JP2005020599A - 無線装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】変調モード切換え部10は変調モードとして、送信データが第1の種類のときにシングルキャアリアモードを設定し、第2の種類のときにマルチキャリアモードを設定する。マルチキャリアモードでは、セレクタ2−1〜2−nがS/P変換器1の出力をIFFT4へ入力することで、OFDM変調を行う。このときに送信PA8は低効率クラスで動作する。シングルキャリアモードでは、S/P変換器1が1つのサブチャネルに相当する信号線にのみデータを出力し、この信号線のみをセレクタ2−1〜2−nの1つが選択し、残りのセレクタ2−1〜2−nがallヌル値のデータを選択することで、シングルキャリア変調を行う。このときに送信PA8は高効率クラスで動作する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調を用いる無線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
OFDM変調を利用する場合、変調波は周波数領域ではマルチキャリア信号となる。マルチキャリア信号の送信波形は、平均電力とピーク電力との差が大きくなる。このような信号を増幅する際には、一般的にはクラスA、クラスABまたはクラスBといった低効率クラスの電力増幅器を使う必要があり、電力効率が低くなる。
【0003】
そこで、電力増幅器のドレインまたはコレクタ電圧を振幅データによって制御することで、クラスCのような高効率クラスの電力増幅器を使用可能として電力効率を向上することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
特許文献1で使われている技術は、電力増幅器の入力にOFDM変調信号の位相変化のみを入れることで、入力の平均電力とピーク電力の差が大きくならないようにし、信号の振幅変動をドレイン電圧もしくはコレクタ電圧に入れることで出力のダイナミックレンジを変化させるものである(例えば、非特許文献1、非特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−269920公報(第1頁、第1図)
【0006】
【非特許文献1】
Steve C.Cripps,”RF power amplifiers for wireless communications”,P.246−247,Artech House microwave library,ISBN 0−89006−989−1
【0007】
【非特許文献2】
Lawrence E.Larson,”RF and microwave circuit design for wireless communications”,P.81−87,Artech House,INC ,ISBN 0−89006−818−6。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の技術においては、IFFT変調信号の振幅データで電力増幅器へのドレインもしくはコレクタ電圧を補正する振幅制御回路を設ける。この振幅制御回路は、大きな補正値テーブルを必要とした大掛かりなものになるため、無線装置の回路規模が大幅に増大してしまうという不具合があった。
【0009】
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、その目的とするところは、回路規模の増大を小さく抑えながら、消費電力の低減を図ることができる無線装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために本発明は、第1の種類の送信データをOFDM変調モードで変調し、第2の種類の送信データをシングルキャリア変調モードで変調する変調手段と、前記変調手段の出力信号を前記OFDM変調モード時には電力効率が相対的に低い第1の動作点で増幅し、前記シングルキャリアモード変調時には電力効率が相対的に高い第2の動作点で増幅する手段とを備えた。
【0011】
このような手段を講じたことにより、送信データが第1の種類であるときにはOFDM変調によるマルチキャリア伝送が行われるが、第2の種類であるときにはシングルキャリア変調によるシングルキャリア伝送を行うように切り換えられ、これとともに変調手段の出力信号の増幅は、マルチキャリア伝送が行われる際には電力効率が相対的に低い第1の動作点で行われていたものが、シングルキャリア伝送時には電力効率が相対的に高い第2の動作点で行われるように切り換えられる。従って、送信データが第2の種類であるときには、増幅のための電力消費が低減される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
【0013】
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態に係る無線装置の構成を示すブロック図である。
第1の実施形態の無線装置は、シリアル/パラレル(S/P)変換器1、セレクタ2−1,2−2…,2−n、ヌル値発生器3−1,3−2…,3−n、逆高速フーリエ変換器(IFFT)4、パラレル/シリアル(P/S)変換器5、デジタル/アナログ(D/A)変換器6、周波数変換器7、送信電力増幅器(送信PA)8、アンテナ9、変調モード切換え部10およびプロトコル制御部11を含む。
【0014】
S/P変換器1は、シリアルで入力されてくるデジタルデータを、IFFT4の窓幅と同じ幅のパラレルデータへと並び替える。S/P変換器1は、変調モード切換え部10の制御の下に、1つのサブチャネルに相当する信号線にのみデータを出力する機能を備える。S/P変換器1の出力は、セレクタ2−1,2−2…,2−nを介してIFFT4へ入力される。セレクタ2−1,2−2…,2−nは、OFDMにおけるサブキャリアの数nと同数が備えられる。そしてセレクタ2−1,2−2…,2−nにはそれぞれ、1つのサブキャリアで伝送されるデータが入力される。セレクタ2−1,2−2…,2−nには、他にヌル値発生器3−1,3−2…,3−nが出力するallヌル値のデータが入力される。セレクタ2−1,2−2…,2−nは、変調モード切換え部10の制御の下に、S/P変換器1の出力とヌル値発生器3−1,3−2…,3−nの出力とのいずれかを選択してIFFT4へと出力する。
【0015】
IFFT4は、セレクタ2−1,2−2…,2−nから与えられるパラレルデータに対して逆FFT(高速フーリエ変換)を行う。P/S変換器5は、IFFT4の出力であるパラレルデータを時間領域に合わせてシリアルデータに変換する。
【0016】
D/A変換器6は、P/S変換器5の出力であるシリアルデータを、アナログ信号に変換する。周波数変換器7は、D/A変換器6の出力であるアナログ信号を、キャリア周波数帯域まで周波数変換する。送信PA8は、周波数変換器7の出力信号を無線送信するのに必要な電力レベルまで増幅する。送信PA8は、変調モード切換え部10の制御の下に、動作点を変化する機能を備える。アンテナ9は、送信PA8の出力信号を無線送信する。
【0017】
変調モード切換え部10は、プロトコルの進捗状況の情報をプロトコル制御部11から取得して、この情報に基づいて変調モードをマルチキャリアモードまたはシングルキャリアモードに設定する。変調モード切換え部10は、変調モードをマルチキャリアモードおよびシングルキャリアモードのいずれに設定しているかに応じて、S/P変換器1、セレクタ2−1,2−2…,2−nおよび送信PA8の動作を切換える。プロトコル制御部11は、ユーザや無線端末のアプリケーションなどの要求によって適切な伝送フォーマットを選択したり、無線通信を行うもう一方の無線装置(例えば基地局や他のユーザが使用する無線装置など)と制御に関する通信を行う。
【0018】
次に以上のように構成された無線装置の動作につき説明する。
この第1の実施形態の無線装置は、基本的にはOFDM変調方式を用いて無線通信を行う。このような状態では、変調モード切換え部10が変調モードとしてマルチキャリアモードを設定する。
【0019】
マルチキャリアモードでは、S/P変換器1は、入力されるデジタルデータを、IFFT4の窓幅と同じ幅のパラレルデータへと並び替えて出力する。セレクタ2−1,2−2…,2−nはそれぞれ、S/P変換器1の出力データを選択する。かくしてマルチキャリアモードにおいては、S/P変換器1、IFFT4、P/S変換器5、D/A変換器6および周波数変換器7により周知の手順によりOFDM変調が行われる。そして周波数変換器7から出力される信号は、送信PA8により増幅された上で、アンテナ9から無線送信される。
【0020】
このとき送信PA8に入力される信号は、周波数領域で図2に示すようなスペクトルを持つマルチキャリア信号である。このため、平均電力とピーク電力との差が大きくなっている。そこでマルチキャリアモードでは、送信PA8は、低効率クラスとなる動作点で動作する。これにより、図2に示すようなマルチキャリア信号を高品質に増幅することが可能である。
【0021】
ところで無線装置は、セルラ通信システムや無線LANのように基地局と通信を行っている場合、まず基地局と無線装置との接続を確立するために、例えば使用するチャネルの種別、伝送レート、フォーマットなどのような制御情報のやり取りを行う。このような制御情報や、ユーザー自身が基地局を通して送信を要求しする例えば暗証番号や鍵情報といった情報は、必要な伝送レートが低い場合がある。必要な伝送レートが低い情報としてはこのほかに、無線装置の位置登録値や発着信時に送信する端末情報データ、誤り訂正を行わないデータ。あるいは低速パケットデータなどの時間的制約を受けないデータ(制御データ、ユーザデータ問わず)などが想定される。
【0022】
変調モード切換え部10は、プロトコル制御部11から出力される情報に基づいてプロトコルの進捗状況を監視しており、上記のような必要な伝送レートが低い種類のデータを送信するタイミングにおいては、シングルキャリアモードを設定する。なお、具体的にどのデータが送信される時にシングルキャリアモードを設定することとするかは、無線装置の設計者や使用者が適宜に定めればよい。そして例えば、データの種類と変調モードとの関係を示したテーブルを、変調モード切換え部10が参照するようにして変調モードの切替えが実現可能である。
【0023】
シングルキャリアモードにおいて変調モード切換え部10は、複数のサブキャリアのうちからデータ送信に用いるものを1つ選定する。ここで選定するサブキャリアは、OFDM送信のために割り当てられている複数のサブキャリアのうちの任意の1つとすれば良い。また、シングルキャリアモードの時に使用可能なサブキャリアが通信システムにより制限されるのであれば、通信システムにより使用が許容されるサブキャリアのうちの任意の1つとすればよい。シングルキャリアモードの時に使用可能なサブキャリアが通信システムにより1つのみ指定されるのであれば、そのサブキャリアを用いればよい。
【0024】
S/P変換器1は、入力されるデジタルデータを、変調モード切換え部10から指定される1つのサブキャリアに対応した信号線のみへ出力する。セレクタ2−1,2−2…,2−nは、上記の1つのサブキャリアに対応する1つのみがS/P変換器1の出力信号を選択し、その他はヌル値発生器3−1,3−2…,3−nが出力するallヌル値のデータを選択する。かくしてシングルキャリアモードにおいては、1つのサブキャリアのみにデータが載った信号がA/D変換器6より出力される。そしてA/D変換器6の出力信号は、周波数変換器7によりアップコンバートされるとともに、送信PA8で増幅された上で、アンテナ9から無線送信される。
【0025】
このとき、送信PA8に入力される信号は、周波数領域で図3に示すようなスペクトルを持つシングルキャリア信号である。このため、平均電力とピーク電力との差はそれほど大きくなく、送信PA8は高効率クラスで動作していても品質をさほど劣化させることなく増幅することが可能である。そこでシングルキャリアモードにおいては、送信PA8は、高効率クラスとなる動作点で動作する。
【0026】
このように第1の実施形態の無線装置は、基本的にはOFDM変調を用いて高レートでのデータ伝送を実現する。しかし、送信するデータが、必要な伝送レートが低い場合には、シングルキャリア信号を送信するとともに、送信PA8を高効率クラスで動作させる。これにより、送信PA8を常に低効率クラスで動作させる場合に比べて電力消費を低減することが可能となる。さらに第1の実施形態の無線装置は、シングルキャリア信号は、OFDM変調に用いる複数のサブキャリアのうちの1つを用いて生成する。このため、シングルキャリア信号の生成には、OFDM変調のための回路の多くを流用することが可能であり、常時OFDM変調を行う無線装置に比べての回路規模の増大は小さく抑えることができる。
【0027】
(第2の実施形態)
図4は第2の実施形態に係る無線装置の構成を示すブロック図である。なお、図1と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第2の実施形態の無線装置は、S/P変換器1、セレクタ2−1,2−2…,2−n、ヌル値発生器3−1,3−2…,3−n、IFFT4、P/S変換器5、D/A変換器6、周波数変換器7、送信PA8、アンテナ9、プロトコル制御部11、TPC受信器21および変調モード切換え部22を含む。
【0028】
すなわち第2の実施形態の無線装置は、第1の実施形態の無線装置における変調モード切換え部10に代えて変調モード切換え部22を備えるとともに、TPC受信器21を新たに備える。
【0029】
TPC受信器21は、図示しない基地局から送信されるTPC(Transmission Power Control:送信パワー制御)信号を受信する。TPC信号は、基地局から無線装置に対して、送信電力の増減を指示する信号である。
【0030】
変調モード切換え部22は、プロトコルの進捗状況の情報をプロトコル制御部11から取得するとともに、TPC信号での指示情報をTPC受信器21から取得して、これらの情報に基づいて変調モードをマルチキャリアモードまたはシングルキャリアモードに設定する。変調モード切換え部22は、変調モードをマルチキャリアモードおよびシングルキャリアモードのいずれに設定しているかに応じて、S/P変換器1、セレクタ2−1,2−2…,2−nおよび送信PA8の動作を切換える。
【0031】
次に以上のように構成された無線装置の動作につき説明する。
TPC信号を受信した無線装置は、このTPC信号の指示に従って送信PA8の出力を増減させなければならない。そこで図示しないTPC制御部が、TPC受信器21により受信されたTPC信号に基づいて送信PA8の利得を変化させる。
【0032】
さて、大きな送信電力がTPC信号により要求されているために送信PA8の利得が大きくされると、送信PA8が低効率クラスで動作している場合、消費電力が非常に大きくなってしまう。
【0033】
変調モード切換え部22は、前記第1の実施形態における変調モード切換え部10と同様にして、送信データの種類に応じた変調モードの切換えを行うが、閾値以上の送信電力がTPC信号によって要求されたと判断した場合には、送信データの種類に拘わらずに、変調モードをシングルキャリアモードに設定する。なお、シングルキャリアモードおよびマルチキャリアモードでのそれぞれの動作状態は、前記第1の実施形態と同様である。
【0034】
かくして、閾値以上の送信電力で送信を行う必要がある状況下においては、周波数領域で図5に示すようなスペクトルを持つ、電力の大きいシングルキャリア信号になる。このため、送信PA8は高効率クラスで動作していても品質をさほど劣化させることなく増幅することが可能である。
【0035】
このように第2の実施形態の無線装置は、基本的にはOFDM変調を用いて高レートでのデータ伝送を実現する。しかし、送信するデータが、必要な伝送レートが低い場合、あるいは閾値以上の送信電力で送信を行う必要がある場合には、シングルキャリア信号を送信するとともに、送信PA8を高効率クラスで動作させる。これにより、送信PA8を常に低効率クラスで動作させる場合に比べて電力消費を低減することが可能となる。さらに第2の実施形態の無線装置は、シングルキャリア信号は、OFDM変調に用いる複数のサブキャリアのうちの1つを用いて生成する。このため、シングルキャリア信号の生成には、OFDM変調のための回路の多くを流用することが可能であり、常時OFDM変調を行う無線装置に比べての回路規模の増大は小さく抑えることができる。
【0036】
なお、閾値以上の送信電力で送信を行う必要がある場合には、無線装置と基地局との通信品質が低下している状況にある。このような状況において第2の実施携帯の無線装置では、送信PA8を高効率クラスで動作させるため、十分に大きな送信電力で送信を行うことができ、情報を確実に伝送することが可能となる。
【0037】
(第3の実施形態)
図6は第3の実施形態に係る無線装置の構成を示すブロック図である。
第3の実施形態の無線装置は、S/P変換器1、IFFT4、P/S変換器5、D/A変換器6、送信PA8、アンテナ9、プロトコル制御部11、信号切り換え器31,32、周波数変換器33および変調モード切換え部34を含む。
【0038】
すなわち第3の実施形態の無線装置は、第1の実施形態の無線装置における周波数変換器7に代えて周波数変換器33を備えるとともに、変調モード切換え部10に代えて変調モード切換え部34を備える。また第3の実施形態の無線装置は、第1の実施形態の無線装置におけるセレクタ2−1,2−2…,2−nおよびヌル値発生器3−1,3−2…,3−nを備えず、S/P変換器1の出力を直接的にIFFT4へ入力している。さらに第3の実施形態の無線装置は、信号切り換え器31,32を新たに備える。
【0039】
信号切り換え器31,32は、変調モード切換え部34の制御の下に連動して動作し、デジタルデータをS/P変換器1に入力するとともに、P/S変換器5の出力をD/A変換器6へと入力する経路と、デジタルデータをIFFT4およびP/S変換器5を介さずにD/A変換器6へと入力する経路とを切り換える。
【0040】
周波数変換器33は、D/A変換器6の出力であるアナログ信号を、OFDM用のキャリア周波数帯域またはシングルキャリア用のキャリア周波数帯域まで周波数変換する。
【0041】
変調モード切換え部34は、プロトコルの進捗状況の情報をプロトコル制御部11から取得して、この情報に基づいて変調モードをマルチキャリアモードまたはシングルキャリアモードに設定する。変調モード切換え部34は、変調モードをマルチキャリアモードおよびシングルキャリアモードのいずれに設定しているかに応じて、送信PA8、信号切り換え器31,32および周波数変換器33の動作を切換える。
【0042】
次に以上のように構成された無線装置の動作につき説明する。
この第3の実施形態の無線装置は、基本的にはOFDM変調方式を用いて無線通信を行う。このような状態では、変調モード切換え部34が変調モードとしてマルチキャリアモードを設定する。
【0043】
マルチキャリアモードでは、信号切り換え器31が、デジタルデータをS/P変換器1へと入力する。S/P変換器1はこのデジタルデータを、IFFT4の窓幅と同じ幅のパラレルデータへと並び替えて出力する。また信号切り換え器32が、P/S変換器5の出力をD/A変換器6へと入力する。周波数変換器33は、D/A変換器6の出力を、OFDM用のキャリア周波数帯域まで周波数変換する。かくしてマルチキャリアモードにおいては、S/P変換器1、IFFT4、P/S変換器5、D/A変換器6および周波数変換器33により周知の手順によりOFDM変調が行われる。そして周波数変換器33から出力される信号は、送信PA8により増幅された上で、アンテナ9から無線送信される。
【0044】
このとき送信PA8に入力される信号は、周波数領域で図2に示すようなスペクトルを持つマルチキャリア信号である。このため、平均電力とピーク電力との差が大きくなっている。そこでマルチキャリアモードでは、送信PA8は、低効率クラスとなる動作点で動作する。これにより、図2に示すようなマルチキャリア信号を高品質に増幅することが可能である。
【0045】
変調モード切換え部34は、プロトコル制御部11から出力される情報に基づいてプロトコルの進捗状況を監視しており、必要な伝送レートが低い種類のデータを送信するタイミングにおいては、シングルキャリアモードを設定する。
【0046】
シングルキャリアモードでは、信号切り換え器31,32が、デジタルデータをD/A変換器6へと直接的に入力する。周波数変換器33は、D/A変換器6の出力を、シングルキャリア用のキャリア周波数帯域まで周波数変換する。かくしてシングルキャリアモードにおいては、デジタルデータが、逆FFTが行われることなしにアナログ化された上で、シングルキャリア用のキャリア周波数帯域まで周波数変換される。従って、シングルキャリア用の1つのキャリアのみにデータが載った信号が周波数変換器33より出力される。そして周波数変換器7の出力信号は、送信PA8で増幅された上で、アンテナ9から無線送信される。
【0047】
このとき、送信PA8に入力される信号は、周波数領域で図7に示すようなスペクトルを持つシングルキャリア信号である。このため、平均電力とピーク電力との差はそれほど大きくなく、送信PA8は高効率クラスで動作していても品質をさほど劣化させることなく増幅することが可能である。そこでシングルキャリアモードにおいては、送信PA8は、高効率クラスとなる動作点で動作する。
【0048】
このように第3の実施形態の無線装置によれば、第1の実施形態と同様に送信PA8を一時的に高効率クラスで動作させ、これにより、電力消費を低減することが可能となる。さらに第3の実施形態の無線装置は、シングルキャリア信号は、OFDM変調に用いる複数のサブキャリアを用いずに生成する。このため、図7に示すように、シングルキャリア信号の周波数帯域BW1を1つのサブキャリアに割り当てられた周波数帯域BW2よりも大きくすることができ、1つのサブキャリアで送信できるシンボルレート以上の伝送レートを確保することができる。
【0049】
(第4の実施形態)
図8は第4の実施形態に係る無線装置の構成を示すブロック図である。なお、図1、図4および図6と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第4の実施形態の無線装置は、S/P変換器1、IFFT4、P/S変換器5、D/A変換器6、送信PA8、アンテナ9、プロトコル制御部11、TPC受信器21、信号切り換え器31,32、周波数変換器33および変調モード切換え部41を含む。
【0050】
すなわち第4の実施形態の無線装置は、第3の実施形態の無線装置における変調モード切換え部34に代えて変調モード切換え部41を備えるとともに、TPC受信器21を新たに備える。
【0051】
変調モード切換え部41は、プロトコルの進捗状況の情報をプロトコル制御部11から取得するとともに、TPC信号での指示情報をTPC受信器21から取得して、これらの情報に基づいて変調モードをマルチキャリアモードまたはシングルキャリアモードに設定する。変調モード切換え部41は、変調モードをマルチキャリアモードおよびシングルキャリアモードのいずれに設定しているかに応じて、送信PA8、信号切り換え器31,32および周波数変換器33の動作を切換える。
【0052】
次に以上のように構成された無線装置の動作につき説明する。
変調モード切換え部41は、前記第3の実施形態における変調モード切換え部34と同様にして、送信データの種類に応じた変調モードの切換えを行うが、閾値以上の送信電力がTPC信号によって要求されたと判断した場合には、送信データの種類に拘わらずに、変調モードをシングルキャリアモードに設定する。なお、シングルキャリアモードおよびマルチキャリアモードでのそれぞれの動作状態は、前記第3の実施形態と同様である。
【0053】
かくして、閾値以上の送信電力で送信を行う必要がある状況下においては、周波数領域で図9に示すようなスペクトルを持つ、電力の大きいシングルキャリア信号になる。このため、送信PA8は高効率クラスで動作していても品質をさほど劣化させることなく増幅することが可能である。
【0054】
このように第4の実施形態の無線装置は、基本的にはOFDM変調を用いて高レートでのデータ伝送を実現する。しかし、送信するデータが、必要な伝送レートが低い場合、あるいは閾値以上の送信電力で送信を行う必要がある場合には、シングルキャリア信号を送信するとともに、送信PA8を高効率クラスで動作させる。これにより、送信PA8を常に低効率クラスで動作させる場合に比べて電力消費を低減することが可能となる。さらに第3の実施形態の無線装置は、シングルキャリア信号は、OFDM変調に用いる複数のサブキャリアのうちの1つを用いて生成する。このため、シングルキャリア信号の生成には、OFDM変調のための回路の多くを流用することが可能であり、常時OFDM変調を行う無線装置に比べての回路規模の増大は小さく抑えることができる。
【0055】
なお、閾値以上の送信電力で送信を行う必要がある場合には、無線装置と基地局との通信品質が低下している状況にある。このような状況において第4の実施携帯の無線装置では、送信PA8を高効率クラスで動作させるため、十分に大きな送信電力で送信を行うことができ、情報を確実に伝送することが可能となる。
【0056】
前記の各実施形態では、送信するデータの種類は、プロトコルに拠らずに分類しても良い。例えばS/P変換器1に入力されるデータに付与された識別子などを用いて分類しても良い。あるいは、マルチキャリアモードおよびシングルキャリアモードをそれぞれ適用するデータの種類をそのデータレートにより定義しておき、S/P変換器1に入力されるデータについて測定したデータレートに基づいてデータを分類することもできる。
【0057】
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【0058】
【発明の効果】
本発明によれば、送信するデータに応じて、一時的にシングルキャリア信号を送信するとともに、増幅手段を高効率クラスで動作させるようにしたので、回路規模の増大を小さく抑えながら、消費電力の低減を図ることができる無線装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る無線装置の構成を示すブロック図。
【図2】図1中の送信PA8にマルチキャリアモードにて入力される信号の周波数領域でのスペクトルを示す図。
【図3】図1中の送信PA8にシングルキャリアモードにて入力される信号の周波数領域でのスペクトルを示す図。
【図4】第2の実施形態に係る無線装置の構成を示すブロック図。
【図5】図4中の送信PA8にシングルキャリアモードにて入力される信号の周波数領域でのスペクトルを示す図。
【図6】第3の実施形態に係る無線装置の構成を示すブロック図。
【図7】図6中の送信PA8にシングルキャリアモードにて入力される信号の周波数領域でのスペクトルを示す図。
【図8】第4の実施形態に係る無線装置の構成を示すブロック図。
【図9】図8中の送信PA8にシングルキャリアモードにて入力される信号の周波数領域でのスペクトルを示す図。
【符号の説明】
1…シリアル/パラレル(S/P)変換器、2−1〜2−n…セレクタ、3−1〜3−n…ヌル値発生器、4…逆高速フーリエ変換器(IFFT)、5…パラレル/シリアル(P/S)変換器、6…デジタル/アナログ(D/A)変換器、7,33…周波数変換器、8…送信電力増幅器(送信PA)、9…アンテナ、10,22,34,41…変調モード切換え部、11…プロトコル制御部、21…TPC受信器、31,32…信号切り換え器。
Claims (7)
- 第1の種類の送信データをOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)変調モードで変調し、第2の種類の送信データをシングルキャリア変調モードで変調する変調手段と、
前記変調手段の出力信号を前記OFDM変調モード時には電力効率が相対的に低い第1の動作点で増幅し、前記シングルキャリアモード変調時には電力効率が相対的に高い第2の動作点で増幅する手段とを具備したことを特徴とする無線装置。 - 送信電力を指定する送信電力制御信号を受信する手段をさらに備え、
前記変調手段は、前記送信電力制御信号で指定される送信電力が閾値以上であるときに前記第1の種類の送信データおよび前記第2の種類の送信データをシングルキャリア変調モードで変調することを特徴とする請求項1に記載の無線装置。 - 前記変調手段は、前記シングルキャリア変調モードでは、前記OFDM変調モードの1つのサブキャリアの帯域を用いることを特徴とする請求項1に記載の無線装置。
- 前記変調手段は、
前記第1の種類の送信データをパラレル化して複数の信号線に出力し、前記第2の種類の送信データを前記複数の信号線の1つへシリアルに出力するとともに他の信号線をヌルとする手段と、
前記複数の信号線を伝送されるデータに対して逆高速フーリエ変換を行う手段と、
前記逆高速フーリエ変換されたデータを時間領域に合わせてシリアル化する手段と、
前記シリアル化されたデータをアナログ化するアナログ化手段と、
前記アナログ化手段の出力信号をキャリア周波数帯域まで周波数変換する手段とを備えることを特徴とする請求項3に記載の無線装置。 - 前記変調手段は、前記シングルキャリア変調モードでは、前記OFDM変調モードの1つのサブキャリアの帯域よりも広い帯域を用いることを特徴とする請求項1に記載の無線装置。
- 前記変調手段は、
前記第1の種類の送信データをパラレル化して複数の信号線に出力する手段と、
前記複数の信号線を伝送されるデータに対して逆高速フーリエ変換を行う手段と、
前記逆高速フーリエ変換されたデータを時間領域に合わせてシリアル化する手段と、
前記シリアル化されたデータまたは前記第2の種類の送信データをアナログ化するアナログ化手段と、
前記アナログ化手段の出力信号をキャリア周波数帯域まで周波数変換する手段とを備えることを特徴とする請求項5に記載の無線装置。 - 前記第2の種類には、通信プロトコルの制御情報を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の無線装置。
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