生産性が低下する傾向がある。一方、10,000以上の高分子量のウレタンポリオールでは、相対的にウレタンポリオールの水酸基価が小さくなり、塗布後の反応量が少なくなって下地との密着性が低下する傾向がある。また、重量平均分子量が9,000以下であれば、水に濡れるような状態にあっても密着性の低下が少ない緻密な塗膜を形成できるからである。
【0037】
また、前記ウレタンポリオールの水酸基価(mgKOH/g)は、15以上、より好ましくは73以上で、130以下、より好ましくは120以下であることが望ましい。15(mgKOH/g)未満では、硬化剤との反応量が不足するため、ボール本体との密着性が低下する傾向があるからである。一方、130(mgKOH/g)を上回ると、硬化剤との反応に時間がかかり、乾燥時間が長くなって生産性が低下するからである。
【0038】
上述したウレタンポリオールは、例えば、上述したポリオールとポリイソシアネートとを反応させることにより得られるが、反応に際しては、溶剤やウレタン化反応に公知の触媒(ジブチル錫ジラウリレートなど)を使用することができる。尚、ウレタン結合の比率は、原料となるポリオールの分子量、ポリオールとポリイソシアネートとの配合比率などを調整することにより行うことができる。
【0039】
前記ポリオール成分を含有する主剤は、上記特定のウレタンポリオールのみを含有する態様、すなわち、前記ポリオール成分を含有する主剤として、実質的に上記特定のウレタンポリオールのみを使用することが好ましいが、前記ウレタンポリオール以外にもウレタンポリオールと相溶可能でウレタン結合を有しないポリオールを含有していても良い。この場合のウレタン結合を有しないポリオールは、特に限定されず、上述したウレタンポリオール合成用の原料ポリオールを使用することができる。また、主剤中にウレタン結合を有しないポリオールが含まれる場合には、主剤中のウレタンポリオールの含有量が50質量%以上が好ましく、より好ましくは80質量%以上となるようにすることが好ましい。主剤中のウレタンポリオールの含有率が50質量%未満では、相対的にウレタンポリオールの含有率が少なくなるため、乾燥時間が長くなるからである。
【0040】
本発明のワンピースゴルフボールに設けられている塗膜には、前記樹脂成分のほかに、更に、上述した酸化セリウム、有機系紫外線吸収剤、酸化防止剤、光安定剤、蛍光増白剤、ブロッキング防止剤、顔料などのゴルフボールの塗膜に含有され得る添加剤が含まれていてもよい。特に、上述したゴルフボール本体表面に酸化セリウムを含有する塗膜が設けられているワンピースゴルフボールが本発明の好ましい態様であるが、酸化セリウムを含有しない塗膜が設けられているワンピースゴルフボールも本発明に含まれる。また、前記塗膜が、実質的に顔料を含まないクリアー塗膜であることも好ましい態様である。
【0041】
前記塗膜は、上述した樹脂成分と酸化セリウム、さらに必要に応じて、溶剤および上記添加剤などを含有する塗料組成物をゴルフボール本体表面に塗布して乾燥することにより、ゴルフボール表面に設けることができる。前記塗膜は、例えば、単層構造または多層構造であってもよいが、好ましくは単層構造である。本発明の塗膜は、ゴルフボール本体表面への密着性および耐久性に優れるので、単層構造でも十分な塗膜性能を発揮できるからである
また、塗膜の膜厚は、特に限定されるものではないが、5〜20μmであることが好ましい。5μm未満であると、塗膜の性能を十分に発揮することができず、20μm超であると、ディンプルの大きさが変化して、飛行性能が低下する虞があるからである。
【0042】
【実施例】
以下、本発明を実施例によって詳細に説明するが、本発明は、下記実施例によって限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲の変更、実施の態様は、いずれも本発明の範囲内に含まれる。
【0043】
[評価方法]
▲1▼耐候性
JIS−D0205に準じて、スガ試験機株式会社製サンシャインスーパーロングライフウェザオメーター(WEL−SUN−HC/B型)を用いて槽内温度63℃、湿度50%、60分中12分間降雨条件下で120時間照射して、耐候試験を行った。照射前後のゴルフボールの同一箇所の色調(L値、a値、b値)を色差計(ミノルタ製CR−221)を用いて測定し、得られたL値、a値、b値のそれぞれについての照射前後の差(ΔL、Δa、Δb)を求め、下記式によりΔEを算出した。ΔEは、変色度合を示すものでり、ΔEの値が大きいほど変色度合が大きいことを示している。また、変色度合が大きいことは、塗膜の樹脂成分の劣化度合が大きいことを示唆する。
ΔE=[(ΔL)+(Δa)+(Δb)1/2
▲2▼ゴルフボール変形量(mm)
得られたゴルフボールに初期荷重98Nを負荷した状態から、1275Nまで負荷したときの圧縮方向のゴルフボールの変形量を測定した。
▲3▼ゴルフボール割れ耐久性
ツル−テンパー社製のスイングロボットにメタルヘッド製#W1ドライバーを取り付け、各ゴルフボールをヘッドスピード45m/secで打撃し、ゴルフボールが壊れるまでの打撃回数を測定した。各ゴルフボールの割れ耐久性は、ゴルフボールNo.5の打撃回数を100として、各ゴルフボールについての打撃回数を指数化した値で示した。指数化された値が大きいほど、ゴルフボールが割れ耐久性に優れていることを示す。
【0044】
[ワンピースゴルフボール本体の作製]
表1及び2に示すゴム組成物を混練し、160℃30分間加硫成形し、直径42.7mm、質量45.4gのワンピースゴルフボール本体を得た。
表中、ポリブタジエンゴムとしては、JSR(株)製のBR11を使用した。
【0045】
[マークおよび塗膜の形成]
得られたワンピースゴルフボール本体表面に、表3に示したマーク印刷用インク組成物を用いて、幅8mm×高8mm×線幅2mmのマーク「X」をパッドスタンプで印刷後、下記のように調製した塗料組成物をエアガンで塗布して、40℃で乾燥させてゴルフボール本体表面にマークおよびクリアー塗膜(膜厚10μm)を形成し、ワンピースゴルフボールを作製した。
【0046】
[塗料組成物の調整]
▲1▼主剤:ウレタンポリオールの調製
116質量部のPTMG650(保土ヶ谷化学工業製 分子量650のポリオキシテトラメチレングリコール)、16質量部の1,2,6−ヘキサントリオールを溶剤120質量部(トルエン及びメチルエチルケトン)に溶解し、これにジブチル錫ジラウリレートを主剤全体に対して0.1質量%となるように添加した。このポリオールを80℃に保持しながら、48質量部のイソホロンジイソシアネートを滴下して、ウレタンポリオール(固形分60質量%、水酸基価87mgKOH/g、分子量7850)を調製した。
▲2▼硬化剤:イソホロンジイソシアネート(住友バイエルウレタン)
▲3▼配合比:硬化剤のNCO/主剤のOH=1.2(モル比)
▲4▼上記2液硬化型ウレタン樹脂塗料に、下記の無機系紫外線吸収剤、有機系紫外線吸収剤、光安定剤、蛍光増白剤などを添加して塗料組成物を調製した。尚、ウレタン樹脂成分100質量部に対する、無機系紫外線吸収剤、有機系紫外線吸収剤、光安定剤、蛍光増白剤などの添加量を表1及び2に併せて示した。
無機系紫外線吸収剤:日本電工社製「セリガードSC4060:微粒子酸化セリウムを非晶質シリカで被覆したタイプ、酸化セリウム含有率38.5質量%、シリカ含有率57質量%」
有機系紫外線吸収剤:チバガイギー社製「チヌビン900」
光安定剤:三共社製「サノールLS770」
蛍光増白剤:チバガイギー社製「ユビテックスOB」
【0047】
得られたワンピースゴルフボールについて、耐候性、密着性、割れ耐久性について評価した結果を表1及び2に併せて示した。
【0048】
【表1】
Figure 2005021517
【0049】
ゴルフボールNo.4は、ゴルフボール本体を構成するゴム組成物が、ゴム成分100質量部に対して、酸化セリウムを3質量部含有する場合であり、ゴルフボールNo.1〜No.3は、ゴルフボール本体を構成するゴム組成物と塗膜の両方が、酸化セリウムを含有する場合である。いずれの場合も耐候性、割れ耐久性に優れていることが分かる。特にゴルフボールNo.1〜No.3の結果から、酸化セリウムの含有量を増加させるにつれて、ΔE(変色度合)が小さくなり、ゴルフボールの耐候性が向上していることが分かる。また、一般に耐候性テストは、長期の耐候性を調べるための促進試験であることから、ΔEが小さいということは、酸化セリウムによる耐候性改善効果の持続性が高いことを意味する。
【0050】
【表2】
Figure 2005021517
【0051】
ゴルフボールNo.5は、ゴルフボール本体および塗膜のいずれにも、酸化セリウムが含有されていない場合であり、ΔEが7.4であり、耐候性が著しく低下した。また、ゴルフボールNo.6は、酸化セリウムの含有量が0.04質量部と少なすぎる場合であり、ΔEが7.2と大きく、酸化セリウムによる耐候性の向上効果が小さいことが分かる。ゴルフボールNo.7は、ゴルフボールの塗膜のみが酸化セリウムを含有する場合であり、耐候性が改善される傾向があるが十分なレベルではなかった。ゴルフボールNo.8は、ゴム組成物がゴム成分100質量部に対して、13質量部と過剰の酸化セリウムを含有する場合であり、耐候性は向上したが、割れ耐久性が低下した。
【0052】
【表3】
Figure 2005021517
【0053】
【発明の効果】
本発明によれば、ワンピースゴルフボールのゴム成分の劣化を抑制することができ、耐候性、および、打撃などに対する割れ耐久性性に優れるゴルフボールが得られる。また、物質変化の少ない酸化セリウムを使用しているので、これらの特性を持続する耐久性のあるゴルフボールが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】酸化セリウムからなる微粒子含有粒子の粒子構造の一例の模式図である。
【図2】酸化セリウムからなる微粒子含有粒子の粒子構造の別例の模式図である。
【符号の説明】
1:酸化セリウム微粒子、2:非晶質シリカ、3:顔料ベース

Claims (5)

  1. ゴム成分100質量部に対して、0.05〜10質量部の酸化セリウムを含有するゴム組成物を加硫成形してなるゴルフボール本体を有することを特徴とするワンピースゴルフボール。
  2. 前記ゴム組成物は、酸化セリウムからなる微粒子を非晶質シリカで被覆した粒子の形態で、前記酸化セリウムを含有するものである請求項1に記載のワンピースゴルフボール。
  3. 前記ワンピースゴルフボールは、さらにゴルフボール本体を被覆する塗膜を有し、前記塗膜が酸化セリウムを含有するものである請求項1又は2に記載のワンピースゴルフボール。
  4. 前記塗膜は、塗膜を構成する樹脂成分100質量部に対して、0.05〜10質量部の酸化セリウムを含有するものである請求項3に記載のワンピースゴルフボール。
  5. 前記塗膜は、酸化セリウムからなる微粒子を非晶質シリカで被覆した粒子の形態で、前記酸化セリウムを含有するものである請求項3又は4に記載のワンピースゴルフボール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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