JP2010278684A - 移動通信システム、基地局装置、移動局装置、および接続要求検出方法 - Google Patents

移動通信システム、基地局装置、移動局装置、および接続要求検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】マルチキャリア伝送方式を採用しつつ、移動局の基地局への接続成功率を向上させる。
【解決手段】移動局14は、マルチキャリア伝送方式を採用し、所定の帯域内に規定された複数のチャネルのいずれかを介して基地局と無線通信を行う。移動局14は、帯域内に規定された制御チャネルを介して所定キャリア数で基地局に送信した接続要求が基地局に検出されたか否かを推定する接続要求検出推定部231と、接続要求が基地局に検出されなかったと推定される場合に、送信部250が所定キャリア数より少ないキャリア数で接続要求を送信するよう接続要求に用いるキャリアの数を減らすキャリア数制御部232と、を含む。キャリア数制御部232は、送信部250が所定キャリア数より少ないキャリア数で接続要求を送信した後に、送信部250が所定キャリア数で接続要求を再送信するよう接続要求に用いるキャリアの数を元に戻す。
【選択図】図4

Description

本発明は、移動通信システム、基地局装置、移動局装置、および接続要求検出方法に関し、特に、マルチキャリア伝送方式における接続要求の検出に関する。
OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access:直交周波数分割多元接続)方式に代表されるマルチキャリア伝送方式は、送信データ(1チャネル分のデータ)を周波数の異なる複数のキャリアに分配して伝送する通信方式である。この伝送方式では、各キャリアの帯域が狭帯域となるため、マルチパスなどによる周波数選択性フェージングの影響を受けにくい。
このようなマルチキャリア伝送方式により複数の移動局と多元接続を行う基地局は、周波数の異なる複数のキャリアを用いて各移動局と通信を行うため、チャネルごとに自動利得制御(Automatic Gain Control:AGC)を行うことができず、受信帯域内に規定されたキャリアすべてに対して一括で自動利得制御を行う。
しかし、このような基地局では、その受信ダイナミックレンジがA/Dコンバータの受信ダイナミックレンジに依存するため、複数の移動局から受信された信号の受信レベルに大きな差があると、受信レベルの低い信号が検出されないことがあるという問題があった。
たとえば、図7に示すように、基地局から遠く離れた(弱電界エリアに位置する)移動局14−1から受信される信号の受信レベルと、基地局に比較的近い(強電界エリアに位置する)移動局から受信される移動局14−2の受信レベルと、の差がA/Dコンバータのダイナミックレンジより大きい場合に上記問題が生じる。この場合、移動局14−2から受信される信号の調整後の受信レベル(A/Dコンバータへの入力レベル)がA/Dコンバータのダイナミックレンジ内に入るよう(ダイナミックレンジの上限値以下となるよう)全キャリアに対して一括で受信レベルの調整が行われるため、移動局14−1から受信される信号の調整後の受信レベルがA/Dコンバータのダイナミックレンジの下限値未満となり、移動局14−1だけが基地局と通信を行うことができなくなってしまう。
この点、特許文献1には、複数の通信相手装置から受信した信号の受信強度に基づいて受信帯域の周波数特性に傾きを生じさせ、その周波数特性の傾きと複数の通信相手装置から受信した信号の受信強度とに基づいて通信チャネルの再割当てを行うことで、上記問題に対応する無線通信装置が開示されている。
特開2008−245232号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、移動局が基地局に接続した後に生じる上記問題には対応可能であるが、移動局が基地局に接続する際に起こる上記問題までは考慮されていない。
このため、弱電界エリアに位置する移動局が基地局に接続要求(制御チャネルで送信される制御信号の1つ)を送信したタイミングと同じタイミングで、強電界エリアに位置する他の移動局がその基地局に対して通信信号を送信すると、他の移動局から受信された通信信号の受信レベルに基づいてAGCが行われるため、接続要求の受信レベルがA/Dコンバータのダイナミックレンジから外れ、基地局が移動局からの接続要求を検出することができない場合がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、マルチキャリア伝送方式を採用しつつ、移動局装置の接続成功率を向上させることができる移動通信システム、基地局装置、移動局装置、および接続要求検出方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る移動通信システムは、マルチキャリア伝送方式を採用し、所定の帯域内に規定された複数のチャネルのいずれかを介して移動局装置と基地局装置とが無線通信を行う移動通信システムであって、前記移動局装置は、前記帯域内に規定された制御チャネルを介して所定キャリア数で前記基地局装置に送信した接続要求が前記基地局装置に検出されたか否かを推定する検出推定手段と、前記接続要求が前記基地局装置に検出されなかったと推定される場合に、前記所定キャリア数より少ないキャリア数で前記基地局装置に接続要求を送信する送信手段と、を含み、前記基地局装置は、前記制御チャネルを介して前記移動局装置から送信される接続要求を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された接続要求が前記所定キャリア数より少ないキャリア数で送信されたものである場合に、該接続要求とともに受信された通信信号を送信した他の移動局装置に対して通信信号の送信レベルを低減するよう指示する指示手段と、を含み、前記送信手段は、前記所定キャリア数より少ないキャリア数で接続要求を送信した後に、前記所定キャリア数で接続要求を再送信する、ことを特徴とする。
本発明では、移動局装置は、所定キャリア数で送信した接続要求が基地局装置に検出されなかったと推定される場合に、所定キャリア数より少ないキャリア数で基地局装置に狭帯域の接続要求を送信する。狭帯域の接続要求は、キャリアあたりの送信レベルが高いため基地局装置に検出されやすい。狭帯域の接続要求が基地局装置に検出されると、基地局装置は、その接続要求とともに受信された通信信号を送信した他の移動局装置に対して通信信号の送信レベルを低減させる。これにより、基地局装置における移動局装置間の信号(一括で受信レベルが調整される信号)の受信レベル差が小さくなるため、移動局装置が所定キャリア数で接続要求を再送信すると(キャリアあたりの送信レベルを元のレベルに戻すと)、この接続要求は基地局装置に検出される可能性が高くなる。このため、本発明によれば、マルチキャリア伝送方式を採用する基地局装置への移動局装置の接続成功率を向上させることができる。
また、本発明の一態様では、前記基地局装置は、前記検出手段により検出された接続要求の受信レベルと、該接続要求の送信に用いられたキャリア数と、に基づいて、前記移動局装置が前記所定キャリア数で送信する接続要求の受信レベルを予測し、該予測される接続要求の受信レベルに基づいて、前記他の移動局装置に指示する送信レベルの低減量を決定する低減量決定手段、をさらに含み、前記指示手段は、前記低減量決定手段により決定される低減量だけ、前記他の移動局装置に対して通信信号の送信レベルを低減するよう指示する。
この態様によれば、移動局装置から所定キャリア数で送信される接続要求の受信レベル(予測受信レベル)に基づいて、基地局装置が他の移動局装置に指示する送信レベルの低減量を決定するため、移動局装置の接続成功率を向上させることができる。
また、本発明の一態様では、前記低減量決定手段は、前記検出手段により検出された接続要求とともに受信された通信信号の受信レベルと、前記基地局装置の受信ダイナミックレンジと、さらに基づいて、前記他の移動局装置に指示する送信レベルの低減量を決定する。
たとえば、基地局装置は、移動局装置から所定キャリア数で送信される接続要求の受信レベル(予測受信レベル)のピーク値と、他の移動局装置から送信される通信信号の受信レベルのピーク値と、の差が基地局装置の受信ダイナミックレンジ以下となるよう、他の移動局装置に指示する送信レベルの低減量を決定してもよい。こうすれば、他の移動局装置に指示する送信レベルの低減量を抑えつつ、移動局装置の接続成功率をさらに向上させることができる。
また、本発明の一態様では、前記低減量決定手段は、前記検出手段により検出された接続要求の受信レベルにさらに基づいて、前記他の移動局装置に指示する送信レベルの低減量を決定する。
たとえば、基地局装置は、移動局装置から所定キャリア数で送信される接続要求の受信レベル(予測受信レベル)と、移動局装置から所定キャリア数より少ないキャリア数で送信される狭帯域の接続要求の受信レベルと、の差を、他の移動局装置に指示する送信レベルの低減量としてもよい。こうしても、移動局装置の接続成功率をさらに向上させることができる。
また、本発明の一態様では、前記移動局装置は、前記制御チャネルを介して前記基地局装置から送信される制御信号の受信レベルに基づいて、前記接続要求の送信レベルを制御する送信レベル制御手段、をさらに含み、前記検出推定手段は、前記制御信号の受信レベルが所定値以上であって、前記接続要求に対する前記基地局装置からの接続応答が受信されない場合に、前記接続要求が前記基地局装置に検出されなかったと推定する。
この態様によれば、移動局装置は、制御チャネルを介して所定キャリア数で送信した接続要求が基地局装置に検出されたか否かをより正確に推定することができる。
また、本発明の一態様では、前記指示手段は、前記移動局装置に対して前記所定キャリア数で接続要求を再送信するようさらに指示し、前記送信手段は、前記基地局装置からの再送信指示に従って、前記所定キャリア数で接続要求を再送信する。
この態様によれば、移動局装置は、基地局装置が他の移動局装置に対して通信信号の送信レベルを低減するよう指示した後に、所定キャリア数で接続要求を再送信することができる。
また、本発明の一態様では、前記所定キャリア数での送信は、マルチキャリア送信であり、前記所定キャリア数より少ないキャリア数での送信は、シングルキャリア送信である。
また、本発明の一態様では、前記基地局装置の受信ダイナミックレンジは、前記基地局装置が備えるA/Dコンバータのダイナミックレンジである。
また、本発明の一態様では、前記マルチキャリア伝送方式は、直交周波数分割多元接続方式である。
この態様によれば、直交周波数分割多元接続方式を採用する基地局装置への移動局装置の接続成功率を向上させることができる。
また、本発明に係る基地局装置は、マルチキャリア伝送方式を採用し、所定の帯域内に規定された複数のチャネルのいずれかを介して移動局装置と無線通信を行う基地局装置であって、前記帯域内に規定された制御チャネルを介して前記移動局装置から送信される接続要求を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された接続要求が所定キャリア数より少ないキャリア数で送信されたものである場合に、該接続要求とともに受信された通信信号を送信した他の移動局装置に対して通信信号の送信レベルを低減するよう指示する指示手段と、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る移動局装置は、マルチキャリア伝送方式を採用し、所定の帯域内に規定された複数のチャネルのいずれかを介して基地局装置と無線通信を行う移動局装置であって、前記帯域内に規定された制御チャネルを介して所定キャリア数で前記基地局装置に送信した接続要求が前記基地局装置に検出されたか否かを推定する検出推定手段と、前記接続要求が前記基地局装置に検出されなかったと推定される場合に、前記所定キャリア数より少ないキャリア数で前記基地局装置に接続要求を送信する送信手段と、を含み、前記送信手段は、前記所定キャリア数より少ないキャリア数で接続要求を送信した後に、前記所定キャリア数で接続要求を再送信する、ことを特徴とする。
また、本発明に係る接続要求検出方法は、マルチキャリア伝送方式を採用し、所定の帯域内に規定された複数のチャネルのいずれかを介して移動局装置と基地局装置とが無線通信を行う移動通信システムにおける接続要求検出方法であって、前記移動局装置が、前記帯域内に規定された制御チャネルを介して所定キャリア数で前記基地局装置に送信した接続要求が前記基地局装置に検出されたか否かを推定するステップと、前記接続要求が前記基地局装置に検出されなかったと推定される場合に、前記移動局装置が、前記所定キャリア数より少ないキャリア数で前記基地局装置に接続要求を送信するステップと、前記基地局装置が、前記制御チャネルを介して前記移動局装置から送信される接続要求を検出するステップと、前記検出された接続要求が前記所定キャリア数より少ないキャリア数で送信されたものである場合に、前記基地局装置が、該接続要求とともに受信された通信信号を送信した他の移動局装置に対して通信信号の送信レベルを低減するよう指示するステップと、前記移動局装置が、前記所定キャリア数より少ないキャリア数で接続要求を送信した後に、前記所定キャリア数で接続要求を再送信するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明の実施形態に係る移動通信システムの構成を示す図である。 本実施形態に係る移動通信システムにおけるチャネル構成を示す図である。 本実施形態に係る基地局の機能ブロック図である。 本実施形態に係る移動局の機能ブロック図である。 マルチキャリア送信された接続要求の受信レベルとADCのダイナミックレンジとの関係の一例を示す図である。 シングルキャリア送信された接続要求の受信レベルとADCのダイナミックレンジとの関係の一例を示す図である。 通信信号の送信レベルの低減に伴う、ADCのダイナミックレンジの相対的な低下を示す図である。 マルチキャリア送信された接続要求の受信レベルと相対的に低下したADCのダイナミックレンジとの関係の一例を示す図である。 本実施形態に係る接続要求の送信処理の一例を示すフロー図である。 移動局から受信される信号の受信レベルとADCのダイナミックレンジとの関係の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る移動通信システム10の構成を示す図である。図1に示すように、移動通信システム10は、基地局12と、複数の移動局14(ここでは移動局14−1,14−2のみを示す)とを含んで構成される。基地局12は、OFDMA方式およびTDMA/TDD(Time Division Multiple Access/Time Division Duplex:時分割多元接続/時分割複信)方式を採用しており、自局のセル16内に位置する複数の移動局14と多元接続を行うことができる。
図2は、移動通信システム10におけるチャネル構成を示す図である。図2に示すように、移動通信システム10では、TDMAフレーム(5ms)が上りサブフレーム(2.5ms)と下りサブフレーム(2.5ms)とに区分され、さらに各サブフレームがそれぞれ4つのタイムスロット(スロット1〜スロット4)に均等に区分されている。また、所定の無線周波数帯域(ここでは帯域幅を8.1MHzとする)に複数(ここでは9つとする)のOFDMAサブチャネルが規定されている。なお、基地局12と移動局14との通信に割り当てられるチャネルの最小単位(帯域幅900kHz、時間幅625μs)はPRU(Physical Resource Unit)と呼ばれ、8つのタイムスロットのいずれかと複数のサブチャネルのいずれかとに属する。
また、移動通信システム10では、ある特定のサブチャネル(ここではサブチャネル1)が制御チャネル(Control Channel:CCH)用として規定され、その他のサブチャネル(ここではサブチャネル2〜9)が通信チャネル(Traffic Channel:TCH)用として規定されている。
移動局14は、制御チャネルを介して所定数(複数)のサブキャリアで送信(マルチキャリア送信)した接続要求が基地局12に検出されなかったと推定される場合に、基地局12に接続要求を単一のサブキャリアで送信(シングルキャリア送信)する。シングルキャリア送信された接続要求は、サブキャリアあたりの送信レベルが高いため、マルチキャリア送信された接続要求に比べて基地局12に検出されやすい。
シングルキャリア送信された接続要求が基地局12に検出されると、基地局12は、その接続要求とともに受信された通信信号を送信した通信中の他の移動局14に対して通信信号の送信レベルを低減させる。これにより、基地局12における移動局14間の信号(一括で受信レベルが調整される信号)の受信レベル差が小さくなる。受信レベルとしては、たとえばRSSI(Received Signal Strength Indication:受信信号強度)が用いられる。
このため、移動局14が接続要求を再度マルチキャリア送信すると、サブキャリアあたりの送信レベルは元のレベルに戻るが、接続要求が基地局12に検出される可能性は前回マルチキャリア送信された接続要求のそれよりも高くなる。つまり、移動局14の基地局12への接続成功率が向上する。
続いて、上記処理を実現するために基地局12および移動局14が備える構成をより具体的に説明する。
図3は、基地局12の機能ブロック図である。図3に示すように、基地局12は、アンテナ100、受信部110、受信信号処理部120、制御部130、送信信号処理部140、および送信部150を含んで構成される。
アンテナ100は、無線信号を受信し、受信された無線信号を受信部110に出力する。また、アンテナ100は、送信部150から供給される無線信号を移動局14に対して送信する。
受信部110は、帯域通過フィルタ111、低雑音アンプ112、ミキサ113、帯域通過フィルタ115、可変利得アンプ114、ADC(A/Dコンバータ)116、および受信利得制御部117を含んで構成される。
帯域通過フィルタ111は、アンテナ100から入力される無線信号の受信帯域外の周波数成分を減衰させ、受信帯域内の周波数成分だけを通過させる通過帯域幅8.1MHzのフィルタである。低雑音アンプ112は、帯域通過フィルタ111を通過する無線信号を増幅し、ミキサ113に出力する。ミキサ113は、低雑音アンプ112から入力される無線信号をベースバンド信号にダウンコンバートし、そのベースバンド信号を可変利得アンプ114に出力する。
可変利得アンプ114は、受信利得制御部117から入力される利得制御信号に応じて利得を変化させるアンプであり、ミキサ113から入力されるベースバンド信号を増幅して帯域通過フィルタ115に出力する。すなわち、移動局14から受信される信号の受信レベルは、ADC116に入力される前に可変利得アンプ114により帯域全体(帯域幅8.1MHz)で一括調整される。
帯域通過フィルタ115は、可変利得アンプ114から入力されるベースバンド信号の不要な周波数成分(スプリアス)を減衰させ、所望の周波数成分だけを通過させる通過帯域幅8.1MHzのフィルタである。
ADC116は、帯域通過フィルタ115を通過するアナログのベースバンド信号をデジタル信号に変換し、そのデジタル信号を受信信号処理部120に出力する。
受信利得制御部117は、後述する受信信号処理部120で検出される受信レベル(各サブチャネルで受信される信号の受信レベル)に基づいて、可変利得アンプ114の利得を制御する、つまり自動利得制御を行う。具体的には、受信利得制御部117は、移動局14から受信される信号の受信レベルの最大値がADC116のダイナミックレンジ内に入るよう(ADC116のダイナミックレンジの上限値以下となるよう)可変利得アンプ114の利得を決定し、可変利得アンプ114の利得をここで決定された利得に設定するための利得制御信号を可変利得アンプ114に出力する。
受信信号処理部120は、たとえばDSP(Digital Signal Processor)で構成され、受信部110のADC116から入力されるデジタル信号に対して、ガードインターバルの除去、1次復調(FFT:Fast Fourier Transform)、通信チャネルの割当状況に基づく複素シンボル列の結合、2次復調(デジタル復調)、誤り訂正などを行い、各移動局14からの受信データを取得する。そして、受信信号処理部120は、取得された受信データを制御部130や図示しない上位層に出力する。
また、受信信号処理部120は、上記1次復調(FFT)により得られる複素シンボル列の各サブキャリア成分をサブチャネルごとに連結し、各サブチャネルで受信される信号の受信レベルを検出する。そして、受信信号処理部120は、検出された受信レベルを受信利得制御部117および制御部130に順次出力する。なお、受信信号処理部120で検出される受信レベルは、受信部110の可変利得アンプ114で調整された後の受信レベルである。
制御部130は、たとえばCPU(Central Processing Unit)およびCPUの動作を制御するプログラムで構成され、基地局12の各部を制御する。また、制御部130は、接続要求検出部131、送信レベル低減量決定部132、および指示部133を含み、移動局14から送信される接続要求の検出に係る処理を行う。
接続要求検出部131は、制御信号の受信タイミング(たとえば20フレームに1回の周期で到来するタイミング)に、受信信号処理部120で検出される受信レベル(各サブチャネルで受信される信号の受信レベル)に基づいて、制御チャネルを介して移動局14(ここでは移動局14−1とする)から送信される接続要求を検出する。そして、接続要求検出部131は、検出された接続要求が所定数のサブキャリアで送信(マルチキャリア送信)されたものであるか、単一のサブキャリアで送信(シングルキャリア送信)されたものであるかを判定する。なお、接続要求検出部131は、たとえば図5Aに示す接続要求A1のように、可変利得アンプ114で調整された後の受信レベルがADC116のダイナミックレンジの下限値未満である接続要求を検出することはできない。
接続要求検出部131で検出された接続要求がマルチキャリア送信されたものである場合、制御部130は、検出された接続要求を正規の接続要求であると判断し、その正規の接続要求を送信した移動局14−1に対して通信チャネルを指定した接続応答を返信するよう、送信信号処理部140および送信部150を制御する。
一方、図5Bに示す接続要求A2のように、接続要求検出部131で検出された接続要求がシングルキャリア送信されたものである場合、制御部130は、検出された接続要求を「受信利得の増加を求める弱電界エリアに位置する移動局14−1から送信された接続要求」であると判断する。この場合、制御部130は、接続要求の受信タイミングで可変利得アンプ114の受信利得が上がるよう、その接続要求と同じタイムスロットで受信された通信信号を送信した他の移動局14(ここでは移動局14−2とする)に対して通信信号の送信レベルを低減させる。具体的には、送信レベル低減量決定部132および指示部133が次のような処理を行う。
送信レベル低減量決定部132は、図5Bに示す接続要求A2のように、接続要求検出部131で検出された接続要求がシングルキャリア送信されたものである場合に、その接続要求の受信レベルと、その接続要求の送信に用いられたサブキャリア数(ここでは1つ)と、に基づいて、移動局14−1が所定数のサブキャリアでマルチキャリア送信する正規の接続要求の受信レベル(以下「予測受信レベル」という)を予測する(図5Bの予測接続要求A3’参照)。そして、送信レベル低減量決定部132は、この予測受信レベルに基づいて、移動局14−2に指示する送信レベルの低減量を決定する。
具体的には、送信レベル低減量決定部132は、予測受信レベルと、接続要求検出部131で検出された接続要求とともに受信された通信信号の受信レベルと、ADC116のダイナミックレンジと、に基づいて、移動局14−2に指示する送信レベルの低減量を決定してもよい。たとえば、図5Bに示すように、送信レベル低減量決定部132は、予測受信レベルのピーク値と(予測接続要求A3’参照)、移動局14−2から送信される通信信号の受信レベルのピーク値と(通信信号B1参照)、の差(ピーク差)がADC116のダイナミックレンジ以下となるよう、移動局14−2に指示する送信レベルの低減量ΔPを決定してもよい。
こうして決定された低減量ΔPだけ移動局14−2が通信信号の送信レベルを低減すると、図5Cに示すように、移動局14−2から送信される通信信号の基地局12における受信レベルが低下するため(通信信号B2参照)、受信利得制御部117が可変利得アンプ114の利得を増加させ、移動局14−1から送信される接続要求の受信レベルに対してADC116のダイナミックレンジが相対的に低下する。
この結果、図5Dに示すように、移動局14−1が基地局12に対して接続要求をマルチキャリア送信したとしも(接続要求A3参照)、可変利得アンプ114で調整された後の接続要求の受信レベルはADC116のダイナミックレンジ内に入る。このため、接続要求検出部131は、移動局14−1からの正規の接続要求を検出できるようになる。
また、送信レベル低減量決定部132は、予測受信レベルと、接続要求検出部131で検出された接続要求の受信レベルと、に基づいて、移動局14−2に指示する送信レベルの低減量を決定してもよい。たとえば、送信レベル低減量決定部132は、予測受信レベルのピーク値と、接続要求検出部131で検出された接続要求の受信レベルのピーク値と、の差を、移動局14−2に指示する送信レベルの低減量ΔPとしてもよい。こうすれば、移動局14−1が基地局12に対して接続要求をマルチキャリア送信したとしても、可変利得アンプ114で調整された後の接続要求の受信レベルはADC116のダイナミックレンジ内に入る。このため、接続要求検出部131は、移動局14−1から送信される正規の接続要求を検出できるようになる。
指示部133は、送信レベル低減量決定部132により決定される低減量だけ、移動局14−2に対して通信信号の送信レベルを低減するよう指示する。すなわち、指示部133は、送信レベル低減量決定部132により決定される低減量を指定した指示メッセージを生成し、その指示メッセージを移動局14−2に対して送信するよう送信信号処理部140および送信部150を制御する。なお、指示部133は、送信レベルの低減量に代えて、その低減量だけ送信レベルを低減させるために必要となるサブキャリアの増加数を指示メッセージに指定してもよい。
さらに、指示部133は、移動局14−1に対して所定数のサブキャリアで接続要求を再送信(接続要求を再度マルチキャリア送信)するよう指示する。すなわち、指示部133は、接続要求の再送信を指示する指示メッセージを生成し、その指示メッセージを移動局14−1に対して送信するよう送信信号処理部140および送信部150を制御する。
送信信号処理部140は、たとえばDSPで構成され、制御部130や図示しない上位層から入力されるデジタル信号に対して、誤り訂正符号化、1次変調(デジタル変調)、通信チャネルの割当状況に基づく複素シンボル列の分割、2次変調(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)、ガードインターバルの付加などを行い、得られたデジタル信号(OFDM信号)を送信部150に出力する。
送信部150は、DAC(D/Aコンバータ)151、帯域通過フィルタ152、アンプ153、ミキサ154、パワーアンプ155、および帯域通過フィルタ156を含んで構成される。
DAC151は、送信信号処理部140から入力されるデジタル信号をアナログのベースバンド信号に変換し、そのベースバンド信号を帯域通過フィルタ152に出力する。帯域通過フィルタ152は、DAC151から入力されるベースバンド信号の不要な周波数成分(スプリアス)を減衰させ、所望の周波数成分だけを通過させる通過帯域幅8.1MHzのフィルタである。
アンプ153は、帯域通過フィルタ152を通過するベースバンド信号を増幅し、ミキサ154に出力する。ミキサ154は、アンプ153から入力されるベースバンド信号を無線信号にアップコンバートし、その無線信号をパワーアンプ155に出力する。
パワーアンプ155は、ミキサ154から入力される無線信号を送信出力レベルまで増幅し、帯域通過フィルタ156に出力する。帯域通過フィルタ156は、パワーアンプ155から入力される無線信号の送信帯域外の周波数成分を減衰させ、送信帯域内の周波数成分だけを通過させる通過帯域幅8.1MHzのフィルタである。帯域通過フィルタ156を通過する無線信号は、アンテナ100に供給される。
図4は、移動局14の機能ブロック図である。図4に示すように、移動局14は、アンテナ200、受信部210、受信信号処理部220、制御部230、送信信号処理部240、および送信部250を含んで構成される。
アンテナ200は、無線信号を受信し、受信された無線信号を受信部210に出力する。また、アンテナ200は、送信部250から供給される無線信号を基地局12に対して送信する。
受信部210は、帯域通過フィルタ211、低雑音アンプ212、ミキサ213、帯域通過フィルタ215、アンプ214、およびADC216を含んで構成される。
帯域通過フィルタ211は、アンテナ200から入力される無線信号の受信帯域外の周波数成分を減衰させ、受信帯域内の周波数成分だけを通過させる通過帯域幅8.1MHzのフィルタである。低雑音アンプ212は、帯域通過フィルタ211を通過する無線信号を増幅し、ミキサ213に出力する。ミキサ213は、低雑音アンプ212から入力される無線信号をベースバンド信号にダウンコンバートし、そのベースバンド信号をアンプ214に出力する。
アンプ214は、ミキサ213から入力されるベースバンド信号を増幅して帯域通過フィルタ215に出力する。帯域通過フィルタ215は、アンプ214から入力されるベースバンド信号の不要な周波数成分(スプリアス)を減衰させ、所望の周波数成分だけを通過させる通過帯域幅8.1MHzのフィルタである。
ADC216は、帯域通過フィルタ215を通過するアナログのベースバンド信号をデジタル信号に変換し、そのデジタル信号を受信信号処理部220に出力する。
受信信号処理部220は、たとえばDSPで構成され、受信部210のADC216から入力されるデジタル信号に対して、ガードインターバルの除去、1次復調(FFT)、2次復調(デジタル復調)、誤り訂正などを行い、基地局12からの受信データを取得する。そして、受信信号処理部220は、取得された受信データを制御部230や図示しない上位層に出力する。
また、受信信号処理部220は、上記1次復調(FFT)により得られる複素シンボル列の各サブキャリア成分をサブチャネルごとに連結し、各サブチャネルで受信される信号の受信レベルを検出する。そして、受信信号処理部220は、検出された受信レベルを送信利得制御部257および制御部230に順次出力する。
制御部230は、たとえばCPUおよびCPUの動作を制御するプログラムで構成され、移動局14の各部を制御する。また、制御部230は、接続要求検出推定部231およびキャリア数制御部232を含み、基地局12に対する接続要求の送信に係る処理を行う。
接続要求検出推定部231は、制御チャネルを介して所定数のサブキャリアで基地局12に送信(マルチキャリア送信)した接続要求が基地局12に検出されたか否かを推定する。たとえば、接続要求検出推定部231は、接続要求に対する基地局12からの接続応答が受信されない場合に、接続要求が基地局12に検出されなかったと推定してもよい。
本実施形態では、送信部250が、制御チャネルを介して基地局12から送信される報知信号の受信レベルに基づいて、接続要求の送信レベルを制御する。このため、接続要求検出推定部231は、基地局12から送信される報知信号の受信レベルが所定値以上であって(つまり基地局12と移動局14との距離が比較的近いにもかかわらず)、接続要求に対する基地局12からの接続応答が受信されない場合に、その接続要求が基地局12に検出されなかったと推定してもよい。こうすれば、接続要求が基地局12の受信ダイナミックレンジから外れているために基地局12に検出されなかった場合をより正確に推定することができる。
キャリア数制御部232は、送信部250が接続要求の送信に用いるサブキャリアの数を制御する。具体的には、接続要求検出推定部231によりマルチキャリア送信された接続要求が基地局12に検出されなかったと推定される場合、キャリア数制御部232は、接続要求の送信に用いるサブキャリアの数を所定数から1つに減らす。こうすれば、サブキャリアあたりの送信レベルが上昇するため、基地局12に接続要求が検出されやすくなる。逆に、シングルキャリア送信された接続要求に対して基地局12から接続要求の再送信を指示する指示メッセージが受信された場合、キャリア数制御部232は、接続要求の送信に用いるサブキャリアの数を1つから所定数に戻す。
送信信号処理部240は、たとえばDSPで構成され、制御部230や図示しない上位層から入力されるデジタル信号に対して、誤り訂正符号化、1次変調(デジタル変調)、2次変調(IFFT)、ガードインターバルの付加などを行い、得られたデジタル信号(OFDM信号)を送信部250に出力する。
送信部250は、DAC(D/Aコンバータ)251、帯域通過フィルタ252、可変利得アンプ253、ミキサ254、パワーアンプ255、および帯域通過フィルタ256を含んで構成される。
DAC251は、送信信号処理部240から入力されるデジタル信号をアナログのベースバンド信号に変換し、そのベースバンド信号を帯域通過フィルタ252に出力する。帯域通過フィルタ252は、DAC251から入力されるベースバンド信号の不要な周波数成分(スプリアス)を減衰させ、所望の周波数成分だけを通過させる通過帯域幅8.1MHzのフィルタである。
可変利得アンプ253は、送信利得制御部257から入力される利得制御信号に応じて利得を変化させるアンプであり、帯域通過フィルタ252を通過するベースバンド信号を増幅しミキサ254に出力する。ミキサ254は、可変利得アンプ253から入力されるベースバンド信号を無線信号にアップコンバートし、その無線信号をパワーアンプ255に出力する。
パワーアンプ255は、ミキサ254から入力される無線信号を送信出力レベルまで増幅し、帯域通過フィルタ256に出力する。帯域通過フィルタ256は、パワーアンプ255から入力される無線信号の送信帯域外の周波数成分を減衰させ、送信帯域内の周波数成分だけを通過させる通過帯域幅8.1MHzのフィルタである。帯域通過フィルタ256を通過する無線信号は、アンテナ200に供給される。
送信利得制御部257は、受信信号処理部220で検出される受信レベル(各サブチャネルで受信される信号の受信レベル)に基づいて、可変利得アンプ253の利得を制御する。具体的には、送信利得制御部257は、制御チャネルを介して基地局12から送信される報知信号の受信レベルに基づいて、可変利得アンプ253の利得を決定し、可変利得アンプ253の利得をここで決定された利得に設定するための利得制御信号を可変利得アンプ253に出力する。これにより、接続要求の送信レベルは、報知信号の受信レベルに基づいて制御されるようになる。
次に、移動局14の動作を説明する。図6は、移動局14における接続要求の送信処理の一例を示すフロー図である。
図6に示すように、移動局14は、制御チャネルを介して基地局12から送信される報知信号を定期的に受信している(S300)。基地局12との通信を開始する場合、移動局14は、制御チャネルを介して正規の接続要求を基地局12にマルチキャリア送信する(S302)。
その後、移動局14は、マルチキャリア送信した接続要求が基地局12に検出されたか否かを推定する(S304)。たとえば、移動局14は、S300で受信された報知信号の受信レベルが所定値以上であって、S302でマルチキャリア送信した接続要求に対する基地局12からの接続応答が受信されない場合に、その接続要求が基地局12に検出されなかったと推定する。
ここで、接続要求が基地局12に検出されなかったと推定される場合(S304:N)、移動局14は、サブキャリアあたりの送信レベルを上昇させるため、基地局12に対して接続要求をシングルキャリア送信する(S306)。その後、シングルキャリア送信した接続要求に対する基地局12から接続要求の再送信を指示する指示メッセージが受信されると(S308:Y)、移動局14は、基地局12に対して正規の接続要求を再度マルチキャリア送信する(S310)。この指示メッセージは、他の移動局14に通信信号の送信レベルの低減させることにより、基地局12の受信利得が上昇した(基地局12の受信ダイナミックレンジが相対的に低下した)ことを意味している。これにより、移動局14から送信される正規の接続要求が基地局12に検出される可能性が高くなる。
一方、S304において接続要求が基地局12に検出されたと推定される場合(S304:Y)、またはS308において基地局12から接続要求の再送信を指示する指示メッセージが受信されなかった場合(S308:N)、接続要求のさらなる送信を行うことなく本処理を終了する。
以上説明した移動通信システム10によれば、OFDMA方式を採用する基地局12への移動局14の接続成功率を向上させることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、次のような変形例も考えられる。
たとえば、上記実施形態では、所定数のサブキャリアで送信(マルチキャリア送信)された正規の接続要求が基地局12に検出されなかったと推定される場合に、接続要求を単一のサブキャリアで送信(シングルキャリア送信)する例を示したが、シングルキャリア送信の代わりに、所定数よりもサブキャリア数で接続要求をマルチキャリア送信してもよい。
また、上記実施形態では、基地局の受信ダイナミックレンジがA/Dコンバータのダイナミックレンジと等しい例を示したが、基地局の受信ダイナミックレンジはその受信系を構成する回路要素(A/Dコンバータを含む)の全部または一部によって決定されてもよい。
さらに、本発明は、OFDMA方式およびTDMA/TDD方式を採用する移動通信システムだけでなく、マルチキャリア伝送方式を採用する移動通信システムに広く適用可能である。
10 移動通信システム、12 基地局、14 移動局、16 セル、100,200 アンテナ、110,210 受信部、111,115,152,156,211,215,252,256 帯域通過フィルタ、112,212 低雑音アンプ、113,154,213,254 ミキサ、114,253 可変利得アンプ、116,216 ADC(A/Dコンバータ)、117 受信利得制御部、120,220 受信信号処理部、130,230 制御部、131 接続要求検出部、132 送信レベル低減量決定部、133 指示部、140,240 送信信号処理部、150,250 送信部、151,251 DAC(D/Aコンバータ)、153,214 アンプ、155,255 パワーアンプ、231 接続要求検出推定部、232 キャリア数制御部、257 送信利得制御部。

Claims (12)

  1. マルチキャリア伝送方式を採用し、所定の帯域内に規定された複数のチャネルのいずれかを介して移動局装置と基地局装置とが無線通信を行う移動通信システムであって、
    前記移動局装置は、
    前記帯域内に規定された制御チャネルを介して所定キャリア数で前記基地局装置に送信した接続要求が前記基地局装置に検出されたか否かを推定する検出推定手段と、
    前記接続要求が前記基地局装置に検出されなかったと推定される場合に、前記所定キャリア数より少ないキャリア数で前記基地局装置に接続要求を送信する送信手段と、
    を含み、
    前記基地局装置は、
    前記制御チャネルを介して前記移動局装置から送信される接続要求を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された接続要求が前記所定キャリア数より少ないキャリア数で送信されたものである場合に、該接続要求とともに受信された通信信号を送信した他の移動局装置に対して通信信号の送信レベルを低減するよう指示する指示手段と、
    を含み、
    前記送信手段は、前記所定キャリア数より少ないキャリア数で接続要求を送信した後に、前記所定キャリア数で接続要求を再送信する、
    ことを特徴とする移動通信システム。
  2. 請求項1に記載の移動通信システムにおいて、
    前記基地局装置は、
    前記検出手段により検出された接続要求の受信レベルと、該接続要求の送信に用いられたキャリア数と、に基づいて、前記移動局装置が前記所定キャリア数で送信する接続要求の受信レベルを予測し、該予測される接続要求の受信レベルに基づいて、前記他の移動局装置に指示する送信レベルの低減量を決定する低減量決定手段、
    をさらに含み、
    前記指示手段は、前記低減量決定手段により決定される低減量だけ、前記他の移動局装置に対して通信信号の送信レベルを低減するよう指示する、
    ことを特徴とする移動通信システム。
  3. 請求項2に記載の移動通信システムにおいて、
    前記低減量決定手段は、前記検出手段により検出された接続要求とともに受信された通信信号の受信レベルと、前記基地局装置の受信ダイナミックレンジと、さらに基づいて、前記他の移動局装置に指示する送信レベルの低減量を決定する、
    ことを特徴とする移動通信システム。
  4. 請求項2に記載の移動通信システムにおいて、
    前記低減量決定手段は、前記検出手段により検出された接続要求の受信レベルにさらに基づいて、前記他の移動局装置に指示する送信レベルの低減量を決定する、
    ことを特徴とする移動通信システム。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の移動通信システムにおいて、
    前記移動局装置は、
    前記制御チャネルを介して前記基地局装置から送信される制御信号の受信レベルに基づいて、前記接続要求の送信レベルを制御する送信レベル制御手段、
    をさらに含み、
    前記検出推定手段は、前記制御信号の受信レベルが所定値以上であって、前記接続要求に対する前記基地局装置からの接続応答が受信されない場合に、前記接続要求が前記基地局装置に検出されなかったと推定する、
    ことを特徴とする移動通信システム。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の移動通信システムにおいて、
    前記指示手段は、前記移動局装置に対して前記所定キャリア数で接続要求を再送信するようさらに指示し、
    前記送信手段は、前記基地局装置からの再送信指示に従って、前記所定キャリア数で接続要求を再送信する、
    ことを特徴とする移動通信システム。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の移動通信システムにおいて、
    前記所定キャリア数での送信は、マルチキャリア送信であり、
    前記所定キャリア数より少ないキャリア数での送信は、シングルキャリア送信である、
    ことを特徴とする移動通信システム。
  8. 請求項3に記載の移動通信システムにおいて、
    前記基地局装置の受信ダイナミックレンジは、前記基地局装置が備えるA/Dコンバータのダイナミックレンジである、
    ことを特徴とする移動通信システム。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の移動通信システムにおいて、
    前記マルチキャリア伝送方式は、直交周波数分割多元接続方式である、
    ことを特徴とする移動通信システム。
  10. マルチキャリア伝送方式を採用し、所定の帯域内に規定された複数のチャネルのいずれかを介して移動局装置と無線通信を行う基地局装置であって、
    前記帯域内に規定された制御チャネルを介して前記移動局装置から送信される接続要求を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された接続要求が所定キャリア数より少ないキャリア数で送信されたものである場合に、該接続要求とともに受信された通信信号を送信した他の移動局装置に対して通信信号の送信レベルを低減するよう指示する指示手段と、
    を含むことを特徴とする基地局装置。
  11. マルチキャリア伝送方式を採用し、所定の帯域内に規定された複数のチャネルのいずれかを介して基地局装置と無線通信を行う移動局装置であって、
    前記帯域内に規定された制御チャネルを介して所定キャリア数で前記基地局装置に送信した接続要求が前記基地局装置に検出されたか否かを推定する検出推定手段と、
    前記接続要求が前記基地局装置に検出されなかったと推定される場合に、前記所定キャリア数より少ないキャリア数で前記基地局装置に接続要求を送信する送信手段と、
    を含み、
    前記送信手段は、前記所定キャリア数より少ないキャリア数で接続要求を送信した後に、前記所定キャリア数で接続要求を再送信する、
    ことを特徴とする移動局装置。
  12. マルチキャリア伝送方式を採用し、所定の帯域内に規定された複数のチャネルのいずれかを介して移動局装置と基地局装置とが無線通信を行う移動通信システムにおける接続要求検出方法であって、
    前記移動局装置が、前記帯域内に規定された制御チャネルを介して所定キャリア数で前記基地局装置に送信した接続要求が前記基地局装置に検出されたか否かを推定するステップと、
    前記接続要求が前記基地局装置に検出されなかったと推定される場合に、前記移動局装置が、前記所定キャリア数より少ないキャリア数で前記基地局装置に接続要求を送信するステップと、
    前記基地局装置が、前記制御チャネルを介して前記移動局装置から送信される接続要求を検出するステップと、
    前記検出された接続要求が前記所定キャリア数より少ないキャリア数で送信されたものである場合に、前記基地局装置が、該接続要求とともに受信された通信信号を送信した他の移動局装置に対して通信信号の送信レベルを低減するよう指示するステップと、
    前記移動局装置が、前記所定キャリア数より少ないキャリア数で接続要求を送信した後に、前記所定キャリア数で接続要求を再送信するステップと、
    を含むことを特徴とする接続要求検出方法。
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